廃材天国HP

2008年10月31日

廃材天国の財政

先日高松市郊外のスペース「わあい」でミーティング。
11/11(火)夜の7時から大村かずきさんのライブ。

メンバーは僕、わあい主宰のかずきちくん、まさ、徳島からかまどGoGoの青木夫妻、実りの楽園「四季」のガラムマサ(元スープカレー屋)、ヨガのいくえさん。
青木家と四季は薪生活の先輩。
みんなそれぞれに技を持ってるから、いろいろ出店でプチ祭りにしよう。
うちは中華まん「火土屋」で出店。
わあいのまさは天然酵母パン。
かずきちくんはマッサージ。
いくえさんもセラピー。
ガラムマサはスープカレー。
後それぞれの手作り雑貨なんか、うちは器。

一日マーケットで遊んで、最後が大村かずき。
かずさんは一軒目の廃材ハウスに7年程前に泊まってくれてて、ご縁ってスゴイねーと思う。

ミーティングの話題として、みんな好きな事して生活してるけどお金の問題が切実(当たり前)、、、という話で盛り上がった。

うちなんか以前「銭型金太郎」という番組に陶芸家ビンボーさんで出演した事もあるぐらい。
そん時は一軒目の廃材ハウス(01年から5年間住んだ)で家族5人。
相手が月いくらで生活してるんですか?と聞くから年収を割り算したら月8万やった。
電卓に陶芸の売り上げなどの収入を打ち込んでびっくり、0の月が2ヶ月も!?
あっこちゃんと二人で大笑い(本人が気づいてなかった)。
ここで笑えるあっこちゃんが元々ぶっ飛んでる。
一軒目の廃材の家の建築中(結婚前)「どうせ自分で家造るんやったら電気やガスや水道もなしのほうが楽しいんちゃう♪」とさらっと言った。
確かにその頃から自給自足への憧れはあったけど、半農半陶芸で暮らして行こうと考えた僕は「そんなん陶芸する時間やなくなるんちゃう?」
と不安で、電気や水道は自分で工事、ガスも引いた。

今の廃材天国。
一日陶芸体験、ライブ、イベント出店、陶芸の作品、かまどやピザ窯を作る講師として呼ばれたり、10万を超える月もたまにあるけど、全く安定性はない。
月にこれだけは決まってるというのはない。
反対に月に決まって出て行く支出も少ない。
借金、家賃なし。
ガス、水道なし(薪と井戸)。
電気はある(PC大事やし)。
電気代は毎月2000円を切る(熱系の電化製品がないから)。
ガソリン一万円ぐらい。
食費は塩、油などの調味料(自然食品屋の)に乾物で一万円ぐらい。
外食はしない(おごってくれる時はOK)。
スーパーの加工品、肉や魚も買わない(たまに魚は釣ったのをもらう)。
大人も子どもも服はもらいもん(靴下とかはたまに買う)。
病院は行かない(自然療法、梅肉エキス、ビワエキスとか作ってる)。
もちろん骨折れたりしたら行くよ。
収入少ないんで年金は免除。
国民健康保険は月8000円。
生命保険、火災保険はかけない。
ケータイは月4、5千円。
光ネットが月5千円。
車の上乗せ保険と車検を月に割り算して一万円程。
固定資産税は親父が払ってくれてる。

ありがたいのは先祖代々からのこの土地。
お米が自給出来、うちが建てられる。
両親も健在やし。
この辺りは都会から比べればどこも家、土地をたくさん持ってる大金持ち。
だったら好きな事をしたい。
誤解のないように言うとくと、親の金やどっかのパトロンの金で生活してるんじゃあない。
自分で生み出したわずかの収入で充分事足りてる。
家の材料(木やサッシ)、着る物、車、子ども用品、野菜、、、とお金を出して買わなくても頂けるもので超ありがたい。
こんな生活を8年もやってるのもあってみんな気にしてくれてる。
そのお陰で生活できてる。
そんなうちでも南米やアフリカの一日一ドルとかで生活してる人に比べると超大金持ち。
日本はまだまだ世界では経済大国やし、使えるものがじゃんじゃん捨てられてるからこそ出来る生活かもしれない。

くれぐれも言うけど、きちんとお勤めをして月3、40万で家や食べるものを買う生活を否定してるんとちゃうよ。
この日本の社会の中ではそれが常識やしね。
でも都会のワーキングプアじゃないけどお金一杯稼いでも豊かにはなれない事ぐらいみんな知ってる。

うちはヒッピーのコミュニティーでも宗教のサティアンでもなく、近所のみんなとも仲良くお付き合いさせてもらってる。
でもしがらみに縛られるのは嫌。
別に矛盾はしないよ。
法律やマナー無視してまでめちゃくちゃやるんじゃない。
ほんとに好きな事、自由な生活とは自分で責任を取れる範囲で地域のおっちゃんとも地球とも共生する生き方。

とか言うてもまだまだ模索中やからねー、うちも。
まあ、うちら夫婦の中では将来に対する不安とかは全くない。
毎日を淡々と、軽く、楽しく暮らしてその延長線上に未来があるだけ。
ただ、こんな文章だけではうまく伝わる訳ないんで、みんなに発信するこういう場(ネット)では誤解なきようとえらく長ごーなってしもたがなー。

とにかく自画自賛ワールド。
毎日楽しいでー。
今日の夜7時からOHK(岡山、香川のローカル局)の「ニョッキン7」という番組に廃材天国でるよ。
国生さゆりさんが来てくれたよ。
若いアナウンサーをてごて(からかって)おもろかったー。

  

2008年10月29日

ユーザー車検ももう慣れたで

今日は朝6時頃薪を焚き始めて、朝日を拝んでると、、、。
ちょい離れてるけど、見えてる木工所の奥さんがペラペラの板を燃やそうとしてるじゃあないか。
頭で考えるよりも先に軽トラのセルを回し、木工所のゴミ焼き場に横付け。
正直ここんとこ3度の炊事と風呂の薪作りをするもかなりの消費量なのと、焚きつけの細割りを作るのがめんどうなんで、よいしょがいる。
ペラペラの木を奥さんが一輪車からバラバラッと降ろした時点で動いた。
結局行ったら、腐りかけのもあるし、こっちのも、、、と荷台に山盛りもらってきた。

玄米がゆの朝食後、自転車で3分の同級生、マイミクYo!!さんの車屋に行き、整備の出来た軽バンに乗り、高松郊外の軽自動車検査協会に向かう。
事前に電話でユーザー車検の予約をしておくとスムーズ。
必要な書類を準備し、ラインに向かう。
ライト類、ブレーキ、排気ガス、ワイパー、ホーンなどの安全装置の軽い点検で検査は終了。
新しいナンバーと車検証をもらって完了。
8800円の重量税と1400円の手数料、1740円のナンバー代。
これに自賠責保険19800円。
これが必要最低限の車検の経費。
これに車屋での整備代。
今回はブレーキパッドとタイミングベルトを交換したんで何万かは覚悟。
古い車の場合、タイミングベルト交換に結構かかる。
あとはタイヤぐらい。
これは善通寺のスクラップの工場でホイル付きで一本1000円で買う。
ここは顔なじみなんで大抵の部品は超安く分けてもらえる。
以前ワゴンRを3万で分けてもらったこともある。

とにかく自分が発信してボロでもいいから軽トラやバンが必要だと周囲に知らしめる。
すると話はいつか転がってくる。
いい話なら今の車があっても一応貰って名義変更、廃車手続き後にストックしておく。
これが車に金を掛けない基本スタイル。
今の車が壊れるか、車検切れになったら新しい車を登録する。
どうせ金出して買っても車なんかすぐに壊れるか、事故に遭うかもしれんのやからほんまの必要最低限に徹すればいくらでも転がってる。
今回はもらってから一月ほどでアララトさんが必要になったんで再登録する運びに。

ユーザー車検が一般的になった今は検査協会の職員も親切で、初めてでも丁寧に教えてくれる。
今回も難なくクリア。
新しいナンバーを付けて帰ると子どもたちは新しいナンバーやー、赤い線のナンバーと違うー、と大はしゃぎ。
子どもにとってはうちが常識。
超楽しんでる。

早速夕方アララトさんがうちの今までの愛車三菱のバンを取りに来る。
深緑の三菱は坂出で活躍してくれる。
これは平成4年の車やけど、今のところいい調子。
うちの新車は平成10年のスバルのバン。
いままでの3気筒から4気筒になってエンジンも静かで調子最高。
アララトさんの言う第三世界のノリで車ごときに金をかけずにノープロブレム。
というかここまでくれば、金うんぬんよりも、こういう一連の工程に自分が携わり、一つ一つ勉強し、クリアしていく事そのものが歓びである。
おっ、これはこんなんで行けるんかー。
ここは最低こうしとかんとなー。
という事が分かってくるんが楽しい!!!

何とかなるんじゃなくて、「したいようにする!」
自分の力で切り開く。
お金ないしーーー、とかネガティブな事を言てる場合とちゃう。
自分の発想と労力で人生を乗り切る事こそ醍醐味やぞ。

写真1  朝飯前に貰ってきた廃材。
   2  市役所で借りてきた臨時ナンバーを付けたスバルの新車。
   3  おなじみの軽自動車検査協会。
   4  一応緊張する車検場のライン。

 






  
タグ :車検

Posted by 陣 at 20:36Comments(0)もらいもん

2008年10月26日

自家製無農薬米で米飴作り

米飴。
http://www.ultraman.gr.jp/~nikki/komeame.htm
これはシャロムヒュッテの米飴作り。

うちの自給自足生活の中でも自給したいものの究極、「さしすせそ」の調味料の一つ。
うちでは、というかマクロビオティックでは白い砂糖は使わない。
何故か?
白砂糖はサトウキビを絞って煮詰めた黒砂糖と違い、薬品で精製したケミカルなものだから。

本来の甘み、穀類、芋、豆などを「多糖類」、果糖(果物、蜂蜜)を「単糖類」、白砂糖は「複糖類」と言って分子の数で分けるそうな。
単糖類、複糖類は食べるとすぐに消化吸収されて一気に血糖値が上がって、また急に下がる。
多糖類は吸収されるまでに数時間かかり、ゆっくりと血糖値を上げ、ゆっくりと下げる。
しょっちゅう血糖値を急激に上げる事はインシュリンをバンバン出させて、糖尿病の原因になってる。
しかも果物や蜂蜜にはミネラルがあるけど、白砂糖には皆無。
いわゆる麻薬のコカインやヘロインなどもコカの葉っぱじゃない純粋に精製されたものに中毒性があるのと、自然には存在しない純粋物が身体に入るとビタミンやカルシウムを奪う働きもある。
こういう観点からも白砂糖は薬品であり、麻薬でもあるという極めて怖いものなのだ。

だからマクロビオティックではメープルシロップや米飴を使う。
多糖類でミネラルも含む米飴なら手作りのお菓子に入れても身体にやさしい。
が、、、。
ムソーのもち米飴は450gで1000円、ネットで調べて安いのを探しても600gで1000円近くする超高価な品。
白砂糖なら1kで198円とかやもん。
でも料理には砂糖は使わないし、たまのお菓子作りに使うのは分かってて悪いものは使えないんで、ちょこちょこは買ってた。

それがこないだの山水人でchiyoちゃんに出会って、米飴の作り方を教えてもらった。
タンボロッジ(マクロビ民宿)の作り方。
http://tambo1.com/l-50-3.html
とにかく、無農薬の自家製米はたんまりある。
それを粉挽き機で玄米粉にし、自家製米飴でスロースイーツにする。
というあっこちゃんの夢が叶う。

ネットで取り寄せた乾燥麦芽をすり鉢でゴリゴリと粗引きに。
五分搗き米を炊き、水と麦芽を混ぜ、65℃で6時間発酵。
こんだけ。
超かんたーーーん。
保温には電気炊飯ジャー、普段使ってないんで、実家のを拝借。
保温が終わればさらしで絞ってサラサラ状のをドロッとするまで煮詰める。
半日で蜂蜜の大きな瓶に一杯出来た。
複雑で滋味に溢れた感動的な甘み。

早速、野遊と土歩くんが晩飯後に「10分で出来る!子どもの好きなおやつ」という本を見ながら(野遊は何度も作ってる)ホットケーキ(これはさぬきの夢2000の小麦粉)を七輪で焼いてくれた。
これなら松見歯科の先生も及第点くれるかな?

これからますますあっこちゃんのスロースイーツは加速する事請け合い。
イベント出店もええし、ほんまにそろそろ教室やってもえんちゃうの。






  

Posted by 陣 at 22:35Comments(2)手作り、無添加

2008年10月24日

もらいもの生活&薪生活

昨日、今日とひたすら薪を作ってる。
完全に調理と風呂(前から)とを薪に変えたんで一日に使う量もだいぶ増えてきてる。
これから薪ストーブちゃんが稼動すると更に倍増する。
もちろん薪になる廃材自体はゴマンとあるんで問題ないんやけど、チェーンソーでブツ切りにして割っとかんとすぐに使えない。

昨日の夕方切れないチェーンソーをグイグイ押し付けて無理やり切ってたけど、倍疲れて半分しか仕事ははかどらない。
今朝からばっちり目立てして、ビンビンの状態で挑むと超気持ちよくビーンと切れてくれる。
ほんとに道具のメンテナンス程大事なものはない。
いくらいい鋼の刃物も研いでなんぼ。
研がれてない包丁で仕事する程せつない気もちはない。

今日は先日愛車がオシャカになったアララトさんが訪れ、うちのストックしてる予備の軽バンを視察。
今乗ってるうちの軽バンが後一年車検があるんで、よかったらどうぞと言う話をしたんで。
最近は僕もユーザー車検で安く上げてる。
のみならず、今乗ってる車が元気なうちに、友達のいらなくなった車検切れの車(軽に限る)を名義変更して、廃車手続きをして確保して置く。
で、今の車が壊れるか車検切れになると状態のいい方を車検に通すというサイクル。
これなら壊れてから慌てて中古車を探すこともない。
明日からすぐに代替の車が必要となると、軽の10年落ちでも10万くらいは取られる。
んで、この予備としてストックしとく方式は気に入ってる。
もちろんこんな生活を8年もやってるんで、あちこちからお声がかかる。
それがなによりありがたい。

今回のようにうちは余裕があるけど、アララトさんに回すというのも合理的でいい。
ただ、うちが来年から乗ろうとしてた廃車の方が今うちが乗ってるバンよりも状態がいいのでアララトさんも恐縮してくれ、今のうちのをアララトさんが乗り、ストックしてる廃車のバンを車検に通すというアイデアに落ちついた。

どっちにせよ、同級生のYo!!さん(車屋)に車検に受かる最低限の整備をしてもらい、自分でユーザー車検に行く、という段取り。
もう慣れて来たで。
市役所で臨時ナンバーもろて、住所確認書もろて、判持って軽の陸運局に行く。

僕やアララトさんの中では当たり前。
車は乗れればいい。
合法であればいい。
10年10万キロ過ぎてからが勝負。
残念ながら軽のバンだけは10年選手も10万キロ過ぎてても中古車として市場に出れば20万とか値がついてしまうもの。
逆に人気のない乗用車なんか10年も経ってなくてもタダやけど、タダでもいらんもんね。

これからはアナログな機械整備の技術は必須になって来るよ。
ラピュタの整備担当のおっちゃんみたいな。

写真、アララトさんが来て龍褌と法螺貝の真似をする野遊と土歩。
これは最高にバカ受け!!!








  

Posted by 陣 at 22:23Comments(1)廃材ハウス

2008年10月23日

ますます薪調理進化

昨日の朝、料理をしてて閃いた。
ライブの大人数料理の時から薪の調理場の使いにくさ(動線の悪さ)にストレスを感じてたんで改善しようと。

母屋と風呂場の間3m程で、洗濯場や棚なんかもある。
普段は広さとして不都合はなかった。
今回、風呂の焚き口とキッチンの入り口との間に薪の調理場を配置したのはキッチンと風呂焚き場と調理場が近い方がいいやろと思ってのアイデア。
これが裏目で、キッチン側も風呂焚き場側も通路が狭くなり、子どもたちと一緒に作業するにも動線的に辛かった。

パレットの上の耐火煉瓦を外してびっくり。
パレットが焦げとるがー。
一日中火を焚いてたからか耐火煉瓦が熱くなって下のパレットの板まで熱が伝わったらしい。
位置を変えるついでに断熱もレベルアップしないと。

位置的には風呂の焚き口の隣に並列に配置した。
これで母屋のキッチン入り口との間のスペースも広くなったし、薪を扱うのもしやすくなった。
風呂も調理場も薪なんで、あらかじめ割って薪作りをしてても多少はナタで細く割ったりとスペースを要する。
というのは使ってみて分かった。
普通一人通るのは90㎝、すれ違う場所でも120㎝あればゆったりするという。
う~ん、薪生活の場合は今までのキッチンの設計の理屈は通じない。

もちろん広けりゃいい訳でもない。
水場、包丁などの作業台、火、冷蔵庫(今は)を動く動線、これが複数で料理するとなるとよほど考えないとお互いストレスになる。

こういうのは弟子経験者の性というか、「いかに能率よくみんなが気持ちよく美しく作業がはかどるか。」という視点で常に考える。
逆にこうした方がええやん、と思いつけばすぐさま改善する。
システムキッチンみたくあてがわれた環境じゃなく、自分の料理のスタイルと生活のスタイル、好みに応じたキッチンと家が必要なのは僕だけじゃないと思うんやけどな~。

昼食の調理は改善された調理場を早速使い、使いやすさに満足。
毎日外でも別にええんちゃう。
と真冬が来ない限りは充分事足りてる調理場になった。

写真は耐火煉瓦の下に花崗土を入れて断熱を強化。
相変わらず、ステンレスの輪の蓋は超使い安い。
一番右の大きなクドは羽釜専用。
前は手前の机と並列に調理場があった。
もちろんこの机の脇に七輪も稼動できる体制。





  

Posted by 陣 at 08:13Comments(2)廃材ハウス

2008年10月23日

薪生活改善

実はこれはライブの前の日記なんけどどアップするんわっせとったんで今日アップします。

朝昼晩の食事の準備を全て薪でこなす。
と言うのも、昨日の状態では毎日美しい作業とはいかないので、朝の味噌汁と焚けてる玄米を蒸しながら考えた。
もちろん地べたよりも鍋やフライパンが腰ぐらいまで上がった方が使いやすい。
それに、昨日は考えてなかった、ガスレンジのガスの五徳の部分にはめるステンレスの多重蓋をオイル缶と七輪の上に置くアイデア。
これは秀逸!
ビタクラフトの鍋などのステンレス多構造鍋を真っ黒にしなくてすむ。
これはキッチンツールマニアとしては嬉しい発見。
鍋が真っ黒はちょっとね~。
ガス代をケチって薪の生活に移る訳じゃないんだから。
美しくてカッコよくなければダメ。

特に七輪の上とオイル缶の上に鋳物の五徳を置いてステンレスの蓋が合ったのが最高!
七輪の上に直接ステンレス蓋では隙間がなくなり排気が出来ずに燃えない。
五徳&蓋で五徳の隙間から排気出来て、ステンレスの蓋を鍋に合わせて脱着出来る。
オイル缶の方は五徳が逆さにピッタリ入り、その上に蓋を乗せた。
五徳なしで蓋ではグラグラして調子悪かったんでこの偶然のピッタリは超嬉しい。
もう一つのオイル缶は羽釜や中華なべ、大きいフライペン用にそのまんま。
それらを廃材とパレットで高さを稼ぎ、耐火煉瓦を並べた台の上に配置する。

昼はパスタ(乾麺)とじゃが芋のスライスを一緒に茹で、自家製の
ビン詰めバジルソース。
ロケット(間引き)を散らして頂いた。

夜は羽釜で玄米を焚きいた。(圧力鍋じゃなくても結構いける)
ハヤトウリと人参を無水煮して胡桃和え。
ネギ&大根葉のパジョン(韓国料理)(ネギ焼きのカッコいい版)ポン酢とコチュジャンで頂く。
とライブの時の料理の練習を兼ねて、、、。
じゃが、大根、ハヤトウリの土鍋煮(味噌味)。
リュウキュウとワカメの酢の物。(リュウキュウとは高知の野菜でズイキのアクがないような野菜)

元々料理に労力を惜しまない廃材天国の日常としては風呂を焚きながら、その熾き火を七輪に移しながら、、、と超効率のいい薪調理なのだった。

写真一枚目が朝。
2枚目の鋳物でロッジのフライパンはアメリカのフリマーで超安く買ったもの。
風呂焚きと同時進行で効率最高。





  
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Posted by 陣 at 08:03Comments(0)廃材ハウス

2008年10月22日

サイクラブ☆&褌隊大盛況

おとといのライブは超盛り上がったよ。

朝からあっこちゃんと僕は料理にてんてこ舞い。
今回は手伝ってくれる人がいなくて、2人だけの上、にこちゃんが泣いたり、オシメを替えたりであっこちゃんも思うように進まない。
しかも水仕事と包丁作業は中、火が外という状態なんで、かなり大変やった。
早めにアララトさんが活きたイイダコを持参してくれ、調理もお任せ。

サイクラブは道に迷って予定より着くのが遅れたが、早くからPAを仕込んでくれてた今井さんのお陰でリハーサルもスムーズにいった。

6時ごろからみんな集まって来て、料理も出来てるし、飲んだり食べたりしながらゆったり。
ジュンコさんは外でトランペットを吹きながら。

遅れて来た人を待っていたかのようにゆったりとライブが始まり、一同食べながらのスタイル。
サイクラブはそのゆったり感がいい。
ジュンコさんのMCではジュンコさん自身の体験、食のこと、仕事のこと、ライフスタイル、、、。
そして、六ヶ所村再処理工場のこと。
次はアメリカのメンバーなど2,30人で押しかけたいと冗談のようにジュンコさんは言ってたけど、ほんまにそうなったら廃材天国ではちと狭いな。
最後はキジハくんの六ヶ所村をラップで伝える曲も僕のリクエストでやってもらった。

愛媛からのあまらさんの息子すおうはやっぱりマイクを独占し、彼の要請で遅れ気味に褌隊が出ることに。
あまら、僕、源、ネオン、と男たちの後にはたまさん、acisさんと女性陣も飛び入り!
しんがりは法螺貝を持つアララトさんが務め、赤い龍褌で繋がった。
じんじんさん、わっしーがジャンベで加勢。
やっぱりというか、お約束のあまらさんは一人で廃材の積み木壁をよじ登り逆さ吊りになって大暴れ。

常に予測不可能の廃材天国ライブもサイクラブは喜んでくれてて、ライブの後はジュンコさんをあまらさんやレイキの藍さんたちで癒してあげたそう。

次の日も昼近くまで片付けながらみんなとゆったり喋って各々次の目的地を目指した。
そのゆったりタイムにあした豊さんが2キロのミニクックと枝豆を持参して訪れてくれた。
こうやってみんなからの頂きもので廃材天国は回っていける。
ありがたや、ありがたや。

今回初めて来てくれた方も多く、廃材天国をしげしげと観察してくれた。

今回もやりきったーーーーー。
疲れるけど、楽しい。
疲れるからいややとか言ってたら何もできんがな。
一つ、また一つと山を越える度に、更に廃材天国の加速を促進させるねー。

ほんまに早よゲストハウス作ろ。












  

Posted by 陣 at 09:31Comments(0)イベント

2008年10月18日

薪生活プチスタート

昨日はお昼の手打ちうどんと夜の料理を一部薪でしたで。
こないだから知り合いの鉄工所の社長にステンレスのガスレンジのキッチンストーブ化を頼んでるが、なにしろいつもお金をとらないおっちゃんなので催促しにくい。

先日50kのLPガスが切れ、今は10kのボンベで調理してるんやけど(これが切れたらガスはおしまい)前の日記にも書いたが、今は正式な配管工事をしないとボンベを売ってくれない。
で、ガスは辞めようと決断。

キッチンストーブが完成するのが、来週なのか来月なのか分からない状況で、あっこちゃんはワクワクしてる。
僕もボンベを揺すってでしかガスの残量が分からないのと、10kという小さなボンベがいつまでもつか不安になってきた。
いきなり今日切れたら七輪と外で焚き火で調理するのみとは言え、明らかにたくさんガスを消費する調理を今のうちから実行したらええやん。

お昼は子どもたちの要望でうどん。
もちろん毎回じゃないけど、しばしば手打ちでやってる。
手打ちうどんを湯がくとなると大量のお湯が要る。
そこで、外で沸かそうという発想が来た。
いやー、外で料理&外で食べるってええねー。
うちでは中で料理しても寒くない季節は外に持ち出して食べる事は多い。

夜ご飯も五右衛門風呂を焚きつけながら、子どもたちと羽釜に湯を沸かして枝豆(まだ実の入りが今ひとつやったけど)を茹でる。
茹でながら食べるのが最高。
その後は中華鍋をかけ、大根を干しエビと炒める。
更にフライパンに差し替えて大根ステーキ。
玄米を焚く圧力鍋と人参のスープはガスで。

薪は火力の調節が難しい、当たり前やけど。
一応薪の陶芸家なのと、風呂やピザ窯で慣れてるからいいようなもんやけど、現代人ってこういう感覚忘れよんやろな。
まあ、その時になって何回か丸こげと生焼けとで勉強したらまたみんな出来るようになるわ。

今焚き物にしてるパレットや角材は外国の木(針葉樹系)でバキバキとよー燃え過ぎるんで、じっくり燃える雑木が欲しいな。
細い枝なんかもあると便利。
親父が窯焚き用に貰ってるシルバー人材センターと庭師さんに頼もうっと。






  
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Posted by 陣 at 05:42Comments(2)廃材ハウス

2008年10月17日

ライブにむけての仕込み、野菜を貰ったり。

ここの所、サイクラブのライブの後のパーティーに向けてあっこちゃんは段取りに余念がない。
今回はベジタブル中華に決定。
スイーツ系は彼女の最もワクワクな所やけど、当日とかじゃ間に合わないんで、あらかじめ仕込んで冷凍のパターン。
今回は蒸し饅頭。
天然酵母で発酵させた生地(モロヘイヤ入りでキレイな緑)に手作りの練りゴマ入り餡。
これは美味いでー。
期待してもらってええでー。

近所の親戚のおばちゃんにも「今なんかあまっとる野菜ないんな~。」と聞くと人参とピーマンをどっさりこ。
人参は急にそんなに使えないんで、地面に埋めて保存。
これならいつまででももつよ。
あんましほっといて葉がどんどん出てくると不味くなるけど、、、。
先日の大根さんも地中で待機中。

愛媛のまんがら農園からもエンツァイやゴーヤなどが届く予定。
まんがら農園からはちょくちょく出荷時に余ってる時に送ってくれて、今度うちに来た時に焼き物と物々交換する約束。
こういうのは嬉しいねー。
いい日本酒の醸造元なんかともこういう関係になりたいもんや。

うちの菜園でもまだモロヘイヤが頑張ってるし、ロケットがいい感じに成長してきた。
こないだはさつま芋や里芋も掘った。
親父の菜園からも何かもらえそう。

と、お陰さまで自分とこで全部とはいかなくても周りのみんなを含めての材料で今回も3,40人分の野菜を買わずに行けそうや!
一応形式は料理教室で、みんなで作ってみんなで食べるというもの。






  

Posted by 陣 at 08:42Comments(0)手作り、無添加

2008年10月16日

彗星探索家、木内鶴彦さんと出会う

昨日、丸亀のホテルで木内鶴彦さんの講演があった。
科学者であり、彗星探索家である木内さんは臨死体験者としても有名。
ウィキペディアでも紹介されている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E5%86%85%E9%B6%B4%E5%BD%A6

ここで内容をいろいろ書いてもヤボなんでそれはしないが、是非「木内鶴彦」で検索して頂きたい。
これからの僕らの生き方。
各々の役割。
優先順位が見えてくるばすだ。
経済優先から命優先。
もっと言えば経済を否定するんじゃなく、本当の経済、産業、科学の信の姿にならないといけない。

いつも言ってるが、自分も楽しく、家族も嬉しく、周りの人たちとも仲良く、外国の人や地球にも負担をかけない生き方。

出来るんやって。
俺は無理、とか言うなよ。
みんなで助け合おうやないか!
  

Posted by 陣 at 09:59Comments(2)イベント

2008年10月14日

サイクラブ☆ライブ来てね~!

みなさん!

5月にも来てくれたサイクラブ☆がまたまた廃材天国にやってきてくれます。
あっこちゃん指導の料理教室(と言っても当日興味のある人だけの少人数)も実現。


サイクラブ☆ライブin廃材天国
10/20(月)18時~ライブ(1500円)
        19時半~あっこちゃんの目がテン料理パーティー (1500円、教室代として)
       

サイクラブ☆とは2人組のバンドで、ジャンルはジプシーパンク、ジャズ、ヒップホップと混ぜ混ぜのスタイル。
ジュンコさん、ボーカル、ギター、トランペット。
キジハくん、ラップ、ギター、ピア二カ、ホーミー(モンゴルの伝統歌法)。

ノリのいいゆる~いスタイルで、メッセージは六ヶ所村の再処理工場の事、沖縄の基地の事、ジュンコさん自身がOL時代にアトピーになり、ボストンの森の中で玄米を食べ、スローライフに切り替えてからよくなった事、と僕らと価値観が共有できる同士です。
5月にも廃材天国のオープニングで来てくれたんですが、その時はPA(スピーカーとか)がなかったんですが、今回は知り合いにPAも借りての本格的なライブになりそうです。

料理の方も僕とあっこちゃんの完全に手作りの創作自然食でいきます。
料理を楽しみながら久々の仲間、初めての人とおしゃべりしましょう。

更に、やりたい事があるんです。
みんなで、自分には必要ないけど、状態のいいもので、誰か貰い手募集の品々を持ち寄っての物々交換会も食事をしながらできたらなあと思っています。
服や物もいいし、手作りのものでもいし、何でもいいと思います。

久々の廃材天国でのイベント、是非楽しんでくださいね~。

廃材天国 0877-89-9525
秋山陣  090-9771-0636  

Posted by 陣 at 08:54Comments(0)イベント

2008年10月13日

田んぼの作業は美しい世界

今日は雨もなく、水も引いて、稲刈り再開!
助っ人たちも帰り、親父とおふくろ、弟の源くん、妹の雅、僕と野遊。
土歩くんはまだ遊んでるレベルやけど、野遊は完全に一人前の選手。
今日も運搬車を操り、稲の束をじゃんじゃん運んでくれる。
子ども時代にこういうスイッチオン体験してたら絶対スゴイで。
完全にスイッチ入ってるからね。
手伝いでもやらされるんでもない。
思いっきり、やりたくてやってる。

昨日は雨の後、おととい刈った稲の束を何とか水溜まりから引き上げてた。
今日はそれをハゼにかける作業と新たに刈る作業を同時進行。
残ったメンバーはうちの家族で、25の雅にしてももうベテランの域。
それぞれが作業を分担してサクサクと進める。
僕はもっぱらバインダーの運転。
最近の若い奴はコンバインしか運転したことないやろ!
バインダーはええよー。
僕もコンバインも乗ったことあるけど、バインダーの方がアナログというか、肉体労働。
特に今回みたいに田んぼがぬかるむとテキメンしんどい。
手のひら真っ赤。
そんぐらい力で制御せんと稲の列を追って行けない。
ちょっとしたモータースポーツやで。
体重移動とタイミング。
瞬時の判断。
いやー、楽しいねー。
僕は興奮症で、こういうのは超大好きなんで、アドレナリン全開で、もうどうにもとまらない状態。

バイクをチェーンソーに替え、車をトラクターに替えるのがトレンド。
同じ化石燃料を消耗するんなら、刹那的なスピード快楽に浪費するなよ。
石油は補助的に使うけど、それで薪を運んでそのエネルギーで生活出来る。
何と贅沢な時代。
いつも考える。
いくら僕らが自給自足の真似事をやてみても、先祖は矢尻を研いでナウマン像を仕留めてたんや。
それを想像すれば手植えだろうが、手刈りだろうが、足踏み脱穀だろうがなんてことはないぞ。

と自分自身を鼓舞して今後のファンキーな生活に発展させよう。

少しは残ったが、明日にはキレイに感無量の世界がやってくるやろ。
ほんまにうちらは農耕民族の血。
DNAが喜こんどる。

映画「ラスト・サムライ」
トム・クルーズの言葉。
「この国はスピリチュアルなものに満ち溢れてる。」
ん、ん~。
これを実践する喜びと感動に変えられるもんはないぞ!







  

2008年10月11日

稲刈り難航も、もらいもんでご機嫌さん

昨日から稲刈りスタート。
3反の田んぼが超大豊作。
たわわに実った黄金の稲穂はめちゃ癒されるねー。

面積が小さい時は手刈り、自然乾燥、足踏み脱穀、唐箕で風選して、籾摺りは一軒目の廃材ハウスのオーナー、河野さんに頼んでた。
去年から無農薬、無肥料、除草剤なしの田んぼの面積を3反に増やした。
しかも今年はオール手植え。
相変わらず除草はジャンボタニシくん。
タニシくんのお陰で除草剤なしでも、草取りいらずの超楽々。

今年は台風の影響で稲刈り前に雨が多くて田んぼはぬかるみ気味やったけど、バインダーで刈って、みんなでハゼに吊るす作業。
手刈りとはいかないけど、田んぼに杭を打ち込み、木を立て、稲の束を吊るす風景はほんまに美しい。
親父、おふくろ、弟、妹(京都から)、アカネちゃん(高知から)ダッシ~(滋賀から)僕とあっこちゃん、野遊、土歩くん。
大勢で作業するんが楽しい、
田んぼのアゼでお茶飲んでなー。
野遊なんか運搬車の運転を超得意にこなすしね。

が、一日順調に作業をした夜から雨。
今日の朝には田んぼは水浸し。
か~。
これだから天気だけはしゃあないなー。
天気に文句をいうわけにいかない。
それに今年の豊作ぶりからしたらこのぐらいなんでもないがな。
とにかく、昨日刈って、吊るせてない稲の束だけはアゼに非難させといて、水から守らんとー。
で、明日吊るそう。
うまく田んぼが乾けば明日刈り取りも再開できるんやけど、こればっかりはお天気次第。

もう何が起こってもばっちり受け入れる体制整ってるでー。
ありがたい、在り難い。

って言よったら、近所のおばちゃんが「陣くん大根いる~。」と超大量に大根を頂いた。
早速、土歩くんと掃除して、加工の準備。
夏大根やから辛いけど、これを活かすのがうちの使命やがなー。







  

2008年10月10日

最近の保存食、

昨日はバジルのジェノバペーストも作ったよ。
もうバジルも終わりかけで、種と葉に分けて加工。
葉はフードプロセッサーにかけ、塩とオリーブオイルを混ぜる。
本場のはパルメザンチーズと松の実を入れるが、うちではシンプルにバジルの香りを楽しみたいんで、入れない。
どうしても色が飛ぶんで、瓶詰めして冷凍。

後は摘果(間引き)みかんをホワイトリカーに漬け込んだりもしたよ。
梅酒と同じノウハウ。
ただ、本のレシピ通りやると超甘すぎるんで、砂糖は四分の一しか入れない。
これはホワイトリカーさえあれば超簡単。
こだわればホワイトリカーじゃなく、文蔵と言う35°の玄米焼酎で漬けるとパーフェクト。




  

Posted by 陣 at 05:39Comments(2)手作り、無添加

2008年10月09日

薪生活計画始動

先日の日記に書いた、廃材天国完全薪生活計画は五右衛門風呂、薪ストーブと、新たにキッチンのガスレンジを薪に換えようという楽しいもの。
これで、生活に使う熱源はオール薪、灯油、ガス、フリーや。
電気だけはPCちゃんの為に今すぐにはカットする気はないけどな。
まあ、冷蔵庫辞めてちっちゃな自家発電で賄えるようになるとええね。

マルゼンの業務用四つ口ガスレンジをバラシにかかる。
これは高松のテンポス(業務用厨房用品中古ショップ)で長く通い続けて得た超状態のいい中古品だったので惜しまれる。
それにも増してプロ用厨房機器への幻想から廃材ハウス2軒目の今回のキッチンの完成度には自分的にかなり悦に浸るレベルまで到達してただけに自分自身でも信じられない。
パートナーのあっこちゃんはいつでも「なくなってもとりあえず買わずにやってみよ」派なんで、今回のLPガスが底を尽いた時点でワクワクしてるのは分かってた。
彼女も「まさかじんちゃんが薪にする言うとはな~。」とひやかし気味や。

はじめはガスレンジをどけて土でかまどを作る予定やった。
かまどに関しては今までに6つ作って来て我流やけど大体のノウハウはある。
でもたいていの場合、イベント用で毎日使う目的ではなかった。
土だけの仕上げやし、毎日使えば表面がボロボロと剥がれてくるのは目に見える。
昔は黒漆喰磨きとか、レンガ造り、タイル張りなど仕上げのディテールには凝ってる。
で、ガスレンジを見ながらピンと来た。
このステンレスレンジをキッチンストーブに改造しよ、と。
かまどというよりはストーブというイメージ。
廃材の家作りの師匠、長野のハセヤンの作ったレストラン「かえでの樹」の中央に構えるキッチンストーブが超ド迫力。
http://allabout.co.jp/house/kitchen/closeup/CU20030703/
実際にこの目で見たが、非常に効率よく出来てるし、調理人も毎日使ってるので火の扱いも段取りよく美しい。

バラす為にボルトやビスを外したり手を動かしてると、だんだんイメージが膨らんで来る。
まず頭の中で設計図を書いてからやるんじゃなく、やりながらだんだん見えてくるのがいい。
4つある穴の上に前回の日記のステンレスの蓋を取り付け、その下で薪を焚く。
耐火レンガや陶芸用の土はいくらでもあるんで下の空間はレンガや土で囲んで炉にしよう。
上のツラから20cmぐらいのとこへ6ミリ程の厚めの鉄板を置いて、焚き口を付けよう。
ここを鉄板にしたら上で焚く薪の熱が下にも伝わるやん。
ほしたら下のスペースをオーブンにしよー。
親しい鉄工所のおっちゃん(社長)とこへ行き、相談。
喋ってるとまたいろいろアイデアが湧いてくる。
下のスペースに大きな扉も必要やな。
鉄の仕事と耐火レンガや土での仕上げを折衷するのがどうかなあと言う所があったが、解決した。

後は煙突やなー。
横へ抜くと煤溜まるんが早いからなー。
屋根ぶち抜いてストレートにしよか。
雨漏るけどなー。
天窓でも雨仕舞いには苦労したけど、煙突の場合熱くなるんで、なんちゃって大工ご用達のコーキングやビニールシートでの防水が出来ない。
まあ、少々漏ってもええけどなー。





  

Posted by 陣 at 04:27Comments(2)廃材ハウス

2008年10月08日

八十主神社秋の大祭(廃材天国、獅子奉納)

4,5日と地域の氏神さまの秋の祭りやった。
ここの所、弟の源くんや褌学会の先輩方など、神道に詳しい身近な人が多いけど、僕はいまいちよく分かってない、、、。
年に一度、神社にお祀りしてある神様に五穀豊穣の感謝の祭典やな。
僕ら氏子は獅子組として朝6時にお祓いを受け、47軒の氏子の家々に獅子を奉納して回る。
今年はうちの野遊くんも学校に行ってなくても小学一年生として太鼓打ちや。
珍しく4人とも男の子が揃ってのカワイイメンバー。

昔は年に一度の祭りやから。
白いご飯のお寿司。
天ぷら。
うどん。
お酒。
と超豪華な振る舞いをしたんやろなー。
そんなに大昔でなくても戦前とかやったら、これらはほんとに祭りと正月ぐらいしか食べられんかったんかもしれん。
だって麦は栽培してたにせよ、石臼で粉に挽く訳やし、麦飯ばかり食べてて白いご飯ちゅうのもなかったやろし、油なんかは超貴重品やったし、砂糖も貴重やったからお寿司にはここぞとばかりに甘くしたり、お酒も普段はドブロクとかで清酒なんかは高価やったに違いないもん。

もうワクワクとかを超えたものスゴイモチベーションやろねー。
祭り、というだけで往ってしまいそうなんちゃう。

でも、、、。
今の食生活ってそのどれもが当たり前のもん。
というかお手軽な安物ばっかし。
別にみんなご馳走にワクワクして参加してる訳ではないね。

うちは丸亀市の金倉町の小字「川西」という部落なんやけど、金倉町の中でも祭りに参画する若者が一番多い。
うちの親父らへんが一番年長で世代がいろいろおる。
子どもなんか1歳ぐらいから夜習い(練習)に連れて来られるし。
なんか部落の中での大家族というか大きな繋がりが嬉しくてみんな来よるんやろな。

山水人で出会った部族の長老方はドロップアウトで、島や山奥にコミューンの創造をされたが、ここみたいなしがらみばっちりの農村社会のど真ん中で既存のコミ二ティーに関わり、参画するのが廃材天国流。
家族みんなで田んぼやって、子どもがたくさんおって、こういう祭りや行事にも参画する。
ここら辺を押さえとくと田舎暮らしはばっちりやで。
ま、でもうちは代々続いとる家やからなー。
Iターンの若者よ、ガンバレよ。

本宅とは別にちゃんと廃材天国の方にも獅子の奉納に来てもろたよ。







  

Posted by 陣 at 07:51Comments(0)イベント