廃材天国HP

2013年02月24日

コアラの仕事

宇多津の復元塩田の塩釜の修復工事。
コアラがいい仕事をした。


トロリーというチェーンブロックを掛ける道具。

耐火レンガの窯部分は出来てたものの、ステンレス製の釜の仕上がりを待ってた。


いよいよ完成して搬入。
入口を通らないため、斜めにして差し込む。
600㌔超という大物なので、ユニックで入口まで持っていって、中では移動式チェーンブロックで受ける。


何とか入った!


2、5m×1、8mの釜なので、かなりデカイ。


トロリーに掛けたチェーンブロックでガリガリ引き上げる。
ここからはコアラの本領発揮。
600㌔を超える釜を顔色一つかえずに持ち上げる。


無事、設置完了!


同時に新しいバーナーを取り付ける。


本番用のかん水(海水の濃度を濃くした、塩分18%のもの)ではないものの、海水を入れて試験燃焼をする準備。


バーナーの設置も完了して、満水になったんで初点火!


塩作りの職人さんたちに見てもらいながら、今までの釜の沸き具合との違いを確かめてもらう。


窯内部の構造を大幅に変えたにもかかわらず、うまく沸いたので一安心。
これで沸く時間がおお幅に延びるようなら、もう一度コアラで釜を持ち上げて、窯にもぐりこんで内部の構造を変更する所まで想定してた。
それも杞憂に終わり、感無量。

暗くなって家路につくと、あっこちゃんも留守にしてたみたいで、子どもたち3人だけだった。
何と、風呂を焚いて、洗濯物をたたみ、3人で料理もしてたよう。
煮物と蒸した玄米ご飯を3人仲良く食べてた。

何でもこなすようになったと普段から感心してたけど、全く大人が居なくてここまでやってるのを目の当たりにすると、僕でもビックリした。
野遊は最近では毎日学校に行き、宿題もこなしてるものの、改めてホームスクーリングの力を思い知らされた。
学校に行く、行かない、会社に行く、行かない、それだけじゃない。
自由で開放されると、こういう事になるんやなー、と感慨深い。





  
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Posted by 陣 at 07:09Comments(0)