廃材天国HP

2010年06月16日

本格梅酒

本格焼酎がブームになって久しい。

本格焼酎=焼酎乙類(米、麦、芋、蕎麦、などを発酵させて単式蒸留という伝統的な手法で蒸留したもの)
ホワイトリカー=焼酎甲類(サトウキビの搾りかすの糖蜜の発酵液を連続蒸留という徹底的に高純度に蒸留したもの)

甲乙丙丁という順番から言うと甲類と乙類が反対やん!と思われるが、実際に甲類というのは昔ながらに造られて来た乙類ではコストがかかるんで、大規模に大手メーカーがプラントを構えて「連続蒸留」というトコトン純度を上げて蒸留できるやり方。
そもそも、原料の糖蜜というのは名前は悪くないが、サトウキビの搾りかすで、「食品廃材」と呼ばれるもの。
コストを下げるというのは大手の企業や商社が儲けるための策略でしかない。
ハッキリ言ってニセモノですよ。
廃材天国は家なんぞは廃材で十分やけど、食や酒に廃材を使ったりはしないね。

何度も塩の事もこのブログに書いてるように、伝統的に造られて来た、食品や酒というのは自然の摂理と昔からの経験によって受け継がれてきたもの。
これは「伝統を守る」とかいう保守的なもんじゃあないぞ。
体内の塩分濃度もミネラルバランスも、自然の摂理によって決定されてる僕ら人間が、その摂理を無視して工業的に高純度なものを産み出してはいけない。
し、そんなものを飲んだり食べたりして健康が維持出来る訳がない事を現代病が証明しとる。

えー。
長くなったけど、この時期仕込む梅酒に使うホワイトリカーもニセモノは辞めようと。
薬としてのビワエキスには安物のホワイトリカー(一升1000円)。
飲む用の梅酒には本格焼酎で行こう。
何でも本物というと無理がるし、、、。

ただ、、、。
35%の本格焼酎は3000円前後。
玄米焼酎の「文蔵」あたりで仕込むとさぞかし美味しいやろけど、、、。
で、行き着けの宇多津の「明治城」に行くと、何と「梅酒専用本格焼酎」というものが!?
一本2250円、二本買うと4000円!
今年はコレで仕込んでみよう。

毎年、一軒目の廃材ハウスのオーナーの河野さんの所に梅を取りに行く。
「アートで田んぼ」の会場の田んぼの脇にある、完全にほったらかしの梅の大木がある。
去年は梅干しを40㌔も漬けて、梅酒、梅味醂漬け、カリカリ梅など、色々やった。
今年もあっこちゃんは図書館で新たな梅の本を借りてきて、色々やりたいみたい。
先日の怪我で薬として飲んでる「梅肉エキス」も毎年作ってる。

「ビワエキス」や「梅肉エキス」なんかはネットで買おうとすると、サプリメント価格で数千円もする。
こういうものを自分で作るからこそ、家庭医療に惜しげなくじゃんじゃん使えるというもの。

さあ、今日は雨も上がったし、足の痛みも軽くなってきたし、河野さんのとこへ梅取りにいこかー。
全く剪定されてない大木なんで、下にブルーシート敷いて棒でバンバン叩いて落とす方式。
多少梅に傷がついてもおかまいなし。
年に半日、乱暴に収穫するだけで数十キロ。
しかも、当たり前やけど無農薬。
こういうのを笑いが止まらないというんだよ。
わはははははははははーーーーーーーーーーーーーー!!!!




甲類のビワエキス用のホワイトリカー。
飲むためには糖蜜という原材料だけじゃなく、精製法に問題がある。


乙類の35%の本格焼酎。
一本2000円ならよしとしよう。  
タグ :本格焼酎

Posted by 陣 at 06:00Comments(2)手作り、無添加