2010年11月30日
女たちも廃材建築
軒の野地板の作業続行中。
昨日は何と、あっこちゃんも上に上がって金槌を持った。
ユウコちゃんはにこちゃんとクウ(ウチの柴犬)と花子(彼女のチワワ)との散歩も仕事の一つやし、あっこちゃんは家事以外の畑仕事もやりたくて、それを終わらせてからの作業。
女率が高くても、僕が事前に段取りしとけば、廃材建築も進むんやー、と感動したね。
女の方が色んな事に対して好奇心の幅が広いんかな?
僕なんかは広いように見えるけど、興味ない事には一切触れないからね。
「無関心」ではいけないと僕も言うてるけど、自分の中でしょうもないと思うことには関心がない。
芸能、スポーツ、ファッション、、、こういうのは別にもうええやろ、、、。
そう言えばあっこちゃんは全くPCに座らない。
この日記もまず読まない。
ネットワーク「地球村」のNPO活動時代には朝方までMLとかに本気で向かってたのにね。
優先順位、その人の役割、時期、色々あるからねー。
あっこちゃんも僕も役割や好みは全く違うと言うていい。
それで、本気でぶつかるからパートナーとして丁度ええ。
相手に気を使うようで、前に向いていく推進力が出るかよ。

どんどん進んで、残りワズカという所まできた。

廃材天国は朝日も夕日もキレイに拝める。
釘を打つ姿に後光がさすユウコちゃん。
夕方、中古パソコン販売「コラボスタイル」の十河さんが来てくれた。
友人にもらった超古いPCのOSをインストールし直してくれた。
おかげで電源入れてから10分もしないと、、、と言う話にならない状況が完全に改善された。
ウチでもLANケーブルペンチで切って、延長してくれたりと、ゲリラ的な知識や経験が豊富。
彼曰く、日本製のPCは万人ウケするようにソフトや何やかんやで高いけど、古いIBMのとかの方が壊れにくくて、実質本位なんだと。
それにしても、この世界は素人には難しい。
昨日も、中々ネットに接続できなくて、難航した。
最後はナントカうまくいってホッとした。
しょうたくんのように長期の居候は最近いないけど、一ヶ月級の子は今年だけでもユウコちゃんで4人目。
しょうたくんがノートPC持参で来てたんで、ルーターで2階の工房にもPC環境を作った。
そのLANケーブルに古い復活PCが繋がったんで、これからは居候もフリーにネット環境にあやかれる。
僕らは9時とかに寝てしまうんで、リビングのPCは居候は使えなかっただけに、ユウコちゃんはよかったと思う。
昨日は何と、あっこちゃんも上に上がって金槌を持った。
ユウコちゃんはにこちゃんとクウ(ウチの柴犬)と花子(彼女のチワワ)との散歩も仕事の一つやし、あっこちゃんは家事以外の畑仕事もやりたくて、それを終わらせてからの作業。
女率が高くても、僕が事前に段取りしとけば、廃材建築も進むんやー、と感動したね。
女の方が色んな事に対して好奇心の幅が広いんかな?
僕なんかは広いように見えるけど、興味ない事には一切触れないからね。
「無関心」ではいけないと僕も言うてるけど、自分の中でしょうもないと思うことには関心がない。
芸能、スポーツ、ファッション、、、こういうのは別にもうええやろ、、、。
そう言えばあっこちゃんは全くPCに座らない。
この日記もまず読まない。
ネットワーク「地球村」のNPO活動時代には朝方までMLとかに本気で向かってたのにね。
優先順位、その人の役割、時期、色々あるからねー。
あっこちゃんも僕も役割や好みは全く違うと言うていい。
それで、本気でぶつかるからパートナーとして丁度ええ。
相手に気を使うようで、前に向いていく推進力が出るかよ。
どんどん進んで、残りワズカという所まできた。
廃材天国は朝日も夕日もキレイに拝める。
釘を打つ姿に後光がさすユウコちゃん。
夕方、中古パソコン販売「コラボスタイル」の十河さんが来てくれた。
友人にもらった超古いPCのOSをインストールし直してくれた。
おかげで電源入れてから10分もしないと、、、と言う話にならない状況が完全に改善された。
ウチでもLANケーブルペンチで切って、延長してくれたりと、ゲリラ的な知識や経験が豊富。
彼曰く、日本製のPCは万人ウケするようにソフトや何やかんやで高いけど、古いIBMのとかの方が壊れにくくて、実質本位なんだと。
それにしても、この世界は素人には難しい。
昨日も、中々ネットに接続できなくて、難航した。
最後はナントカうまくいってホッとした。
しょうたくんのように長期の居候は最近いないけど、一ヶ月級の子は今年だけでもユウコちゃんで4人目。
しょうたくんがノートPC持参で来てたんで、ルーターで2階の工房にもPC環境を作った。
そのLANケーブルに古い復活PCが繋がったんで、これからは居候もフリーにネット環境にあやかれる。
僕らは9時とかに寝てしまうんで、リビングのPCは居候は使えなかっただけに、ユウコちゃんはよかったと思う。
タグ :パソコン
2010年11月29日
やっと薪ストーブで料理できるように
やっと、薪ストーブが本格的に焚けるようになってきた。
今朝の室内は10℃。
12℃を切って、今シーズン薪ストーブ焚くのがまだ3回目。
ここは四国の平野部。
寒い所に住んでる人には申し訳ないぐらい、寒くない。
マイナスなんて一度もならないし、真冬でも朝の室温は10℃切るぐらい。

こんな感じで、たくさん鍋やフライパンが乗る。
熱伝導のいい、ビタクラフト(ステンレス多構造鍋)やロッジの鋳物のフライパンが重宝される。
ガンガンに燃やせば何の鍋でも熱くなるけど、調理をする人間が熱くて気持ち悪くなる。

今まで使ってたキッチンストーブから本格的に、薪ストーブで料理できるようになる。
まだ、そこまで寒くないんで、昼と夜はこっち。

この自作薪ストーブは50cm×50cmの奥行き65cmと大型に作ってある。
直径30cmを超える太い薪も割らずにそのまんまくべられる。
薪作りの労力がかからないというのは一番大事。
ここは廃材天国、薪の節約なんて考えない。
むしろ、山ほどある廃材の中には早く処分したいものも多い。
大体が、ウチが使う需要を、色んな業者の持って来る廃材の供給量が上回ってるからね。
そういう意味ではストーブと言う名の焼却炉。
煙突も屋根をブチ抜いてストレートでよく引くし、エアもたくさん入るように設計してあるんで、薪さえたくさんくべれば煙突の下の方は真っ赤になる程よく燃える。
それに引き換え、バーモントキャスティングス、ダッチウエスト、ヨツールなどの高級鋳物薪ストーブはちょっとの薪でもずーっと暖かい。
ビール瓶から一升瓶ぐらいのサイズの薪が2、3本あれば何時間も家全体が温められる。
これは以前、そういう薪ストーブのある、友人の角ログハウスのホームパーティーに招かれた時にたまげた経験がある。
薪ストーブと一口に言っても、設置する家の状況、薪を段取りして置く場所などの都合、使う人の生活スタイル、、、とソコによって、メリットとデメリットがある。
そもそも、薪の段取りや日常的に気軽に焚ける便利さがないと、結局薪ストーブが置物になって石油ストーブのスイッチを入れるハメにもなりかねない。
これは、どっちがいいとか悪いとかじゃない。
使う人が選ぶ薪生活の在り方。
今朝の室内は10℃。
12℃を切って、今シーズン薪ストーブ焚くのがまだ3回目。
ここは四国の平野部。
寒い所に住んでる人には申し訳ないぐらい、寒くない。
マイナスなんて一度もならないし、真冬でも朝の室温は10℃切るぐらい。
こんな感じで、たくさん鍋やフライパンが乗る。
熱伝導のいい、ビタクラフト(ステンレス多構造鍋)やロッジの鋳物のフライパンが重宝される。
ガンガンに燃やせば何の鍋でも熱くなるけど、調理をする人間が熱くて気持ち悪くなる。
今まで使ってたキッチンストーブから本格的に、薪ストーブで料理できるようになる。
まだ、そこまで寒くないんで、昼と夜はこっち。
この自作薪ストーブは50cm×50cmの奥行き65cmと大型に作ってある。
直径30cmを超える太い薪も割らずにそのまんまくべられる。
薪作りの労力がかからないというのは一番大事。
ここは廃材天国、薪の節約なんて考えない。
むしろ、山ほどある廃材の中には早く処分したいものも多い。
大体が、ウチが使う需要を、色んな業者の持って来る廃材の供給量が上回ってるからね。
そういう意味ではストーブと言う名の焼却炉。
煙突も屋根をブチ抜いてストレートでよく引くし、エアもたくさん入るように設計してあるんで、薪さえたくさんくべれば煙突の下の方は真っ赤になる程よく燃える。
それに引き換え、バーモントキャスティングス、ダッチウエスト、ヨツールなどの高級鋳物薪ストーブはちょっとの薪でもずーっと暖かい。
ビール瓶から一升瓶ぐらいのサイズの薪が2、3本あれば何時間も家全体が温められる。
これは以前、そういう薪ストーブのある、友人の角ログハウスのホームパーティーに招かれた時にたまげた経験がある。
薪ストーブと一口に言っても、設置する家の状況、薪を段取りして置く場所などの都合、使う人の生活スタイル、、、とソコによって、メリットとデメリットがある。
そもそも、薪の段取りや日常的に気軽に焚ける便利さがないと、結局薪ストーブが置物になって石油ストーブのスイッチを入れるハメにもなりかねない。
これは、どっちがいいとか悪いとかじゃない。
使う人が選ぶ薪生活の在り方。
タグ :薪ストーブ
2010年11月28日
チーくん旅立ったよ
昨日、黒米の脱穀完了。
写真撮り忘れたけど、籾の袋にして2つとちょい。
籾摺りしてみんと分からんけど、何十㌔かは採れてる。
僕と源とあっこちゃんとユウコちゃんが脱穀してる間もチーくんは軒の作業を続行してた。
彼は昨日の夜、東京に向けて帰る予定だったんで、夕方まで目一杯軒の作業がしたいと言うことやった。
今日の夕方までに八王子に帰って、車検を受けないとといけないそう。
それがなかったらもっと居たいと何回も言うてた。
彼は12月にはブラジルに行って、大きなお祭りに参加して、そのまま南米を旅する予定。

僕らが午前中で脱穀作業を終えて帰ってくると、チーくんは野地板をどんどん打ちつけてた。

向こうの先端が一番跳ね上がってて、全体にウェーブしてるデザイン。

ユウコちゃんも初めて上に上がり、釘を打つ作業をしたいと。
上がった時は怖くて笑いしかでなかった。
人間怖いとオカシイんかな?

とにかく目一杯やりたいということで、暗くなるまでやりきった。

僕は下の丸太と焦げた角材とを細い角材で補強を入れる。

にこちゃんはオイルまみれの釘を灯油で洗ったのをマグネットで取る係。
この後、チーくんは晩ご飯を食べて、玄米コーヒーと弁当を持って旅立った。
途中、仮眠をはさみながら八王子まで帰った。
チーくんと一緒に作業中に喋ってて、10代後半から20代前半は彼はピップホップダンスのプロを目指してたと。
でもその世界は他人からの評価が絶対なんだと。
ヒッピー系のお祭りに誘われて行った時、みんなで楽しむ為に踊って気づいたそう。
「絶対こっちのが楽しい。」と。
当たり前やけど、自分が楽しむ為とういうのと、評価を受けることを目指すというのは根本的に違う。
これは陶芸でも音楽でも何でも一緒。
誰に何と言われようと、自分の感覚がワクワクしないものはしてはならん。
それがブレない芯を持った生き方に繋がる。
地に足をつけるというのもそこから。
こういうほんとにヤル気のある、廃材天国のスタイルを学びたい若者はこっちも楽しい。
労働にも張り合いが出るし、子ども達にもいい体験やと思う。
ウチに居候に来るからには、ウーフ(労働と滞在を交換するシステム)のように、平たく誰でもいい訳じゃない。
こういうオルタナティブな生き方を目指すという所での同意がないと、お互いにしんどい。
次は12月の頭から仙台の女の子が来る。
彼女にはFAXで、自分のプロフィールや何でウチに来たいか?などを詳しく書いて送ってもらった。
ユウコちゃんの時からそうしてる。
どうせ、来たら生い立ちから何からお互いに喋る訳やからね。
アンコちゃんと言って、「教育」というキーワードが一番の関心。
しょうたくんと一緒やな。
FAX読ませてもらった限りではかなり環境や食、経済と関心が強い。
また、あっこちゃんの喜ぶ女子居候。
僕は当然廃材建築に関心のある男がいいんやけど、色んな人が来るから面白い。
写真撮り忘れたけど、籾の袋にして2つとちょい。
籾摺りしてみんと分からんけど、何十㌔かは採れてる。
僕と源とあっこちゃんとユウコちゃんが脱穀してる間もチーくんは軒の作業を続行してた。
彼は昨日の夜、東京に向けて帰る予定だったんで、夕方まで目一杯軒の作業がしたいと言うことやった。
今日の夕方までに八王子に帰って、車検を受けないとといけないそう。
それがなかったらもっと居たいと何回も言うてた。
彼は12月にはブラジルに行って、大きなお祭りに参加して、そのまま南米を旅する予定。
僕らが午前中で脱穀作業を終えて帰ってくると、チーくんは野地板をどんどん打ちつけてた。
向こうの先端が一番跳ね上がってて、全体にウェーブしてるデザイン。
ユウコちゃんも初めて上に上がり、釘を打つ作業をしたいと。
上がった時は怖くて笑いしかでなかった。
人間怖いとオカシイんかな?
とにかく目一杯やりたいということで、暗くなるまでやりきった。
僕は下の丸太と焦げた角材とを細い角材で補強を入れる。
にこちゃんはオイルまみれの釘を灯油で洗ったのをマグネットで取る係。
この後、チーくんは晩ご飯を食べて、玄米コーヒーと弁当を持って旅立った。
途中、仮眠をはさみながら八王子まで帰った。
チーくんと一緒に作業中に喋ってて、10代後半から20代前半は彼はピップホップダンスのプロを目指してたと。
でもその世界は他人からの評価が絶対なんだと。
ヒッピー系のお祭りに誘われて行った時、みんなで楽しむ為に踊って気づいたそう。
「絶対こっちのが楽しい。」と。
当たり前やけど、自分が楽しむ為とういうのと、評価を受けることを目指すというのは根本的に違う。
これは陶芸でも音楽でも何でも一緒。
誰に何と言われようと、自分の感覚がワクワクしないものはしてはならん。
それがブレない芯を持った生き方に繋がる。
地に足をつけるというのもそこから。
こういうほんとにヤル気のある、廃材天国のスタイルを学びたい若者はこっちも楽しい。
労働にも張り合いが出るし、子ども達にもいい体験やと思う。
ウチに居候に来るからには、ウーフ(労働と滞在を交換するシステム)のように、平たく誰でもいい訳じゃない。
こういうオルタナティブな生き方を目指すという所での同意がないと、お互いにしんどい。
次は12月の頭から仙台の女の子が来る。
彼女にはFAXで、自分のプロフィールや何でウチに来たいか?などを詳しく書いて送ってもらった。
ユウコちゃんの時からそうしてる。
どうせ、来たら生い立ちから何からお互いに喋る訳やからね。
アンコちゃんと言って、「教育」というキーワードが一番の関心。
しょうたくんと一緒やな。
FAX読ませてもらった限りではかなり環境や食、経済と関心が強い。
また、あっこちゃんの喜ぶ女子居候。
僕は当然廃材建築に関心のある男がいいんやけど、色んな人が来るから面白い。
タグ :脱穀
2010年11月27日
近所に出張廃材建築
最近、コロコロ作業が変わる。
昨日は一日、出張廃材建築。
10月にも行った善通寺の「アトリエ孤路庵」の作品収納の為の中二階の製作。
居候の二人はあっこちゃんや子ども達と畑仕事。
玉ねぎの苗を植えたり、ワケギの球根を植えたり。
まだ小さな葉モノの周りの草取りもみんなで丁寧にできたそう。

廃材天国から廃材の角材をみつくろって持って行く。

軒の作業に使って、まだまだ焦げた角材がたくさんある事に気づいたんで、焦げた角材を中心に持って行った。
サンダーにワイヤーブラシのアタッチメントをつけて磨くと、炭が取れてキレイになるし、見た目もかっちょいい。

前回、奥の壁面に対して、コンパネを5枚タテに張った。
その5枚分の面積は早くもダンボールに入った作品で一杯。
それで、その5枚から更に手前に5枚延長する今回の仕事を依頼された。

角材が4寸角でしっかりしてるんで、このぐらいの間隔で十分。

コンパネをビス留めすれば、あっという間に完成。
ここまでで、3時台だったし、時間に余裕があったら階段も欲しいと聞いてた。
僕が準備してた角材では重すぎて、後で外す仕様にしたいという先生の要望で、階段の材料を廃材天国に取りに帰った。
車で10分もかからない程近いんで、何かと便利。

このデッキなどに使う薄い木の廃材を持ってきた。
一旦階段をつける場所に斜めに当てながら、水平機で印を付けてから、このガイドの小さな部品を取り付ける。

その小さなガイドに、歩く為の段を固定する。
かなり登りやすい階段になった。
しかも軽量化したんで、邪魔になる時には外せる。

中二階の面積が倍になり、階段もついたんで、かなり使いやすくなった。
買った材料はコンパネだけなので、かなり安くできる。
ここが廃材建築の魅力。
実質本位で「強度」と「用途」を満たすのには十分。
不景気で建築の仕事がナイナイってよく聞くけど、大工さんもこういう提案したらええのに。
新築や大きな建物は「確認申請」という難題があるけど、車庫やちょっとしたリフォームなら、「思いっきり経費削減する為にタダの廃材の角材も使えますよ。」と施主に提案する。
もちろん、常に解体屋とタッグを組んで、労力をかけずに廃材を回してもらう。
施主がOKすれば自分の人件費はちゃんと頂いて、仕事として回せる訳やん。
あのアルミの2、30万もするカーポートにしろ、ちょっとしたリフォームにしろ大工さんに頼むと高いというイメージを払拭できれば仕事なんかいくらでもあるぞ。
今までどおりの無駄が当たり前の、バブリーでルーズな仕事して成り立つ時代とちゃうがな。
これは建築に限ったことじゃない。
とにかく無駄な経費のかけ過ぎ。
生活が苦しいという奴にしても、ワーキングプアか何かしらんけど姿勢が甘い。
使うだけ使こて、ナイナイ言うとんやからどうしようもないぞ。
今、ウチで居る居候のように、本気でどうにかしたいと思って動く気合があれば何とかなる。
ここの生活をしばらく経験すれば、どこへ行っても通用するからね。
僕の提案するスローライフとは、朝から晩まで動きまくった結果として、田植え機で植えるよりペースがスローやという意味。
でもいくらスローペースでも、田植え機を買うことを考えれば一週間でも二週間でも手植えしてたらええだけ。
甘い性根で「ゆったりスローな生活がしたい。」という幻想を持つな。
スローライフですら、高い薪ストーブ買わされてみたりと、商売人のカモにされてるんやからね。
今日は黒米の脱穀と、軒の作業の続きやー。
昨日は一日、出張廃材建築。
10月にも行った善通寺の「アトリエ孤路庵」の作品収納の為の中二階の製作。
居候の二人はあっこちゃんや子ども達と畑仕事。
玉ねぎの苗を植えたり、ワケギの球根を植えたり。
まだ小さな葉モノの周りの草取りもみんなで丁寧にできたそう。
廃材天国から廃材の角材をみつくろって持って行く。
軒の作業に使って、まだまだ焦げた角材がたくさんある事に気づいたんで、焦げた角材を中心に持って行った。
サンダーにワイヤーブラシのアタッチメントをつけて磨くと、炭が取れてキレイになるし、見た目もかっちょいい。
前回、奥の壁面に対して、コンパネを5枚タテに張った。
その5枚分の面積は早くもダンボールに入った作品で一杯。
それで、その5枚から更に手前に5枚延長する今回の仕事を依頼された。
角材が4寸角でしっかりしてるんで、このぐらいの間隔で十分。
コンパネをビス留めすれば、あっという間に完成。
ここまでで、3時台だったし、時間に余裕があったら階段も欲しいと聞いてた。
僕が準備してた角材では重すぎて、後で外す仕様にしたいという先生の要望で、階段の材料を廃材天国に取りに帰った。
車で10分もかからない程近いんで、何かと便利。
このデッキなどに使う薄い木の廃材を持ってきた。
一旦階段をつける場所に斜めに当てながら、水平機で印を付けてから、このガイドの小さな部品を取り付ける。
その小さなガイドに、歩く為の段を固定する。
かなり登りやすい階段になった。
しかも軽量化したんで、邪魔になる時には外せる。
中二階の面積が倍になり、階段もついたんで、かなり使いやすくなった。
買った材料はコンパネだけなので、かなり安くできる。
ここが廃材建築の魅力。
実質本位で「強度」と「用途」を満たすのには十分。
不景気で建築の仕事がナイナイってよく聞くけど、大工さんもこういう提案したらええのに。
新築や大きな建物は「確認申請」という難題があるけど、車庫やちょっとしたリフォームなら、「思いっきり経費削減する為にタダの廃材の角材も使えますよ。」と施主に提案する。
もちろん、常に解体屋とタッグを組んで、労力をかけずに廃材を回してもらう。
施主がOKすれば自分の人件費はちゃんと頂いて、仕事として回せる訳やん。
あのアルミの2、30万もするカーポートにしろ、ちょっとしたリフォームにしろ大工さんに頼むと高いというイメージを払拭できれば仕事なんかいくらでもあるぞ。
今までどおりの無駄が当たり前の、バブリーでルーズな仕事して成り立つ時代とちゃうがな。
これは建築に限ったことじゃない。
とにかく無駄な経費のかけ過ぎ。
生活が苦しいという奴にしても、ワーキングプアか何かしらんけど姿勢が甘い。
使うだけ使こて、ナイナイ言うとんやからどうしようもないぞ。
今、ウチで居る居候のように、本気でどうにかしたいと思って動く気合があれば何とかなる。
ここの生活をしばらく経験すれば、どこへ行っても通用するからね。
僕の提案するスローライフとは、朝から晩まで動きまくった結果として、田植え機で植えるよりペースがスローやという意味。
でもいくらスローペースでも、田植え機を買うことを考えれば一週間でも二週間でも手植えしてたらええだけ。
甘い性根で「ゆったりスローな生活がしたい。」という幻想を持つな。
スローライフですら、高い薪ストーブ買わされてみたりと、商売人のカモにされてるんやからね。
今日は黒米の脱穀と、軒の作業の続きやー。
タグ :スローライフ
2010年11月26日
コロラドからの来訪者
軒の上半分は出来たんで、下部分の角材を持ち上げる。
焦げた廃材置き場に行って運ぼうとすると、違和感がある。
全部4mの規格やと思ってたら、5mのが一塊あった。
材木屋が火事になったのを消防が消した廃材なので、4mで揃ってたんやけど、以外に嬉しい規格外品。

まずは持ち上げる。

反対側、ピザの窯の軒の上から見た様子。

親父から電話があって、金倉川に活かしてあるフナを捌くから取りに来いと。
仲南町(現まんのう町)の池から200匹も取ってきて近くの川に活かしてある。
水不足の香川県では、ため池の数が日本一。
冬場の池の水を抜いてメンテナンスする時に大量にフナが取れる。
それをもらってきてる。
フナ料理は香川の伝統郷土料理で、煮付けやてっぱい(酢味噌和え)が有名。
これぞ身土不二のマクロビオティック伝統食。

とにかく徹底的にヌメリをきれいに洗って、霜降りする。
水を入れずに酒だけで煮る。
味付けは本醸造の醤油と三河本味醂だけ。
ショウガ、コンニャク、ゴボウなんかも入れる。
写真は3時間程弱火で煮詰めて、一旦冷ました所。
ゼラチンで煮汁がニコゴリになってる。
これを翌日また火を入れて頂くと、じっくり醤油と味醂がしみて美味しい。
前もって、聞いてたお客が訪れた。
「ラフ・ストーン」のトミーがアメリカ人を連れてきた。
何でも、コロラド州のロッキー山脈の山中に土地を買って、住んでるそう。
東南アジア旅行も毎年のようにしてるらしく、ラオスで見たサウナを自宅に自作してる最中なんだとか。
松、杉、ヒノキはそこら中に生えてるし、枯れてるのを選んで薪ストーブで焚いてるそう。
冬場は-20℃とかになるんだと。
ウチの薪調理システム、自作薪ストーブ、五右衛門風呂など、興味深く見学してた。
コロラドに来て色々教えて欲しいと言われたけど、60代の大学教授をリタイヤした夫婦だったんで、廃材天国スタイルではどうなん?と思うけどね。
田んぼや畑も見学して、熱心に聞いてくれた。
いかんせんトミーの通訳を通すんで、専門用語は伝わりにくい。
ほんと、僕の単語英会話では、中々伝わらない。
差し入れにビール持参できてくれたのも有難い。
最近、寒くなって夜は純米酒なので、昼間作業中のおやつには丁度いい。
廃材天国のお土産に市販の甘いものはNG。
僕がお客と喋ってる間にも、ユウコちゃんは米飴を煮詰めたり、フナの煮つけの管理。
どうせ火の番するんなら空いてる口にフライパンをかけて玄米も煎る。
薪調理をやってると、「薪のあるうちについでに、、、。」とエンドレスで色々できてしまう。
一方、外のチーくんは持ち上げた角材に新たな野地板を打ちつけてくれてた。
焦げた廃材置き場に行って運ぼうとすると、違和感がある。
全部4mの規格やと思ってたら、5mのが一塊あった。
材木屋が火事になったのを消防が消した廃材なので、4mで揃ってたんやけど、以外に嬉しい規格外品。
まずは持ち上げる。
反対側、ピザの窯の軒の上から見た様子。
親父から電話があって、金倉川に活かしてあるフナを捌くから取りに来いと。
仲南町(現まんのう町)の池から200匹も取ってきて近くの川に活かしてある。
水不足の香川県では、ため池の数が日本一。
冬場の池の水を抜いてメンテナンスする時に大量にフナが取れる。
それをもらってきてる。
フナ料理は香川の伝統郷土料理で、煮付けやてっぱい(酢味噌和え)が有名。
これぞ身土不二のマクロビオティック伝統食。
とにかく徹底的にヌメリをきれいに洗って、霜降りする。
水を入れずに酒だけで煮る。
味付けは本醸造の醤油と三河本味醂だけ。
ショウガ、コンニャク、ゴボウなんかも入れる。
写真は3時間程弱火で煮詰めて、一旦冷ました所。
ゼラチンで煮汁がニコゴリになってる。
これを翌日また火を入れて頂くと、じっくり醤油と味醂がしみて美味しい。
前もって、聞いてたお客が訪れた。
「ラフ・ストーン」のトミーがアメリカ人を連れてきた。
何でも、コロラド州のロッキー山脈の山中に土地を買って、住んでるそう。
東南アジア旅行も毎年のようにしてるらしく、ラオスで見たサウナを自宅に自作してる最中なんだとか。
松、杉、ヒノキはそこら中に生えてるし、枯れてるのを選んで薪ストーブで焚いてるそう。
冬場は-20℃とかになるんだと。
ウチの薪調理システム、自作薪ストーブ、五右衛門風呂など、興味深く見学してた。
コロラドに来て色々教えて欲しいと言われたけど、60代の大学教授をリタイヤした夫婦だったんで、廃材天国スタイルではどうなん?と思うけどね。
田んぼや畑も見学して、熱心に聞いてくれた。
いかんせんトミーの通訳を通すんで、専門用語は伝わりにくい。
ほんと、僕の単語英会話では、中々伝わらない。
差し入れにビール持参できてくれたのも有難い。
最近、寒くなって夜は純米酒なので、昼間作業中のおやつには丁度いい。
廃材天国のお土産に市販の甘いものはNG。
僕がお客と喋ってる間にも、ユウコちゃんは米飴を煮詰めたり、フナの煮つけの管理。
どうせ火の番するんなら空いてる口にフライパンをかけて玄米も煎る。
薪調理をやってると、「薪のあるうちについでに、、、。」とエンドレスで色々できてしまう。
一方、外のチーくんは持ち上げた角材に新たな野地板を打ちつけてくれてた。
2010年11月25日
「オルター」の西川氏が、ちろりん村に
おととい乗せた角材は固定し終わった。

焦げた角材と下の丸太を斜めに長いビスで固定。
金物の代わりに、短い角材を左右からビス留めして終わり。

チーくんの選り分けたパレットの板も溜まってきた。
ので、野地板の打ちつけに入る。

曲がった丸太の上に焦げた角材を並べてるんで、水平じゃない。
丁度、一間隔ごとに板を打っていくので、湾曲する面になっても問題ない。
というか、この緩やかなカーブが廃材天国流。

ある程度固定しとくと、土歩くんがどんどん打ってくれる。

廃材天国で使う釘はオイル漬け。
これは数年前に、高松が台風と高潮で洪水になった時に、金物屋の前に山と積まれてたのをもらって来た。
そのまんまやと塩水に浸かってて、錆びて塊状になってしまうんで、車屋から廃棄するエンジンオイルと缶をもらってきて漬け込んでる。
150mmから25mmまで10種類以上のラインナップ。
使うごとにオイルを切って、灯油で洗って使う。
欠点は口にクワエられない所。

ビスはメッキが効いてるんで、持って帰った時に水洗いして塩水を落としたのでドライな状態。

野遊も学校から帰ってきて、急いで宿題を終わらせて上がってきた。
みんなでワイワイやってるから楽しそうなんやろね。

下から見ると美しい。

一つ一つは産業廃棄物のパレットの廃材でも、全体を見るとかっこいいモノ。
チーくんは何もかも始めての作業で、もっともっといろんな経験がしたいです、と。
12月の終わりから2ヶ月ぐらいブラジルに行く予定なんで、またそれから帰ってきて来てもいいですか?と。
夕方、高松の自然食品店「ちろりん村」の大西さんが、ある講演会のフライヤーを持って来てくれた。
「オルター」という自然食品を扱うNPOの西川さんという方が講師。
元々、大鵬薬品で制癌剤の研究をされてて、それを辞めて代替医療の世界に転換されてる。
脱原発、薬害告発、農薬空中散布禁止、と市民運動の先駆け的な存在でもあられるそう。
これから、香川県でも「オルター香川」として、NPO法人「安全な食べものネットワーク オルター」の食品が宅配で買えるようになるそう。
大西さん曰く、安くて品質のいいものばかりなんだと。
12/5(日)12時~13時、試食会
講演会は13時~15時
「食は『いのち』偽装などもってのほか、もう一度、本物の食べものを取り戻そう」
参加費 1000円
場所 ちろりん村バックヤード
問い合わせ(ちろりん村)087-837-4568
大西さんをして、「もっと聞かせて欲しいー!」となること間違いなしの、熱烈な講演会だそう。
これは楽しみやーーー。
チーくんは今週末で東京に帰らんといかんみたいなので、ユウコちゃんも連れていこう。
焦げた角材と下の丸太を斜めに長いビスで固定。
金物の代わりに、短い角材を左右からビス留めして終わり。
チーくんの選り分けたパレットの板も溜まってきた。
ので、野地板の打ちつけに入る。
曲がった丸太の上に焦げた角材を並べてるんで、水平じゃない。
丁度、一間隔ごとに板を打っていくので、湾曲する面になっても問題ない。
というか、この緩やかなカーブが廃材天国流。
ある程度固定しとくと、土歩くんがどんどん打ってくれる。
廃材天国で使う釘はオイル漬け。
これは数年前に、高松が台風と高潮で洪水になった時に、金物屋の前に山と積まれてたのをもらって来た。
そのまんまやと塩水に浸かってて、錆びて塊状になってしまうんで、車屋から廃棄するエンジンオイルと缶をもらってきて漬け込んでる。
150mmから25mmまで10種類以上のラインナップ。
使うごとにオイルを切って、灯油で洗って使う。
欠点は口にクワエられない所。
ビスはメッキが効いてるんで、持って帰った時に水洗いして塩水を落としたのでドライな状態。
野遊も学校から帰ってきて、急いで宿題を終わらせて上がってきた。
みんなでワイワイやってるから楽しそうなんやろね。
下から見ると美しい。
一つ一つは産業廃棄物のパレットの廃材でも、全体を見るとかっこいいモノ。
チーくんは何もかも始めての作業で、もっともっといろんな経験がしたいです、と。
12月の終わりから2ヶ月ぐらいブラジルに行く予定なんで、またそれから帰ってきて来てもいいですか?と。
夕方、高松の自然食品店「ちろりん村」の大西さんが、ある講演会のフライヤーを持って来てくれた。
「オルター」という自然食品を扱うNPOの西川さんという方が講師。
元々、大鵬薬品で制癌剤の研究をされてて、それを辞めて代替医療の世界に転換されてる。
脱原発、薬害告発、農薬空中散布禁止、と市民運動の先駆け的な存在でもあられるそう。
これから、香川県でも「オルター香川」として、NPO法人「安全な食べものネットワーク オルター」の食品が宅配で買えるようになるそう。
大西さん曰く、安くて品質のいいものばかりなんだと。
12/5(日)12時~13時、試食会
講演会は13時~15時
「食は『いのち』偽装などもってのほか、もう一度、本物の食べものを取り戻そう」
参加費 1000円
場所 ちろりん村バックヤード
問い合わせ(ちろりん村)087-837-4568
大西さんをして、「もっと聞かせて欲しいー!」となること間違いなしの、熱烈な講演会だそう。
これは楽しみやーーー。
チーくんは今週末で東京に帰らんといかんみたいなので、ユウコちゃんも連れていこう。
2010年11月24日
廃材建築真骨頂
チーくんの薪作りもひと段落したし、昨日は雨も上がってたんで、溶接の作業は止め。
彼の「是非とも廃材建築がしてみたいです。」という要望もあるし、この間大阪のリョウヘイくんと近所のナオヤくんに手伝ってもらって丸太を上げたばっかしの、廃材天国正面の軒の作業がある。

この材木置き場ごと火事になったのを持って来てくれた廃材は、廃材天国では一番最初の道具置き場に使ってるから、5年前からある。
周囲が燃えて焦げてるんで、腐りにくい。

とにかくこの角材を丸太の上に乗せる。

とりあえず乗せてみて、そういやあこの角材の上の野地板ってどれ使おう?とハタと考えた。
最近持ち込まれてるのは、伐採した丸太系の廃材が多い。
角材なんかはフンダンにあるけど、廃材の板ってまとまった量ないんよねー。
以前はよく、解体現場に自分で剥がしにいったもの。

廃材天国の庭を歩いてると、コレが目についた。
パレットをバラした短い板。
カナディアンファームのような板のシングル葺きをしようと思って、大量に来たパレットを切りまくって作ってた廃材。
http://www.go-canadianfarm.com/(カナディアンファームHP、ここにハセヤンの数々の廃材建築の写真アリ)
焦げた角材の間隔を決めるのは、その上に乗せる板の厚みやサイズによる。
厚みが薄い板なら、間隔を狭くせんといかん。
今回のように、初めから短い板を使う場合はこの板の長さに合わせて、角材の幅を決定する。
材料を買って建築するのと、廃材で建築するのの決定的な違いがココ。
ある廃材によって、工法やデザインが決まってくる。
「さあ、この次どうしよっかなー?」とちょっと考えて「お!!!」と閃く瞬間が一番楽しい。
それは「考える」んじゃない。
「閃く」のだ。

チーくんにサイズを選り分けてもらう。
切りそろえてもらうように頼んだら、60cm、50cm、45cmと切らなくても分類できるとのことだたんで、そうしてもらった。
6と書いてるのが60cm。
この60cmの板が乗るように角材の幅を固定する。

一番右は手前だけ丸太が長く、上の2本は途中まで。
ついでに足して、ピザ窯の方の軒と連結させよう、と思いつく。

よく研がれたチェーンソーなら、カッターで発泡スチロールを切るようにサクッと切れる。

角材でこう繋げた。
彼の「是非とも廃材建築がしてみたいです。」という要望もあるし、この間大阪のリョウヘイくんと近所のナオヤくんに手伝ってもらって丸太を上げたばっかしの、廃材天国正面の軒の作業がある。
この材木置き場ごと火事になったのを持って来てくれた廃材は、廃材天国では一番最初の道具置き場に使ってるから、5年前からある。
周囲が燃えて焦げてるんで、腐りにくい。
とにかくこの角材を丸太の上に乗せる。
とりあえず乗せてみて、そういやあこの角材の上の野地板ってどれ使おう?とハタと考えた。
最近持ち込まれてるのは、伐採した丸太系の廃材が多い。
角材なんかはフンダンにあるけど、廃材の板ってまとまった量ないんよねー。
以前はよく、解体現場に自分で剥がしにいったもの。
廃材天国の庭を歩いてると、コレが目についた。
パレットをバラした短い板。
カナディアンファームのような板のシングル葺きをしようと思って、大量に来たパレットを切りまくって作ってた廃材。
http://www.go-canadianfarm.com/(カナディアンファームHP、ここにハセヤンの数々の廃材建築の写真アリ)
焦げた角材の間隔を決めるのは、その上に乗せる板の厚みやサイズによる。
厚みが薄い板なら、間隔を狭くせんといかん。
今回のように、初めから短い板を使う場合はこの板の長さに合わせて、角材の幅を決定する。
材料を買って建築するのと、廃材で建築するのの決定的な違いがココ。
ある廃材によって、工法やデザインが決まってくる。
「さあ、この次どうしよっかなー?」とちょっと考えて「お!!!」と閃く瞬間が一番楽しい。
それは「考える」んじゃない。
「閃く」のだ。
チーくんにサイズを選り分けてもらう。
切りそろえてもらうように頼んだら、60cm、50cm、45cmと切らなくても分類できるとのことだたんで、そうしてもらった。
6と書いてるのが60cm。
この60cmの板が乗るように角材の幅を固定する。
一番右は手前だけ丸太が長く、上の2本は途中まで。
ついでに足して、ピザ窯の方の軒と連結させよう、と思いつく。
よく研がれたチェーンソーなら、カッターで発泡スチロールを切るようにサクッと切れる。
角材でこう繋げた。
タグ :廃材
2010年11月23日
また新居候、八王子のちーくん
アートマーケットの日に、ユウコちゃんの友達で東京の八王子からちーくんが来た。
彼も廃材建築や手作りの食生活にも関心があって、居候希望。
期間労働などを転々としながら自分の好きな音楽活動をしてるそう。
その中で、好きな事と経済的なバランス、今の社会に疑問を持ち、ウチの自画自賛ライフを参考にしたいと。
若者は聞く、僕やあっこちゃんが何でこんな生活をしてるか?
廃材天国の中で日常的な作業やご飯の合間に、何だカンダと話をする。
彼らには、「どんな生活がしたいん?」と僕は聞く。
ここにピンとくる時点でオオムネの答えは持ってるんやろけどね。
作業や食事の間のおしゃべりもカウンセリングのようなもんかもね。
僕らと喋ってるうちに、自ら気づくんやと思う。
「まず、ドコから取り掛かればいいんでしょうか?」とちーくんは結論を求める。
僕の答えは、
「ウチだけじゃない。今、日本中にお金儲けとは無縁のマイワールドライフを実現し、尚且つ経済的にも何とかなってる先輩方は多い。『かっこええーーー!』と自分が憧れるスタイルの人をどんどん訪問して、その人の創ってる空気を味わう事。」
僕もそうやって、自分のライフタイルを構築してきた。
僕が備前焼バビロンに入って、薄々とは疑問に感じてたことを確信に変えさせた、ネットワーク『地球村』の講演を聞いたの程、目からウロコだったことはない。
もちろん、本との出合いも大きい。
自然農法の福岡さんや川口さん、波動やスピリチュアル系との出会いもその頃。
実際に、今の彼らのように居候的に手伝いながら、アウトロー陶芸家の小向氏、野草博士の姫さん、自然農専業家の沖津さん、20代前半に受けた影響ははかり知れない。
とにかく、そういう今までは全然情報のなかった、表向きに成功者として出てない実践者。
そういう方がたくさん居ることが希望。
有機農業、自給自足、田舎暮らし、などのキーワードの中には猛者が山ほど。
しかもそういう志向を実現させるのには、学歴、資格、お金、経験、とメンドクサイ物はなくていいもんばっかし。
むしろ、そういう古い価値感から解放されることで実現するとも言えるね。
「わら」の船越さんが講演で言われてた、「そういうモノがなかったから桜沢先生の言葉を実践した!」という言葉が印象的。
それは「食べ物を変えれば運命が変わる」という言葉。
今の廃材天国でも一番重要視するのが、毎日の「食」やし、ご飯の為の田んぼや畑の作業や買い物の選択と決断には最大限の注意を払う。
この冬、絶対にしたいことは「クヌギの木を切ってきて、椎茸の菌を打ち込む事。」とか。
どっかで何か仕事をしてきて生活費を稼いで、好きな音楽をし、悠々自適な田舎暮らしを出来る筈がない。
毎日の日常の生活やぞ。
「したい事」とか「楽しい事」ってたいしたことじゃない。
崇高な夢を持って、貧しい日々を送るな。
何やったって、人生なんかどうせあっと言う間に終わるんやからねー。

いやー、ヤル気のある居候が一日薪作ってくれたら、風呂やキッチンストーブで使うには一ヶ月では使い切れん程できる。

大根も急激に太ってきたし、春菊やほうれん草は間引いて食べるのが追いつかない程成長する。
この若い大根の拍子木切りのスティックに、ゴマダレをつけて食べた。
最高ーーー!

午後になって雨が降ってきて、ちーくんには軒下で薪が切れるように段取りした。
で、僕は何しよー?
彼がどんどん切って小さい薪を生産してくれるんで、以前もらってきた鉄材で薪ストッカーを作ろうと思い立った。

まずは下に廃材をかまして、鉄材の水平を出す。

結構しっかりした鉄材なので、切るのが大変そう。
鉄材の長さをそのまんまにして、枠を作る。

ここまでくっつけると、さすがに固くなってきた。
溶接はちょっとつけただけでもしっかりするからね。
久しぶりの溶接作業は超楽しい。
「コレしよ。」と思い立って、その日のうちにソコソコ形になるのが楽しい。
頭の中や机の上で、アーでもないコーでもないと考えるのは大嫌い。
やってりゃ閃く。
それの連続で、設計図なしの廃材天国が出来てるんやから。
この「考えない生活」を是非とも彼らには伝授したいね。
彼も廃材建築や手作りの食生活にも関心があって、居候希望。
期間労働などを転々としながら自分の好きな音楽活動をしてるそう。
その中で、好きな事と経済的なバランス、今の社会に疑問を持ち、ウチの自画自賛ライフを参考にしたいと。
若者は聞く、僕やあっこちゃんが何でこんな生活をしてるか?
廃材天国の中で日常的な作業やご飯の合間に、何だカンダと話をする。
彼らには、「どんな生活がしたいん?」と僕は聞く。
ここにピンとくる時点でオオムネの答えは持ってるんやろけどね。
作業や食事の間のおしゃべりもカウンセリングのようなもんかもね。
僕らと喋ってるうちに、自ら気づくんやと思う。
「まず、ドコから取り掛かればいいんでしょうか?」とちーくんは結論を求める。
僕の答えは、
「ウチだけじゃない。今、日本中にお金儲けとは無縁のマイワールドライフを実現し、尚且つ経済的にも何とかなってる先輩方は多い。『かっこええーーー!』と自分が憧れるスタイルの人をどんどん訪問して、その人の創ってる空気を味わう事。」
僕もそうやって、自分のライフタイルを構築してきた。
僕が備前焼バビロンに入って、薄々とは疑問に感じてたことを確信に変えさせた、ネットワーク『地球村』の講演を聞いたの程、目からウロコだったことはない。
もちろん、本との出合いも大きい。
自然農法の福岡さんや川口さん、波動やスピリチュアル系との出会いもその頃。
実際に、今の彼らのように居候的に手伝いながら、アウトロー陶芸家の小向氏、野草博士の姫さん、自然農専業家の沖津さん、20代前半に受けた影響ははかり知れない。
とにかく、そういう今までは全然情報のなかった、表向きに成功者として出てない実践者。
そういう方がたくさん居ることが希望。
有機農業、自給自足、田舎暮らし、などのキーワードの中には猛者が山ほど。
しかもそういう志向を実現させるのには、学歴、資格、お金、経験、とメンドクサイ物はなくていいもんばっかし。
むしろ、そういう古い価値感から解放されることで実現するとも言えるね。
「わら」の船越さんが講演で言われてた、「そういうモノがなかったから桜沢先生の言葉を実践した!」という言葉が印象的。
それは「食べ物を変えれば運命が変わる」という言葉。
今の廃材天国でも一番重要視するのが、毎日の「食」やし、ご飯の為の田んぼや畑の作業や買い物の選択と決断には最大限の注意を払う。
この冬、絶対にしたいことは「クヌギの木を切ってきて、椎茸の菌を打ち込む事。」とか。
どっかで何か仕事をしてきて生活費を稼いで、好きな音楽をし、悠々自適な田舎暮らしを出来る筈がない。
毎日の日常の生活やぞ。
「したい事」とか「楽しい事」ってたいしたことじゃない。
崇高な夢を持って、貧しい日々を送るな。
何やったって、人生なんかどうせあっと言う間に終わるんやからねー。
いやー、ヤル気のある居候が一日薪作ってくれたら、風呂やキッチンストーブで使うには一ヶ月では使い切れん程できる。
大根も急激に太ってきたし、春菊やほうれん草は間引いて食べるのが追いつかない程成長する。
この若い大根の拍子木切りのスティックに、ゴマダレをつけて食べた。
最高ーーー!
午後になって雨が降ってきて、ちーくんには軒下で薪が切れるように段取りした。
で、僕は何しよー?
彼がどんどん切って小さい薪を生産してくれるんで、以前もらってきた鉄材で薪ストッカーを作ろうと思い立った。
まずは下に廃材をかまして、鉄材の水平を出す。
結構しっかりした鉄材なので、切るのが大変そう。
鉄材の長さをそのまんまにして、枠を作る。
ここまでくっつけると、さすがに固くなってきた。
溶接はちょっとつけただけでもしっかりするからね。
久しぶりの溶接作業は超楽しい。
「コレしよ。」と思い立って、その日のうちにソコソコ形になるのが楽しい。
頭の中や机の上で、アーでもないコーでもないと考えるのは大嫌い。
やってりゃ閃く。
それの連続で、設計図なしの廃材天国が出来てるんやから。
この「考えない生活」を是非とも彼らには伝授したいね。
2010年11月22日
KGCアートプロジェクトのマーケット
毎月第3日曜日は恒例、善通寺の「KGCアートマーケット」に出店。
ここには毎月行くので、暑い夏場には手打ちパスタ、手打ちラザニアなど、室内で出せるものにして、移動式のピザ窯は持っていってなかった。
なので、久々のピザ窯稼動。
このぐらい涼しくなると、みんな窯の周りに集まってくる。
火が恋しい季節
人気の玄米ライスバーガーは高野豆腐のカツに自家製ソースで完売。
ユウコちゃんが手伝ってくれたんで、僕は余裕が出来て、他の出店者たちのもゆっくり喋れた。
こういうのが楽しいんよね。
特に、スリランカの天然石の「ラフ・ストーン」では貴重な東南アジア情報も聞けた。
何年間もカンボジアやタイに住みながらソコラ中に足を運んでるから、マニアック過ぎて僕にはついていけない程。
もちろんどこでも各々のよさはあるけど、ラオスが一押しなんやって。
インドのようなオセオセ感もなく、タイのように開発も進んでなく、古き良きアジアが残ってるそう。
早速教えてもらった「トラベル子ちゃん」で調べてみな。

午後には近くのアマチュアマジシャンのおっちゃんがショーをしてくれた。
マジックの大会でも賞をとったり実力派で、マジに上手かった。
ちびっ子たちは目がテンで感動しまくり。

室内のアートマーケット全景。

野遊は皮職人のRETOROのお兄さんにサッカーを教えてもらって、大はしゃぎ。

夕方にはオペラの歌手の人が歌ってくれた。
倉庫の外まで響く大音量ですんごい迫力。
来年、志度のテアトロン(むっちゃ広い屋外劇場)で、その名も「魂の叫び」というイベントするんやって。
それの企画書も頂いた。
毎月、違った作家が集まるのも面白いし、ウチも毎月ピザでは面白くないから、次は何出そう?
来月は本格的に寒くなるやろから、あったかオーブン料理を何かピザの窯で出そう。
ポットパイシチューなんかもええね。
ここには毎月行くので、暑い夏場には手打ちパスタ、手打ちラザニアなど、室内で出せるものにして、移動式のピザ窯は持っていってなかった。
なので、久々のピザ窯稼動。
このぐらい涼しくなると、みんな窯の周りに集まってくる。
火が恋しい季節
人気の玄米ライスバーガーは高野豆腐のカツに自家製ソースで完売。
ユウコちゃんが手伝ってくれたんで、僕は余裕が出来て、他の出店者たちのもゆっくり喋れた。
こういうのが楽しいんよね。
特に、スリランカの天然石の「ラフ・ストーン」では貴重な東南アジア情報も聞けた。
何年間もカンボジアやタイに住みながらソコラ中に足を運んでるから、マニアック過ぎて僕にはついていけない程。
もちろんどこでも各々のよさはあるけど、ラオスが一押しなんやって。
インドのようなオセオセ感もなく、タイのように開発も進んでなく、古き良きアジアが残ってるそう。
早速教えてもらった「トラベル子ちゃん」で調べてみな。
午後には近くのアマチュアマジシャンのおっちゃんがショーをしてくれた。
マジックの大会でも賞をとったり実力派で、マジに上手かった。
ちびっ子たちは目がテンで感動しまくり。
室内のアートマーケット全景。
野遊は皮職人のRETOROのお兄さんにサッカーを教えてもらって、大はしゃぎ。
夕方にはオペラの歌手の人が歌ってくれた。
倉庫の外まで響く大音量ですんごい迫力。
来年、志度のテアトロン(むっちゃ広い屋外劇場)で、その名も「魂の叫び」というイベントするんやって。
それの企画書も頂いた。
毎月、違った作家が集まるのも面白いし、ウチも毎月ピザでは面白くないから、次は何出そう?
来月は本格的に寒くなるやろから、あったかオーブン料理を何かピザの窯で出そう。
ポットパイシチューなんかもええね。
2010年11月20日
究極の手打ちうどん
あっこちゃんはユウコちゃんが来てくれて、スイスイ何でもはかどって喜んでる。
炊事や風呂は薪やし、洗濯は古い二層式やし、一人増えると色んな手間が助かる。
にこちゃんも超お気に入りで、散歩に行ってもらったりね。
僕は大工道具置き場の整理。
倉庫の大きさは変わらないのに道具は次々増えるし、出張廃材建築に行く度に農業用のコンテナに色々詰めこんで行ってそのまんまになってたり、、、。
棚の段数を増やしたり、壁面に釘を打って吊るせる小物を一覧できるようにしたり。
弟の源が近所のうどん屋「寿美屋」でうどんの団子をもらってきた。
このうどん屋は数少ない、香川県産小麦「さぬきの夢2000」で100%打つ店。
800店とも言われるさぬきうどん屋の99%はオーストラリア産とかの外国産小麦。
出汁にもアミノ酸調味料を入れてる店がほとんど。
ウチがオススメする店は2軒だけ。
この「寿美屋」と、ウチの焼き締めの器で出してくれる「明水亭」。
明水亭は北海道産小麦、本醸造醤油に三河本味醂という本格派。
何と一流料理店しか載らない、柴田書店の「うどん、そば」に掲載される程。
もうここはうどん屋じゃなくて、日本料理屋がうどん出してるというレベル。
えー、うどんの団子というのは生地をまとめて、団子状にしたもの。
打つ前の状態のもの。
これをもらってきた。
なので急遽うどん打ちパーティーを実家で開催することに。
長く居る居候は必ずこういうチャンスに出会えるけど、来てすぐに手打ちの機会に恵まれるとはラッキーやね。

これが団子。

実家のダイニングキッチンも広くて使いやすい。
僕がいる時に、鍋を置く棚や調味料などをオープン収納にした。
システムキッチンの一番の欠点は、何から何まで戸や引き出しにしまうようになってる所。
一日3食の準備と片付けをスムーズにできるようなシステムが必要。

まずは親父と源がお手本を見せる。

その後、ユウコちゃんも挑戦。

最初は水で締めずに、釜揚げで。
寿美屋の生地でも、家で延ばして切って茹でたてはまた違った食感。
そして昆布、椎茸、いりこ、の出汁に追い鰹して、天然塩にヤマヒサの醤油、三河本味醂だけの超贅沢な出汁は最高!

野遊の動きはキレがよく、子どもとは思えない手つき。

土歩くんも等間隔で切れるようになってきた。

切った後、打粉をはらうのも一定のリズムで職人バリに美しくこなす。

釜揚げの後は、ゴシゴシとぬめりを洗いながら水で締める。

釜揚げもザルもつけ出しで。
薬味はネギ、ショウガで食べてて、柚子コショウやゴマなんかもプラスしていく。
トッピングは自家製の芋の天ぷら。
実は団子には「さぬきの夢2000」の小麦粉と「さぬきの夢2009」という新品種との2つあり、それのそれぞれの食感の違いをあーのこーの批評しながら頂く。
作りながら、食べながらで、うどん屋で席に座って食べるよりもたくさん食べたんちゃう?
どうも、県や農業試験場なんかは脱粒しにくく、収量が上がって、グルテンも多い新品種に切り替えていく方針。
寿美屋の大将に言わせれば、2000の方が繊細でいいと。
僕らも両方を同時に食べ比べてみて、モチモチの地粉の特徴は2000の方が強い。
でも実際、グルテンが多い方が業務用として導入されやすいのは当たり前。
グルテンの少ない2000の粉は最初の水回しを十割そばの如く、気を使う。
いや、その一手間をかけることで、あのモチモチが出るんなら悪くないと思ってたけどね。
香川県産の粉と芋と出汁だけで、よくもこんだけ盛り上がれるというぐらい話は尽きない。
最近タコパーとか流行ってるみたいやけど、日清製粉の外国産の粉とオタフクソースじゃなく、トコトン手作りでやればやる程、盛り上がること請け合いやでー。
粉モノって、B級グルメとバカにされてるけど、明水亭のようにA級にもなれる訳やからね。
粉自体も重要やけど、市販のタレやソースから解放されることが最重要課題やぞ!!!
炊事や風呂は薪やし、洗濯は古い二層式やし、一人増えると色んな手間が助かる。
にこちゃんも超お気に入りで、散歩に行ってもらったりね。
僕は大工道具置き場の整理。
倉庫の大きさは変わらないのに道具は次々増えるし、出張廃材建築に行く度に農業用のコンテナに色々詰めこんで行ってそのまんまになってたり、、、。
棚の段数を増やしたり、壁面に釘を打って吊るせる小物を一覧できるようにしたり。
弟の源が近所のうどん屋「寿美屋」でうどんの団子をもらってきた。
このうどん屋は数少ない、香川県産小麦「さぬきの夢2000」で100%打つ店。
800店とも言われるさぬきうどん屋の99%はオーストラリア産とかの外国産小麦。
出汁にもアミノ酸調味料を入れてる店がほとんど。
ウチがオススメする店は2軒だけ。
この「寿美屋」と、ウチの焼き締めの器で出してくれる「明水亭」。
明水亭は北海道産小麦、本醸造醤油に三河本味醂という本格派。
何と一流料理店しか載らない、柴田書店の「うどん、そば」に掲載される程。
もうここはうどん屋じゃなくて、日本料理屋がうどん出してるというレベル。
えー、うどんの団子というのは生地をまとめて、団子状にしたもの。
打つ前の状態のもの。
これをもらってきた。
なので急遽うどん打ちパーティーを実家で開催することに。
長く居る居候は必ずこういうチャンスに出会えるけど、来てすぐに手打ちの機会に恵まれるとはラッキーやね。
これが団子。
実家のダイニングキッチンも広くて使いやすい。
僕がいる時に、鍋を置く棚や調味料などをオープン収納にした。
システムキッチンの一番の欠点は、何から何まで戸や引き出しにしまうようになってる所。
一日3食の準備と片付けをスムーズにできるようなシステムが必要。
まずは親父と源がお手本を見せる。
その後、ユウコちゃんも挑戦。
最初は水で締めずに、釜揚げで。
寿美屋の生地でも、家で延ばして切って茹でたてはまた違った食感。
そして昆布、椎茸、いりこ、の出汁に追い鰹して、天然塩にヤマヒサの醤油、三河本味醂だけの超贅沢な出汁は最高!
野遊の動きはキレがよく、子どもとは思えない手つき。
土歩くんも等間隔で切れるようになってきた。
切った後、打粉をはらうのも一定のリズムで職人バリに美しくこなす。
釜揚げの後は、ゴシゴシとぬめりを洗いながら水で締める。
釜揚げもザルもつけ出しで。
薬味はネギ、ショウガで食べてて、柚子コショウやゴマなんかもプラスしていく。
トッピングは自家製の芋の天ぷら。
実は団子には「さぬきの夢2000」の小麦粉と「さぬきの夢2009」という新品種との2つあり、それのそれぞれの食感の違いをあーのこーの批評しながら頂く。
作りながら、食べながらで、うどん屋で席に座って食べるよりもたくさん食べたんちゃう?
どうも、県や農業試験場なんかは脱粒しにくく、収量が上がって、グルテンも多い新品種に切り替えていく方針。
寿美屋の大将に言わせれば、2000の方が繊細でいいと。
僕らも両方を同時に食べ比べてみて、モチモチの地粉の特徴は2000の方が強い。
でも実際、グルテンが多い方が業務用として導入されやすいのは当たり前。
グルテンの少ない2000の粉は最初の水回しを十割そばの如く、気を使う。
いや、その一手間をかけることで、あのモチモチが出るんなら悪くないと思ってたけどね。
香川県産の粉と芋と出汁だけで、よくもこんだけ盛り上がれるというぐらい話は尽きない。
最近タコパーとか流行ってるみたいやけど、日清製粉の外国産の粉とオタフクソースじゃなく、トコトン手作りでやればやる程、盛り上がること請け合いやでー。
粉モノって、B級グルメとバカにされてるけど、明水亭のようにA級にもなれる訳やからね。
粉自体も重要やけど、市販のタレやソースから解放されることが最重要課題やぞ!!!
2010年11月19日
ホームスクーリング
絶対遅れたくないと毎日早起きし、宿題もキチンとせずには行けない野遊と違って、土歩くんは毎日ホームスクーリング。
にこちゃんと遊んだり、猫と遊んだり、ノコギリや金槌で何やら作ってみたりと何もしない訳ではない。
料理も好きで、毎日のように手伝ってくれる。
昨日は外で焚き火をしたいと言いだしたんで、ほんとに食べられるモン作ってよとリクエストした。
耐火レンガで簡単なカマドを作って、鉄の廃材を置いた。
こどものおもちゃはノコギリや包丁と全部本物。
ウチのちびっこは全員2歳になる前から包丁もたせてる。
もたせるというか、本人が興味を持った時にするのが何でも違和感なく入れる。
2、3回血がでりゃ、ちびっこでも注意するようになる。
と、井戸端会議では当たり前のこういう話題も、大人に余裕があって、ちゃんと見守れてこそできる。
もちろん、子どもが手伝うことで余計に手間がかかって当然。
その余裕が一番大事。
土歩くんや野遊ぐらいになると、マジに助かる。
この子らが10代になれば、出店の仕込みも廃材建築もバリバリとこなしてくれるのが目に浮かぶ。
子どもは大人のやってることを全部やりたい。
出来る出来ないよりも、頭ごなしに禁止しない。
本物、実物でやってみる。
自分で判断する。
後は好みや適正もあるやろうから、自然と好きな事や天職に目覚めていく。
計算や漢字でさえ、やりたくなればバリバリと吸収してあっという間にできるようになる。
超シンプル。
これはデモクラティックスクールの生徒に実際に会って確信したね。
そんなスクールに行く行かないよりも、家庭とか親の姿勢が一番大事。
親がイキイキと好きな人生を送る。
これが究極。

包丁も慣れたもの。

火をつけるのも彼にとっては日常の行為。

お昼のスープになったよ。
玉ねぎと畑の辛うじて残ってるナス、干し椎茸と水、味付けは塩だけ。
薄味で美味しいー。
僕だけカレーペーストとナンプラー足して大人味にしたけどね。

近所の何町分もお米作ってるおっちゃんに籾殻をもらった。
籾殻も廃材やもんね。
ほとんど個人の5反ぐらいの人は田んぼで燃やしてる。
本来籾殻は燻炭にしたり、利用価値は高い。
今回はさつま芋の保管の為に急いでもらってきた。
日常的にはコンポストトイレに毎回入れて、うんこをカバーして臭くならないようにする。

これは近所の薪ストーブのあるカフェからの注文の薪。
毎年軽トラで何回かは配達してる。
ジョイ(ホームセンター)で買ってるとのことやったんで、その半額ぐらいでいいですよということにしてる。
にこちゃんと遊んだり、猫と遊んだり、ノコギリや金槌で何やら作ってみたりと何もしない訳ではない。
料理も好きで、毎日のように手伝ってくれる。
昨日は外で焚き火をしたいと言いだしたんで、ほんとに食べられるモン作ってよとリクエストした。
耐火レンガで簡単なカマドを作って、鉄の廃材を置いた。
こどものおもちゃはノコギリや包丁と全部本物。
ウチのちびっこは全員2歳になる前から包丁もたせてる。
もたせるというか、本人が興味を持った時にするのが何でも違和感なく入れる。
2、3回血がでりゃ、ちびっこでも注意するようになる。
と、井戸端会議では当たり前のこういう話題も、大人に余裕があって、ちゃんと見守れてこそできる。
もちろん、子どもが手伝うことで余計に手間がかかって当然。
その余裕が一番大事。
土歩くんや野遊ぐらいになると、マジに助かる。
この子らが10代になれば、出店の仕込みも廃材建築もバリバリとこなしてくれるのが目に浮かぶ。
子どもは大人のやってることを全部やりたい。
出来る出来ないよりも、頭ごなしに禁止しない。
本物、実物でやってみる。
自分で判断する。
後は好みや適正もあるやろうから、自然と好きな事や天職に目覚めていく。
計算や漢字でさえ、やりたくなればバリバリと吸収してあっという間にできるようになる。
超シンプル。
これはデモクラティックスクールの生徒に実際に会って確信したね。
そんなスクールに行く行かないよりも、家庭とか親の姿勢が一番大事。
親がイキイキと好きな人生を送る。
これが究極。
包丁も慣れたもの。
火をつけるのも彼にとっては日常の行為。
お昼のスープになったよ。
玉ねぎと畑の辛うじて残ってるナス、干し椎茸と水、味付けは塩だけ。
薄味で美味しいー。
僕だけカレーペーストとナンプラー足して大人味にしたけどね。
近所の何町分もお米作ってるおっちゃんに籾殻をもらった。
籾殻も廃材やもんね。
ほとんど個人の5反ぐらいの人は田んぼで燃やしてる。
本来籾殻は燻炭にしたり、利用価値は高い。
今回はさつま芋の保管の為に急いでもらってきた。
日常的にはコンポストトイレに毎回入れて、うんこをカバーして臭くならないようにする。
これは近所の薪ストーブのあるカフェからの注文の薪。
毎年軽トラで何回かは配達してる。
ジョイ(ホームセンター)で買ってるとのことやったんで、その半額ぐらいでいいですよということにしてる。
タグ :焚き火
2010年11月18日
学校給食
最近、野遊は自分で決めて弁当持参で行ってる。
もちろん、みんなと同じ給食が食べたいという気持ちもなくはない。
ここ2ヶ月ぐらい毎日行ってて、給食を食べてた。
でも、玄米先生の松見歯科の検診で(何もなくても2ヶ月に一度)6歳臼歯(新たに生えた奥歯の永久歯)が虫歯になりかけと診断された。
歯科衛生士のお姉さんに毎回教育(洗脳?)されてるんで、砂糖の害を頭で分かってる上に虫歯になりかけと言われたんで、ショックだったよう。
元々牛乳だけはやめてたし、パンの日だけオムスビという選択肢もあるよと言うたんやけど、「どうせやったら全部弁当にする!」と自分から言い出した。
もちろん僕らが、一年生に上がった時から「ウチで作った手作りの弁当の方が野遊が元気で楽しくなるでー。」とそそのかしてはいた。
でもやっぱり、ウチではまず食べられないようなもんばっかし出てくる給食はさぞかし魅力的やからねー。
まあ、一年生の時は一週間ちょっと行って行かなくなったんで、こんなに毎日給食食べたのは今年の9月から。
先日の「わら」の船越さんの講演の話も帰って野遊に聞かせたし、僕らの想いを伝えて判断は野遊に任せた。
もちろん、「いつでも気持ちが変われば給食にしてもええんやで。」と弁当を強要しないことを心がけながらね。
松見歯科まではついていけんわという方には「粗食のススメ」の著者の幕内秀夫さんの本が色々あるからオススメ。
彼は「学校給食を米飯に!」という運動をしてて、南国市の教育長は小学校に彼を呼んで、お母さんに講演を聞いてもらい、各教室に炊飯器を置いて炊きたてのご飯が食べられるようにしてる。
もちろんパンをやめて怒る子はいないどころか、残す子がいなくなったと。
で、あっこちゃんと僕は朝5時台から全力で弁当作りに勤しむ日々が始まった。
あっこちゃんは「こんだけ本気で毎日やったら、さぞかしレベルアップするぞー。」と盛り付けも含めてかなりワクワクでやってる。
当然給食の献立も意識して、パンの日にはオムスビを小さくして、あっこパンを入れたり、揚げ物の日には掻き揚げやライスコロッケと、売り物以上のエネルギーで作ってる。
給食がよくないし、とりあえず玄米ムスビ持たしさえすりゃ、、、と考えるのは早計。
とにかく子どもの気持ちが一番大切。
葛藤はあると思う。
でも、朝早くからマジに弁当一つに全力をかける親の姿を嬉しくなくはないと思いたい。
これが親にしか出来ない愛情やと思う。
実際に「友達に何か言われたりせんの?」と聞くと「ええなー、って言われた。」やと。
そ、そうなん、、、!?
大人がウチの食を羨ましがるのはまだ分かるけど、子どもに言われると嬉しいね。
ウチのやることをオールOKしてくれる、寛大な担任の先生にも感謝!

相変わらず、土歩くんは学校に行かずに居候と作業。
ユウコちゃんは初めての薪割りを「たのしーーー!」とやってくれた。


五右衛門風呂のサナが腐ってきてたんで、作りかえた。
本体に廃材を当てながら作るんで、30分もあればできる簡単な仕事。
大工さんの廃材はキレイ。
「あっ、そろそろサナ作らな。」と思いついてすぐに取り掛かれるのが廃材の魅力。
こんな材料の為にホームセンターに行くこと自体がめんどくさいからね。

天気よかったんで、お昼は外で。
小春日和のゆったりしたランチタイム最高!
もちろん、みんなと同じ給食が食べたいという気持ちもなくはない。
ここ2ヶ月ぐらい毎日行ってて、給食を食べてた。
でも、玄米先生の松見歯科の検診で(何もなくても2ヶ月に一度)6歳臼歯(新たに生えた奥歯の永久歯)が虫歯になりかけと診断された。
歯科衛生士のお姉さんに毎回教育(洗脳?)されてるんで、砂糖の害を頭で分かってる上に虫歯になりかけと言われたんで、ショックだったよう。
元々牛乳だけはやめてたし、パンの日だけオムスビという選択肢もあるよと言うたんやけど、「どうせやったら全部弁当にする!」と自分から言い出した。
もちろん僕らが、一年生に上がった時から「ウチで作った手作りの弁当の方が野遊が元気で楽しくなるでー。」とそそのかしてはいた。
でもやっぱり、ウチではまず食べられないようなもんばっかし出てくる給食はさぞかし魅力的やからねー。
まあ、一年生の時は一週間ちょっと行って行かなくなったんで、こんなに毎日給食食べたのは今年の9月から。
先日の「わら」の船越さんの講演の話も帰って野遊に聞かせたし、僕らの想いを伝えて判断は野遊に任せた。
もちろん、「いつでも気持ちが変われば給食にしてもええんやで。」と弁当を強要しないことを心がけながらね。
松見歯科まではついていけんわという方には「粗食のススメ」の著者の幕内秀夫さんの本が色々あるからオススメ。
彼は「学校給食を米飯に!」という運動をしてて、南国市の教育長は小学校に彼を呼んで、お母さんに講演を聞いてもらい、各教室に炊飯器を置いて炊きたてのご飯が食べられるようにしてる。
もちろんパンをやめて怒る子はいないどころか、残す子がいなくなったと。
で、あっこちゃんと僕は朝5時台から全力で弁当作りに勤しむ日々が始まった。
あっこちゃんは「こんだけ本気で毎日やったら、さぞかしレベルアップするぞー。」と盛り付けも含めてかなりワクワクでやってる。
当然給食の献立も意識して、パンの日にはオムスビを小さくして、あっこパンを入れたり、揚げ物の日には掻き揚げやライスコロッケと、売り物以上のエネルギーで作ってる。
給食がよくないし、とりあえず玄米ムスビ持たしさえすりゃ、、、と考えるのは早計。
とにかく子どもの気持ちが一番大切。
葛藤はあると思う。
でも、朝早くからマジに弁当一つに全力をかける親の姿を嬉しくなくはないと思いたい。
これが親にしか出来ない愛情やと思う。
実際に「友達に何か言われたりせんの?」と聞くと「ええなー、って言われた。」やと。
そ、そうなん、、、!?
大人がウチの食を羨ましがるのはまだ分かるけど、子どもに言われると嬉しいね。
ウチのやることをオールOKしてくれる、寛大な担任の先生にも感謝!
相変わらず、土歩くんは学校に行かずに居候と作業。
ユウコちゃんは初めての薪割りを「たのしーーー!」とやってくれた。
五右衛門風呂のサナが腐ってきてたんで、作りかえた。
本体に廃材を当てながら作るんで、30分もあればできる簡単な仕事。
大工さんの廃材はキレイ。
「あっ、そろそろサナ作らな。」と思いついてすぐに取り掛かれるのが廃材の魅力。
こんな材料の為にホームセンターに行くこと自体がめんどくさいからね。
天気よかったんで、お昼は外で。
小春日和のゆったりしたランチタイム最高!
2010年11月17日
新居候のユウコちゃん到着
チョコチョコ掘って食べ始めてたさつま芋を一気に芋掘りした。

かなり広い面積植えてた。

実家の親父やお袋、ちびっこたちも。

まあまあ採れたね。
これから寒くなると芋は腐るんで、籾殻に埋めて寒さ対策をせんといかん。

薪の上で座布団干してたら、子ども達の日向ぼっこによかったよう。

午後からは新居候のユウコちゃん到着。
夕方、土歩くんに初の五右衛門風呂焚きを教えてもらってる。
ほんとにちゃんと教えられるから僕らは楽。
風呂だけじゃなく、料理もストーブもなんで、毎日やってりゃすぐに慣れる。
彼女はセルフビルドとか、自然農、マクロビオティック、自宅出産やホームスクーリング、環境問題、とかキーワード的にもの凄く関心があたというよりは、ブログを見て直感で連絡くれたそう。
10代から働いてて、うつから摂食障害も経験してて、食には関心が強い。
本も好きみたいで、ウチの書庫から「お金のいらない国」、「わらの料理」、「新地球村宣言」の3冊を選んで寝室に持って行った。
今朝も5時半には起きてきて、早速あっこちゃんの料理やお菓子作りのサブを勤めてる。
かなり広い面積植えてた。
実家の親父やお袋、ちびっこたちも。
まあまあ採れたね。
これから寒くなると芋は腐るんで、籾殻に埋めて寒さ対策をせんといかん。
薪の上で座布団干してたら、子ども達の日向ぼっこによかったよう。
午後からは新居候のユウコちゃん到着。
夕方、土歩くんに初の五右衛門風呂焚きを教えてもらってる。
ほんとにちゃんと教えられるから僕らは楽。
風呂だけじゃなく、料理もストーブもなんで、毎日やってりゃすぐに慣れる。
彼女はセルフビルドとか、自然農、マクロビオティック、自宅出産やホームスクーリング、環境問題、とかキーワード的にもの凄く関心があたというよりは、ブログを見て直感で連絡くれたそう。
10代から働いてて、うつから摂食障害も経験してて、食には関心が強い。
本も好きみたいで、ウチの書庫から「お金のいらない国」、「わらの料理」、「新地球村宣言」の3冊を選んで寝室に持って行った。
今朝も5時半には起きてきて、早速あっこちゃんの料理やお菓子作りのサブを勤めてる。
2010年11月16日
プチでもいい、居候と言えば、肉体労働だ
ひろえさんのライブの後、大阪からチャリで来てたリョウヘイくんと近所のナオヤくんが泊まってた。
ピザパーティーの後、モヤモヤした若者に2時まで話をしてた。
朝6時に、ガチャガチャ朝ごはん作ってるうちに2人とも起きたので、朝ごはん後に作業しようぜー、という流れにした。
作業服も貸して、8時から作業開始。
って、何の作業?
朝ごはん作りながら、こんな元気な若者をこのまま返してはもったいないし、何させよ?と考えてた。
薪作りや芋掘りなどの地味な作業もあるけど、やっぱし玄関前の軒やろー!
と思い切って、急いで段取りした。
リョウヘイくんはヤル気満々やけど、午前中作業して、チャリで高松まで行って、3時のジャンボフェリーに乗って帰る予定。
ナオヤくんはそうでもなかったけど、つられてするハメになったという感じ。
結果的には20代半ばの考えすぎる若者にとっては、夜中まで喋り捲ったよりも遥かに得るものがあったそう。

秋田のノブくんが居た頃なんで、夏か?ここまで出来てたのは。
この丸太の柱が立って、土壁に上具を上げてから石畳の作業もしたしな。

一番手前の2本を水平出して、チェーンソーでカット。
その一番手前の丸太の先端から、土壁にくっつけてある丸太に水糸を張って、真ん中の丸太に印をつける。
これも、チェーンソーで切る。

丸太に仮の支柱を固定して、チェーンブロックを吊り下げる。

途中までは、タイヤショベルで持ち上げて、そっからチェーンブロック2台でギリギリと上げていく。

一旦上に乗せたあと、チェーンを緩めて角度を変えて掛け直して、持ち上げる。
こうすることで、丸太を回転させて座りを直すことができる。
僕の指示で、初めてこんなことする若者もテキパキと動く。

手前の短い方はチェーンブロックで吊らなくても、ダイレクトにタイヤショベルで乗せられた。

ちょっとした座りの直しはバールで捏ねてなんとかなる。

若者たちは午前中だけだったんで、丸太が落ちないように板でサンドイッチにしてて、午後から羽子板ボルトで正式に固定。

羽子板、ズンギリ、ナットはストックがあったけど、座金が足りんかったんで、鉄の廃材の中で丁度穴の開いたのを見つけて代用。

こんだけ高くしてたら、この屋根の中に入れたまんま、フールキャリアに積み込みができる。
これがしたかったんよね。
リョウヘイくんは「農招自立大学」(ノーマネー)という団体(?)を作ってて、廃材天国をブログで見て、共感してたそう。
今回の丸太の作業で、いいかげんな廃材建築を実践してみて、かなり感動した様子。
大阪という都会の中で、廃材天国のような要素を持った生活をしたいと意気込んでる。
「まれびとハウス」というマンションの最上階を数人で借りて、様々なイベントの収益で家賃をペイするという以前きたウッチーも面白かったけど、このリョウヘイくんにもノーマネーで成功して欲しいもの。
廃材をもらって生活するというのは、単に安くあげるという発想だけじゃあ出来ん。
やはり、環境問題や社会問題を勉強せんとね。
こういう頭のいい若者が就職せずに、ホリエモンのような情けない成功者に憧れもせずに、自分のしたい事を見つけて、芯を持ってブレずに胸を張って堂々と生きていってもらいたいね。
もちろん、そういうセンサーが働くからウチに来るんやろけどね。
実際に成功した僕が彼らにプレゼントできるノウハウは全部タダで教える。
今日からはあっこちゃん待望の女居候が来るぞー。
ピザパーティーの後、モヤモヤした若者に2時まで話をしてた。
朝6時に、ガチャガチャ朝ごはん作ってるうちに2人とも起きたので、朝ごはん後に作業しようぜー、という流れにした。
作業服も貸して、8時から作業開始。
って、何の作業?
朝ごはん作りながら、こんな元気な若者をこのまま返してはもったいないし、何させよ?と考えてた。
薪作りや芋掘りなどの地味な作業もあるけど、やっぱし玄関前の軒やろー!
と思い切って、急いで段取りした。
リョウヘイくんはヤル気満々やけど、午前中作業して、チャリで高松まで行って、3時のジャンボフェリーに乗って帰る予定。
ナオヤくんはそうでもなかったけど、つられてするハメになったという感じ。
結果的には20代半ばの考えすぎる若者にとっては、夜中まで喋り捲ったよりも遥かに得るものがあったそう。
秋田のノブくんが居た頃なんで、夏か?ここまで出来てたのは。
この丸太の柱が立って、土壁に上具を上げてから石畳の作業もしたしな。
一番手前の2本を水平出して、チェーンソーでカット。
その一番手前の丸太の先端から、土壁にくっつけてある丸太に水糸を張って、真ん中の丸太に印をつける。
これも、チェーンソーで切る。
丸太に仮の支柱を固定して、チェーンブロックを吊り下げる。
途中までは、タイヤショベルで持ち上げて、そっからチェーンブロック2台でギリギリと上げていく。
一旦上に乗せたあと、チェーンを緩めて角度を変えて掛け直して、持ち上げる。
こうすることで、丸太を回転させて座りを直すことができる。
僕の指示で、初めてこんなことする若者もテキパキと動く。
手前の短い方はチェーンブロックで吊らなくても、ダイレクトにタイヤショベルで乗せられた。
ちょっとした座りの直しはバールで捏ねてなんとかなる。
若者たちは午前中だけだったんで、丸太が落ちないように板でサンドイッチにしてて、午後から羽子板ボルトで正式に固定。
羽子板、ズンギリ、ナットはストックがあったけど、座金が足りんかったんで、鉄の廃材の中で丁度穴の開いたのを見つけて代用。
こんだけ高くしてたら、この屋根の中に入れたまんま、フールキャリアに積み込みができる。
これがしたかったんよね。
リョウヘイくんは「農招自立大学」(ノーマネー)という団体(?)を作ってて、廃材天国をブログで見て、共感してたそう。
今回の丸太の作業で、いいかげんな廃材建築を実践してみて、かなり感動した様子。
大阪という都会の中で、廃材天国のような要素を持った生活をしたいと意気込んでる。
「まれびとハウス」というマンションの最上階を数人で借りて、様々なイベントの収益で家賃をペイするという以前きたウッチーも面白かったけど、このリョウヘイくんにもノーマネーで成功して欲しいもの。
廃材をもらって生活するというのは、単に安くあげるという発想だけじゃあ出来ん。
やはり、環境問題や社会問題を勉強せんとね。
こういう頭のいい若者が就職せずに、ホリエモンのような情けない成功者に憧れもせずに、自分のしたい事を見つけて、芯を持ってブレずに胸を張って堂々と生きていってもらいたいね。
もちろん、そういうセンサーが働くからウチに来るんやろけどね。
実際に成功した僕が彼らにプレゼントできるノウハウは全部タダで教える。
今日からはあっこちゃん待望の女居候が来るぞー。
2010年11月15日
阿部ひろえライブ&ピザパーティー
ウチらも入れて12人と、アットホームなライブやった。
ひろえさんと対話式でいい感じ。

この後、ひろえさんが写真を出しながら、海外での体験談を話してくれた。
今回はエクアドルの有機農園、先住民の「太陽の祭り」、ベトナムの水上生活者、南部の豊かな暮らし。

その後、ライブ

ひろえさんのゆったりとしていながらも、強く自分を持ち、教師を辞めて自由にシングルマザーとして生きてきた人生の滲み出る歌。
彼女は自分の責任を持った選択で、納得のいく生き方をしてるし、その希望を伝えてる。
マニラでゴミを拾いながら生活してる子どもたち、釜ヶ崎の労働者のおっちゃん、引きこもりの若者、障害を持つ人、今の海外も日本の社会問題も具体的な、2人称の体験談として歌にしてる。
来春はフィリピン→エチオピア→モロッコ→ヨーロッパとツアーするそう。
大体、年に2回ぐらいは海外へ行かれてるそう。
ライブの後は久しぶりのピザパーティー!
ここの所の移動式ピザ窯の出店はトマトソースに数種の野菜をトッピングという単一のメニューなので、自分としては一枚食べたらもう食べたくない。
一軒目の廃材ハウスに初めて作ったピザ窯でのピザパーティーは毎回違う味付けのピザを次から次へと焼きまくって、食べまくってた。

自家製トマトソースとバジルでマルゲリータ


自家製ジェノベーゼにイカ、蓮根、カボチャをトッピング

ここからはマニアックに、チーズなし。
酒粕、豆腐、玉ねぎみじんの炒めたの、練りゴマ、白味噌、梅酢で作ったチーズもどきに春菊のお浸し、ちりめんじゃこをトッピング。

リンゴ、柿、さつまいも、キウイのフルーツピザはオリーブオイル、塩、シナモンを振りかけて。

これは凄いよ。
生地だけ焼いて、レタス、ロケット、生タコ、塩、コショウ、オリーブオイル、というカルパッチョピザ。
写真撮り忘れたのが、醤油ベースのソースに薄味のキンピラゴボウをトッピングしたピザやトマトソースに色んな野菜をトッピングしたバージョンも。

結構寒かったんで、外で僕とあっこちゃんが焼いて、みんなは室内で食べてもらった。
これよ、やっぱり!
何でも自由に自家製ソースやトッピングを組み合わせられる醍醐味。
カルパッチョピザは魚の刺身でやってももちろん美味しい。
チーズなしだったり、既にピザとは言えない域になってしまう。
何でも同じ味を何回も食べたくない訳で、毎回小さくカットして、いろんな種類が食べられるように工夫すると楽しい。
必ずみんな言うのが、ピザをこんなにたくさん食べたのは初めてと。
そりゃ、チーズなしだったり、オイルも少なくて味も穏やかやから、しつこくて食べられなくなったりせんからね。
チーズたっぷり、ハムにエビにと豪華にすりゃ美味しいと思うけど、最初だけ。
これだって料理なんやから、組み合わせと出す順番によって飽きずに食べられるようにコースと考えればいいんちゃうかな。
ピザ食べ放題ってダサイから「フルコースピザ」とかかな。
ピザ屋よりはこういうゆったりとしたピザパーティーの方がウチらも楽しい。
予め予約してくれたら移動式ピザ窯で駆けつけてもええな。
ひろえさんと対話式でいい感じ。
この後、ひろえさんが写真を出しながら、海外での体験談を話してくれた。
今回はエクアドルの有機農園、先住民の「太陽の祭り」、ベトナムの水上生活者、南部の豊かな暮らし。
その後、ライブ
ひろえさんのゆったりとしていながらも、強く自分を持ち、教師を辞めて自由にシングルマザーとして生きてきた人生の滲み出る歌。
彼女は自分の責任を持った選択で、納得のいく生き方をしてるし、その希望を伝えてる。
マニラでゴミを拾いながら生活してる子どもたち、釜ヶ崎の労働者のおっちゃん、引きこもりの若者、障害を持つ人、今の海外も日本の社会問題も具体的な、2人称の体験談として歌にしてる。
来春はフィリピン→エチオピア→モロッコ→ヨーロッパとツアーするそう。
大体、年に2回ぐらいは海外へ行かれてるそう。
ライブの後は久しぶりのピザパーティー!
ここの所の移動式ピザ窯の出店はトマトソースに数種の野菜をトッピングという単一のメニューなので、自分としては一枚食べたらもう食べたくない。
一軒目の廃材ハウスに初めて作ったピザ窯でのピザパーティーは毎回違う味付けのピザを次から次へと焼きまくって、食べまくってた。
自家製トマトソースとバジルでマルゲリータ
自家製ジェノベーゼにイカ、蓮根、カボチャをトッピング
ここからはマニアックに、チーズなし。
酒粕、豆腐、玉ねぎみじんの炒めたの、練りゴマ、白味噌、梅酢で作ったチーズもどきに春菊のお浸し、ちりめんじゃこをトッピング。
リンゴ、柿、さつまいも、キウイのフルーツピザはオリーブオイル、塩、シナモンを振りかけて。
これは凄いよ。
生地だけ焼いて、レタス、ロケット、生タコ、塩、コショウ、オリーブオイル、というカルパッチョピザ。
写真撮り忘れたのが、醤油ベースのソースに薄味のキンピラゴボウをトッピングしたピザやトマトソースに色んな野菜をトッピングしたバージョンも。
結構寒かったんで、外で僕とあっこちゃんが焼いて、みんなは室内で食べてもらった。
これよ、やっぱり!
何でも自由に自家製ソースやトッピングを組み合わせられる醍醐味。
カルパッチョピザは魚の刺身でやってももちろん美味しい。
チーズなしだったり、既にピザとは言えない域になってしまう。
何でも同じ味を何回も食べたくない訳で、毎回小さくカットして、いろんな種類が食べられるように工夫すると楽しい。
必ずみんな言うのが、ピザをこんなにたくさん食べたのは初めてと。
そりゃ、チーズなしだったり、オイルも少なくて味も穏やかやから、しつこくて食べられなくなったりせんからね。
チーズたっぷり、ハムにエビにと豪華にすりゃ美味しいと思うけど、最初だけ。
これだって料理なんやから、組み合わせと出す順番によって飽きずに食べられるようにコースと考えればいいんちゃうかな。
ピザ食べ放題ってダサイから「フルコースピザ」とかかな。
ピザ屋よりはこういうゆったりとしたピザパーティーの方がウチらも楽しい。
予め予約してくれたら移動式ピザ窯で駆けつけてもええな。
2010年11月14日
高知「オーガニック土曜市」
前々から噂だけは聞いて、気になっとった。
高知の「オーガニック土曜市」に初めて行ってきた。
出店者じゃなく、客としてこういう所に出かけるのは超ワクワク。
客というよりはリサーチと勉強を兼ねた遊び。
ウチが移動式のピザ窯や手打ちパスタで出店してるのは、イベント性の強いものが多い。
この高知の土曜市は全く違う。
とにかく毎週土曜日に一年中やってる。
主催者の意向として、「市」としての位置づけを崩したくないと。
半分以上はオーガニック野菜、お米を中心にして、漬物やこんにゃく、干物などの加工品。
玄米弁当やマクビスイーツなどの飲食ブースは少ない。
と言うても全部で50は軽く超える店なので、天然酵母パンやスイーツの店も何軒もある。
布雑貨、木工品、似顔絵などのクラフト系もある。
出店するには野菜の栽培履歴はもちろん、主催者との面接まであるそう。
完全にオーガニックのものしか出せない、厳格な敷居がある。
特に飲食やスイーツの人なんかも、A4の紙に何の材料を使ってて、それの由縁まで詳しく書くように義務付けられてる。
一番感動したのは完全に無添加のじゃこ天。
魚のすり身、塩だけで作られてるのがあって、塩は有名な「美味海」、油は国産の圧搾菜種油。
砂糖とアミノ酸調味料の入らない練り物は世の中にほとんど存在しない。
ましてや、自然塩と圧搾油で作られてるとは、ひれ伏したくなるほど嬉しかった。
もちろん全種類即買いした。
あっこちゃんも僕も興奮して買いまくり、どうやって作ってるかを聞いたり、ディスプレイや保存方法、店の構造や作業性など、めっちゃ勉強になった。
もちろん、全部の店をクマナク見れてないし、ゆっくり喋れた店は一部。
高知のアカネちゃん、嶺北の佐藤農園、手作り石鹸の「花水月」のともえちゃん、スプレッドのお姉さん、照明の安藤さんと顔見知りのみんなとの再会も楽しかった。
子ども達は内子の手作り市と同様、買ったらいけないものがないんで超ハシャギまくり。
会場の「池公園」は芝生を縫うようにアスファルトの小道があっていい感じやし、アスレチック的な遊具もあって、子どもたちには好評やったね。
後、地域通貨「ぜよ」を発行してるぴょっきちさんのお話も興味深かった。
「あー、地域通貨ってよく聞きますねー。」ぐらいの認識しかなかった僕にとっては目からウロコの面白い話。
ぴょっきちさんは地域通貨として成功して有名な、千葉の「ピーナッツ」の主宰者の所を訪ねたり、試行錯誤しながら、高知で「ぜよ」を広められてる。
地域通貨と一口に言うても、商品券のように円と互換性のあるのものや、その時だけの盛り上がりで長続きしないものの方が多いとか。
「ぜよ」の基本は円との交換は出来なく、マイナスは認可しないという部分。
お金の問題点である、利子がつくというのの反対で、一月に一%目減りする。
最初は「ぜよ銀行」に何かを持っていくと、銀行が「ぜよ」で買ってくれる。
その「ぜよ」で登録者どうしがやりとりするそう。
まだ、買い物の一割を「ぜよ」でやりとりする所で留めてるそう。
最終的には円と半々ぐらいまでが目標とか。
これはスイスが国を挙げて実施してる地域通貨が、そういう割合でいけてるからだそう。
えー。
何故、地域通貨が必要か?
さっき書いた、お金の問題点は利子がつくこと。
これは説明してると超長くなるんで、「ロスチャイルド」、「エンデの遺言」などのキーワードで勉強しよう。
「六ヶ所村ラプソティー」の鎌仲監督がNHK在籍時代の作品「エンデの遺言」が一押しだとぴょっきちさんは言われる。
僕もDVDを頂いた。
こういう取り組みは、生産者や消費者という「現場」の中でやらないと意味がない。
そういう意味でも、このオーガニック土曜市をベースに展開してる「ぜよ」の取り組みは面白い。
愛媛は「ぞな」という単位の地域通貨があって、香川や徳島でもそういうのが出来たら面白いね。
ぴょっきちさんは愛媛のクマクマさんとも繋がってて、「四国を独立国に」という夢を抱いてる。
もちろん可能やと思う。
僕も苦手分野の理系の「自作ソーラー発電」とかにも興味はでて来てる。
お金から解放されるには、エネルギーは切っても切り離せんからね。
廃材天国の場合は小型火力発電が出来たら一番面白いんやけどーーー。

原木椎茸と手作りこんにゃくを分けてもらった、おっちゃんの元祖日曜市スタイルの自作テントがかっこいい。

ともえちゃんの石鹸は常に新作のニューバージョンが加わり、マニアックでありながら完成度も上がってて、確実なリピーターが増えてるそう。
オイルの種類でけでも相当あるんちゃう、ホホバオイルとか、ヒマシオイルとか、ヘーゼルナッツオイルとか、、、。

マクロビのお姉さんと熱心に話してる。

オリジナルの紙芝居に子ども達は釘付け。

スプレッド(ジャム)の「ササカ」も常に新製品の開発が凄い。
何と一番人気は玉ねぎのジャム、柿、青トマト、ショウガ、栗と、絶対よそでは売ってない種類。
それと、玉ねぎでも柿でも全部手作業でみじん切りにして、原型を残してる所も恐れ入った。
フードプロセッサーとか使ってない。
何でもやっつけで能率化しようとする僕には絶対に真似できない代物。

「オネオネ畑」のキッシュはどれも美味しかった。

こんな感じでいい雰囲気なんよねー。
買いたいものがあり過ぎやけど、時間の限り買いながら喋った。
原木の椎茸も佐藤農園の黄色い人参もアカネちゃんのつくね芋も、めっちゃ楽しみー。
高知の「オーガニック土曜市」に初めて行ってきた。
出店者じゃなく、客としてこういう所に出かけるのは超ワクワク。
客というよりはリサーチと勉強を兼ねた遊び。
ウチが移動式のピザ窯や手打ちパスタで出店してるのは、イベント性の強いものが多い。
この高知の土曜市は全く違う。
とにかく毎週土曜日に一年中やってる。
主催者の意向として、「市」としての位置づけを崩したくないと。
半分以上はオーガニック野菜、お米を中心にして、漬物やこんにゃく、干物などの加工品。
玄米弁当やマクビスイーツなどの飲食ブースは少ない。
と言うても全部で50は軽く超える店なので、天然酵母パンやスイーツの店も何軒もある。
布雑貨、木工品、似顔絵などのクラフト系もある。
出店するには野菜の栽培履歴はもちろん、主催者との面接まであるそう。
完全にオーガニックのものしか出せない、厳格な敷居がある。
特に飲食やスイーツの人なんかも、A4の紙に何の材料を使ってて、それの由縁まで詳しく書くように義務付けられてる。
一番感動したのは完全に無添加のじゃこ天。
魚のすり身、塩だけで作られてるのがあって、塩は有名な「美味海」、油は国産の圧搾菜種油。
砂糖とアミノ酸調味料の入らない練り物は世の中にほとんど存在しない。
ましてや、自然塩と圧搾油で作られてるとは、ひれ伏したくなるほど嬉しかった。
もちろん全種類即買いした。
あっこちゃんも僕も興奮して買いまくり、どうやって作ってるかを聞いたり、ディスプレイや保存方法、店の構造や作業性など、めっちゃ勉強になった。
もちろん、全部の店をクマナク見れてないし、ゆっくり喋れた店は一部。
高知のアカネちゃん、嶺北の佐藤農園、手作り石鹸の「花水月」のともえちゃん、スプレッドのお姉さん、照明の安藤さんと顔見知りのみんなとの再会も楽しかった。
子ども達は内子の手作り市と同様、買ったらいけないものがないんで超ハシャギまくり。
会場の「池公園」は芝生を縫うようにアスファルトの小道があっていい感じやし、アスレチック的な遊具もあって、子どもたちには好評やったね。
後、地域通貨「ぜよ」を発行してるぴょっきちさんのお話も興味深かった。
「あー、地域通貨ってよく聞きますねー。」ぐらいの認識しかなかった僕にとっては目からウロコの面白い話。
ぴょっきちさんは地域通貨として成功して有名な、千葉の「ピーナッツ」の主宰者の所を訪ねたり、試行錯誤しながら、高知で「ぜよ」を広められてる。
地域通貨と一口に言うても、商品券のように円と互換性のあるのものや、その時だけの盛り上がりで長続きしないものの方が多いとか。
「ぜよ」の基本は円との交換は出来なく、マイナスは認可しないという部分。
お金の問題点である、利子がつくというのの反対で、一月に一%目減りする。
最初は「ぜよ銀行」に何かを持っていくと、銀行が「ぜよ」で買ってくれる。
その「ぜよ」で登録者どうしがやりとりするそう。
まだ、買い物の一割を「ぜよ」でやりとりする所で留めてるそう。
最終的には円と半々ぐらいまでが目標とか。
これはスイスが国を挙げて実施してる地域通貨が、そういう割合でいけてるからだそう。
えー。
何故、地域通貨が必要か?
さっき書いた、お金の問題点は利子がつくこと。
これは説明してると超長くなるんで、「ロスチャイルド」、「エンデの遺言」などのキーワードで勉強しよう。
「六ヶ所村ラプソティー」の鎌仲監督がNHK在籍時代の作品「エンデの遺言」が一押しだとぴょっきちさんは言われる。
僕もDVDを頂いた。
こういう取り組みは、生産者や消費者という「現場」の中でやらないと意味がない。
そういう意味でも、このオーガニック土曜市をベースに展開してる「ぜよ」の取り組みは面白い。
愛媛は「ぞな」という単位の地域通貨があって、香川や徳島でもそういうのが出来たら面白いね。
ぴょっきちさんは愛媛のクマクマさんとも繋がってて、「四国を独立国に」という夢を抱いてる。
もちろん可能やと思う。
僕も苦手分野の理系の「自作ソーラー発電」とかにも興味はでて来てる。
お金から解放されるには、エネルギーは切っても切り離せんからね。
廃材天国の場合は小型火力発電が出来たら一番面白いんやけどーーー。
原木椎茸と手作りこんにゃくを分けてもらった、おっちゃんの元祖日曜市スタイルの自作テントがかっこいい。
ともえちゃんの石鹸は常に新作のニューバージョンが加わり、マニアックでありながら完成度も上がってて、確実なリピーターが増えてるそう。
オイルの種類でけでも相当あるんちゃう、ホホバオイルとか、ヒマシオイルとか、ヘーゼルナッツオイルとか、、、。
マクロビのお姉さんと熱心に話してる。
オリジナルの紙芝居に子ども達は釘付け。
スプレッド(ジャム)の「ササカ」も常に新製品の開発が凄い。
何と一番人気は玉ねぎのジャム、柿、青トマト、ショウガ、栗と、絶対よそでは売ってない種類。
それと、玉ねぎでも柿でも全部手作業でみじん切りにして、原型を残してる所も恐れ入った。
フードプロセッサーとか使ってない。
何でもやっつけで能率化しようとする僕には絶対に真似できない代物。
「オネオネ畑」のキッシュはどれも美味しかった。
こんな感じでいい雰囲気なんよねー。
買いたいものがあり過ぎやけど、時間の限り買いながら喋った。
原木の椎茸も佐藤農園の黄色い人参もアカネちゃんのつくね芋も、めっちゃ楽しみー。
2010年11月13日
シルバー人材派遣センター
色んな業者が廃材天国に廃材をもってくる。
建築会社、解体屋、造園屋、シルバー人材派遣センターと基本的には常連の業者。
でもしばしば、〇〇さんに聞いて、と新しい業者もくる。
一軒目の廃材建築を始めた時には、軽トラで取りに行ったり、2t車を借りて取りに行ったりしてた。
でも、たくさん廃材を引き取ってくれるという噂はすぐに広まり、もってきてくれるようになった。
二軒目の今、陶芸用、ピザ窯用、風呂用、薪ストーブ用、キッチンストーブ用とウチが使う需要よりも相手の持ってくる供給量の方が完全に上回ってる。
建築系の大工さんの木っ端なんかはキッチンストーブ用に最適。
解体屋の3寸~4寸角の角材は風呂やピザ窯用。
造園屋やシルバーの持ってくる伐採した丸太は薪ストーブにいい。
実は自作の薪ストーブは間口50cm×50cm、奥行き65cmと、この伐採された丸太の太いのでも入るように設計したんで非常に調子がいい。
というように、適材適所というサイクルが完成してて、チェーンソーで切ったり斧で割ったりちう薪作りの労力はほとんど要らない。
もちろん、ちょっとは角材を切断機でチュイーンと切ったりすることはあるけどね。
後は積み込んでる所から運んでくるだけ。
特に持って来る率の多いのがシルバー。
ここの所も何車も持って来てる。
善通寺市、琴平町、まんのう町(満濃町、仲南町、琴南町)の3箇所から持ち込まれてくる。
そこへ登録してる人は1000人を超えるそうな。
なので、毎回色んな人が持って来る。
ここ最近はうちの需要よりも相手の供給量の方が多いんで、積み込みもしてくれるという条件でもってきてもらってる。
で、毎回来る人に伝えるのも手間。
その3箇所をまとめる事務所に電話して、所長さんに必ず持って来る前には僕に電話してくれるようにお願いした。
シルバーに限らず大体は急に持って来るからね。
これで、必ずここから入って、ここへ積み込むようにと伝えることが出来るようになった。
積み込みの作業が無くなるだけでも随分と違うからね。

廃材天国の道路沿いにズラーッと積み込まれてある。

使って低くなった部分に積み込んでもらう。
大体が切ったばかりの生なので半年ぐらいはほったらかしにすれば良く乾く。

この辺りに積み込んであるどくんごのテント劇の前後に持ってきてくれた時から積み込みもお願いするようにした。
ウチは忙しくて積み込む暇がないから、テント芝居や稲刈りが終わってからにしてくれと頼むと、向こうは早く処分したいらしく、「こっちで積み込みますから。」と言ってくれた。
ウチに持って来る業者に共通するのは「タダで処分できる。」というのがある。
向こうは産廃代がかからず、ウチも持って来てくれて積み込みもしてくれてタダ。
というお互いに嬉しい条件。
ウチまでなくてもソコソコの広さがないとねー。
それと、常に受け入れられるという条件も相手からすると安心できると思う。
まあ、廃材天国の周囲をグルッと薪の塀にするつもりならまだまだ置く場所はある。
東北のどっかで、そういう薪でできた塀というのが、伝統的にあるそうな。
その薪の塀が長い程その家が豊かだという象徴なんだと。
特に雑木の丸太の太いのなんか、なかなか腐ったりせんしね。
どんどん持って来てくれもOK。
建築会社、解体屋、造園屋、シルバー人材派遣センターと基本的には常連の業者。
でもしばしば、〇〇さんに聞いて、と新しい業者もくる。
一軒目の廃材建築を始めた時には、軽トラで取りに行ったり、2t車を借りて取りに行ったりしてた。
でも、たくさん廃材を引き取ってくれるという噂はすぐに広まり、もってきてくれるようになった。
二軒目の今、陶芸用、ピザ窯用、風呂用、薪ストーブ用、キッチンストーブ用とウチが使う需要よりも相手の持ってくる供給量の方が完全に上回ってる。
建築系の大工さんの木っ端なんかはキッチンストーブ用に最適。
解体屋の3寸~4寸角の角材は風呂やピザ窯用。
造園屋やシルバーの持ってくる伐採した丸太は薪ストーブにいい。
実は自作の薪ストーブは間口50cm×50cm、奥行き65cmと、この伐採された丸太の太いのでも入るように設計したんで非常に調子がいい。
というように、適材適所というサイクルが完成してて、チェーンソーで切ったり斧で割ったりちう薪作りの労力はほとんど要らない。
もちろん、ちょっとは角材を切断機でチュイーンと切ったりすることはあるけどね。
後は積み込んでる所から運んでくるだけ。
特に持って来る率の多いのがシルバー。
ここの所も何車も持って来てる。
善通寺市、琴平町、まんのう町(満濃町、仲南町、琴南町)の3箇所から持ち込まれてくる。
そこへ登録してる人は1000人を超えるそうな。
なので、毎回色んな人が持って来る。
ここ最近はうちの需要よりも相手の供給量の方が多いんで、積み込みもしてくれるという条件でもってきてもらってる。
で、毎回来る人に伝えるのも手間。
その3箇所をまとめる事務所に電話して、所長さんに必ず持って来る前には僕に電話してくれるようにお願いした。
シルバーに限らず大体は急に持って来るからね。
これで、必ずここから入って、ここへ積み込むようにと伝えることが出来るようになった。
積み込みの作業が無くなるだけでも随分と違うからね。
廃材天国の道路沿いにズラーッと積み込まれてある。
使って低くなった部分に積み込んでもらう。
大体が切ったばかりの生なので半年ぐらいはほったらかしにすれば良く乾く。
この辺りに積み込んであるどくんごのテント劇の前後に持ってきてくれた時から積み込みもお願いするようにした。
ウチは忙しくて積み込む暇がないから、テント芝居や稲刈りが終わってからにしてくれと頼むと、向こうは早く処分したいらしく、「こっちで積み込みますから。」と言ってくれた。
ウチに持って来る業者に共通するのは「タダで処分できる。」というのがある。
向こうは産廃代がかからず、ウチも持って来てくれて積み込みもしてくれてタダ。
というお互いに嬉しい条件。
ウチまでなくてもソコソコの広さがないとねー。
それと、常に受け入れられるという条件も相手からすると安心できると思う。
まあ、廃材天国の周囲をグルッと薪の塀にするつもりならまだまだ置く場所はある。
東北のどっかで、そういう薪でできた塀というのが、伝統的にあるそうな。
その薪の塀が長い程その家が豊かだという象徴なんだと。
特に雑木の丸太の太いのなんか、なかなか腐ったりせんしね。
どんどん持って来てくれもOK。
タグ :薪
2010年11月12日
簡単な部品はスクラップ屋に限る
籾摺りの帰りに源にブレーキランプが切れてると指摘された。
電球やサイドミラー、タイヤなど、自分でも交換できる簡単な部品は行きつけのスクラップ屋に買いに行く。
自分では交換できないような部品でも、ここで買ってから行きつけの車屋で取り付けてもらうこともしばしば。
このスクラップ屋の社長とも長い付き合い。
一軒目の廃材ハウスで生活してた時、乗ってた軽バンが壊れて、すぐに乗れる車を急いで探してた。
今はダメやけど、当時車を5階建てぐらいに積み上げてるスクラップ置き場が近所にあった。
そこの社長を近所のおっちゃんに紹介してもらって、車屋から来たばかりのワゴンRをタイヤなどの消耗してる部品を交換してもらって3万円で買った。
ユーザー車検に行くようになったのもその時から。
最近では外人の従業員も増え、工場も拡張して随分大きく商売してる。
以外と車屋が部品を買いにくるらしく、オビタダシイ種類と数の部品がストックされてる。
それとほとんどの行き先は外国。
バラバラにして需要のある国に売る。
東南アジアはもちろん、シリアやトルコ、南米の国々の名前もカレンダーに書かれてる。
たまたま社長が居たんで挨拶して、ブレーキランプが欲しいというと、「何個?」と聞かれ、「えー、とりあえず一個でいいんですけど、折角来たんで、2個ください。」と言う。
すぐ近くで作業してる現場に一緒に行くと、やおらハンマーを手にして解体中の車のテールランプを割る。
!!!???
わざわざハンマーで壊さんでもええんちゃう?
と思ったけど、別にあの赤い透明のプラスチックの部品なんかはストックしたりしないそう。
一番最初に壊したのが新しい車すぎて、ランプの仕様が違った。
大抵の車なら軽でも大きな車でもテールランプの電球の球は同じなんだと。
もちろん、ブレーキランプとウインカーのは違うけど。
ブレーキランプは夜にライトをつけた時に点灯して、更にブレーキを踏んだ時により明るくなる為に一つの球の中にダブルに点くような構造。
「切れとったらいかんきんのー。」と、何台分かバリンと壊して、4個取ってくれた。
「手間賃100円だけもらおうか。」と社長。
ラッキー!
付け替えるのはプラスのドライバーだけで一分で出来る。
スクラップ屋に向かう時もワクワクするけど、こういうオマケなんかがあると帰る時にはルンルン♪

車そのものも他の人が乗り換えたのをタダでもらってる。
ここ何年かで、何台分も車本体にお金を払ったことがない。
そんな車に新品の部品を取り寄せる必要は全くない。
仮に何年ももつ新品のタイヤ入れた所で、車自体を来年替えるかもしれん訳やからね。
今の所、軽トラと軽バンのゴールデンコンビで何年もいけてる。
どちらも非常に需要が高く、中々出てこない貴重な車種。
10年選手でも中古車として買えば20~30万ぐらいしてしまう。
乗用車の人気ないやつの10年落ちとかならタダでゴロゴロしてても、荷物も積めずに燃費や経費ばっかしかかる車はタダでも要らん。
電球やサイドミラー、タイヤなど、自分でも交換できる簡単な部品は行きつけのスクラップ屋に買いに行く。
自分では交換できないような部品でも、ここで買ってから行きつけの車屋で取り付けてもらうこともしばしば。
このスクラップ屋の社長とも長い付き合い。
一軒目の廃材ハウスで生活してた時、乗ってた軽バンが壊れて、すぐに乗れる車を急いで探してた。
今はダメやけど、当時車を5階建てぐらいに積み上げてるスクラップ置き場が近所にあった。
そこの社長を近所のおっちゃんに紹介してもらって、車屋から来たばかりのワゴンRをタイヤなどの消耗してる部品を交換してもらって3万円で買った。
ユーザー車検に行くようになったのもその時から。
最近では外人の従業員も増え、工場も拡張して随分大きく商売してる。
以外と車屋が部品を買いにくるらしく、オビタダシイ種類と数の部品がストックされてる。
それとほとんどの行き先は外国。
バラバラにして需要のある国に売る。
東南アジアはもちろん、シリアやトルコ、南米の国々の名前もカレンダーに書かれてる。
たまたま社長が居たんで挨拶して、ブレーキランプが欲しいというと、「何個?」と聞かれ、「えー、とりあえず一個でいいんですけど、折角来たんで、2個ください。」と言う。
すぐ近くで作業してる現場に一緒に行くと、やおらハンマーを手にして解体中の車のテールランプを割る。
!!!???
わざわざハンマーで壊さんでもええんちゃう?
と思ったけど、別にあの赤い透明のプラスチックの部品なんかはストックしたりしないそう。
一番最初に壊したのが新しい車すぎて、ランプの仕様が違った。
大抵の車なら軽でも大きな車でもテールランプの電球の球は同じなんだと。
もちろん、ブレーキランプとウインカーのは違うけど。
ブレーキランプは夜にライトをつけた時に点灯して、更にブレーキを踏んだ時により明るくなる為に一つの球の中にダブルに点くような構造。
「切れとったらいかんきんのー。」と、何台分かバリンと壊して、4個取ってくれた。
「手間賃100円だけもらおうか。」と社長。
ラッキー!
付け替えるのはプラスのドライバーだけで一分で出来る。
スクラップ屋に向かう時もワクワクするけど、こういうオマケなんかがあると帰る時にはルンルン♪
車そのものも他の人が乗り換えたのをタダでもらってる。
ここ何年かで、何台分も車本体にお金を払ったことがない。
そんな車に新品の部品を取り寄せる必要は全くない。
仮に何年ももつ新品のタイヤ入れた所で、車自体を来年替えるかもしれん訳やからね。
今の所、軽トラと軽バンのゴールデンコンビで何年もいけてる。
どちらも非常に需要が高く、中々出てこない貴重な車種。
10年選手でも中古車として買えば20~30万ぐらいしてしまう。
乗用車の人気ないやつの10年落ちとかならタダでゴロゴロしてても、荷物も積めずに燃費や経費ばっかしかかる車はタダでも要らん。
タグ :スクラップ
2010年11月11日
ドーントレス号の籾摺り場
一軒目の廃材ハウスの土地のオーナー、河野さんの生業は籾摺り業。
秋山家の籾摺りも、毎年河野さんに頼んでる。
親父の軽トラと僕ので、満載して丁度いける。
源と僕とで行く。
籾摺り場の一番忙しいのは9月~10月で、この時期はハゼで天日乾燥してる人が持ってくるぐらいなので、そこまで忙しくない。
何しろ、ラピュタに出てくるドーントレス号という表現がピッタリの河野さんの籾摺り場は、超デッカイ建物も木の電柱で自作してる。
僕はこの河野さんの土地を借りた事が大きくラッキーやった。
電柱建築のノウハウ、ボロのダンプやユンボを貸してくれたり、一軒目セルフビルドで超ド素人の僕に「細かいこと言わずに、テキトーにやれば誰でもできるで。」と、本で読んだハセヤンの「廃材王国」と相まって、僕に一からセルフビルドを決意させてくれた。
更に凄いのは30台もズラッと並ぶ乾燥機のほとんどは30、40年前の超古い機械。
それを河野さんが修理しながらやってる。
メーカーに部品がないなんて当たり前、と河野さんは言う。
その河野さんは部品すら自作して直してしまう。
そこには安く上げるという目的の一つも実現するが、それ以上に「してやった」という達成感がたまらないと言われる。
デジカメを忘れて残念やったー。
新しく、籾摺り場の大きな入り口にギロチン式の電動のドアを自作されてた。
ボロの電動ウインチをもらったから、作ったそう。
これはド迫力!
籾摺りと同時に「色選別」の機械を通してくれるようになったのもありがたい。
玄米食の場合、普通に籾摺り機を通しただけでは籾殻が結構混ざってる。
この選別機は、石、籾殻、ガラス、黒い米(カメムシの害)、焼け米(白い米)、青米(未熟米)などをボタンで選択して、徹底的に弾いてくれる。
ここの所、カメムシの害は全国的な問題やし、特に今年は高温障害で焼け米もある。
黒い米がちょっとでも混ざれば、値段はガタ落ち。
ただでさえ一俵(60㌔)11000円とか、ちょっと悪いと10000円切ったりしてるのが今の相場。
ひどいのは一俵5000円とかになってしまう。
それがこの選別機で蘇るんやから、救世主みたいなもん。
まあ、ウチは自家消費なんで、別に黒いのはどってことないんやけど、籾殻がなくなるだけでもお米を洗う時の手間が随分違う。
この籾殻の除去が嫌になって、玄米食を諦める人も居るぐらいやからね。
廃材の作業場、ボロの機械たち、そして最新式の選別機。
本当に必要なものだけを選択して設備してるこの籾摺り場から学ぶことは数知れない。
河野さんの名言「要はお米が乾いたり、籾摺りが出来たらええんであって、新品の乾燥機で乾燥してくれて喜ぶ客は居ない。」と。
まさにそう。
用が足りるための機械の筈。
でもその機械を新調するのが農機具の世界では当たり前。
それで、農業は採算が合わんとか言うてるんやからどうしようもないぞ。
これから益々今までの常識は通用しない。
だからこのドーントレス号の籾摺り場は近未来的なお手本。
ボロを直して使うとか廃材というのも、今のうちはまだ「好み」で片付けられてる。
でもこれからイヤオウなしに、選択肢がつきつけられるようになるんやからねー。
要らんバカ経費かけて潰れる会社や行政も、ちょっとは参考にしたら?
さあ、これで一年分のウルチ米は玄米で確保できた。
後は赤米、香り米、そしてまだハゼに干してる黒米やね。
いやー、品種が色々あって今年のこの収穫作業はほんとに楽しい。
秋山家の籾摺りも、毎年河野さんに頼んでる。
親父の軽トラと僕ので、満載して丁度いける。
源と僕とで行く。
籾摺り場の一番忙しいのは9月~10月で、この時期はハゼで天日乾燥してる人が持ってくるぐらいなので、そこまで忙しくない。
何しろ、ラピュタに出てくるドーントレス号という表現がピッタリの河野さんの籾摺り場は、超デッカイ建物も木の電柱で自作してる。
僕はこの河野さんの土地を借りた事が大きくラッキーやった。
電柱建築のノウハウ、ボロのダンプやユンボを貸してくれたり、一軒目セルフビルドで超ド素人の僕に「細かいこと言わずに、テキトーにやれば誰でもできるで。」と、本で読んだハセヤンの「廃材王国」と相まって、僕に一からセルフビルドを決意させてくれた。
更に凄いのは30台もズラッと並ぶ乾燥機のほとんどは30、40年前の超古い機械。
それを河野さんが修理しながらやってる。
メーカーに部品がないなんて当たり前、と河野さんは言う。
その河野さんは部品すら自作して直してしまう。
そこには安く上げるという目的の一つも実現するが、それ以上に「してやった」という達成感がたまらないと言われる。
デジカメを忘れて残念やったー。
新しく、籾摺り場の大きな入り口にギロチン式の電動のドアを自作されてた。
ボロの電動ウインチをもらったから、作ったそう。
これはド迫力!
籾摺りと同時に「色選別」の機械を通してくれるようになったのもありがたい。
玄米食の場合、普通に籾摺り機を通しただけでは籾殻が結構混ざってる。
この選別機は、石、籾殻、ガラス、黒い米(カメムシの害)、焼け米(白い米)、青米(未熟米)などをボタンで選択して、徹底的に弾いてくれる。
ここの所、カメムシの害は全国的な問題やし、特に今年は高温障害で焼け米もある。
黒い米がちょっとでも混ざれば、値段はガタ落ち。
ただでさえ一俵(60㌔)11000円とか、ちょっと悪いと10000円切ったりしてるのが今の相場。
ひどいのは一俵5000円とかになってしまう。
それがこの選別機で蘇るんやから、救世主みたいなもん。
まあ、ウチは自家消費なんで、別に黒いのはどってことないんやけど、籾殻がなくなるだけでもお米を洗う時の手間が随分違う。
この籾殻の除去が嫌になって、玄米食を諦める人も居るぐらいやからね。
廃材の作業場、ボロの機械たち、そして最新式の選別機。
本当に必要なものだけを選択して設備してるこの籾摺り場から学ぶことは数知れない。
河野さんの名言「要はお米が乾いたり、籾摺りが出来たらええんであって、新品の乾燥機で乾燥してくれて喜ぶ客は居ない。」と。
まさにそう。
用が足りるための機械の筈。
でもその機械を新調するのが農機具の世界では当たり前。
それで、農業は採算が合わんとか言うてるんやからどうしようもないぞ。
これから益々今までの常識は通用しない。
だからこのドーントレス号の籾摺り場は近未来的なお手本。
ボロを直して使うとか廃材というのも、今のうちはまだ「好み」で片付けられてる。
でもこれからイヤオウなしに、選択肢がつきつけられるようになるんやからねー。
要らんバカ経費かけて潰れる会社や行政も、ちょっとは参考にしたら?
さあ、これで一年分のウルチ米は玄米で確保できた。
後は赤米、香り米、そしてまだハゼに干してる黒米やね。
いやー、品種が色々あって今年のこの収穫作業はほんとに楽しい。
タグ :籾摺り
2010年11月10日
わらの作業を終え、「わら」の船越さんの話
黒米の刈り取りも終わり、ヒノヒカリを脱穀した後片付け。
ハゼの木を片付けたり、スズメ除けのネットの片付け。
最後はバインダーの束ねたワラを田んぼ中に広げる作業。
これが大事。
そこで育ったものはそこへ返す。
もちろん、お米は僕らが頂く訳やけど、お米以外のものはそこから持ち出さない。
これが基本。
有機肥料といえど、よそから持ち込み過ぎるのも問題を起す。
ウチは化学肥料はおろか、有機肥料もあげない。


まずワラの束を田んぼ中に広げて、、、。

鎌を長くして、イチイチかがまなくていいようにする。

メイメイにこの道具で、ワラの束をククッてある麻ヒモを切って、バサバサと広げていく。
この黄金の絨毯が何とも豊かな気持ちにさせてくれる。
夕方、高瀬で船越さんの講演会があるというので出かけた。
岡山の山中、百姓屋敷「わら」という民宿を経営されてる。
最近よくある農家民宿とは違う。
船越さんは虚弱児童で、蓄膿、勉強もスポーツも何かも出来なかったと。
20歳の時に、桜沢如一先生のマクロビオティックの本に出会って、「食べ物を変えれば運命が変わる。」という一節に触れ、文字通りわらをもすがる想いで、実践。
玄米、味噌汁、タクアン、梅干しの生活を3ヶ月続け、鼻が通り、頭は冴え、自分のやりたいことが次々と湧いてきたと。
何を持って「健康」と定義するのか?
体中の細胞という細胞に十分に酸素が供給されて、60兆の細胞が本来的な機能を発揮する。
これが健康だとすれば、その酸素を運ぶ血がドロドロになり、あちこちで停滞することで問題を起す。
肩こりもそうやし、当然脳梗塞や心筋梗塞も血の問題。
果はガンも健康な血が造られなくなった結果の問題。
てことはサラサラの血になれば先に書いた健康の定義は満たされる。
体中の血は3ヶ月で、全部入れ替わると言われる。
てことはたった3ヶ月の食べるものの改善で、身体をリフォームすることができる。
もちろん食べのものだけじゃない。
心の状態、ストレス、運動不足など様々な要因はある。
それらも身体の細胞に影響を与える。
でも、その細胞に一番大事な血を造るのは食べ物。
そのサラサラの血をドロドロにするトップバッターが「砂糖」。
白い砂糖は論外、てんさい糖でも黒砂糖でも量が過ぎれば当然ドロドロになる。
玄米食べてるからと、時々市販のケーキや饅頭食べるよりは、白いご飯でも脱砂糖の方が断然いいそう。
一番残った言葉「誰にでもできることを誰にも出来ないぐらいの情熱をかけて、日々実践する」
これは、健康にも成功にも繋がるキーワードやね。
まさに、廃材天国でやってることもそう。
特別でもスペシャルでもなく、淡々とした日々の生活を10年やってきたうちに2軒の廃材の家を作って、薪で生活するようになっただけ。
そこには、絶対に何があってもあきらめない情熱しかない。
最後は究極的な話。
人間は何処からきて何処へゆくのか?
何の為に生きるのか?
というかなり深い話を飛び跳ねながら大声でジョーク満載で話して下さった。
生き方という事はもちろん子育て、夫婦、経営といろんな話に及び、船越さん夫婦の本気のブレない真剣な生き方がビシビシと伝わってきた。
セミナー講師で食ってる講師との違いはココ。
金、コネ、学歴、経験、全くなしに、岡山の山中の土地を借金して買い、見方によっては血の滲む努力の果てに成功されてる。
僕とあっこちゃんがわらに行ったのは結婚する前。
その後、船越さんは家族でニュージーランドに7年間も移住してたり、今はわらの料理は娘さんがメインで切り盛りしてるそう。
今後は、「わら倶楽無」という進化を遂げる新たな建物も、今までの130年の古民家の隣に完成間近かとか。
今までの建物の方はセミナーハウスに生まれ変わり、マクロビオティックを中心にした食養を断食なども含めて体験できるようにするそう。
幸せ、楽しい、豊か、という究極的であり普遍的な人生の条件の前に絶対に必要なのが健康。
その健康を実現するのが、この瑞穂の国に生まれた僕らの「お米」。
玄米じゃなくても、ご飯を食べて、醤油、味噌、梅干し、たくあん、季節の野菜と海草、キノコ、その土地の旬の小魚。
これが、やりたいことをことごとく実現する前提。
僕の100倍は自画自賛の船越さんに圧倒されそうになりながらも、感動して益々僕の役割を精進しようと決心した!
ハゼの木を片付けたり、スズメ除けのネットの片付け。
最後はバインダーの束ねたワラを田んぼ中に広げる作業。
これが大事。
そこで育ったものはそこへ返す。
もちろん、お米は僕らが頂く訳やけど、お米以外のものはそこから持ち出さない。
これが基本。
有機肥料といえど、よそから持ち込み過ぎるのも問題を起す。
ウチは化学肥料はおろか、有機肥料もあげない。
まずワラの束を田んぼ中に広げて、、、。
鎌を長くして、イチイチかがまなくていいようにする。
メイメイにこの道具で、ワラの束をククッてある麻ヒモを切って、バサバサと広げていく。
この黄金の絨毯が何とも豊かな気持ちにさせてくれる。
夕方、高瀬で船越さんの講演会があるというので出かけた。
岡山の山中、百姓屋敷「わら」という民宿を経営されてる。
最近よくある農家民宿とは違う。
船越さんは虚弱児童で、蓄膿、勉強もスポーツも何かも出来なかったと。
20歳の時に、桜沢如一先生のマクロビオティックの本に出会って、「食べ物を変えれば運命が変わる。」という一節に触れ、文字通りわらをもすがる想いで、実践。
玄米、味噌汁、タクアン、梅干しの生活を3ヶ月続け、鼻が通り、頭は冴え、自分のやりたいことが次々と湧いてきたと。
何を持って「健康」と定義するのか?
体中の細胞という細胞に十分に酸素が供給されて、60兆の細胞が本来的な機能を発揮する。
これが健康だとすれば、その酸素を運ぶ血がドロドロになり、あちこちで停滞することで問題を起す。
肩こりもそうやし、当然脳梗塞や心筋梗塞も血の問題。
果はガンも健康な血が造られなくなった結果の問題。
てことはサラサラの血になれば先に書いた健康の定義は満たされる。
体中の血は3ヶ月で、全部入れ替わると言われる。
てことはたった3ヶ月の食べるものの改善で、身体をリフォームすることができる。
もちろん食べのものだけじゃない。
心の状態、ストレス、運動不足など様々な要因はある。
それらも身体の細胞に影響を与える。
でも、その細胞に一番大事な血を造るのは食べ物。
そのサラサラの血をドロドロにするトップバッターが「砂糖」。
白い砂糖は論外、てんさい糖でも黒砂糖でも量が過ぎれば当然ドロドロになる。
玄米食べてるからと、時々市販のケーキや饅頭食べるよりは、白いご飯でも脱砂糖の方が断然いいそう。
一番残った言葉「誰にでもできることを誰にも出来ないぐらいの情熱をかけて、日々実践する」
これは、健康にも成功にも繋がるキーワードやね。
まさに、廃材天国でやってることもそう。
特別でもスペシャルでもなく、淡々とした日々の生活を10年やってきたうちに2軒の廃材の家を作って、薪で生活するようになっただけ。
そこには、絶対に何があってもあきらめない情熱しかない。
最後は究極的な話。
人間は何処からきて何処へゆくのか?
何の為に生きるのか?
というかなり深い話を飛び跳ねながら大声でジョーク満載で話して下さった。
生き方という事はもちろん子育て、夫婦、経営といろんな話に及び、船越さん夫婦の本気のブレない真剣な生き方がビシビシと伝わってきた。
セミナー講師で食ってる講師との違いはココ。
金、コネ、学歴、経験、全くなしに、岡山の山中の土地を借金して買い、見方によっては血の滲む努力の果てに成功されてる。
僕とあっこちゃんがわらに行ったのは結婚する前。
その後、船越さんは家族でニュージーランドに7年間も移住してたり、今はわらの料理は娘さんがメインで切り盛りしてるそう。
今後は、「わら倶楽無」という進化を遂げる新たな建物も、今までの130年の古民家の隣に完成間近かとか。
今までの建物の方はセミナーハウスに生まれ変わり、マクロビオティックを中心にした食養を断食なども含めて体験できるようにするそう。
幸せ、楽しい、豊か、という究極的であり普遍的な人生の条件の前に絶対に必要なのが健康。
その健康を実現するのが、この瑞穂の国に生まれた僕らの「お米」。
玄米じゃなくても、ご飯を食べて、醤油、味噌、梅干し、たくあん、季節の野菜と海草、キノコ、その土地の旬の小魚。
これが、やりたいことをことごとく実現する前提。
僕の100倍は自画自賛の船越さんに圧倒されそうになりながらも、感動して益々僕の役割を精進しようと決心した!
タグ :わら
2010年11月09日
宣伝
高松で古民家のシェアハウスを始めてる知り合いが、小豆島のキムリエを呼ぶ。
以下、転送
いのちの輝き
@コミンカーナ
築92年、木造のお家で聞く
夫婦2人で、2人の赤ちゃんを産んだキムリエによるトークライブ。
そして、つながりを生む、いのち輝くワールドカフェ。
日時*11月10日(水)
17:30~開場
18:00~スタート
場所*コミンカーナ
高松市栗林公園付近
いのちの隠れ家である木々、
色とりどりな珊瑚礁、
空を舞う鳥、
海を巡る魚
そして、支えあって
やっと立つことができる人。
私たちは、数えきれないほどの命に囲まれて生きている。
お話やワークショップを通じて、
私たちみんなの原点を探ってみたり、
今ここにあるうれしい!楽しい!からつながりを育めたらなと思います。
つなぐつながるコミンカーナで、
けんちん汁を飲みながら、
ほっ、と一息するチャンスです。
*お申し込み、詳細な場所お問い合わせ→にゃォ*08013574285*
*前売り1500縁、
当日2000縁
小学生以下:無料
最後まで読んで下さってありがとうございます。
当日は、愛たっぷりの玄米おにぎりもあるよ♪
では、楽しみにお待ちしております^○^
ニャぉ
*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*
以下、転送
いのちの輝き
@コミンカーナ
築92年、木造のお家で聞く
夫婦2人で、2人の赤ちゃんを産んだキムリエによるトークライブ。
そして、つながりを生む、いのち輝くワールドカフェ。
日時*11月10日(水)
17:30~開場
18:00~スタート
場所*コミンカーナ
高松市栗林公園付近
いのちの隠れ家である木々、
色とりどりな珊瑚礁、
空を舞う鳥、
海を巡る魚
そして、支えあって
やっと立つことができる人。
私たちは、数えきれないほどの命に囲まれて生きている。
お話やワークショップを通じて、
私たちみんなの原点を探ってみたり、
今ここにあるうれしい!楽しい!からつながりを育めたらなと思います。
つなぐつながるコミンカーナで、
けんちん汁を飲みながら、
ほっ、と一息するチャンスです。
*お申し込み、詳細な場所お問い合わせ→にゃォ*08013574285*
*前売り1500縁、
当日2000縁
小学生以下:無料
最後まで読んで下さってありがとうございます。
当日は、愛たっぷりの玄米おにぎりもあるよ♪
では、楽しみにお待ちしております^○^
ニャぉ
*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*
Posted by 陣 at
22:40
│Comments(0)
2010年11月09日
田んぼは癒される
内子から帰って、夜だけでは片付けは終わらず、翌日の午前中までかかる。
十分に仕込みをしての出店になると、準備に2、3日、片付けに一日を見とくと余裕を持って作業できる。
今回の出店の準備してる間に、親父や弟の源なんかでヒノヒカリの脱穀作業をやってくれてた。
昨日の午後からはまだ刈っていなかった、黒米の刈り取り。
この古代米は晩生(おくて)でまだ穂の茎が青いぐらい。
早生(わせ)のコシヒカリの8月の刈り取りから、古代米の11月まで幅が広い。
東北の上野さんという自然農専業家が作ってる「いろいろ米」というのは36種類のこういう早生も晩生も混ぜこぜで植えるそう。
もちろん田植えも稲刈りも一度にやってしまう。
単一の品種だけじゃなく、多様な品種が田んぼに同時にあることがいいんだと。
今の所は別々の田んぼに作ってるんで、熟れる時期に合わせて刈る。

とにかく黒米も赤米も香り米も背が高くて、株も藁も太い。
ヒノヒカリなら普通に刈れる土歩くんも黒米には苦戦。

子ども達も天日乾燥用のハゼの木を運んでくれる。

にこちゃんが運ぶと黒米はほんとにデカイ。

ヒノヒカリと比べると大きさだけじゃなく、ワサワサとしてワイルドなハゼ。
ほんと、土の上で草や稲を刈ったり、結束したり、運んだり、と昨日までと違う作業に癒される。
出店は完全に飲食店系の作業なんで立ちっぱなしだったり、チョコマカとキッチンを動き回ったり。
もちろん両方やることで自分を飽きさせないというのが一番のメリット。
新鮮な真剣さがあって、モチベーションが高まりいい仕事ができる。
子どもをオブッて田植えしたという僕のおばあちゃんとかに、田んぼの作業は癒されるなーとか言うても通じんとは思うけど、実は何の作業でも気持ちよくやってる事が癒しになってる。
だから疲れても心地いい疲れ。
藁で稲束を結束するのも、よく砥がれた包丁で野菜を切るのも爽快なもん。
特に田んぼの作業場合、田んぼに居るだけで相当癒されてるんやろね。
こうして自分達家族で作業すれば一年間に食べる分のお米を栽培する労力ってしれてるで。
田植え機やコンバインを使わんでもな。
この手植えで、化学肥料も農薬もあげない、天日乾燥のお米を作るプロセス自体が癒しになる。
その上、玄米で毎日毎日一年中食べて、健康な身体と魂、聡明な頭とクリエイティブな心を創りだせるんやからね。
健康と癒しに金がかかっては断じていけない。
身体にいいとか、ストレスを癒すことに、何かを買ってきたり、どっかに行っても無駄無駄。
そういう本末転倒ごっこはもうええわ!
十分に仕込みをしての出店になると、準備に2、3日、片付けに一日を見とくと余裕を持って作業できる。
今回の出店の準備してる間に、親父や弟の源なんかでヒノヒカリの脱穀作業をやってくれてた。
昨日の午後からはまだ刈っていなかった、黒米の刈り取り。
この古代米は晩生(おくて)でまだ穂の茎が青いぐらい。
早生(わせ)のコシヒカリの8月の刈り取りから、古代米の11月まで幅が広い。
東北の上野さんという自然農専業家が作ってる「いろいろ米」というのは36種類のこういう早生も晩生も混ぜこぜで植えるそう。
もちろん田植えも稲刈りも一度にやってしまう。
単一の品種だけじゃなく、多様な品種が田んぼに同時にあることがいいんだと。
今の所は別々の田んぼに作ってるんで、熟れる時期に合わせて刈る。
とにかく黒米も赤米も香り米も背が高くて、株も藁も太い。
ヒノヒカリなら普通に刈れる土歩くんも黒米には苦戦。
子ども達も天日乾燥用のハゼの木を運んでくれる。
にこちゃんが運ぶと黒米はほんとにデカイ。
ヒノヒカリと比べると大きさだけじゃなく、ワサワサとしてワイルドなハゼ。
ほんと、土の上で草や稲を刈ったり、結束したり、運んだり、と昨日までと違う作業に癒される。
出店は完全に飲食店系の作業なんで立ちっぱなしだったり、チョコマカとキッチンを動き回ったり。
もちろん両方やることで自分を飽きさせないというのが一番のメリット。
新鮮な真剣さがあって、モチベーションが高まりいい仕事ができる。
子どもをオブッて田植えしたという僕のおばあちゃんとかに、田んぼの作業は癒されるなーとか言うても通じんとは思うけど、実は何の作業でも気持ちよくやってる事が癒しになってる。
だから疲れても心地いい疲れ。
藁で稲束を結束するのも、よく砥がれた包丁で野菜を切るのも爽快なもん。
特に田んぼの作業場合、田んぼに居るだけで相当癒されてるんやろね。
こうして自分達家族で作業すれば一年間に食べる分のお米を栽培する労力ってしれてるで。
田植え機やコンバインを使わんでもな。
この手植えで、化学肥料も農薬もあげない、天日乾燥のお米を作るプロセス自体が癒しになる。
その上、玄米で毎日毎日一年中食べて、健康な身体と魂、聡明な頭とクリエイティブな心を創りだせるんやからね。
健康と癒しに金がかかっては断じていけない。
身体にいいとか、ストレスを癒すことに、何かを買ってきたり、どっかに行っても無駄無駄。
そういう本末転倒ごっこはもうええわ!
タグ :稲刈り
2010年11月08日
伝説の手作り市
終わった、、、。
出店ラッシュのトリ、既に伝説になりつつある、四国の中でもかなり大規模の手作り市。
それが、内子の菜月自然農園の手作り市。
去年初出店して、50店舗を超える店、そしてどの店もマニアックな手作りのハイレベルさ、お客の意識の高さに仰天。
ここの手作り市はマイ箸、マイバッグどころか、マイカップ、マイ食器持参。
もし、マイ食器持参を忘れてる人でも、食器洗いコーナーが何箇所もあり、もちろん界面活性剤の入ってない手作りの石鹸で洗って返してくれる。

この広場が人で埋め尽くされる頃には当然写真を撮る余裕はなかった。

ユキムシと言うんやって。
長野から来てた大村カズさんが教えてくれた。
カズさんをはじめ、「いんべ楽団」ことかまどGOGOのユウくんとカヨちゃんたちのライブも盛り上がった。
今回の平麺パスタとトマトソースは絶品で、みんなに喜んでもらえた。
いつもの、オリーブオイル、にんにく、玉ねぎ、トマト缶、塩、コショウ、ローリエ、オレガノというシンプルなソースにシメジ、舞茸、エリンギ、椎茸、エノキとキノコ類をドッサリ、かくし味には自家製味噌。
入ってるもんはこんだけ。
トマトソースに味噌は最高やね。
これは濃厚でいて、甘くない本格派。
手打ちパスタにてんてこ舞いで、ゆったりとは他のお店も回れてないし、ほどとんど写真撮る間もなかったけど、夕方ゆったりしてから、同士の出店者との物々交換も楽しかった。
子ども達の意見で今回は、土歩くんとにこちゃんは実家に行って、野遊が来てくれた。
前回のぽっちり堂から、野遊は職人モードでパスタマシン係。
もちろんずーっとは疲れるし、他の店のものも欲しいのでアレコレ買ってくれというけど問題ない。
しょうもないテキ屋のたこ焼きや焼き鳥と違って、どの店もクオリティー高いので、どの店の何買っても僕らも食べたくなるものばっかし。
なので、野遊は好きなものを物々交換したり、買ったりして食べ放題。
手作りの豚まん、ハギさんのインドカレー、高知のサモサ、豆乳の生パスタ、かまどGOGOの野蒜お好み焼き、まんがら農園のお惣菜、パンやマクロビ系のスイーツの数々、、、。
と、魅力的なモンありすぎーーー。
もちろん、全部制覇なんてできっこないけど、残念な気持ちも、、、。
何と、高知から「押し出し式パスタマシン」で作った、生パスタでパスタ屋があった。
ウチのはローラー式で、業務用生パスタと言えば押し出し式。
細いスパゲティー二、平麺のタリアテッレや色んな種類がある中で、当然珍しいのに目がいく。

リガトーニという波状パスタ。
豆乳ベースのクリームソースで。

生パスタは現地で食べた以外にも、貝状のコンキリエと穴の開いたブガティーニ。
これは究極「山そだち」の手作りウスターソース。
宇和島の「さじ屋」の栗の大ヘラ。

子ども達が生でポリポリ食べるという「まんがら農園」の古代米。
自粉全粒粉100%の塩クッキーは「菜月自然農園」のさすがの逸品。
塩蒸し卵は「中谷自然農園」の平飼いの自家飼料という、鶏の居なくなったウチにはありがたい。
「山そだち」のトマトソースも勉強になる。
やはり、年に一度の大イベントが成功するのは、スタッフやね。
毎月ここで定期的にやってる「丘の上の日曜市」の出店者がスタッフ。
そのコアなスタッフの中心は小さい子どもの居るお母さん。
当然、マクロビから祝島のことまで、みんなの関心事は共通してる。
しかもほとんどが内子に移住してきた田舎で自給暮らしに憧れる仲間。
こういうのを見ると、街化する地方都市郊外のウチからは羨ましい限り。
内子という里山のあるロケーションもすばらしいけど、一番には菜月自然農園を中心に集う仲間たちやね。
出店ラッシュのトリ、既に伝説になりつつある、四国の中でもかなり大規模の手作り市。
それが、内子の菜月自然農園の手作り市。
去年初出店して、50店舗を超える店、そしてどの店もマニアックな手作りのハイレベルさ、お客の意識の高さに仰天。
ここの手作り市はマイ箸、マイバッグどころか、マイカップ、マイ食器持参。
もし、マイ食器持参を忘れてる人でも、食器洗いコーナーが何箇所もあり、もちろん界面活性剤の入ってない手作りの石鹸で洗って返してくれる。
この広場が人で埋め尽くされる頃には当然写真を撮る余裕はなかった。
ユキムシと言うんやって。
長野から来てた大村カズさんが教えてくれた。
カズさんをはじめ、「いんべ楽団」ことかまどGOGOのユウくんとカヨちゃんたちのライブも盛り上がった。
今回の平麺パスタとトマトソースは絶品で、みんなに喜んでもらえた。
いつもの、オリーブオイル、にんにく、玉ねぎ、トマト缶、塩、コショウ、ローリエ、オレガノというシンプルなソースにシメジ、舞茸、エリンギ、椎茸、エノキとキノコ類をドッサリ、かくし味には自家製味噌。
入ってるもんはこんだけ。
トマトソースに味噌は最高やね。
これは濃厚でいて、甘くない本格派。
手打ちパスタにてんてこ舞いで、ゆったりとは他のお店も回れてないし、ほどとんど写真撮る間もなかったけど、夕方ゆったりしてから、同士の出店者との物々交換も楽しかった。
子ども達の意見で今回は、土歩くんとにこちゃんは実家に行って、野遊が来てくれた。
前回のぽっちり堂から、野遊は職人モードでパスタマシン係。
もちろんずーっとは疲れるし、他の店のものも欲しいのでアレコレ買ってくれというけど問題ない。
しょうもないテキ屋のたこ焼きや焼き鳥と違って、どの店もクオリティー高いので、どの店の何買っても僕らも食べたくなるものばっかし。
なので、野遊は好きなものを物々交換したり、買ったりして食べ放題。
手作りの豚まん、ハギさんのインドカレー、高知のサモサ、豆乳の生パスタ、かまどGOGOの野蒜お好み焼き、まんがら農園のお惣菜、パンやマクロビ系のスイーツの数々、、、。
と、魅力的なモンありすぎーーー。
もちろん、全部制覇なんてできっこないけど、残念な気持ちも、、、。
何と、高知から「押し出し式パスタマシン」で作った、生パスタでパスタ屋があった。
ウチのはローラー式で、業務用生パスタと言えば押し出し式。
細いスパゲティー二、平麺のタリアテッレや色んな種類がある中で、当然珍しいのに目がいく。
リガトーニという波状パスタ。
豆乳ベースのクリームソースで。
生パスタは現地で食べた以外にも、貝状のコンキリエと穴の開いたブガティーニ。
これは究極「山そだち」の手作りウスターソース。
宇和島の「さじ屋」の栗の大ヘラ。
子ども達が生でポリポリ食べるという「まんがら農園」の古代米。
自粉全粒粉100%の塩クッキーは「菜月自然農園」のさすがの逸品。
塩蒸し卵は「中谷自然農園」の平飼いの自家飼料という、鶏の居なくなったウチにはありがたい。
「山そだち」のトマトソースも勉強になる。
やはり、年に一度の大イベントが成功するのは、スタッフやね。
毎月ここで定期的にやってる「丘の上の日曜市」の出店者がスタッフ。
そのコアなスタッフの中心は小さい子どもの居るお母さん。
当然、マクロビから祝島のことまで、みんなの関心事は共通してる。
しかもほとんどが内子に移住してきた田舎で自給暮らしに憧れる仲間。
こういうのを見ると、街化する地方都市郊外のウチからは羨ましい限り。
内子という里山のあるロケーションもすばらしいけど、一番には菜月自然農園を中心に集う仲間たちやね。
タグ :内子
2010年11月05日
ライブ、14日の日曜日に変更
阿部ひろえさんとやり取りしてて、日曜日に出来なくもないということになった。
日曜日やったら、時間も早められるんで、ライブ後にピザパーティーとかもくっつけられるし。
前は日本の中をひろえさんが旅しながらツアーする様子を追いかけたドキュメンタリー映画の上映後に、お客がひろえさんにリクエストしてライブという形やった。
今回は昨日の日記に書いたように海外を旅した写真やDVDを観て、お客の興味関心に応えてくれるという形。
11/14(日)夕方6時から
ライブ 1500円
ライブ後、薪のピザ食べ放題 1500円
もちろん最近の出店のように単一の味じゃなく、トマトソース以外の醤油ベースのソースやカレーソース、魚介類のトッピングもするよ。
ピザに合うスープもええな。
申し込みは、この日記にコメントするか、電話090-9771-0636(陣)でお願いします。
最近、よそのイベントに出かけるばっかしやったんで、廃材天国でのライブは久しぶりー。
ひろえさんの魅力は昨日も書いたけど、ただの娯楽音楽じゃなくて、強烈なメッセージをやんわりとした彼女の人柄で伝えてくれる所。
前の映画もよかったけど、今度の外国のDVDは特に楽しみー。
テント劇もそうやったけど、主催者が楽しみじゃないとできないからね。
ハゼ(稲の乾燥木)干ししてある稲が乾いて、昨日から脱穀作業。
脱穀はハーベスタという機械。

バインダー(刈り取り)と、このハーベスタ(脱穀)が合体したのがコンバイン。
特に最近のコンバインは写真の手前に転がしてる袋にイチイチ入れるタイプじゃなく、ホッパーで軽トラにつけた専用の枠の中に一気に入れられる。
小さいのでも300万、ちょっと大きくなると400万、500万。
集落営農とか国の補助をもらって、20町(1反は300坪、10反で1町)とか作ってる人のは700万とか。
賃借りと言って、そういう大型のコンバイン持ってる人に頼んで刈ってもらうと一反24000円もする。
それでも300万の機械を買うよりはということで刈ってもらう人も居る。
ウチの47軒ある部落の場合はほとんど各自で300万クラスのコンバインを持ってる。
何しろちょっと時間かければバインダーとハーベスタで全然問題ない。
何よりもコンバインで刈り取った籾は乾燥機に入れて、ボイラー焚いて乾かさないかんけど、バインダーや手刈りの場合は天日乾燥。
この天日乾燥がお米を美味しくするし、作業も風景も美しい。
そろそろ畑の冬の野菜たちも間引いて食べられるようになってきた。

これなーんだ?
野菜を買ってる人には分からんかもね。
間引いたホウレンソウ。
この小さいのがアクが少なくて美味い。

人参の葉も柔らかくて苦味が少なくて美味しい。
春菊もこれからやね。
大根もそろそろ、根の部分が食べられそうになってきた。
何故か小松菜は蛾の幼虫に食べられてボロボロ、、、。
香川の伝統野菜の「ヒャッカ」(高菜)や「葉ゴボウ」もいい感じ。
日曜日やったら、時間も早められるんで、ライブ後にピザパーティーとかもくっつけられるし。
前は日本の中をひろえさんが旅しながらツアーする様子を追いかけたドキュメンタリー映画の上映後に、お客がひろえさんにリクエストしてライブという形やった。
今回は昨日の日記に書いたように海外を旅した写真やDVDを観て、お客の興味関心に応えてくれるという形。
11/14(日)夕方6時から
ライブ 1500円
ライブ後、薪のピザ食べ放題 1500円
もちろん最近の出店のように単一の味じゃなく、トマトソース以外の醤油ベースのソースやカレーソース、魚介類のトッピングもするよ。
ピザに合うスープもええな。
申し込みは、この日記にコメントするか、電話090-9771-0636(陣)でお願いします。
最近、よそのイベントに出かけるばっかしやったんで、廃材天国でのライブは久しぶりー。
ひろえさんの魅力は昨日も書いたけど、ただの娯楽音楽じゃなくて、強烈なメッセージをやんわりとした彼女の人柄で伝えてくれる所。
前の映画もよかったけど、今度の外国のDVDは特に楽しみー。
テント劇もそうやったけど、主催者が楽しみじゃないとできないからね。
ハゼ(稲の乾燥木)干ししてある稲が乾いて、昨日から脱穀作業。
脱穀はハーベスタという機械。
バインダー(刈り取り)と、このハーベスタ(脱穀)が合体したのがコンバイン。
特に最近のコンバインは写真の手前に転がしてる袋にイチイチ入れるタイプじゃなく、ホッパーで軽トラにつけた専用の枠の中に一気に入れられる。
小さいのでも300万、ちょっと大きくなると400万、500万。
集落営農とか国の補助をもらって、20町(1反は300坪、10反で1町)とか作ってる人のは700万とか。
賃借りと言って、そういう大型のコンバイン持ってる人に頼んで刈ってもらうと一反24000円もする。
それでも300万の機械を買うよりはということで刈ってもらう人も居る。
ウチの47軒ある部落の場合はほとんど各自で300万クラスのコンバインを持ってる。
何しろちょっと時間かければバインダーとハーベスタで全然問題ない。
何よりもコンバインで刈り取った籾は乾燥機に入れて、ボイラー焚いて乾かさないかんけど、バインダーや手刈りの場合は天日乾燥。
この天日乾燥がお米を美味しくするし、作業も風景も美しい。
そろそろ畑の冬の野菜たちも間引いて食べられるようになってきた。
これなーんだ?
野菜を買ってる人には分からんかもね。
間引いたホウレンソウ。
この小さいのがアクが少なくて美味い。
人参の葉も柔らかくて苦味が少なくて美味しい。
春菊もこれからやね。
大根もそろそろ、根の部分が食べられそうになってきた。
何故か小松菜は蛾の幼虫に食べられてボロボロ、、、。
香川の伝統野菜の「ヒャッカ」(高菜)や「葉ゴボウ」もいい感じ。
2010年11月03日
阿部ひろえin廃材天国
京都に阿部ひろえさんという女性のシンガーソングライターが居る。
民族紛争や経済格差で、現在進行形で問題のある第3世界を旅し、日本中のいわゆる「現場」で唄う。
きらびやかなホールでエンターテイメントなミュージックシーンのアーティストとして興業に勤しむ職業ミュージシャンとは一線を画する猛者。
これが僕のひろえさん像。
京都の妹を訪ねた便に寄った、自宅兼ショップ兼ライブハウスも彼女が訪れたタイ、ベトナム、エルサルバドルなどの民族雑貨などがひしめいててとっても気持ちのいい空間やった。
で。
そのひろえさんが11月に香川に来る。
彼女の実家が徳島というのもあって、廃材天国で何かできたら、と打診があった。
前にも一回「阿部ひろえライブ&トーク」をウチでやった。
その時はひろえさんの全国をツアーする様子をドキュメンタリーで追った映画の上映とその映画を観たお客が、それぞれのシーンに出てくる彼女の唄をリクエストするという「映画&ライブ」をした。
穏やかな彼女の語りと唄で廃材天国の空気は、集まったお客とともにめっちゃアットホームないい感じになった。
今決まってるのは11/15(月)の夕方からひろえさんのライブと彼女が見てきた外国のテレビや新聞では報道されない、生の日常の生活の話を聞ける。
実は僕ら家族もにこちゃんが産まれる前には2歳の土歩くんを連れて、みんなでタイに行ったきり家族で異文化の生活を体験するということもなかったので、凄く楽しみ。
ひろえさんの話を聞いたら、また具体的に行きたくなるに違いない。
実際に行くとすればやっぱし、アジアという視点と南米やアフリカという視点もある。
フランスの朝市の家庭惣菜屋のシャルキュトリで自家製のテリーヌや内臓ソーセージを味わったり、北欧の環境先進国にも興味はなくはないが、やはり「土着」とか「ネイティブ」という方向に憧れる。
先日の福田くんの「これ、いなかからのお裾分けです。」の本にもあるように僕らには日本人としてのルーツがあるように、アジアの気候風土の中で培われてきた文化に触れることもしたい。
子ども達が小さいうちに必ず家族で行きたいと思ってた所だしね。
ちなみにひろえさんのメニューを彼女からのメールを抜粋すると、、、。
★「父は空 母は大地」 ネイティブ・アメリカン、シアトル首長が大統領に宛てた
伝説のスピーチを、寮美千子さんが訳し、篠崎正喜さんが絵をつけた絵本(パロル舎)に
曲をつけてスライドしながら歌います。
http://ryomichico.net/seattle.html
★マニラのスラムの子供達(大変だけれどとても元気で明るい)、ピースコンサート、元慰安婦の人達の証言、
ODAで作られた輸出加工区のために強制移住させられた人達などの映像
★イラク開戦5年目に訪れたヨルダン、シリアのイラク難民の人達へのインタビュー、
UNHCR(国連高等難民弁務官事務所)や難民の子供達が通う学校でのライブ、
ストリートライブでの子供達の生き生きした様子 など
★ベトナム、ホーチミンでのコラボイベント、南部カントーの川辺の暮らし、
ダナンの養護施設や日本語学科でのライブ、各種養護学校視察、食材・文化豊かなベトナム、戦跡などの報告&ライブ
★エクアドルの障害者施設、養護施設、インディオの村でのライブ、有機農園、
太陽の祭り、農園学校、キトの街などの様子
というコアなものがズラリ。
ベトナムの水上マーケットにも行きたいし、インディオの有機農園の仕事も手伝いたいなー。
ということで、急遽11/15(月)の夕方からこのイベント決定。
メールだけでは決めかねてたんやけど、さっき本人と電話して「じゃあ、よろしくお願いします。」と数分の打ち合わせで即決。
まあ、即決できないような事はせんでもええことやからね。
また詳細はこの日記で書くわな!
廃材天国でのライブって久しぶりーーー。
ワインでピザもええし、純米酒と鍋でもええなー。
そこら辺もまた考えてアップしよっと。
民族紛争や経済格差で、現在進行形で問題のある第3世界を旅し、日本中のいわゆる「現場」で唄う。
きらびやかなホールでエンターテイメントなミュージックシーンのアーティストとして興業に勤しむ職業ミュージシャンとは一線を画する猛者。
これが僕のひろえさん像。
京都の妹を訪ねた便に寄った、自宅兼ショップ兼ライブハウスも彼女が訪れたタイ、ベトナム、エルサルバドルなどの民族雑貨などがひしめいててとっても気持ちのいい空間やった。
で。
そのひろえさんが11月に香川に来る。
彼女の実家が徳島というのもあって、廃材天国で何かできたら、と打診があった。
前にも一回「阿部ひろえライブ&トーク」をウチでやった。
その時はひろえさんの全国をツアーする様子をドキュメンタリーで追った映画の上映とその映画を観たお客が、それぞれのシーンに出てくる彼女の唄をリクエストするという「映画&ライブ」をした。
穏やかな彼女の語りと唄で廃材天国の空気は、集まったお客とともにめっちゃアットホームないい感じになった。
今決まってるのは11/15(月)の夕方からひろえさんのライブと彼女が見てきた外国のテレビや新聞では報道されない、生の日常の生活の話を聞ける。
実は僕ら家族もにこちゃんが産まれる前には2歳の土歩くんを連れて、みんなでタイに行ったきり家族で異文化の生活を体験するということもなかったので、凄く楽しみ。
ひろえさんの話を聞いたら、また具体的に行きたくなるに違いない。
実際に行くとすればやっぱし、アジアという視点と南米やアフリカという視点もある。
フランスの朝市の家庭惣菜屋のシャルキュトリで自家製のテリーヌや内臓ソーセージを味わったり、北欧の環境先進国にも興味はなくはないが、やはり「土着」とか「ネイティブ」という方向に憧れる。
先日の福田くんの「これ、いなかからのお裾分けです。」の本にもあるように僕らには日本人としてのルーツがあるように、アジアの気候風土の中で培われてきた文化に触れることもしたい。
子ども達が小さいうちに必ず家族で行きたいと思ってた所だしね。
ちなみにひろえさんのメニューを彼女からのメールを抜粋すると、、、。
★「父は空 母は大地」 ネイティブ・アメリカン、シアトル首長が大統領に宛てた
伝説のスピーチを、寮美千子さんが訳し、篠崎正喜さんが絵をつけた絵本(パロル舎)に
曲をつけてスライドしながら歌います。
http://ryomichico.net/seattle.html
★マニラのスラムの子供達(大変だけれどとても元気で明るい)、ピースコンサート、元慰安婦の人達の証言、
ODAで作られた輸出加工区のために強制移住させられた人達などの映像
★イラク開戦5年目に訪れたヨルダン、シリアのイラク難民の人達へのインタビュー、
UNHCR(国連高等難民弁務官事務所)や難民の子供達が通う学校でのライブ、
ストリートライブでの子供達の生き生きした様子 など
★ベトナム、ホーチミンでのコラボイベント、南部カントーの川辺の暮らし、
ダナンの養護施設や日本語学科でのライブ、各種養護学校視察、食材・文化豊かなベトナム、戦跡などの報告&ライブ
★エクアドルの障害者施設、養護施設、インディオの村でのライブ、有機農園、
太陽の祭り、農園学校、キトの街などの様子
というコアなものがズラリ。
ベトナムの水上マーケットにも行きたいし、インディオの有機農園の仕事も手伝いたいなー。
ということで、急遽11/15(月)の夕方からこのイベント決定。
メールだけでは決めかねてたんやけど、さっき本人と電話して「じゃあ、よろしくお願いします。」と数分の打ち合わせで即決。
まあ、即決できないような事はせんでもええことやからね。
また詳細はこの日記で書くわな!
廃材天国でのライブって久しぶりーーー。
ワインでピザもええし、純米酒と鍋でもええなー。
そこら辺もまた考えてアップしよっと。
タグ :ライブ
2010年11月03日
脱砂糖
ここの所、あっこちゃんのマクロビスイーツの需要が高まってきてる。
卵、乳製品、だけじゃなく砂糖も使わない。
マクロビ系の料理書でも、白い砂糖は使わないくても、てんさい糖や黒砂糖、ハチミツやメープルシロップを使うものもある。
あっこスイーツの甘味料は自家製甘酒と自家製米飴だけ。
もちろん、それらに使うお米はウチらが手植えで無農薬栽培したもの。
ほんと、イベント出店で「砂糖ナシなんですか!」とか「うちの子、小麦粉食べられないんです。」という飛びつくようなお母さんに必ず出会う。
今頃では「〇〇が食べられない」というアレルギーを持つ人が急増してるのを実感する。
ウチら夫婦もちびっ子たちもアトピーでもアレルギーでも何でもないんやけどね。
白い砂糖の害はソコソコ知れ渡ってきた感はあるけど、てんさい糖やメープルシロップまで使わないのは雑穀つぶつぶクッキング「未来食」の大谷ゆみこさんが有名やけど、他にはあんましない。
県内では高松の茜町「五名畑」の木村よしみさん、県外では三重県の「月の庭」などが、この大谷さんの「未来食」を取り入れて営業してるレストラン。
ウチが調味料や食材を買ってる自然食品店、善通寺の「ポパイくん」や、四国最大規模の高松「ちろりん村」、徳島が本部で香川でも商売上手の「オリーブコープ」、チェーンの「アニュー」、最近では中途半端感もあるけど「春日水神市場」と、自然食品業界はたかが知れてる。
そういう店でも、まず砂糖ナシのスイーツを常時販売したりはしてない。
やっぱし、ムソーや創健社、ポラン、グリムなどの商社みたいな規模になってくると、そうそうマニアックなものは扱えないのか?
添加物は入ってないけど、甘さは市販のものとさほど変わらないというのが常。
ヒカリのソースにしてもかなり甘いからね。
酒、タバコ、コーヒー、と並んで「砂糖」は中毒性の強い嗜好品の王者。
一説には、様々な麻薬の中で砂糖ほどタチの悪いものはないとか。
酒やタバコが規制され、排除されつつあるこの社会でも「砂糖の害」を訴える機関も団体も聞かない。
まあ、マクロビオティックとかビーガンと呼ばれるジャンルぐらいかな。
僕らの行ってる「松見歯科」でも、玄米を食べる事よりも、砂糖を辞めることの重要性を一番大切にしてる。
ガン、心臓疾患、脳疾患、生活習慣病のほとんどが、脱砂糖で何とかなるそう。
まず、何故彼女が脱てんさい糖をしたのか?
イベント出店の少ない季節は別にして、ここんとこ毎週のようにスイーツを作ると、当然味見をする。
しかもレシピどおりなんてまずないし、毎回今たくさんある材料をメインに使うので、そうせなしゃあないそうな。
米飴の甘味や酸味なども作るたびに違うからね。
で、てんさい糖を使ってた頃(今年の1月頃まで)は、頻繁に味見をしてジンマシンが出たり、反対に自分の作ったお菓子以外のもらった市販のスイーツなんかを衝動食べしてしまうこともあったとか。
てんさい糖、ハチミツ、メープルシロップまで完全に辞めて、自家製甘酒と自家製米飴だけでスイーツ作りをするようになってからは、そういう病的な症状がピタッと収まったそう。
女は炊事、洗濯、掃除、子育てと忙しい。
一日の時間からそれらを除いた上で、自分の好きな仕事に時間を割くのは中々難しい。
炊事と子育てに関しては僕が積極的にやれば出来る。
洗濯や掃除は「後でやり直す手間がないから、私がした方が、、、。」という事になってる。
昨日もにこちゃんと土歩くんを連れて、くぼさんの豆腐などの材料の買出しのついでにお弁当作って公園にいったりとか。
ついでにホームセンターでチェーンソーのプラグを買ったり、自分の仕事の段取りもする。
ジェンダーフリーとか大袈裟に言わんでも、必要に迫られて役割分担が出来てくる。
縄文時代は母系性社会で、江戸時代などの家長制度の逆やったみたいやし。
女がコンセプトリーダーで、男は実働部隊というのが廃材天国のスタイル。
卵、乳製品、だけじゃなく砂糖も使わない。
マクロビ系の料理書でも、白い砂糖は使わないくても、てんさい糖や黒砂糖、ハチミツやメープルシロップを使うものもある。
あっこスイーツの甘味料は自家製甘酒と自家製米飴だけ。
もちろん、それらに使うお米はウチらが手植えで無農薬栽培したもの。
ほんと、イベント出店で「砂糖ナシなんですか!」とか「うちの子、小麦粉食べられないんです。」という飛びつくようなお母さんに必ず出会う。
今頃では「〇〇が食べられない」というアレルギーを持つ人が急増してるのを実感する。
ウチら夫婦もちびっ子たちもアトピーでもアレルギーでも何でもないんやけどね。
白い砂糖の害はソコソコ知れ渡ってきた感はあるけど、てんさい糖やメープルシロップまで使わないのは雑穀つぶつぶクッキング「未来食」の大谷ゆみこさんが有名やけど、他にはあんましない。
県内では高松の茜町「五名畑」の木村よしみさん、県外では三重県の「月の庭」などが、この大谷さんの「未来食」を取り入れて営業してるレストラン。
ウチが調味料や食材を買ってる自然食品店、善通寺の「ポパイくん」や、四国最大規模の高松「ちろりん村」、徳島が本部で香川でも商売上手の「オリーブコープ」、チェーンの「アニュー」、最近では中途半端感もあるけど「春日水神市場」と、自然食品業界はたかが知れてる。
そういう店でも、まず砂糖ナシのスイーツを常時販売したりはしてない。
やっぱし、ムソーや創健社、ポラン、グリムなどの商社みたいな規模になってくると、そうそうマニアックなものは扱えないのか?
添加物は入ってないけど、甘さは市販のものとさほど変わらないというのが常。
ヒカリのソースにしてもかなり甘いからね。
酒、タバコ、コーヒー、と並んで「砂糖」は中毒性の強い嗜好品の王者。
一説には、様々な麻薬の中で砂糖ほどタチの悪いものはないとか。
酒やタバコが規制され、排除されつつあるこの社会でも「砂糖の害」を訴える機関も団体も聞かない。
まあ、マクロビオティックとかビーガンと呼ばれるジャンルぐらいかな。
僕らの行ってる「松見歯科」でも、玄米を食べる事よりも、砂糖を辞めることの重要性を一番大切にしてる。
ガン、心臓疾患、脳疾患、生活習慣病のほとんどが、脱砂糖で何とかなるそう。
まず、何故彼女が脱てんさい糖をしたのか?
イベント出店の少ない季節は別にして、ここんとこ毎週のようにスイーツを作ると、当然味見をする。
しかもレシピどおりなんてまずないし、毎回今たくさんある材料をメインに使うので、そうせなしゃあないそうな。
米飴の甘味や酸味なども作るたびに違うからね。
で、てんさい糖を使ってた頃(今年の1月頃まで)は、頻繁に味見をしてジンマシンが出たり、反対に自分の作ったお菓子以外のもらった市販のスイーツなんかを衝動食べしてしまうこともあったとか。
てんさい糖、ハチミツ、メープルシロップまで完全に辞めて、自家製甘酒と自家製米飴だけでスイーツ作りをするようになってからは、そういう病的な症状がピタッと収まったそう。
女は炊事、洗濯、掃除、子育てと忙しい。
一日の時間からそれらを除いた上で、自分の好きな仕事に時間を割くのは中々難しい。
炊事と子育てに関しては僕が積極的にやれば出来る。
洗濯や掃除は「後でやり直す手間がないから、私がした方が、、、。」という事になってる。
昨日もにこちゃんと土歩くんを連れて、くぼさんの豆腐などの材料の買出しのついでにお弁当作って公園にいったりとか。
ついでにホームセンターでチェーンソーのプラグを買ったり、自分の仕事の段取りもする。
ジェンダーフリーとか大袈裟に言わんでも、必要に迫られて役割分担が出来てくる。
縄文時代は母系性社会で、江戸時代などの家長制度の逆やったみたいやし。
女がコンセプトリーダーで、男は実働部隊というのが廃材天国のスタイル。
タグ :マクロビスイーツ
2010年11月02日
「これ、いなかからのお裾分けです。」
ぽっちり堂で出会った若者で、僕からしてもかなり凄いと思う奴が居た。
高知大の院生で、まだ23歳、福田安武くんという。
ウチで居候してたしょうたくんと一緒や。
イベントの日は小さなテーブルに「オオスズメバチの焼酎漬け」を何本も並べて売ってた。
それと最近出版したという本も販売してた。
タイトルは「これ、いなかからのお裾分けです。」というもの。
何と4歳からスズメバチを獲ってる経験や、これが23歳の書いた本か!?という内容。




大学のレポートで、書いてたのを教授が出版社の人に見せて、ウチから出版させて欲しいという話に進んだそう。
高知の「南の風社」という出版社。
大手の会社じゃないんで、いかに売れる本を出すかという視点じゃなく、編集にも一年以上もかけてじっくり作ったそう。
彼の育ったのは愛知田舎で里山、お父さんやおじいちゃんについて毎日のように山に入ってたと。
学校の帰りにちょっと潜ってウナギを獲って、家に帰って捌いて蒲焼にして食卓に乗せると家族が喜ぶ。
アマゴの餌のハチの子を獲るために危険をおかしてアシナガバチの巣を獲ったり。
一番好きなのがオオスズメバチ獲りというのも面白い。
それを小学校に入る前からやってる所が凄い。
僕は一回り以上も年上やけど、そういう環境が周りになかった。
大人になって興味を持って、彼が子どもの頃からやってる、潜ったり鶏を絞めたりとやり始めてみた。
天然のウナギを食べたのも今年の夏に徳島のマツケンの所が初めてやもんね。
まだギリギリで現役のおじいさんたちが居る。
彼の言う「遊び仕事」の達人たちのこと。
お金の為にやってる仕事じゃない、好きでやってる仕事で人の役に立つ仕事。
僕が常に言ってる「仕事=遊び=生活」というのと一緒。
好きな事をやって自由に生きて、環境と調和してみんなにも喜ばれる生き方。
そのエッセンスが彼の育った山のおっちゃん達にある。
ボストンのサドベリーバレースクールは行ってみて確かに「自由」という意味では凄いなと思った。
でも日本人の僕には「作られた自由」という感じがして、違和感があった。
この本からは「生きた自由」が伝わってくる。
ラスト・サムライじゃなく、ラスト・ヒャクショウ。
「何が俺のしたい事なんやろ?」とか頭で考える事自体ナンセンス。
田舎暮らしでは毎日の生活の中で、自ずとやるべきことは決まってくる。
その土地の四季に応じて。
何も生産しない、頭をこねくり回してお金を稼いでしか生活できない都市型の生活は「生き」ても無ければ「活か」されてもないと、この本を読んで痛感したね。
もちろん田舎でも、立派な家に大きな車というステータスにしか目のいかない時代遅れもまだまだ多い。
23歳の若者に叱咤されたような気がした。
「生きる」ことと「活かされる」ことという意味で、「ほんとに生活してますか?」と。
実はまだ読み始めたばっかしなんやけど、、、。
でも自画自賛の僕は「自分はこんな環境に育たんかったからしょうがない。」と言い訳をしたりはしない。
今からやりたい事がまたまた増えたね。
マツケンの所もそうやし、そういうよき師匠の居る山にまた行きたい。
それとやっぱり、ここ丸亀でもできる田舎暮らしをもっともっと実践していきたい。
高知大の院生で、まだ23歳、福田安武くんという。
ウチで居候してたしょうたくんと一緒や。
イベントの日は小さなテーブルに「オオスズメバチの焼酎漬け」を何本も並べて売ってた。
それと最近出版したという本も販売してた。
タイトルは「これ、いなかからのお裾分けです。」というもの。
何と4歳からスズメバチを獲ってる経験や、これが23歳の書いた本か!?という内容。
大学のレポートで、書いてたのを教授が出版社の人に見せて、ウチから出版させて欲しいという話に進んだそう。
高知の「南の風社」という出版社。
大手の会社じゃないんで、いかに売れる本を出すかという視点じゃなく、編集にも一年以上もかけてじっくり作ったそう。
彼の育ったのは愛知田舎で里山、お父さんやおじいちゃんについて毎日のように山に入ってたと。
学校の帰りにちょっと潜ってウナギを獲って、家に帰って捌いて蒲焼にして食卓に乗せると家族が喜ぶ。
アマゴの餌のハチの子を獲るために危険をおかしてアシナガバチの巣を獲ったり。
一番好きなのがオオスズメバチ獲りというのも面白い。
それを小学校に入る前からやってる所が凄い。
僕は一回り以上も年上やけど、そういう環境が周りになかった。
大人になって興味を持って、彼が子どもの頃からやってる、潜ったり鶏を絞めたりとやり始めてみた。
天然のウナギを食べたのも今年の夏に徳島のマツケンの所が初めてやもんね。
まだギリギリで現役のおじいさんたちが居る。
彼の言う「遊び仕事」の達人たちのこと。
お金の為にやってる仕事じゃない、好きでやってる仕事で人の役に立つ仕事。
僕が常に言ってる「仕事=遊び=生活」というのと一緒。
好きな事をやって自由に生きて、環境と調和してみんなにも喜ばれる生き方。
そのエッセンスが彼の育った山のおっちゃん達にある。
ボストンのサドベリーバレースクールは行ってみて確かに「自由」という意味では凄いなと思った。
でも日本人の僕には「作られた自由」という感じがして、違和感があった。
この本からは「生きた自由」が伝わってくる。
ラスト・サムライじゃなく、ラスト・ヒャクショウ。
「何が俺のしたい事なんやろ?」とか頭で考える事自体ナンセンス。
田舎暮らしでは毎日の生活の中で、自ずとやるべきことは決まってくる。
その土地の四季に応じて。
何も生産しない、頭をこねくり回してお金を稼いでしか生活できない都市型の生活は「生き」ても無ければ「活か」されてもないと、この本を読んで痛感したね。
もちろん田舎でも、立派な家に大きな車というステータスにしか目のいかない時代遅れもまだまだ多い。
23歳の若者に叱咤されたような気がした。
「生きる」ことと「活かされる」ことという意味で、「ほんとに生活してますか?」と。
実はまだ読み始めたばっかしなんやけど、、、。
でも自画自賛の僕は「自分はこんな環境に育たんかったからしょうがない。」と言い訳をしたりはしない。
今からやりたい事がまたまた増えたね。
マツケンの所もそうやし、そういうよき師匠の居る山にまた行きたい。
それとやっぱり、ここ丸亀でもできる田舎暮らしをもっともっと実践していきたい。
タグ :本
2010年11月01日
ぽっちりカフェの秋祭り
ゆったりとしていて尚且つ、好きな事に没頭できる廃材天国の日常になり、金曜日にも関わらず久々に仕込みのない一日。
で、土曜日の朝。
宇多津のイベントは台風でなくなったけど、日曜日の高知 の「ぽっちり堂」のイベントはどうかなー、とヤフーの天気を見ると、完全に台風はソレて雨も上がる!?
お気楽モードから一転して、土曜日の早朝から一日中、目一杯仕込み。
で、日曜は無事に高知は土佐町(香川からだと、大豊インターで降りて早明浦ダムの手前)にある、お菓子屋「ぽっちり堂」の「ぽっちりカフェの秋祭り」に出店。
さすがに県外にピザの窯は持っていけないんで、パスタマシンで手打ちパスタ。
先日入荷したばかりの12mmの幅広カッターを稼動して、トマトとタコのソースと醤油ベースの和風キノコソースの2種を用意。
もちろんマクロビスイーツや玄米ムスビ、玄米キッシュ、それとここでは熱烈な要望で玄米弁当も。
天気予報では午後から雨やったのが、着くなり降り始めた。
タープの下で店を出すと。
雨にも関わらず、押し寄せるお客。
パスタで行列できると大変。
何しろ、生地を延ばして、カットして、茹でて、ソースかけて出すと工程が多い。
野遊がパスタマシンを廻す。
僕が茹でたりソースかけたり。
土歩くんは返って来るお皿の洗いもん。
あっこちゃんが注文や説明、お金のやりとり。
と、家族総出のコンビネーションで、テキパキとこなしていった。
これほど子ども達が戦力になったのは初めて!
いっつもなら、イベントに遊びに来てる同世代の子ども達と遊んでる。
去年のここのイベントでもそうやったし、そういうのを期待してついてきてるから僕らもそこまで強制的には手伝わさせない。
でも、今回は雨で外で遊べなかったのと、あまりにも序盤からお客が殺到して、てんてこ舞いで「ちょっと野遊これ頼む!」とか「土歩くんこれお願い!」とマジに切羽詰ってたからね。
こういう状況だとウチのちびっ子たちはスイッチが入る。
パスタマシンなんか慣れてるし、「何回通しで、最終は何ミリ?」と聞いてくる。
「生地は十分寝かしとるきん、2回通し。今回は幅広やきん厚さは一ミリで!」と告げると、「分かった!」と完全に職人モードで仕事に入る。
うーーーん。
我が子ながら、ほんまにありがたい。
あんまし無理を言うてもいかんし、対等な関係で、コッチも遠慮しながらお願いする。
この雨でここまでブレイクするか?
さすが、ぽっちり堂。
その秘訣を聞くと、ぽっちり堂は会場であって、主催者じゃない。
別に主催者が居て、スタッフも居る。
11月に行く、愛媛の内子の「菜月自然農園」の手作り市もそんな感じ。
何でもかんでも自分で背負い込んでもたかが知れてる。
ほんとにぽっちり堂の周りにはいい仲間が集ってると感じたね。
廃材天国も見習って行きたいもの。
主催者、スタッフ、出店者、お客、みんなが楽しくて、お金もスムーズに流れる手作り市。
そのお手本を体感したね。
何しろほとんどのお客が高知市内や県外から高速で来てる。
それで居て、地元のおっちゃんが「ハヤト瓜」をみんなに配ってくれたりしてね。

嵐の去った後のウチの店。

他のお店もテントの下で。
トマト農家の「トマトカレー」やいくちゃんのピクルス農園の色んなピクルス。
オクラのピクルスが売り切れてて、パプリカのピクルスを買ったよ。
それと、なんと、数年前に結婚式の引き出物にウチの焼き物を買ってくれた高知の岡本くんがマクロビスイーツの店を出しとったー。
この再会はほんとに嬉しかったね。
一軒目の廃材ハウスにわざわざ訪ねてきてくれて、焼き物を見て注文してくれた新婚の夫婦が、自然農始めたり、マクロビオティックの勉強してりしてるとはねー。

これがぽっちり堂のお店。

店内には冷蔵ショーケースもあって、ちゃんとしたスイーツカフェ。

新店舗の置くの古民家で元々生活もお菓子作りもしてた。
今回こっちの座敷には手作り系の雑貨の作家が出店してた。
帰って来て、やっと洗いものや道具の片付けが終わった。
ウチは出店の際にも、自分たちが普段食べてる自然食のクオリティーは全く変えないだけじゃなく、自分の焼き締めのカップで飲み物出したりと、使い捨ての容器はNG。
さすがにパスタの皿はステンレスやプラスチックのを使うけど、洗って毎回使う。
この労力だけでもバカにならんけど、ここを「仕事やから、こんな手間かけてられるか。」と妥協したらウチは店を出す意味がないと思う。
普段から大切にしてる価値感や選択肢。
それを曲げてビジネスに徹することはできない。
というか、本当の意味でもビジネスとは、さっきも書いたようにみんなが良くならなくては成立しない。
主催者、出店者、お客だけじゃなく、原料の生産者、流通業者、もし他の国から輸入したものを使うのならその国の生産者に及んで、ビジネスというツジツマが合わなくてはいけない。
それでこその「オーガニックな手作り市」と言えるやろ。
もちろん今は過渡期。
完璧を目指して、重箱の隅を突っつくような事は問題外。
お互いが学びあって、やって行かんとね。
そりゃ、プラスチック容器にトマトソースパスタ入れたらベトベトになるよ。
だから洗剤使わなお客に悪い?
ノーノーノー。
重曹でピカピカに落ちるよ。
自分が普段使わない洗剤を仕事やからという理由で使えんぜよ。
だって、合成洗剤の界面活性剤ってなんぼススイでも残ってる言うしなー。
で、土曜日の朝。
宇多津のイベントは台風でなくなったけど、日曜日の高知 の「ぽっちり堂」のイベントはどうかなー、とヤフーの天気を見ると、完全に台風はソレて雨も上がる!?
お気楽モードから一転して、土曜日の早朝から一日中、目一杯仕込み。
で、日曜は無事に高知は土佐町(香川からだと、大豊インターで降りて早明浦ダムの手前)にある、お菓子屋「ぽっちり堂」の「ぽっちりカフェの秋祭り」に出店。
さすがに県外にピザの窯は持っていけないんで、パスタマシンで手打ちパスタ。
先日入荷したばかりの12mmの幅広カッターを稼動して、トマトとタコのソースと醤油ベースの和風キノコソースの2種を用意。
もちろんマクロビスイーツや玄米ムスビ、玄米キッシュ、それとここでは熱烈な要望で玄米弁当も。
天気予報では午後から雨やったのが、着くなり降り始めた。
タープの下で店を出すと。
雨にも関わらず、押し寄せるお客。
パスタで行列できると大変。
何しろ、生地を延ばして、カットして、茹でて、ソースかけて出すと工程が多い。
野遊がパスタマシンを廻す。
僕が茹でたりソースかけたり。
土歩くんは返って来るお皿の洗いもん。
あっこちゃんが注文や説明、お金のやりとり。
と、家族総出のコンビネーションで、テキパキとこなしていった。
これほど子ども達が戦力になったのは初めて!
いっつもなら、イベントに遊びに来てる同世代の子ども達と遊んでる。
去年のここのイベントでもそうやったし、そういうのを期待してついてきてるから僕らもそこまで強制的には手伝わさせない。
でも、今回は雨で外で遊べなかったのと、あまりにも序盤からお客が殺到して、てんてこ舞いで「ちょっと野遊これ頼む!」とか「土歩くんこれお願い!」とマジに切羽詰ってたからね。
こういう状況だとウチのちびっ子たちはスイッチが入る。
パスタマシンなんか慣れてるし、「何回通しで、最終は何ミリ?」と聞いてくる。
「生地は十分寝かしとるきん、2回通し。今回は幅広やきん厚さは一ミリで!」と告げると、「分かった!」と完全に職人モードで仕事に入る。
うーーーん。
我が子ながら、ほんまにありがたい。
あんまし無理を言うてもいかんし、対等な関係で、コッチも遠慮しながらお願いする。
この雨でここまでブレイクするか?
さすが、ぽっちり堂。
その秘訣を聞くと、ぽっちり堂は会場であって、主催者じゃない。
別に主催者が居て、スタッフも居る。
11月に行く、愛媛の内子の「菜月自然農園」の手作り市もそんな感じ。
何でもかんでも自分で背負い込んでもたかが知れてる。
ほんとにぽっちり堂の周りにはいい仲間が集ってると感じたね。
廃材天国も見習って行きたいもの。
主催者、スタッフ、出店者、お客、みんなが楽しくて、お金もスムーズに流れる手作り市。
そのお手本を体感したね。
何しろほとんどのお客が高知市内や県外から高速で来てる。
それで居て、地元のおっちゃんが「ハヤト瓜」をみんなに配ってくれたりしてね。
嵐の去った後のウチの店。
他のお店もテントの下で。
トマト農家の「トマトカレー」やいくちゃんのピクルス農園の色んなピクルス。
オクラのピクルスが売り切れてて、パプリカのピクルスを買ったよ。
それと、なんと、数年前に結婚式の引き出物にウチの焼き物を買ってくれた高知の岡本くんがマクロビスイーツの店を出しとったー。
この再会はほんとに嬉しかったね。
一軒目の廃材ハウスにわざわざ訪ねてきてくれて、焼き物を見て注文してくれた新婚の夫婦が、自然農始めたり、マクロビオティックの勉強してりしてるとはねー。
これがぽっちり堂のお店。
店内には冷蔵ショーケースもあって、ちゃんとしたスイーツカフェ。
新店舗の置くの古民家で元々生活もお菓子作りもしてた。
今回こっちの座敷には手作り系の雑貨の作家が出店してた。
帰って来て、やっと洗いものや道具の片付けが終わった。
ウチは出店の際にも、自分たちが普段食べてる自然食のクオリティーは全く変えないだけじゃなく、自分の焼き締めのカップで飲み物出したりと、使い捨ての容器はNG。
さすがにパスタの皿はステンレスやプラスチックのを使うけど、洗って毎回使う。
この労力だけでもバカにならんけど、ここを「仕事やから、こんな手間かけてられるか。」と妥協したらウチは店を出す意味がないと思う。
普段から大切にしてる価値感や選択肢。
それを曲げてビジネスに徹することはできない。
というか、本当の意味でもビジネスとは、さっきも書いたようにみんなが良くならなくては成立しない。
主催者、出店者、お客だけじゃなく、原料の生産者、流通業者、もし他の国から輸入したものを使うのならその国の生産者に及んで、ビジネスというツジツマが合わなくてはいけない。
それでこその「オーガニックな手作り市」と言えるやろ。
もちろん今は過渡期。
完璧を目指して、重箱の隅を突っつくような事は問題外。
お互いが学びあって、やって行かんとね。
そりゃ、プラスチック容器にトマトソースパスタ入れたらベトベトになるよ。
だから洗剤使わなお客に悪い?
ノーノーノー。
重曹でピカピカに落ちるよ。
自分が普段使わない洗剤を仕事やからという理由で使えんぜよ。
だって、合成洗剤の界面活性剤ってなんぼススイでも残ってる言うしなー。
タグ :パスタ