廃材天国HP

2013年02月01日

ド迫力のバーナー

既存の窯の解体と同時進行で、先日備前から買ってきた新品の耐火レンガを搬入する。

現場にフォークリフトもないし、今度はユニック車じゃない2tダンプをリースしたので、一つ一つ手作業での積み込み。
どのみち、茅葺きの塩の釜屋内への搬入は手作業にならざるを得ない。


ダンプを横づけした高さが、積み込みに丁度いい。
一輪車じゃなく、2輪の車が絶対に倒れないし、重量物を運ぶ時にいい。
これはホームセンターとかにはないけど、金物屋で注文すると取り寄せてくれる。

しょうたくんの仮置きのアイデアが秀逸だった。
縦に積んでおくと、こっちで取る人が凄く楽になる。
こういう現場での何気ない工夫の積み重ねで仕事が楽になる。

高校生の時、アルバイトしてた鮨割烹の店での壁に貼ってあった、「早く、キレイに、丁寧に!」という親方の標語があった。
当時、「キレイで丁寧にして早いなんてあり得ないじゃん!」と心の中で思いながら山と積まれた皿と格闘してた。
器も高級なので、割ったりするとめちゃくちゃ怒られた。

自分が成長して、あらゆる仕事を余裕を持ってこなせるようになって、理解できる。
同じ仕事が、早く、キレイに、丁寧に進められるようになると、何より自分自身が気持ちいい。
これは農作業、廃材建築、薪生活と全てに通じる。
自分が気持ちいいい作業や生活とは無理のない、理にかなったもの。
自然界に無理ってない。
理不尽もない。
地震も津波も起こってしかるべき。
でも、自然の流れに逆らう人間のやることには無理が起きるもの。


全部で3t分(約1000個)搬入した。


一度外したバーナーを再度取り付けて、点火してみた。
ステンレスの釜部分がない状態での燃焼具合を見たかったから。
何もないので、低音の轟音でゴーーーッと激しく燃える。
何とスイッチが壊れて、常に全開モードで焚いてたそう。
そのお蔭で窯部分や上の釜も傷んだのかも。

この外したバーナーの利用法が何かないかなー。
ウチの陶芸の窯は薪なので、こんな大型のバーナー要らんし。
天ぷら油で焚けると面白いけど、灯油を買ってまで焚きたい用途はないわな。
薪生活にこんな大型バーナーお呼びではない。


窯の解体もキリのいい所までやり終えた。


帰ると、にこちゃんが得意の煮物を作っててくれた。
しょうゆと黒練ゴマの味付けで美味しかった。


これは椎茸を裏返しにした上に里芋のマッシュ、塩とニンニク、オリーブオイル入りのパン粉をまぶしてオーブンで焼いたもの。
塩がよく利いてて酒にも合う料理になってた。




  
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Posted by 陣 at 07:24Comments(0)