2012年05月23日
屋久島への旅、長旅やった~
昨日、15日間の旅から帰廃したよ!
この旅の間はネットを始めメディアには触れてないけど、北九州のガレキ受け入れの事で仲間が動いてる。
この旅はそういう仲間との繋がりを強める旅。
新たな仲間と出会う旅。
これから生きていくのに大切な事を再確認する旅でもあった。
そしてやっぱり廃材天国での高貴でありながら杜撰な生活を揺るぎないものであることを実感した日々だった。

まず、愛媛は内子町の池田家。

カマドの上に乗せた鉄オーブンで味噌酵母パンを焼いてる。

コンパクトな土間キッチンでは毎日薪を焚いてる。

子どもたちは土間の横に上がってちゃぶ台でご飯。

「KOKOMOTU SEIKA」という屋号で高知のオーガニック土曜市に出店してる。
相当クオリティー高いよ。
この後大分に渡り、湯布院の奥「湯平温泉」の無人温泉に入って車中泊。
車の横に七輪を出して大分の地鶏を炙って、カセットコンロで玄米焚いて、三つ葉摘んでお浸しにしたり。

その次は宮崎の都城市まで一気に移動。
ちひろさんの所。
天ぷらカーを停めて、運搬車に乗り換えて更に奥へ。

このティピーの横にテントを張った。

ティピーの前に広がる草原はちひろさんが笹の根を取って全部手作業で開墾してる最中。
凄く安くこの土地を買ったそう。
将来はここに家を建てて暮らしたいそう。
「古いディーゼルの発電機があれば天ぷら油で発電できますね。」と言うとちひろさんは目を輝かせてた。

子どもたちはキレイな川があればずっと遊んでる。

ちひろさんが開墾してる土地の隣では自然養鶏の佐々木さんの鶏舎がある。
貴重な卵を頂いた。

佐々木さんは何とこの110ccのチェーンソーをセットして使う製材機で自分の山の木を製材して鶏舎を建てられてる。
ドミニカに住んで農業したり、今はここで土地を買って生活されてる。
ちひろさんの所を出た後は鹿児島港に向かい、いよいよ屋久島へ。
ガイドのだいちゃんの所に着いてすぐに渓谷に連れて行ってくれた。

めっちゃ水は冷たいけど、だいちゃんと僕は飛び込んで、子どもたちも水遊び。

次の日は海で遊んだ。
これはウミガメの足跡。

曇ってて、この透明度やからねー。
もっと真夏に行きたい!

海の次はだいちゃんの案内でガジュマルの森へ。

こーんなガジュマルの下で子どもたちは遊ぶ遊ぶ。

何年かかってここまで成長するんやろ?

この木も凄い!

行ってよかったー。

次の日は雨だったんで、屋久島一周ツアー。
滝を見たり。

海中温泉に行ったり。
最後の日は「もののけ姫」の舞台で有名な白谷雲水峡へ。

平日ですいてる方みたいやけど、結構人とすれ違う。

やっぱ屋久杉はド迫力。

途中からにこちゃんが歩かなくなって、だいちゃんに借りたザックに入れてからが大変やった。

ここが有名な「苔むす森」。

木も石も全部苔に覆われてる。

もう引き返そうと思ってた所に、野遊が「ここまで来たんやから行こう!」と最後の目的地「太鼓岩」まで行った!

屋久島を満喫してる間は毎日だいちゃんの家で泊らせてもらって、玄米焚いてオムスビにして出かけてた。
この環境が一番ありがたかった。
こんなにお世話になってありがたいねー。
最後の夜は屋久島に移住してきてる仲間が集まっての持ち寄りパーティーを開いてくれた。
9年目の虫丸さん一家を始め、一年以内の家族も多数。
こういう交流はお互い目からウロコ的な気付きがあって、超有意義。
屋久島を後にして、鹿児島で温泉に入り車中泊。
その後は阿蘇山へ行った。
子どもたちも火口に感動。
熊本でも温泉と車中泊。
熊本城にも行ったよ。
馬刺しと辛子レンコンに球磨焼酎も頂いてバッチリ堪能。
どこでも車からカセットコンロと七輪を出して、簡単に料理できるのが最高。

熊本の天草の「天草在郷美術館」に着いた。
館長の笑平くんところも子どもが3人になってて賑やか。
一ヶ月前ぐらいに来廃してくれた天草のナオキくんが朝獲れたての魚を山ほどもってきてくれて、これまた天草に移住してきてる若者たちと宴会。
みんな3、11以降に移住してきてる。

笑平くんの働く、「天草塩の会」の松本さんの塩屋を訪ねる。
このヤグラにポンプで海水を送って循環させて海水を濃縮する。

天日小屋で結晶した塩をなめさせてもらう。

ナミナミとかん水の入った釜を毎日薪で焚く。

これはサンゴ。
ヤグラのすぐ裏の岩場に生息してる。
ほんとにキレイな海。
この海に放射能が蔓延するのは断じてならん。

最後に笑平くんの義理の親父のケイシさんの窯に行って、いい感じの刷毛目の鉢を湯のみを買わせて頂いた。
ケイシさんは薪で釉薬物を焼く陶芸家。
日本ミツバチを飼ったり、自然薯掘ったり、キノコ採ったり、マテ貝、アワビの採集と生活そのものが仙人型アーティスト。

天草の後は下関のしょうたくんの所。
廃材天国で居たしょうたくんは下関で土地を借りて、廃材で小屋を建て始めてる。
僕が一軒目の廃材ハウスで河野さんに無償で土地を借りて始めたのと同じく、「おうち里山」という活動をされてる玉野さんというオーナーの所でやってる。
土地が広くてイイ所やった。
ここでもしょうたくんの仲間がもてなしてくれた。
これは蕎麦打ちの最中。

カマドで茹でて井戸水で締めた蕎麦は最高!

何町歩もある広い山。

下関の後は熊毛の「弥五郎邸」へ。

店主の隼人くんも3、11の直後に古い家を借りて移住してきてる。
その自宅で自然食品を並べてお店にしたのが「弥五郎邸」。

店内には塗装された美しいロケットストーブが作られてた。

磨きの黒漆喰のカマドがそのまま使える状態だったというのも最高。
もちろん五右衛門風呂もあった。
ここにも仲間が集まってて、すばらしい料理でもてなしてくれた。
散々呑んだ次の朝は「DON弥五郎のもう朝ですよ!」というネットラジオに急遽出演。
彼の言うバビロンシステムからの脱却には自由、自立、自律がキーワードだと力説した。
そして、宴会後の早朝に北九州に放射能ガレキのトラックを阻止するために出かけた、カンタくん、しょうたくん、テルジくん。
ウソの「助け合い精神」に騙されるな!
イランものは要らん。
この放射能拡散を解決するポイントが正にこの旅で見えた!
各々の自立した生活者のネットワークだ。
衣食住、エネルギー、教育、医療、アートの自給&仲間たちとのネットワーク。
自立した個人が繋がる強烈なパワー。
それしか今の状況を打破できない。
最後に光市の大下さんの所へ。
僕たち夫婦が自給自足生活をするキッカケになったのは環境のNPO「ネットワーク地球村」。
その地球村での活動時代に一緒だったのが大下さん。
当時から「欧舌」という家業のお菓子屋を経営されながら自然農の田畑を実践し、自分で育てた小麦でお菓子を作られてた。

これは今、大下さんが経営する「おうちえん」という自然教育の幼稚園。

おうちえんの敷地内にはほんとの茅葺きの古民家がある。

その茅葺きを直して住みながら今はこっちのセルフビルドの家に住まれてる。
1500坪の山や畑付きの土地で150万とか!?
後は大下さんの努力によってここまで形になってる。

高低差40mの沢の水での水力発電にも成功されてる。

その後、しまなみ海道を渡って、今治へ。
旅の締めに噂の「十円寿司」に!
めっちゃちっちゃい寿司がズラーッと並んで一皿250円!?
値段のことよりも、おじいちゃんとおばあちゃんが手作りで作ってくれてるアットホーム感が最高。
結局、天ぷらカーの総走行距離は2445㌔!
積んで行った天ぷら油は最後の最後でちょっと足りなくて軽油を使った。
でも、調子最高の天ぷらカーの旅やった。
ということで、これから片づけ、草刈り、今週末のアートで田んぼの仕込み、、、と廃材天国の日常生活に奮闘だーーー!
この日常生活こそが一番のワクワクなんやから!!!
この旅の間はネットを始めメディアには触れてないけど、北九州のガレキ受け入れの事で仲間が動いてる。
この旅はそういう仲間との繋がりを強める旅。
新たな仲間と出会う旅。
これから生きていくのに大切な事を再確認する旅でもあった。
そしてやっぱり廃材天国での高貴でありながら杜撰な生活を揺るぎないものであることを実感した日々だった。
まず、愛媛は内子町の池田家。
カマドの上に乗せた鉄オーブンで味噌酵母パンを焼いてる。
コンパクトな土間キッチンでは毎日薪を焚いてる。
子どもたちは土間の横に上がってちゃぶ台でご飯。
「KOKOMOTU SEIKA」という屋号で高知のオーガニック土曜市に出店してる。
相当クオリティー高いよ。
この後大分に渡り、湯布院の奥「湯平温泉」の無人温泉に入って車中泊。
車の横に七輪を出して大分の地鶏を炙って、カセットコンロで玄米焚いて、三つ葉摘んでお浸しにしたり。
その次は宮崎の都城市まで一気に移動。
ちひろさんの所。
天ぷらカーを停めて、運搬車に乗り換えて更に奥へ。
このティピーの横にテントを張った。
ティピーの前に広がる草原はちひろさんが笹の根を取って全部手作業で開墾してる最中。
凄く安くこの土地を買ったそう。
将来はここに家を建てて暮らしたいそう。
「古いディーゼルの発電機があれば天ぷら油で発電できますね。」と言うとちひろさんは目を輝かせてた。
子どもたちはキレイな川があればずっと遊んでる。
ちひろさんが開墾してる土地の隣では自然養鶏の佐々木さんの鶏舎がある。
貴重な卵を頂いた。
佐々木さんは何とこの110ccのチェーンソーをセットして使う製材機で自分の山の木を製材して鶏舎を建てられてる。
ドミニカに住んで農業したり、今はここで土地を買って生活されてる。
ちひろさんの所を出た後は鹿児島港に向かい、いよいよ屋久島へ。
ガイドのだいちゃんの所に着いてすぐに渓谷に連れて行ってくれた。
めっちゃ水は冷たいけど、だいちゃんと僕は飛び込んで、子どもたちも水遊び。
次の日は海で遊んだ。
これはウミガメの足跡。
曇ってて、この透明度やからねー。
もっと真夏に行きたい!
海の次はだいちゃんの案内でガジュマルの森へ。
こーんなガジュマルの下で子どもたちは遊ぶ遊ぶ。
何年かかってここまで成長するんやろ?
この木も凄い!
行ってよかったー。
次の日は雨だったんで、屋久島一周ツアー。
滝を見たり。
海中温泉に行ったり。
最後の日は「もののけ姫」の舞台で有名な白谷雲水峡へ。
平日ですいてる方みたいやけど、結構人とすれ違う。
やっぱ屋久杉はド迫力。
途中からにこちゃんが歩かなくなって、だいちゃんに借りたザックに入れてからが大変やった。
ここが有名な「苔むす森」。
木も石も全部苔に覆われてる。
もう引き返そうと思ってた所に、野遊が「ここまで来たんやから行こう!」と最後の目的地「太鼓岩」まで行った!
屋久島を満喫してる間は毎日だいちゃんの家で泊らせてもらって、玄米焚いてオムスビにして出かけてた。
この環境が一番ありがたかった。
こんなにお世話になってありがたいねー。
最後の夜は屋久島に移住してきてる仲間が集まっての持ち寄りパーティーを開いてくれた。
9年目の虫丸さん一家を始め、一年以内の家族も多数。
こういう交流はお互い目からウロコ的な気付きがあって、超有意義。
屋久島を後にして、鹿児島で温泉に入り車中泊。
その後は阿蘇山へ行った。
子どもたちも火口に感動。
熊本でも温泉と車中泊。
熊本城にも行ったよ。
馬刺しと辛子レンコンに球磨焼酎も頂いてバッチリ堪能。
どこでも車からカセットコンロと七輪を出して、簡単に料理できるのが最高。
熊本の天草の「天草在郷美術館」に着いた。
館長の笑平くんところも子どもが3人になってて賑やか。
一ヶ月前ぐらいに来廃してくれた天草のナオキくんが朝獲れたての魚を山ほどもってきてくれて、これまた天草に移住してきてる若者たちと宴会。
みんな3、11以降に移住してきてる。
笑平くんの働く、「天草塩の会」の松本さんの塩屋を訪ねる。
このヤグラにポンプで海水を送って循環させて海水を濃縮する。
天日小屋で結晶した塩をなめさせてもらう。
ナミナミとかん水の入った釜を毎日薪で焚く。
これはサンゴ。
ヤグラのすぐ裏の岩場に生息してる。
ほんとにキレイな海。
この海に放射能が蔓延するのは断じてならん。
最後に笑平くんの義理の親父のケイシさんの窯に行って、いい感じの刷毛目の鉢を湯のみを買わせて頂いた。
ケイシさんは薪で釉薬物を焼く陶芸家。
日本ミツバチを飼ったり、自然薯掘ったり、キノコ採ったり、マテ貝、アワビの採集と生活そのものが仙人型アーティスト。
天草の後は下関のしょうたくんの所。
廃材天国で居たしょうたくんは下関で土地を借りて、廃材で小屋を建て始めてる。
僕が一軒目の廃材ハウスで河野さんに無償で土地を借りて始めたのと同じく、「おうち里山」という活動をされてる玉野さんというオーナーの所でやってる。
土地が広くてイイ所やった。
ここでもしょうたくんの仲間がもてなしてくれた。
これは蕎麦打ちの最中。
カマドで茹でて井戸水で締めた蕎麦は最高!
何町歩もある広い山。
下関の後は熊毛の「弥五郎邸」へ。
店主の隼人くんも3、11の直後に古い家を借りて移住してきてる。
その自宅で自然食品を並べてお店にしたのが「弥五郎邸」。
店内には塗装された美しいロケットストーブが作られてた。
磨きの黒漆喰のカマドがそのまま使える状態だったというのも最高。
もちろん五右衛門風呂もあった。
ここにも仲間が集まってて、すばらしい料理でもてなしてくれた。
散々呑んだ次の朝は「DON弥五郎のもう朝ですよ!」というネットラジオに急遽出演。
彼の言うバビロンシステムからの脱却には自由、自立、自律がキーワードだと力説した。
そして、宴会後の早朝に北九州に放射能ガレキのトラックを阻止するために出かけた、カンタくん、しょうたくん、テルジくん。
ウソの「助け合い精神」に騙されるな!
イランものは要らん。
この放射能拡散を解決するポイントが正にこの旅で見えた!
各々の自立した生活者のネットワークだ。
衣食住、エネルギー、教育、医療、アートの自給&仲間たちとのネットワーク。
自立した個人が繋がる強烈なパワー。
それしか今の状況を打破できない。
最後に光市の大下さんの所へ。
僕たち夫婦が自給自足生活をするキッカケになったのは環境のNPO「ネットワーク地球村」。
その地球村での活動時代に一緒だったのが大下さん。
当時から「欧舌」という家業のお菓子屋を経営されながら自然農の田畑を実践し、自分で育てた小麦でお菓子を作られてた。
これは今、大下さんが経営する「おうちえん」という自然教育の幼稚園。
おうちえんの敷地内にはほんとの茅葺きの古民家がある。
その茅葺きを直して住みながら今はこっちのセルフビルドの家に住まれてる。
1500坪の山や畑付きの土地で150万とか!?
後は大下さんの努力によってここまで形になってる。
高低差40mの沢の水での水力発電にも成功されてる。
その後、しまなみ海道を渡って、今治へ。
旅の締めに噂の「十円寿司」に!
めっちゃちっちゃい寿司がズラーッと並んで一皿250円!?
値段のことよりも、おじいちゃんとおばあちゃんが手作りで作ってくれてるアットホーム感が最高。
結局、天ぷらカーの総走行距離は2445㌔!
積んで行った天ぷら油は最後の最後でちょっと足りなくて軽油を使った。
でも、調子最高の天ぷらカーの旅やった。
ということで、これから片づけ、草刈り、今週末のアートで田んぼの仕込み、、、と廃材天国の日常生活に奮闘だーーー!
この日常生活こそが一番のワクワクなんやから!!!
Posted by 陣 at 13:19│Comments(1)
│旅
この記事へのコメント
お疲れ様~ おかえり~ 写真見てると、色んなエネルギーがこっちにも伝わってきたよ! すごいね! また一杯やりもってお土産話聞かせてちょーだい! うきっ
Posted by トミー at 2012年05月23日 13:50