廃材天国HP

2012年11月14日

居酒屋ごっこ

嵐のような突風と雷と土砂降りの中の解体現場の充実感は最高だった。


立派な梁の走る築60年の民家。
実はこの家は戦後の物のない時代に、もらってきた廃材利用で大工さんに建ててもらったとか!
屋根の土を片側半分だけ落とし終えてた。
もう半分は反対側にダンプがつけられないので、室内に落とすことにした。
まず、天井を落とす。


4人で一気に落とし終える。


室内の壁も落としにかかる。


手前側の壁は全部落とし終えた。
みんな頭のてっぺんから足の先まで土埃で真っ白け。
マスクなんかつけてたって、鼻の穴にも口の中にも土は入って来る。
おまけに途中から凄い雷と土砂降りの雨で、緊張感激増。


仕事を終え、廃材を満載して廃材の家に帰ると、「うまうま亭」オープン!
これは野遊の居酒屋ごっこの事で、気まぐれに開かれる。
メニューはその時にふんだんにある材料中心で決められる。


まずはみんなビールを注文して、スルメなどのお通しで乾杯。


キャベツと豆のサラダと紫菜の花のゴマ和え。


定番の玉ねぎ焼き。


さつまいもと厚揚げの炒め物。
カラーピーマンが色どりに添えられて美しい。


さつまいもとカボチャの煮物。

そこへ親父が綾菊の純米吟醸を持って来てくれた。
実家が近くてラッキー。
親父も純米酒好きで更にラッキー。
一同焼きものの話に興味深々で、日曜日には親父の窯や工房を見学しにいくことになった。

それこそ、実家の母屋は天井を取り払って、吹き抜けにしてる。
今の解体現場の古い方の家よりも更に古くて大きい。
巨大な梁で柄立て工法の、いわゆる八尾の伝統建築。
丁度知り始めで好奇心旺盛なたくちゃんにはピッタリ。
解体中にも食事中にも、「これが片屋根、切り妻、寄棟、そして入り母屋と展開して、、、。」と現物やイラストを見ながら家の話で持ち切り。

そもそも、僕はそういう知識ゼロで廃材建築に入った。
ぶっつけ本番もいいとこ。
突然8m級の木の電柱30本をもらいにいく所から始まった。
既に薪の陶芸は始めてたんで、解体屋に持って来てもらった廃材を全てチェーンソーで切って燃やすには惜しいと、いい材を集め始めてはいた。
まさか、自分で家を建てるとまでは考えずに、、、。

始める前に「アレも知りたい。」「ソレも体験しときたい。」というのは分からないでもない。
やった事のない事を始める時は誰だって不安。
その不安は「やりたい!」「面白そう!」という好奇心で反対にワクワクに昇華させられる。
それで、自分でやり始める事が最大の勉強となる。

何が面白いかって?
変化だ。
毎日毎日同じことの繰り返しでつまらないなんて、泳げたいやきくん時代からとっくに分かってる。

不安で出来るかどうか分からない。
お金の保障なんてどこにもない。
そういう安定のなさこそが、「やったるでーーー!」というモチベーションのスタート。

宇宙も生命も不安定の極みのようなもん。
たまたま発生した宇宙に、類い稀な確立で誕生した生命。
そこから人類のワクワクが始まってる。

安定などクソ喰らえ!
不安に立ち向かう好奇心はDNAに刻まれているのだ。
だから、不安から逃れるという意味で安定を求めるのも確か。
でも、出発は確証のない中で決断されるべきもの。

これから始める若者にプレゼント。
不安が大きい程、楽しみも大きいぞ!!!






  
タグ :解体

Posted by 陣 at 05:28Comments(0)解体