廃材天国HP

2008年05月30日

田吾作から石窯とかまどのオファー

昨日、久しぶりに高松の郊外にある、田吾作村を訪ねる。
一階は白鳥の写真館、2階は村民の集うフリースペース。
村民じゃなくても気軽に遊びにいける。
僕も数年前から村民になって、月一で送られてくる「野の花」という便りの購読をしてる。
村民は全国に数百人。
もともとこの平木さんが地域の祭や運動会などで黒ヒゲのメイクにモンペ姿で腰ヘコへコ踊りを披露し始めて、自らを田吾作と名付けて、もっと大人がアホになって楽しく生きようと今の田吾作村に繋がった。
雛祭りには「変な祭り」と題して、アホメイクで着物を着て、お雛様とお内裏様になり、写真を撮る。
とか、子どもたちを集めてのキャンプや星を見る会など、いろーんな事をされてる。
一言でいうと、心を耕し楽しくなるための村。

その田吾作さんから本館の離れに「すずめのお宿」を建ててるからそこへ、ピザの石窯とおくどさんを作ってくれないかと頼まれてた。
昨日の下見と打ち合わせで大体の輪郭は見えた。
最近も高瀬の「アートで田んぼ」の会場に作ったが、段取りさえ出来ていれば大人数人で一日で出来る。
僕の係わった石窯はここで10個目になる。
ほんまに簡単やし、大人も子どもも大勢で泥を踏んだりヌリヌリするのは楽しい。

そのすずめのお宿の周りはいい意味でジャングル状態。
長年ほったらかしで、いろんな木がじゃんじゃん生えてる。
自然に実が落ち、または鳥が種を運んで来て。
目についた成りっぱなしの八朔と夏みかんをもらってもいい?と訪ねるといくらでも、と大きな袋をくれて大喜びで収穫。
その後、ビワなどの木の苗がそこらじゅうに生えてるのも欲しいだけいいよ、と言われて超ラッキー。
ビワ、月桂樹、クス、モミジ、蝋梅、桑、とどんどん田吾作さんが取ってもいい木を案内してくれる。
何本ももらった木もあって10数本はもらった。
ホームセンターで買うと苗木一本1000円前後はする。
それに雑木系の苗は売っていない。
三野町のK本さんとこからもクヌギや樫などの雑木をたくさんもらう予定で、廃材天国を森にしようという計画。
しかも小さい苗を貰った後、田吾作さんが村民で大きいクスの木の貰い手を探してると。
直径20㎝ほどの既に大きな木。
現地にはユンボもあり、ユニック付きのトラックも軽油代だけで貸してくれるという。
ラ、ラッキー、、、。
とりあえず近々行って、根回し(太い根を切り、細い根をたくさん出させる)をしておいて、この冬にでも移植しようかという話になった。

あいかわらず、どこやかしこで「森を作りたい」と喋り捲ってたら、どんどん情報が集まってきたー。
雑木林計画加速中。
  

Posted by 陣 at 07:18Comments(2)イベント

2008年05月27日

ザ・ファミリーin廃材天国

昨日はやり残しの作業。
井戸の小屋と鶏小屋の屋根。
両方とも同じ工法で、フラットな屋根の上にビニールシートを被せて防水。
その上に土を置いて草を生やす予定なのだが、シートだけ着せて土が保留になってた。
両方とも一気にやる。
タイヤショベルで土をすくって持ち上げて、かなりの量を乗せる。
土が少ないとすぐに乾燥して草が枯れてしまう。
鶏小屋の方が面積が広く、10㎝ほど乗せ、井戸の小屋は5角形でこじんまりしてるんで、丘のように盛り上げた。
井戸の方の中心に何かシンボルになる木を植えるのもええな。

夜になって愛媛からザ・ファミリー一家が到着。
今回は急だったんで、家を見に来たって感じやけど、前もって分かっていれば先日のサイクラブの時みたく、ライブ&宴会もまた実現したい。
昨日も書いたが、敏(びん)さんとさゆりさんの3人の子どもたちは全く学校に行っていない。
今、立派に音楽活動と家の自給自足生活の手伝いをしてる。
愛媛では大きなショッピングモールの吹き抜けに作られたステージで娘さん2人のユニットR&A(れい、あま)でライブ。
超生き生きしてる彼女らはいわゆる不登校とかそういうレベルじゃない。
こういう家族とたくさん仲良くなって来れば野遊の将来に不安を感じるほうが無理。
先生もこういう子どもたちをたくさん見ればもっと楽になるのになー。
というか文部省の教育に疑問を持たない親や先生っているんだろうか?
みんな多かれ少なかれどっかでスッキリしてないと思う。
「これ」が幸せなんやと体験しないといけない。
大人も子どもも。
特に子どもの時期に自由な生き方の大人(特に親)に触れる事が大事。

とにかく軽~く、ゆる~く、楽しく生きていける。
やったもん勝ち。
やってしまえ!!!





  

Posted by 陣 at 08:10Comments(0)イベント

2008年05月26日

自宅出産の子どもは学校にいかないのか

昨日の内子町の大崎さんの自力出産は無事に女の子が産まれたそうな。
あっこちゃんも夜中の1時ぐらいには帰ってきた。
夕方の6時ぐらいにはやはりフロで。
フロ(水中出産)は楽なんだと。
あっこちゃんが帰るときにはまだ後産(胎盤)が出てなく、少し心配しながら帰ってきたそう。

帰りながら松本さん(自力で6人出産)と自力出産の権威(?)橋本千秋さんの話になったそう。
「自然に産みたい」など著書もいろいろあり、「マクロビアン」というブログもある。
5人の子ども病院にも助産所にも行かず、自力で産んでいる。
パートナーの橋本宙八さんも食養家で断食のセミナーなどもされている。
その千秋さんが7月に松山に来られる。
松本さんは知り合いなので、帰りに香川に寄ってもらえないか相談中だとか。
で、うちで数十人規模の講演会をしてもらっては、と。
僕ら夫婦も2人目の野遊(6)の自宅出産の時、助産婦さんが橋本千秋さんの「自然に産みたい」を絶対読みなさいとススメてくれた。
まだ未定だが決まるとスゴイなー。

まあ、タイトルの因果関係は定かじゃないが、自宅出産するようなネジの飛んだ家の子は「絶対に学校は行くもの」という押し付けを体験せずに行かなくなるパターンが多い。
知り合いの子(学校に行っていない)を見てて、自由な家庭で育つとイヤなものはイヤと自分で決めるようになるのか。
実は野遊(のゆう、うちの次男)は一週間ほど行って、今は行かない。
もちろん「絶対に行け」とは言わないが、「行かない方がいい」とも言わない。
ここが微妙で、「行かない方がいい」という空気を作っては本人がかわいそう。
こういう僕らも「学校は学校で友達もおって楽しいやろ。」と結構促したり、前日に野遊が「明日は行く。」と言った時など、「自分で言うたんやから。」と泣きわめくのを引っ張って行かせようとしてもみた。
僕ら的には毎日毎日行くのがつまらなくとも、給食や体育など面白い事もあるんやからたまには行ったら、と今でも言う。
家も楽しいし、学校にもたまに行くみたいなスタイルもいいじゃないかと。

ボストンのデモクラティックスクール「サドベリーバレースクール」の創設者ダニエルさん曰く。
子どもは4歳ぐらいで人間としての人格は完成されてる。
もちろん体も小さいし、経験全てが圧倒的に少ないので、大人が力で押し付ける事に反論できないだけ。
僕も実際にサドベリーバレー校に行ってみて実感した。
「自由と責任」という空気の中で毎日過ごす(ほとんど遊んでる)彼らはほんとに一人の人間として、僕らと対等に話す。
みんなの一番心配な読み書き、算数などは本人が興味を持った時点で周りの年上の子に聞いて一気に吸収するそう。
偏った人間になどまずならない。
子ども社会の中で心身ともに健全に育っていた。
卒業生の中で一番多い進路が大学進学というのも面白い。
自然に学び、自分のしたい事をしていれば興味が出てきた事を更に探求したくなるのだろう。

実は今日、京都の山中で田んぼや畑をしながら家族で音楽活動をされてる「ザ・ファミリー」一家が訪ねて来る。
愛媛でのライブの帰りに。
子どもは3人(20~15歳)でみんな学校行かず、家の自給自足の作業と音楽で育ったそう。
もちろん3人とも自力出産。
いわゆるホームスクーリング。
家が学校。
欧米などのホームベイストエデュケーションという家をベースにしていろんな所へ出かけて有機的に学ぶというスタイル。

野遊もいつまでも学校に行くとは思わなかったが、こんなに早く行かない宣言をするとは思わなかったが、、、。
どっちにしても家で親が生きる事に必要な労働をやってたら、必ず「野遊にもさせてー!」と何でも吸収していく。
うちのライフスタイルを学んでくれれば、どこへ行っても生きていける。
もちろん来る旅人からも学んだり、うちらも家族で旅をしていろんな社会を経験させ、多様な学びが必要だが。
  

2008年05月26日

久々のドングリランドはオランウータンとの対談

いつもは翌日の朝書くが、今日はその日のうちに。

3月におくどさん作りの講師として行ったNPO「ドングリランド」。
ドングリランドの説明は以前の日記とかぶるので知らない方はこちら。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=739840286&owner_id=2989823
おくどさんも使い込まれて大活躍の様子。

今回は「里山ワークショップ」というイベント。
環境系の大学教授で「全国雑木林会議」という里山活動の世話人、20年前から焚き火でバームクーヘンの火付け役という中川氏を招いての里山トーク、バームクーヘン作り、間伐材でのクラフト作り、ダッチオーブン、石窯ピザ、おくどさんでの炊き込みご飯など、かなり盛りだくさんの一日。
その〆が「焚き火サミット」中川氏と僕の対談。
「里山のオランウータンVS廃材ハウスを作るかっこいい変態陶芸家」
という知らない人には訳わからんタイトル。

まじで楽しかった~!
いつも自分とこで自画自賛ライフを送る僕としては新たな感動なり、勉強なり、目的がないと最近よそへ行く価値を見出せずに働き(全く金にならない仕事だが)まくっていたが、今回は行ってよかったー。

本来は家族で行く予定が自力出産マニアの坂出の天然酵母パン屋「ココペリ」の松本さんから朝一で電話が入り、内子町(愛媛)の大崎さん(天然工房やまそだちという有機農業専業家)が今日赤ちゃんが産まれると。
もちろんあっこちゃんとにこちゃんはそちらへ。
大崎さんはネットでうちの自力出産記を見て、訪ねて来た。
その後もミソ作り事で情報交換してた。
大崎さんは初産なので松本さんやあっこちゃんが行く事はなにより心強いだろう。
で、あっこちゃんがデジカメを持って行ったのでドングリランドの盛りだくさんな様子は残念ながら写せてない。

まず僕が着くと、美しいバームクーヘンが焼き上がっており、ヒノキの間伐材でみんなオシャレな帽子かけなど作ってる。
早速ぼくも伐採してくれてる間伐材の皮をむく。
根元の方から切り込みを入れ、一気にシュワーッと剥く。
めちゃくちゃ面白い。
夢中になって2本剥き終わる。
夏場にしかこの芸当は出来ないんだと。
これは初体験で超感動。
すんごい手をかけてツルツルに磨いたような仕上がりがほんの数分皮を引っ張るだけで出来る。
その細い間伐材を今度は太い丸太を輪切りにした土台に穴をくり貫き差し込み帽子かけの完成。
うちに似合わないぐらいの美しい完成度になった。
これはほんとに商品化できるレベル。

やっぱり山はいい。
敢えて開発中の田んぼ地帯で廃材でうちを作り、自給自足とやってるが、ほんとに山は豊かだ。
人間が生き物として生活する為のもの、食べ物、エネルギー、資材、何でも手に入る。
僕はもう確信済みだ。
食料と石油の輸入が止まる近い将来、マジに豊かに生きていけるビジョンがある。
は~やく、こ~いこ~い、、、って感じ。
考えてると顔がニヤケてワクワクする。

メインの中川氏との対談も新たな気づきがあり濃い内容だった。
「せめて中学生くらいまでに自然の中での原体験をすれば絶対に自分を見失わずにタフに生きていける。」と。
ほんとにそう思う。
僕も毎日川でフナやザリガニを採った。
田んぼに積んである藁に火をつけて燃やしてしまい怒られた。
じいちゃんと工作をしてばあちゃんの煮物で育った。
それが僕の原体験か。
日常それが出来ない都会のマンションで核家族の人は絶対ドングリランドのような所に行った方がいい。
でも実は無理がある。
子どもの教育に一番大事なのは親の生き方だ。
もし親が毎日ワクワクして生きていなければ日曜日に自然の中に行っても、、、。
自然というのは山や海だけにあらず、自分もまた自然の一部であれば、自分の価値観や行動も自然(宇宙)の摂理に合致しないと本質的な楽しさはうまれない。
という事は親の毎日の言動が子どもの原体験か。

要するに生き物として人間が必要な事は全部DNAに入ってる。
今の学校や会社でやってるお金を軸としたゲームは生きる事には必要ない。
今の不自然な社会に適合する為には学校にもいかなければいけない。
もしまだ、しぶとくも石油があり、円の価値が崩壊しなくても僕のように胸を張ってデカイ声で生きていけばいい。
どっちにしてもお金の為にしたくない事をイヤイヤするのは魂の尊厳に反するぞ。

また仰々しくなったが、とにかく血マナコで楽しい人生を勝ち取るのだ。

  

Posted by 陣 at 00:57Comments(4)イベント

2008年05月22日

やっと鶏小屋とビール仕込み完了

昨日ようやく鶏小屋完成。
小屋の中の金網も張り、軒が短いので2面の上半分程を目張りし、吹き降りの時に雨を防ぐように。
後、止まり木と卵を産む為の巣箱も作る。
地面も田んぼのつくり土だが、カチンコチンになってるのでツルハシで崩し、籾殻を混ぜてフワフワにする。
こうしとくと鶏は地面をつついたり、足で掘ったりして、糞の掃除をしなくても臭くなとことはない。
餌は屑米に米ぬかと出しカスのイリコ、牡蠣殻を混ぜて発酵させたもの、糠床のような甘酸っぱいいいにおい。

10年程前、鶏を飼い始めた頃、自然養鶏の第一人者中島正氏の本を読み、日本自然養鶏会に入り、あちこちの視察勉強会などにも参加した。
この頃、自然農の福岡正信氏や四国で専業を実現してる沖津氏、中谷氏とも出会う。

なので、地面で飼う「平飼い」のノウハウはいろいろ見てきた。
放し飼いは枠がない状態。
小屋の中で、でもゲージに入れずに飼うのが平飼い。
有機農業専業家のみなさんは数百羽単位になってくるんで百羽ごとの部屋に仕切ったり、鶏舎も大規模になってくる。
大規模といってもスーパーで売ってるゲージ飼いのそれとは比べ物にならない。
例の鶏インフルエンザの浅田農産などは50万羽。
香川県内にも10万羽以上の養鶏場は少なくない。
ウインドレス(密閉鶏舎)で24時間点灯。
給餌、採卵、糞の掃除などはもちろんオートメーションだ。
ゲージは7段、30×40㎝のゲージに2羽入れてる所もあるそう。
ストレス対策にはもちろん抗生物質。
鶏インフルエンザ対策には徹底した消毒。
鶏は卵を効率よく産ませる為の機械。
ここまでやるかと経済至上主義の畜産のむごさは普通の感覚では出来ない。
でもそれを成せるのは「金」の為だけだろう。
先述の自然なスタイルの養鶏だと、10個で400円が相場。
10個100円台で非人間的行為を容認するよりも400円出そう。
400円が高いのでなく、それが適正な値段。
アトピーの子が卵を食べるとジンマシンが出るというのもゲージの薬漬けの不自然な卵だから。
自然な卵だと何ともないというのも良く聞く。
それに何よりうまい!
黄身が箸でつかめる。
僕がオススメするのは犬や猫を飼うみたいに庭で一羽だけ鶏をペットにしよう。
うちがメス4羽で卵は余って実家や友達にあげてる。
マクロビオティックなどでは毎日卵(超陽性なので)を食べない方がいいという。
どっちにしても今までの常識、卵は一個10円で完全栄養食品、毎朝食べるもの。
という僕ら日本人に合わない西洋栄養学と経済的だからとか変な囚われでじゃんじゃん安い卵を買うのはやめよう。

堅い話になったが、とにかく無事に鶏さんたちは新居に引っ越した。





  

Posted by 陣 at 07:49Comments(2)手作り、無添加

2008年05月21日

一日で石窯とおくどさんとは!?

昨日は丸一日高瀬の河野さんの田んぼ。
6/1「アートで田んぼ」という祭の準備。

河野さん曰く、3万年前、人は農耕を始めた事で自然と遊離し始めた。
そこで作物を作るという罪を歌や踊りで払拭する事も同時に始めた。
それがアートの誕生。
だから今の狂った社会にこそ「アートで田んぼ」と。

パンを焼く石窯とおくどさんを作りたいと以前から相談されてた。
河野さんの住む高瀬でも麻という地区は山の中。
木の電柱や廃材、粘土、ワラなど窯作りに必要なものは全てある。
おまけに土建屋さんの使い終わったユンボまで。
で、僕が行く前に早々と石窯もおくどさんも土台は完成。
粘土もユンボで練ってある。
ワラを切らないと、と言えば、河野さんが携帯で誰かに電話すれば軽トラで飼い葉きりが届く。
昨日は田村さんという一軒目の時に超お世話になった建築、土木、溶接など、何でも出来る(しかもゲリラで)おじさんと河野さんと3人で。
僕の廃材建築の原点は「廃材王国」の本だけでなく、確実にこの麻地区でも南山という場所の空気で育てられた。

田村さんに土を練ってもらい、僕が窯を形作る。
その間に河野さんに真竹を取りに行ってもらう。
窯のアーチを割り竹で編むのだが、孟宗では堅すぎてダメ。
しなやかな真竹がいい。
河野さんが帰ってくれば田村さんが手早くナタで割り、僕が窯の格好を決める。
僕も田村さんとどんどん土を練り、ワラを練りこみ、土ブロックを作る。
僕がポイントを押さえながら作っていくが、2人とも土を練ったりするのも慣れてるんで早い早い。
午前中には粗方石窯の格好になる。
昼メシとビールで休憩した後、細部の仕上げに入っていく。
同時におくどさんにも取り掛かる。
こちらはアーチもいらないんで、竹は使わない。
ただ土ブロックを積み上げて行くのみ。
河野さんが「名物かまど」(香川のまんじゅう)みたいなカワイイ形にしたいと。
こちらも粗方はあっという間に形になるが、ディティールに入りだすとキリがない。
河野さんも理数系で田村さんは職人系と他で僕流に「適当でいいじゃん」の石窯やおくどさんもなかなかキリッとした仕上がりになった。
最後、丁寧に仕上げたんで夕方までかかったが一日で、しかも3人で窯二つは記録的な早さ。
何度も言うが、体と原始的な道具で自然の材料を使って生活に必要なモノを作る事。
昔からやってきたし、僕らの血に刻まれてる。
作業はやればやるほどハイになる。
肉体労働を伴わずに、現代の恩恵でダラダラと生活するのは断じてスローライフじゃない。
朝から晩まで鍬を振るう。
これが日本人のスタイルだ。





  

Posted by 陣 at 07:42Comments(2)イベント

2008年05月20日

苗、金網、麹、瓶

昨日は朝一で苗を定植。
トマト(3種)カラーピーマン、伏見甘長とうがらし、ズッキーニ、モロヘイヤ、つるむらさき、オクラ(2種)、とうもろこし、バジル、イタリアンパセリ、細ネギ。
それもほんの2本づつとか。
今年はいきなり新しい圃地で手を広げずにと。
定番の千両ナス、ピーマン、キュウリなどは親父にまかせてと。
去年まではトマトなど、30本は作って、取れすぎたのは煮て、瓶詰め、脱気で保存してた。
もちろん、ここでもだんだん面積を増やしていく予定。

金物屋へ金網を買いに行く。
一番粗い目のを買う。
細かいとクモの巣に鶏の羽が絡まり掃除が大変。
30mで3500円。
2,3mなら切り売りでいいが、今回20m近く使うんで全部買った方が安い。
とにかくこういう資材はホームセンターじゃダメ。
同じ善通寺という町に麹を発酵してくれる酒屋があるんで、搗いたお米を持って行くと、一升当たり600円で麹に加工してくれる。
完成で1,3kg。
すごく安いので、しょっちゅう頼む。
あっこちゃんのナチュラルスイーツの甘みみ甘酒を使ったり、僕のドブロクに使ったりする。

ガンタッカーで張っていく。
ランダムな格子に張るんでしつこく留める。
1000本入りの弾を使いきり、2箱目に突入。
握力が無くなる~。
夕方雨が降り始め、フラットな屋根にシートを着せる。
このシートの上に土を乗せる為の防水用。
で、草を生やす予定。





今日は一軒目のオーナー河野さんのイベント「アートで田んぼ」の手伝い。
6/1のイベント。
今日石窯を作る。
で、当日ピザやパンをそこで焼く予定。
もう河野さんが屋根(竹で作ったそう)や土台を完成させ、必要な土や真竹も準備してくれてるんで、多分今日一日で完成するだろう。

  

Posted by 陣 at 07:17Comments(2)手作り、無添加

2008年05月19日

畑もやらんと~

昨日は鶏小屋の金網を張る予定だったが、日曜なんで金物屋が休み。
金網や鉄板などの材料はホームセンターは超高い。
なので一軒目を作る時から世話になってる金物屋、善通寺の「松浦商店」で買う。
歴史のある老舗で築100年は経つだろうかっこいい店舗でところせましと道具に材料が並べられてる。
経営も家族中心で道具や材料の使い方など親切に教えてくれる。
この辺りもホームセンターではてんでダメ。
とにかく家を作る為に必要な道具や材料はほぼ揃う。
まず常連になり、何でも聞けるようにならんと絶対損。

なので、鶏小屋の作業は一日休み。
何しよかなーとあっこちゃんに相談する。
彼女がショッピングや温泉に行きたいとは絶対に言わない。
「何にも植えてないけん畑しよ~。」と。
そ、そうっすね。
廃材天国で自給自足と大仰な事をほざきながら、ここの所菜園はお休み。
家作りに全労力を充てて来た。
近所のおじいちゃんとか親戚のおばちゃんとかからの貰いもんや、最近メキメキと有機農業にハマッてる親父からも貰う野菜で何とかしてる。
さすがに買う事は滅多にないが、やっぱり菜園は楽しいからねー。
夏にビールと海の精(塩)を畑に持って行き、トマトの芽かきをしながらのトマトとビールはとにかく感動。
ぜーったいスーパーの野菜とは比べる次元じゃないもんね。
やっぱし自分で作ってると毎日毎日とれるきゅうりやナスを飽きずにどう料理するかも問われて、料理にもヤル気が出る。

まあ、今後ボチボチ増やしていくとして昨日は10坪もないぐらいのミニ菜園を準備する。
キッチンのまん前にある邪魔になってる大樽(酢を造る蔵からもらった)をタイヤショベルで動かし、整地。
元々この地面が田んぼなので、この土でOK。
畝状に角材で枠を作り、少しだけ高くする。
昨日のうちに買っておいたトマト、ズッキーニ、などの苗を植えよう。

おっと、早くそれを終わらせて金網も買いにいかんと。







  

2008年05月17日

インプロビゼーション建築

昨日はだいぶナナメの木を増やす。
次々に何にも考えずにじゃんじゃん打ち付けていく。
たまーに離れて見て、もうちょいこっちに付けようとか判断する。
正確に揃えようとする作業とこういう適当作業とは頭の使い方がまるっきり違う。
特に僕のような素人にとってはキチンと揃えたりは中々の苦痛だが、こういう即興的な作業は作業じゃなく、作品作りに変容する。
ライブペイントや即興演奏などだけじゃなく、建築にもインプロビゼーション(即興)を取り入れるのはプロには難しいのか。
構造的には充分な強度を持たせて、装飾的に作る部分には可能だろう。
でも廃材じゃないと材料に無駄を出しながらどんどん使うのももったいない。
実際この製材カスの細い木はとんでもない量を使ってる。
最少の材料で最大の強度を出すのが大工の技術だと聞いたことがある。
うーん、ほんとに日本の伝統工法はスゴイとしかいいようがない。
そのスゴイ技術を持った上で「こうしないといけない」という既成概念をとっぱらって新しい発想をするのは超難しい。

うちでは日常的に自由にやっちゃってます~~~





  
タグ :即興アート

Posted by 陣 at 08:01Comments(2)廃材ハウス

2008年05月16日

アバンギャルトリゴヤ

おとといと昨日の様子。
屋根は例の焦げた角材を敷き詰める。
ビニールシートで防水し、土を乗せる予定。
鶏さんが生活するんで、柵が必要。
鶏さんは通気性が重要。
シマシマの柵じゃつまらないんで、ランダムな格子に。
なかなかかっこよくなってきた。
どんどんこのナナメの木を増やしていく。





  

Posted by 陣 at 09:29Comments(2)廃材ハウス

2008年05月14日

今日廃材天国テレビに出ます

KSBが取材に来てくれる。
うちが出るのは夕方のニュース番組の中「地球ステーション」という企画の一環で、環境へ取り組む団体や企業を取り上げてるそうな。
今回のように個人の家というのは珍しいそう。

まずは「失礼ですが本業は陶芸家さんなんですよね。」と陶芸の作業から撮る。
これはどこが来てもお約束の冒頭なのだが、僕としてもありがたい表現。
オタッキーな変人がゲリラのアジト作りをしてるように思われてもいけない。
陶芸家という社会的な看板は結構助かる。
これは取材とか以外でも。
廃材をもらう時、近所のおじさんとの世間話、同級生との話、、、。

次は家の外周り、進行中の作業として井戸の小屋の屋根に土を乗せて草屋根にする為のビニールの覆いを隠す木を打ちつける作業。
別に準備はしてなかったが、何か作業ってありますかと聞かれ急に思いついた。
そして家全景をバックに「何で廃材で家を作ろうと思ったんですか?」とかのQ&A。
子どもとシーソーで遊ぶシーンも撮る。

最後は室内。
キッチンの明かりとりに車のフロントガラスがはめ込んであるのとか、廃材で出来てる様子を徹底的に撮る。
廃材の入手方法や使い方、材料はまず買う事はなく全部頂きもので家は出来ると説明。
本当に材木や板、木は一本も買ってない。
野遊や土歩も今回は調子よく、壁面を登ったり超テンション高い。
もちろん廃材天国「Big Family」構想も説明するが、ほとんどカットされてる可能性が高い。
僕自身も相手の求めてる事には答えやすいが、聞かれてもないことまではノリノリには喋れない。

という感じに滞りなく撮影は終わる。

午後からは鶏小屋作り。
まずはぐちゃぐちゃの廃材や草をショベルで強引に押しのけて整地。
適当に石を置き、基礎とする。
もちろん水平とかは測らない。
適当な材木をみつくろって現場に持っていき、どう建てるかをイメージしながら置いていく。
こうして設計図もなくても出来るのは、その場所へ材料を運んで一つ一つ作業してる中で閃くからだ。



角材が3mだったんで小屋の横幅を3mにする。
奥行きは1、8m(一軒)。
高さは丸太のいい感じの廃材が2m弱ぐらいだったんでそのまま使う。
水平も垂直も全く測らない、材木の長ささえテキトー。
このやりかただと超早く進む進む。
当たり前だが、測るという作業はちまちまと時間がかかる。
例えば垂直などは少し離れた所から野遊に見てもらって決める。



3時前から始めて夕方暗くなる前で鳥居状の所までいく。
さあ、ここからはまた次の閃きでどうなるのかはお楽しみや。



え~、放送は今日、14日の夕方の5時半から6時の中の5分間だけです。
KSB「スーパーJチャンネル」というニュース番組です。
香川と岡山のローカル局なので他県の方は残念です。  

Posted by 陣 at 08:19Comments(3)廃材ハウス

2008年05月12日

猛烈片付け

ここんとこ、小さな棚作ったり、片付け、掃除。
取材という名目で掃除にこんだけ張り切れるんなら普段からやらんかーい!
一軒目と違い、ここは360°人目につく。
なおかつ毎日誰かは訪ねて来る。
人に見られて恥ずかしくない生活は自分たち家族にこそ気持ちいい。
とあっこちゃんは言う。
キッチンに凝っても家の周りがゴミだらけでは、と超突っ込まれる。
最近「そうじ力」をはじめ、掃除をすれば運勢がよくなるとか、汚い所には犯罪が多いといろんな人が本に書いとる。
一軒目はひどかったな、草ボウボウで貰ってきた廃材や家具も未整理でたくさんあった。
とにかく必死で自給自足を目指してた。
環境の講演会(地球村)もしょっちゅう主催してた。
必死すぎはよくないと学んだ。

今度は溜め込まずに、毎日チョコチョコやる。
草も毎日ちょっとづつ抜く。
ゴミも通りがかりに拾い、捨てる。
ゴミの日を事前にチェックして捨てるのを忘れない。
あっこちゃん曰く、常に手に取ったモノ、目についたモノが必要かどうかを瞬時に決断し、すぐに捨てると。
なかなかねー。
もらいもの生活では「何かの材料に使えるんちゃう?」とすぐに溜め込むクセが、、、。
でも実際こんだけ仲間が増えれば必要なモノはまたすぐに手に入る。
ほんまにありがたい。

必死すぎはよくないからと頑張らない訳ではない。
最近僕も「顔晴る」という表現をするし、世間の風潮は頑張るのはよくないことみたいなのがある。
「それでいいんだよ。」
「ゆっくり行こう。」
などが癒しの代名詞だ。
ちっちっちっ。
何もしないのに「それでいい。」訳ないし、毎日ゴロゴロ、ダラダラすることがスローライフではない。
全くない。
機械でやれば一日で終わる田植えも手作業だと何日もかかる。
作業してる本人は超ハードに頑張ってる。
でも、田植えのペースが超スロー。
というか自然の摂理に合ったペース。
どっかで嫌々仕事して稼いだお金で田植え機を買い、あっという間に田植えを終わらせ、ゆっくりとお茶を飲むのは癒しでもスローライフでもなんでもない。
毎日、自由に自分のペースで好きな事を思い切りやる。
家族にも近所にも地球にもハッピーなこと。
国やお金に縛られない生き方こそ究極のスローライフだぞ。

積み木建築の棚に本や作品を収納。




キッチンもフル装備。

  

Posted by 陣 at 05:41Comments(4)廃材ハウス

2008年05月08日

久々のテレビ出演依頼

昨日はライブとパーティーの後片付け。
来れなかった友達や昨日の忘れ物をした友達とゆっくり残り物でランチ。
是非うちに成功してもらい(お金の面で)みんながライフスタイルを転換してもお金の事に心配なく暮らせるんだと信じれるようになって欲しいと言う。
確かに社会的成功はとても大事だが、うちはお金のやりとりを最小限にして超安心して好きなことして暮らせるんだからしょうがない。
具体的に言えば年間100万の収入でも余る生活と500万稼いでも足りない生活の違い。
100万切っとる年もあるから笑える(ほんまに)。

そうしてると電話が鳴り、瀬戸内海放送から。
何でも「地球ステーション」という番組に出て欲しいんだと。
ほいで撮影は次の月曜。
えらい急やなー。
うちは細かい事は気にしないんで「いいですよ。」と軽く返事する。
去年の稲刈りの時に建築中の廃材ハウスをケーブルテレビが取材に来て以来のテレビ出演依頼。
まあ、撮影も半日ほどで出るのは5分とか。
とにかく「あんなんキチガイや~。」という風に思って欲しくないし、「私は仕事があるきん絶対エコなんか無理。」とも捉えて欲しくない。
楽しそう、そんな事なったら自分にも出来そう、と捉えて欲しい。
僕たち夫婦も10年前(結婚する前)は今の社会の普通の価値観で不自由に暮らしてた(もう忘れかけてるが)。
不自由な囚われた価値観から楽しい生き方に転換するきっかけになれればと思う。

忘れていた写真のアップ。
姫ファミリーが来た時のディナー。


イノシシ肉の塊をグラインダで切るとこ。


サイクラブのライブ。
サイクラブの左にも客席があり、L字型の会場にした。

  

Posted by 陣 at 10:47Comments(0)廃材ハウス

2008年05月08日

大ブレイクのサイクラブライブ

昨日はサイクラブ☆のライブと廃材天国オープンパーティー!
めっちゃ来てくれたー。
来てくれたみんなもこれなかったけど応援してくれてるみんなありがとう!
うちの家族も入れると総勢42人。
いけるもんやねー。
料理も超喜んでくれてありがたい。

サイクラブライブは超感動!
「固定概念をぶっ壊す!」と拳を振り上げながらもゆる~く、楽しい彼女のスタイルと実際に体験してきた事をMCで語るのも迫力。
ring of fireはほんま涙がにじんだ。

料理も姫や親父に助けられあっこパンやビーテンさんのイタドリ、太刀魚、20種類ぐらいはあったんちゃう?
原点は小向さんや姫の料理が僕やあっこちゃんの姿勢を作ってる。
出来ることを徹底的にやる、絶対に市販のソースや加工品は使わず、調味料は全部本物。
和洋中、エスニックいろんな組み合わせの小向さんと野草を友達のように扱う姫。
ほんまにおいしいものを食べると自分もそれ以下のものは作れない。
この「ほんまに」が大事。
偽のおいしさではダメ。
きじはくんがラップで「沖縄、アジアを蹂躙する白い粉」と歌った。
ほんまにこの「食」は大きい。

食から始まり、生きていく事そのものを自分の力で自由に組み立てることが今難しいように洗脳されてる。
そんなことはない。
と、僕が廃材天国で証明している。

後、今度考えてるのはこういうイベントの際、みんなの物々交換会をしたいなー。
最低の必要経費はしょうがないが、出来るだけ現金を介在させずにみんなが楽しめるように、自由になれるようにやっていきたい。

写真わっせとったー。

  

Posted by 陣 at 10:35Comments(0)イベント

2008年05月04日

姫ファミリーと現場に泊まる

昨日は初めて現場に泊まる。
姫ファミリーが6日のパーティーに来れないんで3,4,5と準備の手伝いを兼ねて来てくれてる。
野草たちの根っこ持参で。
こういうプレゼントは中々できないけど、僕としては一番嬉しい。

でもやっぱり信じられんねー。
あんな家に住む!?
ありえなくない?
自分でも笑ってまうでー。
わははははははーーーーーーーー。


 姫んとこの海人とうちの子供たちと初風呂。
キャンドル10個ぐらいつけて。
電気もつくが、道から丸見えなんで。


姫とにこちゃんを抱くあっこちゃん。



  
タグ :引越し

Posted by 陣 at 15:07Comments(0)廃材ハウス

2008年05月02日

包丁差し&風呂のサナ

昨日は錆の来てる鋼の包丁の錆落としから。
出刃、柳、中華包丁。
ステンレス合金のは錆びないから美しいまんま。
包丁の錆びは料理人の恥と言うけど、やっぱりステンレスは錆びないからいい。
昔のステンレス包丁は切れ味が悪かったらしいが、今の合金の技術は凄い。
ニッケル、クローム、もちろん鉄、用途によってその比率を変えるそうな。
憧れの新潟の藤次郎のニッケルダマスカス鋼の包丁は何十層にもスウェーデン鋼やらニッケル、クロームと重ね合わされて、波打つ波紋が現れてる。
昔の鍛冶の技術も凄い、鋼をトンカントンカン叩いて日本刀を作った。
いや、昔が凄いんじゃなくて、その伝統の技を展開したのが現代のテクノロジーだろう。
いやー、昔から現代までやっぱ理数系の技術は凄いねー。

で、作業台の上に置く包丁差しの作成。
プロはステンレスの箱で電気で殺菌する専用の包丁差しを使うが、うちでは木。
なるべく堅く目の通った板を選ぶ。
これは完成された調理道具たちと並んで置かれ、大事な包丁を仕舞うためのものなんで完成度を要求される。
なにより日々の作業で、包丁を仕舞う度にうっとりするぐらいでなけばいけない。
なんか、完全に料理道具オタクになってるけど、、、。
数枚の板をクランプで固定し、一度にカンナを当てる。
さらに電動のサンダで磨き、厳密に直角を出しながらぴったりと組み立てる。
デザイン的にも完成度的にも満足のいく仕上がりとなり、包丁のレベルに負けないくらいになった。
いい包丁は研いで癒され、使っても気持ちよく、ほんと値段以上の仕事をしてくれる。
夏に菜園からトマトをちぎって来て、スカッとスライスする。
その感触に感動し、海の精(塩)を少しつけて食べて更に感動。
この原始的感動こそ人間の本質ぞ。



後、ほったらかしになってる風呂備品。
五右衛門風呂のサナや蓋。
サナとは底に沈める板の事。
ザブ板ともいうし、その地方でいろんな呼び名がありそう。
包丁差しには数時間を要したが、サナは30分。
うーん、やっぱしやっつけ仕事であっという間に終わるのは楽しい。
考えないで一気に、少々の事は気にしない。
やっぱり僕としてはこっちがいい。
everything be allrightで好きなとこにはこだわろう。

  
タグ :包丁

Posted by 陣 at 06:54Comments(0)廃材ハウス

2008年05月01日

鍋磨きと天窓の防水

最近ハマッてるのがステンレスの鍋を生き返らせる事。
家も出来、設備も完成したが、自慢のキッチンに並ぶ鍋達がえらく汚れてた。
一軒目の廃材ハウスで使ってたモノだが、きちんと手入れしてなくて汚れがヒドイ、薪ストーブで使ったりもしてて底は真っ黒。
業務用の寸胴鍋、ビタクラフトの美しい鍋やフライパン、ラゴスティーナの圧力鍋、、、。
煤や油でコーティングされた汚れは金タワシぐらいじゃ落ちない。
そこで、ジスクグラインダに細め(240番)の研磨盤を付け、じゃんじゃん磨く。
機械で届かない所はスチールウール、真鍮のワイヤーブラシ、もちろんエコ生活の廃材天国として海面活性剤入りの市販の洗剤などは使わない。
そんな道具でギャンギャン磨くと汚れも落ちるが、美しいステンレスの鍋の表面に細かい傷が、、、。
そこで役立つのが「ピカール」という研磨剤。
ご存知の方も多いと思うが、とにかくピカる。
しかも別に化学物質は使われてなく、安全。
これをグラインダやドリルに付けるバフ的なアタッチメントに塗って磨いていくと。
ほんまピッカピカの鏡面仕上げ。

後、延び延びになってる天窓と煙突のシール。
今の所、雨の度に洗面器を置いてる。
シールといっても使うのは泥。
あまりにアバウトにガラスを乗せてるだけなので、コーキングごときでは防げないぐらいの隙間。
粘土、砂、藁をいつもの様に混ぜ混ぜ。
一旦ガラスを外し、その土を天窓部の淵に塗り、ガラスを置く。
更にガラスの淵にも泥を塗る。
もちろん雨に打たれると溶けてしまうので、直接雨が当たらないように石でガード。
煙突部も同様。
泥と石でサンドイッチにしながら適当に塞ぐ。
いつかはまた漏れてくるけどそん時はまたやり直せばいい。
どこもかしこもこの調子。
すんごい楽やし、金のかかる資材を買う必要もない。

夕方、ガソリンが値上がりする前に軽トラと軽バンを満タンに。
後、赤い携行缶、ほんとはダメやけどオイルのペール缶にもストック。
灯油のポリタンクを軽トラの荷台に載せてガソリン入れるのはさすがにはばかられるんで、オイルの缶ならスチールやし、と強引な理屈で。
そんでも何本も一度に入れてると長蛇の客にも悪いし、さすがにスタンドのスタッフに怒られそうなんで2本づつ。
むちゃくちゃ買っても、と控えめに2万円分買う。
一軒目の時なら絶対どっかでドラム缶調達して何本もストックしたと思う。
現に6,7年前に車のスクラップ工場から出る中古ガソリン(廃車から抜き取った)をドラム缶1万円(リッター50円)を売ってくれる人がいて何度か買った。
ガソリンは揮発性が高いのと劣化も早いんで軽油や灯油のようにはストック出来ないという常識があるが、別に軽トラはしゃんと走ってた。
でも最近はそこまでナリフリ構わずはやらない。
ちょこっとのはみ出しぐらいはまだ注意ぐらいで済むが、あんまし違法行為を堂々とやるのは廃材天国の趣旨じゃない。

どうせガソリンを上げるのなら炭素税とかにして炭酸ガスを減らすようにしないと。
今の税金は道路を作るためのもの。
まあでも、こんだけ大きく話題になる事はいいし、さすがの自民党も現場に来るおじさん達からもボロカス。
ほんと、日本経済の破綻が加速されてるようでワクワク。
僕としては石油と食料の輸入が止まり、円が紙切れになるのは近いと思うし、楽しみ。
でもこのシステムが動いてるうちはここでやれる事をやろう。
  
タグ :天窓

Posted by 陣 at 04:43Comments(6)廃材ハウス

2008年05月01日

聖火リレーの真実

マイミクのマイミクの方の日記です。
ゼヒ読んで下さい!
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=787996903&owner_id=2071143
転載も歓迎とのことです。

僕もこの日記を読んで日本の国とマスコミに対して情けなさと憤りが混じってほんとに悲しいです。
しかも更に情けないのが、この方に対して嫌がらせのメッセージが来たり、応援するコメントにアゲアシ取ったりする人がいるらしいのです。
去年のてんつくマンの温暖化防止号外の時にもそういう妨害がネット上でかなりしつこくありました。
真実を伝える。
今の日本でこれが出来ない。
ネットで情報は自由に伝えられる、といってもこういう妨害も自由に出来てしまう。
何かの団体などから力の働くのはまだしも、個人的にアゲアシ取りや変に冷めた突っ込みなど、かわいそうなぐらい洗脳されてる訳です。

チベットに自由を!
洗脳された我が国の国民に解放を!
  

Posted by 陣 at 04:41Comments(0)社会

2008年05月01日

れんげ畑まつり

れんげ畑祭というイベントに出店。
ここの所、焼き物+お菓子、パン、玄米珈琲などの構成で出店してたが、ここでは営業許可を持った者しか出せないということ。

超いい天気。
適度に風が吹いて気持ちいい。
現場の廃材の中から、適当な木を選んでテントにする。
すごーくたくさんの知り合いが来てくれる。
更に新たな知り合いも出来る。
やっぱり、こういう所に出かけるってええねー。
もちろんそこそこは焼き物は売れるしね。
子どもと遊びに行って焼き物も売れて、いろんな宣伝も出来る。
ええことずくめや~。
まあ、年収100万円未満で生活可能なうちのライフスタイルやから、普通に商売とか事業とかのペースとは無縁の世界。



当然その祭の主催者によってその場の空気が作られる。
昨日のそれはいわゆる自由な祭系のものとは全く違った。
この方は有機農業の専業家で、すんごい想いが強くてすばらしく頑張っておられる。
ところが、20年以上有機農業で生計を立て、想いが強いので他の似たような事を考えてる(環境問題や平和)人とぶつかりまくる。
去年のてんつくマンの号外新聞の事などはクソミソに言う。
他でも頑張ってる活動家タイプの人にそういうケースは多かったと聞く。
ほんと「他人のふりみて我がふり直せ」やなー。
良い悪いじゃなくて、その人のタイプかなー。
でも自由の味を知ったら他の味じゃちょっとね。



次は6/1の「アートでたんぼ」。
これはおもろいよ~。
河野さん(一軒目の廃材ハウスの土地のオーナー)が主催でもう8年目。
河野さんはアーティスト(絵描きとか現代美術とかとも一線を画する)で、かつて人間が生産活動(農業)を始めたことが諸悪の根源で、自然と一体だった頃には歌や踊りは必要なかったと言う。
生産を始めた(自然と遊離)事によってそれを払拭するために歌ったり踊ったり、派手な装飾をしたり、とネイティブ社会に生きる人たちと重ねあわせる。
ここの空気はほんまに楽しい。
プログラムやお金のやりとりもほとんどなく、だらーっとした一日。
音楽系の連中が多い。
今回僕が前日に石窯を作る、もちろんみんなで。
ほいで当日は満を持してのスムージーの出店!
わー、楽しみ楽しみ~!!
  
タグ :れんげ

Posted by 陣 at 04:39Comments(0)イベント