2013年05月24日
手作り法事
実家で法事があった。
おじいちゃんの7回忌。
香川の法事は朝一番にお客にうどんを振る舞う。
ウチは浄土真宗。
普段はほぼ寝たきりに近いおばあちゃんもオツトメに参加。
10時からスタートして、休憩を二回挟んで昼前までオツトメがある。
一回目の休憩の時には抹茶を立てた。
抹茶のお菓子はゆかりちゃん作のスイカがモチーフの牛皮餅。
甘酒とカレンツ(小さなレーズン)の餡。
これはおじいちゃんが亡くなる直前(4月頃)のある日の早朝「スイカが食べたい!」と言い出した。
親父が24時間営業のマックスバリューに行って3000円近い小さなスイカを買ってきて一口食べた。
で、「マズイ!(怒)」の一言、、、。
というスイカエピソードから。
二回目の休憩の時はシガーフライもどきと番茶。
これは超大好物だったシガーフライを妹の雅が手作りしたもの。
かなり美味い。
オツトメの後、お墓にお参りに行って仕上げの宴会。
みんなで前日から仕込みして手作りの料理で。
ゴマ豆腐は親父の担当。
こんな鍋セットも親父がどこかからもらってきてた。
車麩と野菜のすき焼き風。
この押し寿司はおばあちゃんの姪にあたるおばちゃんが作ってくれた。
前菜には花豆とフキの甘酒ゴマ酢和えとゴマ豆腐。
これはソラマメと豆腐のがんもどきとイモ天。
おじいちゃんはソラマメを上手に作ってたし、芋は毎日おやつに食べる程の好物だった。
出汁醤油ジュレ、ヨモギ塩、シソの実塩、レモンで食べる。
ソラマメを大量にもらえる環境ならでは発想。
豆乳寒天、甘夏、バナナ、キウイの薬膳茶シロップ掛け。
クコの実、小豆、米飴を紅茶にくず粉でトロミをつけたシロップ。
法事の後片付けをしてると、「魚の大空」の大空くんが、「鰆が安いっすよ!」と持ってきた。
すんごい獲れて値崩れしてるんだとか。
3枚に下して、半身を刺し身、後の半分は味噌漬けにした。
片付けも大家族総出でやるので、僕が一人出刃包丁持ってても問題ない。
というか、捌いて皿に乗るまであっという間に出来ないとクールじゃない。
うち、4分の1は皮を引いて刺身。
腹身はフライパンでサッと焼き目をつける簡易タタキ。
ワラで焼く高知の本格タタキがめんどうな時にいい。
これは大空くんに教えてもらった。
大きな白子が入ってた。
湯通ししてワサビ醤油とポン酢で食べてみた。
あんましたくさんあって、飽きてきたので、弟の源のアイデアで、オーブン焼きにした。
醤油、一味をタップリかけてしっかり目に焼く。
ネギをレモンで食べると最高の逸品に!
法事の酒には綾菊の純米吟醸が選ばれてたので、バッチリ。
という、準備から片付けまで2、3日を要するソコソコのイベント。
冠婚葬祭を手作りするのは家族総出の協力がないと実現できない。
ちょっと前まではどこの家でもやってた当たり前の行事。
ココで、「そんな手間かけて大変なこと出来んよね~。」と言い出すと、仕出し屋などの業者の思うツボ。
手間って何だ?
大変ってどういうことだ!
故人を忍ぶ、何年に一度しかない親戚一同が会する日だろう。
こんなキッカケでもないと、親戚なんて集まる場がないではないか。
血の繋がりのある親戚付き合いもできないで、軽々しくロハスとか口にするな!
永続可能とは連綿とした有機的繋がりによってしか実現不可能なのだ。
その準備や料理が嫌で、「形だけ済ませとけばいい。」というのは、ご先祖からの命の繋がりをナイガシロにする行為。
すなわち、自分の子や孫という未来の繋がりをも破壊するスタイルだ。
それが
「今さえよければいい。」
「常に先延ばし。」
「自分に向き合わない。」
という現代のスマートなライフスタイルか?
陰口を叩き、駆け引きをし、それでも付き合っていく。
そういう人間関係が嫌で田舎暮らしに憧れるのはナンセンスだ。
田舎暮らしとは毒を喰らわば皿までもの精神で向き合え!
おじいちゃんの7回忌。
香川の法事は朝一番にお客にうどんを振る舞う。
ウチは浄土真宗。
普段はほぼ寝たきりに近いおばあちゃんもオツトメに参加。
10時からスタートして、休憩を二回挟んで昼前までオツトメがある。
一回目の休憩の時には抹茶を立てた。
抹茶のお菓子はゆかりちゃん作のスイカがモチーフの牛皮餅。
甘酒とカレンツ(小さなレーズン)の餡。
これはおじいちゃんが亡くなる直前(4月頃)のある日の早朝「スイカが食べたい!」と言い出した。
親父が24時間営業のマックスバリューに行って3000円近い小さなスイカを買ってきて一口食べた。
で、「マズイ!(怒)」の一言、、、。
というスイカエピソードから。
二回目の休憩の時はシガーフライもどきと番茶。
これは超大好物だったシガーフライを妹の雅が手作りしたもの。
かなり美味い。
オツトメの後、お墓にお参りに行って仕上げの宴会。
みんなで前日から仕込みして手作りの料理で。
ゴマ豆腐は親父の担当。
こんな鍋セットも親父がどこかからもらってきてた。
車麩と野菜のすき焼き風。
この押し寿司はおばあちゃんの姪にあたるおばちゃんが作ってくれた。
前菜には花豆とフキの甘酒ゴマ酢和えとゴマ豆腐。
これはソラマメと豆腐のがんもどきとイモ天。
おじいちゃんはソラマメを上手に作ってたし、芋は毎日おやつに食べる程の好物だった。
出汁醤油ジュレ、ヨモギ塩、シソの実塩、レモンで食べる。
ソラマメを大量にもらえる環境ならでは発想。
豆乳寒天、甘夏、バナナ、キウイの薬膳茶シロップ掛け。
クコの実、小豆、米飴を紅茶にくず粉でトロミをつけたシロップ。
法事の後片付けをしてると、「魚の大空」の大空くんが、「鰆が安いっすよ!」と持ってきた。
すんごい獲れて値崩れしてるんだとか。
3枚に下して、半身を刺し身、後の半分は味噌漬けにした。
片付けも大家族総出でやるので、僕が一人出刃包丁持ってても問題ない。
というか、捌いて皿に乗るまであっという間に出来ないとクールじゃない。
うち、4分の1は皮を引いて刺身。
腹身はフライパンでサッと焼き目をつける簡易タタキ。
ワラで焼く高知の本格タタキがめんどうな時にいい。
これは大空くんに教えてもらった。
大きな白子が入ってた。
湯通ししてワサビ醤油とポン酢で食べてみた。
あんましたくさんあって、飽きてきたので、弟の源のアイデアで、オーブン焼きにした。
醤油、一味をタップリかけてしっかり目に焼く。
ネギをレモンで食べると最高の逸品に!
法事の酒には綾菊の純米吟醸が選ばれてたので、バッチリ。
という、準備から片付けまで2、3日を要するソコソコのイベント。
冠婚葬祭を手作りするのは家族総出の協力がないと実現できない。
ちょっと前まではどこの家でもやってた当たり前の行事。
ココで、「そんな手間かけて大変なこと出来んよね~。」と言い出すと、仕出し屋などの業者の思うツボ。
手間って何だ?
大変ってどういうことだ!
故人を忍ぶ、何年に一度しかない親戚一同が会する日だろう。
こんなキッカケでもないと、親戚なんて集まる場がないではないか。
血の繋がりのある親戚付き合いもできないで、軽々しくロハスとか口にするな!
永続可能とは連綿とした有機的繋がりによってしか実現不可能なのだ。
その準備や料理が嫌で、「形だけ済ませとけばいい。」というのは、ご先祖からの命の繋がりをナイガシロにする行為。
すなわち、自分の子や孫という未来の繋がりをも破壊するスタイルだ。
それが
「今さえよければいい。」
「常に先延ばし。」
「自分に向き合わない。」
という現代のスマートなライフスタイルか?
陰口を叩き、駆け引きをし、それでも付き合っていく。
そういう人間関係が嫌で田舎暮らしに憧れるのはナンセンスだ。
田舎暮らしとは毒を喰らわば皿までもの精神で向き合え!
Posted by 陣 at 08:19│Comments(2)
│オルタナティブ生活
この記事へのコメント
私が今住んでいる、この家にある塗り物のお膳や器はこういう時に使うモノなのですね。ありがとうございました。いまはよそに預かっていただいている五段重箱も(2セット木箱入り)修理して使います。次の正月に。5年くらい前かなイベントやってらしゃるときにお邪魔してハート型のトンボ玉を子供が作らせていただきました。ありがとうございました。大変なことも全部含めて少しづつまねさせていただきたいと思っています。
Posted by ryucyan at 2013年05月30日 09:44
nyucyansさん
確かに5年程前のイベントの時にトンボ玉の人が来てくれてました!
しかし、塗りのお膳やお椀を持たれてるとは凄いですね。
ウチは親父が骨董マニアで、漆に磁気にとたくさんあります。
それと、自作の焼き締めを組み合わせるのがベストマッチです。
そういういいものをお持ちでしたら、是非活用されると楽しいですよ!
確かに5年程前のイベントの時にトンボ玉の人が来てくれてました!
しかし、塗りのお膳やお椀を持たれてるとは凄いですね。
ウチは親父が骨董マニアで、漆に磁気にとたくさんあります。
それと、自作の焼き締めを組み合わせるのがベストマッチです。
そういういいものをお持ちでしたら、是非活用されると楽しいですよ!
Posted by 陣 at 2013年05月30日 21:06