廃材天国でエコ＆ロハスな自給自足

昨日は、高松の「環境プラザ」に「エコ＆ロハスなシンポジウム」。

プロジェクターで廃材の家やウチの生活の写真を出しながらトーク。
人数が少なかったので、僕が喋ってる間に参加者の人にもそれぞれの感想や想いを語ってもらえた。
みんな共通する疑問は「そんな生活は理想だけど、お金はちゃんと回っていくのか？」という部分。
　　
これはねー、、、。
僕ら夫婦も一軒目の廃材ハウスでの生活をスタートさせる前には不安だった。
実際に月々いくらという安定的な収入は結婚する前にも、１２年の廃材生活の中でもない。
むしろ来月いくら入って来るか分からないからこそ、「要らないものを買わない。」という事に徹することができる。
「本当に必要なのか？」と熟考すれば、それがないと生きていけないというモノなんかほとんどない事に気づく。
もっとも、廃材の家作りをしながら「解体現場」という宝の山に通ってたんで、家の材料だけじゃなく、家具、日用品、生活に必要なものは全て揃うことを知り始めてはいた。

一番大切なことは「自分がいかに気持ちよく生活するか。」という部分。
無理や我慢は続かない。
あっこちゃんのように物欲から解放されるのは、「買わずに自分でできた！」という感動体験の積み重ねがポイント。
ワクワク、喜び、感動、、、これらを得るのにお金は要らない事を実際にやってみないとね。
やってみた経験の積み重ねでしか、自分の中から不安を取り除くことは出来ない。

ロハス（ライフスタイルofヘルス＆サスティナビリティー）＝健康的で持続可能なライフスタイル

来るべき未来型のロハスな生活を実現するには「不安」を減らしていくこと。
自分の中の不安を取り除く事は自分にしかできない。
いくら本を読もうと、この日記を読もうと、読むだけでは他人事。
しかし、実践に移すために「こんな人もおるんやー。」と言う情報を知り、一歩を踏み出す勇気を得ることも大事なこと。
後は「自分にもできるかも？」という好奇心と「やってみたい！」という行動力。
そもそも、行動力なんてものは行動しない限り身につかないぞ。

持続可能というからにはキチンとお金も回らないといけない。
不定期のちょこっとづつの収入でも、圧倒的に使う量が下回るようにもっていく。
得意な事、好きなことの数多くを収入につなげる工夫も必要。

「非電化工房」の藤村さんは「月３万円ビジネス」を提唱されてる。
コレは２分の動画で分かりやすいよ。
http://www.youtube.com/watch?v=52kS5Zt0FCo&feature=player_embedded

月３万の収入を目指すのなら、初期投資も少ないし、競争相手も参入してこない。
田舎でこの３万円ビジネスを複数やって、お金のかからない生活ベースを築けば、お金は余裕で回っていくよん。
僕らはこういうビジネスを目指した訳じゃないけど、結果的にこの動画の要素とウチのビジネスは同じ。
余ったお金は海外の銀行の定期に預ける事で年４～５％ぐらいの利子が付くし。
韓国の動産担保の投資で６％というの面白いのもある。

ほんとの将来的には長島龍人さんの「お金のいらない国」みたいなのが理想やし、実現したいもの。
でも、今すぐに資本主義も貨幣もなくならない。
そこで、お金に振り回されるんじゃなくお金を徹底的に利用する。
これもまた廃材左ウチワライフのコツの一つ。


朝の講演の直前、あっこちゃんから電話。
廃材の家に「が～まるちょば」のケッチが来てると！？

９／１５は丸亀市民会館の大ホールで彼等の「That's が～まる SHOW!」の公演日。
僕は高松の講演もあったし、チケットは買ってなかった。
電話口でケッチが「時間的に来れるのならチケット用意するから来てよ！」と。

お昼に終わったシンポジウムから急いで帰って、丸亀市民会館へ。
子どもたちの分もチケットを用意してくれて、みんなで行った。


赤いモヒカンがケッチ、黄色がヒロポン。
にこちゃんはパントマイムでヒロポンが固まったりロボットになったりするのが怖かったそう。
野遊と土歩は大いに楽しんだよう。
花束を持っていく代わりに焼き締めの珈琲カップをプレゼントした。

今回高松のシンポジウムに呼んでくれた村井くんと一緒に、善通寺で「フリースペース　なや」というイベント会場をやってた。
備前焼の弟子から帰ってきたばかりの２４歳ぐらいの頃。
その名の通り昔の納屋を改造したスペースで４０坪ぐらいの広さだった。
ギャラリーとして個展やったり、ライブ、フリーマーケット、舞踏、お話会と色々やってた。

そこに東京から大道芸人のケッチがパントマイムとジャグリングを披露しに来てくれた。
まだその頃は井の頭公園で週末ジャグリングやって、最後に「僕の趣味は５００円玉を集めることでーす！」と言って帽子を置いて何とか生活してた。
それから１０数年。
何年か前からテレビやネット上で「が～まるちょば」の名前が有名になり、YOU TUBEで見ると昔「なや」に来たケッチでビックリ！

アマタの大道芸人やパントマイマーは居ても彼等程の規模での公演をやってるのはいない。
月３万円ビジネスとは対照的に、いわゆる成功してる。
自分が楽しんでた結果そうなるのは悪いことじゃない。
でも、最初から成功を目指すあまり、そこへたどり着くための無理や我慢でやつれてはいけない。

彼等のショーは観客と舞台を一体化して魅了する。
それが全国だけじゃなく海外からもオファーのある理由。

身一つでみんなをワクワクさせる彼等の活動に感動した。

超人気で忙しくなってので、ちゃんとした食事して欲しいなーとか思ってしまう。