廃材天国HP

2010年03月31日

ラジオやら来客やら

おとつい、RNCラジオカーが来たよ。
昼過ぎと2時頃の2回の生放送。
10数分づつ。
ラジオは映像がないから中々難しいよねー。
レポーターの方は懸命に感動のレポートしてくれたけど。

面白かったのは、ウチに来ることは事前に決まってたけど、ウチで廃材の話したら、「その廃材の入手先は?」という話になり、「丸亀なら行成建材という解体業の会社で、、、。」と言うと、「今から次にその会社に行ってみます。」と。
先方に失礼になってもいけないんで、慌てて僕が電話すると、社長も渋々「今から出るんかー!?」と。
一日かけてあちこちに走って、ぶっつけで「すみませーん。」と声かけてレポートしたりする番組なんやって。

何でもパーソナリティーの上村さんは香川では有名な「銀河鉄道」という劇団の方で、四国新聞のコラム書かれてるのを何度か読んだこともある。
その銀河鉄道の舞台で今度、廃材を使いたいんだそう。
このレポーターの方も劇団に入ってたり、三味線引きながら畑したりして暮らしたいという夢を持ってたりで、個人的にも廃材天国に興味があって来てるから、超反応がよかった。

最近「写真を撮らせてください。」と言ってでっかい本格的な一眼デジカメを持って廃材天国を訪れる人がチラホラ。
この日は屋根を撮りたいと、12尺の大型の三脚に登って撮ってくれた。
こういう人ってちゃんとプリントして持ってきてくれるからありがたい。
僕はソニーのα300という一眼デジカメを新品で買って一ヶ月で壊した実績をもってるんで、二度と一眼には手を出すまいとしてるんで丁度いい。
とにかく、丁寧に物を管理する能力に乏しいんで、そういう電子機器は極力増やさない。

それと、道路沿いに積んである丸太を見て、「花台を作るから分けて欲しい。」と言うおじさんも来たり。
「廃材売ります」みたいな看板作ったらもっと来るかも。

昨日はケンシくんの後輩で東京から車で仲間3人旅をしてる子らが見学に来た。
何でも、大学の建築科に行ってるそうで、法的な問題を交えてウチの自画自賛建築論を講義してあげた。
実は「建築」とかはどうでもよくて、「やりたい放題生活論」に話題は発展したけどね。

ほんと最近、人の来ない日はナイ。
必ず誰か来る。
久々に居候のいない生活でもこれやからねー。

ラジオのレポーターも「是非廃材天国に足を運んでくださいねー。」とか言うてたけど、ただの見学とかがドンドン来られてもねー、って感じ。
ハセヤンのカナディアンファームも最初そういう見学の人にタダ見学するのも悪いからお茶でも出してお金とってくれた方が、、、という声でレストランにまでなったそう。
もちろんウチは頑なに店にはしない。
まあ、陶芸の展示販売という意味では一応店なんやけど、、、。
陶芸なんかみんながみんな関心ある訳ちゃうのも分かってるけどね。

今までウーフ(滞在と労働を交換する)的なシステムで、どうせ見学に来るんなら、バッチリ手伝って、ご飯食べながらならゆっくり話も出来るし、という事にしてた。
ハセヤンとこに習って「居候」という言い方もしてきた。
でも、僕としては「本気で学びたい」「今までの生活から脱却したい」という強烈な意思のある者なら、いくら来てくれてもOK。
そういう弟子みたいな若者と、ちょっとした見学者をちゃんと分けんと、みんなにマジに対応は出来ないからね。
かと言うて、軽い見学者を断るのもえげつないよね。

今週のあっこスイーツは♪


【きな粉と黒ゴマの玄米粉のケーキ】
自家製有機玄米粉 有機豆乳 自家製米飴 圧搾菜種油 練りゴマ 有機きな粉 オーガニックココア
アルミフリーベーキングパウダー 自然塩


【ブルーベリータルト】
さぬきの夢2000全粒粉 自家製ブルーベリー 自家製米飴 アーモンドパウダー オリーブオイル
りんごジュース(ストレート) 有機キウイ 有機豆乳 自家製バニラエッセンス 自然塩
アルミフリーベーキングパウダー




廃材天国の桜
陽光桜という種類
玄米先生こと松見歯科の院長自ら植樹してくれた木も今年で3年目
  

Posted by 陣 at 07:06Comments(2)取材

2010年03月29日

土歩くん6歳

いよいよ土歩くんも6歳!
今年から小学校。
って言うても、毎日行くか行かないかは本人が決める。
野遊のようにホームスクーラーになるのか?
はたまた普通に通うのか?
行くにせよ、行かないにせよ、僕ら親が強制したりはしない。

08年に廃材天国で講演してくれた橋本ちあきさんの所は5人兄弟。
http://www.macrobian.net/aboutus.html
自力出産、自由教育で、一人目は全然学校に行かなかったけど、二人目は普通に行ったとか。
中学で突然行きだす子もいたとか。
とにかく、その子によって様々。
それでOK。
舞鶴の半農半音楽の「ザ・ファミリー」の所は3人とも行ってない。
フリースクールのオーソリティー、高砂の「地球学校」のうーたんこと児島さん所も、3人の子それぞれで何年生まで行ったとかの違いがあって面白い。
滋賀の「はるや」もずっとホームスクーラーだったのが、全校生徒10人未満の山の中に引越したのをきっかけに学校に通うようになったとか。

いわゆる不登校とホームスクーリングなり、デモクラティックスクールは別。
全国にチラホラと登場してるデモクラティックスクールがこちら。
http://www.geocities.jp/democratic_schools/
僕は05年に本家ボストンの「サドベリーバレースクール」に行ってきた。
http://www.sudval.org/07_othe_01.html
40年も続いてるし、ここの卒業生はアーティストや職人も多いけど、以外と大学に行く子が一番多いんだとか。
「自由と責任」という徹底的に厳しい環境の中でクラス分けもテストもないのに、子どもたちはハッキリとした自分の意見を持ち、大人と対等に喋る。
この学校の空気は自立と自律を兼ね備えた、凛としたもの。
自由=カオスのように思われがちな日本のそれとはまるで違う。

要は大人が子どもの邪魔をしないという事。
全員、その子の存在全部が認められる事が一番大事。
日本の教育は「競争、偏差値、〇〇ねばならない」のような企業戦士を生むのには役に立つかもしれんけど、その個人の一番やりたい事、すなわち「天職」にありつく為には難しすぎる。

いつも書いてるけど、、、。
学校がいいとか悪いとか。
病院がいいとか悪いとか。
お金がいいとか悪いとか。
そういう二者択一的な選択ではない。
世の中にいい悪いという絶対的な価値感は存在しない。
あくまで、ある立場からすると「これがベター」という事が言えるだけ。
何者でも捉え方次第で、良くも悪くもなるし、それを選択するのは自分自身しかない。
選択をする基準は「立場」じゃなくて「自分自身」だ。

子どもだから、、、という論理は大人の一方的な押し付けにしかならない。
何歳だろうと、自分の事は自分で決める。
これが原則。
でも、ややこしいのは家庭と学校はまた違う。
親として「何を大切にしてるか。」とか何故ウチはこういう生き方、食、生活をしてるのか?
という根本的な部分を折に触れて彼らに分かりやすく丁寧に、伝える。
ほんとうに大人が真剣に向き合えば必ず伝わる。
それは「決まりだから」とか「将来困るから」というような意味不明の押し付けじゃない事を子どもは必ず理解できるから。
大人も子どもも毎日「何で?」というシンプルな疑問が湧いて当然。
そこに、自分の心からどう思うか?という選択肢を持てるかどうか?

「世の中こういうもの」という絶対はない。
ないぞ!
世の中の価値感なんか、数十年で簡単に変わるもの。
経済成長期には電化製品も車もどんどん必要やったから、作れば売れた。
今はみんながもう手に入れたから売れない。
当たり前の流れやん。

地球も宇宙も刻々と変化して当たり前。
ということは自分自身だって、変化しない方がおかしい。

子どもたちの成長も楽しみやけど、自分自身の変化も楽しみやね!

昨日は歩いて行けるほど近い実家で、誕生日会!


土歩くんリクエストのオムライスのハンバーグのせ。
いつもは豆腐ハンバーグとかなんで、誕生日だけは本物の肉のハンバーグ。
もちろんケチャップライスのケチャップからハンバーグも一から手作り。
中学に上がる近所のお兄ちゃんにランドセルをもらって超ワクワク。


イチゴムースのケーキ。
もちろんマクロビオティックレシピ。
イチゴ3パックが使われてる贅沢な、それでいて超やさしい米アメの甘さでじんわり美味しい。


お約束のバースデーソング♪


おめでとう!
土歩くん!!!

  

Posted by 陣 at 05:05Comments(4)手作り、無添加

2010年03月28日

移動式ピザ窯出動!!!

ほんとに久々のウチらの家族だけの朝。

22日にケンシくん(東京)とケンゾウさん(大阪)が旅立ち、26日にはリュウくん(大阪)も旅立った。
ケンシくんは1/20頃から2月の終わりまで。
リュウくんがケンシくんの旅立ちの日にフラッとやって来て、その一週間後にケンゾウさんが来た。
ケンシくんとリュウくんは20代半ば。
ケンゾウさんは二ループの50代後半を更新して、60代の居候やった。

昨日は丸亀の通町商店街での「みたから市」に出店。
弟の源とゆかりちゃんが泊まりで来てくれて、手伝ってくれた。


世界一周の旅をしたユリちゃん主催のイベントに誘われてる。
4/18(日)の善通寺のアートマーケット「KGC ART PROJECT」。
善通寺ぐらいならいけるかなー。
あ、4/24(土)の「ポパイくん祭り」も善通寺やな。
国道11号、セイブガーデンのハス向かいの自然食品店。

もっとも、窯の外側に鉄の鎧を溶接して付ける予定がまだ出来てないんで、それまでには間に合わせよう。

そもそも、イベント出店って忙しいし、そんなにやっていくつもりはない。
特に丸亀の商店街の「みたから市」とかで、「国産小麦、自家製酵母、自家製ソース」とかを求める人はわずか。

もちろん玄米菜食というベースは外せないけど、たまにはピザも食べたい。
そういうコアな人向けの、出張ピザ体験教室。
もちろん要望によっては完全無添加に加え、チーズさえ辞めてビーガンピザにしてもいい。
チーズの替わりは酒粕豆腐クリームとか玄米餅を入れる。

そこまではちょっと、、、という人にはまず、国産小麦や自家製ソースの美味しさを味わってもらう。
チーズも入れるし、自家製のハムをトッピングしてもいい。
手作りのハムって旨いからねー。

今回の手作り市とみたから市の為に、小麦粉は北海道産の「春よ恋」という強力粉にした。
これが!!!
いままで色々試した中でも抜群のグルテン!
ビヨ~~~んと伸びるノビル。
この粉やったら、あの投げて延ばすパフォーマンスも夢じゃないかも?
香川県産のさぬきの夢2000なんかでやってた事もあるけど、ベツモンやね当たり前やけど。
国産の中ではこんなにグルテンの強い粉はないんちゃう?
今までの代表的な北海道産の「ハルユタカ」の後継品種だそうで、ハルユタカは生産量が限られてて、もの凄く高いのに比べて、春よ恋はリーズナブル。

でもあっこスイーツやピザの為にしょっちゅう買うってのも嫌なんで栽培したいと思い始めてた。
よーし、今年の秋には自分とこの田んぼに小麦を植えよう!
北海道産の品種は無理なんで、暖かい所でも出来る品種を探さんとね。



商店街で薪のピザ窯登場!


源が手伝ってくれて超助かったー。


前日にピザの生地を仕込む。
春よ恋の粉に自家製ドブロク酵母と塩だけで生地が出来る。
この季節は五右衛門風呂に大きなボウルを浮かべて発酵させる。


忌部楽団こと、かまどGOGOのアオキーズも来てた。


サンカランフォリカンのカネセキさんのジェンベも炸裂!



今回のみたから市は鴨島の街角コンサートとの交流という事でアオキーズが来てた。
久々に大盛り上がりのみたから市やった!

って、日記書いてたらリュウくんに聞いたという韓国からのお遍路さんが来た、、、。
廃材天国にプライベートはナイのか!?
まあ、鍵もないしねー。
山ん中じゃなく、ここの場所で鍵なしは珍しいんちゃう?  

Posted by 陣 at 10:37Comments(2)イベント

2010年03月23日

どろんこ亭こけら落とし

連日のイベント、、、。
歩いて行けるぐらいの近所、建設会社の社長が建てさせた、どろんこ亭。
廃材に土壁という所はウチと同じやけど、プロの職人が施工してるんで、超キレイな廃材建築。
もちろん丸太以外は新しい材も使っての豪華絢爛な家。

そこのオープンイベント。
そこにもピザの窯はあるんで、移動式ピザ窯の出番とはならなかった。
玄米オムスビ、あっこスイーツでの出店。
薪割り体験、火起し体験、ターザンロープもあったり、中々ちびっ子たちにも人気。
野遊、土歩くん、にこちゃんも泊まってたマツケンの所の勇気くんとルカくんと一緒に前の川に入ったり、おおはしゃぎ。

ケンシくんも手作り市に合わせて帰ってきて、この日に東京に向けてヒッチハイクで旅立った。
僕の特技、高速ヒッチハイクを伝授したし、「いろんな事体験して自信がつきました。何でもできる気がします!」と頼もしく旅立った。
最年長居候のケンゾウさんも旅立った。

この近所のイベントの後、リュウくんと片付け。
コンポストトイレも一杯やったし。
にこちゃんと畑に野菜収穫に行ったり。
今が旬の葉ゴボウが美味しい。
葉を落としてる大根も辛うじて食べられる。
河原ではからし菜が取り放題やし。
畑はハザカイ期に入ってくるけど、今は野で採れる野草なんかがふんだん。
そろそろ、一軒目の廃材ハウスに筍掘りにいかなー。






にこちゃんの後ろのが葉ゴボウ、葉だけは捨てるけど、茎の部分から下が全部食べられる、香川の郷土野菜  

Posted by 陣 at 10:59Comments(0)イベント

2010年03月23日

手作り市大盛況

21日の手作り市当日。
雨はなかったものの、すんごい風!
朝早くは黄砂もひどくて、どうなる事かと、、、。

まあでも、今治のもくさんが一番に駆けつけてくれ、次々と徳島の同士も集まってきた。
8時には移動式ピザの窯に初点火、今回は移動はないけど。
風もだんだん弱くなってきて、ピザの窯もいい感じの温度になってきて、11時にはスタート。

外では、
廃材天国の「薪のピザ作り体験」。
アララトさんの「ヤポネシ屋」は石笛、イイダコの煮物。
「実りの楽園四季」は本格スープカレー。
「きままや」の雑貨。
「ココペリ」の手捏ねの天然酵母パン。
「ACIS」の薬膳カレー、甘酒、手作りのふりかけやタンポポのクッキーなど。
「ハラさん」のめだかすくい、寄せ植え、カズラの籠。
「よしむら農園」のオーガニック野菜。

室内では
今治のまっさーじ「天楽」のもくさん。
徳島の美郷から「かまどGOGO」のアオキーズはチャイやスイーツなどのカフェ。
同じく徳島から、手作り石鹸のともえちゃんの「花水月」。
同じく、マクラメ編みのアクセサリー「亜美屋」のアキちゃん。
あっこちゃんの「マクロビスイーツ」。
土佐清水からは安藤さんの「ヘンプ照明」。
近所の藍さんの「レイキヒーリング」
親父の「精進弁当」、杉の箱入り、手作りの青竹の箸付きのデラックス版。
テルミーのバターやてんさい糖の「焼き菓子」。
森親子の「スイーツ」。
善通寺、「ルコルシー」のヘンプ雑貨。

お客さんの出足もよく、近所の空き地を借りてる駐車場も常に一杯。
個性的な店ながらも、みんなクオリティーは抜群!
絶対にそこらのお店では味わえない、手作りならではの逸品ばかり。
来たお客さんもみんな喜んでくれたね。

そしてそして。
夕方到着したにしやまん率いる「カルテットデタムタム」のメンバー。
今回のメンバー以外にも、岡山ジャンベクラブの面々も。
みんなも手作り市を楽しんでくれた。

6時からはワクワクのアフリカンライブ。
バラフォンというアフリカの木琴、木の下にはヒョウタンが付いてて、音が深い。
もちろんジャンベ、ケンケニ、ドゥンドゥン、というアフリカの太鼓たち。
4人のメンバーの調和がいい。
どの曲も最高!
にしやまんの独奏「ジャンベで話す」は目が点のめくるめく天才ワールド。
やっぱり最後はアフリカンフルオーケストラで踊りまくり。
感極まった所で、アンコール。
ともえちゃん、安藤さん、アオキーズはジャンベ持参で来てるし。
褌学会新入りのマツケンも輪に入る。
僕がトップ引き、もくさん、アララトさん、マツケンと龍褌の繚乱。
岡山ジャンベクラブの女の子たちも入って廃材天国久々のエキサイトダンス。
僕も完全にトランス状態で踊りまくり。
ジャンベのリズムは僕らの先祖がアフリカから渡って来た時からDNAに入っとるんやろか。
文字通り、血が騒ぐ、勝手に身体が動きだす。

超興奮状態のライブの後は出店者の余ったものの持ち寄りで、打ち上げ。
何と、ライブが終わってからタカシ&ジャスミンやナ~タン&ネオンくんも駆けつけて、これまたそこからが盛り上がったのは言うまでもない。
今回は初参加の面々も多く、ライブ時には50人は居たね。

と、手作り市もライブも大盛況のイベントになってめっちゃ楽しかったーーー。
こういう「仕事=遊び」のイベントはほんとに楽しい。
出店者のみんなもめっちゃ満足してくれたし。
集まってきてくれてるみんなも売り上げだけを重視した店じゃない。
自分が楽しいからやってるし、自分の好きなことして生きて行ってる人ばかり。
こういうのを天職って言うんやろね。

でもね。
決してみんな、普段からテキトーに遊んでる訳じゃない。
本気で毎日遊んでるからこそ、こんだけのクオリティーの品々を創り出せる訳。
おざなりで、させられてる「仕事」からは負の生産物しか生まれない。
本気でしたい事に打ち込む結果生まれた逸品こそ、値打ちのあるもの。
もちろん一般的な流通には乗せる訳にはいかない。
「こんなに美味しいし、流行るんやったらお店開いたらええやん。」とお客さんは言うてくれる。
でも毎日店として営業なんかしてたら、ここまでのクオリティーを追求できない。
ハッキリ言うて不可能。
だって目的が全然違う訳やからね。
アオキーズも四季もかつて店として毎日営業してて、疑問を感じて店をたたんで田舎に入ってる。
滋賀の「はるや」もそう。
仕事や店が中心で、その為に生活をさせられてるんじゃない。
ワクワクの「毎日の生活」こそが中心で、そのオマケで自慢の逸品をおすそ分けする。
そういうスタイル。

いっつも書いてるけど、良いとか悪いとかじゃない。
それこそが、自分の選択だ。
どういう毎日を送るか?
それは常に自分の問われてる選択。
漬物を漬けるのか?買うのか?
材木を買うのか?解体現場に通うのか?
その選択の繰り返しで、廃材天国という最高の毎日を構築できたのは間違いないからね。
もう、お金をたくさん稼ぐ事が成功だという浅はかな価値感は錆付いてしまってる。
もちろん、それすら良い、悪いじゃない。
稼ぐ事=悪でもまたない。
ビンボー=善なわけでもない。

要するに自分がどんだけ、自分のやってる事に誇りをもって楽しんでるか?
言い訳する必要もないし、誰かに責められる訳でももちろんない。
これは自分にしか分からない。
逆に自分には絶対に分かる。

一日は短い。
それと同じく一月、一年と過ぎてしまえばあっという間。
どうせたかだか数十年の一生。
同じ阿呆なりゃ、踊らにゃ損々!!!
イぇーーーぃ!
どんどん行くぜー、ベイビーーー!!!


四季ときままや


アオキーズ


アララトさんの店


ヘンプ照明


ココペリ


精進弁当










翌日ジャスミンに散髪してもらうにこちゃん
あっこちゃんもやってもらって、焼き物と物々交換
  

Posted by 陣 at 10:36Comments(0)イベント

2010年03月20日

檜の棚完成

高知のまーくんは、米飴の仕込みの為に外で羽釜の世話をしてくれてから旅立った。

米飴のレシピは6合のご飯、200gの麦芽、1ℓの水。
それを60℃で6時間保温すれば完成。
甘酒の麹菌発酵と違って、米飴は麦芽の糖化酵素による糖化。
だから温度は意外とラフでいいみたい。
炊いたご飯の粘り気が、麦芽の糖化作用でサラッとしてきたら成功。

あっこスイーツが人気で、しかも脱テンサイ糖という姿勢で、米飴の消費量がウナギノボリ。
なので、一気に4倍の量で仕込む。
保温容器のエバーホットの登場でこんなに大量に仕込めるようになった。
普通の家庭なら、炊飯ジャーの保温で、蓋を少し開けとくといい。

何故、脱テンサイ糖なのか?
以前白い砂糖は全くミネラルがなく、麻薬同然だと書いた。
コカの葉には何の問題もないけど、成分だけを科学的に抽出したコカインが麻薬なのと同じ理屈。
砂糖キビをガジガジかじってても問題ないけど、精製してしまう事に問題がある。
後、米由来の米飴は身体の中で分解されるときに問題を起さないけど、テンサイ糖であれ、蜂蜜であれ、メープルシロップであれ、分解の際にシュウ酸(ほうれん草のアク)とギ酸(アリや蚊が出す毒)というアレルゲンが精製される。
これがアトピーなどの原因になってる。
マクロビオティックの勉強をしていくと、鬱や統合失調症なども砂糖を辞めると一発で直るそう。
でも、無理して普通の食生活から砂糖だけを除去すると超味気なく、満足できなくて長続きしないのは明らか。
だからこういう代替品が必要なのよ。

健康になりたかったら、宮沢賢治さんの「一日二4合ノ玄米ト少しノ味噌ト野菜ヲ食ベ」がパーフェクト。
でも、僕ら現代人は甘いものもマヨネーズもケチャップもホワイトソースも捨てられない。
なら、そういうものの代替品を手作りすればええ。

最近みんに言ってるのは嗜好品の自給。
甘いもの好きはスイーツを作ればいい。
そもそも好きなものを作るんやから労力は惜しまない。

米飴の話に戻そう。
大量のサラッとした甘い汁を煮詰めるのも、今の時期は薪ストーブがあるからね。
相当煮詰めるんで、強火で数時間。
ガスならようけ要るやろな。
薪の供給量はハンパじゃないんで、ここぞとばかりにジャンジャン燃やす。
ほんと、ストーブじゃなくて焼却炉。
最近の春日で、特にこの四国じゃあストーブなんか焚いてると暑いぐらいなんで、窓全開で思いっきり燃やす。

作業も調子よく進み、二階の展示場の棚が完成した。
後はプラスチックのコンテナに新聞に包んでグチャグチャに置いてある作品をキレイに展示すればいい。
50mm厚の檜の無垢板やからねー。
磨くと、檜のいいにおい。
これは親父の窯のある、まーくんと同じ高知の大豊からもらって来た材。
曲線がかっちょいい。






手作り市の出番を待つ移動式ピザ窯


キャロットジンジャーケーキ豆腐クリーム   

Posted by 陣 at 08:05Comments(0)廃材ハウス

2010年03月19日

居候たち大活躍

おととい、昨日と、手作り市に向けて片付け。
去年、10月の「どくんご」のテント劇&手作り市の時にも二階の下なんか徹底的に片付けたのに、、、。

高知のまーくんも来て、居候3人体制なんで、何でも早い、速い。
廃材の片付け、要るもの、要らないものの仕分け。
鉄ゴミは売りにいく。
以前と違って、めっぽう安くなったけど、軽トラに色々積んでけば2、3千円にはなるし。

腐りかけの廃材なんか、燃料にならんこともないけど、焚き物は余ってるんで、燃やしてしまう。
リュウくんが焼き芋好きで庭で焚き火した日には必ず焼き芋。
これが美味いんよねー。

いよいよ、ピザの窯も乾きつつある。
2月の始めに完成してたんで、2ヶ月近く、乾燥に要した。
雨が多かったのと、厚い毛布かけてゆっくりと乾かしたからね。
みんなで以前窯のあった場所に移動する。
移動式ピザ窯が完成してからは初の移動。
土の上の移動はちょっとした小石があっても、超重くて大変。
アスファルトの駐車場なんかでは楽に移動できそうやけど。

畑の抜本改革として、椎茸のホダ木のボロボロのや、牡蠣殻、堆肥、細い花崗土なんかを山盛りにしてた。
雨続きで混ぜれてなかったのをみんなで鍬やスコップで混ぜる。
さすがに4人でやれば大きな山もみるみる混ざって平らになっていく。
今まで低かった畑が、今度は高くなったんで、土留めとして、大きな丸太を持ってきた。
ウチにある中でも太くてまっすぐな松の梁。
中々存在感があって、かっちょええ。

その次は実家から檜の厚い板材を持ってきて、二階の展示場作りに入った。
みんなにサンダーで磨いてもらってる間に僕は棚のイメージ。
後、二階のど真ん中で突っ張ってる柱が、適当な廃材だったんで、ジャッキアップして外して交換。
今度はチョウナの削り後の美しい細めの松の丸太材。
これもかっこええ。
中々曲がった廃材って少ないからね。
カナディアンファームのように広葉樹の原木を皮むいて使いたいもの。
まーくんはハセヤンとこにも行った経験もあり、4年も高知の古民家を直しながら住んでるんで、工具関係の作業はお手の物。
道具なんか、僕よりもいいもの揃えてるみたいやし。

畑作業、廃材建築、ピザの窯、毎食のご飯、、、と何をやってても、居候にとっては新しい体験。
毎日がワークショップ!
僕からの話だけじゃなく、お互いの経験や話も飛び交って常にディープな場になる。
3人居ればそれぞれ、捉え方や感じ方は違っても、廃材天国のライフスタイルを体験する中で、ここの空気を自分の人生に反映してもらえたら最高!

徳島のマツケンの所の作業もそうやけど、大勢居れば居る程、リーダーの方針が問われる。
リーダーが指示だけ出しても素人の現場は動かない。
僕が思いっきりやってるのを見て、みんなもスイッチが入る。
別にむちゃくちゃオーバーペースでやってる訳じゃない。
本気でやりたい事に全力を注いでるかどうか。
自分には絶対に分かるはず。
そんなん、誰から見ても明らかやし。
作業に関しては、ほんとの職人と違うベクトルで本気なんで、テキトー上等!

食事の準備にも、毎回本気。
手作りライフに妥協はないし、採算とか関係ないから、材料も最高のものを使える。
それを毎食勉強できるんやから最高よね。










  

2010年03月17日

猪 鹿

佐那河内村に行く前にパレットをバラす作業をしてた。

それがぐちゃぐちゃのまま、ほったらかしにされてたのを片付けた。
ケンゾウさんとリュウくんと3人で。

そしたら、以前ブログにコメントしてくれてた高知にIターンで入って4年目のまーくんから電話。
「突然ですけど、今日行っていいですか?」と。
大体の訪問者が突然なんで、慣れてるけど、、、。

電話から一時間ほどで、到着。
スキンヘッドの海坊主のようなまーくん。
猪の猟もしてるそうで、猪肉と鹿肉をお土産に。

夕方、早速みんなと一緒にバラしたパレットの積み込み。
みんなですると、何でも早いねー。
キチンと積み込まれた木っ端は中々美しい。

夕ご飯はもちろん、七輪で猪の焼肉。
もちろん天日塩とコショウだけで。
レモンを絞って食べた。
!!!!!
めっちゃくちゃ旨い!!!
後、鹿の背肉は刺身で。
にんにく醤油&ゴマ油と塩で、ネギも添えて。
これも超旨い!!!

いやー、野生の本物はほんとに美味しい。
うちは玄米菜食が基本やけど、自然から頂ける本物はありがたく美味しく頂く。
無理やり人間が不自然な環境で育てた肉とはまるっきり違うからね。







  
タグ :鹿本物

Posted by 陣 at 08:34Comments(0)もらいもん

2010年03月15日

テラス完成

4日目の最終日。

この日、またタカシやようだいも戻ってきてくれて、ケンゾウさんも復活。
ケンシくん、リュウくんと、総出で床を張る作業。

まず、太い土台の下にいろんな厚みの廃材をカマして水平を出すのが中々難しい。
まあ、釘で打ちつけて床板がピッタリするんなら少々は大丈夫。
廃材天国のように特に廃材にこだわる訳でなくても、要はデッキの上を快適に歩いたり、寝転んだり出来て、お日様の入るポリカの波板で雨がしのげる目的を果たせばOK。
約12坪の屋根付きのデッキの材料がポリカの24000円だけというのがいい。
後、僕や若者の人件費払っても10万台。

今回一番凄かったのは、このデッキの床の杉板はマツケンの山の木を切って、製材してもらってたという、自給材。
16mmで30cm幅の贅沢な杉板。
それが今回使った何倍もまだあるんやから、、、。
自画自賛の廃材天国の僕も、この豊かな山暮らしは心底羨ましい。
ここならカナディアンファームのように、自分の森の木で家が作れるやんーー。
楽しすぎーーー!!!

夕方余裕を持って作業を終えることができて、この日のうちに丸亀に帰れた。
先々週と先週と全部で6日間。
4日で解体、2日でテラスを完成。
ほんとに、かえすがえすも人数のパワーは凄いよねー。

マツケンもお父さんもお母さんも感心してくれたけど、僕からすれば当たり前。
こんだけ人数おったら何でもできるっちゅうの。
もっとも、天才廃材建築アーティストの僕が棟梁やからねー。
出来ない訳がない!!!
わはははははははははははは!!!!!!

何回でも言うぞ!
みんなで力を合わせるから出来るんじゃない。
一人でもやり続けてセルフビルドを実現させた、根性のある僕がリーダーやから出来ただけ。
「ほんとにやりたい!」という信念のない奴は何人集まってもダメダメなのよ。

別にこんなにハイスピードにはらんでもええし。
今回みたいにあり得ない状況にフォーカスするんじゃないぞ。
トラックもインパクトもない時代から営々とコツコツ家を作り、田んぼを開墾してきた先人の仕事や生活こそが原点であり、キタルべき未来に必要な英知だぞ!



  
タグ :製材

Posted by 陣 at 19:09Comments(1)廃材ハウス

2010年03月15日

屋根とデッキのテラス

先週の作業の3日目。
この日一日で屋根とデッキを終わらせる意気込みで作業。
でも、夕方から神山の楽音楽日で、「ンダナ」(パーカッション)のライブがあるんで、午後からみんな準備やなんかで出かけてしまった。
しかもケンゾウさんは嘔吐下痢で寝込んだり。
午後からは褌学会のカニさん、ケンシくん、リュウくんと少人数。

ポリカ(透明)の屋根は出来たけど、デッキの床は未完成。

屋根の下地も太い4寸角ばっかしを使う。
解体で細い垂木なんかは丁寧に長いまま取れないからね。
解体した廃材はふんだんにあるんで、床の土台も太い桁をいっぱい使って、ネダのような部材はなし。
まず、材料ありきでデザインや工法は後から決まる。
廃材建築に設計図はあってはならない。
その場その場の思いつきの繰り返しで進んでいく。

もう一日作業を延ばす事にして、廃材天国メンバーも神山の「楽音楽日」へ。
ここはほんとに山の中で古民家での薪の生活。
五右衛門風呂なんか、母屋から50mも離れてる。
理由を聞くと「そこに水が湧いてるから。」と。
なるほどーーー。

高校生の娘さん愛ちゃんの前座から始まり、高知のカリンバ(指ピアノ)のしょうさん、そして、北海道から「ンダナ」のマサトさん。
コンガにジャンベと僕の大好きなパーカッションのスペシャリスト。
始まる前は連日の重労働と、深酒でめちゃ眠かったけど、始まったら超テンション上がりまくり!
結局、泡盛を頂いて、ノリノリで踊って超最高!!

帰ってからもケンシくんとマツケンのバカ話が盛り上がって、爆笑の渦が深夜まで、、、。
で、この日もまた、、、。





  

Posted by 陣 at 19:05Comments(1)廃材ハウス

2010年03月15日

4日で解体終了

4日目は土を軽トラで運び出す、出す、出す。
常に10人近くで作業してるんで、見る見る納屋は小さくなっていく。

神山のようだい、上勝のタカシ、四季のマサに加え、鳴門のフジ一元アシュラムのしょうちゃんも来た。
しょうちゃんは廃材天国とはもちろん違うけど、全くと言っていいぐらいコンセプトを同じくする同士やった。
それから元居候のケンシくんも合流。
ウチからはリュウくん、ケンゾウさんも一緒。
ほんと、マツケンは「新手」という言葉がピッタリの珍しい存在。
こんだけ、スローライフを実践してる若者をまとめられる僕をリーダーに選んだ所がイケてるし。
まあ、四季のマサからの縁があったのもラッキー。
最近田舎暮らしに入ったみんなからすれば、10年もやってるウチの実践のノウハウなり、経験はものすごく参考になるからね。
反対に僕もみんなのインド旅の話や他のジャンルの話も聞けるし。

今回、両親が業者に払う為に用意してたお金もあったんで、若者にもアルバイト代を払ってあげたし。
僕もみんなをまとめる棟梁として、キチンと給料を頂いた。
何でも業者に頼むと速いけど、高くつくからね。

解体は4日目の夕方になる前に終わって、マツケンのお母さんの要望のテラス作りに突入。
みんなに、出た廃材の中からテラスの材料を選ばせて、バールで釘を抜いてもらう。
母屋の裏の現場では2、3人で穴掘ったり。
マツケンには砂や砂利を取りに行ってもらったり。
何とすぐ近くの川で砂利が取れるんやって!?
やっぱ、田舎は豊かやねー。
僕はめまぐるしくアイデアを捻り出し、みんなに手分けして段取りを進めさせる。
僕は廃材建築の場数が豊富なんで、ある材料ですぐに工法やデザインを閃く。
それを素人のみんなに伝え、要の作業だけは僕が進める。
全く、無駄のない流れをつくる事ができる。

今回の大きさの家の解体を一から全部というのも初めてやったし、こんなに大勢というのも初めてやったけど、素人でも人数さえ居て、僕がシャカリキにやってしまえば、あっと言う間にものすごい仕事が出来る。
小豆島のてんつくマンの所でのワークショップの講師や、去年の天草のピザ窯作りなんかもそう。
大体こうやって、2、3日でワーッとやってしまう型。
もし、こんな人数で一ヶ月とかやったら、相当の大きさの家でも完成してしまうんちゃう?






解体後にテラスの材料選びにすぐさま入る  

Posted by 陣 at 19:00Comments(0)解体

2010年03月15日

解体3日目

またまた、徳島の佐那河内村のマツケンちへ。

先々週に2日間やって、屋根はなくなってるものの、築90年の納屋なんで、しっかりとした土壁に漆喰が塗られてる。
これをみんなで、ドカドカと叩いて落とす。
土壁が落ちるに従って、僕がチェーンソーで梁を切り落としていく。

マツケンの親父さんの新ダイワのチェーンソーがバリバリに調子よくて最高!
ほんと、こういうプロダクト製品って凄いよねー。

でも、もっと凄いのは90年前に、チェーンソーや電動工具なしでこれを建ててる所。
二階の床板なんか、40cm幅で2cmぐらいのカンナでツルツルに仕上げたズッシリと重い松材。
こんなん、何十枚も手鋸でギコギコ切って、手でカンナあててる訳やから、どんでもない労力。
僕も重機なしで太い梁とか持ち上げたけど、チェーンブロックとか使ったし、、、。
昔は今回の解体同様に、大勢で滑車にロープかけたりして持ち上げたんやろね。
そう考えると、今の人件費的に合わないから、という情けない現状とは打って変わった、コツコツと何年もかけて作ったんやろね。
今回も重機はなしなんで、太い丸太の松の梁も大勢で手で運ぶ。
もちろん、チェーンソーで切ってからやけど、それでも超重いからね。

みんな、そういう昔の手仕事に感動しながらのワクワク解体作業。
ほんとに解体って楽しい!
建てるのとはまた別の感覚にスイッチが入る。
ワイルドに思いっきり壊すのって、スポーツのような感覚。
どんどん進むスピード感も興奮を促進させる。

ご飯も大勢でワイワイと食べる。
また、その時は情報交換をはじめ、いろんな話で盛り上がる。
みんな、都会からIターンで田舎に入ってきてる若者ばかりなんで、オルタナティブライフの話でめっちゃ盛り上がる。

お陰でお酒もよく進むんで、楽しくて仕方ない状態。
作業メインやけど、ワークショップであり、気づきの場であり、精神的な向上の道場でもあった。
ほとんど、秋山陣に弟子入りワークショップ状態。
最近僕は遠慮したり、その場の雰囲気を重視して、言うのを加減するということはしない。
年上だろうが、思いっきり愛を持ってコテンパンに怒鳴りつける。
完全に弟子状態のマツケンもそういえば年上やった、、、。









  

Posted by 陣 at 18:53Comments(0)解体

2010年03月10日

パレット

天気が悪く、出発を延期して、今日の夕方徳島に行くことに。

昨日は一日中、チェーンソー三昧。
居候の2人は丸鋸。

去年の居候のケンちゃんが山ほど持ってきたパレットをバラす作業。
焚き物は余る程あるし、パレットをバラしたのなんか何に使うのか?
ただ処分するためだけにこんな労力は払えない。

パレットと言っても薄いのから、厚いのまで様々。
今回来てるのは最上級に厚いのが多い。
色も白くて、新品同然のようなのもある。
こんなにしっかりしてたら、これでゲストハウスぐらい作れるんちゃう?
とも考えたけど、明らかにパレットの原型のまま使ったんではダサイなー。
なので、バラバラにして、シングル葺きの材料にしよう。
寝室のミノ虫ハウスでシングル葺きっぽいのはやったけど、揃った材でカナディアンファームのようなのを一回やってみたかった。
どっちにしても、板って、廃材の中では貴重な存在やからね。

共立のチェーンソーがぶっ壊れた。
近くの農機具屋に行くと、「シリンダーヘッド開けないと、、、」と。
ヤバイ、、、。
数万単位の修理やな、、、。
てか、32ccの小型ので、使いに使って、酷使してるんで、もう引退かも?

実は先日、ネットオークションでハスクバーナの42ccのを買ってたんで、そっちに切り替える。
さっすが、スウェーデン製!
燃料を入れる度に、目立てをすれば堅いラワンの厚いパレットも、カッターで発泡スチロールを切るようにサクサクと切れる。
と言うても、重いパレットを必死で立てらせて、上から両断するのは枚数がかさんでくると大変。
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラーーー!!!
とスタープラチナのラッシュをイメージしてジャンジャン切る、切る、切る。
10枚ぐらいの塊を8個は片付けた。

オラオラのラッシュのような興奮状態と、深い瞑想状態とは近いものがある。
力は入れない「出す」。
自分の芯を意識する。
呼吸。
丹田。
と、
心は非常にシャンティな状態。
チェーンソーの爆音に周囲の音がかき消されて、集中できるし。
宇宙との一体感を感じるチェーンソーメディテーション!

雪の降る中合羽着て作業するのもまた、スイッチが入るもの。

いよいよ今日の夕方には佐那河内村に出発だー。







  

Posted by 陣 at 08:06Comments(0)廃材ハウス

2010年03月09日

コンクリート

石畳計画進行中。

洗濯機の所、トイレの前まで完成。
トイレの前まで完成した所で、北側は終了。
角材で台を作って、靴のロッカーを乗せる。

今度は反対の南側。
砂(3)とセメント(1)でモルタルを目地にしてたのを見直す。
平たい石が少なくなってきたから、、、。
石と石の間を大きくした。
で、砂利(3)、砂(2)、セメント(1)のコンクリートに切り替えた。
砂利でカサが稼げるし、広い面積でも強度がでる。

廃材建築で、コンクリートは頭を使う所。
生コン車を呼ぶと、1㎥が14000円。
打ちっぱなしの壁や、最近のベタ基礎とかには恐ろしく使うから、当然生コン車という発想になる。
でも、廃材天国ではそんな作業にワクワクしないんで採用しない。
廃材天国では、木の電柱の根元に入れたり、手で練ってる。
もう今のレベルは金がかかるかどうか?よりも「自分で出来る。」「廃材で出来る。」といういかに発想の転換で楽しい仕事が出来るか?という所にウエイトがある。
結果的に、その継続が廃材天国のデザインを決めていってる訳。

廃材王国のハセヤンは一番最初、道路のカーブに溜まってる砂利を集めて基礎を作る時にコンクリートを練ったという伝説の持ち主。
凄いよねー。
でも、丸亀市内ではそんなん取れそうな所はない、、、。

砂利も砂も安いとはいえ、買ってるんで、出来るだけ石の廃材を使って石畳を作りたい所。
でも、折衷案として今回はコンクリートを採用。
一軒目の時はダルマというモーターでグルグル回転させて、自動でコンクリートを練る機械を近所のおっちゃんに借りてた。
昨日手で練ってて、みんな大変そうなんで、やっぱダルマを借りる事に。
アレが来るとじゃんじゃん練ってくれるからねー。

まあ、よっぽど石が無くなれば、また石屋にもらいにいけばええんやけどね。

昨日はホームスクーラーのちびっ子は作業には乗って来んかった。
本人のスイッチが入らん時に無理にさせても絶対に出来ない。
だって、誰でも自分がそうやろ?
ワクワク楽しい事はしたいし、そうでない事はしたくない。
これは普遍的な原理。
大人も子どもも一緒。
そもそも、「人にさせる。」って不可能な事。
自分の判断で「する。」だけ。
無理にさせられてると思ってる人ー。
嫌な事は断れよ!

今日も雨の中、合羽着て作業して、夕方から徳島の佐那河内村のマツケンの家の解体作業に出発するでー。
なので、2、3日、日記はお休み。


右がトイレ、ここまででこっちの石畳は終了


キッチンの出窓の下辺り、コンクリートに切り替えた  

Posted by 陣 at 06:32Comments(0)廃材ハウス

2010年03月08日

餅つき

昨日は午前中、地域のコミュニティーの祭り。
その中で近所のおっちゃんに餅つきの手伝いを頼まれてた。
居候2人も連れて行き、ほとんど僕とリュウくんとで2斗搗ききる。
60代のケンゾウさんは丸める作業を担当。
あっと言う間に終わって、昼前には帰っててきた。

午後からは石畳の続き。
みんな作業の要領を得て、おとといよりも能率がいい。
次々と石を増殖させていく。
野遊と土歩くんも小さい鏝を持ってモルタルの目地を詰めていく。

モルタルに使う砂がものすごく要る。
ホームセンターで買うと、セメント25㌔380円なのに対し、砂も25㌔300円とかする。
砂はセメントの3倍の量を使うので、これでは高すぎる。
近所の土建屋に軽トラで買いにいくと、モリモリに積んでくれて2000円。
600㌔として、30㌔が100円ぐらいになる。
もっとも、川で採れる所があれば取りにいくのが一番ええんやろけど。

プロはお金もらっての仕事なんで、材料を惜しみなく使う。
素人は自分の財布から出すので、材料をケチってしまう。
廃材建築の場合、基本は材料がタダなんで、当然惜しみなく使える。
プロよりも惜しみなく使えるのがメリット。
木材に関しては今まで一度も買った事はない。
もちろん石だってそう。
どうしても買うという前提だと、少なくしようという意識が働く。
買わないまでも、取りに行くのが大変な材料も同じ。
それでは自由にデザインできなくなって、面白くない。

いかに廃材を楽に入手出来るルートを作るか?
ここが廃材建築のキーになってくる。
解体屋をはじめ、様々な業者とうまく付き合って、いい関係を構築する。
これが大前提。
向こうにも、こっちにもメリットがないと続かない。





  

Posted by 陣 at 07:38Comments(0)イベント

2010年03月07日

石畳

かつて、しょうたくんと着工したキッチンと風呂やトイレの間のスペースの石畳。
居候二人と久々の再開。

一軒目の廃材ハウスもそうやったけど、ウチのライフスタイルは家の周りに深い軒が必須。
毎日の生活の昼間はほとんど外。
薪を置くにも、夏の日陰にも、農作業の道具や土木関係の道具置くにも、深い軒はめっちゃ便利。
家本体が出来ると、そこから必ず軒を増殖させる。
一軒目も軒下のスペースが多かったけど、二軒目の今も二階の下なんかを入れてかなり広い。

室内と外の間にある、この軒下。
雨の当たる部分には草が生える。
でも、軒下って、雨は当たらないし、花崗土のまんまなので、常に埃っぽい。
そこの土が室内の土間に入るんで、掃き掃除が大変。
なので、軒下部分はデッキのように板を張るか、室内のキッチンの土間と同様に石を張るかすれば、スッキリする。

平たくて、薄い石の廃材がまだ、かなりあるからね。
これは丸亀沖にある「広島」という島から産出される「青木石」という、イサムノグチの庵治石に並ぶ高級石材。
これを丸亀の石材屋が墓石に加工する過程で出る廃材。
薄い石を使い切ったら、母屋の基礎にしたような、大きな塊状のが余る。
その塊状の石は使い道がないんで、パーマカルチャーの「スパイラルガーデン」を作るアイデアも来てるんやけどね。

それにしても一人だと、まず石を運んで来て、砂とセメントでモルタル練って、石を水平に置いて、モルタルで目地を詰めるという作業。
3人でやると、僕が石を置いたり、目地の仕上げをしてる間に、居候が石を運んで来たり、モルタルを練ってくれる。
作業は超サクサク進む!
このスピード感がいいね。

もちろん、一人で黙々とやり続け、遅々としたペースでもノープロブレム。
一人では出来ない?
そんな事はない。
無いぞ!
家を建てるぐらいの事に関してはね。
もちろん、この間のマツケン宅の納屋の解体だって、みんなでやるから速いし、楽しい。
でも、一人でコツコツと瓦下ろして、土を運べばいつかは絶対に終わる。
当たり前のことやろ?

自分が動く前に「みんなでやろー。」と喋って実現しない人にプレゼント。
「一人でやれ!」

一人でやってるうちにある程度形になってきたら、一人、また一人と「一緒にやらせてー!」と人が集まって来る。
そういう順番なのよ。


 キッチンの外の冷蔵庫の裏


風呂の焚き口、子どもは穴の中に入って焚く
大人は足だけ入れて、手前の石に腰掛けて焚く
かなり焚きやすいよ


トイレの方からキッチンの方を撮った  

Posted by 陣 at 07:07Comments(0)廃材ハウス

2010年03月06日

執筆依頼

ぜーん然知らない人からのメール便。
しかもズッシリ重い。
開けると二冊の雑誌が。
添えつけの手紙に「当誌に執筆して頂きたい。」という内容。
なーんか、見たことも聞いた事もない出版社やし、こんなぶしつけに怪しいんちゃう?
とか思いながら、パラパラと、、、。
ほ、本気の雑誌やんーーー!
パーマカルチャーセンタージャパンの設楽さんや、木の花ファミリーも載ってる!?
外国でセルフビルドしてる、変態的なおっちゃんの家とか超ワイルドやし!

「ビオシティ」http://www.biocity.co.jp/という環境系の雑誌。
宮脇書店(田舎の軽い本屋)に置いてある、薪ストーブの宣伝ばっかし載せてる、いわゆる田舎暮らし系の雑誌なんかとはレベルが違う。
都市部の紀伊国屋なんかで売ってるんだろうか?
こんな本気の雑誌を今日日の大学生は読んでるんだろうか?
と思うと、嬉しくなるようなコアな内容。
しかも、読むところも多いし、2500円もするし、
しかし、こんな雑誌が44号も出てる(年4回)というのは凄いよね。

もちろん、入り口として「天然生活」も「チルチン人」も悪い訳じゃあない。
でもさー。
今の資本主義経済の思考回路のまんま「エコな家」とか「ナチュラルな生活」とかって、めちゃくちゃ金かけんと出来ん訳やし、、、。
オーガニックの食材も国産の材木も超高級品やからね。
高級な薪ストーブなんか商社が儲かるだけやし。
まず、日本の常識は今の世界では非常識なんだと言う所からスタートせんと。

そういう意味でも、この雑誌は本質を求める人には濃ゆい内容。
十分に2500円の値打ちはあると見た。
そやし、取材以来じゃなくて、執筆依頼というのもありがたい。
新聞やテレビの取材とか後をたたんけど、結局その人の理解でしか取り上げてくれん訳やからね。
後で、そんなん言うてないしー、とかしょっちゅう。
で、8ページもくれるそう!
言いたい放題、書きたい放題やんかー!!!

昨日の作業は廃材天国内のグチャグチャと細かい木を焚き物用に切って整理する仕事。
20代のリュウくんと60代のケンゾウさんが、いいコンビネーションでテキパキとやってくれた。
僕はちびっ子を連れて松見歯科に行ったり、徳島からマツケンが来て今後の打ち合わせしたり。
大きな予算をかけて、建築士と打ち合わせしてるプランを見直して、仲間内でしたいと。
で、僕にいろいろやって欲しいんだと。
人んちはねー。
責任あるしなー、、、。

夜はマツケンのお土産の鰆で一杯。
今の鰆は超脂乗ってて旨いねー!
  
タグ :執筆取材

Posted by 陣 at 07:21Comments(0)取材

2010年03月05日

アートでたんぼ10th

一軒目の廃材ハウスのオーナー、河野さんが訪ねて来た。
2010年の「アートでたんぼ」の打ち合わせの為。
今年で10周年。

アートが何故生まれたのか?
それは人間が「生産」を始めたからだ!
不耕起自然農法の福岡正信さんの言う「耕し始めた事が人類の元凶だ。」というのと同じ。

河野さんは百姓アーティスト。
8反もまとまった、谷間の広大な田んぼ。
後ろには満濃池の次に大きいため池、岩瀬池が広がる。
この、田んぼの田植えの前の神聖な儀式。
それが「アートでたんぼ」なのだ。
田んぼで生産行為をするという自然に反した事を還元する。
もちろん、収穫祭とかもそうなんやろうけど。

しかも他の祭り系のイベントと一線を画するのは高瀬の麻、南山自治会という、この会場のおじいちゃん、おばあちゃんがスタッフやお客として関わってる所。
どっかの場所を借りてよそ者がイベントをするのとの決定的な違いがここ。
まさに、河野さんはどんちゃん騒ぎの後の田んぼで一人田植えをする時に厳粛な気持ちになるという。
その場所で先祖代々農業をしてきた河野さんのホームグラウンドでやる意義がこれ。

ほんとにゆるーい空気の祭り。
チケットもないし、地元のおっちゃんの手打ちの打ち込みうどんも無料で振舞われる。
特に有名なミュージシャンが来る訳でもない。
あのカオスな空気が最高。
あ、08にはサックスの山本公成さんが来たね。

で、10周年の今年は?
何と、何と!!!
「渋さ知らズ」!!!???
http://www3.alpha-net.ne.jp/users/poipoi/main/main.html
30~50人規模のジャズロックこのオーケストラ。
ステージの前面では白塗りの舞踏。
富士ロックにも出演してて、you tubeの映像はカオスそのもの。

しかも、善通寺のマニアご用達のCDショップPICK UPの森山くんの関係のハウス系のDJも来る。
5/29(土)にDJが来て前夜祭。
30(日)の昼間はいつものゆるーい「アートでたんぼ」。
その夕方から「渋さ知らズ」!!!
という、超デラックスな10周年になりそう。

え、まてよ。
もう、山水人みたいやんー。
河野さんはいわゆるヒッピー系の祭り嫌いやのにー、、、。

でも、アララトさんの褌踊りは気に入ってるそうなので、褌学会にお呼びがかかるかも?
しかも日程的に自ずとキャンプイン型になりそうやし!

河野さんと喋ってる間に、僕が徳島に言ってる間に電話があった、60代の居候志願者が来た。
海外放浪のリュウくんと60代のおっちゃん、、、。

廃材建築、手作り、自給自足というキーワードを実現させるにはまず何が大事が?
それは何よりも、新しい価値観の転換。
ここ来て、今までの価値観をぶっ壊して、新しい自分になる覚悟で生活してほしい。
年上でも手加減しないよー♪
  

Posted by 陣 at 07:38Comments(1)イベント

2010年03月04日

解体開始

2/25に訪ねてきたマツケンの佐那河内村(徳島)に行ってきた。
http://kadoya.ashita-sanuki.jp/e233022.html                       

1日の夕方出た。
今の居候のリュウくんと、初めて廃材天国を訪ねてきたナオヤくんも連れて。
マツケンの子どもも居るんで、野遊と土歩くんも。
あっこちゃんとにこちゃんはお留守番。
初めて来て、流れで泊まりの仕事に出かけるってのも凄いよね。

築90年の納屋。
瓦は当然4つで、瓦の下には土、土が乗ってるのは杉の皮。
その皮は細い木に竹で抑えてた。
その下が垂木。
壁面だけは柄立て、中は合掌作りのしっかりした納屋。

解体で厄介なのは中の荷物。
マツケンは陣くんの来る前に片付けますからーと言うてたけど、全然片付いてない、、、。
ウチから僕を入れて3人、神山のようだい、上勝のたかし、木頭村のジュンくん。
何と、数日前に三好町の役場で田舎暮らしをしたいと来た東京のノブくんとゆうこちゃんは役場の職員に高知のオーガニック土曜市を進められて、ともえちゃんに出会い、四季のマサんとこから流れてきた強運の二人。
総勢10人での作業。
なので、じゃんじゃん、軽トラに荷物を積み込み、出す出す出す。
頃合いを見計らって、僕が屋根に上がって、おもむろに瓦を投げ始める。
次々とみんな上がってきて、パパンパンパンと瓦の割れる音が加速して、ヒートアップ。
壊し放題って気持ちいいーーとみんな口々に言いながら楽しそう。

午前中で、瓦は終わり、土も下ろす。
納屋本体だけでなく、深い軒にも瓦と土がどっさりと乗ってたんで、中々大変。
一つの作業が流れに乗ると、僕はそそくさと次の作業の段取りに入る。
とにかく建てたのと逆の順番でバラしていく。
人海戦術の指揮はピザ窯作りや廃材建築、様々なワークショップで慣れてるからね。
とにかく、こういう素人作業はまず、リーダーが軽々とやって見せて、流れを作らないと進まない。
人が多すぎて動線がぶつかるようなら、班分けをして違う作業の段取りを進める。

土の作業の流れがいい感じになってきたんで、僕はいよいよチェーンソーを持って上がり、垂木なんかを切りはじめる。
最初のドウブチのような細い木なんかは最初バールでバラしてたんやけど、チマチマとめんどくさいんで、チェーンソーで上から連続でドギャギャギャ-ッと一気に攻める。
空条丈太郎のオラオラのラッシュのように♪
チェーンソーはとにかく、ビンビンに砥いでないといけない。

夜はマツケンの親父さんの獲った猪料理。
骨の周りの肉の佃煮が最高に美味い。

マツケンや親父さんを始め、一緒に作業したみんな「もうこんなに進んで速いですねー!」と感動してたけど、こんだけの人数が無駄なく動けばこんなもの。

みんな始めての作業で、純粋な日本の伝統工法を目の当たりにして、感動!
これもしょっちゅう仕事としてやってたら飽きると思うけど、新鮮な感動が楽しい秘訣。
今回のキーワード。
廃材天国流の解体作業はデストロイじゃなく、クリエイト!のワクワクした作業。
どうやって、解体するか?
もちろん、重機なしのオール手作業だけに「まず、これを外して、壁を落として、、、。」と一つやれば次の作業が見える、廃材天国流の即興。
もちろん、築90年という超リスペクトしたい美しい建物というのが大きいね。

それと、マツケンの土地の中に全部廃材が納まるのもいい。
こういう環境なら、高い金払って買いたい業者に頼む必要ないからね。

一緒に仕事して、酒を飲み交わす仲間もほとんど、Iターンで四国に来てる若者の同士。
リュウくんも四季にいく約束してた。
ナオヤくんも悩むという事を卒業した自由な仲間に触れ、良かったみたい。

続きはまた来週。
もう2、3日もあったら終わるんちゃう?









  

Posted by 陣 at 18:14Comments(0)解体

2010年03月01日

ミニランプ

朝起きてすぐに、子どもたちはリュウくんを起してスケボーを教えてもらう。
でも、スケボーを教えようにも廃材天国じゃあ、コンクリートやタイルはないし、、、。
すぐ前のアスファルトの道も古くてガタガタやし。
少し離れたコンクリートの農道にいってた。

リュウくんのスケボー映像の中に出てきた、練習用の「ミニランプ」というスケボーで滑る専用の場所がある。
色々見てるとベニヤ板で作ってるのも。
「こんなん廃材で作ったらすぐやで。」と僕。
「ほんまですかー!?そういえば道具も材料もあるんですねー!」とリュウくん。
という事で、午後からミニランプ作り。
ネット上ではもっと細い角材でやってたけど、廃材天国では3寸5分の角材が一番多いんで、全部それで作った。
一番凄い、競技用のは高さ何メートルもあった。
リュウくんも自分の背丈ぐらいので滑った事はあると。
今回はとにかく、子どもの為のなんで、高さは80cm。

そもそも、野遊がスケボーにハマるかどうかも分からんのに、本格的に作ってもしゃあないんで、半日お手軽コースで作った。
このぐらいのレベルなら、思いつきを即形に出来る。

しかし、you tubeは凄いねー。
何でもあるもんね。
でも、これもダラダラと流し見てても時間の無駄。
ピンポイントで自分に必要なモノを検索して出さないと。
ネットの最大の問題は時間を膨大に使うという所。
もちろんその結果、ほんとに重要な情報や閃きを得られたりするから何とも言えんけどね。
でも確実に大事なのは外で自分の身体と感覚を使って労働する事。
その手助けになっても、邪魔になるなら無い方がええ。
別にこんな自画自賛日記、つけないかん訳でもなんでもないし。

一応暗くなるまでには完成。
このミニミニランプでも、かなり難しそう、、、。
何回もコケて泣かんと出来るようにはならんやろなー。





  

Posted by 陣 at 07:25Comments(0)廃材ハウス