廃材天国HP

2008年08月29日

予想外に新規の建造物の着工

22日から来てくれてるしょうたくんと今まで保留になってた細かい廃材ハウスのディテール部分を仕上げたりしてた。
屋根材の板がずれてるのを直したり、隙間をコーキングで塞いだり。
大きな隙間はモルタル(砂とセメント)を練って塞ぐ。
26日の昼過ぎ。
次は何しよかなー、とあっこちゃんに相談すると、いろいろイベントが増えていくと子どもたちの部屋が早く欲しいなと。
おおー。
新たな建造物には手を出さずに、最近は片付けなどに重点を置いてきたが、やっぱり作るハメになるんか~。

もちろん前々からいつかは作ろうとアイデアは温めてたんで、しょうたくんと作ることに。
26日は基礎。
田んぼの土を20cm程削ると固い粘土層が現れる。
そこにデカイ石を置き基礎とする。
その石の上に太い土台になる木を置く。
廃材天国でよく使う工法、4mの角材を積み上げていく、マッチ棒建築。
今回は焦げた廃材じゃなく、5寸角の柱で。

材料がふんだんにあるって最高!
今日これしよ、と思った即座に取り掛かり、作れる。
もちろん何も買うことはない。

27日は延々と角材を積み上げていく。

28日の午前中である程度の高さまで積み上げ、上の梁を乗せる段取りに入る。
重機はミニのタイヤショベルだけなんで、そんなに高くまでは持ち上げられない。
母屋の梁を上げた時と同じ工法、チェーンブロックで吊り上げる。
丁度17歳の長男冬也(とうや)も帰ってきてて、3人体制。
しょうたくんと冬也に指示を出しながら僕が段取りを進める。
夕方暗くなるまでには3本の丸太を上げることに成功。
ここまで2日半。

しょうたくんに度々言うのがうちはなんちゃってやから「ながら水平」(厳密に測ったりしない)でいいし、こんなボロイ廃材で神経質に測る方が馬鹿げてる。
家作りごっこ。
てことは自給自足ごっこに子育てごっこ。
う~ん、全てを遊びと捉えると超楽やなー。

細かい事を気にする人には受け入れられんと思うけど、本人がOKなんやからしょうがない。
僕が棟梁でなーんにも経験のない若者が数人居るという状況は最高。
「こうしないといけない。」という言う人がいないから超じゃんじゃん進む。
ここに既成概念を持ったおっちゃんなんが居たらそうはいかない。
でもそういうおっちゃんでも出来てしまえば「おおー、凄いのー。」しか言えない。

この自画自賛ライフの中の廃材建築の役割は大きい。
廃材を使って味のある美しい家を作ろうとなど毛頭頭にない。
いかに既成概念に囚われずにテキトーでお金も労力もかけずに楽に作るか。
やっぱり作業ってサクサク進む方が気持ちいいじゃん。
水平を出すのにしょうもない工程をしどろもどろやっててもつまんない。

でもそうやって全力で遊んでると結果として味のあるおもろい家が出来る。
まだまだ僕も完全に自由かといわれればそうじゃないと思う。
このめちゃくちゃやけど真剣に取り組む生活の中でこそどんどん自由になっていけるんやと思う。

ほんまに数人おったら1週間ぐらいで寝起きする小さな小屋ぐらいはできるもん。

今日しょうたくんは帰るんで、後は廃材天国の主人がこつこつと仕上げよう。
と言ってもババーッとやっつけてしまうノリで。













  

Posted by 陣 at 09:41Comments(0)廃材ハウス

2008年08月24日

田吾作村の石窯完成

昨日は田吾作村http://mixi.jp/view_diary.pl?id=822362165&owner_id=2989823へピザやパンを焼く石窯を作る講師として行ってきた。
おとといから居候してる京都のしょうたくんも一緒に。
今回は石窯作り、記念すべき10基目。

着くと田吾作さんが木の電柱でしっかりとした土台を作り上げてた。
なお且つその電柱の土台の上に敷く3×6の鉄板を2枚用意。
こんだけしっかりした大きい土台があれば窯も大きくしよう。
田子作村は大勢集まるんで内径を1200mmに設定。
これは今まで作った中で最大。

前回のかまど作りの時は少数精鋭の若者チームだったが、今回はたくさんのおじさんチーム。
若者は体力はあるが、経験が少ない。
特に昨日集まったおじさんチームはいろいろ経験者が多く、それぞれが分担して要領よく仕事を進めてくれる。

鉄板の上にレンガでサークルを作り、花崗土を入れ、その上に耐火煉瓦をフラットに敷き詰め、床を作る。
その床は後ろに向かってすこーしだけ傾斜をつける。
これがポイントでピザを取り出しやすいのもあるが、手前から窯の奥に向かってエアの流れがスムーズになる構造。

同時進行でコンパネの上で粘土、砂、藁を水を加えながら長靴で踏みながら練り練り。
これは重労働だが、僕の穴窯を作った経験談、8tの粘土を一人で練って7メートルの窯を3ヶ月がかりで作ったのから比べればこんなに大勢でこんなちっこい窯を作るのなんてちょちょいのちょいよー、と大声で喋るのに一同「、、、、、。」。
何回かやってるうちにみんなも慣れて汗びっしょりでも黙々と練る。
ほんとに僕のあの経験はよかった。
途方もない先の見えない作業も毎日毎日やってると必ず進んでいくし、完成に向かうと実感した。
しかもその過程はじっとこらえながら大変というイメージじゃなく、自分の身体と感覚を総動員する超ワクワクの作業だ。
参加者の人にもそれを経験してもらったならなにより嬉しい。

みんなの流れが出来た時点で、僕と田吾作さんで竹を切り出して、割り、窯のドームの芯になるワクを作る。
これも僕が取っ掛かりを作り、やり方を説明するとみんなめいめいに割り竹を針金で結びつけていく。

ワクが完成した時点で、つくり溜めた粘土を団子にしたものをワクに沿って並べていく。
これも要領を説明して、みんなで団子をくっつけていく。
みんなが慣れて来た頃に僕が焚き口のアーチを作っていく。

少し、やって見せて(たいして高度な技はない)みんなすぐに要領を得て、みんなで進める。
これは僕のワークショップのスタイル。
職人的は熟練の技がいらないのがいい。
講師自体がなんちゃってやからみんなでワイワイやるのが楽しい。

3時ごろには美しい石窯が完成して窯の前で電気オーブンで焼いたピザを食べながら、薪で焼くとバリッとしておいしいでー、とその日を待つ喜びをみんなでワイワイ。

参加者はMAXで20人以上。
終始作業してくれた人で10人も居た。
これだけたくさんの人が駆けつけてくれて、喜んで手伝ってくれる。
これは田吾作さんの人徳と田吾作村の活動の賜物。
ほんとに貴重な繋がりやと思う。

こういう作業って一人ででも楽しいし、みんなでやると更に楽しい。











  

Posted by 陣 at 10:23Comments(0)イベント

2008年08月22日

校長先生からの呼び出し

先日野遊(小一)が登録されてる(通ってはいない)丸亀の小学校の校長先生から両親と話がしたいと担任の先生が言いに来た。
担任はやさしい女性の先生でしょっちゅう来てくれる。

野遊(のゆう)は幼稚園や保育所に行ってなかっただけに最初はめちゃくちゃ楽しみみして毎日朝早く起きて元気に出かけた。
でもまともに行ったのは最初の一週間ぐらい。
当時は廃材天国が完成してなく、実家で居たんで野遊はひいばあちゃんからも「どしたんや、何で行かんのや?」と真剣に迫られ困っていた。
いろいろ聞いていくと、野遊は先生も好きやし、勉強も面白いし、友達と遊ぶのも楽しいと。
僕「じゃあ何で行きたくないん?」
野「何かなー、あの学校の雰囲気がなー、何か分からんけど嫌なんやなー。」
僕「そ、そうなんすか、、、!」
もう、恐れ入りました状態。

僕自身学校に行きたくないと言う記憶もなければ勉強に困ったこともなかったんで、昔の僕なら「そんな事言うても行かないかんのや!」と押し付けたに違いない。
でも兵庫県のまっくろくろすけ、ボストンのサドベリーバレースクールというデモクラティックスクールに僕が出会い、その自由な空気を味わった事で価値観ぶっとび、今に至る。

幸いうちは毎日親が超ワクワクメニューで仕事してる。
野遊は僕と一緒に金槌を持ったり、あっこちゃんとパンを捏ねたり、砂場で土歩(どっぽ)くん(4)と遊んだり、要は一日中好きな事して遊んでる訳。
学校に来た方がいいと思ってる先生からすればそれが悪いと思ってるのかもしれない。
野遊は毎日の生活が学び。
僕が手紙を書いてるのを見て漢字を覚えたり、買い物のお金の計算で引き算を覚えたり、一輪車や包丁、金槌に至っては高学年の子も真っ青。

おそらくどこの子どもにでも「今日は行く?止めとく?」と毎日聞いて毎日行き続ける子は100%いないだろう。
学校が悪いんでも先生が悪いんでも文科省が悪い訳でもない。
戦後長々と社会ぐるみで「行かないといけない」という雰囲気が蔓延して来たのが問題なのだろう。
経済成長したこの国では学校を出て、資格を持ち、給料を貰って生活するのが当たり前になった。
僕やあっこちゃんも高校は卒業してるが、今の生き方で学歴や資格は無縁の世界でちゃんと生活できてる。
まあ、親が困らないのが本人にもプレッシャーをかけない鍵やな。

憲法二十六条【教育を受ける権利、義務教育】
●すべて国民は、法律の定める所により、その能力に応じて、等しく教育を受ける権利を有する。
●すべて国民は、法律の定める所により、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負う。義務教育は、これを無償とする。

教育基本法第四条【教育の機会均等】
●すべて国民は、等しく、その能力に応じた教育を受ける機会を与えなければならず、人種、信条、性別、社会的身分、経済的地位又は門地によって、教育上差別されない。

要はその子にあった教育を受けさせる義務を僕は負わなければいけないし、子どもは能力に応じて教育を受けなければいけない。
絶対に学校に行かないといけないとはされていない。
もちろん学校も利用すればいいと思う。
病気以外で学校を休めないという雰囲気がなくなれば学校もありなんかなーと思う。
もちろんそうなれば今の「学校」のスタイルではなくなると思うが。

担任の先生も校長先生も野遊のことも僕たちのことも認めてくれてはいる。
いわゆる「不登校」「引きこもり」とは違うし、親がドメスティックバイオレンスや頭がおかしい訳ではないと。
とにかく「野遊くんが将来困らないように、、、。」と先生はほんまに野遊の事を考えてくれてる(これはマジにそう思った)。
僕ら親もマジに考えてる。
お互い考えてるけど、角度が違うだけ。
あらゆる情報は野遊に隔たりなく与えないといけないと思った。
決めるのは本人。
ここが大事なんや。
放課後行きたいと言う時はそうさせた。
遠足には行きたいと言う時も行った。
これからも学校と縁を切るようなことはないし、野遊が行きたくなれば行けばいいと思う。

学びとは何か?
自分のしたい事をし、いろんな経験、失敗を重ねて得ていくものやと思う。
無理やりする勉強や仕事が本人にとっても周りにとっても役に立つはずはない。

自分のすることは自由に選択できる。
そして決めたことには責任を持つ。
理想論でもなんでもない、シンプルな現実。
その毎日を生きていけば必ず自分の天職に出会い、将来困ることは絶対にない。
僕がそうなのだから子どもたちもそうに違いない。
これはデータや統計を度外視した確信や。

土歩くんやにこちゃんはこれまた野遊とは全然違う個性なのでどうなるか楽しみ。

僕ら親が子どもの事を考え、「こうじゃないといけない。」というモノサシを捨て、学んでいくのが一番なことにも間違いないね!

  

2008年08月21日

久々に個展はどう?と喋ってたら、廃材天国リピーターからの電話

先日県内で活躍中の野田純子さん(ソプラノ歌手)とお会いし、彼女の11月のリサイタルのチケットを求めた。
純子さんとは長いお付き合いで、一軒目の廃材ハウスのオープニングにも今の廃材天国のオープニングにも来て頂いた。

純子さんが、「私の親しい人がギャラリーやってて陣くんの事を紹介したいの。」と。
おおー、久々にギャラリーに陶芸家という世を忍ぶ仮の姿で出かけようか。
ここの所も廃材を輝かせるべく汗を流してたが、今日は午後から高松へ。
超大盛況のゆめタウンに近い「納屋DE手仕事」へ。

ほんまの昔の納屋の雰囲気をそのままに、キレイにしすぎず、荒壁を左官職人に塗りなおしてもらったイイ感じのギャラリーに着く。
丁度木工作家の椅子の個展中。
オーナーと作家の方と秋山ファミリーで歓談。
野遊の独壇場になりつつあったけど、、、。
こういう雰囲気は超、超、久しぶりで違和感があったが、廃材建築が一段落したのと、少々は陶芸の分野も復活してもいいかなーというのもあって前向きな話をする。
ギャラリーとオーナーの雰囲気がナチュラルで、商売じみてなかったのもあって僕の違和感は軽くなり、来年の4月辺りに個展してみては、という流れになった。
いわゆる貸ギャラリーでなく、オーナーの企画でやってくれるのもありがたい。

高松まで来たから、癒しの中古厨房ショップ、テンポスへ。
あっこちゃんは製菓用の道具、僕は細かい中古コーナーで物色。
多少の掘り出し物を得て満足してる所へ電話。
廃材天国リピーターのしょうたくんから。
マイミクのイコールさん。
去年の稲刈り&家作り(何と天窓から落下し、骨折)今年の田植え、に続き、今回の依頼。
「明日から一週間ぐらいお世話になっていいっすか?」と。
えっ、、、明日から!?
事前にメールせえよ。
と戸惑いつつも「そう!明日の何時に向かえに行こうか?」と歓迎の返事。
突然であろうが、ありがたいねー。
若者が「何でも手伝いますから!」と意気込み満々で訪れてくれる。

さあー。
何しよかー、しょうたくん。
今度きみが泊まるゲストハウス作ろかー。
一週間あったら出来るでー。
土曜日には田戸作村のピザ窯作りのワークショップもあるしな。
田吾作さんが喜ぶで!
ともあれ、うちに来ればやることは山ほど盛りだくさん。
あっこちゃんのマニア料理も楽しめる。
山水人へ行く為の手打ちパスタも研究せなな。

カモーン、レッツトゥギャザー!
ヒヤウィゴーーー。
自画自賛王国へ!!!


  

Posted by 陣 at 21:14Comments(0)焼き締めの陶芸

2008年08月19日

不耕起の福岡正信老師の思い出

耕さず、草や虫を敵とせず、無農薬とかオーガニックと言う方法論以前の独自の思想を打ちたて、世界に認められた福岡正信老師が16日に肉体から離れられた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E6%AD%A3%E4%BF%A1
世界でのベストセラー「わら一本の革命」に出会ったのは備前焼の弟子から帰ってきた頃。
ネットワーク「地球村」の講演に出会って環境問題や農業に関心が出始めた矢先だった。
農業であれ、家庭菜園であれ、まずは「耕す」というのが作物を育てる原点かのように教育されてる僕らにとって「不耕起」という耕さず、草や虫と作物とを共存させ、肥料も農薬も全くなしという考え方は目がテンどころか、意味不明だった。

早速、「絶対無理や!」という当時現役でトラクターに乗ってた老師と同い年の僕のじいちゃんの声を振り払って草茫々の畑に種を播いた。
減反政策以降何も作らない田んぼに草が生える度にトラクターで耕していた農地はフカフカのいい状態だった。
ビギナーズラックというか僕の播いた野菜たちはじゃんじゃん育った。
田んぼにも取り組んだ。
粘土団子ではなかったが、川口由一さんのノウハウでの不耕起草生無肥料での自然農を実践。
一反の田んぼを乗用田植え機で植えると一時間。
今年僕らのやった耕した田んぼに定規で植えるよりも何倍も手間のかかる不耕起の田植えを見て、近所のベテラン農家のおっちゃん驚愕。
4日がかりで一反を植えた。
最後にはじいちゃんも一緒に植えてくれた。
近所のおっちゃんなど、トラクターも肥料もなしでお米を作るとはこれからのスゴイ農法や!!!と感激してくれ農協の職員を引っ張って来て、写真を撮らせ、「絶対農協だよりに載せろよ!」とすごむ始末。
マジに農協だよりにのりましたがな。

この後、松山で老師の講演会に駆けつけたり、弟子の本間さんと老師との粘土団子講習会にも参加。
かつて禿山だった所に老師が粘土団子でジャングルにした山にも足を運んだ。
一言一言に重みと緊張感のある当時の福岡老師を一生忘れないだろう。

中国に粘土団子で砂漠緑化させるプロジェクトの時にも全国から高知港に集まった種をボランティアで仕分けしにも行った。
この時は一軒目の廃材ハウスで7mもある穴窯を築いていた最中だったが、京大の自然農研究会の知り合いから「こういう時にマジに協力してくれる人っていないんよねー。」という電話でスイッチが入り、ヒッチハイクで3,4日駆けつけた。

徳島の熱血自然農実践者沖津さんの農園を訪れた時も衝撃だった。
「種まきゃできるんだ!農法とか微生物とか議論する前に畑に立て!」と、ここで泊りがけで手伝い「曙」の籾種をもらってきたんだった。

フロリダのフリースクール「グラスルーツ」を訪れた時にもそこの創設者の家で数々の老師の著書の前で熱弁した。

松山での自然農の大会の時に川口さんにお会いして、丸亀の実家の田んぼには洗剤も農薬も流れ込んでくるんですよー、と相談したら。
「そうですか!そんな所で秋山くんが草を生やし、虫を育てればその田んぼに入った農薬なんかを浄化して次の田んぼに流すことができるんですねー、すばらしいですねー!」と僕の「自分が無農薬の米を喰いたい」というエゴ的に考えてたのが恥ずかしくなり、価値観ぶっ飛ばされ~~~。
それが、今の廃材天国を立ち上げるきっかけになってる。
自分や家族だけがおいしい水の湧く環境のいい所で自給自足して暮らすというのは一線を画する「周り中開発されまくってる所で、こんな生活もありよー!」と提案する形態。
ここでやってるのはこの川口さんの一言がめっちゃデカイっす。

福岡老師や自然農の実践者の先輩方からはほんまに大切な事をたくさんたくさん学びました。
自然とはなんぞや?
自分の役割は何を成すべきか?
これからも謙虚に学んで行きたいです。
ちと最近自画自賛が過ぎて謙虚さに欠けてる廃材天国の主でした。


  

Posted by 陣 at 21:58Comments(0)社会

2008年08月15日

山水人に参加決定

ここの所随分考えた。
9月に滋賀の山の中まで家族で行こうかどうしようか。
山水人(やまうと)という祭りがある。
http://yamauto.jp/
今年で4年目。
5月に来てくれたサイクラブhttp://mixi.jp/view_diary.pl?id=798974392&owner_id=2989823&org_id=797557787も出演するし、タイのレインボーキャンプから親しくなったザ・ファミリーhttp://mixi.jp/view_diary.pl?id=819342346&owner_id=2989823も毎年出演してる。
褌学会のアララトさんからも行こうよ~と誘われてた。

主催者のソギュウさんは伝説の詩人ナナオサカキhttp://www.loft-prj.co.jp/interview/0207/07.htmlをはじめいわゆる日本でのカウンターカルチャー、ヒッピームーブメントを起こした部族の方たちと交流が深く、持続可能な社会作りのきっかけになるイベントとしてこの山水人を始められた。
アララトさん曰く、コンセプトがしっかりしてて、スタッフが若く、経済的にもちゃんと回ってて関西では群を抜いて面白い祭りだとか。

よーし、うちが参加するんなら何やろー?
ここの所進化を遂げてる廃材天国にはメニューがいっぱい。
やはり焼き締めの器に自然食&あっこスイーツを組み合わせて、うちの自由でエコ&ロハスなライフスタイルを提案する形。
でも山奥で開催され、たくさんの人の集まるこの祭りには規制も多い。
食べものなんかは使い捨ての容器禁止、洗剤禁止。
発電機禁止。
湧き水あり。
直火の焚き火禁止。
車からブースまでは手運搬。
と、よくあるテキヤスタイルの焼きそばやたこ焼き屋なんかはまず無理。
おそらく個人的に手作りとかの人が多いのだろう。

スムージーはダメやし、玄米おにぎりなどは絶対バッティングする。
あっこちゃんと相談し、あっこスイーツとパスタマシンを持ち込みオリジナルパスタメインにしようと。
トマトソースなんかを大量に仕込み、真空の瓶詰めにして持っていこう。
何せ、5日間という長丁場なんで冷蔵庫や設備のない中でどこまでやれるか?
当然ちびっこたちも連れて行くんで、材料や道具類は軽トラ、子どもたちはハコバンと二台体制で行くことにしよう。
こんなたまにしかないイベントの為にハイエースを所有するのも廃材天国らしくないし。
この案が出てから行く事が具体的になった。
なければないなりに、、、でアイデアは出るもんやな。

早速昨日の昼メシにパスタの試作。
手作りパスタのレシピには必ずといっていいほど卵を入れる。
うちは飼ってるニワトリさんの卵があるが、アトピーの子のことを考えると卵なしにしたい。
国産の強力粉に水、塩、オリーブオイル、ターメリックでやってみる。
水を少なくし、パスタマシンで強引に延ばす。
と、もちもちのパスタに。
昨日はバジルとオイルで食べた。
山水人にはトマトソースを大量に仕込んで行こう。

どこから来るんやろう?
このアホみたいに突き進むモチベーションって。
最初はいろいろ考え、悩んで、決定したら超展開早い。
行動が早い。
邪魔するものがないからかなー。
自分の想像するものを超えて実現していくワクワク感。
とにかく話はデカく、大袈裟にがモットー。

でもぜーんぶ遊びやからねー。
毎日、毎日、こんなアホな事ばかりやれてるのってほんまに在り難い。
楽に行こう。
気合で!



  

Posted by 陣 at 07:40Comments(2)イベント

2008年08月14日

小屋の軒完成、握り鮨パーティー

昨日で道具小屋の軒が完成した。

作業の合間に、親父が陶芸の個展を終えたんで実家で打ち上げの鮨パーティーをする為の魚を仕入れに行く。
きむらという生鮮食品中心の安売りスーパー。
どんどん県内に出店してる成功してるお店。
魚や野菜が激安。
もちろん鮮度や形の悪いのも多い。
市場でB品をまとめて安ーく仕入れてると言う噂も。
魚は目利きがいる。
トロ箱でズラーッと並ぶ。
新鮮なのとそうでないの。
悪くて安いのと旬でたくさん獲れてるから安いの。
剣先イカ、小さい車エビ、刺身用の鯵、戻り鰹はサクで、旬の穴子、鱧と最後にアボガド、僕の好みに偏るがいい仕入れや。
養殖はもちろん、外国の冷凍魚などは絶対に仕入れない。
アボガドは例外。
これは鮨に合うからねー。

作業に戻る。
板のシングル葺きにしようと思ったが、板が台風で飛んではいけないと不安になって石を乗せることにした。
井戸を掘った時の丸石の小さいのがたくさんあったんで、小さいのを全面にパラパラと乗せる。
う~ん。
いい感じ。
板もランダムに適当葺きな上にこの丸石は中々カワイイ。
揃ってない美しさの極み。
自然な雰囲気。

夕方早めに作業を切り上げ、鮨の仕込み。
穴子は塩で白焼き。
鱧は湯引き、氷水で締め、梅と味醂で梅肉たれを用意。
鯵は丁寧に捌き刺身に、シソも用意。
剣先の胴は刺身、エンペラは軍艦巻き用に細切りで佃煮、ゲソは塩焼き。
車エビは頭は唐揚げ、身は竹串を刺して茹でる。
鰹は刺身、ショウガを用意。
シャリは玄米ではあれなんで5分搗きにし、酢と塩、超控えめにてんさい糖も入れる。

僕と源くんは丸亀の三四郎というカウンターの握りずしの店でバイト経験あり。
特に源くんはキャリア長く、材料の仕込みや細かい指の動きも覚えてる。
彼の細巻きはめちゃキレイ。
昨日も穴キュウ、梅シソ、アボガドと細巻きに。
ちびっこに大うけだったのが、車エビの頭の唐揚げを軍艦巻きの上に突き刺し戦車状にしたもの。
更に海苔の代わりにキュウリの薄切りで軍艦巻きにしてエビとアボガドとか、もうやりたい放題。
剣先の甘みは応えられない旨さ。
鯵にはシソとショウガがよく合う。
鰹も脂が乗っておいしい。
鱧と梅は何でこんなに合うのか。
エビの味もマングローブを破壊したタイガーエビとは雲泥の差。
醤油は本醸造の杉樽仕込みのもの。
もう殆どどっちの料理ショーレベル。

最後にネタがふんだんなので、源くんが贅沢にエビと穴子をダブルで握った。
これが昨日の頂点だった。
旨すぎるーーー。
お互いに濃厚な味同士なのに超マッチしてめっちゃくちゃ旨い。
元々僕が穴子好きなので遊びでやったらしいが、これは三四郎の親方にもくるくる寿司の経営者にも教えた方がええな。
一同(僕と源くん中心)興奮しまくってキレイにシャリもネタも空いた。
少し残してばあちゃんの好きな酢魚も作れた。

この仕入れから仕込み、握りという工程と途中の変な軍艦巻きなどの遊び、最後のエビと穴子の組み合わせとか、ほんまに最高!
くるくる寿司の値段でここまでこだわって出来る訳がないし、カウンターの握りは高い。
これこそ自分でやるのが一番。
大人6人、子ども2人で仕入れは4000円程。
僕としては値段よりもネタの味付けなど純粋にカウンターの鮨屋を越えている。
わっはっはっはーーーーーー。

残念ながら前半は細かい作業で忙しく、後半は自画自賛の興奮状態で写真を撮る余裕はなかった。



  

Posted by 陣 at 08:05Comments(0)手作り、無添加

2008年08月12日

アミ~ゴ一家来訪

おととい、昨日とマイミク(になったばかり)のアミ~ゴとパートナーの蘇我馬子、環(たまき)くんとで廃材天国に来てくれた。
アミ~ゴはしーしーと中島デコさんのマクロビオティックデトックスセミナーで一緒になり、うちの話で盛り上がり、四国は熱いよとしーしーから伝わり、即行動のアミ~ゴはメッセでラブコール。
もちろんうちはOK!
アミ~ゴはある企業の保養所でマッサージをしてる。
でも年内には辞め、神戸の街中から田舎に移り住みたいと。
こういう流れでうちを訪れる人多数。
以前来たマンドリン職人は北海道に決まった。
アミ~ゴのスタンスが良かった。
僕の気質からして「いついつには四国に移り住みたいんです。」とヤル気満々で来られるとなんとか実現してあげたいんでそれなりに必死になる。
でも、アミ~ゴ一家はとりあえず今回は四国、香川に来て、うちに来て、その流れで遊んで帰りたいと。
丁度お盆やから阿波踊りも行きたいなーと。
えっ、、、と僕。
そ、そうなん、、、。
あ、でもそういうスタンスってええかも。

僕は自分なりに来る人に何を求めて来るんやろうと考えすぎるんかなー?
最大限来る人に情報と体験をしてもらって満足してもらおうというよりもうちの日常を味わってもらうだけでええんかな。
そういう意識もありながら、どこを紹介したらその人にとってええんかなーとか考えてしまう。

おとといは夕方水遣りしながらいろいろ喋って、この季節のオススメカボチャのコロッケ、ゴーヤのジャコのカレー、キュウリと丸ムギのマリネ、ズッキーニのとアゲの炒め物、自ビール、ドブロクでディナー。

昨日は体調万全。
5時前に起き、PCをカタカタやるのも寝てるみんなに悪いから小屋の軒の作業に入る。
ここが山奥じゃなくてよかったー。
5時前から犬の散歩、ウォーキング、車もブンブン。
てことは、丸鋸とインパクトもええやろー。
と、5時から全開。
気持ちいいい~~~。
朝日と共に仕事。
7時前にはみんなでプレミアム朝ご飯。
すっかお日様も昇りいい感じに暑くなってきて、アミ~ゴと小屋の軒の屋根を施工。
アミ~ゴ来てくれてよかったー。
一人でどうしようかと悩んでた軒のビニールの防水を二人でやる。
定番の野地板の上をビニールで防水して、板葺き。
やっぱり板葺きええわー。
超味がある。
超かわいい。
こんななんちゃってで屋根ができるんやもんねー。
これやから廃材天国は止められない。

ほんとにアミ~ゴが来てくれて助かったー。
アミーゴはこの後鳴門のナマステゲストハウスに行き、砂浴デトックスを体験される。
ええなー。
うらやましいなー。
うちもまだ行ってないのに、、、。

このアミ~ゴ一家は近いうちにまた来る約束をし、帰っていった。
ほんまに助かった。
ありがとう、アミ~ゴ!

何回となく足を運んでたら必ずスンゴイ出会いが来るよ。
また来てねー。

アミ~ゴありがとう!
めっちゃ進んだよー。
僕の遊びに付き合ってくれてありがとう。
うちは常にやりたいことやったもんがち、、、でやりまくってる。
そこから目覚めよ、同士よ。





  

Posted by 陣 at 07:29Comments(0)廃材ハウス

2008年08月09日

故ヤギの小屋を物置に作りかえる

昨日は作りかけになっている、ヤギの小屋になるはずだった所の続きをやる。
道具小屋の軒を出してそこにヤギさんが住む予定だったのが、死んでしまったので、木工や木の加工場にすることに。
焦げた角材で正三角形の道具小屋の一辺(4m)から扇型に幅を6m、深さを3mの軒にする。
これだけあれば高床式の2階建ての工房や母屋の周りにあるあらゆる道具や材料をこの離れの小屋に移せる。
続行中の片付けにとって、あちこちに道具や材料が点在してるのはよくない。
今までの4mの正三角形の道具小屋では発電機などの大物を入れると狭すぎた。
このアイデアの革新的な凄さは僕にしか分からないかもしれないが、今まであっちやこっちと道具を取りに歩きまわってたのが解消されるのは能率的には超嬉しい。
その上、家の周りが片付くのも何よりだ。

ヤギさんの小屋にしようとしたんで、角材ログ工法で半分出来てた。
梁をグッと曲がった丸太を使ってアーチ状の屋根に。
これが3m。
もう3m逆に反った丸太を使い、母屋のカーブした屋根のミニチュアになるように。
もう一本の丸太の受けは得意の電柱埋め込みとした。
残り少ない電柱だが、まだ10本ぐらいはあった。
特に今回は短い柱(2m)なので70㎝程しか埋めない。
この時期の穴掘りは面白いぐらい汗が出てとっても面白い。
また雨が全く降ってないのでカチカチ。
梁が出来、焦げた角材を垂木とし、カーブに合わせ、野地板を張る。
この板はパレットをバラシて使う。
野地を倹約するために隙間を開けて張り、上に張るビニールシートが下から見えないようにいつもの畳表を張る。
このゴザはいくらでもタダで手に入る。
と、もちろん今回も全て廃材なのは当たり前だが、新たに貰いに行くこともなく、ほんとにあるもんで出来る。
屋根は板でシングル葺きにしよう。
母屋の石を乗せるのは凄い迫力だが、今度は板だけで施工しよう。
ハセヤンのカナディアンファーム風に。
板葺きはかっこええからねー。

また腐ったらやり直せばええしね。
と言いながら、三角の小屋の屋根は3年経ってるけど、まだ腐る様子はない。
こんなになんちゃってでいけるもんなんよねー。
深く考えない。
細かい事は考えない。
地震が来て潰れてたらもう一回作る。
5年経って腐ったらもう一回作る。
造るのが楽しいし、なんちゃってであっという間に出来るからねー。
根本的な部分の考えかたをガラッと変えよう。
楽で楽しいで~~~。







  

Posted by 陣 at 08:14Comments(0)廃材ハウス

2008年08月07日

初の牛島は漁と料理担当でのキャンプ

おととい、昨日と丸亀市の牛島という小さな島にキャンプに行って来た。
丸亀の島なのに行った事がなく(一番小さくて人口数人だとか)ワクワク。
今年のキャンプは二度目で、どちらも島、しかも両方ともアララトさんのヤポネシア号でのクルージングと言う贅沢ぶり。

きっかけはマイミクのナ~タンから。
去年もみんなで牛島へ行き非常に良かって、今年も行こうとしてた所に僕のキャンプ日記を読み、是非同行して料理をして欲しいと依頼される。
「!?」
僕の自画自賛日記に反応しすぎちゃうん?
と最初は戸惑ったが、10人のメンバーの半数程は顔見知りだったし、漁と料理という僕の最大に遊べるジャンルへの依頼なので断る余地はなく引き受ける。
野遊も連れて行き、12人という大所帯になった。

アララトさんの瀬居島から真北に針路を取った前回の釜島と変わり、瀬戸大橋をくぐって西の丸亀沖へヤポネシア号クルーズ。
小さな牛島は孤島で周りの潮が早く、砂浜というものがない。
磯か、砂利のビーチ。
ちょっと鼻を超えたり、沖へ出ると潮がぶつかり波が立ち川の如く流れが速い。
特に今は大潮に近い為潮の動きには気をつけるようアララトさんがみんなに指示。
実際にカヤックに乗り、島一周を試みたが、潮に捕まり敢え無く引き返すハメに。

キャンプと言っても今回はカートさんとけいこさんというセルフビルドの家に住む夫婦の営むゲストハウスにお世話になる。
キッチンには調理道具や食器も揃い、冷蔵庫、ガスレンジもある。
築160年というこっぽりとしたカワイイ民家の土間で腕を振るった。
女性がここへ泊まり、男性陣はテント。

ウェットスーツにウエイトを付け、シュノーケルに足ヒレ、網と手作りの強力ヤスを持ち、まず小手調べに港の堤防の周りを潜る。
松笠貝やダマなど、浅い所で獲れるものをみんなに教えながら、早速タコを捕獲。
アララトさんに拠ると食物連鎖の頂点のタコは成長も早く、前回の大蛸程のサイズになるのに一年だとか。
しかも海の変化で今、タコは増えてるそう。
その後、鼻の磯へ向かうが、潮がぶつかり波が激しく、浮いてるだけでやっと。
一旦堤防に戻り丘に上がり、徒歩で島の反対側へ向かう。
小さな島で15分もあるけば反対側へ出られる。
こちらにも磯はあったが、岩の下の深みがない。
いわゆるサザエ、アワビの生息するような環境ではない。
しかもこちらも、ちょっと沖へ出ると帰れなくなりそうな程潮が速い。
岩づたいに鼻を周って行くとムラサキイガイがたくさんいた。
ナ~タンの要望は海の幸でのイタリアンだったので、ムール貝に似たこのイガイを2,30個獲る。
貝は岩の隙間に根っこを下ろし強烈にくっついてる。
これはダイバーナイフ(ふくらはぎに装着する)を持ってる僕には容易だが、アララトさんや他のメンバーには大変な仕事。
こっちの磯でもタコ2匹を見つけ、帰りに潮の引いた磯を歩きながら子どもたちと一緒にカメノテを獲りながら帰る。
ここのカメノテはガメラのテかと言う程デカかった。

もちろんオリーブオイル、ニンニク、トマト缶を準備してたので、タコの頭とイガイをゴージャス魚貝パスタに。
松笠貝とボイルしたタコの足は刺身。
カメノテの出汁は翌朝の雑炊に。
こういう状況では獲れただけ使う(食べられない程は獲らない)という鉄則で、タコとイガイのトマトパスタは笑いの止まらないおいしさ。
いくらお金を出そうが、高級なイタメシ屋に行こうが、この味には勝てない。
もちろんオイルや塩は質のいいものを使ってる。
宴会は始めてもらい、みんなの持ち寄った野菜たちも料理する。
素材があればいくらでも料理できるのが、僕流直感即興料理。
着いた日のお昼、夜、翌朝と3食作り(もちろんみんなで)なんとか喜んでもらえて良かった。

宴会中は当然の如く、これからのライフスタイルの話で盛り上がる。
化石燃料と経済がストップしたらこういう島でみんなで助け合いながら自給自足はいとも簡単に実現できるぞ。
田舎暮らしを望む都会の人も、ふんぎりを着けたい嫌々仕事に行ってる人も、早い方がええよ。
うちが一軒目をつくり始め、今のライフスタイルになって8年。
やっぱし年数って大事やで。

島も最高だったが、自画自賛の廃材天国に戻るとやっぱりほっと落ち着いた。





  

Posted by 陣 at 05:45Comments(0)イベント

2008年08月04日

大田さんときみちゃんのお祝いパーティー大成功







おとといはのホーム結婚パーティーは無事終える事ができた。
大田さんの仲間30以上が廃材天国に来てくれた。
僕は初対面の方が大半。
大田さんがもみの木接骨院を開業して一年。
長崎に五島列島出身のきみちゃんと出会って半年。
来てくれた中にターニングポイントというセミナーを主催される野口さん夫婦と仲間達多数。
きみちゃんは何年も前にこのセミナーを受講。
大田さんも最近受講されて、ご縁できみちゃんに出会ったそう。

うちの料理のコンセプトは「あるもんで即興直感料理」。
今回も買い物に行かずにこの規模の料理ができるのはほんまに感謝としかいようがない。
近所のおばちゃんだけでなく、おとといの参加者で事前に野菜を届けてくれたり、大野原の静子さんなど前日も当日も手伝ってくれた。

まずは定番、来た人から順に桃のスムージー。
ビールで乾杯。
ビールは二種、ピルスナーと黒ビールのボック。
そして前回の日記の野菜たちの料理。
トマトとサラダ菜のナンプラーサラダ。
ズッキーニとナスのソテー、レモンマスタードソース、バジル添え。
ズッキーニとナスの揚げびたし(にんにく酢醤油)。
キュウリと山芋の梅酢和え。
蒸しナスと生カボチャの千切りサラダ。
干し海老と自卵のゴーヤーチャンプルー。
カボチャコロッケ。
手打ちパスタとオリジナルソース、自卵のラザニア。
きみちゃんのふるさとの味も彼女が手作り。
五島ひじきの煮物。
皿うどん二種(細い揚げ麺と普通の麺)

好評なのは良かったが、野菜があるだけじゃんじゃん作って多少残る。
もちろん翌日あっこアレンジでおいしく頂いたよ。

前日はかなり疲れたけど、こんだけの人が来てくれて喜んでくれてほんとに良かったー。
野菜をくれた人も手伝ってくれた人も、ほんまにありがたい。
こういう繋がりがどんどん増え、廃材天国は活性化していく。
まだまだマニアックな無農薬、自然食、自給自足もこういう仲間と楽しく遊んで助け合ってならいとも簡単に実現できてしまう。
だってほんの数十年前まで当たり前にうちのじいちゃんばあちゃんがやってきたスタイルやもん。
今違うのは「こうしないといけない」という束縛がない事。
自立した自由な個が繋がることで昔よりももっと大きな力を生み出せる。
ということは完璧な自給自足経済を実現してた江戸時代に勝る文化を築くのも無理ではないということ。
じわじわとコツコツをやっていくで~~~。
  

Posted by 陣 at 09:32Comments(0)イベント

2008年08月02日

パーティーの仕込み(猛烈)







おとといから昨日にかけて2日の友達の鍼灸師の大田さんときみちゃんの結婚ホームパーティーの準備。
参加者はうちらも入れて30人ちょい。
30人を超えるのは3回目。
広さ的にはいけるのだが、何せ今は暑い。
もちろん廃材天国にエアコンはない。
ただ、天井が高いのと部屋の仕切りがないんで、少しの風でも充分涼しい。
一応親父に現場用の大きい扇風機を借りる。

今回の目的はただ派手にパーティーをしようというものじゃない。
結婚式は親と兄弟とかで小規模にしたそう。
披露宴とかはもちろんしてないので、僕の方から廃材天国でしたらおもしろいんじゃないと持ちかけた。
大田さん的にも結婚披露宴というよりはパーティーという名目で自分の知り合いを繋げて、廃材天国の趣旨でもある、衣食住、医療、教育、アートをお互いに助け合って自給していくことに賛同してくれてる。
大田さんは鍼灸マッサージ師として医療。(県外にもしばしば勉強に出かけ、自然形態、操体法、いろんなセミナーを学んでる)
きみちゃんは保育士として教育。(いろんなオルタナティブ教育を勉強されてる)
実は廃材天国建築中にも興味を持ってくれ、一日手伝ってくれた。

今回はうちが料理を準備。
きみちゃんが五島列島出身で、彼女の郷土料理もする。
近所の親戚のおばちゃんからたくさん野菜をもらう。
当日きてくれる人からも前もって野菜をもらえた。
うちは畑が狭く、大量にはできてないけど、みんなから貰えて今回も買う事はなさそう。
トマト、ナス、ズッキーニ、キュウリ、カボチャ、オクラ、ゴーヤ、じゃが芋、と夏野菜たちにはやっぱりイタリアンが合うね。
なかなかこういう時でもないとやらない事をやってしまおう。
と、2回目のパスタマシーンの登場。
トマトソースと豆乳のホワイトソースを作って手作りのラザニア。
カボチャは蒸して、潰し、冷凍してコロッケの仕込み。
そのままじゃドロッとしてコロッケには難しいが、冷凍して切り分けると簡単にできる。
卵の代わりに小麦粉に水を加えたものを付け、パン粉をはたく。
それに、今回初挑戦になるソーセージ!
これは難しかった。
これは最初で最後かなと思ってしまった。
ネットで買った羊の腸を水で戻し、ひき肉に玄米、スパイス類を混ぜたものを詰める。
腸を口金に当てる作業だけでも超大変。
おまけに強く押し過ぎると腸が破れてしまう。
何度も破れ、がっくし。
本で読む感じではそんなに難しそうに書いてないんやけどなー。
スーパーのソーセージは絶対に買いたくないけど、子どもは欲しがるし、ということで前々からやりたかったのが実現したのは良かったが、ここまで大変とは、、、。
しかも蒸して完成したものを味見すると、、、。
オールスパイスやセボリー、タイム、とスパイスの入れすぎか、子どもたちからは「おいしくない、、、。」。
しかも腸がガムみたいにクニュクニュと口の中に残って変な感じ。
、、、う~ん。
大抵、ぶっつけ本番で初めて挑戦しても自画自賛でいってしまえるとやってきたが、これはちょっと、、、。
あまりの大変さに二度とせんかもと思ったが、ここまでうまくいかないと逆にシャウエッセンに負けてたまるかーと闘志が湧いてきた。
うちは日常、肉を買う事はないが、ハム(成功してる)とソーセージという子どものワクワク品こそ自給したいからねー。
誕生日とかには成功させたい!

気を取り直して、他の野菜料理を今日の夕方までやるでーーー!
  

Posted by 陣 at 08:07Comments(5)手作り、無添加