廃材天国HP

2013年07月17日

昔のリヤカーかっこいい


菜園の水やりを一緒にすると、ラッキー!
これは見つけたものの役得。

昨日は親戚のおばちゃんから連絡。
色々納屋に眠るモノを見て、要るものがあればもって帰って欲しいと。


リヤカーがあった。
しかも、デカイ!
これは軽トラで引っ張れないか。


こちらは小型。
タイヤがないのが益々レトロ感が強い。


これは昔の農業用乾燥器。
米、麦用。
農家としては馴染みのある「シヅオカ」の乾燥器。


モーターが美品!
エンジンは長く使われてないと、整備が必要だけど、こういう使用頻度の低いモーターはメンテレスですぐに使える。
僕の場合はモーターにプーリーつけてベルトかけてとか、機械を自作するほどのエンジニア魂はない。
それでも、このモーター付きの送風機は何かに使える。

廃材って特に用途が決まってもらうケースの方が少ない。

大抵「こんなんあるけど、使う?」という話が来る。
で、見に行く。
欲しいものはもらう。
という手順。

でも!
ここからがポイント。

処分して欲しいと相手が思ってるモノは出来るだけ持って帰る。
要らないモノでも、プラスチックやビニール製品じゃない限りはもらう。
木製のタンスや机なら燃やせるし、金物はスクラップに出してもいい。
今回も古バッテリーが3個ほどあったけど、これはスクラップ屋で金になる。

要するに、棄てる時に何に処分費がかかって、どれが金になるかを熟知しとく必要がある。
もっと大事なのは、どこへ持っていけば安く棄てられるかも大事。
いわゆる産廃業者に持って行くと、何でも凄い額になる。

農家の納屋は広い。
「これはもったいないから。」と置き場に困らない限りはみなさん何でも置いてある。
でも、何かのタイミングで処分しないといけなくなる。
そういう時に声がかかるように、常に情報発信するのが大事。

「廃材で家建てて、もらいもので生活してる。」
と、このブログで発信してるように。
知り合いに、「どっかに眠ってる〇〇ないかなー?」と声をかけておくのも重要。

「ウチでは使わんけど、業者に処分させるのはもったいない。」
これがみんな共通の心情。
「長年使ってきた愛着もあるし、できたら活かして欲しい。」
これが普通。

それを活かすのが廃材生活なのだ。

一軒目の廃材ハウスの生活の時はホントに「何でももらいます!」という勢いだった。
今では生活に必要なモノはほぼ揃った。
とはいえ、今回のように廃材の発掘は楽しいもの。

この世界一豊かな国にはまだまだ廃材資源が眠ってる。
それを発掘し、買わない生活を実現するのだ!!!





  

Posted by 陣 at 07:05Comments(0)もらいもん

2013年07月06日

果物の廃材

桃の季節到来。
毎年、桃の産地飯山(丸亀市内)の知り合いから出荷できないペケ品を頂く。


この段ボールに3段と超たくさん頂いた。
甘くて桃ならではの香りがたまらない。
そのまま2、3個はすぐに食べられる。


桃と甘酒のフローズンスムージーにしてみた。


既に真夏のような日だったのもあって、冷たくて美味しい。
大人はタンカレー(ジン)を少しだけ垂らすと最高!


それでもそんなには消費しきれないので、保存用に火を入れる。


5分ぐらいで火から外す。


火が入ると簡単に皮がむける。


桃から出た汁を煮詰めて加える。


真空脱気して完成。
これで大量の桃が常温保存できる。
この保存瓶は超便利で日々使いこなしてる。

インスタントコーヒーの瓶や100円屋のではダメ。
蜂蜜やジャムの入ってる、フタの裏にパッキンのついたやつ。
ホームセンターなら2、300円とかするけど、ネットで買うと安い。
「ガラス瓶.com」というサイトで買えるよ。
でも、ここは卸なので、大量に買わないといけない。
何人かで分けるとええかも。

トマトソース、みかんペースト、先日作ったビワのコンポート。
大量の果物に火を入れて保存するというのはジャムやお菓子用にとどまらない。
みかんペーストは3年醸造の濃い醤油と混ぜるだけでソースになる。
ビワのコンポートのパスタも以外といけた。
この桃のコンポートはカレーの隠し味としても使える。
これは「百姓屋敷わら」の本に書いてあって、以前から真似してる。

常に、「あっ、アレがある!」と料理中に閃くネタ。
ネタは多い程いい。
整然と分り易く保存されていれば。

手作りの調味料と、本格的な伝統調味料、そしてハーブやスパイス類。
これらをキッチンに常備することで、加工品と外食から解放される。
スーパーの加工品に価値がないのはもとより、外食するより家で作った方が美味しいんやから当然と言えば当然。

市販の加工品って何でも甘過ぎ。
漬けものなんか自分で漬けてるとあの甘~い黄色いたくあんなどタダでも頂きたくない。
それにハム、ソーセージ、かまぼこ、チクワなどの錬りモノには添加物の宝庫やし。
カレーの素、シチューの素、パスタソース、ウスターソース、マヨネーズ、ケチャップ、これらも押し並べて甘過ぎる。

お米作って菜園作るのなんかは田舎にいけば誰でもやってる。
こういう加工品やソース類まで手作りすると、感動的な美味しさを自給できるというものだ。

しかもその材料はこうして棄てられてゆくペケ品利用でいけるんやからねー。
とりあえず季節の旬の果物は全国でこういう風景が繰り広げられてる。

加工の手間を惜しむな!
潤沢に頂ける人間関係を構築せよ!!!



  

Posted by 陣 at 10:00Comments(0)もらいもん

2013年06月23日

ビワに梅に、嬉しい季節


また梅をもらってきた。
今度はよく熟れてるので、梅干しには最適。


「ビワも要る?」
と、その友人の山の畑で採らせてもらった。
成りっぱなしのほったらかしとはいえ、美味しいビワがよく成ってる。

要は摘花と袋掛け。
この2つの手間をかければ売り物級になる。
別にやらなくても、十分に旬の味を享受できる。

しかし、この友人の所に行くまでの30分ぐらいの道中だけでも、ビワがよく成ってる。
ビワと夏みかんが一番成りっぱなしのほったらかし率が高いんちゃうかな?
しかも、よく出来てても収穫さえされてないような木がほとんど。
全国の放置ビワだけで数十トンに上るんちゃうかな?

こういうのは一声掛ければ必ずもらえる。
先に自分の生産物とかをあげてから頼むと100%もらえる上に、「こんなほったらかしのモンにそなん事せんでええのに。」と恐縮されるのがお約束。
今回はうちの鶏の卵をお土産にした。


やっぱし、自分の山持ってるってええなーーー(羨)。
斜面のない廃材天国からすると垂涎モノ。


コンテナに一杯採らせてもらった。


梅は熟れ具合によって選別して洗う。


ヘタの部分をツンツンして取る。


ホワイトリカーで洗う。


15%の塩で漬ける。
塩は必ず「自然海塩」を使う。
天草塩の会の「ちいさな海」という、薪で焚いてゆっくりと結晶させた塩。

味噌や梅干し、たくあん漬けなどの大量に塩を使うものを自給する意義はココにある。
自然食品店のそれらでも中々ここまでの塩を使ってるのは数少ない。
せいぜい海の精ぐらいのもの。
もちろんJTの塩よりは海の精の方がマシ。
でも、突き詰めると天日乾燥か薪で炊くかという部分所になってくる。


このあいだ漬けた甕のが水が上がってるので、重石を軽くする。


で、新たに漬けた方に大きな重石をガツンとかける。


ビワの処理も着々と進む。
最初はみんなで取りかかる。
だんだん脱落者が出始めて、最後は大人二人でやる。
それでいい。
子どもに無理やり手伝わせるのは断じてしてはならない。
「やらせてー。」という好奇心の範囲内じゃないといけない。
野遊ぐらい大きくなってくると、随分と持続力がついてきた。

一つの事に飽きると他の労働に切り替える。
一つの事を延々とやると必ず飽きる。
それは大人も子どもも一緒。
ただ、大人は「こんだけやっとかな。」と頑張れるけど、子どもの持続力は極端に短い。


外で「焚き物運ぶぞー、集合ーーー!」と僕が呼ぶと、長靴を履いて集まってくる。
僕が丸鋸やチェーンソーで切って、子どもたちが運ぶ。

よっぽど子どもたちが自分の遊びに集中してる時は僕も「集合ー!」の時間をずらせる。
でも大抵は暇な空気を見計らって呼ぶ。
マンガ読んでたりゲームしてるような時は必ず集まってくる。
うちにはテレビこそないけど、パソコンやゲームは自由にやってる。

子どもたち自身が、ゲームやマンガよりも外で労働する楽しさを知ってるというのもある。
でも、毎回必ずワクワクでやってるかと言うとそうでもない時もある。

毎日の薪での料理を子どもたちもしてるし、風呂に関しては大人は完全にノータッチ。
彼らの身体の中に、「薪の作業は必然」というものが染み込んでるんやと思う。
それは日常的に大人が毎日やって背中で見せてるからだ。
それを見て、「これはやっとかなな。」と納得してるんやと思う。

で、実際に身体を動かすと気持ちいい。
いつかのテレビの取材の時にも「野遊くんは鶏の世話とか薪の作業が嫌になったりせえへんの?」と聞かれて。
「そう思うこともあるけど、何かやりだすと、こう(大きな手振りで)楽しくなるんよね!」と言うてた。
へー、子どもでもそうなんやー、と感慨深かったのを覚えてる。


みんなで手分けして運ぶ。


にこちゃんも一輪車押したりしたくてしょうがないけど、自分でやろうとしてみて重すぎると理解する。
小さな薪を運ぶ時にはちゃんと出番がある。


ビワはコンポートにして真空脱気した。
これで常温保存できる。
あっこスイーツに使われるまで出番待ち。


ナスの初物が採れた!
何にしようかと悩んだすえ、厚揚げと炒めてショウガ醤油で頂いた。
強火で圧搾のゴマ油で炒めて、少量の酒と多めのショウガ。
何より大事なのは本醸造の美味しい醤油で味付けする。

季節を味わうってほんとに贅沢!!!  

Posted by 陣 at 07:10Comments(0)もらいもん

2013年06月18日

土も廃材

近所の同級生で土建屋の社長から電話。
「花崗土の残土出たけどいる?」


もちろんもらった。
砕石混じりのよく締まるタイプ。
2t車で4杯分。

面白いことにプロの土木現場では、一度造成に使った花崗土でも掘り返してしまうと「残土」となる。
こんな上質のものでも残土となれば捨てる。
欲しがれば必ずもらえる。

ただ、いつでもある訳ではない。
廃材をもらう時のポイントはココ。
「いつでもええから出た時にちょうだい。」と振れ回っておく。
時間はかかるけど、タイミングが合えばもらえる。

どうしても急いでもらいたい時にはもっと積極的に集めに回ることもできる。
とにかく電話をかけろ!
今となっては廃材ネットワークが構築され、どこに声をかければ何が集まるを把握してる。
廃材王の僕だって、最初は五里霧中。
タウンページであらゆる業者に片っ端から電話かけていった。


タイヤショベルで広げた。
ここは、毎年秋に「どくんご」のテント劇の会場となる場所。
客を100人超収容できるテントなので、広い廃材天国の庭でもギリギリ。
今年も10/13(日)と日程は決まってる。


ナス、トマト、キュウリ、ピーマンと夏野菜が成長してきた。


ナスとピーマンには特にカメムシが来る。


しょっちゅう獲るしかない。
にこちゃんは手で獲るのが怖くて箸でする。

大抵、虫がわくのは土壌のバランスが崩れてると言われる。
肥料をやるとバランスが崩れることが多い。
化学肥料はもとより、畜糞などは窒素過多になる。

不耕起自然農の場合、無肥料なのでそこまでバランスが崩れることは少ない。
でも、天候、蒔く時期、あらゆる条件で虫は発生するもの。
小規模な家庭菜園の場合、木酢液なんかを散布するより獲った方が早い。

家族5人分の野菜なんてほんとにしれてる。
外食や加工品ナシで一日3食手作りしてもだ。

家庭菜園が楽しいのと同様に毎日の手作り食もまた楽しい。
それは日々新しいことに挑戦するからだ。

農産物の産地化での一極集中も、毎日毎日のルーティーンワークも必ずイビツな歪みを生む。
効率を求めるとそうならざるを得ないのは分る。
でも、人間の構造そのものが有機的なのだ。
自分が飽きたり、退屈にならん範囲ならOK。

何にせよ、余裕がないとねー。




  

Posted by 陣 at 07:22Comments(0)もらいもん

2013年06月13日

もらいもの生活

あっこちゃんの実家の備前から梅が届いた。


無農薬のほったらかし栽培で、キズがあったりするけど問題ない。


水に漬けてアク抜きをする。


近所の会社から出る廃材も「溜まっとるでー。」と連絡してもらってたので取りに行く。
今まではパイプハウスの倉庫化のための材料としてもらいにいってたので、長いの中心でもらってきてた。
今回は短いを束にしてくれてるのに目がいった。
最近、大工さんの木端があまり来てなくて、料理用の小さな薪が不足してた。
この束をキッチンに風呂にと運ぶだけで、いきなり使えるのが嬉しい。

そうこうしてると、「アートでたんぼ」の河野さんから電話。
「ラッキョウ要る?」と。
近所でラッキョウを作ってる人が、ラッキョウが値崩れして収穫や掃除の手間もアホらしくてトラクターで鋤き込んでしまうらしい。


すぐさま高瀬まで天ぷらカーを飛ばす。
河野さんの作品の下には苗が植えられてた。


どこにラッキョウがあるでしょう?
この中から掘り出した。


まだまだあったけど、このぐらいで十分。
ラッキョウのお礼に焼き締めのカップを持って行ったら、「これは嫁さんが喜ぶわ!オレの獲った猪の肉あげよう。」と更にいいものをもらった。
田舎は豊かだ。
そこで濃い付き合いをすればする程。
これは間違いない。


オマケに河野さんの最新の製粉機で米粉を挽いてもらった。
最近野遊や土歩が団子をよく作る。
米粉って買ったら高いけど、ここのはクズ米を製粉するのでタダ。
自分で原料から製粉すると過程がよく分かる。
河野さんと作業しながら喋った。
「何でも粉になってしまえは原料なんて何が混ざってても分かりませんよね。」
〇〇製粉の巨大なプラントのサイロに何万tと原料をいれて加工してる。
古いのを混ぜる、虫がわいてる、まして農薬、放射能と「どこで何をされてても絶対に分らない。」と確信する。
全部自分で自給しなくとも、こういう信頼のおける知り合いの所で加工してもらうと安心。


米粉の後はさぬきの夢(小麦)の玄麦も製粉してくれた。
これは全粒粉なので、ピザの生地に混ぜると美味しくなる。
玄米と白米の違いのように、小麦粉も全粒粉が入るとしっかりした味わいになる。

挽く前の玄麦も頂いた。
いよいよ、今年の秋に蒔くか!
麦を作れば小麦粉だけじゃなく、麦麹も作れる。
まだやってない醤油作りに入れるのが楽しみ!!


帰って、ラッキョウの掃除。


洗い方はこうして少しだけ水張って、ゴム手袋はめてグリグリグリと乱暴に混ぜる。
そうすることで表面の皮が取れやすくなる。


最後は丁寧に一つづつ剥いていく。
夕方の菜園の水やりとこういう作業を手分けして家族総出でやる。

最近は日が長いのあっこちゃんは畑に勤しむ。
こういう時は僕が晩ご飯を作る。
早速もらった猪肉をカツにした。

こうして頂き物を利用できるのはほんとにありがたい。
でも、ほっといて来るんじゃない。
電話があれば、ただちに車を出すというレスポンスが必須だ!
それと、こまごまとした処理や加工に手間を惜しまない。
これでこそ贅沢で豊かな食生活にありつけるのだ。
  

Posted by 陣 at 08:01Comments(0)もらいもん

2013年04月13日

ワラビに筍も加わった

パイプハウスの屋根のもう半分はゴムシートを張る。
ゴムシートの下地は野地板のような木が必要。
先日電線のリールの丸い板をくっつけたりしてみた。

その廃材のもらい先の工場に勤める知り合いから電話。
「また、ソコソコ溜まったで。」と。
前回はこちらから突然、「廃材もらいに行っていいですか。」と押しかけた。
今回はちゃんとこちらの欲しい部材を分けて取っておいてくれての連絡。


12㎜厚、幅100㎜、長さ2mのホームセンターで売ってるような材もかなりまとまってた。
パイプハウスの野地に使うのは20~30㎜厚の材。
そういうのもふんだんにある。
5寸角で2m超というしっかりした材もあった。
キチンとバラして仕分けしておいてくれてるので、前回と違いパレットをバラすような手間レス。
向こうも廃材が減る程助かるので、こちらが引き取りやすいように融通してくれる。


土歩と二人で手分けして積み込む。
最近、野遊は学校が楽しくてしょうがないようで、もっぱら土歩が手伝ってくれる。
二人で分担してやるとあっという間に終わる。
子どもたちの成長が著しいのも居候が不要な要因。

長さや太さごとに分ける。
こうしておくと、使う時に快適。
野地板や垂木に使うようなこういう材は一番貴重。
解体屋がダンプでドカッと持ってきてくれるのは、ぶっとい丸太や角材系。
最低でも3寸角(9㎝)とか。
薄い板や細い材は解体時に折れてしまってキレイには取れない。
でも、100%廃材で材料を買わずに家を建てる時にどうしても必要なもの。
全て自分でやるんなら「買った方が安い。」とかいう摩訶不思議な現象は起こり得ない。

この工場から供給される材だけでも凄い量。
もちろん短いのが多いけど、コツコツ集めることで組み合わせは自由自在。
材料に合わせるのが廃材建築の醍醐味。


筍を頂いた。
ハラさんと親戚から同時に。
ハラさんが「かぐや姫プレイパーク」で掘ってきてくれた。


すっごい立派な筍。
こちらも同じ仲南産で掘りたての最高の質のもの。
仲南の中でも佐文(さぶみ)という筍の特産地。
土の質がいいみたいで、大きくてもアクが少なくて美味しいので有名。


早速、ステンレスカマドで茹でる。


ワラビもハラさんが採ってきてくれた。
これは14日のアイレックス(丸亀市)のイベント「四国オーガニックフェスタ」のピザのトッピング用。
薪で焼く山菜ピザ!
にしても、2ℓのペットボトルが小さく見えるデカ鍋一杯のワラビ。
筍を茹でた後、また大量の湯を沸かして、灰をぶっかけたワラビに注ぐ。
廃材の薪が熱源なので、大量のお湯も沸かし放題。

四国オーガニックフェスタの詳細はコレ
http://datugenpatu55.ashita-sanuki.jp/e645022.html
マルシェだけでも50店舗以上、講演会も超豪華講師陣で盛りだくさん。
ここまでのイベントは滅多にあるもんじゃない。
日曜日は気温も上がるみたいやし、ピザ窯出動にふさわしい。


昨日に続き、ワラビ料理はグラタン。
ニンニク、玉ねぎ、人参をよく炒めながら、オリーブオイル、小麦粉、豆乳のホワイトソースを作る。
どちらも塩加減が最重要。
かくし味には醤油。
ホワイトソースの色を邪魔しないぐらいの醤油は実に美味しくなる。
味付けしてそれらを合わせてチーズ乗せてオーブンで焼くだけ。
ワラビもネットリしてるし、チーズと相性がいい。
だからピザのトッピングにも最高!  

Posted by 陣 at 07:01Comments(0)もらいもん

2013年03月25日

葉ゴボウ

最近は頂き物が多い。


先日のワケギ、ブロッコリーに続き、葉ゴボウ。
葉っぱだけはエグミが強くてたべられないけど、普通食べる根の部分が小さくて、茎の部分も食べられる。
香川の伝統野菜。
煮物、天ぷらと有名な郷土料理でもある。


まだ薪ストーブの出番もあって嬉しいギリギリの季節。
割としっかり目に茹でる。
更に、水に少しの間さらした方が美味しい。

このゆで加減やさらし加減は野菜の個体差による。
柔らかくてアクの少ないものもあれば、しっかりとさらした方がいいものもある。
自然食の基本として、「茹で過ぎない」、「アク抜きしない」というのがあるけど、その程度は自分でやってみて見極める必要がある。
何でも杓子定規な規定がないのが、自然。

特に先日の「姫さんの野草料理」などその最たるもの。
「野草を採ってりゃ野菜作る手間がかからんしー。」と言えるのは、日々の生活の中での実践をしていない証拠。
野草こそ、個体差どころか瞬間瞬間まったく別の様相を見せるもの。
「〇〇が食べられる。」というのも今の季節の中でも一瞬で終わるもの。
一日3食×365日安定的に供給してくれることは、絶対にあり得ないぞ。
でも、「コレがこのぐらいの状況なら、あの時もやったし。」という経験が蓄積されてくれば話は別。

「気軽に実践すること」と、「毎日、一年中」
この2つが重要だ。
軽快な取り掛かりと、執拗なねばりとが同居する。
「気が向いた時だけ」という現代的な発想では全く歯が立たない。

野草に話が移ったけど、野菜でも一緒。
何分茹でるとか、決まりはない。
その素材の個性によって、こちらが臨機応変な対応をする。
それが美味しく食べる原点だ。


「くぼさんのとうふ」の厚揚げと一緒に煮物にした。
醤油と味醂の濃い味に仕上げるのが、讃岐の郷土料理風。


あっこちゃんの出店の残りの稲荷寿司。


モチモチ玄米ムスビはフライパンで焼くと最高。
フキノトウ味噌、ショウガ味噌、切干し大根のキムチの3種。



  
タグ :葉ゴボウ

Posted by 陣 at 06:20Comments(0)もらいもん

2012年12月05日

車を買わずに手に入れる法

しょうたくんが香川→兵庫→京都→香川のルートで帰って来た。
兵庫の友達が保存してた車をもらい、車検を受けて、名義変更。
で、ウチで置いてある荷物を取って山口に帰るという予定。


8万㌔しか走ってない、軽の乗用車で状態は最高なんだとか。
4ナンバーの貨物なので税金も最安。

こういう下取り価格はないけど、まだまだ走れるという車を知り合い同士で融通するというスタイルは理想的。
手放す時に価値はなくとも、こういう車が中古車として販売されると、10~20万円とかになる。
ウチのように置いておけるスペースがあるなら、知り合いが手放す時にもらっておくといい。
まず、自分の名義に変更して軽の検査協会で廃車手続きをする。
で、今乗ってる車が壊れた時に即再登録する。

このサイクルを確立すると車を中古車屋で買うという行為がなくなる。
更に大切なのは車が今日壊れたから明日には代わりの車がないといけないという生活からの脱却だ。
声かけて出てくるまで待てる生活にシフトするのが一番。

田舎暮らしに車は必需品。
特に軽トラや軽バンは作業道具の一つ。
それにいかに金をかけないかが大事。

廃材と一口に言っても、家の材料の材木から、日用品、衣類、家具、電化製品、道具、車、、、と何でも手に入る。
どうすれば?
まずは情報発信だ。
いかに自分が欲しいのかをアピールする。
それには電話&直接行動しかない。
「〇〇ってあるかなー。」から全てが始まる。
今ならSNSとかもいいかも。
不景気と言えども、この国は世界一級の経済大国。
金で買えるものにもらえないものはない。
反対に言えば、もらえるのにわざわざ買うこたあない。


ペンペン草の根っこのキンピラ。
この風味は食べないと表現できない。
これは姫さんの野草料理教室であっこちゃんが持って帰ってきたもの。
今回の野草パーティーも40品を超えるソウソウたるレパートリーだったそう。
彼女は写真を撮らないので残念、、、。


カブの葉と揚げの煮浸し。
カニや牡蠣もたまにはええけど、普段のこういう料理が一番落ち着く。


紫キャベツのマリネに火を入れた残り物料理。
カブと青トマトのサブジ(インド風炒め物)。
青トマトはあっこちゃんの実家からもらってきた。
彼女の実家のお父さんはせっせと菜園の世話をするも、老夫婦二人でほとんど消費しない。
今、全国でこういう現象が起きてるんやと思う。
もったいないねー。
何とか活かせたらええのに。


夜、親父が来て囲碁。
野遊は最近親父と碁を打つのにハマってる。  
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2012年11月26日

猪はやっぱり美味い

さあ解体工事も終わって、次の仕事は何だ?

天ぷらカーがまだ本調子じゃなく、修理を必要としてる。
実は元々の軽油のタンクを外して洗うという作業をしないといけない。

これは2タンク方式の天ぷらカーでたまに起こるトラブルのよう。
天ぷら油系統のフィルターじゃなく、元々のボンゴの軽油系統のフィルターにすんごいゴミが押し寄せてて、濾しきれないものが噴射ポンプのストレーナーという網に詰まってた。
ナゼか?
これは供給系とリターン系のあるディーゼルエンジンを更に天ぷらと軽油の併用にしたことが原因。
噴射ポンプ近くに取り付けたポートという弁で軽油と天ぷら油を切り替える。
その切り替えた時にリターンのホースに残ってる天ぷら油が軽油の系統にどうしても入ってしまう。
その油が軽油のタンクにリターンで入り込む。
植物油は浸透性が高く、中古車の軽油タンク内についてる固着した汚れを浮かせてしまう。
その膜のような汚れが溶かされて、バラバラになったものが軽油系統のフィルターを詰まらせ、噴射ポンプのストレーナーにまで及んだという事。


まずは車を地面から持ち上げて、タンクを外しやすいようにする必要がある。
ホームセンターでフロアジャッキなるものを見ると結構高い。
じゃあ、角材でスロープを作って車を乗り上げればジャッキなんか要らないと思いつく。


3寸角で最初は上のようなものを考案したけど、満月屋の岩本さんに電話すると、下の高さのもので十分だとか。
高くしすぎると危ないので、下のようなのを4つにする方が安全。
しかも作るのも簡単。
今後のエンジンオイルの交換の時にも使えるし。


冷凍庫の最後の猪を出した。


モモの塊が2つ。
香川の猪で、全く臭みがない上品な味。


昨日はあっこちゃんとノリちゃんが新しいものを開発した。
今までは豆腐マヨネーズが定番だったのが、酒粕マヨネーズが新しいもの。
ドブロクのネットリした酸味のある淡い味の酒粕に、オリーブオイル、豆乳、ブラックソルト、ニンニク、粒マスタード、白みそ、コショウ、米酢。


猪につけても美味しい。
更にしょうたくんがニンニク,、ショウガや玉ねぎの擦りオロシ、醤油、ローズマリーを入れたものに発展させたのも美味しかった。


こういうシンプルな焼き野菜につけると最高。


紫のキャベツに黄色い人参、上のカリフラワーなど先日来廃した「まつなが畑」の松永さんが送ってきてくれた。


ゴーヤのジョン(韓国風揚げ焼き)と大根の煮物。


  
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2012年11月12日

休みの日の魚料理

日曜日は現場は休み。
たくちゃんといつきくん待望の手づくり生活のレクチャー。
毎日解体現場に通ってると、手作り〇〇とかが中々できてなかった。


トマトソースの残りがあったんで、お昼にパスタマシンでパスタ。

夕方にはみんなで魚を捌いた。
朝、魚屋で「おっさんコレ入れて。」とツバス(ハマチの子)を買った直後にしょうたくんから電話。
「チヌ子をたくさんもらいました!」と。
親父の友達が釣って来たのを持って来てくれた。


ツバスは僕が捌いて土歩が刺身に引く。
いつきくんとたくちゃんはチヌ子で3枚下ろしの練習。


チヌは塩焼きとみんなが練習してガタガタの刺身を取った後のアラでお吸い物。
ステンレスカマドの直火焼きはホントに上手く焼ける。


ハマチ程脂が乗ってないにせよ、十分に美味しい。
このツバスはもちろん天然。
養殖のオリーブハマチとかが出回ってるけど、養殖という不自然な飼育をした上にオリーブの葉の粉末を食べさせるという奇怪な代物。


見た目はガタガタでも味は美味しいチヌの刺身。


しょうたくんがサラダを担当。
山東菜の間引き菜と千切りの大根と人参。
ゴマドレッシングを作ってくれた。


カブの塩揉みはいつきくん。
横で見てたら、「え!!!」という量の塩を入れたので、「葉も全部入れて、絞った後スダチをふんだんにいれて!」と修正した。
塩揉みは絞り過ぎてはいけない。
水分と同時に野菜の旨味が逃げてしまうからね。


掘ったばかりの里芋にヒョウタンカボチャの蒸し物。
これはたくちゃん作。
味噌をつけて食べると最高。
蒸しものは失敗がなくて、ほっとくと出来てるんで超楽。

宇多津の料亭「公楽」のオーガニックマルシェから帰って来たあっこちゃんに一同色々ダメ出しを受ける。
どうも男の料理は雑やからねー。

また今日からワクワクの解体現場。
そろそろみんなが起きて来る。
しょうたくんといつきくんは陶芸の工房、たくちゃん一家は離れに寝てる。
朝は6時にはキッチンに集まってくることにしてる。

玄米がそろそろ炊ける。
平和の圧力鍋で一回に一升五合炊く。
それを2回、一日に3升食べる。
5日で30㌔の袋が空になる計算。
お米はたくさんあるからいいとは言え、凄い量やね。

みんなでオムスビ握って弁当作る所から一日が始まる。




  
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2012年10月23日

もらいもの三昧の日

連日で魚をもらった。
実家に届いたもののお裾分け。


メバルとアイナメとオコゼ。

タイのアラ。
色と尾ビレの状態で天然と分かる。
養殖は日焼けしてて、ヒレが傷んでる。


大根、小松菜、タア菜も頂いた。


僕が魚料理をしてる間に、みんなで近所の放棄されてる畑に生えてる柿の収穫。
ここの主は「ウチは採らんきん好きなだけ採ったらええで。」と言うてくれてる。
柿の木の下には春になるとフキが採れる。


たくさん採り過ぎて土歩の自転車がひっくり返ったみたい。
左ウチワ自給自足のコツは全て自分で作ろうとせずに、もらいものやこういう採らせてもらえるものを積極的に活用する。
ここの柿は毎年採ってるけど、ほんとに甘くて美味しい。
世話がなく、採るだけというのが更に最高。  


瀬戸内海のメバルやアイナメは上品で繊細な心底感動する味。


タイのアラは超大量のゴボウとアラ炊きにした。
メバルもアラも酒を煮切って、塩、醤油、味醂で味を見ながら調節していく。


アラのお吸い物。


タア菜のニンニクオイル蒸し。
ほろ苦いタア菜とオリーブオイルが合う。
味付けはちょっぴりの塩だけ。


出店の残りものが子ども達に嬉しい。
たまには白ご飯のお寿司はご馳走。


コンニャクのタン塩風の握り。

  
タグ :もらいもの

Posted by 陣 at 09:40Comments(0)もらいもん

2012年10月08日

最高の猪肉

また五色台(高松と坂出の間)の猪肉を頂いた。


足一本。


猪のエネルギーに負けないよう、気合いを入れてバラす。


ナタで骨を砕いて、中華包丁でぶつ切りにする。
小分けにして冷凍保存。


全くサシの入らないモモ肉なので、網焼きよりはフライパン焼きにした。
味付けは塩とコショウだけで、焼き上がりにスダチを絞った。
これは今までに食べた猪肉の中でも飛び切り美味しさ!

猪や鹿、野生の肉は本来旨い。
牛や豚だって、不自然な環境で薬や女性ホルモン入りの餌を食べさせる飼い方に問題があるだけ。
生産者の中には放し飼いで自家飼料、抗生物質もナシという「当たり前の飼い方」の人も居る。
もちろんスーパーには出回らないけど、自然食品屋やこだわりの宅配で注文することができる。

この畜産というジャンルは特にえげつない。
不自然な「当たり前」が横行するのが常識になってる中、「本来的な当たり前」の畜産なり、食生活が迫られる。
それは自分や子どものためやからねー。

ウチはこうしてたまに頂くぐらいで買わなくても丁度いい。
野生の猪は増えてるみたいなので、もらえる頻度が上がるなら焼きものと物々交換するのが理想的。  
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Posted by 陣 at 07:06Comments(0)もらいもん

2012年05月30日

椎茸の原木も廃材!?

香南町の「陽なの村」にピザ窯の様子を見に行った。
ほぼ乾いてて、そろそろ火を入れてもイイ感じになってきてた。
村長の阿守さんが、椎茸の原木をたくさんもらってきてて、僕ももらいに行くことにした。

原木と言うても、生のクヌギではない。
椎茸の生産者の方が椎茸を生やして、更新する時に廃棄する原木。
プロはジャンジャン生える原木が衰えて、パラパラしか生えなくなると新しい原木と交換する。
でも家で食べるぐらいなら、まだまだ大丈夫だそう。

一軒目の廃材ハウスで生活してた時は竹藪の中に菌を打ち込んだ原木を置いてて、ちゃんと椎茸が出来てた。
ところが、今の廃材天国では2回打ち込んで2回とも失敗してる。
日当たりが良過ぎて陰がないのが欠点。
今度は寒冷紗で覆いをしてちゃんと管理せんとね。
ともあれ、ホームセンターの菌を買ったり打ち込んだりすることもなく、生える条件の原木をもらえるのが嬉しい。
毎年もらえるみたいなので、ウチでもどんどん更新していけばいいそうな。

山で自給自足生活をするのでなく、市街地郊外で廃材を利用して生活する廃材天国のスタイルに合ってる。
タダでもらえるものを徹底的に利用していく。
この国は世界一の経済大国。
世の中には棄てられるモノ(廃材)が山ほどある。
それらを利用しない手はないぞ。

片道2時間、香川県の端まで行った。
半日を費やすのには十分価値のある仕事だった。
もらう、もらわないの判断が大事。
自分にとって価値のある廃材には惜しまずに時間と労力を使う。
迷わず、遠慮せず、欲しいものは目一杯。
その積み重ねが左ウチワのこの生活を成り立たせてる根幹だ。


こんな感じで超大量に作ってる。
県下でも珍しい、原木専門の生産者。
チップに化学肥料なんかを混ぜた菌床が主流の中、原木の生産者がいてくれるのはありがたい。


軽トラ一杯頂いた。
焼き締めの大き目の皿と物々交換させてもらった。


オマケに立派な椎茸も頂いた。


まだ畑で頑張ってるエンドウとソテーにした。


芝エビ入りの掻き揚げ。


屋久島の「モチ芋」も揚げた。
自然塩で頂くのもいいし、ショウガの利いた天つゆもいい。


ワラビとアゲの煮物。


これまた冬からずっと畑で採れてるレタス。
切干大根にユズ酢とオイルを絡めたものと和えながら頂く。
刷毛目の白い鉢に映えるね。

昨日は久しぶりにトミーが来ての宴会になった。  
タグ :椎茸

Posted by 陣 at 10:06Comments(1)もらいもん

2012年04月13日

もらいもの生活

猪肉もらった。
いつもの高知のまーくんのじゃなく、善通寺の大麻山の猪。


赤味のキレイないい肉やった。
塩麹を塗って直火で焼く。


この間の椎茸も一緒に。
塩麹で下味が効いてる上にユズ酢やショウガ醤油ををつけて頂いた。
噛みごたえがあってめっちゃ旨い。
たまに頂ける猪や鹿の肉ってほんとに貴重なもの。
市販のとは別モンでほんとに美味しい。
ウチでは子どもたちの誕生日以外に市販の肉は買わないから、こういう時には子どもたちも超大喜び。


晩ご飯が終わって、子どもと風呂に入ろかなと思ってたら、イチゴが来た。
わきおさんとサワくんが持ってきてくれた。
レッドパールという珍しい品種で何と無農薬!

ちょいと「うどん粉病」が出てるのもあって、大量に頂けた。
キュウリやカボチャつくったことがあれば、うどん粉病なんて当たり前。
サワくんなんかわざわざうどん粉病の説明をどっかからダウンロードして印刷したものを付けてくれてた。
現代人はこういうラッキーな頂き物を純粋に喜べない人もおるんやろなー。


中は真っ赤で、味も最高!!!


ヘタを取って、すぐに使うのと冷凍のに分ける。
こういう作業はササッとやっつける。

子どもたちが喜んだのは言うまでもないけど、スイーツのネタとしても「待ってましたー!」とあっこちゃんも喜んだ。
早速、今日の高松の「うさと展」にはイチゴのスイーツが並んでるよ。

僕は廃材しか家の材料にしない。
わざわざ新品を買うことに魅力を感じないから。
あっこちゃんも誕生日でもなければわざわざイチゴを買ってスイーツを作ったりはしない。
彼女も「あるもんで。」が基本の姿勢。
有り余るもの、頂き物がたくさんあることで、「さあ、何にしよーかー!」とスイッチが入る。
ある意味、「あるもんで」の方が難しい面もある。
レシピもなかったり、やったことない事への挑戦でもあったり。
それも10年もやってると、失敗の恐れよりも自分の知らないことへの取り組みのワクワクに慣れて不安はない。

解体現場の何を持って帰ってもいいという泥棒のようなワクワク感。
こういう大量の頂き物の「うわー!」というワクワク感。
そのモチベーションで延々と続く作業もなんのその。
しんどい?寒い?暑い?飽きる?心配?そういうネガティブなもんは「このタダのもんをいかに活かすか?」という創作意欲に取り付かれた者には障害にはなりっこない。

で、喜んで、「やったーーー!!」と純粋に喜んで感謝してると、「あそこへ持って行けばなんとかなる。」と大量に出来て困った時なんかにまたもらえる。
そういう相乗効果で、益々廃材生活は左ウチワになっていく。
まいったね、こりゃーーー!!!



  
タグ :イチゴ

Posted by 陣 at 08:55Comments(2)もらいもん

2012年03月24日

瀬戸内のマクロビオティック

アサリを持ってきてくれたハラさんが今度はマテ貝を持ってきてくれた。
今が旬のマテ貝。
マテ貝とワケギのヌタ和えなんて最高!

そういう旬のもの同士の組み合わせを「出合い」という。
瀬戸内のマクロビオティック生活に欠かせないのが旬の海の幸。
「身土不二」
「一物全体」
「旬のもの」
この組み合わせで、美味しくて身体にピッタリの食。
身体の芯からオーダーしてる。
筋が通ってる。

「〇〇が身体にいい。」という〇〇にだけ注目するのはナンセンス。
マサに「木を見て森を見ず」というもの。
ビタミンから始まって、アントシアニン、カプサイシン、ポリフェノール、DHA、、、、。
そんな枝葉末節な情報はお呼びでない。


実はこの角七輪もハラさんからのもらいもん。
ハラさんの叔父さんが採ってくれたもの。
しょっちゅう行ってるベテランでサイズが揃ってる。

豊浜の遠浅の砂浜で毎年採れる。
僕もハラさんに案内されてかつて行ったけど、あんだけ人が居て貝はなくならんのか?と思う程の人出。
ウチのちびっ子たちも採り方を教えてもらって、めっちゃ楽しそうに採ってた。


土歩が丁寧かつ真剣に焼き方を担当。
ちょいちょい薪ストーブから熾き火を取り出して補給する。
大きな雑木の熾き火が固くて火持ちがいい。


これもハラさんの持ってきてくれたネギ。
しっかり焼いて味噌で食べるとお酒にもご飯にも合う。
お母さんが菜園でたくさん作ってるのに、そんなに使わないそうで色々持ってきてくれる。
自給自足のポイントはこういうもらいものの活かし方。

あらゆるもらいものに大事なのは「まず断らない事」。
それをいかに使うかはアイデア次第。
もらいものをより好みしない事で、またもらえる率が上がる。
もらって欲しい側からすると、常に喜んでもらってくれると、「要る?」といいやすい。
普通なら迷惑かな?と思うようなものでも、「あそこに持ってけば喜んでくれる。」という空気を作る。
これは廃材から食材まで全てに共通する。


久保さんの厚揚げとカボチャの煮物。
今年はカボチャの保存がよくて未だに食べられてる。


ネギの上の部分はネギ焼きにした。
自家製紅ショウガ、鰹節、ポン酢で頂いた。

何と野遊とにこちゃんはマテ貝が食べられない。
僕と土歩とカリちゃんとでありがたく頂いた。
こういうのもその人の状態によって変わるもの。
「出されたものは残さず食べる。」というシツケじみた押しつけはもっての他。

食卓に変な加工品が並んでなければ何を食べたって大丈夫。
「粗食のススメ」の管理栄養士、幕内秀夫曰く、「ご飯が炊けたら90点」。
ピーマンや人参を食べなくても、玄米のオムスビだけで十分。
そのご飯を食べずに、細かい好き嫌いの事を言ってもダメ。

どうでもいいようなテレビの情報に踊らされる「健康オタク」では健康になれないことを証明してる。
本流を見よ!!!
  
タグ :マテ貝

Posted by 陣 at 07:19Comments(0)もらいもん

2012年02月17日

海鼠腸(このわた)

超大量のコノワタ!!!


ピントが合ってないけど、、、。
こんな大量のコノワタだけって生まれて初めて見た。
「魚の大空」がナマコを大量に仕入れて一日かけて売ったのの内蔵。
「いりますかー?」と聞かれ、「いるいるいるーーー!!!」と三つ返事で頂いた。


ホントは3㌔箱に2杯もあったこの生ワカメを持ってきてもらったオマケ。

昨日も工房でロクロしてた。
大空くんが来たのは昼過ぎ。
その時点で陶芸の作業から、コノワタの処理に作業が切り替わった。


この、腸(?)の中に詰まった泥を出す。


シゴくとウニウニウニッとキレイに出る。
早速味見すると、一瞬で海に飛ばされるーーっ!
美味しいとか旨いとかを超えて、とにかく飛ぶ。


こんなヒラヒラの部分もある。


こんなモワモワのも。


洗ったコノワタは生の塩辛状のビン詰めと乾燥の二種類に加工する。
やりたがりの土歩が干す係。


吊るして乾燥させる。
この乾燥品はコノコといって超高級珍味。
別に高級とかどうでもええけど、初めて作る。


ビン詰め。
こんなのは絶対に流通しない。
超高値で流通させなくていい。
市販のイカの塩辛や塩ウニなんか、ほんっとに残念な味付けばかりでガッカリするもんねー。
流通させる時点で保存料や発色剤、アミノ酸調味料を入れるという自殺行為に走らざるを得ないんやろね。


ナマコ本体もあった。


これが一匹のナマコのコノワタ。


本体は酢漬けにする。


コノワタの処理が終わったのは夜になって。
ワカメを干すのは更にその後になった。


一部はサッと湯通しして、冷蔵と冷凍に。
これをポン酢で食べると最高!
海洋民族バンザーーーイ!!!


洗ってないコノワタはほんのり海水の利いた上品な味。
どっしりとした辛口の酒が合う。
つくづく、日本人に生まれてよかったー。
お母さんありがとう!

いやねーーー。
半日かけても余りある程の価値のある作業。
またこれが、常にコノワタの香りに包まれながらの作業なので超いい気分。
夏にトマトの芽欠きの作業するのとかも最高やもんね。
気分のいい作業こそが、「いい仕事」だ。

そして、陶芸の作業(既に本業とは呼べないレベルやけど)をほっといて、掛かりきりになれるのも嬉しい。
こういう選択をしてよかったと感慨深いね。
僕なんか20代から定年退職してるようなもん。
こういう贅沢を味わうのに「時間がない。」という負の感覚は大敵。
みんな時間は均等に与えられてる。
その大切な時間を何に使うのか?
そこが問われてる。
各々、自分自身に。

僕のような自画ズサンな生き方をやってしまうと、時間泥棒の「灰色の男」は近寄れない。
来ても構わないでー。
どうせ僕には勝てっこないからね(余裕)。






  

Posted by 陣 at 07:30Comments(0)もらいもん

2012年02月14日

A級廃材の中でも飛びっきりのブツ

来た来た来たーーー!!!
すんばらしい廃材がーーー。


トラックの幌。

先日、日記に廃材天国の母屋の屋根材に使う廃材待ちということを書いた。
のを読んで、親父の教え子のF井さんが持ってきてくれた。
イキナリ2つ!
で、昨日もうひとつあるというので、一緒に取りに行ってきた。
運送会社の部長さんのお宅にあるというので、焼きものをお土産に訪問させて頂いた。
焼きものも喜んでもらえて、「こっちは廃棄するシートなのに。」と恐縮して頂いたけど、この幌は待ちに待った秀逸廃材。

廃材にも色々ある。
ありがたいことにアッチコッチから声がかかる。
「取りに行ってまでは欲しくないけど、持ってきてくれるんならもらおうか。」というもの。
主に焚きものとしての廃材。
これは需要を供給が完全に上回ってるんで、絶対に取りに行かない。
「取りに来て欲しい。」という条件の話は全て断ってる。
持ってきてくれる人にも50㎝前後に切ってもってきてくれるならOKということにしてある。
大量にもってくる業者には積み込みもお願いしてある。

材木として使える廃材なら話は別。
以前、高松で工務店が閉まるので倉庫の整理に呼ばれた。
そん時は素晴らしい角材、床材、コンパネ、という材料系のみならず、大工さんの道具の数々も大量に頂けた。
相手からすると、金にならない古い道具は産廃業者に頼むだけ。
「だったら取りに行きます。」と高松まで何往復もした。

今回のトラックの幌は「そんなんあったらええのになー。」という「喉から手が出る程欲しいモノリスト」の中でも上位にランクインするAAA廃材。
しかも、F井さんの会社は大きくて多数の運送会社が入ってるそう。
その運送会社を仕切るのが今回の部長さん。
今後の為にも仲良くなっとく事が重要。
こういうコネが出来るタイミングは絶対に逃さない。

廃材ライフを10年以上もやってると、新品を買うという発想は毛頭ないし、ヤフオクの中古といえど金を出すのははばかられる。
ワクワクしないんよねー。
新品って。
こういう廃材を駆使して生活してると、買うのがアホみたいに思えてくる。
それもたまたま来た今回のような獲物は嬉しい限りやけど、なければないで解体現場に盗りに行くまで。
それでダメなら知り合いの業者に電話する。
更にダメならウンページでのローラー作戦を敷く。
ココよ。
このワクワク感のためにやってるようなもの。
そういう数ある電話の中にピンと当たる山がある。
その鉱山めがけて、軽トラにツルハシとスコップ積んでゴー!
ツルハシとスコップを振るのは電話以上に楽しいエンターテイメント。
岩盤に当たって難攻しても、大型のコンプレッサーをリースしてハツリでドガガガガッと破壊するのが尚楽し。

えー。

たくあんが完成した。


いっつもアップしてるのは晩ご飯。
朝ご飯は常にご飯にお汁と常備菜。
最近は、たくあん、メノリの佃煮、梅干し、鰹節とゴマのフリカケ。
キムチの次のがもう漬け上がってくるしねー。


朝も昼も夜もご飯は玄米ご飯。
味噌汁はいりこ出汁に季節の野菜、これは畑の大根、人参に茎ワカメ。
海藻が入るとパーフェクトな滋味深さになる。
出汁には少しの塩を入れておき、味噌は各自お椀の中に入れる。
鍋の中で味噌を高温にしたくないという理由と、味つけの好みを各自でできるようにした。
味噌の酵素が死んでもったいないというだけじゃなく、味噌のフレッシュ感を損なわないため。
自家製の味噌は去年の新のと、おととしの黒いのを両方用意しておいて、気分で混ぜたりできるようにしてる。
かえって、余ったお汁はお昼にショウガ、ナンプラー、ゴマ油、トウガラシなどでエスニックにアレンジしたりして楽しめる。

朝は出来るだけおかずを少なくする。
で、お昼は前日の残りもののアレンジおかず。
たまにうどん打ったり、パスタなどの麺類は月に何回かという頻度。
夜だけしっかり料理する。
というサイクル。

漬けものや佃煮、ビン詰めなどの常備菜が数種類あると、ご飯炊いてお汁があればOK。
子どもたちもめいめい、きな粉、鰹節&醤油、ゴマ油醤油&海苔と自分の好きなご飯のお伴を用意して食べてくれてる。

「出来たものを買わない」というコンセプトは家だけじゃなく、食べるものに関しても共通。
それを実現するための、電動工具なり、素晴らしい包丁、調味料には喜んで金を払える。
惜しむらくも払うってのは超嫌。
喜んで払えるものにだけ払う。
必ず現金で!







 
  
タグ :廃材

Posted by 陣 at 05:58Comments(0)もらいもん

2011年03月05日

畑で収穫、魚は頂き物


徒歩数分の親父の菜園に収穫に。
にこちゃんが乗る所がなくなるぐらい採ってきた。


まだ秋のジャガイモが畑に残ってたり。
細い大根はもう一回最後のタクアン漬けにするために干した。
白菜のキムチも最後に漬けとこう。
色々、トウ立ちする前にもうちょっと冬の野菜が味わえる。
先の黄色いいい感じのホウレン草もまだある。


近所で居酒屋を営む後輩から頂いた天然の鯛。
ほんとに美しく、新鮮で固い。


半身は直火で皮を炙る。


よく研がれた包丁で捌く気持ちよさは最大の癒し。
野遊も挑戦中。


シソのない冬場はロケットを添えて頂く。
当然アラは大量のゴボウと煮詰める。

いやー、この鯛も感動したけど、一番美味しかったのはホウレン草のお浸し。
今年は寒かったから超甘味が強い。
しかもウチの畑は鶏糞とかやらないんで、葉っぱの先端は黄色っぽくて全体的に小さい。
もちろん農産物として出荷できない、いわゆる規格外。
ラオスから帰ってきてまだスーパーって一回もいってないけど、ほんとに自分で育てないと味わえない味。
もう帰ってきて随分になるけど、自分で作れる本物の味の感動が続く日々。
特に子ども達と作るプロセスが楽しい。

自給自足と、全部自分で作るんだとキバルよりもみんなで頂きものを回しあってこんなに贅沢な生活が実現できる。
ほんと瀬戸内の身土不二は最高!  
タグ :野菜

Posted by 陣 at 08:45Comments(0)もらいもん

2010年12月18日

青森から長芋が届く

昨日は一日中、仕込み作業。
ピザのソースやトッピングはおととい出来てるんで、玄米ライスバーガーやオムスビ作り。
バーガーの中身に今回は高野豆腐のカツ。
寒いしスタッフも揃ってるんで、バンズの玄米はピザ窯で焼いてから出そうということになった。
ムスビも練炭七輪で焼きオムスビにも出来るようにした。


ちびっ子たちは、玄関前の石畳にクウ(柴犬)用のバスタオルを自分ら用に敷いて、昼寝ごっこ。


アンコちゃんの知り合いで、青森の六戸で農家の長野さんから長芋が送られてきた。
映画「六ヶ所村ラプソティー」に出てくる「花とハーブの里」の菊川さんの所にも、こういう差し入れで支援してるそう。
六戸は六ヶ所村の「核燃料再処理工場」の隣なので、農家は風評被害なんかもある。

先日の朝日新聞に、上関原発のことが出てたそう。
中国電力が祝島の島民を訴えた裁判が最高裁まで行ってる。
ほとんど新聞やテレビの全国版に出ることのない話題。
朝日やし、最高裁まで行ってるということで取り上げられたんやろか?

営利活動の妨害をした損害賠償ということで、活動をしてる島民やカヤック隊などが訴えられてたのは聞いていた。
でも電力の営利活動の妨害の前に、原発が出来たら島で漁業を営む島民は、毎日流される温排水で環境は激変し、漁業という生活の基盤を失う。
その自分たちの生活を守るために30年近くも何億円という漁業補償を返上してまで、反対してる。
瀬戸内海の入り口で毎日出る放射能は当然、香川や岡山にも届く。
政府は温暖化防止のため、CO2を出さない原子力はクリーンだという方針。
でも、建設に何千億ものお金とエネルギーをかけて、毎日流される温排水で確実に温暖化は加速するという事実は報道されていない。
しかも、六ヶ所村で再処理された後の高レベル放射性廃棄物を300m~1000mに地下埋設処分するというアイデアも受け入れる自治体は皆無。
その六ヶ所村の再処理施設だって、満足に稼動できないのが実態。
トイレのないマンションという言い方をされる原子力政策の問題がココ。
最終的な「死の灰」という核のゴミの処理のアイデアも決まってなくて、原発推進してるんやからね。

後、山口県はまだ原子炉の設置許可は出してないのに、中国電力がブイを配置したり、砂利を積んだ作業台船で強引に埋め立てをしようとしてる所もコワイ。
その無茶を止めようと、カヤック隊や島の漁船が毎日のように船を出して、実働抗議をしてる。
それを怠ると、電力が工事を無理にでも進めてしまう。
向こうはその「既成事実」を作ってしまいたいんだそう。

電力の恩恵を受けてるんやから、原発の有無を議論するのがオカシイ?
違うがな。
電気を買ってあげてるお客なんやから、その会社の方針にNOと言うのは当然。
国が言うてるんやから間違いない?
沖縄の基地問題で特にボロが出てるけど、今の日本の「国家」というものが民意の反映ではないことぐらいみんな分かってる。


洗って、ヒゲ根を薪ストーブの灼熱で焼ききって、皮ごと頂く。


お昼にはフライパンでソテーして、最後に酒と醤油をジャッと絡めた。
夜は塩コショウとニンニクの摩り下ろしとオリーブオイルを混ぜて、オーブン焼きにした。
一時間程、醤油に漬け込んで直火で網焼きにするのもオススメ。
これは居酒屋のマスターには是非パクッてもらいたい酒の肴。

今日は「善通寺五岳の里」での「クリスマスハーモニーIN五岳の里2010」にピザ窯出動。
10時~16時で、ユリちゃんたちの「KGCアートマーケット」も来る。
他にもキャンドル作りや木工などのワークショップやパン教室もある。
フィナーレはちびっ子たちの合唱と、盛りだくさん。

「善通寺五岳の里」市民集いの丘公園 管理室 0877-63-8753
  
タグ :長芋

Posted by 陣 at 05:33Comments(2)もらいもん

2010年11月13日

シルバー人材派遣センター

色んな業者が廃材天国に廃材をもってくる。
建築会社、解体屋、造園屋、シルバー人材派遣センターと基本的には常連の業者。
でもしばしば、〇〇さんに聞いて、と新しい業者もくる。

一軒目の廃材建築を始めた時には、軽トラで取りに行ったり、2t車を借りて取りに行ったりしてた。
でも、たくさん廃材を引き取ってくれるという噂はすぐに広まり、もってきてくれるようになった。
二軒目の今、陶芸用、ピザ窯用、風呂用、薪ストーブ用、キッチンストーブ用とウチが使う需要よりも相手の持ってくる供給量の方が完全に上回ってる。

建築系の大工さんの木っ端なんかはキッチンストーブ用に最適。
解体屋の3寸~4寸角の角材は風呂やピザ窯用。
造園屋やシルバーの持ってくる伐採した丸太は薪ストーブにいい。
実は自作の薪ストーブは間口50cm×50cm、奥行き65cmと、この伐採された丸太の太いのでも入るように設計したんで非常に調子がいい。

というように、適材適所というサイクルが完成してて、チェーンソーで切ったり斧で割ったりちう薪作りの労力はほとんど要らない。
もちろん、ちょっとは角材を切断機でチュイーンと切ったりすることはあるけどね。
後は積み込んでる所から運んでくるだけ。

特に持って来る率の多いのがシルバー。
ここの所も何車も持って来てる。
善通寺市、琴平町、まんのう町(満濃町、仲南町、琴南町)の3箇所から持ち込まれてくる。
そこへ登録してる人は1000人を超えるそうな。
なので、毎回色んな人が持って来る。
ここ最近はうちの需要よりも相手の供給量の方が多いんで、積み込みもしてくれるという条件でもってきてもらってる。
で、毎回来る人に伝えるのも手間。
その3箇所をまとめる事務所に電話して、所長さんに必ず持って来る前には僕に電話してくれるようにお願いした。
シルバーに限らず大体は急に持って来るからね。
これで、必ずここから入って、ここへ積み込むようにと伝えることが出来るようになった。
積み込みの作業が無くなるだけでも随分と違うからね。


廃材天国の道路沿いにズラーッと積み込まれてある。


使って低くなった部分に積み込んでもらう。
大体が切ったばかりの生なので半年ぐらいはほったらかしにすれば良く乾く。


この辺りに積み込んであるどくんごのテント劇の前後に持ってきてくれた時から積み込みもお願いするようにした。
ウチは忙しくて積み込む暇がないから、テント芝居や稲刈りが終わってからにしてくれと頼むと、向こうは早く処分したいらしく、「こっちで積み込みますから。」と言ってくれた。

ウチに持って来る業者に共通するのは「タダで処分できる。」というのがある。
向こうは産廃代がかからず、ウチも持って来てくれて積み込みもしてくれてタダ。
というお互いに嬉しい条件。
ウチまでなくてもソコソコの広さがないとねー。
それと、常に受け入れられるという条件も相手からすると安心できると思う。
まあ、廃材天国の周囲をグルッと薪の塀にするつもりならまだまだ置く場所はある。
東北のどっかで、そういう薪でできた塀というのが、伝統的にあるそうな。
その薪の塀が長い程その家が豊かだという象徴なんだと。
特に雑木の丸太の太いのなんか、なかなか腐ったりせんしね。
どんどん持って来てくれもOK。  
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Posted by 陣 at 07:59Comments(1)もらいもん

2010年09月26日

薪が山ほど

お遍路さんしてて、フラッと立ち寄って廃材天国の生活に憧れて、居候する子も珍しくなくなった。
早速、アキくんは薪作りなどの作業開始!

僕はその間に鉄クズをまとめて荷造りする。

その後、二人で玄関の前に「砕石」「砂」「ズリB」と、石畳の作業の為の資材が山となってるのを片付ける。
これも、片付けななー、と思いながら出来てない作業の一つやった。
居候が一人でも来ると、こういう二人で力を合わせて出来る作業が一気に進む。
砂とズリはよそへ運んで、砕石は駐車場予定地に敷く。
石畳と砕石の部分の段が高すぎるんで、大きな石を置いてステップにした。

その作業中、シルバー人材センターのおっちゃんが来て、「1tのトラックで来るんやけど、何杯になるか分からんほど山となった薪を持ってくる。」と。
40~50cmに切ってくれてる上に、今年1月に切ったとかで完全に乾燥してすぐにでも焚けるレベル。
しかも太すぎもせずに、丁度これからの薪ストーブにいいサイズ。
最初の2杯は丁寧に積み込んでくれてた。
最近では、切ったのを持って来てくれて、積み込んでくれるという条件を言えるぐらいになってるからね。
でも、、、。
やはり積み込みには超時間がかかる。
彼らは山と積んである丸太をジャンジャン運びたい。
「どんどん持って来たいきん、積み込みはこらえてー。」と。
丁度アキくんも居るんで「僕らで積みますよ。」と言う。
僕が積んだ方が正確に高く積めるしね。
アキくんに手渡してもらって、リレーで積む。
最終的には2mを遥かに超えて美しく積み上がった。
昨日来たのが6杯。
まだその何倍もあると、おじさんは言う。
いやー。
こんだけこんな揃った丸太が大量に来るんなら、この薪を積み込んで壁面に出来そうやな。

中には20~30cmぐらいの短いのも混じってるんで、除けといてキッチンの料理用にする。
細くて長いのは風呂に、太いのは薪ストーブに、用途別に使い分けるからイチイチ切ったり、割ったりの加工の手間は全くかけずに済む。

そのうち、廃材天国の周り中が薪の塀になるんちゃう?
一生かかっても使えんぐらいに。
1ℓ170円までガソリンが上がった時に考えたんよね。
こんなにエネルギー事情が切迫してきたら、廃材の需要が高まって、そうそう薪なんかもらえんようになるんちゃうか?と。
でも冷静に考えてみると、石油が高くなろうとも軟弱な現代人に薪の生活に切り替えられる性根がある奴がどんだけおる?
そう考えると、今後も楽勝でもらえ続けられるなーと理解した。

もちろん、みんなが薪の生活を始めるのは理想やけど。
ほんまによっぽど切迫せなそうならんやろしね。
まあ、僕は好きで楽してこの生活を楽しんでるだけ。
都会のマンションが好きな人も依然多いのが事実。
別にどっちがいいとか悪いとかはない。


僕は荷造りしてた鉄クズを業者に売りに行く。


ついでに近くの石屋に寄って、薄い石をもらう。
手捏ねの天然酵母パン「ココペリ」の旦那に捏ねる台に欲しいと頼まれてたからね。


最初はシルバーのおっちゃんが積んでくれた。


どーんと積まれた薪は美しい。


家の周りもどんどん整備されてきた。
この上に深い軒が出来たらまた使いやすくなるね。



  
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2010年09月12日

鉄筋コンクリート

ここの所廃材天国内の片付け、磨いてない焼き物を磨いたり。
焼き物もちょいちょい、訪ねてきてくれて売れるからね。

昨日は知り合いの紹介で型枠大工を辞める人が来た。
角材や鉄の角パイプ、要はRC(コンクリート打ちっぱなし)に使う部材が山ほど。
さすがに、廃材天国で高知の「沢田マンション」のような6階建てを作りたいとは思わないんで、木の角材とかを中心に持って来てもらうことになった。

高知インター降りたら近いらしいし、一回は「沢田マンション」に行きたいな。
何しろ夫婦2人で、鉄筋コンクリート6階建て、建坪600坪のビルを数十年かかって建ててる。
もちろん、建築確認とか関係なし。
廃材天国が違法建築なら、上には上がおるねー。
100世帯が住めるという目標で現在も息子さんたちが作り続けてるそう。
敷金礼金なしで3万とかで住める部屋もあるそう。
とにかく全部間取りが違うし、住人が改造するのいも自由とか。

この型枠大工のおじさんも35年も学校やマンション、最近ではドラッグストアーコスモスなどの大型の建物を建ててきたそう。
でも、この不景気で仕事が減ってる上に坪単価は半分ぐらいに叩かれるみたい。
もちろん、大和ハウスなどの大手の下請けでやってる訳やからしかたないんだと。
それで従業員の若い職人には他へ行ってもらって、自分で資材置き場を片付けしてる。
こういう風景が今、全国で静かに起こってるんやろな。

不景気か。
このおじさんとかはバブルも経験されて、今までが儲かりすぎたんやろね。
山と積まれた部材の値段とか累計したらヤバイ金額やろし。
そんだけ経費かけても経営できる仕事の量は今はもうない。
それに追い討ちをかけるのが建築の法改正。
小泉行政改革から姉歯問題、耐震とかめっちゃ規制強化されてるそう。
結局大手優遇で、こういう現場で働く職人の実入りが減るのが現実。
辞めて、資材を片付けるのにも産廃処理にお金がかかる。

こういう事情を背景に廃材天国にジャンジャン薪が供給されてくる。
4mモノの3寸角の角材なんか何百とあって、今度持って来てくれるんやって。
こういう辛辣な話を聞けば聞くほど、先行きの見えんこの現状で、淡々と薪で玄米を炊いて、風呂を沸かして生活する。
こういう左ウチワライフが実現してるこの廃材天国の生活ってほんまに凄いなー、と思うね。
はよ気づいたモン勝ちとよく言うけどね。

9月に入って、10月の氏神さまの秋の大祭の太鼓や獅子の練習が始まった。
今年は土歩くんが太鼓打ち。
毎週土日の夜、練習に集まる。
大人はビール飲み放題でラッキー。
土歩くんには野遊が教えてくれるから助かるね。




代々秋山家に受け継がれる太鼓で練習する土歩くん。
  

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2010年07月11日

ビワエキス

自然療法の世界では有名なビワエキス。
最近作った梅肉エキスと並んで重宝する薬。

東城百合子「自然療法」より
生のビワの葉をザク切りにして35度のホワイトリカーに漬けておきます。
葉の上に焼酎をかぶる位入れます。
3ヶ月位すると茶色の液が出てきます。
これがビワエキスです。
これを傷の時、火傷の時つけると、すぐ痛みをとり直ります。
ひどい火傷でも、すぐこのエキスに傷をどっぷりつけると、ケロイドも残さずきれいに治ります。
痛む所に湿布してもよく、この場合は2、3倍に薄めて使います。
腰痛、肩こり、ねんざなどにも効果があり、助けられます。
また歯痛、口内炎、歯槽膿漏の痛みには口の中に含んでいますと、痛みをとります。
のどの痛みも、薄めてうすめてうがいするとよい。
アトピー性皮膚炎、湿疹、かゆみ、虫さされ、水虫につけても早く治る。
化粧水代わりにつけてもよく、非常に便利です。
エキスで湿布しておいたら痛みもなく、次の日ははげた爪もついて治ったのには驚きました。
旅行にも、小ビンに入れて持ち歩くと助けられます。
また入院の場合、煙が出るので病院では温灸は出来ない。
そんな場合はこのエキスを温めて肝、腎、お腹を湿布すると、痛み苦しみ、腹水等もとってくれます。
胃腸のもたれ、疲れた時など、オチョコ一杯を5、6倍に薄めて飲んでも楽になり、疲労回復の助けをします。
飲む場合は玄米焼酎で作ったらいい。
一年くらいして出したビワ葉は布袋に入れて、お風呂に使うとよく温まります。

という、万能薬なんで、うちでも子どもたちにも毎日のように使うこのビワエキス。
2年に一回ぐらい大量に作ってストックしてる。
最近ではネットでたくさん小ビンを買って、イベント出店の時には関心のある人が買ってくれたりもしてる。


最近、廃材天国の近所で工事してて、ビワの木を切って、撤去してた。
こういう時に、躊躇は無用。
工事してる職人さんに「こんちはー。」と声かけて、「これもらっていいですか。」と。
もちろんOKで、鋸まで貸してもらって、トラック一杯、載るだけ積み込む。

ノブくんに洗ってもらったり切ってもらったりしてもらった。


大量のザク切りのビワ葉。


これから3ヶ月ゆっくりとビワの成分が抽出されていく。
右の小ビンが完成品。
廃材天国の棚は以前、焼き物の棚にしてたけど、二階の展示場が完成したんで、保存瓶置き場に変わった。
みかんのペーストや唐辛子の酢漬けやナンプラー漬けなんかも。
  
タグ :ビワ保存

Posted by 陣 at 08:54Comments(0)もらいもん

2010年04月09日

筍の季節が来たー

ここ、2、3日、毎日陶芸家やってるで。
ご飯茶碗に、うどんのドンブリ。
たまにやると、新鮮で楽しいにょねー。
しばらくやって無かっても、土を触れば感覚はバッチリ。

それと、久々「シルバー人材センター」のおっちゃんが切り立ての雑木を持ってきた。
シルバーの伐採の雑木はちゃんと、50~60cmに切ってきてくれるから助かる。
ただ、切ったばっかしなんで、半年は積み込んで乾燥させんといけない。

味噌作りの段取りも徐々に整ってきてるし。
明日、観音寺の室本という有名な麹屋街に頼んでる麹を取りに行けばOK。
久保さんの豆腐の無農薬大豆「ナカセンナリ」の新豆も間に合った。
大豆って、秋に採れるんたけど、市場に出るのはこの春になってから。
天草塩の会の松本さんの手作り塩も届いてる。
今日は道具や入れ物類を洗ったり、実家から持ってきたりと準備。

夕方、畑に行って最後の大根、根は固いけど、茎は食べられる葉ゴボウ、わけぎ、冬中土の中で保管してたジャガイモ、里芋を収穫。
居候が居なくなって、食べ手は減っても食べるものは山ほど。
おまけに、親父が仲南(香川の南部)の親戚の所から筍をドッサリもらって来たー。
そのお裾分けがコンテナに一杯。
食べるものに困らないってのが基本やね。
一軒目の廃材ハウスの所でもさぞかし出てることと思いながらまだ行けてなかったから超嬉しい!
筍はそれだけでフルコースに出来るぐらい使い勝手が豊富。
いわゆる定番の煮物、天ぷらはもちろんやけど、それ以外が面白い。
揚げ筍の梅酢あんとか、筍団子、筍の味噌豆板醤炒め、筍と豆腐のハンバーグ、筍カレー、筍とフキのジェノバペースト和え、筍ミネストローネ、筍のクミン炒め、、、。
でも、やっぱりハシリは「若竹煮」と「木の芽和え」からかな。
廃材天国に植えてる山椒の木の芽もいい感じやしね。
筍だけの料理教室できるぐらいはレシピ揃ってるからねー。

実は、2日間超張り切って、学校に行ったお二人は金曜日の今日は早くもお休み。
今日は粘土いじりと、薪の積み込み、筍の皮むき、野菜の処理と大活躍してくれた。
来週の月曜日からはまた行くと言うてるけど、、、。
もちろん、学校には学校の楽しさがあるし、ウチに居れば当然魅力的な作業が色々。
どっちも楽しいってのがええよね。
さすがのあっこちゃんも、ここの所かなり集中して、ちびっ子の持ち物の名前付けだけでもすんごい労力やっただけに「何で行きたくないん?」と詰め寄ってたけどね。
ほんとに突き詰めると、「何で行きたくないか?」なんて理由はないんよね。
さすがに僕でさえ、「昨日行く言うたやん、何でなん?」と大人はすぐに理由を聞きたがる。
そもそも行きたくないのに、「正当な理由」があるんだろうか?
一般的には「体調が悪い」って事でしか休ませる理由はない。
ウチの場合は本人のモチベーションで決まる。
誤解のないように書いとくけど、一応親として、行けるような援助は最大限にしてるんやで。
明日の時間割から、宿題、体操着、給食エプロン、、、・
普通は当たり前かもしれんけど、廃材天国でもちゃんと用意だけはしてるんよ。
給食費も学級費も払ってるし。
特にウチら親が行かさないようにしてる訳ではもちろんない。
土歩くんも来週の月曜日には行きたいと言うてるし。
さっきも書いたけど、行ったら行ったで楽しいし、行かなくても家でいろんな楽しい事が出来るという選択肢がいい。
選択肢がないってのが、不自然やもん。
選択は自分の心でしか決められない。








土歩くんは筍の掃除、野遊はわけぎの掃除


廃材が山ほどあるんで、何を炊くにも薪!
  

Posted by 陣 at 21:48Comments(0)もらいもん

2010年03月17日

猪 鹿

佐那河内村に行く前にパレットをバラす作業をしてた。

それがぐちゃぐちゃのまま、ほったらかしにされてたのを片付けた。
ケンゾウさんとリュウくんと3人で。

そしたら、以前ブログにコメントしてくれてた高知にIターンで入って4年目のまーくんから電話。
「突然ですけど、今日行っていいですか?」と。
大体の訪問者が突然なんで、慣れてるけど、、、。

電話から一時間ほどで、到着。
スキンヘッドの海坊主のようなまーくん。
猪の猟もしてるそうで、猪肉と鹿肉をお土産に。

夕方、早速みんなと一緒にバラしたパレットの積み込み。
みんなですると、何でも早いねー。
キチンと積み込まれた木っ端は中々美しい。

夕ご飯はもちろん、七輪で猪の焼肉。
もちろん天日塩とコショウだけで。
レモンを絞って食べた。
!!!!!
めっちゃくちゃ旨い!!!
後、鹿の背肉は刺身で。
にんにく醤油&ゴマ油と塩で、ネギも添えて。
これも超旨い!!!

いやー、野生の本物はほんとに美味しい。
うちは玄米菜食が基本やけど、自然から頂ける本物はありがたく美味しく頂く。
無理やり人間が不自然な環境で育てた肉とはまるっきり違うからね。







  
タグ :鹿本物

Posted by 陣 at 08:34Comments(0)もらいもん

2009年07月13日

廃材の角材

いつも廃材をもらってる丸亀の解体屋から電話。
ここ、2年ぐらいは持って来てもろてなかったからかな?
「丸太はないんですが、角材中心の家壊すんで持っていってもいいですか?」と。

うーん。
今すぐには要らんけどなー。
まあ、置き場はあるし、3寸~4寸の角材の在庫はかなり乏しくなってるんでもろとこか。
で、4tダンプ2車来た。

今廃材天国に廃材を供給してくれてるのは、解体屋、造園屋、シルバー人材センター、建設会社。
解体屋の角材や大きな丸太の梁なんかは廃材建築の材料に。
造園屋、シルバー人材センターの雑木の伐採したのは薪ストーブの燃料と窯の焚き物。
建設会社の木っ端は料理、風呂など。
いろんな廃材が来るんで、その都度置き場を設けたりして仕分けしとく。
実際は廃材天国で消費する需要を供給が上回ってる。

たくさんありすぎる分には陶芸の窯焚きの時に一気に焚くんで、そう問題はない。
大きい方の窯だと10日間も焚くんで、4t車10杯まで要らんけど、5杯では足りんかな。

とりあえず建築に使える角材と、折れたりしてて焚き物にするのを仕分けして積み込む。
3寸5分の米松の角材は40~50cmにチェーンソーで挽くだけで風呂の焚き物に丁度いい。
今回の五右衛門風呂は大きな薪がダイレクトに焚けるようにつくってあるからね。
軽トラの荷台に軽く一杯で一ヶ月以上はもつ。
そんだけ作って積み込むのに1、2時間もあれば十分。
料理だって毎日3回やっても木っ端を消費しきれないほど。
そんなにたいした労力をかけずにガスも灯油も要らない訳やから、こんなにありがたいことはない。

夕方、田植えの時来てくれたモリモリが大野原でレタス農家の住み込みのボラバイトをしてるカオリンをつれて来た。
自然農と手作りにめっちゃ関心があって、うちのライスタイルに共感してくれる。
夕方、にこちゃんの機嫌が悪い時に夕ご飯の仕込みを手伝ってくれて超助かった。

まあ、次々といろんな人を引き寄せるもんやねー。

いよいよ明日は「ぶんぶん通信no.1」の上映会や。
参加者もいい感じに増えてうちらも入れると20数人。
まだ滑り込みで間に合うよー。

  

Posted by 陣 at 07:56Comments(0)もらいもん

2009年03月17日

本マグロの頭が、、、

これってお約束!?

魚市場の友達に仕入れてもらった天然鯛を引き取りに行くと。
「陣さんなら使うでしょ。」
と、でーっかいマグロの頭、カマ、尻尾!?
以前ビンチョウマグロの頭をもらって窯焚きの時に窯の前で丸焼きにしたことがあるけど、本マグロは初めて。
窯焚きでもないかぎり丸焼きは出来んねー。

今日のパーティーの準備で作る料理とかたくさんあるのにマグロの頭かー。
でも、彼の嬉しい気の利かせようで、マグロ料理もパーティーに入る事となった。
それに何より、やったことない事に挑むのが楽しい。

ナタと出刃包丁とでバラシにかかる。
とりあえず、眉間の所の皮を削いで身をとる。
目玉の周りに出刃を突き刺し、ぐるっと目玉を取り出す。
目玉の奥の身は真っ赤で、牛肉みたい。
あとは定番の頬肉、これは皮さえ削げばキレイに取れる。
そこからよく分からんので、ナタで口周りからドカドカ力任せに攻撃してバラバラにしていく。
一応取れそうな身は全部取って、最後はスプーンでこそげ取る。

カマとかめちゃくちゃデカイ上に骨が硬いんで、丸鋸登場。
最近4000円近くする、最高の刃に替えたばっかしでチュイーンと気持ちよくカット出来る。
この辺りの部位は塩コショウすり込んでオーブンで焼こう。

目玉は醤油と味醂で煮付け。
身はそのまま食べれそうな所は刺身で食べたけど、筋が多い所は粗いザルで裏ごしして、ネギトロにして、細巻きにしよう。

後はボラもたくさん。
磯のボラはお腹がヘドロみたいで超臭いけど、これは沖ボラ。
内臓もキレイやし、臭みもない。
これは竜田揚げやな。

親父も精進料理で加勢してくれるし、急遽魚料理も増えて、かなりゴージャスになってきた。

あっこちゃんは玄米のタルト、巻き寿司、野菜料理に余念がない。
にこちゃんもばーばんに見てもろて「めちゃめちゃ仕事やり放題やんー。」とアホみたいにはしゃぎながらエンドレスモード。
一日中、キッチンストーブには薪をくべっぱなし。
以外と効率ええし、全然不便とちゃうで。
しょうたくんはおとついの打ち合わせで、スクリーンを変更することになり、コツコツ仕上げる。

さあ、いよいよ本番。
今日もアクセル全開、張り切っていこう!







  

Posted by 陣 at 07:39Comments(0)もらいもん

2009年03月07日

超大量にめかぶキター

昨日朝PCに向かってると6時半過ぎに魚市場の友達から電話。
「陣さんめかぶ要ります?」
競りで売れ残ったのがトロ箱8ケースも。
ふたつ返事で軽トラでゴー。
車で30分弱と結構遠いけど、タダやからねー。
「タダより高いもんはない」ってすんごい意識低ーーー。
タダのもんをありがたく頂いて、次のパーティーでみんなに喜んでもらう。
家の材料から、野菜、魚、子ども用品、生活に必要なもんは全て回ってくる。

市場に着くと、一日が終わった感のガラーンとした雰囲気。
友達がサッと荷台に発泡スチロールを積んでくれる。
ついでに今度のパーティーの材料の相談。
とにかく昨日みたいなシケやとほとんど地物の魚は並ばないそう。
事前に入って、冷凍でも味の落ちないもので今旬のもの。
タイラギ貝、小エビあたりがえんじゃないかと。
瀬戸内のタイラギは最高。
今シーズンも島の知り合いに貰って一回食べたけど、塩コショウしてレアに炙ってスダチ絞るとほんのり甘くて超最高。
魚系はある時とない時の波が激しくてなんとも言えないそう。
あとの段取りは彼に任せる事に。

出る前に目一杯薪をくべて寸胴にいっぱい湯をしかけてた。
帰って洗い、茎を切り離し、サッと茹でる。
一瞬でグリーンになって美しいー。
後はザルに取って冷まして冷凍保存。
早速お昼にはめかぶを叩いて自家製ポン酢、ゴマ、熱々の玄米ご飯にかける。
んんーーー、滋味深いねー。

午後はライブの営業活動。
天然酵母パン「ココペリ」
自家焙煎「珈琲倶楽部」
カフェ「宙」
雑貨「きままや」
アトリエ「ミンストレル」
カフェ「ブブカーネ」
あーとらんどギャラリー
和菓子「寶月堂」
天然酵母パン「小麦の風カンパニア」
絵本と木のおもちゃ「ウーフ」

一応カフェとかは飲み物注文してしばらく喋るんで、もう飲めんよー。
ビールとかなら何杯飲んでもおいしいのにお茶やコーヒーはそう何杯も飲めんね。







  

Posted by 陣 at 06:50Comments(0)もらいもん

2008年12月19日

ベエスケと松が来た~

前から話のあった松の木。
建築士わきおさんの仕事の関係で大量に伐採するって。
2t車に10杯以上出るってんで、積む場所を確保する為に昨日の午前中タイヤショベルにフォークの爪をつけて廃材を移動して広い場所を作る。

廃材天国は文字通り廃材だらけで、雑木をたくさん植えたんで、その間に廃材を積み込むしかない。
元水田の廃材天国はコンクリートの畦で囲まれてるんやけど、その畦沿いに塀よろしく既に半分以上丸太が積んである。
これは主にゴルフ場から出た立ち枯れの松。
太いのは陶芸の窯焚き用。

今回もくれぐれも条件を守ってくれるんなら、という事をしつこく頼んだ。
とにかく葉っぱや細い枝は分別して、大きい部分は5,60㎝に切って積み込む場所の際へダンプで降ろしてくれるんなら持って来てもろてもええよ、という事。
今、シルバー人材センターも実家の親父の窯焚き用に運んでくれてたのがいっぱいになり、廃材天国に来始めたしな。
とにかく需要よりははるかに供給が多い。
2月に親父の窯を焚く予定やけど、もう何回分もストックがある。

結果的には葉っぱ系の方が大量で、よそに捨てに行ってもらって、廃材天国には2車だけ。
ほんでもコンパネでアオリ立ててキャビン高さまで一杯に満載してきた。
積み込みだけでも大変なんで、こんぐらいで良かったーと一安心。
そろそろ、条件に所定の場所に積み込む事、ってのも追加しよか。

そうこうしてると、魚市場のエージェントから電話。
「ベエスケ安かったんで仕入れときます。」
こないだのカタクチ鰯に続き、23日のパーティー用。
こんなでっかいアナゴ捌いた事ないんで、電話でアララトさんに捌き方を聞くと、丁度今しがたうちでも大モノ捌き終わった所やと。
あまりスーパーなんかでは見ないが、800gを超えるアナゴの事をベエスケと言って、脂も歯ごたえも最高の魚。
しっかりとまな板に目打ちをして背開きにせよと、口頭でいろいろポイントを教わる。

長ーいまな板になる板を廃材の中から物色して、丸鋸でチュィンと作る。
大きな釘でベエスケの目をぶっ刺して板に打ち付ける。
後は普通の魚を捌く要領で背骨に添って出刃の切っ先を動かしてゆく。
もちろん出刃はちゃんと研いであるし、割とすんなりいった。
3匹目ぐらいには随分捌き方にも慣れてくる。
とりあえず切り身にして冷凍保存。
今回のパーティーはクリスマスっぽく洋風なんで、蒸してマスタードソースで行こうっと。
結局自分が食べたいモンばっかし作んりょるがなーーー。









  

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2008年12月18日

グリーンの仕込み

昨日は午前中、畑仕事してたら近所のおばちゃんから大量の大根葉、小松菜、百花(高菜)をもらった。
ちゃーんとあっこちゃんが言ってたからかなー。
21日にわあいの天職マーケット&インド音楽にグリーンカレーを出店するのと、23日のザ・ファミリーライブ&パーティーの時の食材。

前もって「いついつに○○があって30人ぐらいのパーティーするんですよ、もし何か余ってる野菜があったらでええんで、」と頼んでおくと必ず何やかい持って来てくれる。
こちらからは、廃材天国ではあまり食べない市販のお菓子などを頂いた時に「こないだはありがとう、これ貰いモンやけど、、、。」とケーキや饅頭などをあげる。
お互いにいらない物と物を交換して、お互いに嬉しい。
もちろん無農薬じゃないけど、余ってるモノを活かすのが廃材天国のコンセプト。
でも、いろんな野菜を少しずつ作ってるから限りなく農薬なんかは最小限(見えてるんで分かる)。
超大規模な有機JAS認定の遠い所の農園の野菜よりもずっとうちらの身体にはいいに違いない。
身土不二(土と身体は繋がってる)やし、偽装の心配もない。

最近はもっぱら七輪での調理やけど、あまりに大量なんで、羽釜に大きい薪で大量の湯をグラグラに沸かして、きもちいいテンポでじゃんじゃん茹でる。
小松菜、大根葉、最後に百花(ひゃっか)。
香川では高菜を百花と呼び、茹でてしばらくあく抜きをして煮物にする。
豆腐とたいた「まんば(とも言う)のけんちゃん」という郷土料理が有名で給食にも出る程。
味の強い野菜なんで、カレーやギョーザ、エスニックな味付けにも超相性がいい。

小松菜と大根葉の柔らかくて緑のキレイな部分をフードプロセッサーにかけ、グリーンのペーストにして冷凍しておこう。
21日はインド音楽なだけにグリーンカレーやけど、あっこスイーツにも使えるんよ。
夏はモロヘイヤの焼き菓子(みんな抹茶かと思う)したよ。
23日のパーティーにはテリーヌというアイデアもある。

米飴を仕込んでたら、ナ~タン夫婦が予告なく訪れ、3月やというのに(ナ~タンとネオンくんのお披露目)、もうここ何日かで話は進んでる。
大田夫妻に次ぐホーム披露宴なんで、あっこちゃんも超張り切ってる。
もちろん今は23日のパーティーに向けて余念がないで。





  

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