廃材天国HP

2008年12月31日

一円マンオレンジさん来る

8年前。
三豊市の高瀬町、アーティスト百姓の河野さんに相談して、窯を作って自給自足できる土地を探してた。
いろいろ探した結果、河野さんの土地を使わせてもらえることに。
一年余りで、ババーッと工房、家、穴窯を作った。
一軒目の廃材ハウス。
そこで、野遊、土歩くんを自宅出産。
5年間生活した。
久々に行くと、「ここで5年もおったんか~。」と感慨深い。
生活してない廃材ハウスは単なるボロのバラック、、、。
今は河野さんとうちの物置きになってる。

寄ったのは土地を貸してくれてるオーナーの河野さんとこの餅つきの帰り。
これも毎年恒例化してる。
餅つきと終わった後の鍋パーティーでいつも盛り上がる。
当時2、3歳だった河野さんの孫も4年生で、野遊と遊んでくれる。
子どもは魚介類たっぷりの鍋なんかよりも遊びに夢中。
たーくさん食べて、呑んで、残り物まで頂いた。

夕方は全国47都道府県を回り終え、今日小豆島にゴールする「一円マンオレンジさん」が丸亀に来てるんで寄ってもらう。
アマゾンに行ってきて、この一円募金(既に80万超えてるそう)で植林するプロジェクトを始動中。
http://www.tentsuku.com/home.shtml
アマゾンの話は超興味深かった。
ここ4、5年で穀物を作る為の伐採が急速に行われだしたそう。
もちろん日本がいくつも入るアマゾンやから、原生林のジャングルも残ってはいるんやろうけど、、、。
アメリカの穀物メジャーなんかが燃料用に、安い油がファーストフード用に、日本や中国などの家畜の餌用に、、、。
とにかく植林したって追いつかないのは分かってる。
でも植林することで、伐採されてる現状やそれがいかにヤバイかを先進国の悪気なしに恩恵を受けてるうちらが知ることが重要。
もひとつはその広大すぎる恩恵を「ここまで必要ないやん。」とたくさんの人がノーを選択する事。
今の、世界一金持ちやのに「不景気、不景気、、、。」とマスコミの煽りに翻弄されてる日本。
仕事ない!?
田んぼせ~や!
田んぼはなんぼでもあまっとるぞ!
食べるもん作って、雨風しのげる小屋でもあったら人間死なへんぞ。

とにかくちょっとフォーカスを引いて、楽に考えようや。

ある方のメルマガではこの世界恐慌は一時的なもんじゃなく、資本主義の終焉という超ワクワクの切り口で書かれてた。
おもろいでー、絶対に。
石油がなくなるどころか円やドルが紙切れになったら。
もう仕事いかんでええよー。
みんな田んぼしてテキトーに生きていこう!





  

Posted by 陣 at 07:43Comments(0)社会

2008年12月29日

恒例の餅つき大会

正に恒例となってる実家での餅つき。
そんで大会というのにふさわしい規模。

僕が中学生ぐらいから、親父の友人たちで「みんなでやろや」という話になり、それまで眠ってた杵と臼をじいちゃんが納屋から出してきた。
臼は代々使ってる古~い石臼。
もち米を蒸す木の蒸篭は納屋を建てた大工さんにあつらえてもらったそうで、骨董品の域。
固定メンバー+αでいつも20人ぐらい。
うちがもち米と場所を段取りしてみんなはビール、酒、ビール、もちに入れる黒豆、エビ、なんかを持ち寄るスタイル。
親父連中(僕もその輪に入ってる)は当然朝から酒。
身体があったまって来るとビール。
搗きたてのもちを海苔、大根おろし、醤油、とかでアテにしながら呑むビールは最高!

香川特有の白味噌に餡もちの雑煮の為に餡も自家製。
市販の餡は甘すぎるんで、いつも自家製やけど、今年はササゲに黒練りゴマ、塩、手作りの米飴で、超超甘さ控えめのアンコになった。

もち米は二斗八升、一臼で二升搗けるんで、14臼や。
その年によって搗き手は違うけど、もちを返す「きなどり」は親父が一番うまくてみんなに教える。
この技の伝授に冗談が混ざって超盛り上がる。
こういうのは家族だけじゃなく、友達同士でのボケ合いのノリが楽しい。
今年は京都にいる妹の雅も帰ってきてきなどりにハマッてた。

お昼前には親父の友達の鮨屋の親方がこれも恒例になってるうどんの準備をしてくれる。
もち米を蒸した後の羽釜に大量の鰹節を入れての煮込みうどん。
うどん屋は必ずグルタミン酸系の化学調味料入れるけど、親方のは超大量の鰹節だけでめっちゃうまいー。

みーんな「これやらな年越せんきんの~。」と超満足げ。
僕としては玄米のもちに挑戦したい気持ちもあるけど、この集まりはこれで悪くない。







  

Posted by 陣 at 08:12Comments(0)イベント

2008年12月28日

餅つき準備&ロクロ

昨日は餅つきの準備。
親父の友達5家族ぐらいが集まって実家で恒例のイベント。
もち米、2斗8升(一斗が15㌔)。
弟の源くんともち米をせっせと洗う。
もち米は作ってないんで、一軒目の廃材ハウスの土地のオーナーの河野さん(籾摺り業もされてる)に段取りしてもらった。

午前中で終わったんで、親父の工房でまたまた久~しぶりとなる作品作り。
ビアマグの在庫がなく、あっこちゃんにせっつかれてるんで、ちゃんとトンボ(大きさを揃える為の道具)を使ってのロクロ引き。
やっぱり10個ぐらい引くと手がスムーズに動き出す。
半日やったんで、50個ぐらいしか(職人さんは4、500)出来んかったけど、ちゃんと土が思い通りに動かせる感覚を思い出して満足、満足。

さあ、今日は餅つきや~~~!
  
タグ :餅つき陶芸

Posted by 陣 at 07:27Comments(0)手作り、無添加

2008年12月27日

優ご飯

昨日の夕ご飯。

「大根葉のお好み焼き」
最近よく登場。
小麦粉、さぬきの夢2000と黒ゴマで。
たれはコチュジャンと自家製のポン酢。

「新じゃがの蒸し煮、マスタード味噌オイル添え」
じゃがはひたひたよりは少なめの水で蒸し煮、ある程度火が通った所で塩、水分を煮切る。
これは普通に茹でるよりも断然おいしい。
味噌、粒マスタード、オリーブオイルのディップをつけて食べると超うまいー。

「玄米巻き寿司、豆腐の味噌漬け、南瓜、レタス」
シャリは梅酢で。
豆腐は一日味噌に漬けて超濃厚。
南京の塩煮、レタスも一緒に。
ありえない組み合わせやけど結構いけたよ。

「パーティーのブイヤベースのリメイク」
まだ残っとんかー、というぐらいあったスープをカレー風味に。
リメイクの最後はカレーやね。

「南京の塩煮」
南京と水、塩だけで土鍋でゆっくりと煮切る。
南京の素材がよかったんでおいしかった。

普段の料理は残り物のリメイクやあらかじめ仕込んでた豆腐の味噌漬けみたいなのを応用してそんなに時間はかけなくても(買い物しなくても)おいしくて身体にいい料理になる。
しょっちゅう23日のパーティーみたいなんしてたら、なんぼ無添加、オーガニック言うても病気になるからね。
とにかく精製しない穀類(玄米)中心で野菜、海草でOK。
テレビのグルメ番組からすれば「何じゃこりゃ???」みたいな料理やけど、ほんまに滋味深くて最高の贅沢とはこっちやぞ。

なんちゃって、テキトー料理も自画自賛や~!

  

Posted by 陣 at 05:50Comments(0)手作り、無添加

2008年12月26日

先人旅立つ

ザ・ファミリーライブ終了後、ビンさんに電話が入る。
大鹿村の仲間から。
内田ボブさんの所で放浪詩人のナナオサカキさんが息を引き取ったと。
http://www.loft-prj.co.jp/interview/0207/07.html

ナナオサカキさんにはこの秋、滋賀の山奥、山水人祭りで出会った。
そこで僕は詩の朗読の舞台を目の当たりにした。
強烈な、そしてとってもナチュラルな空気を醸し出していた。
何も所有しない、こだわらない、自然と共にある80年の人生を実現してる長老が居る。
それだけでスゴイことやと思う。
未来の新しい価値観を創った捉え方をすれば僕らの偉大な先人。

何回読んでもじわーっとくる詩。
「これで十分」

足に土
手に斧
目に花
耳に鳥
鼻に茸
口にほほえみ
胸に歌
肌に汗
心に風
これで十分

ほんとにそれで十分なんですよね。
ていうか、その十分さに満足する心をどっかに置いてけぼりにして、お金やモノを追い求めるのでしょうね。
未来への道しるべをありがとうございます。
ナナオの魂よ永遠に!  

Posted by 陣 at 09:55Comments(2)社会

2008年12月24日

ザ・ファミリーライブ&パーティー最高!

23日のライブとパーティーは超最高やったー!
ザ・ファミリーのビンさんたちは、徳島は神山の楽音楽日から4日連続の四国ツアー。
最終日が廃材天国。

ビンさんは昔照明や舞台の仕事をやってて、それを辞め、今の半農半音楽の自給的生活に入られてる。
この四国ツアーの直前に引越しをされ、舞鶴からのツアー。
ビンさん、さゆりさん、レイちゃん(18)アマちゃん(16)のほんまのファミリーバンド。
うちと同じく娘さんたちは自宅出産、ホームスクーリング。
音楽と農作業、料理に関しては既に一人前。

ビンさんの前職も活かされてて、暗幕、照明、スピーカー、アンプ、ミキサーと機材は自前で持って来てくれてのセッティングにオペレートまで全部やってくれるお陰でうちもお客さんも安心して楽しめる。
ここまでできるバンドはちょっとあり得んわな。

今回はクリスマスパーティーってのもあってうちも料理には全力投球。
あっこちゃんなど、何週間もいろんな本を開いてはメニューの構成に余念がなかった。
にこちゃんを寝かせた後、夜中にこつこつと下準備&冷凍で、クオリティーの高い料理を実現できた。

ゆず大根
レタスと金時にんじんのサラダ
玄米のタルト
ベジ・ブイヤベース
鰯の黒ゴマプチプチ揚げ辛味だれ、水菜添え
アスパラの豆腐マヨネーズ
小松菜のオイル蒸し+アナゴの酒蒸し
小松菜、にんじん、カブ+アナゴの3色テリーヌ
いもとリンゴの豆腐クリーム
キナコのロールケーキ、いもクリーム柿入り

親父の精進料理もしてくれて。

さつまいものコロッケ
レンコンのはさみ焼き
花豆の含め煮
ゴボウのゴマ和え
油揚げの納豆包み焼き
玄米おむすび

自家製みかんリキュールのシードル割り、超超豪華なパーティーになったーーー。

うちらもいれて30人程の廃材天国の規模としては丁度いい感じ。
ほんと、ザ・ファミリーと廃材天国のコラボはエンターテイメントも実質もばっちり押さえてのかなり質の高いイベントやー。
ライブ後半はみんな立ち上がっての総踊り~。
これで3000円は絶対安い。
本物を安く提供できるのも廃材天国のコンセプト。

その辺の店で4、5千円払うんならうちへ来い!
絶対に損はさせない。
マジで~~~、というクオリティーを提供しよう!

今回来れなかった方は次回をお楽しみにー。
そうそう頻繁には出来んけどね。









  

Posted by 陣 at 21:29Comments(0)イベント

2008年12月23日

薪とパーティーの準備

昨日は居候の翔太くんが一日中薪作り。
チェーンソーも斧も初心者やけど、一日やればかなり慣れる。
最後は大きな丸太も気持ちよく割ってた。
写真のはストーブ用の大きな割木。
こんだけあれば何週間かはいける。

パーティーの料理の方も近所のおばちゃんに野菜もろたりして、あっこちゃんが進める。
平和の圧力鍋で炊いたもちもち玄米のキッシュ。

今日は一日中料理三昧やー。
うちらもいれて30人は超える。

ザ・ファミリーライブ&パーティー
会場はゆめタウン丸亀とイオンタウン多度津の間の廃材天国
夕方5時から
参加費3000円
申し込み忘れてる人もまだ間に合うよ~~~。

0877-89-0636
秋山陣



  

Posted by 陣 at 07:34Comments(2)イベント

2008年12月22日

玄関って大切やな

昨日は翔太くんと作業。

キッチンストーブ完成に伴って外の調理スペースが要らなくなったんで、片付ける。
家に対して西側の風呂やトイレとの間と、強風時の南側の二箇所に、パレットで台を作って耐火煉瓦を並べた簡易焚き火スペースを作ってた。
特に南側(一応玄関まん前)は夏に日除けにと、ゴーヤを這わせる枠を作ってて、それも撤去する。

普通の玄関とかいう雰囲気じゃないんで、初めての客は大抵ウロウロして入り口を捜すハメになってる。
翔太くんと「どうも入り口っぽくないよねー。」と相談。
看板とかつけるとええんかな?

僕ら住人も正面にゴーヤがあったんで、左右から回り込んで入らんといかんかったし。
ただゴーヤの枠を撤去しただけでは石段のステップが高くてアレなんで、大きい石の板を置いて階段にしよう。
石の廃材を物色してると、長さ170cm、幅55cmの薄くて丁度いいのを発見。
もちろん人力では動かないんで、タイヤショベルで運ぶ。
石の存在感でなんとなく入り口っぽくなったかなー。

その後は薪を作ったり、運び込んだり。
とにかく、薪生活を快適にさせる為には風呂、ストーブ、キッチンの傍に新聞紙からうどん屋さんにもらう割り箸、その次の薄い板、大工さんの木っ端、古い家の梁をブツ切りにして割った薪、と段階を経ていろんなサイズの薪を各種準備しとく必要がある。
火を点けたは薪を外に取りに走るはではダサい。
お陰で今は各種の薪がふんだんにあって、薪を作る労力すらそんなにかからない。

キッチンストーブも二日目に入り、要領を得て来始めた。
メインの調理は手前の火力の強いコンロでやって、奥で超弱火の調理と保温をする。
七輪ではしょっちゅう薪の管理が必要やったのも随分楽になった。
写真手前は大根葉のみじん切りでお好み焼き&大根、糸こん、こうやの煮物。
奥で小松菜のにんにくオイル蒸し&焼けたお好み焼きの保温。
玄米は予め炊いてて、シャトルシェフで保温。
お好み焼きはオリジナルのしょうゆソースにスダチを入れて。

もうあっこちゃんは23日のパーティーの仕込みに入ってる。
今は野菜のテリーヌ作り。
小松菜、にんじん、ジャガイモをペースト状にしてゼラチンで固めてテリーヌにする。
こういう美しい料理は普段はせんけど、パーティーのハレの料理にはぴったり。
23日来れる人は楽しみやろ~~~。





  

Posted by 陣 at 06:21Comments(0)廃材ハウス

2008年12月21日

遂に、感激、自画自賛の完成

また薪が来たー。
以前から話のあった、ある会社から出る機械のリン木。
パレット状に枠になってると。
引き取って欲しいと言われたんで、条件はバラシて釘を除去してくれるなら、と言ったにも関わらず相手はOK。
それが昨日来た。
2t車に3つの塊。
木は外材で堅そうな木。
ちゃーんと番線で梱包してくれてる。
タイヤショベルで辛うじて持てるぐらい、かなり重い。
このサイズはチェーンソーで半分に切れば風呂、調理、ストーブと万能に使えそうやし、ラッキー。
こいつはコンスタントに今後持って来てくれるんやって。
最近ほんまに薪づいとるなー。

昨日はいよいよキッチンストーブ最後の仕上げ。
ステンの多重蓋を天板に留めるのに、ビスではダメだったんで、ボルトナットできっちり取り付ける。
ボルトはステンのM4で、10ミリの最小サイズ。
錐も4、2ミリの鉄工用のを新調した。
鉄工用も木工用も電ドルの錐はホームセンターのセットのはいかんよ。
ホームセンターでもばら売りの一本4、500円はするんでないと。
それでも最初買った450円の錐やと一個穴揉むのに一分近くかかるし、超疲れる。
途中で折れたお陰で諦めがつき、ワンランク上の「ハイパーVドリル」598円に換えると、超サクサク作業が進む。
この気持ちよく作業が進むというのがとても大事。
大変な想いをして、なかなか進まない上に疲れるのはモチベーションに影響するからな。
何せ一個の枠に16箇所、全部で64個開けたんで、最初の普通の錐では首、肩、腕がヤバイぐらい疲れてきてて、ハイパーの切れ味には感謝、感謝。
いやー、道具も大事やけど、こういう替刃系の消耗品(グラインダーの刃やチップそーの刃など)はめちゃくちゃ大事やで。
必ず、ホームセンターにはグレード別に数種類は置いてくれてるんで、必ず一番安いのだけは避けて中間クラスを買おう。
全然仕事の率がちゃうよ。
早い遅いよりも、ほんと悪い道具や刃なんかやと全然楽しくない。
気持ちいい作業、これはキーワードやね。

出来た天板を取り付け、再度煙突もつける。
昨日は急に京都からの廃材天国には居候リピーター、翔太くんが来ることになって、駅まで迎えに行く。
彼が来てから初火入れ!
う~ん煙突引きすぎて(長いし太いし、ストレートやから)ちょっと効率悪いかも、、、。
もちろん煙突が短かったりして、引きが悪いとエアが不足して燃えないんやけど、引きすぎても熱が逃げてしまうからね。
ダンパー(煙突を遮断する装置)つけたらええなー。
ほんでも2ヶ月のアウトドアクッキングの寒さと、煙にお目々やられて超憂鬱なのからは開放された。
こーれは自画自賛の廃材天国の中でも、ほんまに度が過ぎるぐらいの自画自賛やね!
超かっこええ~~~。
最高!!!







  

Posted by 陣 at 09:16Comments(0)廃材ハウス

2008年12月20日

キッチンストーブ完成間近か

いよいよキッチンストーブの粘土も乾いてきた!
上のステンレスのカバーを乗せて、煙突を付けよう。

その前におとといどっさり来た薪があるんやったー。
少し「めっちゃあるな~。」とひるむけど、全体を見ないようにして、片っ端からどんどん積み込んでゆく。
作業が始まって体が温まってくれば「大変さ」はどこかへ。
テンポを上げながらペースを作ってゆく。
天気もええし、半そでになっても汗が出る。
気がつけばお昼のサイレンと共に積み込み終了。
この、やる前の「気おくれ」と終えてみて実際の「大変さ」のギャップにはスゴイ差がある。
終わってみると全然大変じゃない、毎回。
この経験がたくさんあれば、「これは大変やろー。」と新たな課題が来ても「いつものことやん」と軽く向き合える。
どんなに気持ちが重くても実際にやり出してしまえばこっちのもん。
もちろん根本的にやりたくない事はせんよ、絶対に。

午後からは待望のキッチンストーブ。
煙突は上のステンレスのカバーをつけないと固定できんので、保留になってた。
そのカバーを乗せて、煙突をつける。
ここまではすんなりといった。
後はいつも七輪に乗せて使ってるステンレスの輪っか。
ザ・ファミリーのビンさんちの時計型ストーブの多重蓋。
これを見て廃材天国のプロ用ガスレンジをキッチンストーブに改造しようと閃いたんよ。
この蓋の固定が難関。
だめ元で鉄板ビスをインパクトでねじ込むも厚いステンの天板には歯が立たない。
じゃあと、あらかじめ錐で細い穴を揉んでからねじ込むも、ビスがネジ切れる。
ユニクロ(鉄)やからいかんのかなーとホームセンターにステンのビスを買いに行き再トライ。
ええとこまでは行くんやけど、やっぱりネジ切れる。
ここは諦めて、今日小さ目のボルトナットを買いに行こう。
この多重蓋と天板に隙間が出来ると後々使っててごみが入ったり、掃除に困りそう。
めんどくさいけど、一回煙突と天板を外して万全の施工を目指すことにしよう!
こういうのは前向きな変更なんでやぶさかじゃない。







  

Posted by 陣 at 08:44Comments(0)廃材ハウス

2008年12月19日

ベエスケと松が来た~

前から話のあった松の木。
建築士わきおさんの仕事の関係で大量に伐採するって。
2t車に10杯以上出るってんで、積む場所を確保する為に昨日の午前中タイヤショベルにフォークの爪をつけて廃材を移動して広い場所を作る。

廃材天国は文字通り廃材だらけで、雑木をたくさん植えたんで、その間に廃材を積み込むしかない。
元水田の廃材天国はコンクリートの畦で囲まれてるんやけど、その畦沿いに塀よろしく既に半分以上丸太が積んである。
これは主にゴルフ場から出た立ち枯れの松。
太いのは陶芸の窯焚き用。

今回もくれぐれも条件を守ってくれるんなら、という事をしつこく頼んだ。
とにかく葉っぱや細い枝は分別して、大きい部分は5,60㎝に切って積み込む場所の際へダンプで降ろしてくれるんなら持って来てもろてもええよ、という事。
今、シルバー人材センターも実家の親父の窯焚き用に運んでくれてたのがいっぱいになり、廃材天国に来始めたしな。
とにかく需要よりははるかに供給が多い。
2月に親父の窯を焚く予定やけど、もう何回分もストックがある。

結果的には葉っぱ系の方が大量で、よそに捨てに行ってもらって、廃材天国には2車だけ。
ほんでもコンパネでアオリ立ててキャビン高さまで一杯に満載してきた。
積み込みだけでも大変なんで、こんぐらいで良かったーと一安心。
そろそろ、条件に所定の場所に積み込む事、ってのも追加しよか。

そうこうしてると、魚市場のエージェントから電話。
「ベエスケ安かったんで仕入れときます。」
こないだのカタクチ鰯に続き、23日のパーティー用。
こんなでっかいアナゴ捌いた事ないんで、電話でアララトさんに捌き方を聞くと、丁度今しがたうちでも大モノ捌き終わった所やと。
あまりスーパーなんかでは見ないが、800gを超えるアナゴの事をベエスケと言って、脂も歯ごたえも最高の魚。
しっかりとまな板に目打ちをして背開きにせよと、口頭でいろいろポイントを教わる。

長ーいまな板になる板を廃材の中から物色して、丸鋸でチュィンと作る。
大きな釘でベエスケの目をぶっ刺して板に打ち付ける。
後は普通の魚を捌く要領で背骨に添って出刃の切っ先を動かしてゆく。
もちろん出刃はちゃんと研いであるし、割とすんなりいった。
3匹目ぐらいには随分捌き方にも慣れてくる。
とりあえず切り身にして冷凍保存。
今回のパーティーはクリスマスっぽく洋風なんで、蒸してマスタードソースで行こうっと。
結局自分が食べたいモンばっかし作んりょるがなーーー。









  

Posted by 陣 at 08:41Comments(0)もらいもん

2008年12月18日

グリーンの仕込み

昨日は午前中、畑仕事してたら近所のおばちゃんから大量の大根葉、小松菜、百花(高菜)をもらった。
ちゃーんとあっこちゃんが言ってたからかなー。
21日にわあいの天職マーケット&インド音楽にグリーンカレーを出店するのと、23日のザ・ファミリーライブ&パーティーの時の食材。

前もって「いついつに○○があって30人ぐらいのパーティーするんですよ、もし何か余ってる野菜があったらでええんで、」と頼んでおくと必ず何やかい持って来てくれる。
こちらからは、廃材天国ではあまり食べない市販のお菓子などを頂いた時に「こないだはありがとう、これ貰いモンやけど、、、。」とケーキや饅頭などをあげる。
お互いにいらない物と物を交換して、お互いに嬉しい。
もちろん無農薬じゃないけど、余ってるモノを活かすのが廃材天国のコンセプト。
でも、いろんな野菜を少しずつ作ってるから限りなく農薬なんかは最小限(見えてるんで分かる)。
超大規模な有機JAS認定の遠い所の農園の野菜よりもずっとうちらの身体にはいいに違いない。
身土不二(土と身体は繋がってる)やし、偽装の心配もない。

最近はもっぱら七輪での調理やけど、あまりに大量なんで、羽釜に大きい薪で大量の湯をグラグラに沸かして、きもちいいテンポでじゃんじゃん茹でる。
小松菜、大根葉、最後に百花(ひゃっか)。
香川では高菜を百花と呼び、茹でてしばらくあく抜きをして煮物にする。
豆腐とたいた「まんば(とも言う)のけんちゃん」という郷土料理が有名で給食にも出る程。
味の強い野菜なんで、カレーやギョーザ、エスニックな味付けにも超相性がいい。

小松菜と大根葉の柔らかくて緑のキレイな部分をフードプロセッサーにかけ、グリーンのペーストにして冷凍しておこう。
21日はインド音楽なだけにグリーンカレーやけど、あっこスイーツにも使えるんよ。
夏はモロヘイヤの焼き菓子(みんな抹茶かと思う)したよ。
23日のパーティーにはテリーヌというアイデアもある。

米飴を仕込んでたら、ナ~タン夫婦が予告なく訪れ、3月やというのに(ナ~タンとネオンくんのお披露目)、もうここ何日かで話は進んでる。
大田夫妻に次ぐホーム披露宴なんで、あっこちゃんも超張り切ってる。
もちろん今は23日のパーティーに向けて余念がないで。





  

Posted by 陣 at 06:23Comments(0)もらいもん

2008年12月17日

ザ・ファミリーライブ&パーティーの営業

昨日は後一週間に迫ってきたザ・ファミリーのライブ&パーティーの営業活動。
あっこちゃん手書きのフライヤーを親しいお店などへ持って行く。

季里(向かいの居酒屋)
珈琲倶楽部(自家焙煎の専門店)
ウーフ(絵本とヨーロッパの木のおもちゃ)
88ステージ(木工、インテリア、雑貨、カフェの複合店)
ベースキャンプ(アウトドア、登山、カヤック)
よしむらカフェ(オーガニックのよしむら農園の直営)
くぼさんの豆腐(国産無農薬大豆の手作り)
賓月堂(和菓子の老舗)
アールアート(同級生わきおさんの設計事務所)

車でやけど、さらっと回れる距離に知り合いでこだわりの店があるのはすばらしい。
店に張っといてねー、というよりはその店の主人を直接誘いに行くって感じ。
常には廃材天国での作業に没頭して、ぶらぶらしよーとか出歩かないんで、こういう時が「久しぶり~」とお互い交流になっていい。
ほんとはもっと回りたい気持ちもあるけど、半日やって満足したんで、もうええわって感じで終了。

明治城(でっかい酒屋)の会長ともご無沙汰だったんで、新しく仕入れた無農薬の純米酒や梅干の種を使った焼酎、ワインなどを試飲させてもらいながら「これからは本物しか生き残れない!」と超盛り上がる。
わきおさん所でも「これから中小はボコボコ潰れるぞ!」あという話から「益々、廃材天国は流行るやろ。」という流れで盛り上がった。

23日は地元の魚も仕入れての盛大なクリスマスパーティーにしよう。
申し込み損ねてる人はお早めに~~~。

12/23(祝)ライブは17時から
その後パーティー
参加費3000円(小中学生は半額)
詳しくは12/3の僕の日記で。  クリスマスパーティーwithザ・ファミリー  

Posted by 陣 at 07:43Comments(0)イベント

2008年12月16日

火事場復旧パーフェクト

昨日もわあいに作業に行く。
アララトさん、鳴門からまこっちゃん家族、よさこいのイザナイアカデミーからは4人も、尚さん、徳島の実りの楽園「四季」のおかんとマサ。

おとといの続きの合掌のシート養生をわあいのマサと僕で進めてる間に、他のみんなが合掌の下の瓦の隙間にごっそり溜まった藁の燃えカスなんかを掃除してくれる。
女性陣は室内の拭き掃除。

この半透明のシートを中部屋の中から見揚げるとめっちゃオシャレ~。
骨組みが木や竹の温室って。

合掌を覆うシートを止めるのはうちからパレットを持って行き、丸鋸でバラシて板の部品を作る。

ほんまに大勢のチームワークはスゴイ。
凄いでよ!
みるみる屋根も周りも室内もキレイになってゆく。
シートだけでもやっとかな、と思ってたら、アララトさんが仕切って瓦まで修復完了。
割れた部分は納屋の裏にストックの瓦があってなんとか足りたし。

お昼は四季の手作りの揚げタコ焼き、まこっちゃんの大根おでん、もち、うちの玄米おむすび、と持ち寄りパーティー。

天気も良かったし、みんなで一丸となってサクサク進めたのと、わあいのロケーションもあってか、超すがすがしい空気やった。
廃材天国の作業でもそう。
この空気感がとっても大事。
本人が気持ちいいかどうか?
ねばならないみたいなネガティブな気持ちは大敵。
そんなんやったらやらん方がええし、視点を変えた方がええね。

最後には畳も入れて、外も中も一応の復旧は出来た所で一同拍手喝采!

夕方、四季のおかんの100%チリメンジャコの天ぷら、いつの間にか仕込んでくれてたアララトさんのタコの煮物(トロトロのタコ)、まこっちゃん持参のりんごにキウイ、メインは火事の原因の薪ストーブの中で焼かれてた「まさパン」でまたプチパーティー。
こればっかしやなー。
というか、集まるメンバーがこだわり派なだけに、コンビ二で買ってきたモノなんかがないのが最高。

みんなこの日のすがすがしさを感じてたみたいで、口々に「アセンションパンや~!」と今回の主役のマサの天然酵母パンをひとかけらずつ大盛り上がりで食べた。
大袈裟でなく、今回の火事でわあいが次元上昇したと言うのに違和感はない。
わあいにも自画自賛ワールドが繰り広げられた。






  

Posted by 陣 at 08:15Comments(0)物、技の交換

2008年12月15日

火事の復旧もなんちゃって大工

昨日の朝、高松は塩江のスペース「わあい」のかずきちくんの所が火事になったと知る。
急いで道具類を軽トラに積み込む。
脚立や、大ハンマー、バール、チェーンソーなど(中途半端に燃え残ってる所を解体する用)。
インパクト、丸鋸、グラインダー、腰袋にゲンノウなど(応急処置として新たに作る用)。
一通りの道具や工具類を満載してわあいを目指す。

着くと、藁葺きにトタンを被せた小さな古民家わあいのトタンと藁は撤去されてがらんどう、部屋中水浸し。
http://picasaweb.google.co.jp/oyashiki/2008_12_14#
幸い構造体そのものはしゃんとしてる。
火事と聞いて三角の合掌の部分も燃え落ちてるのを想像しながら行ってただけに、少しはホッとした。
でも、当日現場は消防車3,4台、消防団の人もいれると30人ぐらいでトタンを剥がして藁を撤去しながらの放水作業で騒然として、同居人のまさなんか放心状態で良く覚えてないと。

かずきちくんの両親、大阪からも友達が駆けつけてくれてる。
僕のあとには岡山のみっち~、なおさん、池田ちゃんも。
みんながオムスビやバナナなどを持ち寄ってくれてる。

薪ストーブの煙突を合掌の内側に突っ込んでて、火の子が藁に点いて発火したそう。
しかもほんの数日前にホームセンターに火の子防止のカバーを買いに行くと閉まってて、またにしようと言ってた矢先だったそう。
ほんと、こういうのは悔やまれない。

トタンの剥がされた状態を見て、真っ先に閃いたのは藁葺きを再現したらおもろいんちゃう?と。
かずきちくんに言うとまさともそのアイデアは考えたけど、指導してくれる職人さんが居たらねー、と言う所で止まってるみたい。
どっちにしろ、今回は応急処置が急がれる。

まあ普通の感覚でいくと、築100年を裕に超え、シロアリも入りのボロい家がボヤになれば、お金を掛けて直そうとは思わんやろね。
同じ金掛けるんなら、解体&新築やろ。
でもかずきちくんや僕なんかの未来的感覚やと「廃材で自分らで直せばタダやん。」
と、そもそもがお金を掛けて何とかしようという次元は卒業してる。

とにかく、中途半端に屋根に残ってる藁なんかをキレイに撤去して、応急のブルーシートを張る為の桟を入れようとした。
でも、廃材天国と違ってふんだんに材料がある訳じゃない。
昔、農家だったわあいには納屋や家の裏に何だかんだ板や角材があって、急場しのぎでなんとか足りた。
そんな材料も新品の材木買ってたら馬鹿にならんもんね。
ブルーシートはかずきちくんが買いに行った。
シートに関してはクラスによって値段が全然ちゃうからねー。
いくら応急でも一番安い数百円クラスではちょっと、、、。
かずきちくんの選んだのはブルーシート素材の半透明版。
いかにも!というブルーシートよりも断然オシャレな感じでいい。
災害チックじゃなく、アート的とでも言えるよ。
僕やまさが屋根に上がってる間には軒下に山と積み重なってる藁を手作業で、みんなが運び出す。
家の中の藁や焦げた木、濡れた畳なんかも外へ出す。
休憩の時にかずきちくんのお母さんが作ってくれた酒粕の甘酒がおいしかったーーー。
やっぱし、みんなで作業すると最高!
みんなで手分けしてやるから早い、早い。
いつもは一人の廃材天国の主はワークショップや何かで大勢で作業してあっと言う間に出来る力に感動する。

大変や!
何とかせな!
と、みんなの気持ちが一つになって動けばとんでもない力が出る。
いろんな場面を体験してたら、自分で自分に設定をかけてスイッチを入れる事ができるようになるぞ。
これは災害だけじゃなく、人生においてとっても重要!
もっとも、常に危機感や焦燥感で動きまくるのがええ訳やないけどね。

今日一日行ったら屋根の応急処置も終わるし、家の中なんかもある程度片付くやろ。
かずきちくんにはこの事件をチャンスに活かし、藁葺きワークショップを企画して欲しいな。
それか、いっそのこと合掌取っ払って屋根を新デザインにするのも面白そう。
と、ついつい廃材天国なノリになってしまうー。

  

Posted by 陣 at 06:03Comments(0)物、技の交換

2008年12月14日

ホームパーティーにお出かけ

昨日はひさーしぶり(過ぎ?)の陶芸の作品作り。
あっこちゃんのリクエストの楕円の器などを作る。
いやー、半年以上ぶりやと思うけど、ちゃーんと粘土を触ると手が動いてくれるんよねー。

夜は中西さんという田吾作さんの友人で、輸入ログをセルフビルドされてる方のホームパーティー。
夕方早めに平和の圧力鍋(日本製で、玄米に最高)で玄米を炊いて、玄米オムスビと玄米キッシュ、たくさんもらった柿を剥く。
中西さんは青年海外協力隊の経験者で、みかん農家、非常勤でスワヒリ語の講師もされてる。
奥さんはアメリカ人というのもあって、お客さんは外人がたくさん。
協力隊のOBの方も多かった。
持ち寄りスタイルで50人ぐらいの大ホームパーティー。
家族で夜によそへお出かけって廃材天国はじまって以来かも。
家族で外食って全くせんからね。
こういうのってほんとにワクワク。

外人や海外生活経験者が中心なんで、当然のように洋食&ワイン。
昨日の日記を書いた直後だったんで、玄米を思いつき、正解。
無農薬の自家製玄米の新米なんで、みんな喜んでくれた。

それと、初めてちゃんとした高級薪ストーブ(カナダ製)を体験したけどすんごいぬくい~。
煙突のダンパーを絞って、触媒で煙を再燃焼させると、ほとんど燃料を食わない。
一升瓶ぐらいの雑木を3本ぐらい入れとけば数時間もつらしい。
うちの石炭用の大雑把ストーブに薪入れてると、超燃費悪い。
と、このストーブを体験して気づいた。
でも、こういう本格薪ストーブは4,50万はする。
煙突も二重煙突にすると、本体ぐらいかかる。
更に施工費入れよったら、、、。
お金持ちだけの世界~~~。
これは自作するとか言うのは無理なんで、廃材天国はじゃんじゃん薪をくべる今のスタイルが合ってる。
チェーンソーのメンテさえ出来てたら廃材をぶつ切りにするのはそんなにストレスじゃない。

美しい中西家の角ログ、薪ストーブと廃材天国は別モンってことで、、、。






  

Posted by 陣 at 08:42Comments(0)物、技の交換

2008年12月13日

廃材天国住人、唯一のかかりつけ

うちら家族は普通の病院には行かない。
子どもたちは3人とも自宅出産で血液型すら???。

熱やケガぐらいでは病院に行こうという決断には至らない。
もちろんよほどの事があれば行くし、健康保険には入ってるけどね。

東城百合子さんの「自然療法」を筆頭に、最近あっこちゃんはいろんな人の自力治療の本を研究してはこどもたちに処方してる。
もちろん市販の薬は買わない、飲まない。

要は今起きてる「熱」とか「痛み」を抑えるんじゃなくて「何で起きてるんか」と根本原因を探して元を改める。
うちの子にはないけど、アトピーもそう。
ステロイドで抑えても無駄、どころかもっとひどくなる。
だって原因はその本人の食生活にある訳やから。
うちはアトピーじゃなくても白い砂糖、乳製品、肉など買わない。
卵は自家製なんで、たまに頂く。
結構最近はその手の本は多いけど、実践しかないんよねー、こういう世界って。
一番頼りになるのが、同じように実践してる、ちびっ子を育ててる仲間。
何かあればお互い電話やメールでしょっちゅうやり取りできる。

でも唯一のかかりつけは香西の「松見歯科」という変な歯医者さん。
院長は「歯が悪くて健康な人は見たことない。」と口の中から患者さんの身体の健康を指導する。
80歳になっても20本以上歯があり、しっかりとご飯を噛めてる人には痴呆や寝たきりはないらしい。
また、7割が臼歯(穀類をすり潰す歯)の人間は7割は穀類を食べるようになってる、と玄米食を勧める。

昨日は僕と野遊、土歩くんの3人が診察してもらう。
僕は昔の虫歯から根に菌が入り、ずーっと平行線の奥歯の治療。
子どもたちは乳歯のうちに歯の隙間を広げ、永久歯がガタガタにならない為のマウスピースの調整。
この問題は子どもを妊娠する前の両親の食生活にあるという。
要は親が堅いものをガシガシと食べてれば、身ごもった赤ちゃんも「ちゃんと強い顎にせな!」と健康な顎や歯に産まれてくる。
穀類は食べてても、粉モノ(麺、パン)が多いと、まず歯に問題が起きて、やがて身体全体が病気になる。
讃岐うどんを毎日食べるってのも、うちらは何世代もやってきてる訳じゃないもんね。
それこそじいちゃんの世代だと、米も貴重で麦や蕎麦、雑穀も食べてきた。
とにかく戦後の経済成長、アメリカナイズからの数十年で作られた今の食の常識とスーパーに並んだ「加工品」食べてても健康にはなれない。

それこそ、松見歯科の何が凄いって?
保険治療は利かんのよ。
治療全部に。
じゃあ高いじゃん。
そう。
でも不当に高い訳じゃない、価値ある必要最低限の治療やから正当な値段やと思う。
一升瓶で2500円する「三河本みりん」と一緒。
こんだけ買いもんせん廃材天国の住人が言うんやから間違いないで。
保険の点数稼いでそこそこやっていこうとすれば、ほんとに大事な奥歯に丁寧に時間がかけられないんやって。
で、思い切って去年から切り替えられてる。

もちろん数ヶ月に一回の定期健診にだけ通って「ばっちり、問題ナッシング!」と歯科衛生士のお姉さんに太鼓判がもらえれば、当然お金もかからんし、まず病気になる心配もないしね。

衣食住、医療、健康、癒しに金はかからない。
反対にかけても幸せにはなれない。
ほんとに自然に調和すればいいだけ。
それを邪魔してるテレビや学校の「常識」から自由になるにはいろんな世界の変人から学んでいこう。
目からウロコの今までの常識を覆す本は一杯出てるで。
阿保徹「免疫革命」
新谷弘美「病気にならない生き方」
幕内秀夫「粗食のススメ」
大谷ゆみこ「未来食」
安部司「食品の裏側」
特に上のお二方なんか大学病院の先生やからねー。
そんな立場でも「薬飲むな」「医者に行くな」と言ってるのがスゴイ。
僕の稚拙な表現できちんと伝わらないと申し訳ないんで、是非この辺りの本がお勧めです。

えー、煙突工事は屋根に穴開けて、鰯の作業と歯医者に行って、昨日の午後から再開。
一回り大きめに開けた穴の周囲を小さな木で段を付けて、得意のコーキング。
コーキングと煙突は触れないように後は粘土で埋める予定。





  

2008年12月12日

カタクチ鰯、蛸、紫芋のモンブラン

昨日はある友達から電話。
彼は魚市場で働いてる。
時々市場で買い手がつかない魚をタダ同然で入手して、廃材天国に回してくれるありがたいお方。
あんまし、おおっぴらには出来ないグレーゾーン。

先日、23日のザ・ファミリーのライブ&パーティーにお誘いすると、ライブは来れんけど、魚やったら用意できますとすばらしい返事。
ライブまでに出物があればということになってた。
昨日はカタクチ鰯と蛸。
ちっちゃな鰯くんはトロ箱一杯(4キロ)で50円。
蛸は一㌔未満やけど、一匹100円。
!!!???
発泡スチロール製のトロ箱が250円するそうで、漁師もあがったりやん。
でも魚の水揚げの少ない日には同じような鰯も1000円を超えて値が付くんだと。
彼もパーティーにはたくさんお客さんが来ると思っての配慮だったろうけど、鰯が5箱、蛸3匹。
蛸はええけど、鰯20㌔ってどないやねん。
しかも鯵やハゼの小さいのと違って鰯は内臓が多いんで、頭と内臓は取る。

野遊、土歩くんも総出で鰯の掃除大会やー。
パフーパフー、ドンドンドン!
これを「大変やー。」と思えば大変やけど、こういう状況に僕は慣れてるし、むしろ僕は「作業モード」にスイッチが入れば延々と終わるまでやり続けるようになってる。
座る姿勢、まな板の置き方、身と頭それぞれを入れるボウルの位置、包丁を使う角度、とやり始めの数分で作業の効率化のためにどんどんいいように更新していく。
こういうのも弟子時代から徹底的に身体にしみ込んでる。
ある程度最善と思われる状況に達したら、力まず、慌てず、楽々モードでサクサクと作業を進める。
特に長丁場が予想される場合に焦りや必死モードは禁物。

でも、、、。
さすがの僕も途中で「これ全部処理せんでも、アンチョビやナンプラーやったら塩ぶっこんで漬けとけばええんちゃう?」とか考える。
アンチョビには小さすぎるんで一箱は塩をまぶして干物にした。
一箱は実家の親父に持っていった。
早速昨日は一部から揚げにした。
う、うっま~い!
新鮮なだけにめちゃくちゃうまい。
軽く塩をして、片栗粉で揚げ、スダチの自家製ポン酢で。
これはご飯のお供にも酒の肴にも最高!
パーティーの時は何しょう?
またあっこちゃんがいろいろ考えるぞー。

処理済みの鰯ちゃんと蛸は冷凍。
実家の納屋のサブの冷蔵庫に間借りした。

後、昨日はいろいろ世話になってる梶本さんがあっこスイーツを注文してくれて取りにきてくれる。
紫芋のモンブラン。
生地は自家製玄米粉、クリームは紫芋と豆乳。
ほんと、滋味深い上品なお味。
市販のケーキがおいしいと思われる方には???かもしれんけど、特に僕とか甘みよりお酒派には超超甘さ控えめなあっこスイーツはありがたい。
しかもアトピーの子対応、白砂糖、卵、乳製品なし。
体重の事も気にしなくて、バターのようなむつごさ(しつこさ)もない。
お近くの方は注文生産引き受けますよ~。





  

Posted by 陣 at 07:48Comments(0)手作り、無添加

2008年12月11日

いよいよワクワクの煙突工事

昨日はやっと煙突作成作業。

まず、ステンレスの元ガスレンジ天板の穴あけ。
マーキングしてドリルで小さな穴をあけて、ジグソーでトライ。
なっかなか進まんなー、と思うと3㎜のステンレス板の下には4、5mmの鉄板がおったー。
さすがは業務用。
なんとか穴を開けて、お次はステンレスのレンジフード。
下げ振りでマーキングして、これもジグソーで。
こっちは薄い板で、なんなくいけた。
また下げ振りで、いよいよ天井&屋根。
下からマーキングして、ドリルで貫通!
おおー、空が見える。

今度は屋根にチェーンシーを持って上がる。
なんちゃって大工の廃材天国ではあらゆるシーンでチェーンソーの出番が来る。
天井の3㎝厚の板、屋根は製材所の薄い廃材(板葺き)で出来てる。
これはドリルやジグソーじゃダメやし、手鋸なんかでは話にならない。
チェーンソーでドバッと開けるんだぜー。
イェイ、イェ~イ!
大きな視野ではチマチマ、コツコツとしか進んでいかんけど、本人の中では一気にやっつけてしまうノリ。
大雑把やけど、あっと言う間に片付くのが大好き。
良く刃の砥げたチェーンソーは最高!
まず、屋根材をジャーンと挽くと、防水のブルーシートが出てくる。
防水をどうやって仕舞いしょうかと考えながら慎重にハサミでカットする。
さあ、天井の板(厚いけど野地にあたる)にチェーンソーを突っ込む。
キックバックせんように、かつテキトーにバリバリ穴を開ける。
当たり前やけど、後で室内に入ったら木屑だらけやー。
おまけに騒音でにこちゃん大泣き、、、。

前にも書いたけど、この煙突の防水は至難の業なんよ。
天窓でも何回もやり直して、何とか今漏らないけど、煙突の場合は熱くなるんでシリコンのコーキングなんかが使えない。
素人大工は何かあるとすぐにコーキングに頼ってきてるんで、辛い所。
当然のように土の出番。
粘土、砂、ワラの定番レシピ。
で、土が流れないように、石なんかで工夫しよう。

まあ、作業しながら何かまた閃くやろ。
幸い今日は天気もええしな。
えっ、屋根に穴あけた所に、どしゃ降りの中作業する方がドラマティック!?


ジグソー。


下げ振り。


天井にドリルで穴あけ。


廃材天国、屋根。
向こうの煙突は薪ストーブの。


チェーンソーの作業。
昨日はここまで。
撮影、野遊くん。  

Posted by 陣 at 07:57Comments(0)廃材ハウス

2008年12月10日

引き寄せの法則

昨日たまたま弟の源くんが知りあいと廃材天国に寄ってくれ、キッチンストーブを見て、溶接の話をすると、昔、資格も取って仕事としてやってたこともあると。
待ってましたー、こういうご縁。

丁度、上の燃焼室で焚いた薪の灰が、鉄板の穴から下のオーブン室に落ちるなー、と思ってて、小さな鉄板を付けてガードせんといかんなと考えてた。
その方に溶接棒のセットの仕方、持ち方、最初の火花の出し方、その後の溶接工程、といろいろ教えてもらった。
めっちゃ勉強になったーーー。
早速その後、溶接機を出して、実際にやってみる。
もちろん聞いた通りという訳にはいかないけど「おおっ、こうやるんかー!」という手ごたえは掴んだね。

少し前に、このブログを読んだ知り合いから、練習がてらと思って溶接のちょっとしたバイトしない?とお誘いを受けてたんやけど、仕事ってのはちょっとなーと二の足を踏んでた。

お仕事としてのお誘いも含めて「溶接出来るようになりたいなー。」と一人で下手でもめちゃくちゃでもやり始めさえすればいろんなご縁でうまくいった。
これが引き寄せの法則?
読んだ事はないけど「引き寄せの法則」って本も出てるぐらい。

とにかく「やりたいなー」と想うだけじゃダメや。
やり始める事。
もしくはやろうとし始める事かな。
そうすればどんどん情報や必要なモノは自分とこへ集まってくる。

という風に考えてみたらめっちゃ楽で得。
悶々と悩む事ないで!



  

Posted by 陣 at 08:13Comments(0)廃材ハウス

2008年12月09日

群を抜いた自画自賛

昨日はおとといの続きで土をどんどんステンレスの枠の中に押し込んでゆく。
土、砂、ワラを深型の一輪車に山盛り3杯分。
練って圧縮するんで、以外にたくさん使う。
たかだか120cm×60㎝×25cmの枠の中だけでこれやからね。
内径が一mを超える石窯になると軽トラに軽く一車は使う。

まあ、この粘土も瓦用のを土建屋さんが大量にストックしてて、日本瓦の需要がなくなってきてるんであまってる。
そこの社長が備前焼大好きで、僕の作品と交換で「空いとる4t車で好きなだけ運べや。」と言って下さってる。
ありがたいねー。

とにかく粘土、砂、ワラをテキトーな割合で混ぜて水を入れて長靴で踏む、踏む、踏む。
粘土が多すぎると(収縮率が大きい)ひび割れるリスクが大きい。
砂が多すぎるとパサパサになってしまう。
ワラは繊維が絡んで全体を繋げる役割やけど、やはり多すぎてもダメ。
もちろん水分も大切、多すぎると練るのは楽やけど、収縮が大きくなってひび割れ安い。

一軒目の工房の全長7mの陶芸の穴窯なんかだと、土も8tも使い、練る作業だけでも大変なんでベチャベチャに練って後で叩いて締めていく。
今思い出しても3ヶ月(もっとかな?)も毎日よーやったわ。
当事は「半農半陶」という意識が強く、家作りや畑以外は陶芸にウェイトと置いてた。
いわゆる「仕事」として一生懸命やらな!みたいな。
今回のこのキッチンストーブなんか完全に「遊び」のレベルやから超ワクワクで心底楽しい。
折角、形は原始的な陶芸、土で窯を作り、薪を割り、10日間も窯焚きをする。
こんなに楽しい事を「仕事」と捉えるのは超もったいない。
今は少しずついろんな事をして楽しむ、という感じかな。
来年にはミニの陶芸用の窯を廃材天国にも作ろう。
ピザの石窯も作らな!。

最初の構想からどんどん形になっていくのが楽しい。
何も完成予想図や設計図はいらない。
廃材天国にそれらは存在しないで。
その場その場のインスピレーション(閃き)とインプロビゼーション(即興)。
一つ作業が進むとまた次が見えてくる。
誰よりも自分自身が「えーーー、マジで!?」と感動する。
いやー、廃材天国のキーワードは自画自賛やけど、このキッチンストーブは秀逸やね。

昨日は雑誌の取材。
県の企画で県外(大阪など)に向けた、ちょっと変わった香川の観光案内。
丸亀城や一鶴(鶏の骨付きモモ肉の焼き鳥屋)の横に廃材天国か~、、、(苦)。

後「UDON」の本広監督が新作のロケで善通寺に来てて古い民家の雰囲気を作るのに廃材が欲しい。」と言ってるそう。
隣街の建築屋が入ってて、社長の奥さんがめっちゃ甘い鳴門金時持って、現場監督と廃材を選びに来た。
みんな廃材は出るんやろうけど、なかなかストックする場所を考えるとなかなかねー。
もちろんうちは「どうぞどうぞ!」と二つ返事。

今日は煙突かー。
ワクワク!!!


 枠の中にどんどん土を押し込む。


 いよいよステンの蓋を付けて仕上げ。
 

窯の内部。
かなり大量の土。
土が多い程蓄熱するからね。
薪が燃えるスペースとの兼ね合い。

  

Posted by 陣 at 07:27Comments(0)廃材ハウス

2008年12月08日

デモクラティックスクールの卒業生来たる

昨日はおとといから泊ってる光くんとアミちゃんに薪作りを手伝ってもらう。
光くんは日本では数少ないデモクラティックスクール(フリースクール)を卒業して、多度津の少林寺の専門学校へ。
(彼の通ったデモクラティックスクールは兵庫の市川町「まっくろくろすけ」)
日本の学校教育に疑問を感じてる方は是非検索してね。
それも卒業して、大分の有機農業家「にんじんから宇宙へ」の赤峰さんに弟子入り。
今は奈良の有機農業家の所でアルバイトしながら、自然農法実践家の川口由一さんの赤目自然農塾に参加してる。
農的暮らしを実践しながらエネルギーや医療なども自給したい、と若干二十歳過ぎの若者だが僕らの同士や。

光くんはチェーンソー、アミちゃんは斧とそれぞれ初体験。
僕もでっかい方のチェーンソーを出動させて、みんなで薪作り。
廃材天国にはエンジンのチェーンソーが3台、電気のが一台。
斧も大小3本、鉈が大小3本。
薪作りをストレスなくするにはこれら道具のメンテナンスが必須。
特に、切れないチェーンソー程モチベーションを下げるモンはないからねー。
エンジンが調子よく、刃がギンギンに研がれていれば超気持ちよくスカスカと丸太をブツ切りにしてくれる。
昼過ぎまで3人でやると、一山の薪が出来る。
やっぱし、人数の力はスゴイね~。

彼らを駅に送り、キッチンストーブの作業。
鉄板と上のステンレスの壁面の隙間に細い耐火煉瓦を配置する。
後はいつものピザの石窯やかまどの時の粘土、砂、ワラの仕事。
ワークショップの時はいつも大勢やから一気にたくさんつくれるけど、今は一人なんで、一輪車に軽く一杯程度が混ぜやすい。
ボロのコンパネの上の土を長靴でひたすら踏む。
切り返しては踏む作業を繰り返すと粘りが出て土、砂、ワラが一体になる。
こういう黙々作業はほんとにええよ。
じっと座っての瞑想は僕は嫌いなんで、こういう単純作業がワーキングメディテーションなのだ。
出来た粘土をステンレスの枠の中へ押し付けてゆく。
まだとっかかりだけやけど、このスタイルはかなりええかも。
やっぱし毎日使うとなると、土のかまどやと表面がボロボロと崩れてきたり、掃除をしてキレイにしとくのも大変。
今回のは側は完全にステンレスと耐火煉瓦に覆われるんで問題なしや。

今日であらかた土の内側はメドがつきそうやな。
それと午後は「100万人のラブレター」という香川のマニアックなスポットを紹介する雑誌に廃材天国を載せてくれるみたいで、取材に来てくれるそう。
今月中には書店に並ぶみたいよ。







  
タグ :教育

Posted by 陣 at 08:32Comments(2)廃材ハウス

2008年12月07日

なんちゃって溶接

昨日は200Vのコンセントの製作から。
これは難なく完成し、溶接機を接続。
差込みが100Vの(||)じゃなくて(-|)こんなん。
200Vでも15A用やと(--)こんなんもあった。
単に差し間違えない為に違ってるんだそう。

いざ、作業開始。
溶接棒がくっつく、くっつく(焦)。
電圧の調整が微妙で、上げすぎると溶接棒が真っ赤になるし、下げすぎるとくっつく。
なんとかビーーーンと火花を上げ始め、よちよちながらも出来始めたよ。
溶接面も超まだらやし、、、。

とにかくおっきな鉄板と下のオーブン室の観音開きの扉とを溶接。
そして、上の鋳物の焚き口と鉄板。
鋳物はいかんのやろか?
やたらと火花として飛んでいく量が多い。
ほいでも見た目はくっついるようにはなったよ。

いやー、大工もなんちゃってで家まで作ったけど、鉄工のなんちゃってもおもろいねー。
とにかく正式にプロがするみたいなんを目指さない。
方向がまったく違う。
むしろ上手下手じゃなく、オリジナルの自画自賛。
このオリジナルって考え方はええよ。
何しろプロみたいに、お客さんにクレームを言われない為の「別にここまでせんでもええんやけどな。」という無駄な作業をしなくてもええ。
自分に必要やなと思うとこまででOK。
それもプロの作業の半分のレベル、、、とか優劣で捉えるんじゃない。
プロの仕事とはまた別の新しいジャンルの開発や。
そこでは自分のコンセプト、好み、目指すものが超大事になってくるぞ。
廃材天国なら「廃材利用」「自然素材」「買わない」「大胆」「質実剛健」「エコ」「サスティナブル(永続性)」「楽」「自由」、、、。
とかキーワードが並ぶ。
とにもかくにも「好きにする」「したいようにする」これに尽きるぞ。

写真の配電盤のブレーカーが落ちてるやつが200V。
焚き口の下は溶接、上は余った鉄板で挟みボルトで固定。
何しろステンレスと鋳物では溶接は無理なんで。





  
タグ :溶接自由

Posted by 陣 at 09:12Comments(0)廃材ハウス

2008年12月06日

宿題の溶接と煙突工事

おとといの夕方6mm厚の鉄板を近所の鉄工所に持っていってた。
下のオーブン室から上に煙を抜く為の穴を開けてもらいに。
昨日の朝取りに行き、早速耐火煉瓦で組んだ上に乗せる。

これでオーブン室は完成。
このオーブンは今まで作ってきたピザの石窯と同じ方式。
観音開きの扉を開けて直に薪を焚く。
薪の熾き火を左右に振り分けてピザやパンを焼く。

今回のキッチンストーブはステンレス、鉄、耐火煉瓦と異素材の折衷なんで所々工夫が必要。
耐火煉瓦と鉄板の隙間は耐火モルタルでなんとかなる。
鉄板と観音開きの扉は鉄同士なんで溶接で止められる。

溶接機はあるが、200V用。
まずは200Vの電源を確保せんと。
う~ん、溶接は苦手意識が強いんで今回払拭したいねー。
今つけてるのは、よその解体現場から取ってきた配電盤で、20Aのブレーカーが6個付いてる。
その一つに「200Vエアコン用」というシールが貼ってある。
てことは配電盤の中を200V用にいじってくれてる。
ラッキー!
ホームセンターで、単層200Vなんで20A用のコンセントのオスとメスを買う。

後、そろそろ煙突の工事も必要なんで一軒目の廃材ハウスに行き、石窯に着けてる150mmのステンレスの煙突を外してきた。
これはビニールハウスのボイラーにつけてたのを昔もらったやつ。
大体120mmが一般的なんで150もあれば「引き」は申し分ない。
特に今回は曲げずに直で屋根を抜く予定。
曲げて壁から抜くと煤掃除が大変。
煤掃除と雨漏り、どっちを取る?
迷わず雨漏りの方やね。
最初の天窓からの雨漏りにはあせったけど、「雨漏りはするもんや」と受け入れたら知らんうちに止まってる。
雨漏りは洗面器で受け止めるだけやけど、寒い中の煙突掃除にいい思い出はないもん。
もちろん運良く雨漏りせんといて欲しいけどな~。

よーし、今日は溶接機稼動やーーー。


鉄板の穴は鉄板の強度を失わない為にあえて2箇所に分けて開けてもらった。
レーザーやから1分もあったらきれいに開く、最高!


玄米コーヒーを練炭コンロで煎る土歩くん。
うちの冬の定番、ノンカフェインでおいしいんでー。
もっと真っ黒になるまで煎らんといかんのよ。
  

Posted by 陣 at 07:34Comments(0)廃材ハウス

2008年12月05日

薪調理革命

どんどん出来上がって行くキッチンストーブ。
めっちゃ楽しみ~。

10月20日のサイクラブのライブの直前から完全薪生活に入って一ヶ月半。
当初はオイルの缶に穴を開け、羽釜を乗せたりし始めた。
そのうち大量にある廃材の薪とコンプレッサーでの強火力で中華なべを振って楽しんでた。

ところが、先日徳島の薪生活の先輩、青木さんに会うと「うちは七輪一台で全部やってるで。」と。
う~ん、廃材が山程あるとはいえ、廃材天国の薪調理は無駄が多いなー。
それにここの所の冬の強風でアウトドア、しかもオイルの缶式では熱効率もかなり悪い(缶では蓄熱しない)。
折角じゃんじゃん薪くべてもなかなかお湯が沸かないんよね。

だんだんうちも七輪にシフトしてきた。
七輪は元々炭用に設計されてるんで、中の燃焼室が小さい。
最近の大工さんの小さな廃材が役に立ってる。
更に、昨日ホームセンターで素敵なアイテムを見つけた。
七輪に乗せる大きな鋳物の五徳や!
この五徳のお陰で中にくべられる薪の大きさも量もかなり大きくなった。
わ~い、これは超楽やし、効率ええよ。
七輪は土やから蓄熱もスゴイし。

最近テンポス(中古の厨房機器専門)で見つけた象印の保温ジャー(電源なし)とサーモスのシャトルシェフ(保温調理器)。
これにあっこちゃんのお母さんからもらった「鍋帽子」。
これ凄くええよ。
煮物なんか沸騰した時点で味付けしたら、バスタオルで鍋を包んでこの帽子を着せる。
しばらくするとじっくり火が通り、味のしみた煮物が出来上がる。
シャトルシェフも同じ理屈。
おでんとか煮豆とか最高。
サトイモとか煮崩れせんし。
七輪でゆっくり調理しても保温調理を流れに組み込むとかなり効率ええよ。
常に七輪には火が入ってて、あらかじめ段取りしといて乗せ換えの連続での調理。
もちろん夜は中華ナベでの揚げ物などたまに入れる。

残った火でお湯とお茶を沸かして、ステンレスの保温ポット(新幹線のコーヒー売りの)にそれぞれ保温しとく。
また間で何かしたい時(おやつにサツマイモとか)はこのお湯を使って蒸すとすばやく出来る。

薪作りの手間、薪そのものの節約。
料理の段取りと保温で、調理時間の短縮。
何度も言うけど楽じゃないとこんな生活出来んからね~。







  

2008年12月04日

キッチンストーブ

昨日もトシヤくんに軽トラ山盛りの薪をもらう。
これまた同級生の新築現場から。
近所なんで現場を見に行くと、う、美しい~。
廃材天国のなんちゃって建築を建築と呼ぶにはおこがましいハイレベルな建築。
現場には何セットも砥石が置かれ、腰にノミを差した若い大工さんがテキパキと仕事してる。
日本瓦で大きな屋根を葺き、いわゆる「和モダン」ないい感じ。
設計は同級生のわきおさん。

現場を繁々と見てると3,4人の職人さんが出てきて「お会いしたかったんですー。」(???)と。
トシヤくんに僕の事をいろいろと聞かされてるみたい。
向こうも逆にうちの廃材建築に一目置いてるそう。
恐縮だが、お互いに別モンとしての設定やな。

昨日はキッチンストーブの作業を進める。
底の耐火煉瓦を目地で固定し、壁面に耐火煉瓦を積んでいく。
いつもの窯といえば土、砂、ワラを混ぜ混ぜして築いていくんやけど、今回は耐火煉瓦に耐火モルタルで目地、と教科書どおりの施工。

もちろん耐火煉瓦は廃材。
炭素の会社からで、新幹線のパンダグラフって言う電気のバチバチしよる所を作ったりしてるんで、ちょいちょい窯をやり変えないといけないみたいで、以前大量にもらってある。
耐火モルタルも親父の工房に眠ってたのをもらう。
親父の窯はちゃんと耐火煉瓦に耐火モルタルの目地でキチッと作ってある。
耐火煉瓦や耐火モルタルは収縮がないんで、ひび割れや隙間の心配がないのと、毎日薪をくべての作業に対して堅牢、しかも省スペース。
陶芸の窯やピザの窯に使う気はないけど、こういう室内のキッチンストーブや暖炉なんかには最高。

さあ、大分見えてきたで。
今日は下のオーブン室と上の薪の燃焼室を仕切るでっかい鉄板を入れよう。
鋳物の焚き口も固定せな。

軽トラ荷台の長い廃材は角材を斜めにカットした余りで、焚きモンには惜しいなー。
何かに使おう。




  

Posted by 陣 at 07:34Comments(0)廃材ハウス

2008年12月03日

クリスマスパーティーwithザ・ファミリー

12月23日(祝)ザ・ファミリー(家族のバンド)が廃材天国に来てくれます。

9月、滋賀の山奥の山水人祭り(陶芸の作品と手作り品で出店)の帰りに京都のザ・ファミリーのビンさんちに。
半農半音楽でゆったりと暮らす彼らの家族が作ってきた空気。
17歳のレイちゃん、15歳のアマちゃんとも一緒に稲刈り、薪の調理。
京都の街に出てる20歳のミウくんもたまたま帰ってきてて、チェーンソーで薪作り。
稲刈りなんか、僕は超スイッチ入って、ザクザクとシャニムに作業を進める、、、。
山陰独特の背の高い(9段やった)稲木にも感動。
もっと凄いのはその稲木に架かってゆく稲束をしげしげと見つめ、しばしば作業の手を止めるビンさん。
田んぼに立ち尽くす長髪の男。
う~ん、ここは日本じゃない。
夕闇が訪れかける田んぼで、さすがの僕も手を休めて稲木に見入った。
(いつもやったら「もうちょっと出来る~~~。」とあがくんやけど)

2泊だけの滞在やったけど、20数年作ってきたビンさん、さゆりさんの暮らし方に感動。
自宅出産、ホームスクーリングの姉妹は親よりも良く働く。
レイちゃんは朝早くから居間を箒で掃き掃除。
スカートを履いて薪で料理をスイスイこなす姿にも目が点。

当初、舞台照明の仕事を辞めて田舎暮らしに入る不安は実際あったそう。
でも思い切って仕事を辞め、今の生活に入ってほんとに良かったー、とビンさん、さゆりさん。
子どもたちも今の生活を楽しんでる。
20数年の継続が実ってる。

廃材天国はまだ半年やけど、一軒目から数えるとうちらも、もう8年。
彼らの生活に触れたお陰でガスを辞めてもう一ヶ月。
もう完全に慣れたねー。
七輪って凄いよ!
保温調理最高!
ここ丸亀はじゃんじゃん開発されてるけど、ここで淡々と子どもたちと自給自足の生活を営んでいく。

このザ・ファミリー。
これぞ、ザ・家族。
是非彼らに直接会って、彼らの空気を感じて欲しい。

12/23(祝)
夕方5時からライブ、その後はパーティー。
あっこ料理、クリスマスバージョン。
もちろんあっこスイーツも!
エコクッキングに興味のある人は早めに来てもらえれば嬉しいです。

クリスマスパーティー、忘年会、廃材天国見学、と動機は何でもOK。
廃材天国withザ・ファミリーをお楽しみに~。

来られる人は直接僕にメッセージか電話ください。
0877-89-9525
090-9771-0636
  

Posted by 陣 at 08:44Comments(0)イベント

2008年12月02日

薪は取りに行くことなし

昨日、同級生の土建屋の社長、ツカちんから電話。
今から焚きもん持って行くわ。
丁度、最近建築会社から独立して小さな工務店を始めた同級生のトシヤくんが彼の会社の事務所を新築してる。
そこから出る廃材。
ちいさな事務所でも小さな廃材は大量に出る。
これらは建築解体材と違って薪割りなどの手間がない分、風呂焚きや薪調理には最適。

近所の建築会社の「自由にお持ち帰りください」の廃材置き場は常に空っぽ。
以外と薪で風呂を焚いてる家がまだまだあるそうで、廃材を置いて一時間もしないうちになくなってしまうんだそう。

廃材天国に大量にある建築解体材は大きな梁や桁に使われてるでっかい丸太か、小さくても4寸、3寸5分の角材。
これをチェーンソーで切って、細かく割る作業もばかにならない。
しかも、風呂、薪ストーブ、薪調理と最近の薪の消費量はかなり多い。
これから寒くなるとストーブに一番使う。
そういう意味でもこの建築現場から出る小さい廃材はありがたい。
今まではそういうの物を取りに行くのはめんどくさいと思って取りにまでは行ってなかった。
この同級生のトシヤくんが会社を起こしたお陰で持ってきてくれるようになった。
同級生の建築士、わきおさんも持ってきてくれる。
友達やからと言うのもあるが、彼らも産廃処理代が浮くんでありがたがって持ってきてくれてる。

薪を集める労力がいらないのはほんと、大助かり。
「あー、薪取りに行かなー。」
「薪作りせなーーー。」
みたいな、ねばならない的なネガティブな感覚は自給自足の大敵。
とにかく、楽にできないとしんどくなる。
こういう「あそこは○○を欲しがってる」というムードを浸透させていくとどんどん楽になっていくぞ。

とにかく建築系に限らず木の廃材の産廃代は2t車で4,5万とか。
近々、2tダンプ10杯程松が来る話もある。
50万浮くんやから、50cmに切って持ってきてくれる?と言えばはいな!と向こうも喜んでこっちの要求を聞いてくれる。
まあ、こういう大量の受け入れは焼き締めの陶芸で使わんと出来んわな。
どっちにしても置くところさえ確保すれば持って来てくれるからねー。

キッチンストーブも耐火煉瓦を施工する段階に入ったで。



  

Posted by 陣 at 10:39Comments(0)廃材ハウス

2008年12月01日

小豆島は元気の種むら

29、30日と小豆島の元気の種夢楽に。
てんつくマン率いるエコビレッジや。
まあ、誰でも参加できるダッシュ村みたいな所。
久々のワークショップの講師。
前回の6月のかまどに続き、本命のピザの石窯。
大体僕が粘土(窯本体の材料)を持って行って、現地調達での土台の素材(丸太、石、ブロックなど)と砂、ワラ、煙突ぐらいで間に合う。

元気の種夢楽は環境抜群。
みんなの家のすぐ下のプライベートビーチから砂や石を集めて石窯の基礎の土台作り。
ピザを焼いたり、温度管理に頻繁に窯をチェックするんで、腰ぐらいの高さまで高さを上げないと使いにくいから。
今回は女の子が中心やったけど、てんてんやこうちゃん、常に7,8人での作業。
僕のノウハウはなんちゃってなんで、細かい事は気にしない。
水平機なんかも使わない。
長靴とゴム手袋があればいいだけ。
石を丸ーく並べて、中にはそこらの土。
石の固定は砂とセメントでモルタル(砂3、セメント1)。
ゴム手袋で石の隙間にすり込む。
一日目は午後だけの作業だったんで、土台の途中まで。

夕方はてんてん指導の火起し。
弓切り式と言う弓状に曲がった木にロープをかけて軸をぐりぐりと回した摩擦で火種を作る。
僕も挑戦したがめっちゃ難しい。
これはこつを掴むまで少し練習がいるなー。
てんてんの一連の作業は力強く美しい。
最後に麻の繊維に包んだ火種にフーとと息を吹きかけてボッッと火の神が降臨する。
その火をかまどに移して黒米入りご飯を炊く。
夜はみんなでキムチ鍋とスギナを漬けた焼酎、かまどのご飯で宴会。
スギナ焼酎なかなかええよ。

次の日の朝はたかちゃん指導のビーチヨガ。
僕はかたいんで痛いけど、、、気持ちいいーー。
超いい天気の中、土台を完成させる。

いよいよ窯本体。
まずは粘土、砂、ワラに水を混ぜて、鍬や、スコップで切り替えしながら長靴でフミフミ。
延々と繰り返していくと、全体が粘土の粘りで覆われて いい感じになってくる。
それを地面で即席のレンガ状に作っていく。

みんながフミフミしてる間に僕が窯のアーチの枠になる竹の籠状の枠を割り竹で作る。
その枠を土台に据えて生レンガを積んでいく。
お昼にはそこそこ形が見えてくる。
結局3時の休憩にはほぼ窯全体に粘土がつく。
後はデティール、表面をならして美しく仕上げる。
ビーチの丸く角のとれたガラスや貝で装飾。
誰ががくじらの模様を入れて窯の名前は「くじら」。

いやー、自然石の堅牢な土台がド迫力。
窯も内径で110cmとかなり大きいサイズ。
段取りをきちっとすれば3,40人のピザパーティー仕様。

ほとんど機械も道具もなく、なんちゃって式はほんまに楽。
人海戦術でたくさん人がいればあっと言う間やもん。
普段一人の廃材天国の主としてはこういう大勢での作業でじゃんじゃんはかどるのは超わくわくする。
ほんまにこれぐらい人おったら、うちの家なんかあっと言う間やろなー。
僕のやりかたやったら4,5人おって、みんなの生活できるスペースに二、三ヶ月もあったらいけるんちゃう!?

今回、pc壊れてたんで、デジカメも持っていってなかったー。
写真はてんつくマンのHP「スタッフの日記」にアップしてくれてます。
http://www.tentsuku.com/home.shtml

  

Posted by 陣 at 11:12Comments(0)イベント