廃材天国HP

2008年04月23日

美装とキッチンの棚

ここの所、仕上げ、掃除。
今まで、「そんな細かいとこまで考えてなかったー。」という所がいっぱい。
前回の日記の丸太の断面もそうやけど、廃材を使う時に解体屋がダンプでドサッーっと下ろしたのを持って来て、そのままチェーンソーで挽いて使う。
そりゃ泥もついてるし、ささくれだってもいる。
角材などはカンナかけて使うことが多いのでそんな事はすくないが。
とにかく「積み木」の部分は速く進みたかったのと、積んでいくのがおもしろかったんで一つ一つの部品を磨いたり拭いたりはしていない。
そんなのをザザッと削ったり、拭いたり。

昨日はキッチンの吊り戸棚と出窓部分の棚作り。
ステンレス製の吊り戸棚は150㎝、取り付けたい壁が145㎝で斜めに木が当たって邪魔になってる。
こういう時は本領発揮。
迷わず、チェーンソーでバリバリ削る。
排気ガスも削りカスもなんのその。
せっかく掃除してるが、またやればいい。
何とか150㎝が入るようにして、取り付ける。
めっちゃ重かったー。



出窓の棚は鍋やボウル、ザルなど洗った後そのまま逆さにして棚に置ける。
うちのキッチンは全てオープン収納。
全部見えてるから探さなくていい。
洗い物を終えると所定の場所にうつ伏せるか、ぶら下げるような設定。
レードル類、下ろし金、ピーラー、アミ杓子、軽量カップ、キッチン鋏、トング、泡たて器、、、こういう小物も全て引っ掛けて見えるようにする。
ブレンダーやフードプロセッサーもその置き場でそのまま使うように。

とにかく棚を作る。
この板は檜。
廃材じゃないが、もらい物。
めっちゃキレイな一枚板。
親父の窯のある、高知の大豊の知り合いが製材してくれたのを寝かしてたもの。
こういう寝かしてある材料に出番がくると自分も材料も嬉しい。
板は丸太を製材したままで、背の部分は自然の肌。
それに合わし、柱にもそういう皮付きの背板の中から使えそうなものを選ぶ。
もちろんナタで皮を剥がし、挽いてある面にはカンナをあてる。
ちゃーんと仕上げした部品で作られた棚は美しかった~。



  

Posted by 陣 at 06:39Comments(2)廃材ハウス

2008年04月22日

壁の仕上げとサイクラブのライブ決定

壁の仕上げの続き。
あらかじめ丸太と丸太の間に詰めた土を落とし終わり、掃除機で細かい所はゴミを吸い込み、キレイにする。
床もキレイに掃いて、その上掃除機もかける。
壁と床の隙間が空いてるところをビニールでシール。
してると。
ポロ、ポロ、ポロ、、、。
やっぱり?
落ちてくるの?
もう、こんだけ取っとけばええやろ、としっかり土を取ったつもりだが、、、。
しかも注意して壁面を触ると目地の土だけでなく、丸太の断面(チェーンソーで切りっぱなし)からも木の屑がパラパラと落ちる。

少しテンションは下がるがこんなのは日常茶飯事。
ジスクグラインダにカップブラシを取り付け、丸太の表面と隙間をワイヤブラシかけ。
オラオラオラオラオラオラオラオラ~~~~!
マスクとゴーグルしてても目にゴミも入るし、埃もかなり吸い込む。
でも作業中は興奮してて気がつかない。
作業後に「うえっぷ」と埃を払い、残りはまた明日。

昨日あっこちゃんと相談し、サイクラブのライブ&パーティーは連休最終日5/6(火)に決定。
「廃材天国オープンパーティーwithサイクラブ」
ライブを夕方4時と早めから始め、6時にはパーティーに移れるような設定。
早く帰りたい人にも対応出来るし、もちろんゆっくりしてくれてもOK。
ライブとパーティーで料金は大人3000円、中高生2000円、小学生1000円。
少し高目だが、サイクラブにもある程度お礼もしたいし、六ヶ所村の事を伝える活動も支援したい。
それと「廃材天国」の収益にもしたいので、張り切って料理します。
秋山家の無農薬玄米と野菜、筍や野草料理、瀬戸内のお魚料理!
だきんこらえてね。

一応30人をメドにします。
近所のおっちゃんとかしょっちゅう来てくれてる人にはまた別にお披露目します。
あんましぎゅうぎゅうすぎてもよくないし。
遠くの人は四国のサイクラブファンに教えてあげてねー。

  

Posted by 陣 at 06:46Comments(0)廃材ハウス

2008年04月20日

壁の仕上げと予期せぬ方からの電話

昨日は室内。
空中に浮いたレンジフードはぐらぐらなので、木で固定。
キッチンのステンレス台周りのコーキング、防水。



最初、50cmの丸太を積み上げていく、藁ブロックのストローベイルハウスから発想した、積み木建築だった。
大きい石の上に5寸角などのしっかりした土台を二本渡し、その上に50cmの長さの木を積み上げていくという極めて単純な工法。
始めは丸太と丸太の間に丁寧に土を詰めながら積み上げてた。
ところが、壁面が完成しないと屋根は葺けないやりかたなので、これではキリがないと、途中から間の土は後でいいやと木だけを積んでいった。
今になって始め頃の土の目地が風化してるのが気になる。
室内なので、いくら掃除してもボロボロと落ちてくる。
なので、ボロボロの部分を取って、もう一回土をやり直したいと思う。
で、最後はこの丸太の隙間だけ漆喰の仕上げにしよう。





作業中、何とサイクラブのジュンコさんからの電話。
去年の小豆島の祭の帰り、神山に行くという事で一緒のフェリーだった。
青森は六ヶ所村の「核燃料サイクル計画」の事を中心に環境破壊を止めるべく、アート、音楽でそういう問題を伝えていこうとして、全国を歩いてる。
もちろん僕は廃材ハウスの事を話し、盛り上がった。
今回、徳島でライブがあるそう。
そこで、まだネットワークのない香川に行きたい、陣さんがおった、となり電話があったという訳。

僕もここの所毎日作業で、イベントをしたり、行ったりほとんどしてない。
もうすぐ引越しというのを話すと、廃材ハウスのオープニングパーティーにすればとジュンコさん。
おお!
何かお披露目のような事はしないといけないとは漠然と思ってたし、廃材ハウス改め「廃材天国オープンパーティーwithサイクラブ」にしてライブ&宴会にしよう。
問題はどのぐらいの規模にするか?
ここの所超目立つ廃材ハウスに人がこない日はないぐらいになってきた。
近所のおじさんや同級生など、声さえかければ人は集まるだろう。
廃材ハウスに30人も入ればギュウギュウだろう。
それよりまずはコアな人(真意を理解してくれる)を集めたい気もする。

今回は神山に5月の初めまでいて連休明けには大阪へ帰る予定だそう。
ということは3,4,5,6の連休真っ最中しかない!
後、2週間やから無理ではない。

9月にはライブツアーでまた四国にも来られるそう。
その時のための顔見せぐらいでもいいと当初ジュンコさんは言った。
まあでも、先ほど言ったようにオープンパーティーの方向でやりましょうと返事した。
う~ん、今回の形態と規模、どの方面に声を掛けるか?
  

Posted by 陣 at 07:52Comments(0)廃材ハウス

2008年04月19日

もう片付けして引越しの準備

昨日は家の周りの片付け。
母屋と風呂の間のスペースを木を切ったり削ったりの加工場にしてたので、全部撤去する。
いやー、どんどん片付くこの快感。
道具や材料、ゴミがなくなり、広々。
またイメージが膨らむ。
母屋の土間からだけじゃなく、部屋の方からもトイレや風呂に行けるように、靴脱ぎ台を階段状に付ける。
洗濯機の設置。
風呂、脱衣場の掃除。



夕方、ここの所の雨で風呂の焚き口の乾きが完全じゃないなー、と叩こうとすると(全部粘土で出来てるんで、カチカチに乾くまで叩いて締める)、、、。
!!!
中に水溜まっとるー!?
煙突にあのH型の雨、風除けの部品を付けてなく、T型のを付けて代用にしとった。
少しならそれでいけるんだろうが、たくさん降ると横からどんどん流れ込むんだろう。
慌てて雑巾で溜まった水を拭い取り、扇風機で風を当て乾燥させる。
幸いかなり堅く乾きつつあったのと、まだ完全には乾いてなかったのとで助かった。
粘土が柔らかいともちろんぐちゃぐちゃになる。
完全に乾いてしまうと今度は水を含むと溶けてしまう。
結局どちらにもならずにラッキー。
煙突の径は違うが、他の部品があったので片方を金切り鋏で切って、無理やり差し込む。



5時まわったし、風がきついし、と終了モードになりかけてた。
が。
連日の雨で池のようになった田んぼの水を何とかしたいと思う。
コンクリートのアゼから排水する口がある。
その口に向けて溝を切って行けばいいんちゃう。
大量に積まれてる松の木(陶芸の燃料用)をどかし、スコップで溝を作る。
数メートルもいくと小川の如く流れ、どんどん上流へと進んでいく。
この排水の溝を作るのって絶対みんな子どもの時にやってるよね。
一軒目の家のときは窯が斜面にあったりで大雨の時には必ず合羽着てスコップ持ってた。
この作業はほんまにハマるでー。
やれば「これね、これやね!」とこの楽しさに納得がいくだろう。
何かあの水溜まりを繋いだり、溝をつけて水を流すのが楽しいのは何でなんやろう。



結局汗だくになり気がつけば7時前。
最近日が長くなったなー。
と、35歳の誕生日も最高にやりきった感一杯で仕事を終えた。
メッセージくれた方には返したが、ほんまにここの所自分のやりたい事がハッキリしてきて、歳と共にパワーアップしてる気がする。
本来そうなのかもしれない。
ネイティブ社会の人たちは歳を重ね、役割が変ると名前が変る。
一年に一度の誕生日じゃなく、新しい名前に生まれ変るのが誕生日。
年寄りが役に立たないのは先進国の競争社会だけ。
歳を取るのは経験を積み、次の世代に大切な事を伝える事。

誕生日パーティーは「わら」の重ね煮餃子と中華風茶碗蒸し、筍料理。
この餃子凄いで!
肉の餃子より旨い!!
肉に迫るとかじゃなくて、肉よりも遥かに旨い!!!
これは感動もん。
筍もどっさり届き、これから毎日筍づくしや~。

  

Posted by 陣 at 07:09Comments(0)廃材ハウス

2008年04月18日

電気工事の残り、風呂の窓隙間埋め

いやー、今日は早起きやー。
昨日は有機ミカン農家で、通信で電気工事士の資格を取ったK本さんが残ってる電気工事をやりに来てくれた。
お兄さんと二人で。

久しぶりに訪れてくれ、「おお~、井戸も立派な石垣が出来とるの~。」とかいろいろ見てまわる。
問題はお兄さん。
K本さんは古くからの友人で、地球村の会員でもあるので、価値観も近く、僕のやってる事のコンセプトを理解した上で来てくれてる。
しかし、お兄さんは「セルフビルド」という観点からだけで面白がって来てくれてる。
もちろん全く構わないし、超歓迎したい。
ところが出るんだな。
「ここには二つ電灯ないと暗いやろが。」「風呂には防水用のカバーのついた奴付けな。」と、一般的な常識の所からいろいろと言ってくれる。
もっちろん彼の言ってる事は間違いどころか、大正解。
でも僕にしてみれば電気など必要最低限でいいし、「正式にはこの部品を買って、、、」と言う所を「これを工夫して取り付けて、、、」とゲリラでやってる訳やから、、、。

それがナカナカ理解できんみたいねー。
出来たモノを見れば「おおー、出来たのー。」とそれなりに感心してくれる、みんな。
ところが前もって「どうすんですかね?」と聞くと正解の答えしか返ってこない。
もちろん素人は半分は聞かんといけないが、廃材ハウスのオーナーとしては半分は自分の感覚で判断し、オリジナルでやってしまう。
だって実際に支障があれば直せばいいが、本人が「これでええや~ん。」と軽く考えてる以上はそれでいいのである。
責任は僕が取る。
そんなん当たり前。
そもそも何が起ころうと、たいした事はない。
そんな、転ばぬ先の杖ごっこは面白くない。

不安?
ある。
もちろん夜中に考えたりもする。
この「考える」のが一番いけない。
前向きに考えるのは当然必要だが、「あれでえんかなー」と心配しだすとハマってくる。
そんな時、アフリカやタイの旅の経験や日本でもハセヤンのカナディアンファーム、小向さん、、、と僕らの現代日本人の「常識」を根底からぶっ壊す人や場所を思い出す。
それこそ瞬時に心配など払拭される。
あー、良かった。

写真1は配線中のK本さん。
2は焦げた角材の窓部分をワイヤブラシでゴシゴシしてる最中。
3は窓と角材の隙間を木で埋めた所。





  

Posted by 陣 at 04:43Comments(0)廃材ハウス

2008年04月17日

風呂の戸とコーキング、キッチンの出窓







昨日は雨の中、というても中の作業なんで別に支障は無い。
風呂と脱衣場を仕切る戸がまだやった。
おととい石の上にボンドでステンレスのレールを引っ付けてた。
戸は外用のアルミの重い引き戸。
戸の周りは例のベニヤ板をアルミでサンドイッチにした素材。

先日母親が岡山にある古民家自然食レストラン「わら」に料理の講習に行ってきて、重ね煮や料理の事以外にアルミの鍋は絶対にいけないと聞いてきた。
確かに僕もアルミの鍋やアルミ缶をプシュッとした時などのアルミは脳にダメージを与え、アルツハイマーにさせる事は知っていた。
改めて言われ、慌ててアルミの行平鍋などを排除した。

このアルミの板を丸鋸で切断する時、すんごいアルミの粉末が飛び散る。
もちろんゴーグルとマスクはしてるが、隙間から入ってくる。
こんなん仕事として毎日しとったら嫌やなー。

もちろん、下の石に戸が少し当たったりしてダイヤモンドのカッターで削ったり、ちょっと戸車の回りが悪いのを直したりと小さなトラブルはお約束。

続いて板と板の継ぎ目をコーキング(シリコン樹脂で防水)。
板の本体はベニヤ板なんで水が入るとすぐに腐ってアルミの板も剥がれてくる。
しかしこのシリコンのコーキングは凄いよー。
素人大工には必需品、もちろんプロも使ってる。
一軒目の時から一体いくら使ってるか検討もつかないが、凄く使ってる。
とにかく少しの隙間を塞いだり、屋根の防水、流れたり収縮することなく何年も風雨に耐える。
もちろん由来は石油やし、自然素材の観点からはよくない。
でもやっつけ大工の僕にはこういう現代の素晴らしい資材に頼る所も大きい。

そのアルミの板でキッチンの出窓部分も張る。
なかなか美しい~。

このアルミも石油もそうだが、人間の歴史のなかで開発された技術や機械、材料、とにかくテクノロジーは凄い。
必要に迫られ、「こんなモノあったらなー。」という所から出来てきている。
産業革命以後、人類の文明が環境破壊を加速し、温暖化させているのは紛れも無い事実。
でも昔はよもや北極のアザラシまで化学物質に汚染され、地球の気候を変える程はイメージしてなかっただろう。
今、こんだけ世界中の危機的な情報が知られてきた。
ということはこれからは「どやったら温暖化を防げるんかなー。」とみんなが考える。
そして素晴らしい科学技術で温暖化も環境破壊も解決、、、。
する訳ないやろー!

まあはよ、経済破綻(僕はもうしてると思う)したら世界の物流が止まり、石油や原子力も当然使えなくなり、ハッピーな未来を作れる。
来るべき近未来を考えるとワクワクする。
もちろん今も超楽しい。

結局お金が使えてる間はちょっとぐらい使えばいい。
あってもなくてもどうせ価値なんて始めからないものなんやから。
金があろうがなかろうが、経済が崩壊してもしなくても、石油があろうとなかろうと。
そうなったらそうなった時に全力で生きるだけ。
今は今出来る事を精一杯やる!
  

Posted by 陣 at 07:30Comments(2)廃材ハウス

2008年04月16日

いわゆるライフラインは整った







昨日はまず、水関係の仕上げ。
一つ蛇口から水漏れがあったんで、蛇口をバラしてコマを替える。
キッチンの蛇口を捻るとサアーとキレイに出るじゃん!
当たり前といえばそうなんだが、井戸掘りからポンプ据えてたり、配管、蛇口集めから加工とここまで来る道のりを思うと感動。

ガスは正式にはガス屋に工事してもらい(これはタダ)メーター付けたりしないといけない。
もちろんそうするつもりだが、一軒目の時のガスボンベが2本残ってるんで調整器を付けてダイレクトにひくことに。
鉄管を専門の業者に買いに行き、シールテープを巻き、パイプレンチで思い切り締める。
後はオレンジ色のゴムの管で直接繋ぐ。
これまたライターで点火、ボボボボと弱弱しく青いガスが出る。
だんだん安定し、普通に燃えるようになる。

おととい貰って来た箪笥の据付け、食器棚を運び据付け、冷蔵庫も。
普通にキレイな食器棚なんでうちの雰囲気には似合わないが、そう贅沢も言ってられない。

これで、電気、ガス、水(まだ保健所の結果待ちだが)と最低のライフラインは整った。

あっこちゃんも現場で掃除。
にこも。
夕方にこちゃんが入るチャイルドシートをバンに取り付ける。
と言っても古い車なので、運転席と助手席にしかシートベルトがない。
そこで後ろの席の更に後ろの荷室に固定する方法を考える。
荷室の床には荷物を固定する時に使うアンカーが4箇所ある。
そこへ板を番線で固定し、その板に縦にまた板をインパクトで止め、その板にチャイルドシートも番線で止める。
警察はどういうか知らないが、こんだけやってりゃ安全性はOKしかも座席がチャイルドシートに占有されないので広々。
一応軽のバンなんで大人二人と子ども三人は大丈夫。

僕が警察ならここまで努力してたら認めるが、杓子定規に法に照らすとおそらくダメかもしれない。
飲酒運転の取り締まりがここまできつくなったのも昔は少しは呑んでても大丈夫な範囲で本人が節度と自覚を持ってやってたのが、今はその節度が失われ、おまけに飲酒運転がばれるのが怖くてひき逃げ、常にその場しのぎ。
責任を持って生きていない。
「責任を伴わない自由は本当の自由ではない」デモクラティックスクールの創設者ダニエル・グリーンバーグさんの言葉。
逆にほんとに自由に生きてたら周りの人やモノを大切にするだろうし、自分も大切にして、周りに流されたり、自分を押し殺したりはしない。
自由と責任。
これは早く手に入れたい。
もちろんこれでよし、という終りはない。
どんどん自由になっていこう!
  

Posted by 陣 at 07:29Comments(0)廃材ハウス

2008年04月16日

井戸水の検査と骨董品









昨日は月に2回の保健所の水の検査日。
朝8時にポンプでしばらく汲み出す。
保健所指定のポリ容器3本に入れていく事になってる。
よーし、と気合を入れ、水を入れ、保健所に向かう。
9時からなのですぐさま行き検査料5180円を払う。
一週間後に郵送で検査結果が知らされる。
何か受験発表を待つようなドキドキ感。

午後はある旧家の蔵の中に眠っている箪笥をもらえることになってるので多度津という隣町の古い町並みの家を訪ねる。
ほんとの土蔵。
分厚い土壁に漆喰の立派な蔵が3つも。
親父の知り合いで、親父も古い家具をいろいろ貰ってる。
江戸時代からの家だとか。

暗い蔵の中にはあるわあるわ、古い家具がひしめき合っていた。
でっかい布団箪笥を親父と二人で苦労しながら引っ張り出す。
何と横幅190cmもある超特大サイズ。
新しい家に布団を収納する所が欲しかったので、大きいのは大歓迎。
中に入ってた新聞は昭和3年。
これから戦争に向かって行く情報がこれか!?と思われる。
だって戦地の情報などイラストなんやで。
後、宣伝の中心が薬というのも驚いた。
これから西洋医学が一世を風靡しようとする矢先なのだろう。

うって変わってこれだけ情報がたくさんある現代だが、ウチの国の方向はこの頃と近いように思えた。
仕事をしないといけない、学校に行かないといけない、借金をしないといけない、返していかないといけない、ねばならないばっかし。
忙しすぎ、ストレス、面白くない、感動しない、大人も子どももそんな毎日。
で、結局政治などには無関心。
むしろ自由に楽しく感動する毎日を送り、政治や国際情勢、ましてや戦争などに関心を持つのが当たり前。
だってウチらの生活の表と裏やから。
みんながケータイを買い替えまくるから、アフリカで希少金属のタンタルが採掘され、アフリカで紛争が起こってる。
自動車と電化製品のお陰で温暖化が進み、中国の砂漠化、オーストラリアの小麦不作。

ほんまに何が楽しいのか、何が幸せなのか?
きまっとるやろ!
みんなが好きなことして楽しく毎日生活できるのが幸せ。
もちろんしんどい労働も伴う。
洗脳され、お金を貰い、楽をしてもそれは偽の幸せでしかない。
幸せになろう。
気合を入れて、覚悟して!
  

Posted by 陣 at 05:41Comments(1)廃材ハウス

2008年04月14日

廃材天国







蛇口を磨き終え、早速取り付ける。
風呂なんか超ゴージャスに見えるのがおもしろい。
ぜーんぶ廃材でも、ホーローの五右衛門風呂に御影石張り、蛇口は真鍮製と活字にするとカッコいい。

自休自足っていう雑誌、知っとる?
給が休になっとる。
久々に立ち読みしてたらハセヤンのカナディアンファームが載ってて、3年前から(僕が訪れた)すればめっちゃ進化しとるー。
すでに3年前でも5,6棟でっかい建物があり、燻製室、石窯、レストラン、ツリーハウス、その周りを森が取り囲む。
外人も含め、10人程の居候達と共に朝6時頃から夜までハセヤンはほんとに仕事が楽しそう。
レストランで常に石窯のパンやローストチキンなどを出して営業しながらも、新しい家作り、畑仕事、燻製、よその家の解体、伐採、、、といろーんな事を同時進行。
ハセヤンの夢がそのまま具現化してるような場所。
自休自足によるとまだまだ今後の展開に新たな構想があるようで楽しみ。

僕は1年置いて2度訪れてる。
一軒目の家や工房が完成した後に。
何しろハセヤンの著書「廃材王国」で僕は自分で工房や家を建てようという勇気をもらった、8年前だった。

「廃材王国」はノウハウじゃなくハセヤンという男の生き方、価値観を見せつけられる本。
家の作り方や燻製の作り方を教えたいんじゃない、何でもやりゃあで出来るんだという事を伝えたい、と。
そりゃあワクワクした。
見事に僕にはカナディアンファームの空気がフィットした。
何年も弟子をした訳じゃないけど僕の師匠。

見事に一軒目も完成し、5年後の05年から2軒目に着工。
そして完成を迎えつつある今、廃材ハウスで自給自足をしながら僕も「自分の楽しい事で周りのみんなも楽しくなり、他の国や地球にも負荷をかけないライフスタイル」という事を伝えたい。
僕はハセヤンだけでなく、僕が感動した生き方をしてる人たちに出会い、今の生き方になってきた。
アウトロー陶芸家の小向さん、地球村の高木さん、自然農の福岡さん、、、。
みんなスイッチの入る所が違う。
自分が感動する、これがキーワード。
すんげ~~~と思う人に出会う事。
まずは本やHPからでもいい。
そして自分にフィットする部分を取り入れればいい。

で、うちの家の屋号を廃材王国から頂き、「廃材ハウス」改め「廃材天国」に。
天国を創る男、てんつくマンも偉大な同士。
何の価値のない廃材でも、僕のアイデアで毎日作業してたらステキなものになる。
廃材の天国、廃材で天国。
ビバ!廃材天国。

  

Posted by 陣 at 07:21Comments(0)廃材ハウス

2008年04月13日

水洗金具に閃いた!





こないだから訪れる人たちに「水道の蛇口余ってないかなー?」と声をかけてた。
時々来てくれる大工さんが3個。
同級生が「アニキの家解体した時の鉄系の産廃業者に聞いて見るわ。」と言うてくれ、3個。
今配管してる蛇口の予定は6つなんで丁度揃った。
一個、1~3千円ぐらいするもんなー。
特にキッチンの混合栓のかっこええ奴など5万以上。
ステンレスのピシッとした蛇口には憧れる~。

そこで、この中古蛇口をいかにカッコよくするか?
キッチンだけは本体は中古の中でもメッキがピカッとしてるのを採用し、捻る所をレバーに、首も長くてフレキシブルな部品に、どちらもホームセンターで買う。
ちょっとカッコよくて機能性を重視した。
もちろんシングル栓。
うちはお湯は出ない、当たり前。
ホームセンターの水道コーナーのINAX、SANEI、カクダイなどのメーカーのカタログをくまなく見てると、ガーデニング用の真鍮の蛇口や茶室用の銅のそれは5千円以上もする。
そういえばうちの中古品のメッキが剥がれつつあるのは真鍮みたいなのが見えてたな。
とジスクグラインダに付ける60番の磨くパッドも買う。
早速帰ってメッキを剥がすと、あ~らオシャレ。

上の捻る所のデザインがありきたりなんで、これもジスクグラインダで削ってデザインを変えよう。

メーカーのカタログ見てて思ったが、この水周り関係ってすんごい部品が高い。
すぐに何万台。
しかもその上に設備屋さんが上乗せして、更に工事の人件費。
なんでもね、カタログの値段ってめちゃくちゃ上乗せしとんやって。
いつも行く金物屋ではマキタは3割引き、日立は3割5分引き。
厨房機器のテンポスでもカタログから4割引き。
これが普通らしい。
電気屋でもスーパーでもセールで安くしてなお且つ利益があるような値段設定にしてある。
ということはメーカー希望小売価格通りに百貨店なんかで買い物をするのは愚の骨頂。

貴重なお金ぞ。
これほんまにいるんかな?と良く考える。
どっかに眠ってないかな?とあちこち声を掛けまくる。
ほんと世界一金持ち(借金で)なこの国では使えるモノが山程捨てられてるぞ。
そのお陰で一切正規の材料を買わずに家が建つ。
もちろんキッチン、トイレ、窓、風呂、陶芸の仕事場、子どもの遊具、、、。
超ラッキー!
  

Posted by 陣 at 06:06Comments(2)廃材ハウス

2008年04月12日

やむを得ず冷蔵庫は買う







おととい加工した角材のカウンターをビス留めし、多少のガタつきを削り、角を落とし、仕上げにオビールサンダ(紙ヤスリを電動でかける機械)をかけてツルツルに。
こんな仕上げも一軒目じゃあ絶対にせんかったもんなー。

昨日はシンクの奥の出窓の部分をステンレスの作業台と水平にする為のワクを作った。
この上に風呂で使ったアルミの板を張る。
シンク両脇の作業台に洗い物が山盛りになるのは何をおいても避けるべきだ。
ステンレス製のバットの上に水切りカゴを置いて出窓に置く。
もちろん自然乾燥。
うちの食器は(つるっとしてるのもあるが)フキンで拭くのに適さない。
それによく考えればすぐにフキンで拭いたり、食洗機でも熱で乾燥させたりとすぐに食器棚に仕舞うのは食器の山を作るよりはずっと良い事なんだけど、やっぱりなくていい物や工程はない方が楽。
そこでこの出窓が水切り仕様になってたら、食器はおろか調理中に洗ったザル、ボウル、鍋、ブレンダーの部品、と何でも逆さまにしてここへ置ける。
ステンレスのザルやボウルはサイズごとに数種類ずつはないと作業にさしつかえる。
鍋もたくさん、圧力鍋、土鍋、蒸し器、中華鍋、フライパン、バット、包丁立て、調味料ラック、レードルなどの小物類、、、。
と、僕だと欲張りに一通りないと効率が悪く嫌なのだ。
もちろん僕のやり方をみんなに押し付ける気はないが、この「気持ちよく作業できるキッチン」があるとほんと毎日の料理が超楽しい。
でも一般のキッチンだと狭すぎて何でもかんでもは置けないという矛盾がある。
一般の家のキッチンに対する思い入れが軽視されてるからだろう。
まあ、とにかくセルビルドっちゅうのはオール自由に自分の使いやすいように設計できるのよ。

タイトルの冷蔵庫だが、めちゃ悩んだ。
もちろん冷蔵庫も廃品で、と行きたい所なのだが最近の冷蔵庫は省エネ化が著しい。
タダの古い冷蔵庫と最新の冷蔵庫では何年かすると電気代に大きな差が出る。
それにここへ来てほぼ冷媒がノンフロン化された。
この電気=石油→温暖化、それにフロンのオゾン層破壊と代替フロンの温室効果の問題がようやくちょっとだけ前に進んだ。
といっても、電化製品をどんどん作り、どんどん消費する今のライフスタイル自体を改めないと根本解決にはならない。
あっこちゃんの要望はできるだけ小さなものをと。
そこでトータル的に断腸の思いで新品の2ドアもちろんノンフロンのものに。
普通の家庭のと一人暮らし用のとの中間的大きさ。
値段はセールで4万円台。

もちろん基本は冷蔵庫に頼らない自給自足が目的。
でも作ったものや調味料を入れる最低は必要。
一般の生活からかけ離れた原始生活をしたい訳じゃない。
より多くの人が「ええなー、うちもこの部分は取りいれよっと。」と気軽にマネ出来る事もいっぱいある。
そんな事を提案出来るのが廃材ハウス。
この夏には氷を作ってスムージーも飲みたいしねー。

  

Posted by 陣 at 07:06Comments(0)廃材ハウス

2008年04月11日

カウンター斜め切り~







シンク両サイドのステンレスの作業台は固定した。
更にそのカウンターの両サイドの壁は斜め45°になってる。
その壁とステンレスのカウンターの間も水平な台状にしようとする。

薄い板じゃおもしろくない。
3寸五分(10、5cm)の角材を数本見繕って加工する。
角度がマチマチなんで薄い板で定規を作り、それに合わせて丸鋸でカットしていく。
それでも一発でピシャッと合う時ばかりじゃない。
ズレた時は少しづつ削るようにして合わせてゆく。
これでも腕が上がってきてるのか、全く合わないという事態はそうそうない。
それに道具が最高。
一軒目の時はもらい物のマキタってカタカナで書いとる古~い丸鋸だったが、去年マキタの最新の電子丸鋸を新調。
まず、むちゃ軽い。
切ってる鉛筆のラインの所がLEDライトで照らされながらおまけにエアでラインの上のゴミを吹き飛ばしながら切ってゆく。
電子制御なんで必要な時にトルクが発生するようになってて、ストレスなくサクサク切れる。
もちろんチップソーは定期的に金物屋に研ぎに出す。
まあ一応ここまでやればプロと一緒。

この木の棚の上の斜めの壁にも奥行きの狭い細い棚をたくさん付けてハーブ、スパイス、調味料類の小瓶を並べられるようにする。
後、上の方にはステンレスの吊戸棚を付けて、乾物などの食材の収納庫にする。

いやー、キッチンは楽しいねー、一番。
使うのを想定しながら作るんでどんどんアイデアが閃く。
もちろん何処もそうなのだがキッチンは毎日何度も使う貴重な仕事場。如何に能率よく、気持ちよく作業が出来るかが問われる。
プロと素人の違いはその思い入れだろう。
もちろん素晴らしいプロもお座なりなプロもいれば、うちのように徹底的にこだわる素人もいる。
うちは店は出さない。
お金の為と割り切ったメシを作るんじゃなく、ほんとに家族や友達の為には労力はいとわない。
冷食や加工品、まして味の素や本だしなどで誤魔化した料理を食べてて幸せになれるはずがない。
一見幸せと本当の幸せの違い。
一口食べておいしいのと、毎日食べてほんとに滋味深い味の違い。
この毎日の食事によって僕らの身体も精神も美しく健康になれる。
うちは菜食主義じゃないが、基本は玄米菜食。
肉や大きな魚は買わない。
玄米、野菜、豆、自作の漬物、味噌、海藻、乾物、無添加の調味料、小魚、と基本は昔の伝統的な日本食。
もちろん和、洋、中、エスニック、といろんな味付けの出来る調味料も揃えてる。
トマトケチャップも自作、マヨネーズは豆腐とオイルで、ホワイトソースは豆乳、ソースは醤油と玉ねぎベースで煮込む。
という具合に我慢したり嫌々自然食をやってる訳じゃない。
手作りって明らかに贅沢、その方がトータルでの満足度も高い。

昨日初ワラビ、これは灰汁抜きしたワラビを醤油とゴマ油で和えたもの。
今は王越(坂出)産の生ワカメも毎日のように食卓に登る。
この料理部門はあっこちゃんがブログをつけてくれると一番いいんだが、、、。
僕が毎日の料理を全部書くのは割愛した方がよさそう。

  

Posted by 陣 at 06:31Comments(0)廃材ハウス

2008年04月10日

換気扇が付き、キッチン進む







ガス台がアイランド型なのでレンジフードは空中に。
当然換気扇からダクトでレンジフードまで配管しないと。
ホームセンターでアルミで蛇腹の面白い資材を見つけた。

まず、土壁を換気扇の大きさ分壊し、穴を開ける。(写真1)
金物屋で0,35ミリの平トタンを買い、換気扇とダクトを繋ぐ為のボックスを作る。
この換気扇の部屋側に取り付けるボックスにアルミの管(直径20cm)が通る穴を丸く切り、蛇腹を繋ぐ。
そしてステンレスのレンジフードまで伸ばしてゆく。
このアルミの蛇腹ははじめ1mに縮んでるのをグイグイ引っ張っていろんな形に伸びる。
長さに余裕があったのと曲げ曲げが面白くなりグワッと曲げたデザインに。(写真2)
こういう仕事はほんまに楽しい。
作品やもん。
もうちょっとここのフォルムを、、、とかキリがないけど、時間を忘れて熱中してる。
そういう意味ではこの家自体が作品やな。

シンクの両サイドにもステンレスの作業台を設置。
業務用のはほとんど高さ80cmで設計されており、僕には低すぎ。
そこで、足の下に5cm分の石の部品をダイヤモンドの刃を付けたジスクグラインダーで加工する。
水平機で全部の台が水平になるように調整。(写真3)

おととい入学式だった野遊(のゆう)も昨日2日目、まだ授業も始まってなく、制服やランドセルが楽しいレベル。
学校が遠いので6時起き。
うちは僕が朝食当番なんで、僕の生活は今までと一緒。
  

Posted by 陣 at 07:16Comments(0)廃材ハウス

2008年04月09日

農地転用、固定資産税、建築確認申請

うう~、、、。
この堅い漢字を見るだけでも拒否したくなるが、そうはいかない。
で、昨日は建築士わきおさんと元税務課のよーいちくんを招いての勉強会。

僕は自分や家族、仲間がどんどん、国家とかお金、しがらみ、こーせんといかん、という囚われから自由になり楽しくハッピーに生きて行こうと思ってやってきた。
まずお金に縛られ、毎月の返済に追われ、したくない仕事(じゃんじゃんロクロひいて大量生産する)をしたくないから借金せずに8年前からパート1の廃材ハウスと工房や窯を手作りした。
大きいのは家、車、毎日かかる光熱費、食費、教育、保険、、、。
そういう根本的な部分(衣食住、医療、教育など)を自分の家族と仲間で自給していこうと言うのが「Big Familyプロジェクト」として旗を揚げた今の廃材ハウスパート2。

もちろん自分の持ち土地に自分の責任で建物を自力で建てる事自体がいけない訳でも、自給自足がいけない訳でもない。
でも明らかに国家(特に日本)ってどんどん国民に生産行為をしてもらって税金を取って経済を回していこうという組織。
僕のやってる活動(生活)は全くGDPに貢献しない。
何も買わず、誰も雇わず、ローンもしないで家を建てる。
ここまでの規模になるとあんまし前例もないみたい。

で、まず十中八九家を見に来たおじさんが聞くのが(女性はあまり聞かない)「宅地にしとんか?」「建築確認は?」「固定資産税は払わなの」という話。
建築確認に関しては建築士のわきおさんや近所の大工の棟梁にも聞くが、「我々業界に対する行政側の規制やから陣くんには関係ないで。」と言う。
確かに建築業界に対しての風当たりは今強い。
なかなか確認申請が下りないと言う。
後、農地を宅地に転用する手続き。
これはしないといけない。
ところが建物が建った時点でそれが出来るらしい。
普通、工期がいつからいつまでで、完成予定図があって、完成すれば、、、という順番。
うちはいつ完成???完成予定図?設計図もないで。
もちろん宅地(家が建ってるんで当たり前)にしてそれなりに掛かってくる固定資産税なども当然払わなくてはいけない。
ここでも家が完成して土地の税が決まったり、まず市の税務課の人が見に来て査定してもらわないといけない。
ところが、かれこれ3年程作ってるがまだそういう人は来ない。
とにかくよーいちくんによるとこういう普通の分類にあてはまらないものは超やりにくいんだと。
僕はごねたい訳でもなく、むしろ税務課の人にいろいろ教えてもらって払うものは正直に払おうと思う。

わきおさん曰く「ここまで目だってくれば、そういう部分に突っ込みを入れる人は絶対出てくる。でも陣ががんばっとる所や親父やじいちゃん、近所付き合いといろんな点でみんなも認めてくれる人の方が多いけん問題としては扱われてないやと思うぞ。」
秋山家が近所から嫌われててたらとっくに何かは言われてるぞと。
確かに去年死んだじいちゃんや今現役の親父には感謝してもしきれない。
先代がそうやって秋山家の伝統を作ってきてくれ、近所でも常に世話役的立場、みんなに慕われるじいちゃんや親父。
僕のやってる表面だけ見ると超過激。
でも現場にはいつも近所のおっちゃん、ばあちゃんが「でっきょんなー。」と遊びに来てくれる。
みんな無条件で認めてくれてるのはじいちゃんや親父のお陰。

ほんまに、ほんまにありがたい。
ありがとう!じいちゃん、親父、ひいじいちゃんやもっと昔の先祖様。
  

Posted by 陣 at 05:57Comments(0)廃材ハウス

2008年04月07日

レンジフード完成





高い天井から3分のズンギリでステンレスの箱を吊るす。
ナットで固定はしたものの触るとフワフワ揺れる。
このレンジフードに隣接して木製の棚を作り、それに固定しよう。
空中に棚があり、鍋が置け、レンジフードの淵にレードル類が掛けられる。
この空中収納は絶対便利。
洗い物が終わったらすぐにその場所に置けるし、使うときにもドアや引き出しを開けて探さなくていい。
それと重要なのは、とにかく作業台の上には何も置かない。
常に何もない作業台にさっとまな板や今使う調味料などを出して広く気持ちよく使いたい。
作業台の上が洗いかごや鍋やボウルやザルに占領されてるのはもっての他。
極端かもしれないが僕は毎日使ってて、キッチン程うまくデザインして設計されて、使う人の気にいった道具が整然と並び美しければ、毎日超ワクワクして料理できると断言できる。
まあ男はすぐ道具やスタイルに走るからねー。
あっこちゃんはその点「あるもので工夫する」のが楽しいと。

今日は換気扇を取り付けよう。
もらってベトベトのまんまの換気扇が出番を迎えた。
まずは重曹で磨くか。
  

Posted by 陣 at 07:03Comments(0)廃材ハウス

2008年04月06日

やっとお待ちかねのキッチン作り







昨日の午前中には脱衣場の壁が終った。 (写真2)
左下が五右衛門風呂の焚き口。
写真1は脱衣場の床。
この材料はガラス屋の友達がたくさんくれた。
昔の材料で、アルミのドアやサッシの上下がセパレートになってる部分の特に下部分によく張られてる。
厚さは3ミリぐらい。
ベニヤ板の両面を薄いアルミの板でサンドイッチにしてある。
現在はプラスチックの板をアルミで挟んである。
在庫してたこの板が今では使えない=産廃→廃材ハウスへ、とウチに来てくれた。
丸いドアは新品。
ある工務店が潰れて「残っとるの何でも持って行ってええよ。」といろんな材料や道具を貰って来た中に新品の材料もたくさんあった。

そして午後からはいよいよ待ちに待ったキッチン作りへ。
とりあえず業務用でステンレスの作業台を並べてみる。
これらは高松の厨房機器専門の中古屋で以前からチェックして買い集めておいた。
一つ1万ちょい。
他の所だと絶対に材料など買わないし、いかに廃材でオリジナルで創り出すかを楽しむのがうちのスタイル。
もちろんキッチンにおいても基本はそうなのだが、この業務用の作業台やでっかいガスレンジ、もちろんキッチン道具は妥協できない。
何より僕の唯一の趣味が「料理」(ほんまに他に趣味ってない)やから。
高松の中古屋は「テンポスバスターズ」という全国チェーンの店だ。
滅多に行くこともない高松だが、何かの用事で出かけて時間があればここへ通う。
何しろ中古なんでちょくちょく行かないと掘り出し物に出会えない。
包丁や銅のおろし金など中古で出ないものは新品を買う。
道具は値段に見合った仕事をする。
5千円の包丁と2万円の包丁では僕の理解ではその差は4倍では効かないようにさえ思える。
毎日しかも一日何度も使う道具は特に本物である必要がある。
なにしろ作業して気持ちいい、感動する。
たまに研ぐのさえワクワクする。
このワクワク感は本物にしか出せない。
よもや100円屋の道具などは子どものおもちゃにもならない。
うちでは子どもにも大人と同じ包丁や金槌を持たせる。
うちの事をよく知らない人に誤解されないようにしておかないといけない。
よく「お金がないから自分でやってるんです。」昔言ってたこともあった。
でも現実は違う。
お金などあろうとなかろうと、この自分のしたい事を毎日出来るライフスタイルは僕の選択で実現しただけ。
仮にお金が出来ても3ナンバーの車や茶色いバックはうちには必要ない。
そうやってウチのライフスタイルとして必要か不必要かで選んだら安くても使い捨てのものはいらないし、添加物入りの偽の調味料も買えない。
要は100円の価値もない物には100円すら払えないが、三河本味りん一升2500円は適正な値段やから払う。
その選択で生活してたら、あいかわらず月にいくら収入があったが計算しないが、少しある貯金も減らずに生活できてる。

すっかり話がそれたが、最後の写真はアイランド型に配置したガスレンジの上に戸のない吊り戸棚を横に使い、レンジフードにするべく仮のワクを作り、そこに乗せて天井から吊るして固定する。
もちろん壁まで距離があるので壁に換気扇を取り付け、アルミの蛇腹になったダクト用の資材でレンジフードと換気扇を繋ぐ。

今日は午前中作業して昼は近所の青年会(獅子組)のお花見。
丁度今満開。
  

Posted by 陣 at 07:08Comments(0)

2008年04月04日

風呂の脱衣場作り






さあ配管工事も終り、五右衛門風呂は出来たが脱衣場が床と壁を残してるんでそれにかかる。
これまた何年も寝かしてるフローリング用のボードを使う。
合板だが厚みが18ミリもありしっかりしてるし、めちゃキレイ。
ギザギザのデザインで本ざね加工がされており、ぴったり張らないと隙間があくので超はりにくい。
もっとも壁だけ先に出来てるもんで、普通は床が先なのでこんなに張りにくくはない。
別にいいじゃーん。
壁作った時には床に何張るか決めてないんだもん。

あっこちゃんもにこちゃんと共に現場に来て、掃除をしてくれる。
昨日は偽エレクターの棚の錆を真鍮のワイヤーブラシでピカピカにする。
野遊と土歩もワイヤーブラシにハマリみんなでゴシゴシ。

何とかゴマカシながら無理やりに床を張っていく。
少々の隙間や凸凹は何のその。
プロが見れば「!!!???」。
そんなのかんけーねー!
多少は我ながらむちゃくちゃしよんなあと反省もする。
最後がまた凄かった。
フローリングが本ざね加工(板の断面がオスとメスになってる)なんで横から差し込むようにして入れないと入らない。
ところが壁は出来てる。
最後の部品がどうしても入らない。
うーん、壁をのけて入れるか~。
いやー、それは、、、。
張ってる方のフローリングをバールで持ち上げ、ゴムハンマーで叩いて無理やり入れる。
少しはフローリングが傷みながらも入った入った。
こういう時が「やったー!」と嬉しいね。
ほんとは無理なのになんとかなった、みたいな。
キーワードは「常に仮になんとかする」。
後で問題があれば直せばいい。
問題もないのに「ちゃんとしとかんと10年後に、、、。」とか考え過ぎー。
9年ぐらいして考えて、また動けば充分。

  

Posted by 陣 at 06:21Comments(2)

2008年04月04日

配管工事大体終了








大体の配管は終わった。
塩ビのパイプに継ぎ手をボンドでくっつけるとほんの何十秒かで動かなくなりやり直しが効かない。
角度なんかでつじつまが合わないとガスバーナーでパイプを炙って曲げる。
とにかくどの工程も「なんちゃって」なんで超テキトー。
とにかくやってしまえばなんとかなる。
少し進むとまたその先が見える。
その繰り返し。

あっこたちゃんとちびっこたちも現場に来て一緒に手伝ってくれる。

井戸の中も作業中に入ったゴミを取りに入り、掃除する。

夕方北海道から香川に移住してきた千鶴子さんのお姉さん一家がこれまた北海道から四国旅行に来ており、特にお姉さんがうちのライフスタイルに興味があるらしく寄ってくれた。
田舎の広い庭付きの家を最近建てて、菜園に力を注いでるそう。
「家庭は女性が元気で好きな事出来てりゃうまく行くのよ!旦那はついてくりゃいいの!」とめちゃくちゃな元気姉さん。
旦那も笑いながら「勝手に家もこいつが決めとったからなー。」と。
ストローベイルハウスのワークショップにも夫婦で参加されたと。
北海道にゼヒ来て欲しいと。
僕が行ったら富良野の黒板吾郎の家を見たいと言うと「全然こっちの方がかっこいいわよ!」と。
廃材なんだろうけど、プロがやってるんでキレイ過ぎて味気ないんだと。

最近一人も来ない日ってほんまにないなあ。
彼女ら以外にも同級生や近所のおっちゃんが「進んどるの~。」と様子を見に来てくれる。
そう言う時には「今○○探っしょんやけどなー、どっかにないかなー。」と言っておく(常に何かは探してるから)。
みんな作業の手を止めて悪いなあと言うが、こんだけ来てくれて有難いこっちゃ。
しかもその中には手伝いたいと言うてくれる人もおるし。
廃材ハウスの存在がそんだけ引き寄せるパワーを持って来た証拠。
僕はあの家に作らされてるのかもしれない。
  

Posted by 陣 at 05:12Comments(0)

2008年04月04日

ワクワクハツリ






配管の続き。
ちゃんと13ミリから16ミリに買い換えて。
この深さも一般的には20cm埋めると言う。
一軒目の家の時なんか塩ビのパイプが隠れる程度しか埋めてないけど凍ったりしてないもんな。
一応10cmは埋めようか。
溝を掘って、塩ビのパイプ置いて、継ぎ手類をボンドで取り付けていく。
簡単な工事だが、一度ボンドで固定してしまうとやり直しが効かない上に蛇口の位置も決まってるんで少しのズレが重なると後でややこしくなってくる。
いい調子でどんどん進んでいく。
が、電柱の根元(基礎にコンクリートを流した)からパイプを立ち上げる部分があって、コンクリートが邪魔。
ああー、ハツリ(削岩機)があったらなー。
で、すぐ近所の同級生で土建屋の社長に電話。
「ああ、今使いよらんけんええよ。」
すぐに取りに行き、ゴーグル装着でスイッチオン。
ヤハハハハハーーーーー。
めちゃくちゃ楽しい(のは僕だけ?)。
すんごい重い機械だが、その重みと振動でじゃんじゃんコンクリートを破壊する。
気分はアルマゲドン。

しかしこのコンクリート、ポンプ車乗ってる知り合いが「余ったきん持て行くわ。」と1輪車にして30杯ぐらい流しこんだ。
何でも国道の工事の生コンは特別に強いらしく、ハツリで破壊すると断面がグリーンだ。
国の工事は金かけるんかなあ。
でもしょっちゅうそんなに生コン捨てるのがもったいない。
1立米で1万4千円はする。
うちは有難いけどな。

何でもすっごく大変な作業とか、映画のワンシーンとダブらせるとワクワクしてくる。
僕の大好きなのはミッションインポッシブル。
誰しも映画観て感動するシーンて超大変な困難を命がけで乗り越えていくところ。
ちょっと大袈裟だがそういう風に「大変やー。」と思うより「スリリングやー。」とワクワクした方がええやん。
マゾとか言う人もいるが、僕らのDNAには命がけで物事に立ち向かい、営々と生き延びてきた人間のスピリットが入ってる。

という事でベータエンドルフィンやアドレナリンが分泌され、ハイになり超ワクワクして作業できるのは極めて自然な姿だ。
とこじつけよう。
  

Posted by 陣 at 05:00Comments(0)

2008年04月04日

井戸からの配管工事






昨日から配管の段取りを考え塩ビ管や継ぎ手類をホームセンターへ買いに行く。
水道のパイプだけはまだ塩ビやねー。
あらゆる所で塩ビはなくなっていくのに。
ざっと計算して買う、足りない部品はまた後で、5000円程。
安いなー、ポンプがタダで配管材料が5000円、工事も2、3日あれば終わるだろう。
給水は井戸、排水は田んぼ。

で、井戸からの給水は20ミリのパイプ、末端へは13ミリの一番細いパイプを準備。
朝からよく来てくれるおじさん常連組が入れ替わり立ち代り3人もやってきて「13ミリでは細過ぎる、16にせんと!」と口を揃えて言う。
僕は大抵「こういう風にせないかん。」という常識(特に見た目やこうするものと言う変な常識)に違和感を覚えると、自分の感覚で「まあ、これぐらいええわ。」と勝手に考えて突き進む。
ところが今回は水道でなく、井戸なんでポンプは圧力を感知すると止まる自動のセンサーが付いており、細いパイプを長く配管した際には相当圧力がかかるらしい。
そこはさすがに僕も機能的な所なんで考え直し、13ミリのを返品して16ミリに買い換えることに。
一日に3回も言われたらなー。
それと誰も何も言ってくれずに13ミリのまま工事して後でやりかえるハメになる事を考えたらめちゃありがたい。

と、柔軟に考えよう。
何も徹底的に反抗したい訳じゃない。
普通に機能として「住める家、使える家」が出来ればいいだけ。
あまりにも現代の日本の家には無駄や変な所が多過ぎる。
そこへ「別にこれでえんちゃうん。」とやってるとめちゃ目立つ。

でも「台風が来たら、地震の時は、、、。」と心配しだすとキリがない。
心配はいらない。
台風で飛べば直せばいい、地震で潰れればまた建てればいい。
もちろん自分が下敷きになる事は想定されてない。
というかこんだけ自身満々でやってると悲惨な目に遭うのもネタという事でOK。
その波動が僕を助けてくれる(断定)。
  

Posted by 陣 at 04:50Comments(0)

2008年04月03日

井戸ポンプあり


もう井戸からの配管を考える。
電動ポンプをどこで買うか一軒目の家の土地のオーナー河野さんに電話。
うちに使いよらんのあるでー。
いつでも取りに来な。
!!!
来たーーー!
やった、やった、買えば5万はするだろうポンプがタダで手に入った。
早速取りに行く。
一応電源を入れるとモーターは回ってるが、何年も置いてたようなんで実際据えてみないと分からない。

あっこちゃんが現場で窓拭いたり、掃除をしてくれてたんで「ここはどうしょうか?」「あそこに棚がいるな。」と作業しながら打ち合わせ。
実際にその現場で打ち合わせをするのは凄くいい。
自分の中での画像がハッキリと見えてくる。
インスピレーションとかいうのも全然大袈裟な代物じゃない。
自分だけでもいつも作業中はそういう妄想というか想像をしてるが、つれあいのあっこちゃんと、ああでもないこうでもないと話してると「そうや、そうや!」と凄くヴィジョンが進む。
まあ、ほぼ僕とあっこちゃんがここを使うメインやから当然といえば当然なんやろけど。
建築士のわきおさん曰く。
施主は打ち合わせばかりに飽きて最後の方は投げやりになってくる人も多いとか。
そりゃクロスの色やフローリングの色なんぞいくら打ち合わせしたって楽しい訳ないやん。
使う用途よ。
家も使う為のツールやから「こういうライフスタイルやからこう作る。」そして自分の思い通りに使う。
廃材王国のハセヤンの言葉に「ライフスタイルをセルフビルド出来る人が少ない。」とあるが、全くその通りだ。
もちろん勤めに行く事が悪い訳じゃない。
それが本当に自分のしたい事ならどんなスタイルでもいい。
自分の好きな事、したい事、それが毎日の生活やで。
仕事=遊び=生きる。
う~ん、こんなにシンプルな事なんやけど、一般的には理想論としか捉えられんのかなあ。
世界の頂点とかは誰でも到達できんかもしれんけど、自分の納得する自分には自分でそうなればいいだけやから誰でもがなれる。
学校教育とテレビや新聞、お金がないと生きていけない、などの洗脳から自由になりさえすれば。
  

Posted by 陣 at 07:22Comments(0)

2008年04月02日

井戸小屋作り

井戸の上の小屋作り。
オイルの20ℓ缶を5個据えて、そこにまた燃えた柱を突っ込んで5角形の小屋にする。
僕が柱を立ててる間にケンちゃんにコンクリートを練ってもらう。

何と午後から親父の友達の篠原さんも手伝ってくれ、ケンチャンと僕、3人で作業。
段取りよく進む、進む。
五角形の台座にフラットに角材を並べ、その上に土を盛り上げ、草を生やそうと。


以前2階建ての方の屋根に畳を敷き詰め、少しの間は草屋根になったが、雨がコンスタントに降らないとすぐに枯れてしまうのと、畳が半年もすると、ボロボロになってしまう。
今、そこは板葺きにしたんで、草屋根リベンジ。
6時過ぎまでやって五角形に角材が並ぶ。

早い、早い、水平も垂直もなーんにも見てない。
超テキトー。
やりながら浮かんで来るアイデアをみんなで出し合いながら「ここはこうしよう。」と流れにまかせ、進んでゆく。

この平らな台にビニールシートを張り、淵に角材を置き、土を盛り上げる。
そこへ草が生える。
いやー、楽しみやな~。
  

Posted by 陣 at 06:57Comments(0)

2008年04月02日

屋久島からの旅人と井戸作り




去年の夏、一週間くらい手伝ってくれたエバちゃんの紹介で屋久島からケンちゃんが来る。
ケンちゃんは縄文杉など、屋久島でエコツアーのガイドをしてる。
「森の旅人」という屋号だ。
早速ネットで見てみると写真が凄くいい。
まったく縁のない地への観光旅行はするつもりがないが、このケンちゃんとのご縁は屋久島へ行く可能性を作ってくれた。
ケンちゃんは40日間屋久島を離れ、歩き遍路の旅を計画。
で、エバちゃんから聞いてたウチにゼヒ来たいとメールをくれてた。
ウチに来て「もうここに出会ってしまったから88ヶ所は回れなくてもいいです。」と77番まで回ってるのに27日までうちにいて屋久島に帰るそう。
「ゼヒ手伝いたい!」と。
というかBig Familyプロジェクトに大いに賛同してくれた。
将来彼も屋久島でそういうのを考えてたみたい(彼のは「アート村」というエコビレッジ)。
ケンちゃんと井戸の石垣作り。
60cmのコンクリート製の井筒が7本で丁度地面すれすれまでだったんで、もう一本井筒を足すよりは石で作ろうと考えてた。
下の方は井筒の周りに砕石を入れて埋め戻し、上の1mだけは雨水が入らないように粘土で密閉する。
その粘土があまり乾かないのでしばらくほっておいた。
粘土はまだべちゃべちゃだったんで、薄く砕石を入れてその上にデカイ石を据える。(写真1)
重機も使うが、ケンちゃんと二人だったんでバールで微調整したりが段取りよく進む。(写真2)
ケンちゃんが言うのに、こういう労働を手伝えば宿と食事を提供しますと言えば若いお遍路さんは絶対来るよと。
いわゆる善根宿(無料で泊まれる)とは少し違うが、ケンちゃんも初めての土木作業で「ここの作業は貴重な体験だ。」と。
WOOFもお遍路さんもいいのだが、全く知らない人がじゃんじゃん来てくれてもなあ。
今でも入れ替わり立ち代り誰か居るもんなあ。
今の、口コミで友達の友達と言うのは全然問題ない。
まあそう宣伝しまくらなくとも今の流れで来るものは拒まずでえんちゃうかなあ。
そうこうしてるうちに夕方には完成。(写真3)
廃材の石と井戸堀りの時出た河原の丸石との組み合わせがなかなかいい。
この上には小さな小屋を作り、ツルベを付けるんやー。
  

Posted by 陣 at 06:47Comments(0)