廃材天国HP

2009年03月29日

みたから市に出店

毎月第4土曜日は丸亀の通町商店街の「みたから市」に出店。
ブース料が500円だったり、家から車で10分と近いし、いつ行っていつ帰ってもOKというのも嬉しいな。
今回はあっこちゃんと子どもたちに任せて、僕は個展の準備。

高野豆腐のカツ入り玄米オムスビ
玄米タルト
玄米粉のリンゴレーズンマフィン
キャロブ粉、自家製キウイジャムのクッキー

9時頃から昼過ぎで完売。

前回から天然酵母のパン屋「ココペリ」さんも隣で出店。
さすがに菓子パンやサンドイッチは売れ行きいいみたい。
いつも世話になってる魚市場の友達も超安く、魚料理を出してる。
今回はカニの爪のフライ、3個150円!?
前は車海老を炭火で焼いたのが200円とかやったもんね。

香川で2番目に大きいこの丸亀のメイン商店街もサビレて久しいけど、この月一の市は面白いね。
出展者も少なくて、みんなに誘いにくいんで、うちらの仲間でどんどん出店して勝手にオーガニックマーケット化してしまう。

夜は土歩くん、5歳の誕生日会。
普段は食べられない、土歩くん念願の「鶏のから揚げ」。
親父の後輩の元中華料理コック直伝のレシピで。
バースデイケーキは土歩くんリクエスト、苺のタルト。
まだこの季節の苺は甘くないねー。
手作りの誕生日会は常に贅沢で最高やね。












  

Posted by 陣 at 08:57Comments(0)手作り、無添加

2009年03月28日

田舎で働き隊

久しぶりに高松の山奥、「どんぐりランド」に。
ここには僕が以前作りにいったかまどが活躍してる。

昨日もかまどで炊いたご飯に野草の天ぷらで、超豪華野草天丼。
生筍、タラの芽、椿、スギナ、野蒜、、、。

今「田舎で働き隊」という農水省の事業に申し込んだ6人がどんぐりランドで研修中。
その中の講師というか、アドバイザーみたいな立場で僕が呼ばれた。
要は「里山再生」とか「農水漁村への貢献」とか抽象的な事を喋ってても、本人の具体的なビジョンと行動力が発揮できないと絵に描いたモチにしかならない。

僕の役割は一人で、材料を一切買わずに、プロにも頼まずに家をセルフビルドして、廃材を燃やして焼き物を焼いたり、自宅出産、ホームスクーリング、五右衛門風呂、薪で料理、薪ストーブ、井戸も手掘り、手植えで稲を育て、なんでも手作りするというライフスタイルを実践してる事での彼らへのお手本というか、アドバイスをする事。

ほとんどの参加者がこれからの人生のベクトルを真剣に考えてる人たちだったんで、みんな食い入るように聞いてくれたし、質問もじゃんじゃんでてくる。
中には六ヶ所村でアースデイを企画した若者や不食を実践して膠原病を克服した女性もいてかなり濃い内容での応答が出来たと思う。

ここの所長のまつぼっくりくんが優秀で、僕の使い方を心得てる。
初めは農水省の事業~!?と???な部分もあったけど、コーディネーターのまつぼっくりくんとどんぐりランドのフィールド、熱心な参加者とで、非常にいい研修になったと思うよ。

いろんな仕事が来て楽しいねーーー。






  

Posted by 陣 at 11:07Comments(0)イベント

2009年03月27日

またテレビ来たよ

久しぶりにテレビが取材に来たよ。
去年4回取材に来て、うち一回は同じ番組で、今年は初。
ラジオも来たな。

取材が頻繁に来て、忙しい時は「またか。」と思うこともあるけど、何がありがたいって、片付けしようという気分になる事。
今回は当日の朝だけで十分間に合わせたよ。
離れの寝室も出来てたんで、割りと片付けは楽。
それと、うちらも取材になれてきて、こっちのやりたい事をやってて、カメラがついて来るというスタイル。
これならわざわざ時間をさいて、という煩わしさもない。
もちろん、廃材天国のアピールになるのもありがたい。
特に今回は個展中に放送があるんで、宣伝してくれるそう。
ラッキーーー。

番組的には「いったいここは何の建物なんですかー?」という設定。
特にエコとかのコンセプトじゃないんで、かえって伝えたい事が伝わったんじゃないかと思うね。

ディレクターがくいついてくれたのが
朝起きて、今日は何しよっかなーと、自由に仕事が出来る贅沢。
旦那の生き方に奥さんはどうですか?と聞かれて、「私のやりたい事をどんどん彼が実現してくれてる。」という場面。
経済的に儲かってなくても自力でライフスタイルを実現して成功してる所。
僕の一番言いたい、誰でも好きな事にエネルギーを注げば必ず実現する、そしてそれはみんなにとってハッピーな事。

極めて当たり前よね。
自己犠牲でいいことしようと思ったり、自分だけ儲けてうとまれたり、そんなん続かんって。

それと今回は季節的に野草料理をリポーターのお姉さんと一緒に食べるという感じ。
フキの葉をオリーブオイル、松の実、パルメザンチーズ、塩とペーストにして、バジルのジェノベーゼもどき、フキのジェノベーゼ。
種付け花のサラダ、ノゲシの白和え、ツクシの卵炒め、自家製酵母パン、玄米ご飯。

まあ、自画自賛インタビューとテレビ初公開の薪のキッチンストーブを是非見てねー。

4/18(土)4:55~5:25 
KSB瀬戸内海放送「最強ドリーム百貨店」

おおっ。
僕の誕生日やん!
36歳の誕生日に放送されるのも感慨深いねー。
ただ、僕自身は個展中で、見るのは後でDVD送ってもろてからになるけど、、、。   

Posted by 陣 at 09:25Comments(1)取材

2009年03月25日

スーパー野草人

あっこちゃんが子どもたちを連れて岡山は高梁の姫さん家を訪ねた。
マニアのゆかりちゃんと一緒に。
僕だけこっちで個展とボブさんのライブの宣伝。

姫さんの野草パーティーは僕が備前焼の弟子時代、二十歳過ぎで料理なんかジャワカレーとかがないと出来ない情けない時に出会った。
陶芸を備前焼の封建的な世界から開眼させてくれた小向さんに野草パーティーに誘われた。
まさに衝撃的な体験!
いわゆるタラの芽の天ぷらみたく、なんでも天ぷらにする風潮があるけど、彼女は天ぷらにはしない。
ほんとに「和」の繊細な世界。
本人が酒呑みなだけに、お酒に合う料理のオンパレード。
いつも小向さんがノートにメニュー書くんやけど、多い時なんか60種類とか!?
一つの野草を何種類にも料理したり。

徳島の青柳や東京の分とく山まで実際に足を運んで、料理書だけで部屋の一面を埋め尽くしてる本格プロ料理の小向さんと野草料理の姫さんが僕とあっこちゃんの料理のルーツになってる。

今回
ペンペン草のキンピラ、白和え、お浸し
セリと人参の白和え、ツナ炒め
タンポポのサラダ
ツクシの甘酢、佃煮
ノゲシのお浸し、白和え、サラダ、卵炒め
種つけ花とチーズのワサビ和え
野蒜と麩のチャンプルー、味噌グラタン、醤油漬け
三つ葉と高野の卵とじ、板わさ
カンゾウと白味噌
ふきのとうの味噌漬け、炒めもの
シャクのマヨネーズ
ウドの味噌漬け
山椒の花の佃煮
スイバの塩もみ
アザミのベーコン炒め

凄いでしょー。
マクロビオティック=肉、卵なしという安直なもんじゃないよ。
特に何でもかんでも自然食品屋のなら大丈夫と思ったら大間違い。
ほんとうに、季節の旬のもの、自分の家の周りを散歩して採集できる草たち。
こんだけの技術があればスーパーから品がなくなってもノープロブレム。
いや、スーパーやコンビニの偽の加工品よりも絶対においしいし、身体にええし、最高の感動をもたらしてくれる。
お金がかからんとかいうのは二の次、三の次やね。

僕はほんの一部をお土産でもらって、純米酒のアテにさせてもろたけど、やっぱり姫の味はパーフェクト!
山椒の花の佃煮なんか、どこ行っても食べられんよ。

最後の草の名前の分かる人はマニアですな。










  
タグ :野草採集

Posted by 陣 at 08:55Comments(0)手作り、無添加

2009年03月23日

内田ボブライブ&秋山陣個展

4/7のボブさんのライブとナーガのポエトリーリーディングのフライヤーが完成。
天草の笑平くんに頼んでた陶芸の個展のDMも出来上がってきた。
20日のライブ終わるとすぐさま次の営業活動に入ってるで。

フライヤーにも書いてるけど、ボブさん、ナーガらは60年代のこれから経済成長しようとしてる時代にあって、諏訪瀬島での水牛での農業で自給自足、現在は長野の大鹿村で薪の生活を営々と実践されてる。
こういう先人たち、時代に流されずに自己実現してる偉大な人物に直接会う事。
その人物の作る空気を直接感じる事。
これ大事よ。
僕もいろんなぶっとんだ生き方の先輩たちから学び、自分の「こうせんといかん」「人と違う事してええん?」みたいな今までの常識から自由になり、今がある。

4/7内田ボブ、ナーガに会おう!

笑平くんのDMもええ感じ。
今回の看板はファイヤーランプシェード。
「自給自足陶芸家」というタイトルの個展は初めて。
内容は普通に陶芸の個展なんやけど、壁面にうちの自給自足ライフの写真とか展示しよう。





  

Posted by 陣 at 10:38Comments(0)イベント

2009年03月21日

宇宙にチューニングするライブ

インド音楽ライブ、盛況で盛り上がったよ。
タブラの逆瀬川健治さん、サーランギーの小林祐介さん、二人とも凄かった、、、。
サーランギーのソロにタブラが伴奏。
その反対。
インド音楽って決まりはあるんだろうけど、基本的に即興演奏なんやって。
しょっちゅうお互いの顔を見合わせながら、タイミングを計る。
倍音のビヨ~ンが超気持ちよく眠気を誘う。
僕も半分寝てしもた。
やっぱり音楽は生音がええね。
特にこういうマニアックでレベルの高い演奏は生じゃないと感じられない所が多い。

宇宙を生んだとされる気の「揺らぎ」を人間が楽器を作り、演奏する事で創造する。
ガチャガチャとうるさいテレビなんかから流れる音楽とは別次元。
廃材天国は何でもありやけど、勝手きままに自由にめちゃくちゃとかじゃなく、こういうクオリティーの高さ、文化的レベルの高尚さの「楽しさ」こそが本来の人間のアートやと思う。
自然と一体になる事で、本来的なここちよさに浸る。
文字通り、宇宙にチューニングする空気。

打ち上げでは
先日のマグロの身を大量の大根などの根菜のみじん切りとキーマカレー風
ほうれん草のココナッツカレー
野蒜の味噌マヨ、オーブン焼き
フキと高野豆腐の卵とじ
大根、人参、セロリのエスニックサラダ
ふきのとうパスタ
つくしの甘酢
甘くない芋ケーキ
玄米オムスビ
豆腐クリームティラミス

2種類のオリジナルカレーと野草料理。
スイーツはナ~タンのパーティーの残りを冷凍してた、、、。

宴会中、逆瀬川さん、小林さんと野遊はセッション、しょうたくんも加わってみんなでラフに楽しんでたでー。






  

Posted by 陣 at 07:08Comments(1)イベント

2009年03月20日

ワーキングメディテーション

おととい、パーティー明けで、朝から片付けしてると下関の林さんから電話。
2/24の鈴木さんの未来セミナーに来たかったけど、来れなかったんで、埼玉まで鈴木さんに会いにいったという行動派。
僕と同世代やけど、土建屋を経営されてる。
そろそろ会社は人に任せて自分も自給自足の村作りなど、好きな事に転向したいという事で、鈴木さんやうち、他でもセミナーを受けたりの旅。
うちが最後で、「折角やから泊まっていってくださいよ。」と僕が言うと「何でも手伝います。」と彼も二つ返事。

実は僕は片付けを終わらせて、4/7のボブさんのフライヤーを作ったりしようとしてた。
でも林さんは車のトランクに道具を一式積み込んで来られてて作業モード。
あっこちゃん「私がチラシ作りするから寝室の壁面の作業進めてー。」
ちょっと、肉体労働はお休みしたかったけど、こういう流れは大好きなんで、スイッチオン。
大工さんじゃないにしても林さんは型枠(生コン流す時の枠)なんかを作るのが本業やし、まず何より身体の使い方、作業に向かう姿勢がすばらしい。
僕も前日のオーバーワークはどこへやら、いい感じのモチベーション。

また、別の疲れなんよね。
パーティーの時は飲食店ばりのモード、家作りは僕のスタイルとして、大工さんモードじゃなく、アート作品の製作モード。
自分の発想で、自由にやりたい事に没頭する。
もちろんやりすぎはいかんけど、その集中力はここちのいい疲れは生んでも、疲労コンパイするようなことには絶対にならない。
これぞ「ワーキングメディテーション」だ!

とにかく壁面はランダムなシングル張りで、屋根とおそろいのデザインにする事に決めてはいた。
製材所の廃材を丸鋸でテキトーに細かくして家の裾から張っていく。
幅の広い、狭い、厚みがあるの、細いの、皮付き、キレイな板、と様々な素材を揃わせないようにガタガタに、かつ、立体的な変化をつけるように張っていく。
こういう作業はほんとに楽しい。
いわゆる創造的な作業。
ただ単にきちんと揃えて施工するのを目指す職人の仕事とは全く別。
もちろん職人の仕事は凄いし、貴重な技術。
廃材天国ではそれを目指さない方向。

2日で随分進んだでー。
ミノ虫ハウスやね。









  

Posted by 陣 at 08:27Comments(0)廃材ハウス

2009年03月19日

ナ~タンパーティー本番

おとついはナ~タンとネオンくんのホーム披露宴。

去年の大田さん、きみちゃんに続く第二弾。

今回、派手な披露宴とかせんのやったら、うちで小ぢんまりとしよや、と言う流れで、当初30人ぐらいの予定が48人、、、。
うちらも入れると、50人超えとるがな。
それにちびっことかも連れて来る人もいて、廃材天国超満員。

前日はしょうたくんも含めて3人で、当日はさくらさんも来てくれて4人で朝から晩まで、延々と料理に集中。
今回はしょうたくんと二人で、それまでの準備が周到に出来てたのも助かった。
廃材天国室内も大幅に広くなっとったからね。

スターターとして
ほうれん草のテリーヌ、豆腐マヨネーズ
花マメの含め煮
ゴボウの胡麻和え
タイラギ貝と薄切り大根のミルフィーユ、人参ソースパセリ添え
ツクシの甘酢

親父の精進料理が
蓮根のはさみ焼き、バルサミコソース
さつま芋のコロッケ
花マメとゴボウも親父の料理。

天然鯛のカルパッチョ
タンポポと新筍のサラダ
ボラの竜田揚げ、ほうれん草のニンニクオイル蒸し添え
ネギトロの細巻き
野菜と玄米の太巻き

スイーツは
親父の豆腐白玉にあっこちゃんが、キウイ、リンゴ、ネーブル、桃のフルーツポンチ
完全にマクロビオティックなティラミス

ほんまはふきのとうパスタを後で、出来立てで出そうとしてたんやけど、穀類料理が多かったのか、巻き寿司などの減りが悪くて出番がなかった、、、。
ちょっと、50人とかひと口に言うても量とかバランス、何が足りなくて何が多すぎとんかさっぱり分からんもんね。
これもいい経験。
特に結婚のお祝いの席とかの料理をさせてもらえるなんて光栄な事。
あっこちゃんなんか、一月以上も前から何を作るかイラスト付きで散々構想を練りに練った結果がこれざんす。
ほんまに完全燃焼の感無量。

本番ではライブの応酬でほとんど、ゆっくり喋るタイミングもなかったし、初めて来たおきゃくさんばかりで、みんなが料理や廃材天国にどういう感想を持ったか知りたいところではあるけどね。
これもナ~タンの友だちが祝いのライブをしてくれるんやから大したもの。
最後のおおとりのギターパンダさんの時には僕は朦朧状態のフラフラ、、、。

とにかくやりきったーーー。







  

Posted by 陣 at 07:58Comments(0)イベント

2009年03月17日

本マグロの頭が、、、

これってお約束!?

魚市場の友達に仕入れてもらった天然鯛を引き取りに行くと。
「陣さんなら使うでしょ。」
と、でーっかいマグロの頭、カマ、尻尾!?
以前ビンチョウマグロの頭をもらって窯焚きの時に窯の前で丸焼きにしたことがあるけど、本マグロは初めて。
窯焚きでもないかぎり丸焼きは出来んねー。

今日のパーティーの準備で作る料理とかたくさんあるのにマグロの頭かー。
でも、彼の嬉しい気の利かせようで、マグロ料理もパーティーに入る事となった。
それに何より、やったことない事に挑むのが楽しい。

ナタと出刃包丁とでバラシにかかる。
とりあえず、眉間の所の皮を削いで身をとる。
目玉の周りに出刃を突き刺し、ぐるっと目玉を取り出す。
目玉の奥の身は真っ赤で、牛肉みたい。
あとは定番の頬肉、これは皮さえ削げばキレイに取れる。
そこからよく分からんので、ナタで口周りからドカドカ力任せに攻撃してバラバラにしていく。
一応取れそうな身は全部取って、最後はスプーンでこそげ取る。

カマとかめちゃくちゃデカイ上に骨が硬いんで、丸鋸登場。
最近4000円近くする、最高の刃に替えたばっかしでチュイーンと気持ちよくカット出来る。
この辺りの部位は塩コショウすり込んでオーブンで焼こう。

目玉は醤油と味醂で煮付け。
身はそのまま食べれそうな所は刺身で食べたけど、筋が多い所は粗いザルで裏ごしして、ネギトロにして、細巻きにしよう。

後はボラもたくさん。
磯のボラはお腹がヘドロみたいで超臭いけど、これは沖ボラ。
内臓もキレイやし、臭みもない。
これは竜田揚げやな。

親父も精進料理で加勢してくれるし、急遽魚料理も増えて、かなりゴージャスになってきた。

あっこちゃんは玄米のタルト、巻き寿司、野菜料理に余念がない。
にこちゃんもばーばんに見てもろて「めちゃめちゃ仕事やり放題やんー。」とアホみたいにはしゃぎながらエンドレスモード。
一日中、キッチンストーブには薪をくべっぱなし。
以外と効率ええし、全然不便とちゃうで。
しょうたくんはおとついの打ち合わせで、スクリーンを変更することになり、コツコツ仕上げる。

さあ、いよいよ本番。
今日もアクセル全開、張り切っていこう!







  

Posted by 陣 at 07:39Comments(0)もらいもん

2009年03月16日

ナ~タンパーティー準備

あっこちゃんはもう17日のパーティー用のスイーツ作りに入った。
引き出物としてのクッキーは既に完成してて、こちらは当日のケーキ。
豆腐に惜しげもなく大量のメープルシロップを入れ、ウォッカにバニラビーンズを漬け込んだ自家製バニラエッセンス、国産レモンの豆腐クリーム。
今回のメープルシロップだけで5000円以上。
マクロビスイーツはバターや生クリームは要らんけど、メープルシロップじゃないと豆腐っぽさが強くてダメなんだと。
さて、このクリームを使うケーキとは何でしょう?

僕としょうたくんはスクリーン作り、片付け、テーブル作り。
テーブルが足りないんで、親父の展示用の美しいヒノキの角材を借りて、ビスで繋いでフローリング用のキレイな合板をビス留めしてテーブルにする。
これは最近インパクトに慣れてきた野遊担当。

親戚のかよちゃんにお花を生けてもらうのを頼んでて、それも昨日来てくれる。
モクレンの大きな枝を中心にピンクのボケ、花の付いた変わったヒイラギ、柳、などなど。
花器を作るのは本業やけど、生けるのは全くしないんで、かよちゃんは超かっこええ。

夜に、うーあちゃんが来てプロジェクターの試験運転と打ち合わせ。
プロジェクターは難航するもしょうたくんがネットで操作を調べるとPCのメーカーによってF10を押すとかマニアックな操作があって、うまくいった。
マジ、上映会できるがな。

今日、明日は料理に集中やー!
早朝、魚市場の友達からの電話で天然の鯛もなんとかなりそうと。
鯛はカルパッチョにする予定。









  

Posted by 陣 at 08:24Comments(0)手作り、無添加

2009年03月15日

畳増設

布団箪笥がなくなり、食器棚も移動して広くなった廃材天国。
箪笥があった所は畳を敷いてなく、コンパネが露出してしもた。
畳を増やすには少しはみ出るんで、床を少し広げよう。
角材を二段重ねにすると、丁度床の高さになったんで、畳を一枚と半分のを一枚敷くと丁度納まった。
畳の淵は大工さんの木っ端の黒く塗ってるドウブチの細かいのを繋ぎ合わせて仕舞い。

上がりカマチの段が高いんで、パレットでも切って置いとこかなー、と考えながら庭を物色してると、ええ感じの桁発見。
27cm×12cmで3m。
このまんま置いたらええんちゃう。
バールで釘抜いて泥を落としてサンダーで仕上げ。
何を置くか考えはじめてから完成まで30分もかかってない。
何より考え始めて、庭を歩きながら「これやー!」と閃く瞬間が楽しい。
自分のアイデアと廃材の山を見ながら来るインスピレーション。
それをアレンジするテキトーさ。
子どもの遊びの延長やね。

折角畳を増やしたんで、ついでに今までの畳の隙間を詰めたり、細かい調整。
ほんま、畳って5㎜違いとかザラにあって、もらいもんの畳で隙間なく詰めるのは至難の技。
違うのは違うので段違いにしながらもどっかでつじつまを合わせる。
こういうのは僕は苦手やけど、しょうたくんは測って微妙に違う大きさの畳を取り替えたりとマメに動くんで、あっという間にキチッと畳が揃って美しくなった。

夕方、岡山のおじいちゃんの家で生活してる長男の冬也が久々に廃材天国を訪れてみんなで薪作り。
みんなでやると速いねー。
1時間もやると料理用の薪なんか山と出来るもんね。
キーワードは「一時間動いたら2週間分は出来る」。
薪ストーブで2週間分ぐらい、料理用ならもっともつんちゃう。
風呂に関しては更に長くもつやろね。
どっちにせよ、廃材天国の山と積まれた廃材をどんどん焚いて処分したい方向やから、薪を節約とかいう発想はない。
近くのカフェの薪ストーブ用に格安で売ってるぐらい。
ホームセンターで買ってたというから超ありがたがってくれてる。

また石油上がってくれたら薪の需要増えるかな?





  
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Posted by 陣 at 08:10Comments(0)廃材ハウス

2009年03月14日

寝室完成、母屋模様替え

雨がパラついてたんで、母屋と寝室の間にトイをかける。
廃材天国にトイなんて必要なかったんで、初トイ。
もちろん正式なトイなんか買う気はないんで、金物屋のゴミ置き場からもらってきてる鉄板の中から、丁度30cm幅ぐらいでL字に折れてるのを発見。
端っこをペンチで曲げて、角材にビス留め。
これで濡れずに寝室に行けるようになった。

あーだこーだの末、190×94の畳を6枚入れて畳完成。
コンパネは8枚+α入ってるのに、計画性のない間取りで6畳&板の間に。
念願のでっかい布団箪笥を母屋から移動。
布団も移動。

今度は問題の食器棚の移動。
90°反転させて西側の壁面につけたいんやけど、筋交いが邪魔でピタッとつけられない。
ボルトやコーチスクリューで留めてるんで、一回筋交いをはずして短くする。
こういう作業はしょうたくんが支えてくれるんで、2人やと超楽で能率がええね。
12尺アルミの三脚でもう一回ドリルで穴開け直してー。
何とか無事に筋交いを付け直して、床を見ると木屑でわや。
大きな食器棚もうまく壁にぴったりとつけられた。
コンテナ4杯分の乾物や大量の食器を入れ戻してやっと完成。

30人以上集まるのが月に一回以上になってきたんで、今回の模様替えは画期的やね。
ナ~タンのパーティーはうちらも入れると50人超、、、。
こわー、廃材天国超満員やんー。
まあ、こんだけ広なったからいけるんちゃう。

自由に模様替えしたりリ、簡単にフォーム出来るのも廃材天国のええ所。
構造がまんま見えてるんで、柱を足したり、棚をつけたりもすぐに出来る。
下地センサーもいらんよね。

17日まで、もう少し。
片付けは今日、明日で終わらせて料理の段取りに入らなね。








  

Posted by 陣 at 08:06Comments(0)廃材ハウス

2009年03月13日

ドアの取っ手、畳搬入

コンパネの張り終わった床やサッシをしょうたくんが掃除。
畳を入れる段取りを考える。

入り口は今回、ドア。
引き戸の方が使い勝手がええんやけど、新品のDANTANIのドアが2枚もあるんで使おうか。
ただ、廃材ならノブやヒンジなど付属品があるけど、新品のまんま倉庫に眠ってたのをもらったんで、なんちゃ付いてない。
廃材天国の雑然とした庭を物色してると、大きな松の丸太から丁度取っ手のごとく細い枝が出たのがあったんで、その部分だけをチェーンソーで切り取る。
ナタで皮を剥いて角をグラインダーで落とす。
こっちを外の取っ手にしよう。

最近持って来てくれる大工さんの現場からの廃材にもたまに面白いもんがある。
すんごく肥えた松の木っ端があった。
丸鋸で半月状に切って、角はチェーンソーで落とす。
こんな部品もチェーンソーアートよろしく細かく削れるよ。
木が肥えて硬いのと、チェーンソーをビンビンに研いでるんで、中々スムーズに削れる。

そうしてると実家にストックしてた畳を取りに行ってたしょうたくんが帰ってきた。
畳が何cm、部屋が何cmとか全く測ってないんで、まず入れてみる。
そうぴったりと入ってくれるはずもなく、あーでもないこーでもない、としょうたくんと配置を考える。
「おおっ、この畳は縦が少し短いから後2、3cmで入りますねー。」
畳によって大きさが違うからね。
今回は190×94と172×89という2タイプ。
もう部屋の中を掃除してるんで、得意のチェーンソーで削る訳にはいかないけど、鋸とノミで柱を削って畳を寄せる。
これで問題解決。
いや、元々問題とかは存在せんし、中途半端に隙間が開けばそこは木でも何でも埋めればええだけ。
細く端に残った畳のないスペースにはビニールでシールしてモルタルで埋めようという僕の秀逸なアイデアで夕方超盛り上がった。
さすがに室内なんで、粘土ではちょっと、、、。
でもモルタルなら畳と同じ高さに施工するのも簡単やし、後々の掃除やなんかにもすっきりしてええね。

何が言いたいんかというと、作り始める前から素人があれこれ測ったり、考えたりするよりも目の前の作業をクリアしていく「その場しのぎ」の連続が廃材天国流。
ここで、新品の材料買うて、完璧な施工を目指すのは面白くもなんともないぞ。
結構セルフビルド系の本なんかでもプロ顔負けみたいなんが多いね。
そういうのもええけど、思いついた事を即実行して、現実形になるスピード感が楽しい。
人間の時間の感覚での「賞味期限」ってあるよ。
やりもせんことをいつまでもチマチマ考えてみても楽しい訳ないやん。
閃きが来たら即動いて形にする。
するとまた次のステップが見えてくる。

どうせ、人間の一生なんかたいした事ないって。
細かい事を頭で四の五の考えるより、自分の中から涌いてくるほんとのワクワクする事に全エネルギーを注げ!










  

Posted by 陣 at 08:34Comments(0)廃材ハウス

2009年03月12日

床完成

コンパネ張り終わって、床が完成。
しょうたくんに加え、野遊がインパクトでコンパネ留めてくれるんで、流れ作業がいいペース。
ホームスクーリングというか、ホームワーキングやね。

とにかく、子どもは大人のマネがしたい。
僕が履いてる地下足袋が欲しくて欲しくて、買うと超テンション上がって、大人が作業しだすと、すぐに「野遊何しよーか?」と仕事モード。
野遊が職人で、土歩くんはアルバイト。
もう、ごっこを超えてほんまに手伝って、実際に助かるレベルやからね。
土歩くんでさえ、65㎜のビス、ビット、水平機、バール、玄翁、クリッパー、と、取ってくれーと言うとすぐに取ってくれるもん。

しょうたくんが来て、うちら夫婦も余裕が出来たのか、しょうたくんに遊んでもらえるからか、野遊と土歩くんの喧嘩がなくなった。
あれほど毎日喧嘩しまくって、土歩くんなんか一日何回泣かされとんやー、という状態がここ最近めっきりしない。

とにかく、子どもも大人もやりたい事をやれる環境じゃないとストレス溜まるわな。
サドベリーバレースクールのダニエル氏曰く「個人差はあるけど、4歳ぐらいでほぼ人間としての人格は形成される。」と。
要は子ども扱いするといかんちゅう事。
もちろん、デモクラティックスクールと家庭では状況的に違うし、18歳になっても洗濯やご飯の用意をしてもらって嫌な子はいない。
全てに「自由」と「責任」を当てはめて、「自由なんやから全部自分でやったら。」と言うのもちょっと、、、。
でも、現に「ザ・ファミリー」のレイちゃんなど、朝はお母さんより早く起きて、掃除、薪の料理とスイスイと進んでこなす。
子どもの頃からやりたい事を全部出来るという経験が、そこに繋がってる。
要するに、大人が忙しくて、大人の都合で子どもを管理しようとしても絶対無理。
というか、大人であろうと、「本当にやりたい事」の中に周りに迷惑な事は含まれない。
とにかく「したい事をする」。
その中で、料理の本を読む為に漢字を覚えたり、計る時に計算を覚えたり、毎日ものすごく学んでいく。
周りの大人(親)が不自然な生き方(したくない事を嫌々やってたり)さえしていなければ、毎日必死についていこうとする。

まあ、僕も6、3、3、と普通に学校教育を受けてるんで、自分が「こうしないといけない。」みたいな社会の囚われから自由になる事が一番大事。
中々難しいし、最初は不安なけど、一端やりだすとどんどん自分自身が楽になってくる。
自分の中に「こうあらねば」という抵抗勢力が減ってくると、どんどんパワーがみなぎってくる。
スーパーサイヤ人状態。

真ん中の野遊は現場監督モードで、じいじーに畳(実家にストックがある)を注文してる所。







  

2009年03月11日

床作り&宴会

遂に床に入ったー。
5寸角の根太(?)に直接コンパネを敷く。
ハラさんの持って来てくれたコンパネは超しっかりしてて、いつも端の方がビロビロになったのを使ってる身にはなんとも感慨深い。
まず、コンパネを置いてから、角材の間に45㎜角の廃材を差し込んで、ビス留め。
しょうたくんもインパクトや丸鋸にも慣れてきたし、野遊が短いビスでコンパネ固定を担当。
このコンパネの上に畳が入って完成やー。

途中、あっこちゃんの姪のマドカが京都から焼き物を物色にやってくる。
友達とオーガニックのカフェ&和食の店を開業するらしい。
丸ごと一棟、古アパートを借りて、一階を店、二階をNPOに事務所として貸したり、写真展などの個展の出来るスペースを設けたり、おもしろそうな感じ。

夕方にはいつもマッサージしに来てくれるミキちゃんが下関の友達を連れて遊びにくる。
親父からのタイラギ貝の差し入れもあったし、ベジしゅうまい&野菜メニューでの宴会。
大根のみじん切り、玉ねぎのみじん切り、蓮根のすりおろしのしゅうまい最高。
タイラギは強めの塩とコショウ、キッチンストーブの上で網焼き。
文字通り強火の遠火のいい火力。
煙は煙突に引っ張られて、上には上がってこない。
レアにサッと炙って、スダチをかけて食べる。
このレベルはその辺の居酒屋ぐらいじゃ無理やね。

野遊のクイズコーナーで大人も盛り上がり、しょうたくんのアサラト、ディジュ、口琴、ジャンベでセッション。




LED付きのマキタのインパクトやから暗くなってもOK。




  

Posted by 陣 at 08:18Comments(0)廃材ハウス

2009年03月10日

やっぱり、ブルーシート最高

最近、午前中は雑用、午後からしょうたくんと家作り。
しょうたくんは午前中の自分の時間に「アサラト」(楽器)作り。

ゴザの外をブルーシートで覆う。
一般的には「防湿シート」という壁面用のルーフィングみたいなシートを使うけど、廃材天国ではブルーシート。
これは岡山の長船にあるシートを裁断してハトメをつけたり加工する工場から、ハトメが失敗したやつなんかのB品を軽トラ山盛り3000円で買ってきてたん。
母屋のデッカイ片屋根なんかもブルーよりしっかりしたグレーのを3重に敷いてる。

めっちゃ重宝してるんやけどー、、、。
まだわずかにストックがあるけど、もうその工場は潰れて買えない。
どっかにそんな工場ないかなー、とアンテナアップしとかな。

とにかくゴザは内装の為に先に張ってあるだけで、このシートで風や雨を防ぐ目的。
ブルーシート=仮の養生と言うのとは違うぞ。
シートの欠点は風でバタバタ煽られるのと、日光。
この2点をクリアしたらずっともつ。
これは養豚場の解体に行った時に壁面の木と木に挟まれたシートが全く痛んでなかったのを見て「密封しとけばシートでも何十年ももつんやー。」と感激した経験からの発見。

留めるのはもちろんガンタッカー、ハンマタッカー。
しょうたくんは握るタイプのタッカーをここ2,3日やり続けてるんで、腕が痺れてきたと。
乱暴に留めていくんなら俄然ハンマタッカーが速いし、疲れんのよね。

作業中、たまさんのマクロビ教室の生徒さんが友達を連れて廃材天国の見学と焼き物の作品を見に来てくれる。
中の一人、洞爺湖町でパン屋を営むユウスケくんはうちのライフスタイルにも焼き物にも興味津々。
中々レベルの高いぐい呑みを選んでくれた。
彼の奥さんがたまさんの生徒さんで、自宅出産にも関心があって、あっこちゃんの体験談をくいつくように聞いてた。

キッチンストーブのオーブンはあまり燃えが調子よくなくて、温度が上がりづらい。
あっこぱんも薪窯特有のガリッとした感じが出ず、改良の余地ありやな。
というか、早よ外に大きめの土窯作るワークショップしたいねー。





  

Posted by 陣 at 07:40Comments(0)廃材ハウス

2009年03月09日

ゴザ完成、ボルト締め

おとといのゴザの続きが昨日完了。
昨日の写真の写ってない面。

本体(5寸角の角材の積み上げ)を補強しとこう。
積み木状に積み上げた四角いハコの内側四隅に垂直に3寸5分角の柱を立ててる。
でも沿わしてビスで仮留めしてただけなんでボルトで締め、固定する。
5分(15ミリ)で60㎝の長ーいキリを低速の重たいドリルにつけて、木と木をズボッと貫通させてボルト、ナットで締め付ける。

廃材天国の木の固定方法の9割がコースビス。
でもビスはインパクト用に焼き入れが入って堅く、釘なら曲がって耐えられるような衝撃でも、ビスはポキンと簡単に折れてしまう。
もちろん大工さんは木を削って組み合わせて強度を出す。
廃材天国では組み合わせたり出来ないんで(わざわざしたくない)ビスで仮留めしといて、寸切り(長いボルト)や羽子板ボルト、鉄板に穴開けてコーチスクリュー(太いボルト状のネジ)で留めたり、金物に頼る。

最近は建築の法律が厳しくなって、大工さんでも金物を使う事が義務付けられてる。
もちろん大工さんのそれは元々のちゃんとした木組に金物で補強というスタイル。
ホームセンターで物色してると「これどやって使うんやろ?」といろーんな金物が目白押し。
Zマークの頑丈な金物は安くて質実剛健。

もちろんうちでは「筋交い金物」はじめ、在来工法に使う専用の金物は使えない。
で、梁の丸太なんかはもっぱら「羽子板ボルト」。
直接はさんで締め付けられる所は「寸切り」の長いボルトを切って、Z座金を入れ、ナットで締め付ける。
こんな金物のお陰でなんとか強度を得てる訳。

昨日もしょうたくんに「どのぐらい補強すれば大丈夫なんですか?」と聞かれたけど、僕にも???。
何せ思いつき廃材建築に強度計算とか出来んしねー。
まっ、フィーリングやね。

地震で潰れたらもう一回作る!!!
ひそかにそういうドラマティックな展開を期待してなくもない。
どこから来るのか地震で下敷きにならない自信だけは確固としてある。
何せ自画自賛やからねー。





  
タグ :ゴザ金物

Posted by 陣 at 08:29Comments(0)廃材ハウス

2009年03月08日

壁、窓、お弁当ごっこ

午前中、ライブの営業活動。
「88ステージ」
アウトドア「ベースキャンプ」
カフェ「Y's garden」
有機無農薬「よしむらカフェ」
本格手作り「くぼさんのとうふ」
ビストロ「バード」
NPO[さぬキッズコムシアター」
鮨「三四郎」
アトリエ「孤路庵」

既にやりきった感満点なんで、この辺りで営業は終了。
これ以上無理してやりすぎると疲れたり飽きておもろくなくなるんよね。

午後からしょうたくんと寝室作り。
2つ目の窓枠作ってアルミサッシ入れて、ガラス窓を入れる。
おおー、部屋っぽい。
こだわり派のセルフビルドでは木の建具なんかを手作りするんやろけど、廃材天国では廃材のアルミサッシが大活躍。
まだまだストックあるからね。

切り妻の三角に開いてる部分にも角材を入れてゴザを張るベースをこしらえる。
こんなのも角材を上に持って上がって、削る部分をその場でチェーンソーで削って調整して入れる荒技。
一枚目の写真右上にちらっと見えてる赤いしょうたくんのツナギの上の斜めにカットして横に入ってる角材(ちゃんと入っとるやろ)。
いちいち計って墨付けして、、、という工程を省くから超速い。
もちろんプロのようなピタッとした仕事は目指さない。
それでノープロブレム。

しょうたくんは外側からゴザをどんどん留めていく。
窓が入って、壁面が埋まってくると俄然家らしくなるねー。

野遊と土歩くんも大工さんごっこで手伝ってくれてたと思うと、あっこちゃんにお弁当を作ってもらい、井戸に腰掛けてお弁当ごっこ。
いや、実際に食べてるからごっこを超えてる、、、。
大工さんと言えばお弁当なんやろね。










  

Posted by 陣 at 07:29Comments(0)廃材ハウス

2009年03月07日

超大量にめかぶキター

昨日朝PCに向かってると6時半過ぎに魚市場の友達から電話。
「陣さんめかぶ要ります?」
競りで売れ残ったのがトロ箱8ケースも。
ふたつ返事で軽トラでゴー。
車で30分弱と結構遠いけど、タダやからねー。
「タダより高いもんはない」ってすんごい意識低ーーー。
タダのもんをありがたく頂いて、次のパーティーでみんなに喜んでもらう。
家の材料から、野菜、魚、子ども用品、生活に必要なもんは全て回ってくる。

市場に着くと、一日が終わった感のガラーンとした雰囲気。
友達がサッと荷台に発泡スチロールを積んでくれる。
ついでに今度のパーティーの材料の相談。
とにかく昨日みたいなシケやとほとんど地物の魚は並ばないそう。
事前に入って、冷凍でも味の落ちないもので今旬のもの。
タイラギ貝、小エビあたりがえんじゃないかと。
瀬戸内のタイラギは最高。
今シーズンも島の知り合いに貰って一回食べたけど、塩コショウしてレアに炙ってスダチ絞るとほんのり甘くて超最高。
魚系はある時とない時の波が激しくてなんとも言えないそう。
あとの段取りは彼に任せる事に。

出る前に目一杯薪をくべて寸胴にいっぱい湯をしかけてた。
帰って洗い、茎を切り離し、サッと茹でる。
一瞬でグリーンになって美しいー。
後はザルに取って冷まして冷凍保存。
早速お昼にはめかぶを叩いて自家製ポン酢、ゴマ、熱々の玄米ご飯にかける。
んんーーー、滋味深いねー。

午後はライブの営業活動。
天然酵母パン「ココペリ」
自家焙煎「珈琲倶楽部」
カフェ「宙」
雑貨「きままや」
アトリエ「ミンストレル」
カフェ「ブブカーネ」
あーとらんどギャラリー
和菓子「寶月堂」
天然酵母パン「小麦の風カンパニア」
絵本と木のおもちゃ「ウーフ」

一応カフェとかは飲み物注文してしばらく喋るんで、もう飲めんよー。
ビールとかなら何杯飲んでもおいしいのにお茶やコーヒーはそう何杯も飲めんね。







  

Posted by 陣 at 06:50Comments(0)もらいもん

2009年03月06日

Liveの営業活動、アルミサッシ

「インド音楽live in廃材天国」のフライヤー完成。
イラストレーターはあるんやけど、苦手なんで手描き&印刷機で刷る。
いつも、親しい自然食品店「ポパイくん」で印刷機を使わせて頂いてる。
これならコピーみたく高くないし、インクジェットのインク代もいらんし、ポパイくんにはたまに焼き物の作品をあげて、物々交換。
その足で善通寺のアジア雑貨店「織姫」、マイミクじんじんさんの四国学院大学、うちの器を使ってくれてる超本格派うどん店「明水亭」に持っていく。

午後からはしょうたくんと薪ストーブ用の薪作り。
たーくさんある廃材の中でも腐ったり、折れたりして状態の悪いのから薪にしていく。
1時間も作業すれば玄関横の薪置き場は一杯、焚き方にもよるけど、2週間ぐらいはもつよ。

その後は寝室作り。
僕はおとといカットした窓の部分に3寸角で枠を作って、アルミサッシを入れる。
アルミサッシはかつて解体現場に通って自分で外してきてるんで、めっちゃ在庫あり。
しょうたくんは横ジマの角材の外からゴザをガンタッカーで打ちつけていく。
これは母屋と同じく内装用。
母屋はそのゴザの外が土壁やけど、今回は壁も屋根みたく板のウロコ状のシングルに張りたいんで、ゴザの上はビニールシートで隙間を塞ぐかなあ。

作業中、最近の廃材天国イベントのリピーター、ハラさんが寄ってくれる。
ハ「この壁の後はどうするん?」
ジ「コンパネが手持ちにないんすけど、買うのは腹立つんで嫌やし、めっちゃたくさん根太  
  れて今ある薄いベニヤでなんとかしようと思とんですよ。」
ハ「コンパネやったら100枚ぐらいうちにあるきん20枚ぐらいやったら持って来てあげるで。」
ジ「!!!???、マジですかーーーー!」
来たねー。
引き寄せの法則。
タイミングばっちり。
今日は雨なんで、土曜日に来てくれるんやって。
わーい、わーい。




後は窓を入れたらええだけ。


反対側の窓。
南北に窓をつけて夏場の風通しをよくしとかんとね。
脚立もってくるんがたいそなかったんで、角材につかまってのチェーンソー片手切り!


  

Posted by 陣 at 07:17Comments(1)廃材ハウス

2009年03月05日

入り口、窓作り

寝室作りも屋根が完成したんで、格子状の角材をブチ切って入り口や窓を作ろう。
まず、水平器で垂直を見ながら角材に印をつける。
切った後、角材が斜めにならんように切る少し横に添え木をビス留めする。
切るのはもちろんチェーンソー、ルンルン♪。
ビンビンに研がれた刃のチェーンソーで瞬時にカットできるんで、超気持ちイイー。

角材は歪んでる上にテキトーに積み上げただけなんで、カットした断面がマチマチ。
断面の上から下げ振り(垂直を計る道具)で垂直を出し、墨付け。
そのラインに従ってこちらもチェーンソーで削る。
廃材天国ではノミの出番がほとんどない、、、。
これはハセヤンの廃材王国ゆずりやし、一軒目の廃材ハウスの時からやってるんで、技術的には申し分なく習得できてるんでね。

入り口はDANTANIの新品(もちろんもらいもん)のドア、窓は解体現場からはずしてきたアルミサッシ。
うーん、アルミサッシはしゃあないとしても新品のドアがちょっと、、、。
表面の塗装だけでもサンダーで落とそうか。

しょうたくんにはグラインダーの布ペーパーアタッチメントのヤスリで室内側の角材を磨いてもらう。
今回は角材に電気カンナあてずに積み上げたんで、ボロボロの部分やささくれ立った部分だけをピンポイントで削ってよしとしよう。
この廃材の古びた統一感がデザイン的に大事。
あんましキレイにしすぎてもうちらしくないからね。
せっかく廃材を使うのに、プロの美しい仕事を目指してもしゃあないかからね。

夕方雑木林計画のプロデューサー梶本さんが連絡なしにオリーブとマサキの木を植えに来てくれる。
そんなに大きい木じゃないんで、パパッと植えつける。

後、廃材をもろて欲しいという大工さんが来たんで「ごらんの通りうちもたくさんあるんで、50cmぐらいに切って持って来てもろて、ここに積んでくれる条件でもええんならいいですよ。」と言うと名刺を出して、「これからよろしくお願いします。」と。
解体屋さんじゃないんで、じゃんじゃんは出ないみたいやけど、タダで持って来てええんなら今後もってきたいと。
2t車一杯で4万とか産廃代にかかるみたいやもんねー。
今の時代、薪は切って運んでくれてタダ。
お互いに嬉しい関係がええよね。









  

Posted by 陣 at 09:04Comments(0)廃材ハウス

2009年03月04日

2つのライブの詳細決定

2/21の日記に書いたタブラの逆瀬川健治、部族の内田ボブ、2つのライブ。

去年、「サイクラブ」、「ザ・ファミリー」のライブを廃材天国で開催。
友達のホーム結婚パーティー、「マクロビアン」橋本ちあきトーク。
今年は「未来セミナー」鈴木博之講演会から始まり、3月も友達のホーム結婚パーティー。
そして今から2つのライブが。
いや、向こうから話が来るんで、調子よく引き受けてたら目白押しになってきたね。

どちらも廃材天国の趣旨と合致するから快くOK。
衣、食、住、医療、教育、アート、生きることに必要なことを仲間と助け合いながら楽しんでやっていこう。
国家や経済も無視はせんけど、テキトーに利用しながら。

特にナーガの部族宣言、ボブさんの生き方には圧倒される。
ほんと、30年前から自由を選択して生きてる先人がたくさん居る。
当時マイナーなこういう生き方にもやっと時代がついてきた感じ。
いっつも疑問なのが、映画や小説の「お金よりも大事なモノがあるんだ!」というメッセージにみんな感動するのに、現実は経済至上主義のこの社会が成り立ってる事。
理想と現実は存在しない。
あるのは自分の選択する毎日の人生という現実だけやん。

それで生活成り立つ?
人にどう思われるか?
もし何かあったらどうしよ?
そういうネガティブな思考を払拭するには本当に自分の好きなワクワクする事を徹底的に実行するしかないよ。
「なんとかなる」じゃなく「したいようにする」。
毎日の選択で人生は創られていくんやから。

まあ、いろいろやっていくから、ピンと来たモノに参加してねー。


「インド音楽in廃材天国」
逆瀬川健治(タブラ)
小林祐介(サーランギー)
3/20(祝)
夕方5時~
前売り2000円 当日2500円
http://homepage2.nifty.com/souhadou/index/Home.html


「祝島からの風」
内田ボブ(シンガーソングライター)
ナーガ(長沢哲夫 詩人)
ライブ&ポエトリーリーディング
4/7(火)
夕方6時半~
前売り2000円 当日2500円
ボブさん
http://amanakuni.net/bob/top.html
http://yuiwa.jugem.jp/?eid=17
http://www.mis.janis.or.jp/~funokama/pic/harukaze.pdf
ナーガ
http://www.flying-books.com/buzokusengen.htm
http://d.hatena.ne.jp/Thorn/20061129/p1


どちらもライブ終了後の打ち上げあり!
ライブも打ち上げも電話で予約してね。
050-8800-8403
090-9771-0636


軽トラ一杯もらった野菜


屋根が完成した寝室に窓や入り口を作る為の角材を選んで、釘を抜いてカンナをかける準備   

Posted by 陣 at 07:59Comments(0)イベント

2009年03月02日

屋根完成

遂に完成したでー。
今までの板に石を乗せたデザインも迫力あってええけど、こちらは割りとすっきりしたいい感じ。
ただの板じゃなくて、製材所の廃材やからいい。
この廃材でダサくなるかカッコよくなるかが「直感&即興」の真髄。
もちろん今回もかっこええがな。

薄いの、厚いの、細いの、太いの、皮付き、、、とにかく思いつきで、カットして打ちつける。
ただ、気をつけるのはきちんと揃わんようにする事。
もちろん、あんまし頭で考えてはいけない。
頭で考えるからダサくなったり、ノロくなったりして、本人も面白くなくなる。
直感と即興にはリズムのいいペースが重要。
自分にとって爽快なペース。
特に僕の性格上、こつこつ、ちまちま、ゆっくりとかは大嫌い。

スローライフの定義とは?
朝から晩まで思っきり全力で手で田植えするけど、植えるスピードが田植え機よりはスローやと言う事。
人間のもつポテンシャルの最大を引き出してこそ、自分にとっても達成感や充足感が訪れる。
マラソンのランナーズハイよろしく、田植えハイ、薪割りハイ、今回の屋根の作業もまさにそれ。
間違ってもダラダラ、ゴロゴロ、現代のお金で何でも買って生活しながら「温泉でも行ってゆっくりしよう。」というのはスローでも何でもないぞ。
昔の生活がスローライフやとしたら、田んぼして、かます織って、徹底的に家族で手作りして完全燃焼!これよ、これ。
まあ、今の時間をお金に換えて生活するファーストライフも「円」が役にたたんようになったら
ゲームオーバー。
ロックフェラーかロスチャイルドか知らんけど、今に見ておれ。
うははははははーーーーー。

いやいや、つい熱くなってしまうけど、考えれば考える程ワクワクしてしょうがないがな。
とにかく今回もすばらしい仕事で美しい屋根が完成した。
棟の部分には石を配置してグッと締まったな。







  

Posted by 陣 at 07:30Comments(0)廃材ハウス

2009年03月01日

シングル葺き開始

板葺き屋根。
廃材天国の母屋もそうやし、道具小屋もそう。
鶏小屋と井戸小屋は土屋根。

母屋と道具小屋はビニールシートで防水して板葺き、その板が飛ばんように石で押さえてる。
石で押さえるデザインに飽きてきたのと、ビニールシートのB品をアホ安で買ってた会社が潰れたのとで、今回初のゴムアスルーフ採用。
前にも書いたけど、このルーフィングの上を板で葺いて、釘で留めてもOK。
廃材天国的にはこのルーフィングさえ、買うのをためらったけどね。

廃材系で屋根材に向いてるのと言えば一軒目の廃材ハウスで採用したトタン、スレートなど、、、。
二軒目の今回、こういうチープな素材はNG。
一応、木、土、石などの自然素材オンリーというコンセプト。

廃材建築の達人、カナディアンファームのハセヤンは板のシングル葺きを多用してる。
http://www.go-canadianfarm.com/index.htm
彼の著書「廃材王国」にも写真がたくさん出てくる。
後、ロイド・カーン「シェルター」も最高。
こちらはヒッピー系セルフビルド、日本の建物だけ見て建築を語るなよ!とぶっ飛ばされる銘著。

今回も友達の製材所から出る廃材を屋根材に。
今までと違うのは釘で留められるんで、石の重しがいらん所。
シェルターに拠ると本来の板のシングル葺きは製材した板では腐りやすい為、丸太を割って屋根材を作るんだそうな。
なんちゃって建築のうちはこつこつ丁寧派じゃなく、ラフにメチャクチャ派。
確かにそういう昔の技術は凄い。
でも廃材天国でそれを踏襲する必要も意味もない。
世界一金持ちのこの国で、有り余るまだ使える廃材たち。
それをタダでもらって自由な発想で組み立てる。
インスピレーション&インプロビゼーション(直感&即興)。
まず、素材ありきでデザインや工法がついてくる。
山と積まれた廃材を見て閃くアイデア。
その瞬間が超ワクワク。

今回、住み込み体験者のしょうたくんと作業してて、気づきが一つ。
彼に丸鋸で板をカットしてもらって僕が留めていく流れ。
一人でやってたら、板を切るのも釘で留めるのも全部即興、計らない、規則正しくしないのが僕のスタイル。
便宜上彼に指示する時、このぐらいの長さに切ってねと言う。
いちいち計ってたら遅い上に板の長さが揃ってしもておもしろくなくなってきたんで「テキトーにじゃんじゃん挽いてね。」と言うた。
するとしょうたくんは「計ってカットするのは正直楽しくなかったけど、これならサクサク進むし楽しいですわ!」と。
ここ大事なポイントやで。
今まで一人で作業しとっても、延々と続く地味な作業もある訳よ。
もちろん途方もない作業も僕にとっては、いずれ完成を迎えるという感覚を掴んでるんで、苦にはならんのやけどね。
それでも「さすがに大変やなー。」と思うことがある。
こういう時に閃きが来る。
ん、待てよ、ちょっと発想を変えて、こうしてみよ。
という軽い思いつきの連続で廃材天国が形になっとるんよ。

という事は複数の人、それぞれが自由な発想で直感&即興する作業をセッションしたら、、、。
まあ、芸術や音楽の世界では使い古された感もあるけど、建築にこれをもってくると超おもろいんちゃう?
それと、道具や素材、身体の使い方に慣れるという前提は大事よね。
それでもなお且つ熟練しつつもノウハウ化しない、その技にしばられない事がもっとも大事。
う~ん、廃材建築は深いねーーー。







  

Posted by 陣 at 05:14Comments(0)廃材ハウス