廃材天国HP

2010年08月30日

渡辺さと子及ばず

結局、、、。
自民、民主、社民、公明推薦の天下り官僚が受かった。

浜田(無 新)  163500
渡辺(無 新)  111600
松原(共産 新)  22800

投票率36、92%、、、。

80万人の有権者の中の30万人しか投票してない。
まさに「誰がなっても一緒やろ。」と、投票を放棄した50万人の無関心層によって、まさに今までの真鍋知事と一緒の悪事が繰り広げられる。
後、10%。
数万人が行ってたら、さと子さんは受かってるんやから、ほんとに惜しい。
せめて、過半数の人が投票に行かんと、知事として認めんことにしようよ。

何?
組織って。
4つの党が推薦して、党の組織票で頑張ってたったの16万。
何の後ろだてもないさと子さんが11万。
これはねー。
ほんとに今の社会情勢を浮き彫りにしてる。
さと子さんがただのコアな市民運動のおばちゃんで、10万にもはるかに届かないのなら別。
そこそこは関心のある層は彼女に入れた。
でも、今までの既得権益とかを失いたくない一部の、ほんの一部の人たちによって組織が動いた。
何十億という税金を右へやったり左へやったり出来るんやからねー。
でも実際に16万人の保守好きの人たちが利権にあやかれる?
そんな訳ないやん。
いわゆる動員されたり、頼まれたりして入れるんやろね。
そのお人よしのおっちゃんのお陰で、この浜田さんも今までの自民党の仲間も何千万、何億と儲けられる。
1億2000万の退職金をもらった真鍋前知事は東京に家を買ってるそう。
東大出て官僚になれば、最後は故郷に出稼ぎに行って、たくさん儲けてまた東京に帰る。
さて浜田さんがこの4年でいくら稼げるのか?
こういう情けない親父たちを見てても、東大なんかを目指す子どもが居る。
トホホホホ、、、。

そういう意味では僕も随分と電話かけて、頼みまくった。
政治になんか無関心でも「まあ、お前が言うんなら入れよか。」と入れてくれた友人も居たと思う。
要するに、自民党のおじさんが近所の人や、会社関係に頼むように、僕らもどんどんお願いせないかんわな。
政治なんか関わりたくないよね。
誰だってそう思う。
いや、思わされてる。
どうせ、誰がなっても同じ、と。
そこを軽いスタンスで「そんな訳ないやろ~。」と突っ込もう。

でもある意味、ホッとする部分もある。
なぜなら、こんだけ低い投票率(県民が政治に無関心)のまま、なまじ受かってしもた方が大変。
県議の中でも一人会派で、孤軍奮闘してきたのに、知事になったら、議員と県庁の役人をみんな敵にするようなもん。
そちらは今まで通り、お日さん西西の世界で動いてる。
さと子さんというすばらしい人物も一人では変えられん。
とにかく、たくさんの有権者が意識を持って、総出で投票した結果なら変えられる。

今、大西さんに借りてる「お前の1960年代を、死ぬ前にしゃべっとけ!」という本がある。
当時の、加納さんという東大全共闘に活動家のリーダーとして参加した親父に、息子が色々質問していくという対談。
団塊ジュニアというのは僕も同じ年代。
今の事態は当時の日米安保やベトナム戦争ごときではない。
これだけ問題が加速度的に悪くなってるのにも関わらず、みんな人ゴト。
最も今って、興味関心が細分化し過ぎてて、いわゆる社会ムーブメントにまでならない。

もちろん前にも書いた通り、政治がどうなろうと僕は廃材天国で、毎日淡々と薪の生活をする。
さと子さんが落ちたから何が困るというモンでもない。
権力は権力側で、まだやれるんなら公共事業でもやったらええ。
素朴に考えて、もうそろそろ無理やと思うんやけど、、、。
まさか、そんなのと闘ったりはしない。

またこういうチャンスがあれば、僕なりのやりかたで意思表示なり、応援は最大限したいね。
今回も散々色々やって、楽しかったし!!!





めっちゃ、オモロイよ、コレ!  
タグ :選挙

Posted by 陣 at 06:39Comments(10)社会

2010年08月29日

クライマックス

いやーーー!
凄かった、、、。
女性候補者の最後の演説。
夜の7時半から瓦町の駅前で。
最後は涙ながらにうったえる全力投球ぶりには、僕も涙が出た。
あのテンションを2週間朝から晩までずっとやってるんやからねー。
この方はきっとすばらしい知事になる。
それも歴史に残る政治家に。

この日は結局選挙用にポスターを貼りまくった車が10台も集まった。
自転車部隊もノボリを立てて、何と観音寺から高松まで走りぬいた。

それとね。
もう最後に開き直って、知り合いに電話かけまくり攻撃。
これはかなりの手ごたえやね。
電話って、中々尻に火がつかんと躊躇してしまう。
とりあえず「久しぶりで突然なんやけど、県知事選挙誰に入れるか、決めとん?」と聞く。
ほとんどの人は「別に決めてないよ。」という。
そこで「個人的に勝手に応援しよんやけど、女性候補が一人でとるきん、その人に入れてくれんの?」とお願いする。
90%以上の人が「うん、ええよ。ちゃんと投票に行くわ。」と言うてくれる。
もちろん僕の知り合いなんで、「はじめから入れるつもりやったよ。」というてくれる人もいる。
それに「この人は間違いなく入れてくれるやろな。」と言う人には電話しない。
そういう以外の久々の同級生とか、何度かしか会ってないような人が一番効果的やったね。
たぶん100人には電話したね。
今日もまだしてるで。
「まだ行ってないけど、それやったら行くわ。」と言うてくれたね。

いやー、しかし昨日は裏戦隊のボスと一緒に呑んで、最後は高松の本拠地に帰ってからもずんやり呑んで、勝利の美酒の前夜祭ということで超盛り上がった。
酒呑むネタとしては最高におもしろい話ばかりが飛び出して、ここには書けないことが山程。
とにかく誰かにお金もらってる訳でも、勝ったからというて何か得することなんて何もない。
選挙事務所なんか一度も行かないし、そういう組織や命令は大嫌い。
こういうのを勝手連としての最大限楽しむだけ。
僕の場合、車で走ってアピールするんもキライじゃないけど、選挙カーチューンの閃きや工作が一番楽しくて、作ったから走らなしゃあないかという流れ。
自分をコントロールするのが一番難しいからね。
結果や目的を重視して、視野が狭くなったり、動きが固くなるのが最悪。

でも最後のあがきのような、電話ローラー作戦が一番具体的に票を増やせることが分かった。
もちろん僕のやってることを「ふざけやがって!」と思ってるような人には電話する必要はない。
実際、自分でもほんとにふざけてると思うし。
金にもならんのにようやるわ。
いや、金にならんから遊びやし、楽しみの範疇。
これ、金もらってやってたら大変大変。

今日の夜、結果が出る。
まだ今から電話かければ、10票や20票は増やせる。
みんなも電話で軽く「女性候補に入れてよ。」の一言だけでええから言うてね。
案外あっさりと「ええよ。」ってなもんやから。
  
タグ :電話

Posted by 陣 at 11:53Comments(2)社会

2010年08月28日

トマトの漬けにぎり

いやいやいや、、、。
毎日毎日、車で走る。
クーラーがないというのが中々いい。
帰ってから、夕方菜園に水遣りしながら呑むビールが美味い!

菜園の水遣りだけじゃなく、こんなことしながらも廃材天国では「薪の生活」なり「手作りの生活」という日常は淡々と続いてる。
最近は居候も居ないんで、久々に薪作り。
というてもゴマンとストックされてる中途半端なサイズの廃材を切断機でカットして運ぶだけ。
子どもたちも遊び半分で小さく割ってくれる。

午前中は作業、午後は選挙カーという毎日。
ただ走ってても飽きるんで、色々知り合いの所へ寄りながら。
ほんと知事選なんて、ほとんどの県民は「あるらしいね。」ぐらい。
もちろん候補者のことなんかも知らない。
今日、四国新聞の折り込みに入る「2号ビラ」というのを昨日もらってたんで、一目で分かりやすくていい。
それを見せると「へー、ほんだら入れるわ。」みたいな軽いノリ。
四国新聞取ってる人は今日の折込み見てね。

ここの所、あっこちゃんは松見歯科の「無可有庵」でマクロビオティックの料理や哲学を学んでる。
最近やった、フェイクフィッシュの中の料理を披露してくれた。
菜園の完熟トマトを湯剥きして、種の部分を取る。
それを醤油漬けにしとく。
これを玄米ご飯にショウガの梅酢漬け(紅ショウガ)の梅酢と、このショウガのみじん切りを混ぜる。
それに白ゴマのすりゴマも混ぜる。
これはねー。
フェイクフィッシュというタイトルからすれば、偽マグロという見た目。
それが、、、!!!???
マグロより美味いんちゃう?
マグロって、大味で元々僕がそんなに好きじゃないというのもあるんやけど。
そもそも、魚と比較せんでもまったくの新ジャンルの鮨。
そりゃ、脂ののった鯵のにぎりとかは絶対に美味い。
そういうもんとは別次元の美味しさ。
こういう境地があるとはねーーー。
もちろん自家製の完熟トマトが美味いからというのもあるけど。
「トマトの漬けにぎり」食べると笑える美味しさ。
菜園を作ってない人は、無農薬の完熟トマト(そんなに売ってないけど)を買ってでもやってみると面白いよ。
ほんと目からウロコやから!

さあ、今日は動く最終日。
グレードアップした選挙カーが何台集まるのか?
しかも何処を目指すのか?
楽しみ~~~!!!






カッパ巻きのキュウリを取り出して、金串で真ん中に穴を開けてストローのように水を飲む土歩くん。
飲んでみてー、と言うんでやってみたらほんまに飲めた!  
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Posted by 陣 at 07:05Comments(4)手作り、無添加

2010年08月24日

先輩の来訪

29日の善通寺アートマーケットに、わざわざ愛媛の内子から自然農の農家の和田さん一家が訪ねて来てくれた。
和田さん、パートナーの正美さん、野遊と同い年の杏月(あづき)ちゃん、もうちょいで一歳の静空(しずく)ちゃんと4人家族。
僕らは去年の11月に、名高い「内子の手作り市」の会場でもある、和田さんの「菜月自然農園」に出店してる。http://nazukizuzu.blog12.fc2.com/

和田さんは一町分の畑で100種類の野菜を不耕起栽培で作られてる。
果樹もたくさん、米、麦も自給、日本ミツバチを飼って蜂蜜も取ってる。
その農園で毎月「丘の上の日曜市」と、仲間で手作り市を開いてる。
その手作り市の年に一度の大きなイベントが11月にある。
50軒以上のオーガニックで手作りのこだわりの店が並ぶのは壮観。

今回は廃材天国に一度行きたいという希望を叶える、年に一度のチャンスだったそう。
田んぼの草取りも終え、次の冬野菜の準備で忙しい怒涛の9月が始まる前だけのチャンス。
アートマーケットの後、廃材天国に来てくれて、野菜やハチミツ、自家製小麦のパンなど数々の崇高なお土産を持参してくれた。
で、夕方からみんなで料理。
八丈オクラという固定種のオクラはサブジ。
大きな白ナスはウチの完熟トマトと一緒に、鋳物のフライパンに敷いた自家製小麦パンの上乗せて蒸し焼き(正美さんレシピ)。
この日の為に買っておいた宇多津の久保さんの豆腐と鳴門の生ワカメでピータン豆腐。
最近、もらって冷凍してた蛸を刺身にして、ショウガ醤油と梅肉ダレ。
後は出店の残り物のラタトゥイユや玄米オムスビ。
デザートにはキャンベルという昔の品種の自家製ブドウ。

もう、お互いに作るところから驚きや感動。
僕らは和田家の数々の手作り品に。
和田さんたちはウチの薪システムや久保さんの豆腐に。
宴会しながら、野菜作りやお米作りの細かいノウハウから料理、家作り、子育て、生活全般の話に及ぶ。
ウチも相当色々手作りしてるけど、和田さんの「菜月自然農園」は完全に食べるものは自給自足の農家。
パンやクラッカー、クッキーなども自分で作った小麦やからね、しかも不耕起で。
こういう手作り家族が2つ集まっただけで、こんだけ凄い。
確かに、秋山家と和田家はどっちも相当ハイグレードな暮らしやけど。
近くでこういう〇〇家×△△家みたいなセッションができたら楽しいやろね。
もっとたくさんになれば「手作り市」になるんやろうけど、2家族というのがいい。
いろんな細かいこと、お互いに自分たちにはやってない事など経験から得た貴重な話。
まさに英知。

翌朝はいつもの玄米に味噌汁の最高の朝ご飯はおいといて、正美さんのベーグルに地蜜、あっこちゃんの玉ねぎと梅酢のスープという洋風に。
とにかく、素材がいいんで何やっても美味い。
和洋中エスニックと何でもコイ。

更に和田さんの要望で、美味しいうどんを食べたいということで「明水亭」へ。
うーーーん、パーフェクト!
うどんを堪能した和田さんは早速「こういうのを自分で作りたくなってきた!」と興奮気味。
そう。
大事なのはこういう事。
よそに美味しいものを求めるんじゃない。
一回食べたらそれを家で再現できる。
これが手作りの醍醐味。
もちろん美味しいだけじゃく、作る過程そのものが楽しい。

本当に意義深くも濃い2日間やった。
和田さんに触発されて「今年は麦を作るぞー!」と前々から「作りたいなー。」の想いが決意になったのも嬉しい。


アートマーケットに出してたラザニア。
電気のオーブンを持参しての焼きたて。


和田さんの作った数々の手作り品。




最近にこちゃんは常に裸。

  
タグ :手作り農家

2010年08月19日

本気の生き様

「本気の生き様」を見た。
小豆島、虹祭りで。

てんつくマン、イザナイ、森源太、FUNKISTそして、天真爛漫なカンボジアのちびっ子。
こんな心底アホなイベントを全力でやってるのが凄い。

イザナイの悠一郎くんが語った。
「それぞれみんなが本当に自分のしたい事を自分の場所で、役割でやることが希望。」
彼は18歳の時、ハワイで数キロも踊り続ける大きな祭りに出た。
実は嫌々踊ってたそう。
でも、ずっと踊り続けるうちに何故だか涙が溢れて止まらなくなったんだと。
そこで、自分の本当にしたい事が分かったそう。

これはジャンルは関係ない。
踊り、歌、絵、大工、庭師、左官、漁師、農家、政治家、漫画家、花屋、布団屋、豆腐屋、溶接工、電気工事師、掃除夫、ウェブデザイナー、、、、。
何の仕事をしようとも、その仕事を通して、みんなに喜ばれる天職。
その活動で個人が困ったりしない事。
目に見えない、組織や国家の都合はもうええ。

メイクザヘブンの中でも言いだしっぺの、竹炭職人のキムやコウイチ、エコレンジャーパープルのさなえちゃんたちはイザナイの悠一郎くんに頼み込んで、イザナイヨサコイを3ヶ月特訓したそう。
メインゲストのステージの前に前座として披露してくれた。
本気やー。
主催者が本気でゲストも本気、そんでもって平日に仕事休んでわざわざ小豆島まで来るお客も本気。
久々に心が震えた。
普段は淡々と廃材の家でこどもたちと毎日薪で生活してる中、こういうイベントで同士と会えるのはほんとに嬉しい。
肉体から離れたらきっと、こういう同窓会のようなモンちゃうかなと思った。

本気かどうかは自分で決めたかどうか。
「やる!」
と決めた瞬間、こういう成功が約束される。
廃材の家も薪の陶芸もそう。
自分がやりたいから毎日毎日やり続ける。
ええ年した大人がアレコレ言い訳をしながらブツブツ言うてるのは想像しただけでも気持ち悪い。

自分のやりたい事が実現しない人へプレゼント。
それって、実現しないことにエネルギーを向けてるんやでー。
もしくは、本当にやりたい事と違うのに勘違いしてるかもねー。


暑くても食欲そソソル味。


冷蔵された抹茶ティラミスは完売。
全くのビーガンレシピなのにみんなよかったんかいな?


FUNKISTはみんな飛びまくりの大盛り上がり!


イザナイ屋台のコンパネ程もある鉄板を置いただけの設備がワイルドでカッチョいい。


帰りのフェリーで、一緒に出店してたゆかりちゃんのバーガーをトースターを持ち込んでアツアツに焼いて作りながらビールで宴会。
源がバックからトースター出した時の!!!な瞬間が最高やったね。
イザナイの裏話や一軒目の廃材の家作りの話でバカ盛り上がり!
子どもたちも宴会モードの大人をよそに遊びまくってたし。  
タグ :イベント

Posted by 陣 at 12:19Comments(4)イベント

2010年08月18日

小豆島、虹祭りに行ってきます!

昨日は一日中仕込み。
今日は朝一番のフェリーで小豆島へ。

てんつくマンの関係の「虹祭り」がある。
3年前にも行った。
カンボジアのちびっ子を日本に呼んで、全国で数箇所イベントをする。
お金が少なく、貧しい村でも子どもたちは笑いながら過ごしてる。
また、そういう子どもたちを日本の大人たちが呼ぶ為に募金を集めたり本気で活動してる。

ゲストはイザナイ、森源太、FUNKISTと豪華なこれまた本気の連中ばかり。
飲食ブースの僕らも本気で行くでーーー!

玄米サラダご飯+ラタトゥイユ
スムージー(自家製甘酒、無農薬みかん、無農薬プラム)
玄米珈琲(ice)
マクロビスイーツ

今日は絶好の暑い日になりそうやしなー!!!  
タグ :小豆島

Posted by 陣 at 05:51Comments(2)イベント

2010年08月17日

ガラクタ市

いつも行ってるホームセンターの「ジョイ」丸亀店。
たまたま行くと「ガラクタ市」の準備をしてた。
年に二回ぐらいある。
要するに、新製品に入れ替わったり、パッケージが悪くなってたりと商品にならないモノを安く「在庫一掃処分」する市。
色々あるけど、大体定価の7~9割引き以上のダンピング価格。
ホントにデフレと言うか、モノが余ってしゃあないんやね。
もちろん、安かろう悪かろうの品もある。
でも、目を凝らすと3000円以上する丸鋸の刃が498円だったり、その品の価値が分かって、尚且つ自分の欲しいモノであればラッキー。

工具とか道具って、プロの職人さんの行く建築金物屋には一流メーカーのシャンとしたのしか置いてない。
こういうホームセンターって、一流、二流、三流までジャンル分けされて置かれてる。
選ぶのは使用頻度の問題。
超安い三流のは使い物にならないとして、全部を一流メーカーで揃えようとすると高い。
廃材建築家としては、大工さんのように一年中家を建ててる訳じゃないんで、そこまで必要ないとも言えるし。
チェーンソー、インパクト、丸鋸、サンダー、のようなよく使う道具。
それから、ペンチ、スケール、レンチ類のような細かいけど、安物では頼りない工具類。
どんだけ出番があるか、自分の作業にとって重要か?
これで性能が求められる。
僕にとってはチェーンソーや電動工具はプロ仕様のものじゃないといけない。
5、5mで25mm幅のガッシリしたスケールも、800円ぐらいのはすぐにダメになるんで2000円以上するものが必要。
ドリルのキリなんかもセットで798円とかのはすぐ折れるし、切削能力にも乏しいんで、バラ売りのを必要に応じて一本づつ揃える。
パイプレンチのような出番は少ないけど、ないと困るようなものは二流メーカーでOK。
クランプやバイスのようなものも、各種必要なんで二流のがふんだんにある方が、イザという時にすぐに間に合う。

という事で、廃材建築家にとって、このガラクタ市は生命線とまでは行かんけど、大事なもの。
必ず毎回「これ欲しかったんやー!」という掘り出し物に出会える。
前回はMADE IN JAPANの4tの油圧ジャッキ。
今回はベルト荷締め機。
サンダーの刃、ドリルのキリ、缶の凹んだ油性塗料、ハケ、鋸ガマ、、、と色々揃った。
たまたま野遊も一緒に行ってたんで、野遊用として鋸やキリ、手袋、カマと彼の欲しいものを買った。

ウチでは子どもにオモチャは全く買わない。
ゲームのソフトやベイブレード、おびただしい枚数のカードも全部近所のお兄ちゃんからのお下がりでもらってる。
先日の左官用のコテも子どもたち用として買ってくると、超キラキラの目で「えー、これ使ってええん!?」と大喜びしてた。
今回も早速名前を書いたり、置き場所を決めたりと、余念がない。

そもそもジョイに行ったのは子ども用の手袋と草刈り機専用のストラップを買う為やった。
その手袋やストラップもガラクタ市の中で発見できたんで言うことなし。

まあ、買うよりも「解体現場で取ってくる」が子どものおもちゃの原則やったし、三輪車やチャイルドシートなんかは必ずちょっと年上の子のいる友人から回ってくる。
でも、子どもって何故か新品に惹かれるみたい。
ウチが滅多と新品のモノを買わんからかな?
今回の自分用の道具ってのはよっぽど嬉しい様子。

本物がオモチャってのは大人も子どもも一緒やな。


左利きのにこちゃんも包丁の扱いに随分と慣れてきた。
出刃のような和包丁は左利き用のを揃えな、、、まだ早いか。


早速、新品の手袋とカマで、排水溝周りの草刈り。
こういう所も「草刈らななー。」と思いつつも出来てなかったんで、子どもたちがやってくれて超助かる。


名前を書いて、置き場も決めて、大事そうに扱ってる。
最初だけかな?  
タグ :道具

2010年08月16日

美味しんぼ「104」

高校生の頃、友人に借りて読んだ時にも「おもしろい!」と思った。
本質をついた内容やからね。

最近、104巻を買った。
「食と環境問題」というテーマ。

沖縄の「泡瀬干潟」の「アーサー」という海草が干拓の埋め立てで激減してる。
天竜川の「ダム」のせいでアユが居なくなったり、海に砂が届かなくて砂浜が痩せてる。
長良川の「河口堰」のせいでアマゴが海に下れなくなり、本来なら海から戻ってきてサツキマスという大きな魚になるのを妨げてる。
築地移転問題も、実際に働いてる人たちは反対してるのに、まず移転ありきで計画が進められてたり。
六ヶ所村の「核燃料再処理」問題は言うまでもなく、三陸の昆布やワカメ、魚介類が全て放射能で汚染される。

しかも、各専門家やそこで調査してる人たちが漫画の中に登場して、状況を説明してくれてる。
先日、講演会に行った田中優さんや、映画「六ヶ所村ラプソティー」にも出てくる、米農家の苫米地さんや「花とハーブの里」の菊池さんも登場してる。

全てに共通する図式は「行政、ゼネコン、学者」という三角形だというくだりが出てくる。
しかもその行政を動かすのは政治家。
それも利権を握る古い体質の。
その政治家にすりよる「原発は安全だ。」とか「このダムは必要だ。」という学者が居る。
と、こういう締めくくられ方をしてる。

最後に海原雄山のセリフ「何も産み出さないことに、日本は多大な国費を費やしてきた。その国費を教育や新しい産業の育成に使っていたら日本の国力はもっと上がっていただろう。今こそ姿勢を改めない限り、日本は三等国家に没落する。」と。
もう、しっかり三等やんとも思えるし、本当に美しい四季があり、瑞穂の国であり、すばらしき発酵食文化の残る国とも言える。
両方の視点を見つめないといけない。
全く楽観して「全てうまくいく、なるようになる。」という無関心でないけない。
また、悪い所にばかり目をやって「未来に希望がないから子どもを作らない。」などと飛躍した若い奴など言語道断。

「行政、ゼネコン、学者」と政治家が問題ならば、どうすればいいのか?
昨日の繰り返しになるけど、結局は「無関心」な選挙に行かない層によって、利権にまみれた政治家が受かってこういう現状が繰り広げられてる。

今回の香川県知事選でマジに「渡辺さと子」が受かれば、全国に影響するぐらいのモン。
断じて、自民党公認で官僚出身の浜田けいぞう氏を受からせてはいかんぞ!

いや、ほんと「美味しんぼ」読んでよね。

  
タグ :美味しんぼ

Posted by 陣 at 08:35Comments(0)社会

2010年08月14日

お盆の帰省

12日。
京都、東京、隠岐、の旅人を駅まで送った後、ちびっこたちと軽バンで瀬戸大橋。
備前のあっこちゃんの実家に帰省。

あっこちゃんの姉妹、兄がそろい、恒例のバーベキュー。
呑んだくれて昼寝したり、夕方からまた呑みなおしたり。

子どもたちは従兄弟同士で川遊びしてきたみたい。
いつも行く川が、今年は水が少なかったとか。
備前の実家の井戸は超深い石組みの昔の井戸。
その井戸の冷たい水をかけ合ったりしてキャーキャーはしゃいでた。

13日。
あっこちゃんの兄貴(東京に居る)の要望を叶えた。
中野で「ジャンクコーヒー」というイタメシとエスニックの居酒屋をやってる。
一回行ったけど、一から手作りしててちゃんと美味しい。
レモングラスやコブミカンの葉とか冷凍で取り寄せてるそう。
バジルの生葉も買うと高いやろね。
彼は四国に一度も行ったことがない&本場のさぬきうどんを食べたことがない。
丸亀にはない「丸亀製麺」というのが全国展開してて、東京にもいくつもあるそうな。
ということで、「明水亭」へ。
北海道産小麦、本醸造醤油、三河本味醂、アミノ酸調味料ナシのプレミアムうどん店。
一流店のここも、さぬきうどん店のお約束のおでんはある。
こんにゃくとカラシ、味噌がビールに合うねー。
「トマトのすり流しの冷たいうどん」という季節メニューが目に付いたんで注文。
、、、、、。
やっぱりうどんは醤油と味醂やな。
土歩くんは必ず「ザル」。
野遊は必ず「釜揚げ」。
子どもって、シンプルな方が好きやね。
「小」で「穴子の天ぷらのサラダうどん」を注文した児島のお姉さんは懐かしい僕の器で出てきてた。

で、実家と廃材天国にも来たことがなかったんで、ちらっと寄った。
さすが料理人、廃材天国の本気の厨房にはえらく感心してた。
その日の夜には店を開けるということで慌てて帰った。

ふう、、、。
まだ1時過ぎ。
いい時間なんで、石畳の作業開始。
11日に「まれびとハウス」の彼らとやった部分の仕上げ。
石は全部水平出して並び終わってる。
目地のモルタルも7、8割方までいれておいた。

折角人が居る時にチマチマとコテで仕上げるよりも、と、じゃんじゃん石を運んでどんどんモルタル練ってという方向に展開してたからね。
大勢でのピザ窯作りから、居候との廃材建築、マツケンの所のようにたくさんの素人が居る現場もこなして来てるんで、こういう采配にはえらく慣れてきたね。
素人でも出来ることはある。
要だけ僕が押さえればOK。
そもそも僕自身がテキトーなんで、全然問題なし。

こないだしょうたくんが来て「一人だけでモチベーション上がらない時もあるんですよ。」と言うてた。
僕だってそういうときもある。
超暑い、超寒い、雨、しんどい、だるい、、、。
誰だってある。
モチベーション上がってから作業するんじゃない。
作業し始めたらスイッチが入る。
昨日もいい感じに昼からビール結構呑んでた。
まったりモードで昼寝をしてもええ。
でも、やりだしてしまえばこっちのもん。
自分という相手をいかにコントロールするか。
もちろん、嫌な作業でスイッチ入る訳がない。
そもそも、作業自体の何処に楽しさを見出すのか?
僕の場合は完全に手段が目的化する見本のようなもの。
「暑い中で石畳を張る」という事よりも「コテでモルタルをビシッと決める」所にフォーカスする。
確かに一人でモルタル練って、仕上げもしてというのは大変。
だからダルマを借りてきた。
大変やなーとか嫌やなー、という要因を徹底的に取り除く。
これが大事な事。
雪の舞う中、合羽着てチェーンソー持ったりしたら、もうウインタースポーツやし!
その為のソコソコしっかりした合羽やバリバリに切れるチェーンソーじゃないとダメダメ。
そういう要因を整える事。

夕方にはちびっ子たち、親父たちともお墓に行って、実家の仏壇でお経をあげた。
実家は浄土真宗。
別に何宗でもええ。
手を合わせるのも、お経を上げるのも自分の中をチューニングするための行為。
おばあちゃんなんか本見ずに空で言えるもんねー。

おばあちゃんは密葬にしてくれと言うてる。
親父もお寺に高額のお金を払うのには疑問を持ってる。
真摯に祈るということと、形式ばかり重んずるというのは全くの別。
親族が集まって、自分たちでお経をあげたらええ。
料理も仕出しの決まりきった高いお膳じゃなく、手作り。
オルタナティブ生活にとって、宗教、冠婚葬祭の改革は大きいね。
それがほんとに心をこめるということ。




とか何とか言うてる間に、着々と進んでるって訳。
  
タグ :お盆

2010年08月12日

また大勢

しょうたくんが旅立った後。
また大勢の訪問が。

東京の北区で「まれびとハウス」というシェアハウスをやってるウッチーが来た。
24万の家賃の広い家に6人の若者が共同生活をしてる。
http://www.mare-bito.net/
面白いのは、単にみんなで割り勘で安く住んでるだけじゃない。
一人が月に2回イベントをする。
てことは週に3回ぐらいイベントがある。
イベントというのは住人によって様々で、単に飲み会から講師を招いての講演会、勉強会、上映会など色々やってるそう。
そのイベントの参加費などで家賃をペイしちゃおうという目論見。
まだ始まって5ヶ月やけど、どんどん人が来るようになってるそう。
このウッチーも月の何分の一かは他県へ動いて、いろんな所を訪問してる。
ウチの後は豊島に行って、徳島にいくそう。

その後、京都の安部さんがお母さんとちびっ子二人で来た。
彼女たちとはあちこちで何度も会ってるし、廃材天国の建築中にも来てる。
僕らが住みだしてから来るのは初めて。
たくさん菜園の野菜を持参してくれた。
京野菜の加茂ナスはやっぱり田楽で頂いた。

更にその後、元まれびとハウス住人で、今は隠岐の島の海士(あま)町で住んでるまっつんが来た。
漁師さんとも親しくなりつつあって、サザエ、アワビをはじめ、新鮮な魚を頂いて最高の食生活だそう。
羨ましいー。

二人とも午後からやったけど、石畳の作業を一緒にやった。
3人でやったんで、夕方には玄関の前の予定してた部分は全部石は置き終わった。
目地を詰めるのは完全には仕上がってないけど、もう完全にメドはついたね。
廃材天国の作業は棟梁の僕が居れば、全く何の道具も使ったことのない若者でもOK。
でっかい石を運んだり、砂やセメントをダルマに入れて練ったり、それを一輪車で運んだり、と人海戦術でどんどん進む。
作業の後はもちろん、ビールと何品もの夏野菜料理のオンパレードで宴会。


一番手前の部分はスロープにしよう。




ターザンロープで超盛り上がってた。


  

Posted by 陣 at 07:27Comments(0)廃材ハウス

2010年08月11日

田中優×渡辺さとこ

ライブと田中優さんの講演会のために久々に廃材天国に来たしょうたくん。
彼はライブもやけど、優さんの講演が今回来た目的。

折角しょうたくんも来てるし、夕方の優さんの講演会まで作業しよかー。
と、石畳の作業。
ダルマでジャンジャンモルタル練るんで、石もどんどん拡張できる。
遂に、玄関(?)の泥落としのステンレスのグレーチングの所まで石とモルタルが出来た。
やっぱりこの作業は達成感が大きいね。

優さんの講演会は!!!???の連続。
環境によくて、お金が回る仕組みや製品の紹介が目白押し。
他の所の成功例もたくさんある。

例えば「市民バンク」。
10年前の冷蔵庫から比べると、今の冷蔵庫は90%も省エネ。
てことは、「新品が買えない。」と言いながら古いのを使ってると、電気代で新品が買えるぐらい無駄をしてる。
で、市民バンクはこういう人にお金を貸して、冷蔵庫を新調できるようにする。
その返済は年間27000円も安くなった電気代のうち20000円を返す。
新品を買えて、7000円得しながら、10年で冷蔵庫代は返済できる。
得しかしてない。

最新のジャイロ式の波力発電も凄かった。
太陽光発電も進化してるし。
優さんは今回の講演のために徹底的に香川の地理や状況を研究してきてて、あらゆる可能性に溢れた提案をしてくれた。

それを講演の後のさとこさんとのパネルディスカッションで、やりとりした。
会場は拍手の渦。
そりゃ彼女が知事になれば、実現するアイデア満載やからね。

何せ、官僚出身の浜田さんという候補は自民、社民、民主の推薦ででてる。
???
社民党が推薦するなよー。
民主は県連が推薦で、もちろん推薦しない人もいる。
でも、さとこさんは全くの後ろだてなし。
いい意味ではシガラミのない立場でどんどん新しい事に取り組める。
ほとんどの新しいことの「出来ない」理由は「既得権」。
優さんの言ってる「環境にもよくて、経済も回る」のは事実。
でも、既得権を失いたくない勢力が、そうはさせじと頑張ってる。
ここ何回も知事選て、たかだか30%台の投票率。
無関心層の中の少しの人が動けば、俄然さとこさんにも勝機はある。

「政治や運動や活動ではない。」
とここに日々書いて、廃材天国で薪の生活をする事にこそ意義を見出してる僕やけど、今回の知事選はスイッチ入ったね。
8月終わりの投票日まで、出来る限りの応援をしたい!
大袈裟に言うと、これは香川だけの問題ではない。
上関原発で揺れてる山口や六ヶ所村の青森にも通じる。
ほとんどの問題は「お金」のために巨大開発をやってる。
でも、優さんのアイデアを実行すれば、大手のゼネコンが儲かるんじゃく、ほんとに地域でお金が回る仕組みが実現できるんやから。
ほんとに、自分たちが経済的な恩恵を受けるためにこそ、こういう知事が必要なんだという指針になる。

もちろん、僕の目的は彼女が知事になるという結果のためだけではない。
この知事選に関わることで、香川の同士と繋がれるということもある。
昨日の会場でも、高松の老舗の自然食品店「ちろりん村」の大西さんとも久々に出会えた。
彼はいろいろ考えてる。
「とにかく、自分のしたいことにこそ集中せよ。」という僕のコンセプトとこの選挙活動とは寸分も違いはない。
この夏、まだまだ熱くなりそうやーーー。

今日も観音寺会場で田中優×渡辺さとこの講演会あるよーーー。
8/11(水)夕方6時50分から
観音寺市民会館中ホール(0875-23-3939)
前売り500円 当日1000円






今度はこの石畳の上の大きなの軒のことも進めななー。


  
タグ :講演会

Posted by 陣 at 09:32Comments(0)イベント

2010年08月11日

寂空に泳ぐ魚

9(月)の津軽三味線とジャンベやウクレレのコラボライブ。
親父がオーガナイズしたんで、会場は実家の座敷。
ウチらの家族も入れると40人近くにもなった。

さすが、ジャックの三味線は上達してて、とんでもない迫力やった。
泳くんの独特の世界も楽しかった。

と、ライブでは楽しめたけど、精進料理の仕込みがヤバかった、、、。
親父が個展中で留守だったんで、僕らが「精進料理 偏泥庵」の料理を担当。
何しろ8日の前日と9日の当日の丸二日間、あっこちゃんと僕は料理しっぱなし。
当日は源も手伝ってくれた。
とにかく全部一から手作りで仕込むんで、超手間がかかる。
あっこちゃんは料理に命かけてるハードコア人間やから全く気にしない。
僕はどっちか言うと、「せないかんからする」というお手伝い姿勢なんで、かなり疲れる。
ここが、主人公と脇役の楽しみ方の違い。

そもそも何日も前から、彼女は昼となく夜となく、にこちゃんの世話の合間を見ては料理書を山と積んでは自分のノートに色々書きこんで、メニュー構成を入念に考える。
そこまでやるか?という僕の視線をよそに本人は楽しくてしかたがないんやろね。




カボチャとインゲンの豆乳マスタード。
梅酢が入ってマヨネーズもどきに仕上がった。


トマトのマリネサラダ。


揚げ車麩のトマト煮込み。


納豆とゴーヤの春巻き。


ワカメと豆腐の蒸し物、梅酢ジュレ。


ナスのハンバーグ。


香川の郷土料理、醤油豆。


ナスの揚げ浸し。


大豆ミートのエスカベッシュ(洋風甘酢)。


玄米オムスビと玄米おこわのムスビ。


バイキング形式にして、みんなに自由に取ってもらった。


深夜まで超盛り上がったねー。
純米酒や焼酎のいいのがズラリとあったからね。  
タグ :津軽三味線

Posted by 陣 at 08:26Comments(3)イベント

2010年08月09日

優さんの講演会来てねー

先日書いた「田中優」さんの講演会。
http://kadoya.ashita-sanuki.jp/e295765.html

明日、10(火)丸亀、11(水)観音寺。

景気が悪い、温暖化が大変、経済に明るい見通しがない、アメリカのいいなり、、、。
と、現状の悪い部分にフォーカスすれば、トコトン悪い。
この最悪の状態を超えて、発想の転換で希望の未来へと進もう。
そのための講演会。

テレビと新聞だけみて、政治家が悪い、マスコミが悪いとグチ言うててもダメダメ。
何故問題が起こってるのか?
そこにフォーカスしない限り、希望は見えて来ない。

廃材天国なり、Iターンで田舎暮らししてる同士たちの生き方は一過性のブームでもマニアだけの世界のようなモンでもない。
今、生き方なり生活スタイルは細分化の一途。
街の生活、田舎の生活というだけじゃない、田舎でも、毎日コンビニ弁当で生活することもできる。
経済格差だけじゃない、忙しい格差や心の余裕格差も開く一方。

だからこそ、起こってる事実に関心を持つこと。
そこからしか、真の自分にやりたいことは見えて来ない。
自分のしたい事を実現するためのファーストステップと言うてもええ。

みんなに迷惑かけまくる、めちゃくちゃしたい放題というのは「自由」ではない。
自立と自律を兼ね備えた自由こそが大事。
もちろん僕も修行中。
別に、清く正しく美しくとか目指してる訳じゃない。
環境にいい生活を徹底してる訳でもない。

それでも、エネルギーやお金を浪費しなくても毎日の生活を送れるシステムを構築した廃材天国は自分たち家族の将来の心配は心底ナッシング。
「本当に」自分の納得する生活スタイル。
もちろん、スタイルはそれぞれ。
いわゆる「問題」に目を向けて、尚、自分の嗜好性を追及する。
僕は廃材建築とか、あっこちゃんはあるもんで料理とか。

昨日から、今日の「津軽三味線&ジャンベライブ」の後の「精進料理」の仕込み。
あっこちゃんのこだわりは「買わない」。
30人前のコース料理でも、材料は自分とこの畑のもん。
調味料や乾物は厳選された無添加のものばかり。
もちろん、精進料理というのは親父の「偏泥庵」という店のことなんで、ウチらとしては一日店長みたいなもん。
まあ、マニアックな技の数々で、手伝ってる僕としては「そこまでやるんか!(怒)」というケースがしばしば。
僕の場合は自分の酒の肴にこそ全力で料理するけど、彼女はお客の料理となると超スイッチ入るからねー。
ほんの些細なことにも妥協しない。
こういう、「無条件な熱意」みたいなんでその人の天職が分かるね。

えー、今日のライブは満員御礼なんでもうええんやけど、明日の優さんの講演会はまだ間に合うんでよろしくーーー。

元居候のしょうたくんが、今日のライブと優さんの講演会に来るそう。



  
タグ :講演会

Posted by 陣 at 07:26Comments(0)イベント

2010年08月07日

露天風呂完成

佐那河内村のマツケンの所の五右衛門風呂、一応の完成までは漕ぎ着けた。
今回のメンバーはマツケン、マサ、ゆうた、のぶほ、源、僕。

前回の作業で、風呂の部分は代大体出来てたんで、脱衣室やコンポストトイレ作り。
脱衣室とトイレの内装はマツケンがもらってきた杉やヒノキの無垢板。
外装は製材の廃材、カマボコ状の背板。

何と、今回またマツケンの親父さんと息子のユウキくんが天然の鰻を獲ってくれて、天然鰻の蒲焼で鰻丼を作ってくれた。
4匹獲って、一番大きなのは68cm。
5年以上は生きてるそう。
前にも書いたけど、国産であろうと養殖の鰻はたったの3ヶ月で出荷させるために超不自然な飼い方なり、エサなり、この天然モノとは全くのベツモン。
味付けも市販の鰻のタレのような強烈な味付けはしない、やさしい味付け。


捌く前には氷を入れて、鰻の動きをノロくさせるそう。


養殖モノとは比べ物にならない頭の大きさ。
身がしまってしっかりしてる。

マツケンの所の仕事は、ほんとに仕事という責任はもちろんある。
でも、やってる内容は廃材天国と全く同じノリなんで、超楽しい。
ちょくちょく、お母さんに「ここ、どうしましょうか?」とお伺いをたてる。
材料も納屋の解体の材、製材所からもらった材、マツケンの家の山の木を製材してストックしてる材、砂利、砂、石なんかも自分の山の沢から採れるという贅沢な環境。
そのうちに自分の山の木を切っておいて家でも建てられるレベル。
マツケンはこの風呂とトイレが完成した後も、ストローベイルハウスやツリーハウスを作って欲しいということを望んでる。
まあでも、本宅の正式な増築の話も難航してて、進んでないみたいやし。
さすがに、全部を廃材建築でするのはねー。


トイレは納屋と同じ築100年とかの腐りかけの建物を補強してやった。


床を高くして、ポリバケツのウンコを取り出しやすくする。
いわゆるボットン便所のように大きな甕なんかに溜めると、汲み取りしても少しは残って常に臭い。
廃材天国もこれと同じで、夏なんかは毎週のようにバケツごと引っ張り出して、大量のオガクズと米ぬかで一気に発酵させて堆肥化する。
こうすると臭くもないし、うじ虫がワクこともない。


カマボコ状の板を打ち付ける。


脱衣室には棚も作った。
これはゆうたくんが担当した。


露天の五右衛門風呂からの景色は最高。


トイレの便座は和式便座の上に置いて洋式にする簡易のタイプ。


お母さんの要望で、トイレに窓をつけた。
これも解体した納屋に使われてた木製の建具。
戸車を交換して、レールを入れて作る。


トイレのドア、磨いた角材と背板のコントラストがクール。
取っ手は雑木の皮をむいて磨いた。


脱衣室のドアにも雑木の取っ手。
段をつけて上がりやすくする。
取っ手関係は源が全部磨いた。


トイレのバケツ取り出し口。
ここはマサが担当した。


完成記念写真。
屋根の小口の部分には破風板をつけてみた。
トタンのペラペラ感がなくなって、迫力が増したね。
カマボコ板のミノ虫壁も前の方にも増やした、これはマツケンとノブくんが担当。

みんなそれぞれ、電動工具なんかも使えるようになってきたね。
どんどんスキルアップして、廃材建築キャラバンとかも可能になるよね。

帰りには、かまどGOGOの青キーズのゆうくんの実家に寄った。
保健所の許可を得る為のお菓子作り小屋を作って欲しいという要請。
ゆうくんやお母さんも手伝って、家族で作ろうという発想。
ウチから持っていける廃材もあるんで、安くできると思う。
マツケンの所の風呂とかからすれば随分小さい規模やし。  
タグ :岩風呂

Posted by 陣 at 11:37Comments(0)廃材ハウス

2010年08月03日

実家の裏から畑へ行く方に、3m程の小川がある。
僕が小学生の頃まではコンクリート3面張りはしてなかった。
フナやザリガニ、タイコウチもとって遊んだ。

ここに、10年ぐらい前に僕のおじいちゃんが80代の元気な時に角材で橋を作ってた。
おじいちゃんは正に百姓。
農作物を作る以外にも、大工仕事、左官仕事、チェーンブロックで庭石を築いたりと何でもしてた。
しかも90近くまで。
僕もちびっ子の時からおじいちゃんの側でいろいろ見てたし、手伝ってた。

その橋の劣化が激しく、もう限界。
で、廃材天国の廃材で直してくれと親父から頼まれてた。

廃材天国の庭を物色すると、家には使えないけど、薪にするには惜しいぐらいの微妙な廃材が目に付いた。
長さを計って切る。
バールで釘を抜く。

現地に運んで防腐材のクレオソートを塗る。
このクレオソートは劇薬で今では非売品。
去年あたりに解体現場にあったのを「うわー、今でもこんあんあるんやー。」と頭では嫌やなーと思いながら体は軽トラに積み込んでた。
やっぱし、効果は凄いからねー。
今、ホームセンターではキシラデコールという代替品が売られてる。
いわゆる環境や体にいいというもの。
でも、クレオソート程の効果はない。
業者はこういうものを在庫してても法律で禁止されてるんで使えない。
僕もこんな強烈な化学物質を進んで使いたくはない。
でも、今回の橋の場合、明らかに使った方がいいと判断した。

要は環境に与えるダメージや体に悪いという影響と、享受できるメリットとのバランス。
メリットが少ない割に、ダメージの大きいものはやめとこう。
後、新規に買うという事と、こういう廃品利用という違いもある。
もちろん、このクレオソートに関しては販売禁止で市場にはない。
でもソルビン酸(食品の防腐剤)の入ったハムやカマボコはスーパー並んでる。
これを日常的に摂取するのはよくない。
しかも、買うという行為でその作ってる企業を応援してしまう。
そこに大きな違いがある。
その選択の繰り返しで、その起業なり商品が存続できる訳やから。

という事で、クレオソートを使ったけど、やっぱし強烈な臭い。
これを居住空間には使いたくないね。

それと、たまたまあったから使ったけど、基本は腐ったらまた作る。
廃材なんかいくらでも入ってくる訳やからねー。


腐りかけの橋を撤去する。


廃材の加工。


クレオソートを塗る。


置いて、ビスで留めるだけ。
ビスで留めた部分にも入念にクレオソートを塗る。

こんな橋なんかでも、ちゃんと業者に作らせたら相当するやろね。
10年に一度、廃材で作るので十分。
半日もかからん作業で出来るし。

今日の夕方から、また佐那河内村のマツケンの所に出かける。
ここの所毎週。
五右衛門風呂の露天風呂とコンポストトイレ作り。
今週で完成させたいなー。
今回は初めて弟の源も連れて行く。
秋田のノブくんは先週からマツケンの所に居候してる。

  
タグ :廃材

Posted by 陣 at 08:47Comments(0)廃材ハウス

2010年08月02日

イヤサカ鳴門

マツケンの廃材建築の仕事から帰ってきて、慌てて仕込みして出店。
出店先は、鳴門の東林院というお寺。

今回「数と音の二本建て(日本建て)」というタイトルのイベント。
月に2回やってる、オーガニック手作り市の「にこにこマーケット」と同時開催。

「数霊」という音霊や言霊と並んで、古神道の世界観を研究されてる深田剛史さんの講演。
その後は去年もこのお寺に来た後、廃材天国にも寄ってくださった、小嶋さちほさんの演奏。
今回もスムージーやマクロビスイーツを喜んでくれた。

数霊の話は全く初めて。
徹底的に数字を駆使して、森羅万象を重ねて表現する深田さん。
ジョークも弾ませ、ちょっと長崎の「四次元パーラーあんでるせん」のマスターとかぶる。
でも決して、マニアックな古神道や、宇宙の話に終始する訳じゃない。
今大事なのは8次元的3次元の観点だと。
詳しくは深田さんの本を読まないと理解できないと思われるので、ここでは割愛。

とにかく、「自分のやりたいこと」「自分にしか出来ないこと」「みんなに喜ばれること」この3つが重なる部分。
その部分にフォーカスせよと。
「今」「ここ」!
と言いながら、僕でさえも文句も言うし、夫婦喧嘩もしょっちゅう、、、。
まあ、本気で言いたい事言うて、喧嘩になるのは悪いことと違う。
言いたい事すら言えないことに問題がある。
更に問題なのは「言いたい事」がないということ。
自分のやりたいことを実現させていくということは、違和感のあることにNOと言うこと。
そういうクセがついてくると、流されることはなくなる。
むしろ、自分が流れを作ることができるようになるんだぞ。

いかなる講演も本も映画も「そこ」を伝える為に、色んな角度から色んな球を投げてくる。
それを自分がどう受け取るか。
それも自分次第。
枝葉末節な所じゃなく、その根幹に目を向けろ。
そしてそれをどう、自分の毎日の日常生活にフィードバックするか。
これこそが最も重要。

さあ、また今週も水、木、金とマツケンの所の作業がある。
今日、明日で、廃材天国の作業を進めるとしよう!


美郷の「畑の鈴木くん」、木頭村のショウコちゃん、黒米の籾をもらった神山のつよしくん、と会いたかった同士にも会えて有意義な情報交換も盛りだくさん。




ウチは「玄米サラダご飯」「スムージー」「マクロビスイーツ」


チーコさんのライブも盛り上がったよ。
20歳の息子さんもステージで歌ってくれた。


こどもたちは11時を回っても、鬼ごっこ!  

Posted by 陣 at 14:03Comments(0)イベント