廃材天国HP

2009年09月15日

心配から開き直り、そして前向きに

しょうたくんが帰ってきて、二階の下のスペース(タイヤショベル置いたり、浮浪者陶芸家の工房だった)を片付けようと作業開始。
まず、棚を作って下に置いてる物を整理しよう。
で、いつまでも(3年ぐらい、、、)仮のまんまになってる筋交いを正式に構造に入れ込もうとか、まずブルーシートを外そうとかやってると、、、。
筋交いは短い方は最初に入れててちゃんとコーチスクリュー(太いネジ)で留めてた。
、、、つもりになってた、、、。
筋交いは全部で12本あるうちの2本はコーチスクリュー忘れてビスだけやった!?
と、ここまではしょうたくんと爆笑してた。

長い筋交いはちゃんと構造に入ってなく、電柱の外から仮にビス留めしてただけなので、一回外して電柱の懐に正式に入れる。
と、この作業を始めた時に見たくないものを見てしまったというか、大変なことになってる事に気づいた。
二階建ての構造は下の埋め込んだ電柱の上に梁を乗せて、その上に4寸角だけで床も壁もビッシリと並べた角ログ。
その角ログのコーナー。
ある部分はちゃんと電柱の上にコーナーが来てる。
でも一箇所、下の電柱から20cmぐらいずれて上のログを固定してる角の柱が下に重みで押し込んで来て下の角材にヒビが入ってる、、、。
!!!
この角ログの重みだけでも随分ある上に屋根には山ほど石が置かれてる廃材天国はかなり危険。
作る時は上の部屋の寸法取りを優先して適当に埋め込んだ電柱からずらして施工したんやなー。
この時はよもやこんな事態になるとは考えもしなかった。

気がついた時には「うわーーー、どうしよーーー。」と慌てふためいてプチパニックになったけど、何かしら対応するしかない。
近所の大工の棟梁にでっかいジャッキを借りに行く。
これは車のジャッキみたいなチャチなもんじゃなく、鉄の塊で出来てて6tまで上げられる。
このジャッキに角材を突っ張り、上から押し込んできてる部分を持ち上げる。
その持ち上げてる間にしっかりとした4寸角の柱をきっちりと計って差し込む。
後はいつもの工法、長いキリで穴を貫通させて電柱に寸切りボルトで締めこんで固定。

ふう、、、。
これで何とかなったようには思えるけど、、、。
筋交いもロクに固定してない上にこんな構造じゃあ震度いくつまで耐えられるんやろう?
震度5とかでひっくり返るのはまだ周りのみんなも気の毒がってくれるやろうけど、震度3ぐらいで潰れたらかなりヒンシュクどころか、今後家など作れなくなりそう。

地震を心配して家なんか自作出来るか!
と地震で潰れたらもう一回作るんだと豪語してきた僕もこういう心境の変化で筋交いを強化したり、簡単には潰れない努力にエネルギーをかける事にした。

一軒目の廃材ハウスはトタンやスレートと軽い素材で出来てたからこういう問題は起こらなかったけど、二軒目は大量に木や石を使ってるんで地震には弱い。
その二軒目も数年経ってみていろいろ直さないといけなくなってくる。
でも、自分で作ってるからどこをどうしてるかは全部頭に入ってるし、どう直すかも簡単に考えられる。
この「一から自分でやってる」というのが最高の条件。

もうすこし日にちをかけて徹底的に電柱の筋交いを強化しよう。
と言うても一日か二日もあれば出来るやろ。


下穴だけ開けてコーチスクリュー忘れとるー。


長い方の筋交いはビスで仮留めしたまんまやった、、、。


やべーーー、、、。






最後は添え木の角材もボルトで締めこんで一応の完成。




  

Posted by 陣 at 08:39Comments(0)廃材ハウス