2013年07月26日
新廃油タンク
ある工場からタンクが来た。
天ぷらカーの燃料である、廃油をストックするタンクにするために。
鉄管の配管材料を用意する。
こういう、絶対に必要な製品は金を使う所。
素晴らしい精度の工業製品はその価値からすれば、値段は超安いもの。
こういう、「どこに金をかけるか?」は同じ自給自足系でも、個人の好みの別れる所でもある。
バルブは「ストップバルブ」じゃなく、「ゲートバルブ」を使う。
ストップバルブは普通の水道のコマみたいなゴム製のパッキンが入ってる。
植物油はそういう部分を侵食する。
ゲートバルブは真鍮製のゲートの開閉なので、大丈夫。
まず、ホールソーで段違いに穴を開ける。
下のはオリを捨てるのドレン。
上の穴から燃料用の廃油を取る。
ステンレス製のバルブ取り付け金具をつける。
角材をチョンチョンと切って、タンクの台を作る。
下にペール缶を置いて油を出すのでこのぐらい上げておく。
シールテープを巻いてしっかりとバルブを取り付ける。
ベニヤ板をジグソーで切って、ザルを置く。
ザルはキッチンでよく使われてボロくなったのを使う。
このザルが天カスなどの一時濾過。
二号タンク完成。
道具小屋には一号タンクがあり、狭くなるので、作りかけの倉庫に置いた。
こちらが一号タンク。
今回来た廃タンクをフル活用すれば五号タンクまで製造可能。
一つ200ℓなので、1Kℓまで溜められる。
廃油は週に一度はどこかの店に回収に回るので、順調に集まってる。
8月には京都と滋賀まで旅に出るので、走行距離を計算してポリタンクを何本積み込むかを事前に調べる。
屋久島に行った時は予備10本、室内のタンクを含めると11本持って行った。
11本で約2000㌔走れた。
残りの400㌔ぐらいは軽油で帰ってきた。
今度の旅は近いので、そこまで要らない。
日々廃油で走る天ぷらカー。
アクセル踏み込む時に、「廃油が燃えてる。」という実感があって、超気持ちがいい。
この季節は暖気のための軽油もほとんど使わない。
従って、ガソリンスタンドに行くのは、「何ヶ月ぶりやったっけー?」という頃になってから。
梅の土用干し。
この干す前のもトロリーンとして美味しい。
梅も切干し大根もこのコンテナで干す。
これはユリの球根が入ってたもので、ユリ農家に行くとジャンジャンもらえる。
廃油も梅干しも毎日必要な大事なもの。
自分が必要なものは自分で責任を持って集めてくるなり、作るようにする。
大事なことには労力をイトワない。
と言うたって大したことのない軽い作業。
ちょこちょこっとした合間の作業で、自由な生活が約束されるのだ!!!
Posted by 陣 at 08:21│Comments(0)
│エネルギーの自給