廃材天国HP

2011年07月30日

廃材建築、堂々完成

昨日はいよいよ最後の現場の日。
残ってる、隙間を塞ぐ作業やコーキング、仕上げ。
後は片付け、掃除。
廃材の片付けだけでも一仕事。


竹ボウキで掃いた後はブロワでホコリを飛ばす。
とんでもないホコリの量!
この後、上に積もったホコリを落として完了。


トウヨウくんの要望で、「薪として使うから置いといて。」と。
丸太、角材、アピトン、米松の角材、と順に一ヶ所に集めた。
これを持って帰るハメになれば2t車で何往復かせんといかんかった所。


正面のシャッターからの室内。


裏の入口からのビュー。


丁度5時過ぎに全ての片付けと掃除が終わったんで、トウヨウくんにプチジャンベワークショップをしてもらった。
僕は正式に練習したことはないけど、ちびっ子の時に神社の祭りの太鼓経験があり、独学で多少は叩ける。
最後の最後がジャンベのセッションとは、この倉庫の完成に奉納したような形になった。
めっちゃ楽しかったーーー!!!


ここ2、3日はちょっとづつ使わなくなった工具を持って帰りつつあったけど、一ヶ月以上3人で作業する一通りの道具なので凄い量。
この道具を既存の倉庫に全部置いて置けたのも仕事がやりやすかった。
広い廃材置き場に道具の入る倉庫と、廃材建築にはバッチリの条件やった。
ホームグラウンドのウチで仕事するのと同じぐらいの環境で能率よくできた。


ナスの田楽、柚子味噌。


黒豆のオカラ煮。


キュウリとプチトマトもかろうじて採れてる。


揚げと干し椎茸を味醂と醤油でたいた具を入れたお寿司もどき。

大人はナスの田楽を入れたり、和ガラシを入れる。
梅酢やゴマをプラスするのも美味しい。
最近呑んでなかった純米酒との相性抜群。

いやーーー。
一ヶ月と半、、、。
長かった、、、。
完成した喜びもひとしおやけど、毎日通うということがなくなる事が一番嬉しい。
毎日の廃材天国での作業に戻れるよろこび!

トウヨウくんとは今後の繋がりあるから、益々楽しみー。
彼はこの倉庫を拠点に「自然農」、「パーマカルチャー」、「トランディションタウン」など新しい価値観をこれから発信していきたいと意気込んでる。
廃材天国ももちろんリンクして発信していく。
益々香川が面白くなってキターーーーー!!!  
タグ :完成

Posted by 陣 at 09:03Comments(2)廃材ハウス

2011年07月29日

いよいよ大詰め

もう、完成間近か。
やり残してる作業を片付けていく。
丸い窓のコーキングとか、金物を入れたりとか。


こういう隙間があったりする。


トウヨウくんの大叔父さんの工場の中に、おあつらえ向きな飼い葉きりがあった。
で、大叔父さんが刈った草を切る。


廃材天国から持っていった粘土と混ぜる。
これは本業の陶芸の茶碗や皿に使うもの。
陶芸の窯、ピザの窯、五右衛門風呂の焚口、キッチンのステンレスかまど、と火を焚く所には全て使ってある。
耐火性が強く、粘性も強いのであらゆるシーンに対応する。
廃材天国の母屋の土壁もコレ。
土壁にはこんだけ粘性が強いのは不向き。
砂、ワラ、などを大量に混ぜて土壁にした。
今回も現場の草と花崗土なんかを適当に混ぜてトタンの隙間を埋める用に作った。


外の軒下の上の部分に押し込む。


バッチリ隙間は塞がった。


現場での昼食の弁当にも、「何作ろー。」と朝ご飯前に段々悩むようになってきた。
何しろ暑くて腐らないようにと、作って持って行くという条件ではバリエーションが少ない。
で、現場のスグ横の大叔父さんの畑の野菜をお昼に使わせてもらうことにした。
おとといはズッキーニと紫のしし唐。
昨日はこのロッジのフライパンで炒めたナス。
作っていってた小エビの唐揚げ、キュウリの塩もみ、シソの醤油漬けに加えて出来立てのナスのソテーは最高に美味しかった!


シャッターの軒も完成。
波トタンだけではアレなんで、まだまだふんだんに残ってる廃材の中から45㎜角の材を並べた。

今日は主に片付けの日。
残った廃材は現場に置いて帰って、トウヨウくんが薪ストーブの燃料にすることになってる。

  
タグ :仕上げ

Posted by 陣 at 06:17Comments(0)廃材ハウス

2011年07月28日

夏のクールダウン

壁も出来て、後は中の仕上げ作業。
内装材のゴザをガンタッカーで打ち付ける。
汚れてる所や仕上げの甘い材木をグラインダーで磨く。
などなど。


これはカスガイの90°折れた「イトカス」という金物を打ち込む作業。


梁には正面から、上の角材には真横から打ち込む。


しょうたくんが汗だくになって打ち込んでくれてる間にコレを作った。
シャッターの口に雨が入らないような軒。
自分家じゃないんで、ここにもガルバリウム波板を葺くことにした。


現場でみつけた青大将の抜け殻。
2mは十分ある上に、超キレイに頭から尻尾まで。


茹でた大豆、玄米、玉ねぎ、人参、ゴボウ、グリーンピース、ニンニク、豆乳、小麦粉、味噌、トマトソース、塩、で出来てるベジハンバーグ。
これはかめびしの醤油とみかんペーストを混ぜたソースで頂いた。


完熟トマトのサラダ。
子どもたちは大好きやからねー。


玉ねぎ、じゃが芋、セロリのポトフ。
セロリは子どもたちは好きじゃないけど、菜園でずっといてくれるので便利。
今年はオクラが少なくてこういう飾りぐらいにしかならない、、、。

現場からの帰りにはしょうたくんと酒屋に行き、泡盛の古酒とテキーラを買った。
毎日このクソ暑い中での、全力作業の身体を緩めるのはアルコール。
マクロビオティック的に考えると、とにかくクールダウンしないといけないんで夏は蒸留酒がいい。
もちろん砂糖入りのチューハイなんかは論外やけど。
現場では梅干しを食べたり、その人の体質もそうやけど、僕らの身体って環境と労働条件に大きく左右される。
今、何が必要なのか?
これを頭じゃなく、身体の求めるものを適量というのが理想。
スイカも真昼の暑い時にはほんとに身体が求めてる。
慣れてくれば、「これ以上は要らんな。」と感覚で判断できるようになる。
もっとも、頭も満足させないといけないんで、夏に一回はハモの梅肉餡も食べたい。
というバランスかな。
バランスが崩れることが病気や問題のスタートやから。
常に崩れやすいこのバランスを調整するのは難しいけど、それに努力しないと大変なことになるし。
これも実験的に色々試すと面白い。  
タグ :バランス

Posted by 陣 at 06:07Comments(0)廃材ハウス

2011年07月27日

壁完成

いやー。
やっと壁の作業が終わったーーー。
連日の暑さでフラフラになりながらもやりきった!!!


堂々完成。
蓮の畑からの景観。


西向きの最後の面は午後からの西日がキツクて汗の量がハンパじゃない。
この廃材も余るほど十分にあった。
トウヨウくんは薪ストーブを設置したいそうなので、薪として置いて帰ることになってる。


帰るとあっこちゃんが梅の土用干しをしてた。
この黒いカゴは百合の球根が入ってくるもの。
知り合いの百合農家から大量にもらってある。
切り干し大根も野草茶も干し椎茸も何でもコレで干す。


現場では毎日木っ端が発生する。
それを持って帰り焚物にする。


切断器でチュインとカットする。
短いのが料理用、長いのは風呂用。
現場から帰って、晩飯前の仕事。
毎日の現場通いで、日常の焚物作りもままならないと思ってたけど、こうして、毎日ちょっとづつ作ることで十分事足りる。
料理用にはこの箱一つも使わないぐらいやし、風呂用なんかはさらに何分の一かしか要らない。

毎日外に仕事に行っても、薪の生活と手作りの食というスタイルにかわりはない。
「忙しいからしたいことができない。」というのは理由にならないぞ。
時間は平等に24時間与えられてるやん。
もちろん、みんながみんなこんな薪の生活なんかをしたい訳じゃないというのは分かる。
でも、たまたま廃材天国のライフスタイルは僕とあっこちゃんの選択の連続によってこうなったというだけ。

廃材建築
薪の生活
何でも一から手作りの食生活

これそのものがしたい事やし、自分らにとって楽な生活。
別に何かのためとか、将来のためにやってる訳じゃあない。
エコとかロハスとかを「地球のため。」とか「健康のため。」とか言い出すからややこしい。
もちろん、結果的にはそっちに繋がらないとオカシイけど。

自分の選ぶライフスタイルに議論は要らん。
「したい生活をする」
これを毎日やってるだけ。

さあ、いこう!
今日もワクワクの一日が始まったぜーーー!!!




  
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Posted by 陣 at 06:55Comments(0)廃材ハウス

2011年07月26日

廃材シャッター願望

朝、現場に着くと三和シャッターの職人のおっちゃんが既に到着してた。
1tのトラックのボデーすり切りに、自作で組み立た道具入れが整然と並んでる。
正にプロの職人という完全装備。
なんちゃって廃材職人とは訳が違う。

色々シャッターの説明を聞いて、早速取り付けに入ってもらった。


アルミの伸縮足場をサッと出し、日立のレーザーレベラーで一瞬で墨を出した。
後は、この現場用にあつらえたシャッターの部材をサクサクと組み立ていく。
僕らも自分らの持ち場があるんでずっと見てる訳にはいかないけど、流れの美しいクールな仕事。


朝、行く時になって「野遊も行くーーー!」とついてきて、プチ職人モード。
釘を打つのは慣れてるし、他にもしょうたくんが作った部材を僕に渡したりする。
一番助かるのは「90㎜のビス!」、「バール!」、「差し金!」とあらゆる道具をすぐに取ってくれる所。
「75㎜のビス!」と言うと、何種類ものビスをペットボトルの半切りの容器に入れた箱から一目でサッと取れる所が凄い。
これはちょっと慣れないと出来ない芸当。
午後になって疲れて「帰りたいー。」と言い出したんで、あっこちゃんに迎えにきてもらった。
子どもに丸一日はキツイ。
本人の興味のそそられる範囲の手伝いがベター、強制的になってはいけない。


軒の面の壁を打ち付け終わった。


丸い窓の所も美しく完成。


廃材建築には不似合いなマッサラのシャッター。

シャッター職人のおっちゃんは午前中で悠々と仕事を終えた。
廃材建築にも興味を持ってくれて(プロの職人の方が大体興味を持つ)、「中々出来んで、うまいことしよるなー!」と。
色々喋ってると、「年に一辺ぐらいは新品同様のシャッターが廃材として出るんで。」という情報!
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
しかも、今のシャッター情勢は十中八九が電動だとか。
それも例によって、中古としては流通しないんで、鉄クズとして処分して二束三文というお決まりコース。
シャッターの大きさはオーダーメイドやからなおさら中古が難しいんやろか?
休憩の時のお茶用の湯のみと名刺をソッと渡して、「丸亀で焼き物してて、焚物としてもろた廃材で家や工房建てたんです。」とか喋った。
で、「是非棄てられるシャッターが出た折りには一報を!」と切にお願いした。
廃材天国に電動シャッターは似合わない中の似合わない、、、。
でも市場の8割以上が電動ということやからねー。

これは、数年前の台風で飛ばされて「骨組みだけのビニールハウス倉庫化計画」に使える。
2回も台風で飛ばされてからは、諦めてビニールを張ってない。
何せ小口を開けっ放しにしてたし、資材を入れる前提での大開口の開閉口のアイデアがなかったから。
さすがの僕もシャッターが廃材として出るなんて情報は持ってなかったし。


これは土歩くん盛りつけの人参フライ。
真ん中のキャンプファイヤー風のデザインがお茶目。


バジルのジェノベーゼが美味しい季節やけど、フキのジェノベーゼをキュウリや玉ねぎと和えたサラダ。



  
タグ :シャッター

Posted by 陣 at 06:32Comments(0)廃材ハウス

2011年07月24日

丸い窓

トウヨウくんが直径75cmと52cmの丸いガラスの板を持ってきた。
「これに枠を作って、窓にして欲しいんやけど。」と。


大叔父さんのミシン鋸でコンパネを丸く切って、枠を作成。


二枚枠を作って挟み込む。
異素材を接着させるボンドで接着。


こっちが大きい方。
結構いい感じ。


こっちは小さな方。


マルく見える景色もなかなか。
ここは立地の環境が抜群やからね。
この窓の下の方に見えるのは何畑?


この畑で大叔父さんの育てたスイカ。


現場のすぐ横がスイカ畑。
スイカはカラスよけのネットなど世話が大変。
マメに世話をしてほんとによく出来てる。
午後からの西日がキツク、汗ビショの僕らには超ありがたい。


丸い窓を作ってるうちはしょうたくんとトウヤ、午後からは僕も一緒に壁面の廃材張り。
かなり進んだね。

トウヤは元々一ヶ月の予定で来てて、昨日の夜岡山のおじいちゃんの家に帰った。

今日は現場はお休み。
あっこちゃんは宇多津の「蔵マルシェ」に出店。
しょうたくんは小豆島で「鬼太鼓座」(おんでござ)のライブがあるので出かけた。

僕はちびっ子たちと留守番。
毎日現場通いで、家の片付けや何かも色々あるし。
掃除や片付けは自分の気持ちもスッキリして気持ちいい。
何せ、ガラクタの発する不のエネルギーは凄まじいそうな。
すぐに散らかる廃材天国だけに常にコマメに片付けせなー。

いやー、やることがあるってほんとにありがたいねー!






  
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Posted by 陣 at 11:30Comments(0)廃材ハウス

2011年07月23日

アブストラクトな壁

「アブストラクトな壁やなー。」とランダムな廃材の壁を気に入ってくれた施主のトウヨウくん。
昨日も田んぼから現場に来てくれた。

アブストラクト=抽象的

隙間を塞ぐという目的の「壁」という作業は超制約の大きい具体的な作業。
大体、廃材で作ろうとも家とか建物という以上は強度、雨や風を凌ぐということは満たさないといけない。
でもそういう条件をクリアした中でのデザインなり遊びを楽しむ。
むしろ、こういう狭い条件の中での自由な発想なり作業が面白い。


まず、材料ありきの廃材建築。
こういう様々な材料を見て、「おっ、コレ使お。」と閃く。
しょうたくんが計って部品を作り、僕が打ち付ける。
し「次、コレ行きましょう。」
陣「OK!」
し「こっちはアレにしましょうか?」
陣「いや、ソレじゃない方がいい。」
と、常に即興での作業の連続。


大工さんなり、プロはこんな不揃いな廃材はまず使ってはくれない。
もちろん使いたくないと思う。
決められた仕事や技を正確にこなすという、職人の技能は素晴らしい。
でもこういう新しい発想を閃き、実践するのは技自体を開発するようなもの。
また別物になるけど、この自由な発想というものが新技術になる。

「こんな廃材使えるんか!?」という状態から実際やってみて、「かっこええがなー。」という完成に至るのは簡単。
何もないのに閃きなり新デザインはやってこない。
何度も言うけど、とにかく「材料ありき!」。
山と積まれた廃材を見てドコにどういう風に使うかを閃く。
考える、悩む、、、という頭は不要。
で、一つ実践に踏み込むとまた次の閃きが来る。
そうして次から次へと展開が連続して完成に及ぶ。
最後まで作ってる本人もどういう結果になるかなんて分からない。
またそれが面白い。
当たり前やけど、普通の建築には通用しない。
廃材建築ならではの醍醐味。
トウヨウくんは何度も廃材天国に足を運んで、「是非廃材で!」という依頼なので思いっきりできる。
色んな希望で廃材だけじゃなく、わざわざ大きな木を挽いてもらったりもしたのが更に今回の現場を面白くさせてくれたね。


こんな感じでバラバラの廃材を選びながらの作業。



  
タグ :抽象

Posted by 陣 at 07:02Comments(0)廃材ハウス

2011年07月22日

廃材建築の醍醐味


ゴザの上の防水シートを張る。


いつもの農業用の廃ビニールや、建設会社のお下がりのブルーシートではかなりモノモノしい廃材感に見舞われる。
この防水シートならどっかの建設現場みたいに見えなくもない。


全部壁を張っても以外と明るい室内。
窓をふんだんに入れたからやね。


いよいよワクワクの壁材張り。
外材のアピトンという木と米松のミックス。
背がついてたり厚みも幅もマチマチの廃材。


隙間をあけた二枚の板の上に板を打ち付けて、隙間をふさぐ。
曲がってる材でも重ね幅をたくさん取れば、完全に隙間はなくなる。
アヤメ張りの要領。


もう10日間ぐらい植えてるトウヨウくん。
そろそろ植える時期がタイムリミットになってくる。


手前が普通に代掻きして植えた所。
奥の草がある所にも不耕起で植えてる。
彼は福岡正信さんの粘土団子を実践することが夢。

毎日毎日こうして田んぼに時間を使えるのも、灰色の男という時間泥棒に時間を奪われていない証。
ミヒャエル・エンデ作「モモ」は必読!
廃材建築にしたって、手植えにしたって恐ろしく途方もないような作業の目白押し。
そこで必要になってくるのが、モモに登場する道路掃除夫のベッポじいさんの姿勢だ。
一足、一足、一掃き、一掃き、その目の前のことに大切に丁寧に進めていく。
終わらせるためだけのおざなりな作業をやってる訳じゃあないぞ。

この壁の廃材の板を選ぶ所からがワクワクやし、切る、重ねて打ち付ける、それぞれの作業がエンターテイメント。
何故か?
それは創造性のある自由で、アイデアの波が次々とやってくる作業だから。
「こうしないといけない。」とか「ミスが許されない。」というのは楽しくない。
ミスってもそれを変化球と捉えて柔軟なアイデアで対応するのがクール。
もちろんそういう状況の中でも、ベッポじいさんのような職人魂は元々の日本の職人なら当たり前に持ってたとも思う。

一つ一つ目の前の作業を丁寧に。
今回は、トウヨウくんの依頼なのでかなり丁寧にやってるけど、普段の廃材天国の作業でもこれは大事な事。
自分自身にも言い聞かせるために!


  
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Posted by 陣 at 06:51Comments(0)廃材ハウス

2011年07月21日

ゴザ

さあ、台風一過。
いさ、廃材建築現場へ。


壁面の下地が入れ終わり、内装材のゴザ張り。
これは畳屋の張り替えた畳表のゴザ。
畳屋に行けば、いくらでももらえる。
廃材天国では出番の多い素材。
余っても燃やせるし。


外から見ると「え???」みたいなイメージも、室内側からは上品な文字通りの和風デザイン。


ガンタッカー(ホッチキス)でジャンジャン張っていく。
こんなちょこっとしたタッカー作業にはMAXのガンタッカーで十分。
廃材建築にエアー工具は必要ないっす。


ゴザの上からは防水シートを張る。
要はこの防水シートが室内から見えたのでは調子悪いんで、予め内装材としてゴザを張る。
で、このシートの上からは木を打ち付ける。
背のついたいろんな形の材なので、クールなデザインになると思う。


晩ご飯は石焼きビビンバ。
石鍋に圧搾の純正ゴマ油をひいて玄米を敷く。
キュウリ、人参、もやし、ピーマンをそれぞれナムルにして乗せる。
月に一回ぐらいしか食べない卵はもちろん平飼いの自然養鶏の卵。
それにしても、石鍋の割り合いにしたら卵率低っ、、、。
卵の横のは自家製コチュジャン。
自家製甘酒に味噌と唐辛子を混ぜた甘くて辛くて美味しいコチュジャン。
市販のは水飴で甘すぎるから甘酒だと丁度いい。

これと干しエビで出汁をとった春雨、レタス、生のトマト入りのトロっとしたスープ。
労働の後の手作りご飯は最高。
もちろん、こだわりビールの消費量も半端じゃない。
夏はいいねーーー!

  
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Posted by 陣 at 07:06Comments(0)廃材ハウス

2011年07月20日

台風中には保存食作り

台風で現場に行けない。
ちょうど、先日の出店で超大量に余ってるトマトソースの真空脱気。

お昼はピザの生地でナンというかタコスに見立てて、マリネやカレーなんかを乗せて食べた。
そろそろ、小麦粉感に飽き飽き、、、。
やっぱし、玄米ご飯が恋しくなる。


肩の辺りまで水を入れて1時間近くグラグラ。


これで、常温保存出来る。
保存食というても、冷蔵や冷凍では限界がある。
常温で保存できてこそ、保存食と言える。


自家製タバスコにピーマンを漬ける。
酢、唐辛子、塩、ニンニクで作ったタバスコはピザの出店の時には好評。

夕方から本格的な台風の風になってきたけど、今朝は完全な凪。
心配(期待?)された廃材天国の被害もなかった。
高知は大変やったみたいやけど、、、。


  
タグ :保存食

Posted by 陣 at 07:01Comments(0)手作り、無添加

2011年07月19日

台風6号VS廃材天国

夜中、台風っぽくなってきて目が覚めた。
そういえば、雨漏り対策で屋根を直しかけてほったらかしになってるー。
結構風も強まってきたし、もう上にあがるのは危ないか?
合羽着てビショ濡れになりながらもめんどうやし、、、。
と、しばらく考えた結果。
やっぱり上がることにした。


石を外して、板もアチコチに置いてカオス状態。


石を外して板だけになってた所に角材を置いて石を置く。


板はまとめてロープでしばる。


たくさんあるんで、2箇所に分けてしばった。

他にも、ピザ窯をビニールでグルグル巻きにしたり、風で飛びそうな軽いものをしまう。
廃材天国では家の中5割、軒下などの外が5割という生活。
軒下や二階の下の面積も実際家の中と同じぐらいはある。
そこに置いてあるものは吹き降りにも当たるし、風で飛んだりもする。
こういう台風は何年かに一回は来るからしゃあないってことで。

今回の焦点は屋根。
どうせ葺き替えようと思ってるんで、飛んでいってくれたらサッパリするけど、道路やよその家に突っ込んでもいけない。
台風や地震で壊れようとも、また自分自身で復旧できるのが廃材の強み。
元々が産廃の材木で出来てるんやから、壊れたって何の惜しげもないし。
ある程度の被害は出ると思われる。

いやー。
何かワクワクするねーーー!!!  
タグ :台風

Posted by 陣 at 09:37Comments(2)廃材ハウス

2011年07月18日

HONMAMONマルシェ本番

昨日はHONMAMONマルシェ。
このクソ暑い中、ピザの窯を焚くんやから一層暑い。


広い材木置き場の中なので、日差しが遮られて快適。


奥では木工教室が開かれてて、超人気。


お花屋さんもでてる。


この人もお花屋さんで、ホーリーバジルの効能をアピールしてた。
雑穀も販売してる。
彼女は10月のどくんごの手作り市に出てくれる。


室内ではこんなのも。


お尻をかく野遊。


フランスから香川(鬼無)に盆栽の勉強に来て、結婚して定住したザビエさん。
かなりクォリティーの高いミニ盆栽や苔玉を展示販売。
この写真は廃材で家や工房を建てたという話をしたら「オー!!!」とビックリしてる所をあっこちゃんが撮ったんだと。
彼もどくんごの手作り市に出てくれる。


この大きな木を活かして、建てられた建物。
階段で屋上に上がると木の上に行ける。


美しいブランコ。

どこもかしこも森の中、木の間近か。
建物も美しく、歩きやすくて快適な所。
このキトクラスの奥に山一木材の社長の邸宅が佇んでた。
しっかしした日本庭園のド迫力の御宅。
こちらの森の会場とウチらの材木置き場の会場に別れてイベント。

フィナーレにはトウヨウくんバンド「アフロ☆ボン」の演奏が炸裂。
金関さん、デンバ屋も駆けつけての超盛り上がりのライブ。
最近は現場にドロドロの田植え姿で毎日登場するトウヨウくんも、ジャンベを持つと別人。
ほんとに彼の演奏は凄い。
褌で踊るような空気ではなかったけど、かなりワクワクやったね。

3時起きで、酒も飲めずに立ちっぱなしで、完全にやりきった。
暑かったからか、前回の2000人というごった返しはなく、そんなに大忙しという訳ではなかった。
アホみたいに仕込んでた白焼きの生地、トッピングの野菜、トマトソースなんかも超余った。
それでも少々売れれば赤字になるようなことはない。
それと、余って捨てるような罰当たりなことは出来ない。
一から無添加で仕込んでるトマトソースなんかも、貴重な品。
ビンに入れて真空脱気すると常温で腐らないので、ボチボチ家庭料理に使う。
トッピングの残った野菜たちで何の料理ができるかというのも面白い。

あー。
森に住むって贅沢やね。
益々、山を買おうと思った一日やった、、、。



  
タグ :ピザ

Posted by 陣 at 11:23Comments(1)イベント

2011年07月16日

「HONMAMONマルシェ」の準備

昨日から現場には行かずに、キトクラスのHONMAMONマルシェの準備に入った。
ウチの看板は薪で焼くピザ。
先の観音寺「まったりホリデー」での嬉しい悲鳴経験から、長蛇の列になった時の対応を考えた。

ピザ作りには、生地を延ばす→ソースをかける→トッピングする→窯で焼く、という工程がある。
ピザの生地は自家製酵母で発酵させた国産小麦の生地。
ドライイーストや砂糖は使わない。
ウチの自家製酵母はゆっくり発酵する。
30℃で6~7時間、28℃とかだと12時間とかになる。
涼しい季節は五右衛門風呂(朝まで温かい)に大きなボウルを浮かべて、生地を入れておく。
40℃を超えると酵母には熱すぎるけど、30℃代後半だと5時間とかで発酵できる。
ただ、この暑い季節には発酵した後は冷蔵庫に入れておかないといけない。

なので、そういう発酵の管理と生地を延ばす工程を省くという意味もあって、予め発酵させた生地を延ばして白焼きにした。
しょうたくんとトウヤと僕の3人でかかるので手際よく出来る。


最近、毎日の廃材建築の現場通いで家での作業ができてない。
もちろん、毎日3度の炊事と風呂は全て薪の生活。
料理用の薪がそろそろなくなり、みんなで運ぶ。

廃材天国にはあらゆる業者が様々な形態の廃材を運び込む。
これは造園屋が伐採した雑木。
大体いつもたくさんあるし、断ろうとすると「手間がかからないように短く切って、積み込みもしますから。」と。
僕らの仕事は道路沿いに塀のように積み込まれた薪を軽トラに積み込んで運んでくるだけ。


夕方、窯の火が残ってたんで小さな鯵を窯焼きにした。
ピザの窯はオーブン料理は何でもできる。
先日の十河さんのBBQ大会の時にもタンドリーチキンやミートローフや鰯なんかも焼いて好評やったし。
野菜の丸焼きなんかも美味しい。

7/17(日)10時~16時。
会場 山一木材「キトクラス」
http://honmamon-marche.blogspot.com/



  
タグ :

Posted by 陣 at 07:11Comments(0)イベント

2011年07月15日

ピザ&スムージー


正面の窓も入れて、5つの窓が全て完成。


トウヤは金物を入れる。
4、5㎜と6㎜厚の鉄工所の廃材の鉄板。
Zマークの金物なんかよりも強靭。
これも脱大手ということで。


こちらはしょうたくんが担当。
筋交いを切り込んでちゃんと組み合わせる。
小さな窓の枠が変わったことに気づく人は廃材天国マニアかも?

これで、壁の下地が完成。
ここからの壁面の作業が廃材建築の楽しみの一つでもある。
ベニヤ板も石膏ボードもビニールクロスも使わない。
倉庫なら壁も波トタンでよさそうなものやけど、トウヨウくんの希望で無垢の木を使うことにした。

今日からは現場に行かずに山一木材のキトクラス「HONMAMONマルシェ」の仕込み。
今回は100%廃材じゃなく、7mの梁を山一木材で挽いてもらった。
安くはないけど、倉庫の中に柱を設けない構造というトウヨウくんの要望で張り込んだ。
廃材建築としては初めて材木を買った山一木材でのイベントということも感慨深い。
何せ、常に大盛況のイベントだそうなので、いつもよりたくさん仕込もう。
スタッフも多いんで出来るだけ回転をよくして、お客を待たさないようにせんとね。

イベントは17日(日)の10時から16時。
廃材天国は「薪で焼く本格ピザ」、「玄米サラダご飯」、「甘酒スムージー」というメニュー。
このスムージーは真夏しかできない。
いくら天気がよくても今ぐらい暑くないと飲む気がしない。
かつては自家製の果物のジャム+てんさい糖シロップでやってた。
今ではあっこスイーツも脱てんさい糖で、スムージーにも使う気がしないと。
そこで、スイーツの甘味にも使ってる自家製甘酒+自家製ジャムという組み合わせにした。

江戸時代でも夏に冷やした甘酒を飲んでたようで、お米を麹で発酵させることで、麹菌だけでなく酵母菌やたくさんの微生物の宝庫になる。
米飴や甘酒のようなお米由来の甘味料は砂糖のように陰性が強くない。
なにより、白い砂糖やNacl99%の食塩のように純粋なものは雑味がない上に超安い。
自然海塩のNaclは80%で、あとはマグネシウムやカルシウム、鉄分などのミネラル。
99%の塩を食べても、汗で出る塩は80%のナトリウムと20%のミネラル。
当然身体のミネラルが奪われる。
この論理は砂糖も一緒。
そこで、サプリメントを食べたから言うてちゃんとバランスがとれる訳ではない。
自然海塩で作った味噌、梅干し、甘酒というミネラルや酵素の宝庫の天然サプリ。
これは夏だけじゃなく、常に身体が求めてる。
一年中暑くても寒くても、全天候型でバリバリ作業できる身体の素。
身体がダルイとこのクソ暑い中、麦わら帽子かぶって昼間の作業に立ち向かうモチベーションが上がらない。
放射能には味噌とかいう話題になったけど、元々身体に必要なもの。

今日も美味しい味噌汁から仕込みの作業が始まる!



  
タグ :スムージー

Posted by 陣 at 07:55Comments(3)手作り、無添加

2011年07月14日

山一木材でのミーティング


しょうたくんとトウヤは壁面の下地作り。
外壁はアピトンという木を打つ。


僕は正面の入口、シャッターが入る枠を作った。

夜は山一木材のキトクラスで「HONMAMONマルシェ」のミーティング。
何どもミーティングを重ねるこのマルシェは2000人とか来るお客のために細かいところまで徹底的に詰める。
僕ら出店者は3回ぐらい集まる。
中心の実行委員会はもっと。
トウヨウくんとケイちゃんのオーガニックヘンプの「ルナティカナパ」も出店することになってる。


これは山一木材の材木置き場。
ここに移動式のピザ窯を置いて店を開く。


ウッドスクエアという大黒柱やテーブルの板など、銘木の展示場。
ここに大工さんと施主が見にくる。
考えてみりゃ、数万円出せばこんな立派な柱が手に入るんやから価値としては安いと思う。
廃材建築のノリでこんな立派な木は使えないけど、古い家の梁なんかに使われてる地松だって、本当に価値のある材。
そういう丸太を今回も柱にジャンジャン使ったもんね。
廃材じゃないにしても、こういう無垢の材木はほんとにカッコイイ。
一般的に廃材建築は普及する訳ないけど、まずは大手住宅メーカーの合板の家から職人の作った無垢の家がこれからのトレンドにならないとね。

何でも「大手」というのが諸悪の根源。
衣、食、住、エネルギー、医療、、、こういう分野の大手の会社が官僚とつるんで、一般の市民をナイガシロにしてる。
自由になるということはこういう会社なり行政に頼らないこと。
もちろん、この国に住んでる以上は税金も払うし、国民健康保険も、自動車の保険もありがたく払う。
否定でも逃避でもない。
自分の人生を自分で決める。
この積極的な意思。
これが「自分」だ。
そのためにはまず「大手」からの卒業が必至。
「地元の、、、。」とか、「手作りの、、、。」とか常識的に言われる昨今やけど、同時に大手のメーカーなり業界の暗躍も華々しいもの。

とにかく。
何でもかんでも、当たり前に買う、当たり前に払うということを変えていく。
「最低限」というのはドコなのか?
何にどんだけ使うのか?
ほんとにコレが必要なのか?
これは各自の宿題。

よく「そんなの高くて買えない。」という声がある。
これは嘘だ。
本当のその価値が自分にとって必要なもので、買えないものは何一つない。
もちろん、「欲しくないものは買わない。」というだけ。
ココはキーワードですよ!
この辺りが僕の座右の銘「攻撃こそ最大の防御」だ。
積極的に買わないという行為が出来るようになると、本当に欲しいものは全て買えるようになる。

この、買う買わないというお金絡みの行為には随分修行が必要やね。



  
タグ :材木屋

Posted by 陣 at 07:17Comments(0)イベント

2011年07月13日

「月の庭」岡田桂織 料理教室

朝から現場は雨。
でも、屋根があるから快適な作業が可能。


入口の面に入る。
予めケミカルセッターで固定しておいたアンカーと土台とを固定。
入り口は2、5m×2、5mと大きくしてという要望なので、最初は吊り戸を制作しようと思ったけど、トウヨウくんの希望でシャッターを入れることに。
昨日は三和シャッターの営業マンを呼んで、打ち合わせ。
向こうは仕事やからやろけど、電話したらすぐに現場まで来てくれるのが凄い!
こっちの決めた開口部の大きさに必要な構造を聞いた。
これで、入口のイメージが出来た。
土台にホゾを刻んで、上の張りに切り込みを入れて、しっかりと叩き込んで入口の柱を固定した。


アルミサッシも廃材天国で雨ざらしの置きっぱなし状態なので、まず洗って拭くのが一仕事。
これで、4つ目。
後、入口の面に一つ入って終わり。

現場から金物屋に寄って、翌日必要な金物を段取りして廃材天国に帰る。
と、天然石の店「ピクシー」のナ~タンとネオンくんが来廃。
店に置く焼き物の作品を取りに来てくれた。
それよりも大事な、9月の「月の庭 料理教室」の打ち合わせ。

「月の庭」岡田桂織 料理教室

9/7(水)10時~15時
      16時~19時

料金 5000円

月の庭は三重県亀山の雑穀自然食のレストランだった。
過去形なのは今はレストランという形態で毎日営業するのは辞めてる。
数年前にご主人の岡田マサルさんが亡くなられ、桂織さんとスタッフで切り盛りしてた。
今は今回のように、全国に教室の指導に飛び回る桂織さん。
なので、毎日亀山で店を開いてるのが難しくなったそう。
香川ツアーも4日と6日は高松で教室、7日がウチと3連続。
定員も少ないし、いつもすぐに予約で一杯になるんだとか。
廃材天国には数ヶ月前に来られてて、その時にもプチ料理教室になって、みんなでワイワイ楽しんだ。
僕はその時しか知らないけど、完全に直感料理の桂織さん。
マクロビオティックの中でも雑穀を中心にした「未来食」。
これは山形の大谷ゆみ子さんが提唱するスタイル。
彼女は東京にも「つぶつぶカフェ」というお店を経営されていて、僕も上京した時には行ってみた。
一階がレストラン、二階が自然食品店という、小さいながらも充実したお店だった。
もちろん、大谷さんと桂織さんではまた違う世界がある。
岡田桂織ワールドの教室はさぞかし楽しいにゃろね。
「料理ってこうせんと、、、。」みたいな所から自由になれると思うよ!

申し込み

ピクシィー
pixie
高松市錦町2-9-30
2-9-30 nishiki machi
Takamasu City 760-0020
TEL&FAX 087-813-1177
http://pixie.cc/
http://blog.pixie.cc/
MAIL info@pixie.cc



  
タグ :教室

Posted by 陣 at 07:01Comments(0)イベント

2011年07月12日

廃材の販売構想

電気カンナの刃を丁寧に研いだ。


アルミサッシを入れるための枠や筋交いを入れるための角材にカンナをあてる。


一回あてるだけで廃材は新品の材木に生き返る。
これを見て、閃いた!
廃材天国の道沿いに、ホームセンターの資材売り場よろしく展示したら売れるんちゃうか!?
ポリカの波板で高い屋根をつくって、美しくディスプレイして市販の何分の一の破格で売る。
大工さんは対象外としても、趣味でDIYやってる人や日曜大工の人には安くて手に入るなら喜ぶんちゃうかな。


アルミサッシが色々あって、トウヨウくんにどこにどれを入れるか決めてもらった。
昨日入れた、大きなサッシの横に小さな窓を入れる。


しょうたくんが左の窓枠を担当。
僕はその右の筋交いを入れる。


ちょっと長めに切って、当ててみて何度か調整してピッタリにする。


これはしょうたくんのアイデア。
ジンジャービアの素。
焼酎にショウガ、クローブ、シナモン、カルダモン、唐辛子、これらをお茶パックにいれて漬け込む。
これをビールに少し混ぜる。
もちろん、蒸留酒好きの彼はカクテルにしたりもしたいみたい。
やっぱし、夏はビール&蒸留酒。
焼酎に柚子やシークワーサーを絞っただけでも最高。

こういうマニアックな工夫は好きなモン同士で「アレいれてこうしたら、、、。」みたいな話が盛り上がって、その場で作る。
こういうのが楽しいし、美味しい。
市販にはないマニアックな味。
料理も酒も砂糖ナシで地味深くて美味しいレシピはいくらでも開発できる。
脱砂糖のマクロビオティックの食生活で、毎日の現場での労働の身体を緩めようとしたらアルコールを色々研究する所に行き着く。
こういうのも、その人の仕事、生活、嗜好、性質によって、柔軟に考えないといけない。
砂糖、アルコール、タバコ、コーヒー、こういう嗜好品は全て極陰性のもの。
これらとの付き合い方は慎重に考えないといけない。
もちろん、無理して我慢して禁止するのは最悪。
甘いもの好きは米飴なんかのスイーツを作ればいいし、アルコールも本醸造のものを摂る。
こういう質を上げていけば、「辞められない止まらない」という無制御状態には決してならない。
と、自分の経験から思うね。


  
タグ :廃材

Posted by 陣 at 06:54Comments(0)廃材ハウス

2011年07月11日

ビーソンポローニア

ガルバリウムの波トタンを張る作業の続き。
休みの前に半分ぐらいまで張ってたんで、午前中で美しく完成した。


当たり前やけど、新品はキレイに仕上がる。


暑い日差しをさえぎって、そよ風が気持ちいい。
これで、廃材を切ったり磨いたりする作業も超快適になった。
ここの現場を始めた当初、炎天下で一日中グラインダーでの磨き作業はしょうたくんとトウヤには修行やったと思う。


筋交いを入れたり、アルミサッシを入れる。
まずは材木を切り込んで枠を作る所から。
ここを丁寧に刻んでおくと、ピシッと収まる。
アルミサッシは機密性という意味では最高。

窓やこういう引き戸も全て廃材。
こういうサッシ類は僕が直々に解体現場に行って外してきたもの。
材木系の廃材は電話一本でドンドン持ってきてくれるけど、こういう細かいものは自分で行って外す。
解体屋の社長と相談して、どこの現場に行くかを決める所から。
現場ではベテランの職人のおっちゃんと相談しながら邪魔にならないようにサクサクと取り外してくる。
こういう職人のおっちゃんに気に入られるのがポイント。
「何にすんや?」とか聞かれて、「自分で小屋建てよるんです。」という会話から仲良くなる。
すると、他のものでも「コレは要らんか?」とか色々融通してくれるようになる。
ココが廃材建築だけじゃなく、廃材生活のスタート。
鍬やスコップ、バール、ハンマーなどの道具系から、バケツやジョウロなどの日用品まで何でも揃う。


帰ると、にこちゃんがスーパーポローニア(桐)の葉っぱで遊んでた。
この桐は4年で10mにも成長するという、凄い改良種。
ビーソンさんが改良したのでビーソンポローニアと言われてる。
ウチには「グリーンエンジェル」というNPOのメンバーが2本植樹してくれてる。
  
タグ :サッシ

Posted by 陣 at 06:48Comments(0)廃材ハウス

2011年07月10日

手打ちうどん大会

昨日は休みにしたし、京都から妹の雅も帰ってきてたんで、手打ちうどん大会。


最初の工程、「水まわし」。
ちょびっとずつ水を垂らしながらせっせと混ぜる。
できるだけダマが大きくならないようにする。
この工程を丁寧に時間をかけてやるほど美味しい。
なぜなら、香川県産小麦「さぬきの夢2000」はグルテンが弱くてコシが弱い。
というか、オーストラリア産の強烈なグルテンの小麦はこの工程を省いても楽にコシが出る。
この工程によって、コシというよりはモチモチのうどんになる。


ビニールに入れて、踏み踏み。


野遊も上手に延ばす。
角出ししてキレイな四角にするのは源が上手い。


にこちゃんが切ったのゴワゴワのも楽しいけど、やっぱり大人が均一に切った方が美味い。


キッチンのすぐ出た所に、簡易のかまどを据えて茹でる。
やっぱし


釜揚げも美味いし、締めたザルも最高。

午後は津田町の「トラットリア ラ フレスカ」のプチトーク会。
http://www.la-fresca.com/
オーナーは36歳で、10年も店をやってて、もう若いスタッフに店を譲りたいそう。
ストローベイルハウスだとかにも興味があるらしく、廃材天国の積み木工法にも超興味津々。
「色んなことやって自分を飽きさせない。」という僕の持論にも共感。

今日からまた廃材建築現場に出動!  
タグ :うどん

Posted by 陣 at 07:34Comments(0)手作り、無添加

2011年07月09日

ガルバリウム


おととい上げた角材を固定する作業。
みんなで上がる。


大きく穴を開けて、コーチスクリューというボルトで固定する。


僕は角材を切り揃える。
下げ振りで下のコンクリートから計って、隣のスレートの倉庫からの直角を出す。
これをしとかないとトタンを張る時にガタガタになる。


チェーンソーで切り飛ばす。


これは火打と言って、上から見た面に対する歪みの補強。
普通は1mぐらいの金物があるけど、厚くて長い材をドーンと入れる。
見るからに頑丈そうなのは実際に強い。


これは近くのしまむらで廃ビニールをもらってきて、スレートの隙間に詰め込んでる。
この上に波トタンが来てコーキングで防水する。


いよいよ新品のガルバリウム波板を張る。
昨日はここまで。
丁寧に直角を出したんで、キレイに張れる。
こんな大きな面積のトタンは一軒目の陶芸の工房以来。
新品のガルバなら2、30年は耐久性があるそうな。

廃材天国でこういう素材を使わないのは、「廃材じゃない」とか「自然素材じゃない」という理由だけじゃなく、20年も持つ必要がないから。
ハセヤンの「家なんか5年に一回建てればいい。」の名言を実行してる僕としては、屋根なんかもちょくちょくやり直した方が飽きないし楽しい。
何かこう、「こんだけしっかりとお金も労力もかけて万全にしとけば将来大丈夫!」という考えは裏を返せば「耐久性とか耐震性とかの裏付けがないと不安。」ということ。

その時々のノリと直感で自由にサーフィンする。
生活に対してもそうやし、これが廃材天国の建築に対する価値観。
ある材料、来た情報、それを自分の直感で具現化する。
今回の倉庫は人の依頼ということや工期が決まってるし、予算もあるんで、新品のガルバを採用したけど、自分の家なら時間をかけて廃材を駆使してこそ楽しい。
「アレ使おう!」とか「あの人に電話しよ!」という閃きを行動に移す瞬間が一番。
10年以上も廃材建築やってると、向こうから「〇〇いらない?」という話もしょっちゅう。
先日のソーラーパネルのようにね。


ベジ麻婆茄子。


くぼさんの豆腐の「ナカセンナリ」。
各自で、醤油だったり、ハーブソルト、ナンプラードレッシングと好みで取り皿で味付けしながら食べる。
最初は醤油が美味しいけど、色々試すとおもしろい。

今日は僕が三木町のレストラン「ラフレスカ」でトークを頼まれてて出かけるんで、若者は休みにした。
カレンダーは関係ないけど一週間に一回は休みにする。
実際、暑いし毎日なんで疲れもたまってくるしね。




  
タグ :トタン

Posted by 陣 at 08:36Comments(0)廃材ハウス

2011年07月08日

キトクラスの「HONMAMONマルシェ」

昨日の朝、出発の時間には上がってたんで、「もう上がったし、行こう!」と意気揚々と現場に向かった。
ところが、3時ぐらいまでは降ったり止んだり、、、。


しょうたくんとトウヤは工場の中で削ったり刻んだりの作業。
僕はこの間に鉄筋を打ち込む作業を終わらせる。


夕方には雨も上がって、全部の角材を乗せ終わった。
現場に持って行ってた4寸角の角材もギリギリで足りた。
もちろん、まだ多少は廃材天国にストックがある。
それでも今回はほとんど使い切ったね。
解体屋の社長は「またいいのが出たら持っていきますよ。」と言うてくれてる。


先日、7mの材を挽いてもらった山一木材にお金を払いに行ったらこのポスターが出来てた。
初めて廃材天国の薪のピザやマクロビスイーツを出店する。
年に4回、季節ごとのイベントで、前回の春は2000人を超える人出だったとか!?
いろんな木があって材木屋としても楽しいけど、材木部門の向かいの「キトクラス」というカフェや雑貨、無垢の木のアンテナショップ的な空間は中々いい。
このキトクラスでこのマルシェが開かれる。
今回はしょうたくんやトウヤも居るし、ウチの専属ピザ焼き職人になりつつあるハラさんも来てくれる。
なので、ピザ以外のスムージーなんかも出せるかも。
何を出すにせよ、とんでもない人出らしいんで、用意周到に段取りしとかなね。
前回も、午後には何も買うものがないというような事態にもなったそうやし。

マルシェとは別に、里山の散歩や製材所の見学、木工のワークショップという、夏休みの宿題にもうれしい体験もある。
そういうワークショップが人気というのも聞いてる。

そんだけ込み合うので、駐車場が不足するみたい。
アイレックスが臨時駐車場になってて、キトクラスとの間をシャトルカーがピストン往復してくれるそう。
ゆっくり時間をかけて滞在したい人なんかは特にアイレックスの方に停めてね。
  
タグ :マルシェ

Posted by 陣 at 06:57Comments(0)廃材ハウス

2011年07月07日

鉄筋木造工法


しょうたくんとトウヤが角材を刻んでは上にあげる作業を続行。


その間に僕は10本ある丸太の柱の側面にチェーンソーで切り込みを入れる。
これは両側から鉄板で挟むための溝。
計20箇所削る。


その次はコレ。
よく鉄筋コンクリートの骨に使われる「異径鉄筋」。
これは6分というサイズで19㎜。
普通は6分というと18㎜やけど、異径鉄筋は1㎜大きい。
18㎜のキリで穴を開けてこの19㎜の鉄筋を打ち込む。
これは一軒目の木の電柱で建てた時に経験済み。
一軒目の廃材ハウスを建てる前に、土地を貸してくれた河野さんのアイデア。
木が細いと15㎜で穴を開けて16㎜の鉄筋を打ち込む。
今回は丸太が太いのと、上に乗せた木も大きいので、強度のために19㎜にしてみた。


まず60cmのキリで穴を開ける。
この時、ドリルを持ってる僕にはこのキリが垂直かどうか分かりづらい。
そこで、遠くからしょうたくんとトウヤに90°違う角度から見てもらう。
開け始める時に「もうちょい東。」とか指示してもらう。
キリが長いので、ちょっとした角度の違いが大きなズレになるからね。


こんな感じ。


ただ、、、。
打ち込むのには一苦労する。
足場が悪いのと鉄筋が太いので、ハンマーを打つスキルが求められる。


一本ごとに選手交代。
大ハンマーよりは石頭ハンマーの方が能率がいいかも。
この延々と打ち込む作業には、古武術の甲野善紀さんの体術「体幹から動かす」という理論がいい。
必死に叩きまくっても疲れるだけ。
上手くいくようになるとそこまで疲れずに打ち込める。


こんな感じで打ち込みきると気持ちいい。


上の材も4列あるうちの3列乗せ終わった。
トウヤもハンマーに挑戦中。


ある製材所に注文して運んでもらった廃材。
アピトンという外国の材。
超固くて重い。
これは外壁材に使おうと考えてる。


これは米松。
雨ざらしで黒くなって売り物にならないということで廃材化したみたい。
これは外壁材というよりは筋交いや間柱にも使えそう。






  
タグ :鉄筋

Posted by 陣 at 06:32Comments(0)廃材ハウス

2011年07月06日

丁寧な仕事も悪くない

雨は夜のうちに上がり、昨日はバッチリ作業日和。

この倉庫の屋根は波トタン。
ガルバリウムという亜鉛メッキのトタンが厚くて耐久性がいい。
廃材天国のように漏れてもいけないし。
よそで廃材建築をする場合はこういう素材を使うことが多い。


いよいよ、トタンを打つ角材の準備。
これもお互いに切り込んで組み合わせる。
廃材天国ではやらない丁寧さやけど、トウヨウくんの要望に応えてキチンとした仕事をする。


美しい。


僕が上の刻みをやってる間に、下ではしょうたくんとトウヤが乗せる材の切り込みをやってくれてた。
一列乗せ終わった。


キッチリ組み合わされてみるからに頑丈そう。

廃材建築では細い材はほとんど使わない。
こういう4寸角に直接トタンを打つ。
一軒目の廃材ハウスでは鶏舎を解体するトタンを大量にもらってきて使った。
その時もこういうやりかた。

夕方、コンクリートの土間をホウキで掃いたり、工具類を分かりやすいように片付けながら思った。
トウヨウくんや大叔父さんの手前もあるし、引き受けてる仕事なので「大工さんって丁寧に仕事するし、片付けとかもキチンとするよなー。」と思いながら仕事や片付けをしてる。
いかに廃材天国での仕事ぶりがテキトーか!?
もちろん、自分の家は自分の責任なので、テキトーにあっという間に作るというのもコンセプトの一つではある。
それでジャンジャン作りまくってるから、今の廃材天国がある。
それはそれでいい。
「廃材王国」のハセヤンの言葉「家なんて5年に一回建てるもの。」という名言を実行してる僕にはね。
でも、今回のような丁寧な仕事もまた悪くないと思った。
「そんなクソ丁寧なこと出来るかー!」というモンじゃあないなと。
廃材建築にも色んなスタイルがある。
その人の好みでやればいい。
人の数だけ嗜好性は違うんやから。
  
タグ :トタン

Posted by 陣 at 06:36Comments(0)廃材ハウス

2011年07月05日

ソーラーパネル25枚!

お次は桁を乗せる準備。
まずは現場に持っていってる廃材の中から材を選ぶ。
丁度よさそうなのが4本あった。
しょうたくんとトウヤに釘抜いたり削ったりしてもらってる間に刻みの準備。


墨付けして、丸ノコで切り込んだ後、チェーンソーでドバっと削る。
この後、ノミでコツコツと仕上げる。


95×185という材と105×150という材がそれぞれ2本づつ。
こういうのは十分手で持てる。


入ってるのは95×185の材。
手前に105×150の材が入る。
廃材の大きさが2種類あるんで、真ん中でこういう段になる。


次々と乗せていく。


4本とも完成。
これでかなり固まってきた。

同時にトウヤには鉄工所の廃材の鉄板で金物を作成してもらってた。

天気も夕方まで持って、片付けが終わった後、ドバーっと降ってきた。
廃材天国に帰ると、雨漏り天国に!
シートひいて、鍋、ボウルを総動員。
「場所が変わったーーー、鍋の移動やー!」
ちびっ子たちは楽しそう。
こういう「非常事態」って何か楽しい。
既に、ウチでは非常事態とはいえないぐらい当たり前やけど、、、。
こういうのも受け入れてしまえば、何てことはない。
畳が腐っても、畳屋にもらえるし。
ま、このぐらいはアトラクションということで。
ネタという感覚てもええし。

今の廃材建築現場が終わったら考えようっと。
前にも書いたけど、屋根の全面的な葺き替えは既に構想にある。
それと、同級生の設計事務所「アールアート」から朗報が!
160cm×80cmのソーラーパネルが25枚も出る現場があると。
そんな規模はもちろん四国電力に売電してたそう。
ザッと計算してみたら6、4m×4、8m。
もちろん、ウチに設置したら売電なんかしない。
コントローラーとバッテリーを買って、配線するだけのようで、当然自分でできる。
まずは現場に下見に行かんとねー。
超重いものやし、割れてもいけないので慎重に運ぶ必要がある。
もちろん、トラックをリースしたり、段取りを考えないといけない。
これも8月に入ってからなので、今の現場が終わってから。
漠然としか考えてなかったソーラー発電が一気に具体化してラッキー!

  

Posted by 陣 at 06:56Comments(1)廃材ハウス

2011年07月04日

梁完成

田植えは終わり、トウヨウくんの廃材建築現場を再開。
2本乗せてた7mの梁の続き。


3本目、4本目と調子よく乗せて、5本目を乗せてる最中。
北海道でセルフビルドを目指す夫婦が見学に来た。
富良野で、冬はー30°になるんだとか、、、。
廃材建築でー30°はヤバイ。
現廃材天国のようなテキトーさじゃなく、丁寧に作れば大丈夫なのか!?
もちろん、工法や丁寧さで機密性を高めたり、ただ薪ストーブからペチカのようなシステムにするとか工夫するのがまた楽しい。
そのプロセスを味わうためにやるのがセルフビルド。
「金がないから。」というのは動機ではあっても理由にしてはならない。


ちゃんと墨付けをして、削ったり切り込んだりしてピッタリ合わせる。
下で切り込んだのが上でガコンと入るのは気持ちいい。


仮ドメして完成。


中々いい感じ。


昨日、テルジくんが旅立った。
廃材建築も田植えもばっちり手伝ってくれて超助かった。
彼もウチで色んなキーワードを得たよう。
元々、伊勢の人力車の山田しょうへいくんの繋がりでウチに来た。
また更なる繋がりに発展するんやろねー。

昨日は午前中トウヨウくんも手伝ってくれたり、サクサク進んだ。
さあ、どんどん行こう!
  
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Posted by 陣 at 06:53Comments(0)廃材ハウス

2011年07月03日

田植え、美しく完了

田植えは2日間で大きな3枚の田んぼを植えきって、苗代の小さな田んぼの代掻きをしてた。
中一日置いて、昨日その小さな田んぼを植えた。


奥からトウヤ、テルジくん、源、しょうたくん、一番手前の定規が僕の担当。
この田んぼは一畝ぐらいの小さな田んぼ。
いつもここを苗代にして苗を立てる。

この小さな田んぼはあっと言う間に植え終わった。
その後は、植えた後を全部再度歩いての補植。
機械植えの人でもこの作業をマメにやってる人もいる。
5人で横一列になって歩くんで、超速い。
今年はジャンボタニシが少ない。
小さな苗が食べられないのはありがたいけど、除草剤をやらないウチとしては草取りはジャンボタニシ頼り。
このタニシのお陰で、毎年除草作業は全くナシ。
除草剤だけじゃなく、農薬も肥料もナシ。
有機肥料ということで畜糞なんかをやると窒素過多になり、作物に亜硝酸体窒素という発ガン物質が生成される。
昔はワラに下肥をかけて十分発酵させた堆肥をやってたそう。
もちろん、畑のためには少しは堆肥を発酵させてる。
でも、田んぼにやるほどは作ってないので、何もナシ。
それでもよくできる。
毎年蓮華が自生してるのもいい。
マメ科の蓮華は空気中の窒素を根に固定するとか言われてる。

まあ、人間の理屈は色々あるけど、田んぼの中の微生物の働きや稲の生育の事は科学では解明されてない。
とにかく自然の営みに人間がほんの少し世話をして、世話になってるだけ。


昨日は秋山家本宅で晩ご飯。
魚の大空が久々に来てくれたんで、豪華な魚料理。
ビンクシは唐揚げ、カワハギとカレイは煮付け。
どれもめっちゃ美味いーーー。


みんなが宴会してる間に仕掛けた水を見に行く。
一本植えの苗。
直播きの苗は固くて太く、一本だけの方がよく分ケツする。
はじめに植えたのはもう活着してる。
蛙が鳴いて夏の夜の田んぼはええねー。


  
タグ :田植え

2011年07月01日

田植え2日目

昨日は前の日に苗を取ってるからいきなり植えにかかれる。
2日目は疲労もたまってきて、キツクなる。
尻が田んぼにつくニュースタイルは楽でいてスピーディー。


こうして苗を藁でくくっておく。
この束を植えてる人の後ろに投げて補給する。


僕、あっこちゃん、しょうたくん、トウヤ、テルジくんに加え、昨日は源、急遽リキヤさんも加わってスピードアップ。
親父は一人で苗取りを担当。
自分の担当する定規に自分のペースで植えていく。
黙々と植えたり、お喋りしながら植えたり。
泥の上に寝転んだり、ダイビングしたり(これはしょうたくんだけ)。


ちびっ子隊もまた一列植えきった。
でも、その後はもうやらないけどね。
ちょっとやりたくなって、すぐに飽きるのが彼らのパターン。
それでいい。
野遊は田植えの2日間学校を休んで手伝って、今日は登校していった。
どっちも楽しいみたい。


親父のピザ窯の前でお昼ご飯。
源のパートナーのユカリちゃんとお袋はまかない担当。


暗くなるまでかかったけど、何とかキリのいい所まで植えきった。
すぐ横の用水路でみんな泥を落とす。


夜も同じく外でご飯。
玉ねぎのベジコンソメ。


キュウリとじゃが芋のサラダ。
たまにしか食べない卵は子どもたちにはご馳走。
もちろん平飼いの有精卵。


9月に赤ちゃんの産まれるユカリちゃんにはこの小豆カボチャがいい。


大豆ミートの唐揚げ。
鳥肉の脂を食べられない野遊でもこれは喜んで食べる。
ショウガとニンニク、醤油を染み込ませて、お酒のアテにもご飯のお供にも最高。

若者が多いんでみんなよく食べる。
玄米ご飯は一度に一升なくなるもんね。
夜はビールと純米酒。
昨日も100%やりきって感無量の宴会。

3枚の田んぼ(約3反)は全部植え終わり、小さな苗代の田んぼを昨日親父が代かきした。
これは明日あたりに植えられる。


  
タグ :田植え