廃材天国HP

2010年06月30日

梅干し濁った、、、

30㌔の梅干し。
二つの樽に分けて漬けてある。
片方は問題ないけど、片方の梅酢が濁ってきてる、、、。
これはマズイ。

今のうちに対処すれば大丈夫。
①梅を取り出して干す。
②梅酢を沸かす。
③梅を焼酎で殺菌して、冷ました梅酢に戻す。

書いたらこんだけやけど、これが中々の手間。
もう梅は漬かって、ふにゃふにゃなので潰さないようにそーっと扱わんといけない。
カゴに取り出す作業は野遊が手伝ってくれて、助かった。
梅は半日干して、あっこちゃんが一個づつ焼酎をスプレーしてまた樽に戻していく。
全部終えたら沸かして冷めた梅酢を戻して完了。

容器か、重石か、梅自体か?
何が原因かは分からないけど、大体ウチなんかは何でもラフにやってるからねー。
当たり前やけど殺菌とかは絶対にしないし。
まあ、後で大変な手間を強いられるよりは来年からはもうちっと丁寧にやるべきやね。

午後、静子さんが来てたくさんのシソを頂いた。
まだウチのシソはどんどん取れるほど大きくないので、ありがたい。
早速干して、醤油漬けに。
大葉をタッパーにぎゅうづめにして、ヒタヒタに醤油を入れるだけ。
一日も置くとご飯のお供に最高。
夏の風味として上品なんよねー。




梅酢が濁ってる、、、。


一個づつ焼酎でスプレーする。


シソ。
何を干すにもこのコンテナは重宝してる。
ユリの球根が入ってくる箱で、ユリ農家の人から何ぼでも頂けるんやからねー。


  
タグ :梅干し

Posted by 陣 at 08:05Comments(1)手作り、無添加

2010年06月29日

建具

ジャンボタニシに食べられた部分の補植したのもむなしく、先日の大雨でまたかじられてる株が目に付く。
昨日の午前中、再度植えなおす。
このあたりでは補植の事を「ハザ植え」というんやけど、方言やろか?
今回はノブくん、源、僕の3人で。
前回やってるんで、今回はほんの少し。
やっぱり、田んぼの低い部分、水の深くなる部分が食べられる。
一回冬にこういうのを土木作業して直したらええな。

よく育ってる苗はもう滑着してイイ感じに色も濃くなってきてる。
田んぼで育てたガッシリした苗を一本植えした部分と、機械植え用の箱苗のヒョロヒョロの部分の差がどうなるんかも楽しみ。

その後、さつま芋が草に覆われつつあったんで、みんなで草取り。
ツルもイイ感じに伸びて来てて、所々ツルの先端部分を切って植えつける。
このやり方は買うツルが少なくて、たくさん植えられてお得。
もっとも100本もツル買ってるんでかなりの面積になってるけどね。



ツル

買ってきたツルと同じように植えるだけ

その草取りの時にスベリヒユがちょこちょこあった。
もちろん一般的には雑草で、夏にジャンジャン増えるんで、農家からは敵視されてる。
これが茹でて、味噌和えなんかにすると美味しい。

スベリヒユ

午後は二階の展示場の入り口作りにとりかかった。
階段も数年後にやっと出来たぐらいで、入り口は常にオープン状態やった。
まあ、廃材天国そのものにも鍵がないぐらいやからねー。
車の鍵なんかしたことないし。


ここは当初はオリジナルのかっちょええ戸を作ろうと思ってた。
が、何年もほったらかしにしてるうちにモチベーションは下がるのが当たり前。
今回、ノブくんの蚊帳が子猫の遊び場になって破れつつあるから戸をつけないといけないという所から作業が始まった。
ので、早く終わらせたい気持ちが強くて、室内用のガラスの建具が目に付いた。
でも、これから来る夏にガラスを締め切って寝るのは暑そうなんで、ガラスを砕いて網戸にした。
ガラスの建具は何枚もあるんで、冬になったらガラス入りのと取り替えればええ。

ガンタッカーで網を張る

とにかく買わずに自作する以上、あまりこだわり過ぎて作業が難航するのは考えもの。
いつもどおり、廃材天国の庭の廃材置き場を歩いて、「コレ!」という材料をみつくろう。
二階の入り口は大きめに開けてあったんで、和式の建具には大きすぎる。
ので、角材に電気カンナをあてたので塞ぐ。
ノブくんは木工所で働いてた経験があるけど、大型の機械が多かったらしく、丸鋸やカンナは始めて。

後はホームセンターで戸車とレールを買う。
元々敷居の上を滑るための戸車がついてるんで、金属のレールの上を走る戸車に付け替える。



こういう戸車なんか100円ちょっとやからね。

レールの上に戸が走るようになれば上の鴨居部分を作る。
これも丁度いい厚みの廃材をみつけ、数枚組み合わせることで鴨居がわりになる。
結局、材料選びや工法の思案も含めて3時間もあれば美しく完成できた。

即席の鴨居

今回はノブくんの蚊帳を子猫が遊んで破るというのを防ぐという目的が一番強い意味での、入り口の戸作りやっんで、これで十分。


夕食後は始めて、カントリーやブルース好きのノブくんの演奏会。
野遊のミニギターを使っての演奏はなかなか上手い。
にこちゃんは音楽が始まればとにかくノリノリ。
野遊も早速、色々教えてもらってた。
ノブくんのスタイルはコードとか使わないし、指だけで弾くマニアックなもの。
親が楽器を触らないんで、こういう音楽好きの居候は助かるね。

ライブとかじゃなく、普通の日の夜に盛り上がるものいいね  

Posted by 陣 at 10:04Comments(0)廃材ハウス

2010年06月28日

夏の贅沢

ノブくんが隅々まで草刈りしてくれて、廃材天国は超広くなった。
やっぱり、居候は助かるねー。

菜園も調子よく、夏野菜はいい感じ。
昨日、キュウリの初収穫!
ここはまだ寒い3月、椎茸のホダ木のボロボロになったんとか、牡蠣殻、完熟堆肥などを混ぜて、2ヶ月もほっといた畑。
夏野菜の苗は買ったもんも多いけど、自然発芽のものも色々あって楽しい。
まだこの春からの不耕起なんで、これからが楽しみ。


これから毎日のように採れるキュウリ。


自然発芽のツルムラサキ、子どもたちには人気ないけど僕は好き。


バジルもかなりホコッてきた。


ナスは「千両二号」「三豊ナス」(米ナス)「白ナス」と植えてる。


トマトは特に調子いい、めっちゃ成ってる。


長雨の前まではいい感じだったズッキーニ。
ちょっと、弱ったかな。


オクラ


K本さんに頂いたアシタバ。
今日採って、明日またすぐに採れるから明日葉。
この辺りでもそう採れるんやろか?


自然発芽のゴーヤ&カボチャ。
カボチャは色んな所で自然発芽してる。
去年の美味しかったバターナッツの種を取っといて蒔いたのもあるし。


ピーマン系も色々植えてる。
カラーピーマン、伏見甘長唐辛子なんかも楽しみ。


シソは自然発芽したのを移植して並べてる。
そろそろ、大葉の醤油漬けが朝ごはんに食べられるなー。


久しぶりのたこ焼き。
地物の手長蛸で。
自家製みかんペーストに醤油を混ぜた簡単ソースを最近よく使う。

この季節は昼間に作業で汗を流し、夕方はビールを片手に菜園の世話というのがお約束。
この贅沢を味わう為に廃材天国をやっとる。
ましてや、汗まみれでたこ焼き焼いて呑むビールは応えられんねーーー。

サッカーがどうなろうと、参院選がどうなろうと、景気がどうなろうと、僕がしたいからやっとるし、やればやる程楽しくなる。
他人が僕を忙しくさせる事は出来ないし、僕は自分で決めた「したい事」しか出来ない。
こないだのジュンちゃんが言うてた「遍路に来たのは今世の自分の役割、天職を見つける為なんです。」と。
もちろん、そういうきっかけで動き始める事は悪くない。
でも、いっつも言うてるけど頭で悶々と考え始めたらダメダメよん。
天職なり、役割、仕事って「何にしよっかなー?」とか考えるモンとちゃう。
今、自分のしたい事。
目の前の事。
そこに全精力を注ぐ。
その連続。
その継続で流れが出来てくるもん。
僕やあっこちゃんも2、3年前と今では随分やってること変わってきたし。
おそらく今後もどんどん変わっていく。
そういうもん。
廃材の家は直感と即興で作ってきた。
人生も直感と即興で演じた方がスムーズ。

ここが、自分が、どう変化していくかがまた楽しみでしかたがないね。
僕の天職は自画自賛やきんねーーー!!!
  
タグ :夏野菜天職

2010年06月27日

お遍路

3日間居たジュンちゃんが旅立った。
あっこちゃんは女性居候の到来に大喜び。
ミシンに洗濯や洗い物と大活躍。
気功もアメリカで勉強してて、あっこちゃんは施術してもらったりもした。

お遍路中なので、雨でもゴアテックスの合羽着て歩き始めた。
丁度、みたから市の出店の会場にも寄ってくれて、78番郷照寺を目指す。
88番の大窪寺まで行ったら、「実りの楽園四季」にも行きたいと。
四季はちゃんとしたお遍路さん向けの宿として、低料金でやってるからね。


ちゃんと、笠に雨よけのビニールのカバーもある!

歩き遍路ご用達の善根宿リストに廃材天国が載ってから、それを見て連絡があって来たお遍路さんはジュンちゃんが二人目。
一人目のお遍路さんはちょろっと見学だけしただけやったんで、数日滞在して、手伝ったりしながらウチの生活から学ぼうという姿勢で来たジュンちゃんは初という事になるね。
そのリストを見て来た訳じゃないお遍路さんも居るんで、だんだん玄関の所に「お札」がたまってきた。
お遍路さんを泊めて、そのお札をもらうとお遍路を周るのと同じ御利益があるそうな。
まあ、でも4月から周ってるジュンちゃんにしろ、冬に居たケンシくんにしても、自分の足で毎日歩いてお遍路をまわるってのは凄いよね。
お遍路をまわるという目的から、出会いだったり、新たな人生のきっかけをもらうのが目的になる人が増えるのが頷ける。
そういう意味でも、バスなんかでまわるのはもったいないよね。

今んところ僕はまわる予定はないけど、どんどん四国に押し寄せてくるエネルギーを受け止める意味でも、ウチの薪の生活なり、オルタナティブライフを目指す人限定での受け入れは続けよう。

仕事を辞めてとか、自分探しの旅としての四国遍路は現実逃避じゃない、建設的なドロップアウトだ!
来るなら本気で来い!!!



  
タグ :お遍路

Posted by 陣 at 09:58Comments(0)来訪者

2010年06月26日

苗の捕植

昨日はノブくん、ジュンちゃんと、親父、源、野遊、土歩くん、僕、で田んぼの苗の捕植。
普通は一通り田んぼを歩きながら植え忘れてる所や苗が浮いてる所をチェックして植えなおす作業。
機械植えでもこの作業はみんなやってる。
結構機械の場合、数m飛んでたりしてね。

手植えの場合はそれはない。
でも、ウチの場合はジャンボタニシの食害がある。
タニシが稲を食べるのは深水にした場合。
田植え直後に深水にするのは除草剤を使わない場合には常識。
除草剤を使う場合でも土が見えるようでは薬が効かないから、水は切らせない。
でも、雑草はどうせタニシが食べてくれるし、何より苗を食べられない為には水を少なくして苗が水没気味にならないようにしてないといけない。
ばら撒きで育てた「田んぼ苗」はガッシリとして大きいんでまず食べられる心配はない。
今年は最初にスズメにやられて苗が不足したんで、近所の機械植えの苗の余ったのをもらって植えてる部分がある。
その小さな苗が心配。

実際に田んぼを歩いていくと、かじられて無くなってる苗が既にある。
そういう部分に新しい苗を植える。
人数が多かったんで、午前中一杯の作業で、全部を網羅できた。
苗の植わった田んぼをゆっくりと歩くのは気持ちがいい。

不耕起自然農の部分には毎日水を入れて、陸の草の淘汰を促してる。
そろそろ、黄色くなり始めてきてる。
ここの苗は黒米や赤米のしっかりした苗なので、目一杯水を入れる。
実はここが一番楽しみやーーー。

今日は月一の丸亀は通町商店街の「みたから市」に出店。
今もジュンちゃんとノブくんが朝の準備を手伝ってくれてる。
ジュンちゃんは今日からまた歩き遍路に戻る。
「今までの価値感が覆されました。目からウロコの連続でした!」と超喜んでくれた。


結構面積が広いんで、大人数で助かったー。


鮮やかなピンクの卵が独特のジャンボタニシ。
もう田んぼじゅうにウヨウヨいる。
これからまだまだ増えるね。


土歩くんは「もうやめたくなった~。」とすぐに田んぼを出たけど、野遊は大人と同じく昼までずっと植え続けた。
こういうのは年齢の差が出るね。


不耕起自然農の田んぼ。
大きな陸の草はもう枯れつつある。
最初は何処に苗があるん?という感じがちょっと苗が目だってきたね。
  

2010年06月25日

ビン求む

梅酒や、梅味醂、梅ブランデー、とあの赤い蓋の広口ビンをたくさん使った。
ラッキョウのはギリギリであるので間に合った。

これからビワエキスを作るのにもいくつか必要。
高松の中古厨房機器の店テンポスに電話すると、二つあると。
たまたまあっこちゃんが松見歯科のマクロビオティックの勉強に出かけてたんで、帰りに寄ってもらう。
でも、もう少し欲しいなー。
結構、解体現場なんかで出るんよなー。
納屋なんかに眠ってるのがあったら誰か一報下さい!

ジュンちゃんのミシンに感化されて、早速野遊はミシンをやりたがって、教わってた。
とにかく、すぐに覚える。
面白くてしょうがないんやろね。
デニムのズボンで「母ちゃんにあげるんや。」とジュンちゃんに教わりながらバックを作った。
もちろん、難しい所はやってもらって。
こうやって、ほとんど手伝ってもらっても、自分でやったという経験は自信に繋がるからね。

今日は田んぼの見回り&補植と言って、苗が無かったり悪かったりする部分に補って植える。
素人で田んぼで育てた苗を取って植えてるんで、ヒエや雑草を植えてる箇所も結構あるし(笑)。


新ショウガが出始めてるんで、紅ショウガを作った。
自家製の梅干しの梅酢が大量にあるからね。
ショウガをスライスして、梅酢に漬けるだけ。
さすがにこれは冷蔵庫保存せんといかんね。
これからの夏には梅干しとこれを刻んで、切り昆布と混ぜる「梅昆布」が夏バテ防止に最高。


市販の「ラッキョウ酢」は絶対に使いたくないものの一つ。
何しろ、超たくさん砂糖が入って、あの甘ーい市販のラッキョウの味になってしまう。
純米の黒酢と塩、唐辛子、これだけで漬ける。
これは新鮮な「おおっ!」という感動。


もう、野遊なら足踏みミシンに足が届くんやね。
土歩くんもこうして見よう見まねでまた覚えるんやろねー。


ナスが始めて収穫出来たんで、ノブくんに秋田の郷土料理「キザミ」を作ってもらった。
青いトマト、ナス、シソ、ミョウガ、をみじん切りにして味噌で和える。
本当はキュウリも入るらしいけど、まだ収穫する程の大きさにはなってなかった。
これはご飯のお供としては最高やね。


完成品




  

Posted by 陣 at 08:02Comments(0)手作り、無添加

2010年06月24日

居候入れ替わり

昨日の午前中で、屋久島のケンちゃん、奈央ちゃんは次の徳島に向けて旅立った。
2m4cmのマックとしょうたくんは目的地が同じ関西。
二人ともヒッチハイク希望だったんで、またまた僕のオススメ「高速ヒッチハイク」の高瀬PAまで送っていく。

みんなを見送る前の朝ごはんを食べてる時、女性のお遍路さんから電話。
鳴門の「不二一元アシュラム」のしょうちゃんが作ってる「歩き遍路用の善根宿リスト」を見て電話してきたそう。
しょうちゃんに出会って色々話をして、廃材天国もこのリストに載ってる。
鳴門の「ナマステゲストハウス」や88番大窪寺の近くの「実りの楽園四季」なんかはちゃんと一泊2000円とかで宿として載ってる。
ウチは廃材で家を作ったり自給自足の生活に興味があって、それを手伝ってくれる人なら泊まってもいいという書き方で載ってる。
で、このジュンちゃんはそれにそそられて電話して来た。

ケンシくんが旅立つ時にリュウくんが来たみたいに、今回も入れ替わり。
今は安部ノブくんとジュンちゃんの二人が居候してる。
二人とも30代で僕より少し若い世代。

秋田のノブくんは東京のおじさんの所の木工の工場で年に3ヶ月ぐらいだけ働いてる。
奥さんと娘さんが岡山の実家に居て、たまに岡山にも来てたそう。
今回はセルフビルドに関心があって来てる。
実はノブくんは20代のころ、大鹿村のアキさんの所に居候したこともあったり、ナナオさんに会った事もあるそう。
「部族」との出会いからウチに来るのも自然な流れで来たのかもね。
以前のテレビ出演の銭金の放送を見てて、最近ネットで連絡先を知って電話してきた。

ジュンちゃんはアメリカの貿易会社に勤めてたのを辞めて、お母さんをガンで亡くしたり、今は歩き遍路で自分探し中だそう。
今でも、その業界からは引く手アマタで、そういう声はありがたいという気持ちと戻りたくないという気持ちで揺れてる。
ウチのような生活は憧れるという事で、来てる。

早速、ノブくんは草刈機。
ジュンちゃんは洋裁学校の経験があって、得意のミシンで子どもたちのズボンの破れたのを直してくれたり、ラッキョウの仕込み。

それと昨日は以前ここにも書いた、執筆依頼のあった環境系の雑誌「ビオシティ」がいよいよ完成して送られてきた。
僕の文以外のがこれまた興味深いコアな内容が目白押し。
興味のある人は「ビオシティ 2010 no.45」出版社もビオシティで本屋に注文してね。


土歩くんは集合写真に気分が乗らんかった。


足踏みはほんのちょっとしかやったことないと言いながらスイスイこなしてた。


ラッキョウの皮むき。


ビオシティ。


  

2010年06月23日

意外な不耕起植え

おとといの続きで手植えの田植え。
昨日は屋久島の二人も加わり、益々大人数に。

昨日も書いたけど、伝統的な定規を使った植え方しかしたことない僕たちにとって糸川さんの定規なしのフリー田植えは新鮮なアイデアに聞こえた。
なので、二枚目の田んぼが終わって、3枚目の最後の田んぼは「糸川式前進フリー植え」にした。
最初はコンクリートの真っ直ぐな畦に合わせて植えるんで、そこそこズレないように植えられる。
でもだんだん田んぼの中の方になってくると、歪む歪む。
定規でキレイに植える理由の一つに「田車」という草取り用の木製の道具を押すという事がある。
でも、ウチは「ジャンボタニシ除草」なので田車は使わない。
なら、歪んでもええやん。
特にみんな素人ばっかしで植えてるんで、歪み放題。

でも、やってびっくりの発見がいくつもあった。
まず、定規を回転させるというアクションがなくなった事で楽になった。
今まではバックしてたのが前進になって、多少身体の違う部分を使うようになって楽になった。
やれ、歪んだとか、間隔が広くなった狭くなったとか、遠くに目標を置いて植えると歪まないとか、色々な気づきが生まれる。

手植えの最大のポイントは苗を少なくして(一本植え)間隔を広く(30cm)とることにある。
こうすることで健康でがっしりとした稲になり、無農薬でも病気や害虫にやられない。
でも、慣れてないし、自分の目の前しか見てないとすぐに間隔が色々になってしまう。
常に全体を意識しながら目の前の作業をすることが大事。

最大の気づきは定規植えのルーティーン的な「労働」という感覚から、フリー植えの「即興」になったこと。
この決められたことをこなすという感覚と、自由に即興で作業する違いはとてつもなく大きい。
これは僕の廃材建築の根幹とも通じるところがある。

昼までに毎年植えてるヒノヒカリの田んぼにメドがついてきた。
今年は黒米と赤米も苗を準備してる。
おとといの夕方、糸川さんのアイデアで苗代の雑草を取って、半不耕起というやりかた。
まず、黒米を糸川さんがフリー植えの見本を見せてくれた。
後はみんなで植えたら、予想外に苗がたくさんあって余った。
ので、苗代の隣の草茫々の部分に植えることにした。
これは完全に不耕起自然農の川口式の田植え。
まず、草が大き過ぎるのを草刈り機で刈り飛ばし、そこに、同じようなフリー式で植えてみた。
植えた後には水を張って、今生えてる陸の草の淘汰を促す。

いやー。
今年は定規からフリー植えと、久々の不耕起自然農と、盛りだくさんな内容になった。
大勢来てくれて、2日で完全に美しく終わったし。
夕方はこれまたみんなで協力して晩の宴会の準備。
労働の後のお酒は最高。


苗代の草をとって、黒米を植える準備。


糸川式前向きフリー植え。


カブトエビを必死に取る人たち。


お昼は香川県産さぬきの夢2000のさぬきうどん。


黒米のフリー植え。


しっかりした「田んぼ苗」これを一本づつ植える。


不耕起自然農。


よく見ないとどこに植えてるか分からない。


一番手前は半不耕起の黒米、草まみれのが不耕起自然農、その向こうがヒノヒカリ。
水を張った田んぼは美しい!  
タグ :不耕起

2010年06月22日

田植えスタート

僕、マック、弟の源、妹の雅、京都からカフェ「おいしい」の糸川さん、みかおちゃん、親父、野あそび、土歩くんでスタート。
苗代からの苗取りは前日に親父がやってくれてた。

10時過ぎに兵庫からしょうたくん、お昼には秋田から安部くん、ゆかりちゃん、あっこちゃんも加わって、総勢11人。
子どもたちはすぐに飽きてそうは長続きしないかた数には入らない。

この定規を使ったやり方は香川の伝統的なスタイル。
京都の糸川さんやみかおちゃんはかえって、定規を手前に回転させたり、みんなとペースを合わせるのが疲れると言う。
確かに、奥に手を伸ばして定規を「よっこいしょ」と持ち上げるのは疲れてくると腰にキツイ。
腰もさることながらお尻から太ももの裏にかけてが一番クル。
アララトさん曰く、田植えは滝業に匹敵するとかいう話も頷ける。

さすがにこんだけの人数で定規を横一列に並べて一斉にパタンパタンをやると超早い。
昨日一日で、全部で3反の田んぼの半分以上は余裕で進めた。
更に、昨日は神社ツアーで居なかった屋久島のケンちゃんと奈央ちゃんも今日は加わる。
てことは今日の午前中ぐらいに終わるんちゃうかーーー!?

今年は神山のつよしくんから赤米と黒米をもらって苗を立ててる。
ので、3反のヒノヒカリと別に苗代の田んぼに赤米と黒米を植えることにした。
糸川さんのアイデアで、稲の苗に混じって既に成長しつつある雑草を抜いて、トラクターで耕さずに、軽く備中鍬で表面だけかき混ぜて植えようということになった。
半不耕起と言って、そういうやりかたでやってる人も居るそう。
夕方みんなで一斉にそっちの準備のための草取りもした。

今日もハリキッテいくぞーーー!!!






休憩中。




夜は実家の方で、宴会。
新参の秋田の安部くんには特に、瀬戸内の身土不二をコンコンと説きながら呑んだ。
言っても、僕は最初のレクチャーで、後はしょうたくんが細かい説明をフォローしてくれてたみたい。


  
タグ :田植え

2010年06月21日

KGCアートプロジェクト

今回の善通寺アートマーケットは手打ちパスタで出店。
まず一回目なので、普通にトマトソース。

毎回いろんな作家や音楽、雑貨、食べ物、、、と、この倉庫の中の雰囲気はほんとに面白い。
ニューヨークのブルックリンには行った事ないけど、ユリちゃんはニューヨークのそういう雰囲気が大好きだそうで、この倉庫でやる意義を見出してる。
毎年ニューヨークに一月も行ってる河野さんとこのヨウジくんも今回初めて来て、8月に何人かでコラボの演奏をしたいという話になったし。
ヨウジくんがホームビデオで撮ってきたブルックリンの混沌とした雰囲気も前に見せてもらったけど、僕も超ワクワクした。

ウチは前回、四季に出したときと同じく超幅広の「タリアテッレ」。
うどんの場合、細麺か太麺かという選択になってくるけど、パスタの場合は厚みは結構薄くして、幅をどんどん広くしていく。
タリアテッレで2cmぐらい。
もっと広いのはパッパルデッレという5cmとか。
最後はシート状のラザニアになる。
やはり乾麺じゃなく、手打ちで茹でたてという条件ではある程度の太さが必要。
今持ってるカッター(2mm)でキレイに切ってしまうと、食感的に物足りない気がする。
今から夏になって、茹でたてを水で締めるとまた面白い。
実際に「パスタマシンで麺道楽」大森さんの本によると、うどん、韓国冷麺、ラーメンからパスタまで広く指南してくれてる。
まあ、まだまだ研究せんとね。

屋久島のケンちゃん、奈央ちゃんも、写真の展示や「木を磨くワークショップ」を展開。
たくさん出展者も要るし、集中して磨くような雰囲気とちゃうかなー?と思ってたら、みんな磨く磨く。
特にKGCのスタッフや他の出展者の人が多く磨いてた。
野遊と土歩くんはおとといのを最後まで磨き切って、また新たにケンちゃんに材料をねだって磨いてた。
かなりハマるみたいやねー。
最後のペーパーまで磨いてピカピカになったのにオイルで仕上げるとかなり深い味わいになる。
好評でほんとよかった。

夕方からのホルモン鍋も超ビール進んで美味しかった。
この縁も面白かったけど、廃材天国でかつてライブした「サイクラブ」のきじはくんのライブも最高。
彼の演奏はかなり進化してた。
更に、きじはくんのお姉さんのファイヤーベリーダンスのユニットのパフォーマンスも凄い迫力。
超盛りだくさんな濃い一日やったねー。

つくづく思うけど、政治が悪いとか、環境問題が大変とかだけにフォーカスしてネガティブなエネルギーの運動してても本人が疲れるし楽しくない。
自分が本領発揮して心底楽しくて、家族や周りの人も喜んでくれて、ひいては環境や地球にも負荷をかけない。
究極的やけど、超単純なこと。
それは各々違う世界。
その違う世界をトコトンやりまくろう!

今日から田植え!
今日は元居候のしょうたくんも来てくれる。
秋田からの新居候も今日から廃材天国入り。
益々大所帯になるなー。
実家の方にも妹の雅が友達と帰ってきてるみたいやし。

この手植えの田植えは修行でありアートでもあるね。
  

Posted by 陣 at 07:06Comments(1)イベント

2010年06月20日

屋久島の木を磨く

大勢で、ひたすら木を磨く。
これがみんな驚くほど集中する。
屋久杉のイイにおい。
紙やすりの番数が進むにつれて、木目がキレイに現れてくる。
10種類もヤスリを使い分ける。

樹齢何百年とかの屋久杉が台風で倒れて、海に流れ着く。
それをケンちゃんが浜で拾って、ここまで持って来てくれてる。
その年月を感じながら。

ケンちゃんも最初は流木のまんまの方が美しいと思ってたらしい。
でも、人が徹底的に磨いて手塩にかけると、また別の美しさになると。
確かに最終段階まで磨いた後、オイルを塗って仕上げた屋久杉はなんとも言えずに美しい。

ケンちゃんのスピリチュアルトークや奈央ちゃんの写真も織り交ぜながら。






みんなの途中段階の


ケンちゃんの作品


奈央ちゃんの写真


ケンちゃんの作ったドリームキャッチャー


いよいよ梅の最終作業の梅干しにとりかかる。


善通寺のアートマーケットの準備。
脚立なしでルーフキャリアに荷物を積める男!
  
タグ :屋久杉

Posted by 陣 at 06:05Comments(0)イベント

2010年06月19日

また、大所帯に!

去年内子の手作り市が行われた、自然農をされてる和田さんの「菜月自然農園」で手伝ってたアメリカ人のマックという青年が廃材天国に来た。
アメリカの大学で日本の舞踏や原爆の事を教えてくれる先生が居て、日本に興味をもって来てる。
その先生が飛んでて、舞踏の大野一雄の事もアメリカで教わったとか。
今は休学中で、半年日本の大学で留学した後、故福岡正信さんの所を訪ねたり、内子の和田さんの所で手伝ったりしてた。
で、和田さんにウチを紹介されて来た。
とにかく背が高い。
2m4cm!

早速、マックを連れてきた和田さんとこの研修生の安岡さんとマックとに梅酒や梅味醂、梅酢醤油などの加工品作りを手伝ってもらった。
梅酒は先日書いた安物のホワイトリカーでなく、本格焼酎の梅酒。
梅味醂は三河本味醂100%。
梅酢醤油とは、梅と醤油と酒をミキサーでドロドロにしたもので、調味料として使う。

そういう作業しながら晩ご飯の準備をしてると、今日の「屋久島の木を磨くワークショップ」の講師の健太くんと奈央ちゃんが着いた。
久々の大勢の食卓になって賑わった。
大空くんから魚がたくさん供給されるようになって、ストックされてるチヌの白身をフードプロセッサーにかけて、ジャガイモのすり潰し、シメジ、ショウガ、塩コショウ、醤油で味付けしたものをオーブンで玉ねぎやジャガイモと一緒に焼いた。
洋風の蒲鉾という感じの料理になって美味しかったよ。

ケンちゃんの持ってきた「神様カード」で一同大盛り上がり。
タロットカードのようなものやけど、日本の八百万の神々で出来てる。
紀伊国屋とかで普通に売られてるそう。
うーーーん、マニアック、、、。

今日、ワークショップで、明日は善通寺のアートマーケットに出店。
ケンちゃん、奈央ちゃんもアートマーケットでも作品の展示やワークショップを展開する予定。


  

2010年06月18日

梅肉エキス完成!

一日がかりで作った梅肉エキス。
これはほんとに貴重なもの。
その効能たるや、もの凄いそうな。
10年経っても腐らないどころか、古くなるほどいいそう。
とにかく、青梅でないといけない。
後、金属に触れないような工程で作る。

東城百合子「自然療法」によると。
殺菌効果がつよく、腸内の有用な細菌を育てます。
腸のいっさいの病気に効きます。
腹痛、胸やけ、下痢、便秘、高血圧、低血圧、心臓、腎臓、肝臓、糖尿病にもよく、子どもの居る家には必ず常備したいものです。
これ一つあると、大抵の病気は大事に至らずにすみます。
何の熱か分からなくてもこれを大豆一粒ほど薄めて飲めば大難をのがれます。
伝染病の流行る時は予め飲んでおくと、伝染しません。
チフスや疫痢にかかって熱を出したときにすぐに飲むと、そのまま解熱して治ります。

と、これから流行るH5N1型の鶏インフルエンザのパンデミックにもってこいやなー。
ほんと、これがあれば子どもを病院に連れていく事もないし。


ほんとは陶器のオロシ器でスリおろすと本には書いてるけど、気が遠くなるんで、陶芸用の道具で叩いて身と種を分離させる。
このアイデアで去年思いついて、今年で2年目。
おととしまではマジに一個づつスリオロシてた。


それをクイジナートのフードプロセッサーでドロドロにする。


絞って、煮詰める。
とにかく、全工程金属はご法度なので、鍋も土鍋。
ボウルもガラスや木のを使う。
フードプロセッサーの刃だけはステンレスやけど、一個づつスリオロシの手間を省くために妥協した。
梅干しなら塩、梅酒ならホワイトリカーが要るけど、この梅肉エキスは純粋に梅だけが材料。
煮詰めるのも薪なんで、ガス代も要らんし。


梅洗い場で遊ぶ人たち。


完成品。
コンテナ半分強の青梅がこんだけ(400cc)に!?
買えば高いのもうなずけるねー。
ネットで調べても300gで6800円とか、90gで3400円とか。
でも、どう考えても手作りの労力考えたら1万円でも絶対売りたくないね。
  

Posted by 陣 at 10:24Comments(0)手作り、無添加

2010年06月17日

梅、大量収穫

毎年、毎年、成りっぱなしの梅を収穫に行くだけ。
河野さんは自分で採らないんで、自由に採らせてくれる。
一軒目の廃材ハウスや窯の土地も無償で借りてたし、河野さんの太っ腹度合いはあり得ない。

シートを敷いて、僕が上のに登って叩いて梅を落とす。
下で子どもたちが拾う、拾う。
しまいに子どもたちは飽きて虫取ったりと遊びに入るんで、僕がひたすら黙々と拾うんやけど、、、。
今年は農業用のプラスチックコンテナに3杯強!
一杯30キロはあるとして、100キロ!?

昨日もちびっ子連れで行ってたんで、河野さんは「急いでないんならお昼食べよう。」と本宅でお昼ご飯を頂いた。
丁度、代掻き中のヨウジくんも一緒になって、今年の「アートでたんぼ」の話になる。
河野さん自身も映像をyou tubeにアップしてるし、次々と色んな人が撮った映像がyou tube上にアップされてる。
今年は特に「渋さ知らズ」のお陰でとてつもない人になったけど、河野さんは有名なミュージシャンを呼んでどんどん人を集めたい訳ではない。
「山水人」や「虹の岬祭り」に代表されるヒッピー系の祭りとも一線を画する。

結論はよそからゲストを招いたり、お客を集めるのでなく、自分らでどんちゃんやって、南山自治会の人たちが踊りまくるというのが最高と。
そういう意味で、今回渋さが来てくれたのはイイ意味の勉強になったと。
常連的にたんぼに来てるメンバーを結集すれば、オーケストラまでいかんでもかなりのボリュームになるよね。
ただ、その全く嗜好性の違うマニアックな音楽系の小難しい連中をまとめるのリーダーが、、、。
それをやってる渋さの不破さんは凄いね。
それぞれの奏者にメチャクチャ思いっきりさせながらあんだけまとめて盛り上がらせるんやからねー。

帰ってからの仕分けと洗う作業がこれまた大変。
叩いて落とすんで、2割ぐらいは割れてる。
それにシート以外にもボトボト落ちるんで、泥まみれ。
この仕分けや洗いも子どもたちが手伝ってくれて超助かった。
子どもは作業はしない、あくまでも遊び。

さ、いつまでもバカ日記つけてるとあっこちゃんに怒られるんで、とっとと梅の作業しよーっと。
まずは壊れた梅を更に砕いて「梅肉エキス」作りー。
その後はいい梅のヘタを爪楊枝で取って、梅干しの為の塩漬けやな。






  
タグ :河野さん

Posted by 陣 at 10:10Comments(0)手作り、無添加

2010年06月16日

本格梅酒

本格焼酎がブームになって久しい。

本格焼酎=焼酎乙類(米、麦、芋、蕎麦、などを発酵させて単式蒸留という伝統的な手法で蒸留したもの)
ホワイトリカー=焼酎甲類(サトウキビの搾りかすの糖蜜の発酵液を連続蒸留という徹底的に高純度に蒸留したもの)

甲乙丙丁という順番から言うと甲類と乙類が反対やん!と思われるが、実際に甲類というのは昔ながらに造られて来た乙類ではコストがかかるんで、大規模に大手メーカーがプラントを構えて「連続蒸留」というトコトン純度を上げて蒸留できるやり方。
そもそも、原料の糖蜜というのは名前は悪くないが、サトウキビの搾りかすで、「食品廃材」と呼ばれるもの。
コストを下げるというのは大手の企業や商社が儲けるための策略でしかない。
ハッキリ言ってニセモノですよ。
廃材天国は家なんぞは廃材で十分やけど、食や酒に廃材を使ったりはしないね。

何度も塩の事もこのブログに書いてるように、伝統的に造られて来た、食品や酒というのは自然の摂理と昔からの経験によって受け継がれてきたもの。
これは「伝統を守る」とかいう保守的なもんじゃあないぞ。
体内の塩分濃度もミネラルバランスも、自然の摂理によって決定されてる僕ら人間が、その摂理を無視して工業的に高純度なものを産み出してはいけない。
し、そんなものを飲んだり食べたりして健康が維持出来る訳がない事を現代病が証明しとる。

えー。
長くなったけど、この時期仕込む梅酒に使うホワイトリカーもニセモノは辞めようと。
薬としてのビワエキスには安物のホワイトリカー(一升1000円)。
飲む用の梅酒には本格焼酎で行こう。
何でも本物というと無理がるし、、、。

ただ、、、。
35%の本格焼酎は3000円前後。
玄米焼酎の「文蔵」あたりで仕込むとさぞかし美味しいやろけど、、、。
で、行き着けの宇多津の「明治城」に行くと、何と「梅酒専用本格焼酎」というものが!?
一本2250円、二本買うと4000円!
今年はコレで仕込んでみよう。

毎年、一軒目の廃材ハウスのオーナーの河野さんの所に梅を取りに行く。
「アートで田んぼ」の会場の田んぼの脇にある、完全にほったらかしの梅の大木がある。
去年は梅干しを40㌔も漬けて、梅酒、梅味醂漬け、カリカリ梅など、色々やった。
今年もあっこちゃんは図書館で新たな梅の本を借りてきて、色々やりたいみたい。
先日の怪我で薬として飲んでる「梅肉エキス」も毎年作ってる。

「ビワエキス」や「梅肉エキス」なんかはネットで買おうとすると、サプリメント価格で数千円もする。
こういうものを自分で作るからこそ、家庭医療に惜しげなくじゃんじゃん使えるというもの。

さあ、今日は雨も上がったし、足の痛みも軽くなってきたし、河野さんのとこへ梅取りにいこかー。
全く剪定されてない大木なんで、下にブルーシート敷いて棒でバンバン叩いて落とす方式。
多少梅に傷がついてもおかまいなし。
年に半日、乱暴に収穫するだけで数十キロ。
しかも、当たり前やけど無農薬。
こういうのを笑いが止まらないというんだよ。
わはははははははははーーーーーーーーーーーーーー!!!!




甲類のビワエキス用のホワイトリカー。
飲むためには糖蜜という原材料だけじゃなく、精製法に問題がある。


乙類の35%の本格焼酎。
一本2000円ならよしとしよう。  
タグ :本格焼酎

Posted by 陣 at 06:00Comments(2)手作り、無添加

2010年06月15日

医療の自給

四季のキャンプの一番盛り上がった、夜中の焚き火の周り。
裸足で踊ってて、草むらを歩いてたら、、、。
グサッ!
いったーーー、、、。

固い草を草刈り機で刈った株でもあったのか!?
超痛かったが、酔っ払ってる上に踊りまくってて、そんなに気にならなかった。
その後も踊ってたし。

で、帰ってきておとといの夜かなり痛みが増してきた。
夜のうちにビワエキス(ビワの葉の焼酎漬け)で消毒。
このビワエキスは万能薬で、火傷から切り傷まで幅広くウチでは使ってる。
脱脂綿にたっぷりしみ込ませ、ラップして傷を包み乾かないようにしてテープで固定。

そいで、昨日の朝起きると全然よくなってなかった、、、。
刺さった裏だけでなく、クルブシから下の部分が全体的に腫れて痛い。
傷は丁度土踏まずの位置やけど、つま先でもカカトでも歩けない。
松葉杖が欲しいぐらいやった。

昨日は午前中は寝てて、昼からは起きはしたものの、歩くのがおっくうなんで、何をする気にもなれない。
座って出来る作業、切断機での薪のカットや菜園の草むしりなんかもちょっとやってみるけど、とにかく痛くてノリが悪い。
じっとしてる分にはマシやけど、移動の際ちょっとでも足に加重すると激痛。
土曜に怪我して3日目やけど、全然よくなる気配がない。
釘踏んだぐらいなら、もう痛みは消えてるぐらいの日にちやけど、、、。

怪我、火傷、発熱、下痢から出産まで、ウチではまず病院に行く事はない。
東城百合子さんの「自然療法」や大森一慧さんの「からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て」などの本の情報から実践してる。
野遊が中耳炎になった時もユキノシタの絞り汁を耳に入れて治った。
そもそも、熱や下痢のように、必要があって出てる症状を押さえ込むのがよくないのは常識になりつつある。
「消炎鎮痛剤」と名の付く、解熱剤やシップなどのステロイド系の薬も使えば使う程、更に多量の薬が必要となって辞められないばかりか、根本原因は決して解決しない。
今、何故その症状が出てるのか?
身体の声に耳を傾けないといけない。

結論は、、、。
帰ってきてビワエキスじゃなく、現場ですぐに洗ってビワエキスの処置をしてればここまでにはならなかったと思う。
酔ってたし、洗いもぜずに寝たもんねー。

で、早速化膿し始めててもいけないし、泥や枝が足の中に残っててもいけない。
と、あっこちゃんに言われて外科に行った。
傷口付近を押したりしながら消毒。
足の付け根のリンパの腫れはあるか?
熱は出てるか?
と、色々診てもらった結果は「毎日消毒してれば大丈夫でしょう。」と。
やっぱり、プロに診てもらってよかったという感想。

お約束の「一応、化膿止め出しときますから。」という処方箋は薬局には持っていかずに捨てる。
というように、病院とは一定の距離をもって付き合うのがいいと思うね。
全部を鵜呑みのして、薬までキチンともらって飲む必要はない。
ていうか、自分自身や家族で人体実験しながら経験を積んで、自分もまた「家庭医療」のプロにならないといけない。
化膿止め飲むよりも「梅肉エキス」を薄めて毎日飲んでるし。

というように、ただ現代医療の批判だけじゃなく、オルタナティブ医療の実践が重要。
メタボ親父のような不健康自慢や自虐ネタとしての「医者なんかに行くかー。」という短絡的な姿勢じゃあダメダメ。
「医者に行かなくてもいいのはこういう生活や食を実践してるからなのよん。」という東洋医学なり陰陽理論に裏づけされた、脱西洋医療を可能にさせる生活。

まあ、練習やね、実践しながら。
いろんな実践者との情報交換も重要やし。
大森一慧さんの本はオススメやでーーー!


  
タグ :怪我病院

2010年06月13日

実りの楽園四季、キャンプ祭り

今日の朝、雨の中、出店の荷物にテントやタープを軽のバンのルーフキャリアに乗せて、昼頃帰ってきた。

12(土)の夕方からは大阪の「生活サーカス」、「サイクラブ」のきじはくん、「熊谷もん」、ジャンベの「にしやまん」、九州の「hou」ちゃん、神山の愛ちゃんと「楽々ファミリーバンド」、きじはくんのお姉さんのファイヤーベリーダンスユニット、舞踊の「アミ」ちゃん、という豪華なステージが目白押し。

フラードームを応用して竹で作ったクールなステージの前では巨大な焚き火が燃え盛りながら夜中まで、大いに盛り上がったね。

ウチはパスタマシンで作る「手打ちパスタ」、コノシロの南蛮漬け、玄米ムスビ、エビチリ玄米ムスビ、玄米珈琲、マクロビスイーツが3種類。
今回のパスタはマシンのカッターを使わずにペラペラに延ばした薄い生地をピザカッターで超幅広に切る「タリアテッレ」にして大好評。
フェットチーネよりも幅広のこの麺は乾麺じゃない手打ちパスタには向いてる。
やっぱし、食感って大事やからね。
ゴワゴワ感がかえって楽しい。
北海道産と香川の「さぬきの夢2000」を半々にした生地。
乾麺の「原材料」の所には「デュラムセモリナ粉」だけになってる。
が、手打ちパスタを本のレシピを見ると、何故か卵が入る。
むしろ、水を入れずに卵とオリーブオイルだけで練るように書いてる。
うーん、美味しいやろけど、卵は今自給してないし、平飼いのちゃんとした卵は一個4、50円もするし、、、。
かと言うて、10個で200円とかのゲージ飼いで完全配合飼料と抗生物質入りの卵は買えない。
ヨード卵光のようなブランド卵も大差はない。
ちゃんとした卵とは「平飼い」(ゲージじゃない)で自家配合飼料で、抗生物質や薬なんかを使う必要のない、健康な鶏の卵。
平均一個、40~50円が相場。
もちろん、値段だけじゃない、「飼い方」や生産者の姿勢が一番大事。
ウチではそこが見えない、分からないものは買わない。

で、結局小麦粉にオリーブオイル、水、塩だけで練った。
パスタマシンの場合、固くて練りにくいという事があまりない。
反対に柔らかいとくっいて打粉がたくさん必要になる。
ということは茹で汁が粘ることにも繋がるから。
粉の量の4割強しか、水を加えない。
茹でるのはジャスト1分。
手打ち麺はこんなもの。
茹で上がりに、オリーブオイルを絡め、自家製スペシャルトマトソースをかけて完成。
好みで自家製タバスコをかけて食べてもらう。
これも簡単で、酢に唐辛子を漬け込んでたのを玉ねぎと塩を入れて、ミキサーでブレンド、これだけ。

四季の環境はほんとに最高。
雨が降った、今朝は沢蟹がわんさか。
僕が住んでたら、から揚げに飽きたら、乾燥して潰してふりかけにしたりするかも。
野草もたくさんあるし。
田んぼや畑の面積も申し分ない。
おまけにトラクターやユンボまで、大家さんので現役で動くのがあるんやからねー。
広いロケーションほど、重機は重要やからね。
まあ、普段は地方都市郊外の廃材天国に住んでる僕ら家族としては超癒されるね。
もちろん、たまにイベントで行くよりはガッチリ住んで、毎日朝から晩まで労働するともっと癒されるに決まってるけど。
「癒し」とは普段の疲れを温泉で、、、というのもアリかもしれんけど、普段、日常、毎日の生活が自然の中で季節の移ろいごとに農作業したり、古い家を直したり、季節の野草を取ったり、それを乾燥させたりして保存したり、、、。
と、そういう「贅沢な生活」の事。
気持ちのいい疲れはあっても、嫌々時間に追われて身を削って、疲労困憊するのとは全く別の次元。

そういう環境に憧れて来る若者多数。
四季のマサが九州の「虹の岬祭り」で出会った若者が何人も居候してて、ウチにも関心を示してたんで、また流れてくるんかもね。
まあ、ウチは環境こそ、開発地帯やけど、薪の生活や手作りというキーワードに関しては自分で言うのも嬉しいぐらいハイレベルな暮らし。

こういうレベルの高い生活に憧れる奴は多い。
でも、実現するのは少数。
何故か?
それはシンプルに自分の興味関心を絞り込んでいないから。
僕でさえ、めっちゃ好奇心に任せてこんだけの事をやってきたけど、実現してることはちゃんと自分自身で労力をかけて取り組んだ事だけ。
自分の時間は限られてる。
人生数十年。
反面、自分がしたい事に集中すれば、時間は無限。
宇宙的に考えると全て無限。
制限するのはちっぽけな自分の頭だけ。

カイホウだー。
開放せよ!!!
手加減は一切なしだ!
粉骨砕身して、全身全霊で、本気で生きるんだーーー!!!
楽しいなんてもんじゃない、生命の歓喜だ。

まだまだ行くぞーーーーーーー!


ゴキゲンにこちゃん。


棚田になってるけど、一枚の面積が結構広く、田んぼにも畑にも使いやすそう。




何と、このきじはくんのお姉さんのファイヤーベリーダンスが今度の善通寺アートマーケットに来る!?
何とーーー!?
主催者のユリちゃんもこの繋がりにはびっくりやろねー。


原始的な焚き火と音楽と踊り  

Posted by 陣 at 22:37Comments(6)イベント

2010年06月11日

鍋の蓋置き場

前々から、作りたかったものの一つ。
鍋の蓋置き場。
よく、料理書の中のレストランの厨房なんかにあるやつ。

一年ぐらい前からホームセンターでステンレスのパイプを買ってた。
今回、「ゲンコ」というパイプを固定する部品を見つけた。
それをステンレスのレンジフードにドリルビスで固定。
実際に作業するのは、パイプの切断とゲンコのビス留めだけ。
10分。

こういうずっと温め続けてて、実際にやってみるとあっという間という事って結構ある。
しかもガスレンジ(薪レンジ)の上に蓋が散乱したりしなくなって、超効率がいい。
それよりもっと凄いのは各鍋によって蓋ってサイズが違うので、「あの蓋、あの蓋!」と探し回ることしばしば。
常に蓋がここに一覧されて探し回らなくてもいいというのが最高。

これ!
絶対にあった方がええよ。
ほんと、作るのあっと言う間やし。
システムキッチンとかは何でも引き出しに収納するようになってるけど、見せる収納の方が毎日頻繁に使うものは絶対に使いやすい。
こういうのはプロの厨房に習うといい。
こういう工夫で、どんどん料理が楽で楽しくなる。
料理がおっくうになるようなキッチンではダメダメよん。






これが「ゲンコ」という部品。


子猫が随分大きくなってきた。
近所の親戚のおばちゃんに気に入られて、一匹メスがもらわれていった。
後、オスとメスが一匹ずつ。
一匹ぐらいは残ってもいいんで、後一匹誰かいらんかなー。
確実にウチは猫のお陰でネズミの声は消えたからね。


昨日の「魚の大空」は40cmを超える天然鯛が500円。
晩ご飯に刺身とは滅多にないからちびっ子も大喜び。
そろそろ大きくなり始めたシソの葉を取ってきて、ショウガをすって添える。
ネコをあげたおばちゃんが取りたてのアスパラをくれて、オリーブオイルと塩コショウで炒めた。
どっちも最高に美味い。
後、鯛のアラ炊きも。


昨日のおやつはワッフル。
ピザの生地の残ったのを冷凍してたのに、豆乳でゆるめてオリーブオイル、キャロブパウダー、アーモンドスライスを乗せて、ワッフルメーカーに入れて焼くだけ。
今回は生地が発酵過多で、酸っぱくなってた。
特に最近は生地を練る時にエサとしてもてんさい糖すら入れてない。
だから、酸っぱくなるのが早い。
で、天草の笑平くんが作った黒砂糖をもらってたのを思い出して、塊を削って混ぜる。
酸味と甘味が中和して、美味しくなったね。
こういうのは臨機応変に、その場で対応するあっこちゃん。


  

Posted by 陣 at 06:30Comments(2)廃材ハウス

2010年06月09日

魚の大空

魚市場に勤めてたゾラくんが独立して、魚の行商を始めた。

ゾラくんは廃材天国でのイベントや窯焚きなど、人がたくさん集まる時に、旬の魚を破格で仕入れてくれる、スーパー魚河岸だった。
廃材天国でのライブや、手作り結婚式など、30~50人のパーティーの時なんかは超助かってた。
去年の年末のプロジャンベ奏者の三好東曜くんの結婚式をレオマのレストランを借りてした時の180人というレコードも作った。
その時はタラのエスカベッシュやイカとブロッコリーのカシューナッツ炒め、鯛子の姿揚げ、太刀魚のオーブン焼き、と数々の魚料理が宴を飾った。

ダツという1m20cmもあるサヨリをスケールアップしたような青い骨の奇妙な魚を持ってきたこともある。
ビンクシ(ヒレが黄色で石鯛に似てる)、ゲンチョウ(カレイの小さいようなの)、グチ(身が柔らかくて干物にした)というような、スーパーや魚屋には並ばないようなレアな魚も来たね。

とにかく、ゾラくんは市場に勤めてみて、実際に魚がたくさんあっても買い手がつかずに魚が無駄になってる現状をなんとかしたいという熱い思いで独立に至ってる。
若干26歳にして、想いと行動を一致させて突っ走る、中々のツワモノ。

今回、初行商でウチに来たのは赤エイ、ハリイカ、国産のヒジキ。
エイなんか直径40cmぐらいで100円!?
おーい、大空くんそんなに安くて大丈夫?
スーパーで食材を買い物しないウチとしては超ありがたい。

彼は今までは魚市場の職員だったのが、実際セリで魚を仕入れて売るようになった訳。
そこで、むちゃくちゃ安い魚を仕入れると、そのまま安く提供してくれる。
普通の魚屋は一定の基準の売値があるから安く仕入れた時には利幅が大きく、全体の何割かが売れれば採算がとれるというスタイル。
彼のやり方は旬の大量に安く入る魚を安く売って、全部売れればOKというスタイル。
もちろん、活きた天然の鯛を入れてくれという要望にも応えられるそう。

あっこちゃんは魚も含めて動物性のものをほとんど食べないけど、僕は魚は大好き。
マクロビオティックな食生活とは「身土不二」(その土地で採れる旬ものを食べる)「一物全体食」(穀類も野菜も根も葉も皮も全て食べる)という二本の柱からなる。
それに、玄米と野菜、数々の発酵食品、キノコ、海草、小魚というのは日本人が何千年も培ってきた伝統の食生活に他ならない。
僕は外食産業も、大手の食品メーカーの安物も、菜食主義も否定する。

その土地その人に合った、究極のマクロビオティックな食生活が求められてる。
宇宙的な視野でその人に合った食とはそれぞれ違いがある。
もちろん、あっこちゃんのように肉も魚も食べなくても人間は何不自由なく健康でいられる。
でもそれは、頭で考えた理論に沿ってではいけない。
自分の身体の状態を客観的に見極め、何が必要で何が要らないかを感じる。
それは、節制や規制であってはいけないし、ガマンや義務であってもオカシイ。
ダイエットという言葉は死語にした方がええな。

僕は常に「健康と癒し」に金がかかってはいけないと言うてる。
それに「豊かな食」にも付け加えよう。
ほんとに美味しいもんは高いお金払っても出てこない(とてつもなく払えば別やけど)。
毎日の豊かな食事なしに文化水準の高い人生は築けないぞ。
ほんとの贅沢とは金を払って享受できるもんじゃあない。
と、どの本でも映画でも言うてるやん。
それを話の中や文章で議論するのは辞めよう。
いかに自分の行き方として実践するか。
これに尽きるやろ。

結論はメタボにもガンにもならない食生活を各々が構築せんといかん。
でも実はその結果よりも毎日のプロセスこそが大事なんやけどね。
漬け物漬けたり、干物作ったりね。


中古で冷蔵車を買って開業した大空くん。
電話080-3926-9311
FAX0877-98-0134
呼んであげてねー。
今回買わんかったけど、40cm近い天然のヒラメが350円とか、、、。
何でーーー???
「刺身にはできないですよ、ちょっと鮮度落ちるんで安いんです。」と。
要は新鮮な魚も一日冷蔵庫に入れればこんな値段に!?
こんな正直者で商売成り立つんか?
いや、絶対に需要はある(安いんやから当たり前か)。
あとは口コミで広がっていくしかないね。


エイのから揚げ。
塩コショウして、にんにくとショウガの摩り下ろし、醤油を少し、小麦粉まぶして揚げると鳥のから揚げみたい。
クセのあるものを嫌がる子どもたちも美味しそうに食べてくれた。
エイは軟骨の多い部分を揚げて、ヒレと身の部分を赤出汁に。


ハリイカの刺身、ゲソの塩焼き。




  
タグ :魚屋行商

Posted by 陣 at 06:57Comments(4)同士

2010年06月07日

第4回アルッテ芸術祭

いやーーー。
暑かった、、、。
昨日はピザ屋じゃなく、「ピザ作り体験」。

この時期の薪のピザは焼く本人がヤバイ!
先日のアートで田んぼはハラさんやしょうたくんが焼き方を担当してくれたけど、今回は次々と体験の人が作ったのを僕が焼きまくる。
あっこちゃんが指導、ゆかりちゃんが生地やトッピングのポーション分け(業界用語で小分けにすること)。

ちびっこは楽しそうやけど、大人が丸くなってないとか、ソースがどうとか、とにかく口出ししまくって自由にさせてもらえないケースが目立つね。
ピザの形やソースのぬり具合、トッピングがどうなろうと別にどうでもええやん。
と僕なんかは「ヤレヤレ、、、。」と見守っとったけど、、、。

大人はハートの形にしたり、トッピングのデザインをこだわったりして、デジカメで撮って遊んだり。
とにかくピザを食べたいから、手伝ってくれと言う人もいたり。

ステージのすぐ前で、スピーカーの爆音でほとんど会話が成り立たないのもあったり、昼前後にお客が殺到して、超忙しくなったり、イベントでこういう形態というのがちょっと無理があるよね。
それこそ、何人かが「呼んだら来てくれるんですか?」と聞いてくれたけど、そういう「出張ピザ作り体験」とかなら、集中してじっくりとできるなあ。
まあ、要相談ってことで。


12尺の三脚に看板つけて、遠くからもよく見えるように。






ステージは次々と目白押し。
イザナイさんも来てたよ。  

Posted by 陣 at 10:20Comments(7)イベント

2010年06月03日

屋久島の木を磨くワークショップ詳細

6/19(土)に屋久島からケンちゃん&奈央ちゃんという、縄文杉などのネイチャーガイドをしてる友達が廃材天国に来てくれる。
いろんな流木(屋久杉や山桜、栂など)を持って来てくれて、みんなでそれを磨くというワークショップをしてくれる。

ケンちゃんは廃材天国建築中に、お遍路の途中によってくれて、3日ほど手伝ってくれた。
井戸の枠の石を組んでる時やったな。
3年ぶりの四国だそうで、ウチ以外にも色んな所でワークショップを開く。
廃材天国の翌日は善通寺のアートマーケットでもする。

今までにもあちこちでやってるけど、どこも好評みたい。
みんな驚くほど集中して、延々と磨き続けるそう。
しかもそれが屋久杉(天然記念物)やからねー。
もちろん、屋久杉を切ることは出来ない。
彼は台風の後、流されて砂浜に打ち上げられる屋久杉を拾って、集めてる。
それを持って来てくれるから貴重なもの。
それに、僕も行ったことないけど、すばらしい屋久島の話も聞けるよ。
是非来てねーーー!!!



  

Posted by 陣 at 09:30Comments(3)イベント

2010年06月03日

しょうたくんの出発

しょうたくんの車が来た。
彼は前々から、タダに近い車を探してた。
ウチの車も代々知り合いからのお下がりで、買わずに乗り継いでる。

でもさすがに、車検や保険や税金はしかたない。
全くのタダでは車は持てない。
なので、「15万ぐらいで乗れるのあるんなら。」と、同級生の車屋に頼んでた。

すぐに手配しようとすると、中々いい出物がない。
「あれば。」というののなら、タイミングで出る時は出る。
ウチのやりかたは今乗ってる車がまだ大丈夫なうちに、次の予備の車を手に入れとく。
置く場所さえあれば、知り合いが乗り換えるタイミングで貰って、自分で軽の検査協会に行って、名義変更と廃車手続きをしとく。
で、今の車が潰れたら、保険をかけたりユーザー車検を受けて、乗れるようにする。
こういうサイクルを作れば、最低限の保険や車検代だけで乗れる。
少なくとも車本体にお金が掛かったりはしない。

しょうたくんはいろんな所での居候体験で、大工仕事や土方仕事、百姓仕事を経験して、逆に色々行く先々で「ちょっと、手伝って欲しい。」と仕事を頼まれるようになりつつあるそう。
なので、車にインパクトドライバーと丸鋸などの道具と玄米と七輪を積み込んで、定住せずにあちこちに出向いては仕事をして、多少の経費も賄おうというモクロミ。
具体的に数箇所で、依頼があって、そこに住み込んで仕事をする事になってるそう。

大体、ドロップアウト組なり、バックパッカーを経験して、キチンと就職せずにあちこち自由に飛びまくってても、いつしか資金が尽きて、バイトや派遣の仕事に逆戻りしてしまうケースも多い。
廃材天国で居候する若者も大抵金がない。
というか、金はみんな余ってはない。
入ってくる分だけ使うもの。
必要最低限というラインをどこに設定するか?
やはり途上国などに行って「!!!???」な目からウロコ体験をするのが、日本の常識から開放されるには手っ取り早い。

この世界一金持ちの日本で、総理がダメだの官僚のせいだのボヤイててもしょうがない。
自分のしたい事は何なのか?
そこがハッキリして、覚悟が固まれば実現する。
何者かになるという成功幻想じゃない、反対の努力。
成功しなければ、、、という努力を辞める努力が必要。

そういう意味ではしょうたくんはいいスタートラインに立てたと思う。
金がないと、、、という囚われからも開放されてきてるし、多少のお金を作るスキルも身につけつつある。
この両方を同時進行していくことを20代で徹底的にやって、何年も経験を積んでいくと、僕みたいにアチコチから声がかかって、ちゃんと仕事として成り立つようになる。

ま、どっちにせよ、困難やトラブルは山ほどやってくるやろね。
それもネタにして乗り越えていって欲しいね。
後はやるだけやからねー。
イエーーーイ、しょうた!行け行けーーー!!


三菱の軽の乗用車、10年くらい前のやけど、6万キロぐらいの走行距離で、まだまだ大丈夫そう。
  
タグ :お金

Posted by 陣 at 08:01Comments(0)居候

2010年06月01日

アートでたんぼ2010

30日、河野さんの田んぼには1000人は軽く超える、今だかつてない大盛況になった。

廃材天国の店も超賑わった。
朝から晩の8時ごろまでずっとピザ焼きっぱなし。

いくら渋さ知らズが有名でも、高瀬の田んぼにここまで来るかーーー!?
主催者の河野さんも僕もこれほどとは予想してなかった、、、。

昨日は置きっぱなしにして帰ってた窯を連れに行くのと、一日河野さんや田村さんと会場の片付けの手伝い。
グランドピアノを田んぼから引き上げたりね。


やっとこの季節が来たね。
甘味はお客に自家製甘酒とてんさい糖を選んでもらうようにしたよ。
以外と甘酒が好評!
てんさい糖でも砂糖なんで、やっぱ米由来の甘酒の方がはるかに身体にやさしい。
実際に僕も美味いと思う、ジンとか入れたら尚最高!


仕込みの日に手に入った、ミニ鯛。
から揚げと甘露煮にして、ムスビに巻いたりしてみたよ。


キャラクタームスビ。


窯二台体制。




中に入ってるのは誰でしょう?






大ブレイクの渋さ。
この後、褌学会も大乱闘!

http://www.youtube.com/watch?v=_nIuzFMrEcc&feature=youtu.be&a  
タグ :田んぼピザ

Posted by 陣 at 10:01Comments(2)イベント