廃材天国HP

2012年12月31日

保守的な生活なのに攻撃という姿勢

朝起きてから夜寝るまで、ずーっと焚き続けてる薪ストーブ。

ここ四国の瀬戸内沿岸ではソコまで寒くならないので、中々焚き始められなかった。
http://kadoya.ashita-sanuki.jp/e610108.html
超巨大な薪を割らずにドカンと入れられるようにした自作ストーブ。

焚き始めると、30坪仕切りナシ、室内の高さ4、5mの廃材の家を温めないといけない。
それには輻射熱とか、2次燃焼とか、ましてインテリア的見た目の美しさの高級鋳物ストーブはお呼びでない。
そもそも、こんな廃材の家に似合わないし、、、。


この自作焼却炉型薪ストーブをガンガン燃やすことで室内は20℃を軽く超える。
燃焼室は50㎝×50㎝で奥行き65㎝、エアの取り入れ口なんか常時開けっぱなし。
常に塀代わりにズラーッと廃材を積み上げてるウチでは燃焼効率なんかお構いなし。


上のステンレスの鍋の直径が25㎝、8ℓ入るもの。
口はアングルで作ってるので、実際の開口部は41㎝×41㎝。
直径35㎝の丸太は余裕で入る。
伐採して持って来てくれてる造園屋や庭師のおっちゃんたちも50㎝ぐらいに切ってきてくれてる。


下の部屋はオーブンとして作った。
もっぱら黒煎り玄米珈琲作りに使ってる。


上手く均一に煎れる。
混ぜる手間がないのが最高。
更にポップコーン現象が起こらないのもいい。


春、夏、秋はこういう煎り方。
これは火加減が難しく、最初に強くしてしまうとすぐに玄米がポップコーン化してしまう。


これ以上黒く煎るには直に煎らないと無理。
このフライパンも自作で超重くて、玄米珈琲に向くように作ったもの。

30日の夜は毎年自治会の青年会の忘年会。
青年会=獅子組、秋の祭りの時の獅子や太鼓を中心に繋がってるメンバー。


一升瓶ごと燗につける。
呑み始めて1時間ちょいで3升目。
歩いて行ける距離にある地酒の「金稜」。
これは純米ではないけど、灘酒なんかの大手よりはよっぽどマシ。

久しぶりに見るガスの炎。
ガスの沸かすのが速いのに感動!
噂では電磁波で沸かすIHはガスよりも速いそうな。

田舎の自治会は田んぼの関係と神社行事を中心に回ってる。
実際にほとんどが農家なので分かりやすい。
廃材の家もこの集落の中に鎮座してるし、僕ら家族は八十主(やそすか)神社の氏子。
ヒッピーでもジプシーでもなく、営々とこの地に根付く秋山家の末裔。
こんな保守的な環境に廃材の家というのが面白い。
隣接する田んぼのおっちゃんも、田んぼに水を入れに来た時には陰で涼んでいく。

昨日の忘年会には20代前半から60代後半まで、30人ぐらい集まった。
まーったく興味関心も違うし、考え方も価値観もバラバラ。
もちろんこういう席で「ところでどうなの?」みたいな根本的な話はしない。
それでいい。
子どもらが学校に行ってないのも笑いのネタレベル。

何のために神社の祭りをやってるのか?
ハッキリしてる。
今までの伝統を踏襲するためにやってるのだ。

環境問題や食の問題、反戦、脱原発、反TPP、反増税、、、。
一見すると廃材天国の思想の根幹は保守どころではない。
でも、実際には日本の伝統ある歴史や民族性を尊び、毎日伝統食でフルパワーという生活。

今日は実家で一日中おせち料理作り。
その後神社で餅つき。
元旦の獅子の奉納から一年がスタートする。

これがマヤ歴もパワーストーンも要らない廃材生活のバックボーン。
だからこの生活は盤石なのだ。

来年どういう年になるのか?
最高の年にする。
自分が決めるとそうなる。

目標?
そんなものナイ!
夢?
実現してるがな!!!
という目からウロコ生活が加速するだけ。

しないといけない事は決まってる。
毎日薪で玄米炊いて、梅干しと味噌汁の朝ご飯からのスタート。
後はその時に必要な作業をする。
籾を蒔く時期のように絶対的に大事なもの優先だ。

「攻撃こそ最大の防御」という精神は変わりない。
「生活そのものが革命だ!」というのも一緒。

朝ご飯の後、「さあ、何しよっかなー?」という瞬間からの閃きは何ものにも代えられないぞ。
  
タグ :生活

2012年12月30日

手抜きご飯

大掃除は気持ちいい。
廃材もらって来て生活してるだけに、大掃除のし甲斐がある。

こういう時にはご飯作りに手間はかけない。
圧力鍋で玄米を1升炊いとけば一日持つ。


ハヤト瓜と焼き豆腐の煮物。
自分で育てると人参はめちゃくちゃ甘くて美味しい。


もやしをゴマ油と塩コショウで炒めただけで十分美味い。
もやしは豆が国産のを選ぶ。
と言ってもスーパーにはない。
これは自然食のNPOオルターのもの。


メノリの佃煮とイカの肝の醤油炒め。
煮物ともやしだけではご飯が進まない。
こういう時のために常備菜がある。

子ども達と女性は薄味がいい。
労働者の僕はそれではご飯もお酒も進まない。
妥協して合わせる必要はない。

薄味のものを用意して、濃い味の男性が自分の取り皿で添加すればいい。
実家に行った時はおばあちゃん用の煮物は砂糖を入れて甘くする。
味に客観性はない。
その人に必要な味がある。

本来は身体が求めるものを美味しいと感じるようになってる。
問題は現代のテクノロジーで、偽物でも美味しいようにできる所。
その代表はグルタミン酸ソーダと砂糖と油を駆使する外食産業。

それと、体の声と別に頭が欲しがるという事もある。
まあ、これは訓練というか修行みたいなもの。
実際に食べてみて、止めてみて、自分の変化を確かめるしかない。
手作り生活のウチの子らも当然、市販のものを食べたいと思う。
でも、実際に食べると家の手作りの物の方がいいと言う。
自然にそうなるもの。

これは年齢にもよる。
3、4歳頃は好奇心もあるし、自分をコントロールしたり出来ない。
そういう時期に徹底的に家庭の味に慣らせないといけない。

大人でも、実際に玄米食べるとすぐに変化がある。
まずウンコが超スルスルの快便になる。
身体も軽くなり、頭もスキッとする。
メタボや生活習慣病なんかすぐに治る。
完璧に設計されたDNAには健康になるように出来てる。
類いまれな努力をしない限り、病気になったりはできない。

複雑骨折とかは別にして、対症療法の病院に行っても病気が治らないのは常識。
サプリメントも高い健康食品も必要ない。

日本の伝統食はほんとに凄い。
その凄さを理論づけたのがマクロビオティックの創始者である桜沢如一。
「無双原理」読んだ?
この著書の中に、〇〇がいい△△がいけないという2元論は出てこない。

一物全体食
身土不二
この2つをよく考えると自然と何を食べるかが分かってくる。

て言うても、洗脳され切った現代人には無理?
いやいや、そこからの変化が面白い!

  

Posted by 陣 at 10:07Comments(0)手作り、無添加

2012年12月29日

餅つき

毎年12/28に餅をつくことにしてる。
実家で親父の友達が4家族にウチと弟家族の大所帯。

僕が小学生の頃はおじいちゃんと電動の餅つき機で搗いてた。
中学生の時に親父が友達を呼んでみんなで搗くようになったのがきっかけ。
それから一年も欠かすことなく、毎年臼と杵で搗いてる。


もうイッサ(野遊の従兄)が一臼つけるようになった。
親父の友人たちは歳を重ね、昔来てた子ども達も巣立って来なくなった。
今では孫が一人前になりつつある。


土歩も一生懸命。
野遊はノロウイルスか何か分からないけど、一日ダウン。
もちろん病院には行かなくて、自家製梅肉エキスと梅塩番茶で養生中。


セイロが骨董品級。
3段あるので、次々ともち米が蒸せる。
おじいちゃんが若い時から使ってるもの。
母屋を建てた時の大工さんに頼んで作ってもらったそうな。
いいものは長く使えるというお手本のようなもの。


どんどん搗きあがる餅を女性陣が丸める。


餡餅を2種類作ってて、区別がつくように焼き印をつけてる。
番線を熾き火に突っ込むとすぐに真っ赤になる。


餡も当然砂糖ナシ。
小豆と海塩と甘酒。
片方は塩餡。
92歳のおばあちゃんが子どもの頃は砂糖が貴重で、塩餡だったそうな。
年寄りが甘いモノ好きなのは、甘いモノ=滅多と食べられないご馳走。
今では水あめ入りの餡よりも小豆たっぷりで甘さ控えめの手作り餡の方が贅沢になってしまった。

親父の友人たちはウチの餡では甘く無さすぎるので、市販の餡を買ってくる。
こういう好みの問題はお互いに押し付けないのがポイント。
割り切って、お互いに「ウチはこれがいい。」と納得しないとね。

讃岐の餡餅雑煮は有名。
白みそベースの出汁に餡餅、具は大根と人参。
雑煮に餡餅と言うと気持ち悪いけど、甘い白みそに餡餅の組み合わせは妙に合う。
ウチでは砂糖の入らない本格的な白みそと甘酒餡の餅なので、超甘さ控えめで更に美味い。


餅つきが終わると、いつも寿司割烹の親方がうどんを作ってくれる。
セイロを外した羽釜に鰹節を山ほど入れて出汁を引く。

ここの親方に天ぷらカーの油をもらってる。
天ぷらカーの油はトンカツ屋とか中華屋ではダメ。
肉の脂の入らない店がベター。
ウチはこことうどん屋の2軒からもらってる。
2軒分でも消費しきれない。
誰か近所で天ぷらカー導入すれば分けてあげるのに。


「魚の大空」から電話で「メノリが安いですよ!」と。
早速薪ストーブの上で煮詰める。
味付けは本醸造の醤油と三河本味醂だけ。
これはめちゃくちゃ美味しい瀬戸内海の旬の味。


先日解体した猪肉(肩ロース)に自家製塩麹とメノリをまぶしてオーブンで焼いてみた。
磯の香りと猪はベストマッチ!
大人は仕込みたてのヤンニョムを添えて頂いた。
  
タグ :餅つき

Posted by 陣 at 05:09Comments(0)手作り、無添加

2012年12月28日

ヤンニョム作り

キムチの素、「ヤンニョム」作りをした。
これはあっこちゃん担当でベジキムチ。

僕が作るとナンプラーやイカの肝とか入れたがるけど、あっこちゃんのも凄く美味しい。


大根、人参、ネギ、ニラ、玉ねぎ、ニンニク、ショウガ。
ニンニクとショウガはウチで育ったのが無くて買った。


大根、人参は千切り。
ニンニク、ショウガはすりオロシ。


上の野菜に加え、粉トウガラシ、自然海塩、リンゴのすりオロシ、自家製甘酒、自家製味噌、本醸造の醤油。
これで、ヤンニョムが完成。
これを作っておくと、いつでも白菜でも大根でも塩漬けにしてまぶせばキムチが出来る。

いつも書いてるけど、人間が作ってるのではない。
微生物の発酵のお陰で漬けものなどの発酵食品は出来る。
僕らはただ、材料を混ぜて環境を整えるだけ。
後はほっておくと出来るんやから楽なもの。
何時間かの作業で一冬分持つ。
余ったら冷凍しておく。

手作りの味噌なんかでも、一日の作業で一年分の味噌が自給できる訳やし。

手作り生活とは楽をするための生活。
あらゆる段取りに慣れてくると、何でも当たり前に日常の生活の中にこういう作業が組み込まれる。

そしてやりたがりの子ども達が何でも手伝ってくれるし。
子ども達も手作りするのが当たり前という生活の中で育ってるからね。





  
タグ :キムチ

Posted by 陣 at 08:15Comments(0)手作り、無添加

2012年12月27日

超スカッとする薪割り

エネルギーの自給率(電気、ガス、灯油、ガソリン、水道)では100%に近い廃材天国。

自給と言うても、自分で生み出してる訳はない。
廃材利用でソコラ中からもらって生活してる。
ココが人里離れた山の中で自給自足してるのと違い。
持って来てもらってタダ。
向こうは産廃処分費が浮いて、こっちは薪を得られる。
お互いにメリットのある関係だから成り立つ。
労せずして潤沢なこの薪生活を左ウチワと言わずに何と言おう!

電気は廃材ソーラーパネルで売電してる方が多いぐらい。
使うのが2000円ぐらい、売ってるのが15000円ぐらい。

ガス、灯油はナシ。
料理は3食全て薪料理。
五右衛門風呂は当然薪やし、暖房も薪ストーブ。

ガソリンは近所しか走らない軽トラに入れるのが2~3ヶ月に一回ぐらい。
距離走る時は天ぷらカー。
天ぷらカーは軽油と天ぷら油の切り替え式なので、スタート時のエンジンが暖まるまでだけ軽油で走る。
こちらも数ヶ月に一度の給油で済む。

水道は引いてない。
ツルハシとスコップで掘った井戸水。
電動ポンプは解体現場から獲ってきた。

廃材天国の敷地は丸亀市郊外の開発地帯。
元々600坪の農地に廃材を盛り上げてる。
山もなければ、自分の敷地内の木を切って自給できてる訳ではない。

でも、薪の調達には長年かけて築き上げた廃材ネットワークで、わざわざ持って来てくれてタダ!
大工さんの木端はキッチンのステンレスカマド。
造園屋や庭師の伐採系のは50㎝ぐらいに切ってもってきてくれる事になってる。
それで細いのが風呂、太いのが薪ストーブと使い分ける。
薪ストーブはその太い薪が入るように溶接して自作した。


とは言え、こういうめちゃくちゃデッカイのも来る。
これはセンダンの木。
目が通ってるのは斧で割れる。

薪割りは超楽しいレクリエーション。
スポーツのようでもあるけど、勝負とか競争じゃないのがいい。
自分のペースで楽しめる。
寒くてもガンガンやってると、あっという間に長袖のTシャツ一枚になってしまう。


僕が割ってるといつものように子ども達が「やらせてーーー!」と集まって来る。


さすがにこの太さになると子ども達では歯が立たない。
このぐらいには割っておかないといけない。


抜けないー。


僕が割ったやつを運ぶ。


こういう風にドカッと割れると気持ちいい。
さすがにこのぐらい太いと一発では無理。
何度も何度も同じ所に思いっきり命中させてると、ちゃんと割れる。


このぐらい作れば1週間はもつ。

昨日は金倉子ども会で消防団の夜警の応援。
「マッチ一本火事の元ー、カチ、カチ」と練り歩いた。
終わるとお母さんたちの作ってくれた豚汁をみんなで食べて、消防団の屯所で遊ぶ。
夜に鬼ごっことかするのが楽しいんやろねー。


練り歩く途中に立ち寄った近所の有名な家。
年々派手になって、今では毎日見学者が訪れる有名なスポットに。

小さな街の市街地郊外で贅沢な薪の生活と寒々しいイルミネーションが同居する時代。
どっちも選べる。
だから面白いんよねー。
  
タグ :薪割り

2012年12月26日

腐ってる? いや、まだまだ!

実家で親父としめ縄作り。
毎年やってるけど、ちゃんと覚えていない。


まずはワラの掃除。
ワラの芯の固く部分だけを使う。
裾の節も切って揃える。
この作業がコツコツ時間のかかるもの。
ある程度親父がやっておいてくれた。


一つのしめ縄に使う分づつ分けておく。


二人で3本の塊を捻りながら回転させていく。


野遊と二人でやってみる。
やり方さえ分かればそんなに難しいものではない。


七本、五本、三本のワラを垂らした。
これにウラジロと橙を付けると完成。
ウラジロはこの辺りにはない。
山に行って採ってこないといけない。


大豆と大根のグラタン。
これは大豆を水煮したものが酸っぱくなって、急遽チーズで誤魔化した。

まず、酸っぱくなった(腐りかけた)ものを誤魔化すにはトマトソースなどの洋風か中華風の甘酢に仕立てる。
度合いが深いと、酸っぱくて辛いエスニック料理にする。
今回はトマトソースと味噌で濃い目の味付けにした。
更に、チーズをかけてオーブンで焼くと腐りかけてたとは誰も思わない。
腐りかけと言うと言葉が悪い。
味が変化してただけ。
その変化が対応できる範囲ならばこうして使える。
素材を無駄にしないのが手作り生活の基本。


ほとんど大根の葉というお好み焼き。
大根の葉やカブの葉も最初はお浸しでも食べられる。
今ぐらい成長するとかなり固い。
でもまだまだ美味しく食べられる。
もっと春が近くなり、更に固くなるとまた変化をつけて対応する。

大根の葉は今の季節ならサッと茹でるだけで、十分色んな料理に使えるレベル。
お好み焼きが簡単で子どもにウケるのでよく作る。
醤油と味醂で煎りつけてふりかけ風もいい。
お浸しや煮物などの和風で薄味の料理には野菜の味が最高の状態を求められる。
でも、少々時期がズレて「コレは使えるんか?」というものでも洋風や中華風と変化をつける事で十分対応できる。

大豆の料理のように酸っぱくなってしまった時でも、野菜が強烈に固くなったりした時でも、何らかの食べ方を工夫すればそれなりに食えるもの。
カレーには人参、玉ねぎ、ジャガイモとか、お好み焼きにはキャベツとか、決まってる訳ではない。
もちろんそれはそれで美味しいけど、他の材料でもできる。
「〇〇じゃないといけない」という囚われは自由で楽な生活には要らないもの。

コレでもいけるじゃん!
このやりかたって新しい!
こんなんアリ!?
やってみたら意外といけたね!

これは食べるものだけじゃなく、家作りにも生活全般にも通じるキーワード。
自分自身でもビックリするような目からウロコ体験の連続。

自分のやってる毎日の作業に自分自身が感動する生活。
ルーティーン化、マンネリ化が最大の敵だぞ!







  
タグ :しめ縄

2012年12月25日

天然で自由な男

「素晴らしいお土産持参の来廃者なら毎日来てくれてもええなー。」と思ってたらほんとに来た。

高知に移住して自給自足生活を実践してるまーくから電話。
「今日一升瓶持って行ってええかな?」と。
娘さんたちが実家に帰ってて、サユリさんと二人で来てくれた。


猪猟のベテランのまーくんに猪肉料理を出す訳にもいかないのでイワシを仕入れた。
これは醤油、味醂、ショウガ、にんにく、隠し味にちょっぴり酢のタレに漬けこんでた。


大きなスルメイカを持って来てくれた。
ゲソは薪ストーブの上で直焼き。


子ども達はシードルで乾杯。


刺身はまーくんに担当してもらった。


ゲソの塩焼きには橙。
エンペラはフライパンで肝と塩とで炒めた。
どっちも最高のお酒のアテ。


鳴門のレンコンも持って来てくれた。
銀杏とレンコンの炒め物は塩コショウだけで抜群の味。
天ぷらはもちろん自然海塩で。


漬けこんでたイワシはオーブンでじっくり焼いた。
甘辛いタレが最高。


昨日はあっこちゃんはクリスマスケーキ作りで忙しかったので、この一品だけ。
ハヤト瓜と椎茸の煮物。
魚ばかりの中にこういう料理があると嬉しい。


子ども達には何持ってくるか迷った末、ラフランスにしてくれた!
ウチの子らは初めて食べる感動の味。

まーくんは高知の移住先では飽き足らず、何町歩もあるような道も電気も来てないような山を探してる。
ウチの環境とは打って変わった、そういう山奥での生活は僕もしたくない訳ではない。
廃材建築もええけど、山の原木をバンバン切りながらの即興建築にも憧れる。

土地の値段って、その土地が生み出す金に比例する。
道も電気もないと超安い。
まーくんは大型ダンプからユンボまで使いこなせるエキスパート。
そういうスキルがあれば道ぐらい自分でチョチョイのチョイで作ってしまえる。
で、そこにある石で石垣組めば平地が作れる。
そいで、木を切り倒せば家だって作れる。
空き家を探すなんていうレベルからはかけ離れてる。

ウチにも色んな田舎暮らし希望者が訪れるけど、まーくんのような男は唯一無二。
普通は都会の生活に疲れて田舎を目指すという流れ。
彼の場合、元々がガキ大将からそのまんま大人になったようなワイルド系。
ちょい悪親父ならぬ、極悪親父って感じ。
僕も極悪ぶりには拍車をかけてるつもりでも、中々追いつけない。

僕も全くの素人からスタートしたとは言え、ちびっ子の頃からおじいちゃんの横でカナヅチ持ったり、鍬やスコップで遊んだりしてた経験が活きてる。
て言うてもしょうたくんのように、街中で育ってても若くしてウチに弟子に来た後アチコチで経験して今では廃材建築を自分で実践してる訳やし。

要するにやりたい奴は出来るし、口だけの奴はいつまで経っても出来ない。
極めてシンプル!
やりたいかやりたくないか?
やりたい事が実現するべく、やりたくない事を辞めていく。
今、自分の中に違和感のある事を辞めていくことが急務だぞ。

出来てないって事はやりたくないだけ。


  
タグ :来廃者

Posted by 陣 at 09:51Comments(1)来訪者

2012年12月24日

移住先探しの旅

昨日のお昼、松見歯科のたまさんから電話。

房総で「ブラウンズフィールド」を主宰されてる中島デコさんの娘さん、シネマちゃん夫妻と来廃したいと。
シネマちゃんとヨウスケさんは小さな子連れで西日本に移住先探しの旅中。
香川県内をたまさんが案内されてて、廃材天国に連れて来てくれた。

http://www.brownsfield-jp.com/
実際、ブラウンズフィールドはシネマちゃんとヨウスケさん夫妻で切り盛りされてるそう。

あっこちゃんは高松でデコさんの料理教室に参加した経験もある。
もちろんシネマちゃん、ようすけさん夫妻は初対面。

彼等は移住先で店や料理教室、今のブラウンズフィールドのような展開をするかどうかは未定だそう。
でも、シネマちゃんも料理書を出版してるし、周りからの要望で「やってよ!」と頼まれるやろねー。
誰か、来て欲しい人で空き家やいい土地知ってる人は教えてね。

廃材天国の周りは市街郊外、田んぼがどんどん宅地や店に様変わりしてる所。
空き家もなければ、田舎暮らしに移住して来たいようなロケーションではない。
かと言って、僕もそんなに空き家情報とかに詳しい訳でもない。

とりあえず、100%廃材と一切プロに頼まずにセルフビルドした家を見てもらった。
自作焼却炉型薪ストーブ、五右衛門風呂、薪のステンレスカマド、この辺りの自慢の設備関係も説明した。


弟子居候が旅立ったばかりだけど、また大人数でワイワイ賑やか。


猪のパテ、カブの漬けものの前菜。


自家製キムチ、猪の佃煮、菊イモのキンピラ。


山東菜と春雨の梅肉炒め。


カブと柿の和えもの。


松見先生が殻付きの牡蠣、特別純米酒「越乃かぎろひ」、ヤッホーブルーイングの「水曜日のネコ」を持参してくれて、ワクワクの宴会に展開。
焼き立ての牡蠣には絞りたての橙と純米酒!
いやー、瀬戸内海のマクロビオティックは究極に最高。
こういうお客なら毎日来てくれてもいい♪

「見学に行っていいですか?」
「遊びに行きたいんですけど。」
という問い合わせには作業の邪魔になるので断ってる。
いわゆる「本気で学びたい!」という姿勢を認められた弟子型居候だけを受け付けてる。

でも、みんながみんな時間的に何日間も滞在して手伝って、、、というスタイルは無理なのも分かる。
なので、今回のように純米酒+素晴らしいお土産持参の見学者はOK。
特にお土産は干物や純正調味料、加工度の低い純粋な素材が望ましい。

どっちにしても、自分たちが田舎暮らしや自給自足に入るにあたって参考にしたいという動機がないと喋ってても面白くない。
お互いの情報交換で切磋琢磨できるというのも意義深い。

福島や関東から移住する人に「出来ない人の事も考えろ。」みたいな風潮がある。
そんなの相手にして自由な人生を手中に収めされる訳がないぞ。
ウチぐらい傲慢でも大丈夫だ。

アンチ廃材天国的なネット上で書き込みする能のない奴の相手する労力も暇もないぞ!
残念ながら自画杜撰にヤッカミは通用しない。
よく、「ネット上の書き込みで落ち込んで、、、。」みたいな話を聞く。
悪口を叩かれるぐらいで丁度ええ。
憎まれて世にハバカルのがスキマ生活者の証。
成功しない脱線路線を選んだという事は社会貢献もしないし、偉くもならない事を決めたってこと。

わざと悪気があってやってる人間に悪口が効く訳ないじゃ~ん♡



  
タグ :来廃者

2012年12月23日

弟子居候の旅立ち

ユウジくんとマサヨちゃんは朝の出店前のドタバタ作業も手伝ってくれて、旅立った。
ほんと、助かったーーー。



ウチの後もアチコチ回った後、伊豆で自給自足生活を目指すそう。
伊豆かー!
行ったことない所にまた新たな繋がりが出来て嬉しい。
万華鏡作家の傍島飛龍くんの藤野とも近いし、天ぷらカーで関東ツアーっのもいいかも。

子ども達が大きくなって旅するようになったら、かつての居候の所に行って泊めてもらって作業を手伝うという、逆の事が実現すると面白い。
和田山の「あ~す農場」の大森さんの所の子ども達(もう大人)も10代でキューバやエルサルバドルとアチコチ旅してる。
15、6歳にもなればヒッチハイクも出来るし。
国内であれば「高速ヒッチハイク」で一日あれば四国から関東に楽に移動できるからね。

今はまだ子ども達が小さいので家族の旅が面白い。

まだまだ、子ども達が大きくなるまでには新たな弟子居候が訪れる。
彼等がここで学ぶの同時に、子ども達も彼等の影響を受ける。
そうして、いろんな所やいろんなジャンルの事に興味関心を抱いていく。
後は本人の嗜好性と向き不向きで、取捨選択すればいい。

今回もユウジくんはサッカー経験者で、野遊と土歩は毎日夕方にはサッカーを真剣にやってた。
ユウジくん曰く、「本気度が凄いですねー、僕が来てから何日かで随分上手くなりましたよ。」と。
自由=本気
これは特別な能力でも何でもない。
極めて当たり前の事。

〇〇せなばならないという呪縛から解放される事で誰でもパワー全開。
ただ、そのパワーの向かう方向性は千差万別だ。
そこで他人と比べてることを辞めるのが前提。

比較から脱する事で、「これでいいのだ!」という自画自賛の境地に至れる。
「杜撰」は必ずしもオススメとは言い切れないけど、自賛はオススメよん♪



  
タグ :居候

Posted by 陣 at 09:35Comments(3)来訪者

2012年12月22日

移動式ピザ窯出動するよ

今日は「善通寺五岳の里公園」のイベントに出店。

イベントの詳細
http://www.city.zentsuji.kagawa.jp/gogaku/event/index.php?id=193

ウチは移動式ピザ窯での出店なので、昨日は生地だけを予め焼いておく。


これは試食用。


出店用のトマトソースピザ。


これは出店しないスペシャルメニュー。
自家製バジルのジェノベーゼにちりめんじゃこ、しめじ、チーズのピザ。

出店の時はトマトソースの一種類しかできない。
でも楽しいのは10~30人ぐらいのピザパーティーで、毎回違う味付けのピザを作る時。
醤油ソース、カレーソース、フツーツピザと色々楽しめる。


早く蒔いた金時人参がよくできてる。
これは人参のグリッシーニに入れる用。

ピザの仕込みを午前中で終え、午後からはま他屋根の作業。
家の中ではあっこちゃんとマサヨちゃんの二人がスイーツ作りの仕込み中。


完璧に養生できた。
このトラックシートは相当持つ。


シートはそんなにないので絨毯も使う。
果たしてどれぐらい持つのか?
1~2年も持てば十分。
その時にまたやり直す。


こっちはガラ違いの絨毯。
夕方までにはユウジくんと二人で全部養生し終えた。


母屋の屋根には煙突が2本。
奥の風呂のを合わせると全部で3本。
どれもストレートにしてあるので、煙突掃除はほぼいらない。
たまにカンカンと叩くと煤は下に落ちる。

屋根の修理も家の建て替えも何回でもやったらええ。
やってるうちに慣れてくる。

そうして暇つぶししてる間に人生終わる。
客観的な成功なんぞ目指さない。
社会に役立つ、人が喜んでくれる、会社を大きくしてたくさんの人を雇用して貢献する。
どれもウソ臭い。
そんなプロパガンダじみた看板掲げんでもええ。
そういう上っ面のために生きてるのとちゃうぞ。
何か他のことのために自分を犠牲にするな。
自分で自分のための納得する日々を勝ち得るのだ。

崇高な目的などいらない。
今生きてる。
そんだけ。
だったら、その日常の生きるプロセスに納得できないと意味ないじゃん。
どうせ自分一人なんて何やったって大した事のない人生。
たった数十年という一瞬の時間。
だからこそ、妥協はできないのだ。

一日の始まりの瀬戸内海のいりこ出汁と自家製味噌の味噌汁に毎日感動する。
夜にはドブロクの発酵具合に感動して終わる。
それだけで十分。
それが後何千回かあるだけ。
一日に一回しかない朝食も、一日に一回しかない晩酌も絶対的に妥協できない。
それがたった一年に365回しかないのだ。

他はテキトーでいいけど、コレだけは譲れない。
シンプルな生活は前者が増えて、後者が減ってくる。
それがスキマ生活の廃材左ウチワだ。
なお且つ自画杜撰という手がつけられない状態。

この時代に日本に生まれてよかったし、こんな詐欺のような生活を手に入れられて本当によかった♪



  
タグ :ピザ

Posted by 陣 at 06:02Comments(0)出店

2012年12月21日

廃瓦屋根のメンテナンス

ここの所やってる廃材の養生。
現状で廃材天国にある廃材は最後の最後まで、養生し終えた。


こんなトタンの塊が9つも出来た。

4間モノ(7、2m)などの丸太
4寸(12㎝)×8寸(24㎝)の桁
3寸5分(10、5㎝)の柱
合掌の部品一式(これは貴重)
鴨居、敷居のセット
1寸(3㎝)厚の床板
1寸5分角(4、5㎝)の垂木
野地板

これらが相当の数で揃ってる。
そりゃ、築60年と築30年の家2軒解体した材料がそっくりある訳やからねー。
何でも作れる!
養生したとはいえ、是非とも来年は新たな廃材建築に着工したい。


冬の入り口の突風の日々が過ぎて久しい。
強風の日の夜中は屋根の上がガチャガチャと忙しそうやった。
なので、久しぶりにこのふざけた屋根に上がり、点検と補修。
廃材天国の母屋の屋根面積は80坪。
瓦を使ってはいるけど、バラバラの廃瓦を敷きつめてるだけ。

セルフビルドにおいて屋根って大事。
屋根は家の耐久度の象徴でもある。
いくら構造がしっかりしてても屋根が悪ければ家は腐る。
でも!
その屋根にも廃材しか使わない。
家そのものを完全に舐め切ってる証拠。
つくづく廃材天国と命名してよかった。
何度も直さないといけない屋根作業の折に、「アスファルトシングルでも張ったら20年は持つのになー。」とか頭をカスメルこともなくはない。
でも、新品の材料を張り込んでパリッとさせる事にワクワクしないから即却下。
で、手持ちになくても、今まで培ってきた廃材ネットワーク情報を総動員して廃材を段取りする。

「どうしよっかなー?」という右も左も決まってない所から、「おっ!」と閃き電話をかける所からが一番楽しい。
映画の冒頭みたいな感じ。
そこからうまくいかない失敗も含めてのドラマのためにやってる。

家は孫子の代まで持たなければいけないなんて事は断じてないぞ。
家のスタイルは生活スタイルが違えば全く違ってきて然るべき。
実際にこの間解体した家だって、全然傷んでなくって普通に住める家。
でも、施主の息子さんや娘さんは全く興味を示さなかったそうな。
もちろんそれはそれでいい。


養生のシートがめくれてる。
下のビニールハウスのビニールで防水して、グレーのシートは廃瓦がビニールを破らないための養生材。
で、バラバラの瓦は養生材を日光と風から守るためのもの。
風で飛ばない重さがあって、腐らない素材なら何でもいい。
いっその事砂利を敷き詰めたっていい。
でも、砂利がすぐに自分の土地の周辺で取れるならいいけど、普通は買わないといけない。
廃瓦なら解体屋に電話一本。
4tダンプが何杯でも降ろしてくれる。


茶色くなってる部分はビニールの柔軟性がなくなり、パリパリになってる。
ここが突破されると下の野地板が腐り始める。


トラックシートを細く切って、裏側だけをエアタッカーで留める。
この頑丈なトラックシートの廃材は超貴重。


母屋の屋根から井戸の土屋根の上に跳び移れる。
今の季節は草屋根が枯れてる。


ソーラーパネルも点検。
もちろん問題なく稼働してる。
こんな緩い日差しでも、電化製品の少ないウチでは明るい時は常に売電してる。


夕方、菊イモを掘った。
地上部が枯れたら収穫時期。


見た目はショウガのようなもので、いわゆる芋の仲間ではない。
イヌリンとかいう糖尿病に効果のある物質が含まれてたり、注目されてる。
それよりも、畑じゃなくてもどこに植えてもほったらかしでジャンジャン育つ。
食糧難時代にもってこいの作物。


ゴマ油で炒めて、塩と醤油だけのキンピラで超甘くて美味しい。
菊イモは炒め物、サラダ、煮物とオールラウンダー。


白菜の蒸し煮。
針ショウガが利いてて最高。


ここの所、にこちゃんが一品作るのが定着してきてる。
これは豆腐、サツマイモ、黒ゴマと醤油の味付け。
一見中華風のこの料理にサツマイモの甘みが以外やけどバッチリ。



  
タグ :廃材建築

Posted by 陣 at 07:30Comments(0)廃材ハウス

2012年12月20日

来年の「どくんご」打ち合わせ

高松の「ちろりん村」に行って来た。
東讃では一番大きな自然食品店。
ウチは西讃なので善通寺の「ポパイくん」で調味料や油などを買ってる。
この2軒が香川では老舗。

最近では新しい宅配の業者も増えて競争してる業界。
でも、いわゆる消費者運動からの流れのこの2軒は絶対的に信頼度がある。

「ちろりん村」の先代の社長が無くなる前に、焼きものを置かせてもらうという話が出てた。
それが最近になってようやく実現した。
まだ置かせてもらい始めて2ヶ月ぐらい。


自然食品の棚の一部にコーナーを設けてもらった。


玄米珈琲とビワエキスも。
実は焼きものよりコッチの方が人気。


行く前に作業の段取りをして、野遊とユウジくんとで廃材の養生の続きを進めてくれてた。
帰ると養生は終わって、コンクリートガラの搬出に入ってた。


高松の帰りに宇多津の「くぼさんのとうふ」に寄ってオカラを頂いた。
マクロビスイーツ作りには欠かせないオカラだけに質が求められる。
これはフードプロセッサーで細かくした後、乾燥してる所。
乾燥させておくと冷凍庫に入れなくても保存が利く。

昨日は来年の「どくんご」の打ち合わせ。
今年は出演しなかったケンタさんが来廃。
珈琲倶楽部のマスター、玉井さん、トミーと中心メンバーが集まっての打ち合わせというか宴会。


猪肉で串カツ。
揚げものなので脂の少ないモモ肉が合う。
味噌のソースと、おこめーずで頂いた。


ノゲシと種付け花のサラダ。
豆腐の卵もどきと甘酒ドレッシングで味付けしてる。
ノゲシはタンポポに似てる野草で、春と秋に食べられる。
どちらも廃材天国内に自生してる。


まんばの雪花(せっか)という郷土料理。
香川では高菜の事をまんばとか百花と言って、茹でこぼしてアクを抜いて煮物にする。


里芋の煮物がほっこりして美味しい。


ハヤト瓜の浅漬け。


まだ残ってるピーマンとじゃこの佃煮。

来年のどくんごの芝居はタイトルも内容も未定。
廃材天国では10/13(日)に開催することが決定!

どくんごの芝居は喜劇だけどシュールな面もあり、人によっては涙も流れる。
笑う所も泣く所も人によって違うのが特徴。
みんなで今年の芝居の事を喋ってても、「ええっ、あそこで笑えるの!?」とか。
「実はあそこで感動して、、、。」とか以外な話が出て面白い。

今年も廃材天国の手作り市とどくんごのテント芝居の同時開催でいくぜー!!!




  
タグ :どくんご

Posted by 陣 at 07:55Comments(0)どくんご

2012年12月19日

新開発のヌカふりかけ

雨も上がって、廃材の仕分け作業再開。


種類ごとの仕分けと廃材トタンでの屋根作り。


奥側が上の写真の廃材。
野遊がインパクトに慣れてるので、上に上がってビス留め作業を担当。


屋根に勾配もつけてバッチリ養生。
材木屋のように、一列ごとにリン木をかました。
これなら何年経っても腐らない。


一年ぐらい前から来てるイイ感じの丸太と今回の解体で出た丸太。
4間モノ(7m20㎝)なんかは貴重やからね。


これで完全防水。


家の中ではマサヨちゃんとにこちゃんがフリカケ作り。
最近あっこちゃんが「ヌカふりかけ」を開発した。

普段は玄米ご飯なのでヌカは出ない。
麹のためや甘酒の仕込みの時に小型精米機で精米する時に出る。
そのヌカを煎って、すり鉢で当たる。
ココがポイント。
すり鉢で当たらないと胚芽の部分が喉に引っかかってムセル。
よく当たるとそれがなくなる。
ゴマ、刻みノリ、青海苔、塩、醤油、味醂で味を調える。
隠し味にブラックソルトを入れる。

近頃よく、チベットの塩とかアンデスの塩とで黒っぽいのや赤っぽいのがあるのがソレ。
これは「おこめーず」にも欠かせない塩。
普段使う塩は全て天草の自然海塩だけど、調味料としてこの塩を使う。
海の塩と違って、ミネラルのバランスが体にいいかどうかは疑問。
自然な製法の海塩を使わずにコレばっかしだといけないと思う。
でも、強烈な硫黄か鉄などの匂いが隠し味として有効。

何にせよ、無農薬米のヌカは貴重。
煎りヌカにしただけで甘くて香ばしい。
ヌカ漬け、鶏の餌と絶対に無くてはならない必需品。
それでも余ってただけに、無駄にせずに使えるようになって嬉しい。

玄米ご飯にはもうヌカなんてかけなくていいようなモンやけど、それでも美味しい。
それに子ども達は白いご飯も好きなので、たまに炊く。
そういう時に、このふりかけは相性がバッチリ。


これもマサヨちゃんがいい仕事をした。
小麦粉と油を徹底的に炒めるブラウンソース。


塩も混ぜて完成。


それを猪骨スープで延ばしたシチュー。
ジャガイモ、人参、玉ねぎ、ハヤト瓜と具だくさん。
ブラウンソースだけではトロミが甘かったので、玄米粉でトロミを増す。
小麦粉は炒めないと後で入れられないけど、玄米粉なら熱い鍋の中にそのまんま入れて大丈夫。
よくかき混ぜるとダマにもならずにトローンとしてくる。
これはめちゃくちゃ美味しかった。


これは間引きホウレン草のお浸し。
こういう小さい時のホウレン草って超美味い。
子ども達にも人気ですぐに売り切れる。


にこちゃんの作った煮物。
大根、揚げ、椎茸、青トマトで、塩と醤油で味付けされてる。
すりゴマが利いて美味しい。
最近にこちゃんのお気に入りは煮物作り。
切るのも味付けも一人でやってる。
もちろんあっこちゃんに聞きながらやけど、一応全工程をできるようになった。
最初は自分の食べたいものを自分で作れるのが楽しいもの。

もちろん何でも大人がやった方が速い。
でも子どもは「やらせてー!」の連発。
そこでまず何でもやらせてみる。
本人がほんとにやりたい事で集中すれば小さくとも最後までやりきる。
途中で嫌になればやめればいい。
「一回やると言ったんだから最後までやりなさい。」はナンセンスな押しつけにしかならない。
これを言うと次からやりたくなくなる。

やりたくなった時に出来る状況を整える。
それが親の役割。
失敗しようとも後の事は親が全部責任を持つ。
それを見て、自分でも責任を持って成し遂げられるようになっていく。
そこがデモクラティックスクールと家庭との違い。
公共の場で社会性を考えるのも大事。

でも、一番大事なのは家庭。
家庭では教育なんて言葉はいらない。
大人が活き活きとやってる事を真似するだけなんやから。

  
タグ :ふりかけ

Posted by 陣 at 07:02Comments(0)手作り、無添加

2012年12月18日

変化しながら進化していく

僕とユウジくんは廃材の仕分け作業。

途中で雨になり、ユウジくんには黒煎り玄米珈琲の作業に切り替えてもらった。
慣れないうちは薪で煎る火加減が難しいもの。
一回やると大体分かる。

あっこちゃんとマサヨちゃんは家の中で手作り保存食の作業。
キムチや「おこめーず」作ってた。
元々は豆腐マヨネーズをよく作ってた。
で、最近の解体工事の居候のノリちゃんがあっこちゃんと開発したのがドブロクの酒粕のマヨネーズ。
7割ぐらいが酒粕というほとんどがお米で出来てるので、「おこめーず」と命名。

原材料とかも書いてるその時の日記
http://kadoya.ashita-sanuki.jp/e611932.html


大根が大きくなってきた。


本体は煮物に。
太白ゴマ油100%で揚げた「くぼさんのとうふ」のがんもどきと。
煮物の要は塩。
しっかりと自然海塩で味付けがなされてて、香りづけに醤油。


葉っぱの部分はお好み焼きに。
「おこめーず」を楽しむにはお好み焼きかタコ焼き。
前回のカブの葉もよかったけど、大根の方が苦みが少なくて子ども達には人気。
最近みかんを頂いてみかんペーストも作ったので、自家製ソースも簡単に作れる。

おこめーずはドブロクの酒粕の状態に影響されるので、毎回味が違う。
この違いがあってこそ楽しいもの。
毎回全く同じなんて面白くもなんともない。
酒粕の酸味が強いと米酢を入れる量を減らす。
ポメリーの粒マスタードを加えても美味しい。
加える白味噌の甘さもポイントになってくる。

ユウジくんとマサヨちゃんもウーフでの旅で色々回ってるけど、有機農業専業化を目指してる訳ではない。
基本はウチのやってるような自給自足の生活を目指してる。

「半農半X」な生活での「半農」の部分って超大事。
「X」ばかりを先に考えるんじゃないぞ。
要するに、半分の労力は生きるための作業。
家を建てる。
薪を作る。
お米を作る。
味噌を作る。
漬けものを漬ける、、、。

そこで、まず金をかけずに豊かな生活を実現させるベースを作る。
そのベースの要はマインドセットのシフト。
マインドセットとは考え方や価値観のこと。
そのセットを抜本的に変えるという事。
月〇〇万円で生活するという消費型の考え方に乗っかったまま、「えーと、何を倹約しようか?」と考えても難しい。

毎月何十万かもらって家賃かローンを払いながら、買いものして生活してる感覚で、自給自足なり半農半X生活を思い描いても無理がある。
そこはちょっと置いといて、、、。

これは事実として大事なこと。
生きてる労力を半分もかければ、寝る所や食べるもんぐらいは何とかなるって事。
その後は余裕のある範囲で好きな事していけばいい。
まず、何をして生活していこうか?じゃない。

ウチら夫婦も自然な流れでこういう生活になってきた。
僕は脱陶芸家という想いがあり、あっこちゃんは出来る所まで手作りで生活していきたいという希望があった。
陶芸家として成功しないうちから脱陶芸を掲げられたのは本当にラッキーだった。
で、2軒も家建ててると廃材建築や解体という仕事が来たり。
あっこちゃんは自分が手作りしてる料理やお菓子を求める人が出て来た。
もちろんこれからも変化していくし、こうなりたいという妄想めいた夢なんかはあまりない。
夢とは今実現してるのだ!!

自分の思い描く生活には何があるのか?
朝起きてから寝るまでの間、日々何をしていたいのか?
それを夫婦で徹底的に広げる必要がある。
そのミーティングは詰めて行く作業じゃなく、広げて行く作業。
で、何らかの具体的な案が出て来るとシメタもの。
後は実践あるのみ!

もちろん何もしないで話だけしててもイメージしにくい。
ウチに来るまでも6軒の居候先を経験してきてるユウジくんとマサヨちゃん。
そういう既に成功してる所に直接行って、一緒に作業するのは一番。
ウチも含め、アチコチの醸し出す空気に触発されて、自分たちの中からフツフツと発酵が始まる。
それが自分たちに合ったものだと、爆発的に増殖する。

心配せんでも合ったものしか実践できない。
これが結論だ!!!

で、実践してるうちにどんどん進化していくもの。
手作りのマヨネーズも人生自体も変化しながら進化していく。




    

  
タグ :手作り

2012年12月17日

新たな弟子居候は夫婦で来廃

木の看板完成。


掘った字に着色して艶消しのクリアで仕上げた。
杉の木目がクール。
こんだけ板厚があると迫力がある。

午後に新たな弟子居候来廃。
関東から夫婦で来たユウジくんとマサヨちゃん。
一週間ぐらいの予定。
二人ともこの夏で仕事を辞め、ウーフ的にあちこちに行って学んでる最中。
岩手のウレシパモシリ農園では、ウチに天ぷらカーを伝道してくれたコウタくんとアサミちゃんともかぶってるそう。
パーマカルチャーセンターや非電化工房の藤村さんの所にも行ったり。
シャロムヒュッテのゲストハウスでのアースバックハウス作りもしてる。
他にも農園や里山関係とアチコチ旅しながら、体験居候を重ねてきてる。

こういう既に勉強もして、経験も積んだ居候の弟子入りは超ウェルカム。
むしろ僕らも色々とよその話が聞けて勉強になる。
こういうやりとりが「お互いにとってメリットのある関係」。

なぜウチがWWOOFジャパン(ウーフ)のホストに登録しないか?
それはウーフのきまりの「滞在と労働の交換」というドライな関係と、登録さえすればたくさんのウーファー(体験者)が押し寄せて来るという切迫感があるから。
もちろん、ウーフのホストになってる素晴らしい所はたくさんある。
ハセヤンのカナディアンファームだってそうやし、実際に僕も世話になった。
ユウジくんとマサヨちゃんの世話になった所の話も興味深い。

まずウチの場合メールと電話での面接があって、僕が合格を出さないと弟子居候になれない。
別にそんなにハードルが高い訳でもない。
ただ、「見学に行っていいですか?」とか知ってる訳でもないのに「遊びに行かせて下さい。」というノリの者を断る口実を作ってるだけ。

反対にタチの悪いホストも居て、滞在中は毎日草刈り機を持たされて、延々と開墾作業をさせられたというしょうたくんの経験談も聞いてる。

弟子居候はウチの空気を学び成長し、ウチは身を粉にして働いてくれたり情報交換もできて助かる。
これが「お互いにメリットのある関係」。


このあいだの解体工事で出た廃材をキチンと仕分けしてトタン屋根で覆っておく作業に入った。
今は材木屋かというレベルの廃材の量。
これを雨ざらしで無駄にしないように工夫が必要。


タイヤショベルの爪ですくえるようにリン木に小さな単位に分割して置いた。
こうして種類別にしておくと、必要な時にその塊ごと取り出せる。
いつも山のようにある廃材の分類が出来てなくって無駄にしてたから、今回はちゃんと考えた。


暗くなるまで作業して、あっこちゃんとマサヨちゃんが料理してくれてるのがありがたい。
定番のカブの甘酒マリネとゴボウの甘辛煮。
砂糖も味醂もナシで甘辛に出来るのが凄いとこ。
アクをとらずにゴマ油で炒めて梅干しと醤油で炒め煮にしてある。


あまりにも温かかって、にこちゃんの要望で冷や奴。
カボチャとハヤト瓜の煮物。
ハヤト瓜は空音遊の保坂さんが持って来てくれたもの。
これは炒めても、漬けものでのも、煮物でも何でも美味しいし、保存が利くという優れ物。
しかもうまくいくと鈴成りに出来るという。
ウチでは去年植えるも失敗してるんで、来年こそは成功させたい。


これは猪のパテと佃煮。
どちらも猪骨スープを取った後の骨についてる肉をそぎ落としたもの。
パテの方はコショウやクローブというスパイス系の洋風。
佃煮はショウガ醤油と唐辛子で濃く煮詰めた和風。
ご飯にもお酒にも合うのは断然和風の方。


更に嬉しいことに、ユウジくんとマサヨちゃんのお土産は雄町米の純米酒の一升瓶。
広島の竹鶴という酒で何と5年ものの古酒。
最近日本酒でも古酒を売りだす蔵も少なくない。
ほんのり琥珀色で、酸味がある。
それなのにベタつき感がなくスッキリしてる。

お互いに学びになって、、、云々、とか言うより、こういう至高のお土産は最高。
この辺りの酒屋で買えないというのがポイント高い。
出会いは一期一会。
その日呑む酒も一期一会というのがいい。

夜ネットで開票速報をみんなでみてた。
香川3区は予想通り自民、全国的にも自自自自自自自、、、、、、。
予想はしてたけど、はるかにそれを上回る勢い、、、。
一瞬暗澹たる気持ちにもなったけど、原発が再稼働しようとも、消費税が10%になろうともこの盤石の生活はビクともしない。

自分自信の芯が盤石やから、世の中がどう動こうと絶対に生活に困ったりしないのよ。
それはどんな風が吹こうとも、廃材生活によって順風満帆にしてしまえるから。
逆に大事な事を伝えられる時期に来てるとも言える。

益々加速してぶっ飛ばすぜーーー!!!
衆議院選挙ごときで失速するなよ!!!
  
タグ :純米酒

Posted by 陣 at 06:25Comments(0)来訪者

2012年12月16日

クリスマスケーキ作り

マクロビクリスマスケーキ作り教室開催。


子ども達もデコレーションを楽しむ。


大きいお姉ちゃんはさすがに手際がいい。
にこちゃんも遊んでもらえて大喜び。


こんな感じで美しく完成!

徳島から自然食の宿「空音遊」夫妻も参加してくれてた。
大歩危峡という徳島の山中の宿の休みにわざわざ来てくれた。
http://www.k-n-a.com/
泊りじゃなくとも、ランチだけでもOKみたい。
寒い季節でも予約が絶えずに人気だそう。


教室の時間に友達の所に遊びに行ってた野遊も帰ってきて作った。


完成。
玄米粉とおからの生地に豆腐のクリーム。
クリームの中には麩が入り、米飴で甘みをつけてる。
読んだだけではキテレツ、食べると美味しい。

マクロビと言えば、砂糖ナシ、卵ナシ、乳製品ナシ。

では何で甘みをつけるのか?
あっこちゃんは自家製甘酒と自家製米飴、それ以外は使わない。
マクロビスイーツの本のレシピにはメープルシロップ、ハチミツ、てんさい糖などが使われてる。

砂糖(特に白砂糖)は単糖類と言って、それ以上は分解されない糖。
消化の必要がなく、吸収が早い。
摂るとあっと言う間に血糖値が上がるので、膵臓はインシュリンを出してすぐに下げようとする。
この急激な血糖値の変化が忙し過ぎて膵臓が働けなくなるのが糖尿病。

それと、糖が体に入ると酸性になる。
それを中和させるためにアルカリ性の骨の骨を溶かしてしまうことで、カルシウム不足になる。
これが砂糖中毒の禁断症状のイライラに現れる。

精製された白砂糖や精製塩のように、何でも精製すると白くなる。
精製されてビタミンやミネラルの失われた純粋なものは常食するとヤバイ。
特に砂糖を中和するのは多量のビタミンB群が必要となり、不足すると精神不安定になる。
鬱やキレると言った、身体以外にも症状が現れる。

では精製されてない市販の糖は何か?
黒砂糖や天然のハチミツやメープルシロップにはあらゆるミネラルやビタミンが含まれる。
これらは複糖類と言って、糖の構造がものにより、二糖、三糖、四糖という構造。
単糖よりは身体にやさしい。
マクロビでよくテンサイ糖が使われるのは砂糖大根という北海道産の原料で、サトウキビという南国原産のものよりも陰性が弱いとされてたり。

それ以上になると多糖類という構造が10以上のものがある。
これが甘酒と米飴なのだ。
お米由来で未精製のこれらは消化吸収が超緩やかなので身体にやさしい。

でもねー。
〇〇がいい、△△がいけないという二元論はナンセンス。
いくら砂糖辞めても、ご飯を食べずに大量に米飴のスイーツばっかり食ってていい訳ない。
要は全体のバランス。
人間の歯は、穀物を噛む臼歯20本、菜類を噛みきる門歯8本、肉を噛む犬歯4本なので、そのようなバランスで食べるのが望ましい。

もっと言えば、運動や精神状態などの広範なバランスに及ぶ。
怠けずに体を動かす労働をして、家族みんなでワイワイとよく噛んでご飯を食べる。
ホントにたまになら、そこに砂糖や市販の何かが入った所で問題はない。
ハレの食(お祭り料理)とケの食(麦飯と野菜の煮物、漬けもの)のメリハリがちゃんとついてた時代であれば。

でも、「たまにはええやろ。」が全然にたまにならないのが現代。
昔で言う所のご馳走だらけ。
そこを正すのが手作りの生活。
我慢や質素倹約とは違う。

実質本位で体が求めるものを食べる。
朝の味噌汁、玄米ご飯、梅干しからスタートして、自分の体が人体実験。
前日の食で今日の体調が変わるという経験の繰り返しだ。

作ることに情熱を向ければ実は食べ過ぎないということも実体験として分かって来たし。



  
タグ :ケーキ

Posted by 陣 at 08:08Comments(0)手作り、無添加

2012年12月15日

看板制作

最近は陶芸の工房にこもってる。
と言っても作陶作業ではない。


コレ。
看板の制作。
コツコツと木を彫る作業は楽しいもの。

色んな仕事を頼まれる。
もちろん嫌な仕事は引き受けない。

中村文昭の「頼まれごとは試されごと。」と言う名文句がある。
確かに、成長するため、学ぶためには条件を度外視して即決で引き受けるというのもアリ。

でも、その設定すら自分で決めたらええ。
今の僕が芯からワクワクする事。
それは自分にしか分からない。
いや、自分にすら分からないかもしれん。
頭で考えてる以上は。

理屈抜きにやりたい事。
楽しそうな事。
そういう仕事しか引き受けない。

だって、別に他人の仕事なんかせんでも、自分の生活にまつわる作業が仕事。
そっちの方がはるかに大事。
それを優先するために、陶芸の作品を年間ウン百万売って生活するというのからシフトした。

それなのに、また色々と頼まれてるうちに忙しくなって手作りの自給自足生活に支障をきたすようでは本末転倒だ。
今月いくら稼がないと生活できないというのから離れてるからね。

生活のために自分の労働力を注いでるんだ。
お米作って、廃材で家作って、薪で生活する。
まさに毎日生活してるのだ。

「それでは生活できない。」
「そんなんでは食えない。」
という変な日本語は、まさに食べるものを作ったり生活そのものをしてない証拠。

機械をアホ程買う農業では食っていけない。
それも事実。

自分が生きていく身の回りに必要なモノぐらい生きてる以上は生み出せるんだ。
それが農的暮らし。
自分が生きてる限り生活には困らない。

今でも家族一丸となって毎日生活してるし、これからもしていく。
子どもたちは「生活していくことは楽しい事」と日々学んでる。
生きていく事は楽しい事。
仕事も本来楽しい事。

ウチの子どもたちが大きくなってバリバリ作業しだすと、早よ隠居せないかんのちゃう?




  
タグ :看板

2012年12月14日

選挙のための工作活動

久しぶりの河野さん来廃。
河野さんと言えば一軒目の廃材ハウスの土地のオーナーでもあり、「アートでたんぼ」の主催者でもある。


その実態はアート活動家!
「このままじっとしておれんきん、張り込んで作ってもろたんや!」
これなら公職選挙法に引っかからない。

ここ香川3区は前職の2代目が立候補してて投票率が低くなるほど強い。
今回、何とか自民だけは食い止めたい。
今回の選挙の争点は「原発、TPP、増税、改憲」と盛りだくさん。

このサイトが分かりやすい。
「迷える有権者ネット」
http://charitv.me/btt311.com/upmayoeru/p2.html

原発は即時停止が当たり前。
TPPは日本にとっていいことなし。
消費税が上がるのだって最悪。
自衛隊が国防軍に変わる改憲って、、、。

とこれは一般的な国民の目線からの意見。
でも選挙に出る方なり、それを応援したい大企業や団体、利益を牛耳る側からすると反対。

一般人にはどんどん無関心になってもらった方が都合がいい。
原発動かせば電力会社は絶対儲かるように出来てるし、電力会社がスポンサーのマスコミだって潤う。
消費税上がって困るのは年収の低い層、権力者側は痛くも痒くもない。
改憲の内容だって、詳しく見るとヤバイことだらけ。


河野さんがわざわざ金かけて作ったノボリで僕も盛り上がってきた。
早速、杭を打ちこんで廃材天国の道路沿いに設置。
最近の日が短いのを考慮して、投光機でライトアップ。
アンド、赤色回転灯で迫力アップ。
廃材としてもらってたけど、今まで活躍の場がなかった。
こういう事に活かすことが出来て最高!
この道を自転車で5分も行けばイオンタウンという立地条件が活きるねー。


そんな事をしながらも、ポン酢の仕込みも大事。


フレッシュな柑橘に本醸造の醤油があればそれだけで、最高の即席ポン酢。
でもこのレシピは一級品。
是非お試しあれ。


もちろん、改憲されようがTPPが通ろうがこの豊かな生活は益々加速しながら続いてゆく。
増税なんかでビクともしない。

この豊かな生活を実現してるからこそ、子ども達が大変な目に遭うような将来像を持つ自民党は一議席でも減らすのだ!

どこに入れるか迷って、行かないというのが最悪。
それを望む奴らの思う壺。
絶対に棄権だけはするな!!!
  
タグ :選挙

Posted by 陣 at 09:37Comments(1)社会

2012年12月13日

マクロビ仕様のクリスマスケーキ

日夜試作に試作を重ねた、あっこちゃんのクリスマスケーキのレシピ完成。
これは12/15(土)のスイーツ教室用に開発を急いでた。


ブッシュドノエル風。
何せ、砂糖、卵、乳製品ナシの「もどきケーキ」。
砂糖や卵でふっくらさせるのがケーキ作りの鉄則。
なのに、それらがないのに食感だけじゃなく、見た目もケーキっぽくさせるのが大変。

生地は玄米粉だけでロールさせるのに苦労したよう。
中のクリームは豆腐で、外のクリームは栗がベース。
生地もクリームも甘みは米飴だけ。


愛媛じゃなくとも、みかんの豊富な香川。
この時期たくさんもらえる。


外の皮を剥いて放り込んで、煮詰めるだけ。
薪ストーブで煮詰めてペースト状にして瓶詰めしておく。
これを年間通して、スイーツにも醤油ソースにも利用する。


兄貴たちは猪骨スープを取った後の、骨についた身をほぐす作業。
徹底的に猪の命を頂くためには労力を惜しまない。


にこちゃんもみかんの作業より、こっちの方がやりたくなった。


猪肉のほぐした身で猪チャーハン。
見た目は悪いけど、めちゃくちゃ美味い。


一日中煮詰めるとこうなる。
薄皮はドロドロで分からないぐらい。
分量にすると、5分の1ぐらいにする。

12/15(土)のクリスマスケーキ作り教室の案内

参加費2500円、小学生1000円、3歳以上500円
朝10時からスタート、お昼は簡単なランチを用意します(大人500円、子どもはナシ)
お弁当持参可
申し込みはhaizaitengoku@gmail.comまで(件名を「スイーツ教室申し込み」として下さい)

  
タグ :料理教室

Posted by 陣 at 09:12Comments(0)手作り、無添加

2012年12月11日

コブハウス

県内のギャラリーカフェ「とんがりハット」に委託で置かせてもらってた焼き物の作品を引き取りにいった。
丁度、常連の方でたくさん買って頂いた人とも焼き物の話が出来て楽しかった。
たまには陶芸家のような顔をして焼き物についてお喋りするのも楽しいもの。


帰りに用事があって「わあい」に寄った。
マサくんの作ってるコブハウスを見学。


スパイラルの屋根がクール。
これは真似したいねー。


お約束のフロントガラスとかも。


庭の土を練って積み上げていってるだけの簡単工法。
土で作った生レンガをアドビとかコブとか言う。
主に、アリゾナやメキシコ辺りで使われる工法。
それがワラブロックだとストローベイル建築。

廃材天国の母屋の廃材の積木建築はこういう建築法から閃いてる。
電話一本で解体屋が持って来てくれる無尽蔵の廃材。
それをチェーンソーで50㎝にカットして積み上げまくった。

容易に手に入り、大量にある材料=建築資材。
石の多い所から石の家。
日本ではやっぱり木の家になる。

最近の解体工事で壁土が大量に出て、廃材天国内にストックした。
次なる廃材建築にはこの土をどうしても使いたくなる。
もちろん、在来工法のソレとは使い方が全く違ってくる。
廃材建築のアイデアには際限がない。


あっこちゃんの実家から太ネギが大量に届いた。
これはヌタ和え。

主に青い部分をふんだんに使える料理を考えながら切ってた。
材料を触りながらってアイデアがジャンジャン湯水のように閃く。
廃材建築も土作りからする陶芸もそう。
素材からもらえるインスピレーションってめっちゃ分かりやすい。
もちろん繰り返しやって経験値が上がって来ると、閃きは加速度を増していく。


で、閃いたのがコレ。
キノコを入れて、長いもと出汁と粉、海塩も入れて焼く。
鋳物のフライパンでじっくりと薪ストーブで焼くとこうなる。
これはポン酢で頂くとバッチリ。


根っこは少量の粉と水で天ぷら。
焼き塩で頂くと純米酒のアテに最高。


子どもの大好きなサツマイモ料理。
大根と水菜でほっこり美味しい。

  
タグ :廃材建築

Posted by 陣 at 09:57Comments(0)廃材建築

2012年12月10日

おこめーず

佳織さんの料理教室も終わり、オーガニックマルシェの出店も終わり、ひと段落。

仕事が一段落したら、毎日の廃材生活を支える薪の積み込み。


600坪ある廃材天国の道路沿いにズラズラッと薪を積んである。
主に、造園屋の伐採した丸太系。
ちゃんと50㎝前後に切って持って来てくれてるので超助かる。

先日紹介した焼却炉型薪ストーブはこの薪に合わせて設計した。
このデッカイままの薪を薪割りナシでジャンジャン燃やせるストーブ。
なので、薪作りは不要。
ここからたまに薪を運んでは燃やすだけ。
料理も風呂も暖房も全てが薪の生活が、苦痛と困難を強いられるものであってはオシャレじゃない。
これで廃材左ウチワ生活を送れるって訳。


軽トラに2杯ぐらい積み込む。
これで大体一週間分ぐらい。
古くなってるのから順に使っていくけど、普段の薪生活ごときでは使いきれない程持って来てくれる。
年に一回前後の陶芸の窯焚きがあると、ガサッと減る。


朝起きるとすぐに焚き始めて、夜寝るまでずーっと焚きっぱなし。
これはカブの葉のお好み焼き。

カブの葉は苦みがある。
当然キャベツで作るよりも美味しくするのが難しい。
こういう時には関西風にして、鰹粉やアミエビなどの旨味のネタをふんだんに入れる。
粉はさぬきの夢2000がいい。
自分ちの鶏の卵も入れる。


薪ストーブの火はガンガンに燃えてるんで、五徳で持ち上げて弱火にする。
隣の玄米を炊いてる圧力鍋も圧がかかった後は持ち上げて弱火にする。


仕上げには自家製の醤油ソース、鰹節、四万十川の青海苔、自家製紅ショウガ。
それと手前の瓶、ドブロクの酒粕から作った「おこめーず」が最高。
今までの豆腐マヨネーズよりも更に本物のマヨネーズに近い。


カブ本体は茎ワカメと漬けものにした。
カブの漬けものは最高。
漬けものや和えものなどの箸休めがあると、ご飯にもお酒にもいい。

キューピーの安物のマヨネーズは美味しくない。
一軒目の廃材ハウスの時は鶏もたくさん飼ってたし、卵、油、酢、塩、コショウで手作りしてた。
マヨネーズって手作りしたら分かるけど、ほとんどが油。
もちろん、圧搾のいい油を使ってたまに使う分には問題ない。
でも、子ども達はマヨネーズ大好き。
特に3、4歳頃ってそういうの付けまくる。
で、豆腐マヨネーズを開発した。
これはほとんどが豆腐で、油、梅酢、白みそ、ブラックソルト(硫黄分や鉄分の多い岩塩)とヘルシーになった。


今回のおこめーずはほとんどが酒粕。
これは市販の酒粕ではいけない。
ドブロクの酒粕というのがポイント。
酸味があるけど、甘みのあるドブロクの酒粕に火を入れるとネットリとしてくる。
それを豆乳でのばしながら味を調整する。

この時期はドブロク作りに最適。
よもや!!!???
ウチでは仕込んでないけどねーーー♪

  
タグ :マヨネーズ

Posted by 陣 at 08:28Comments(1)手作り、無添加

2012年12月08日

岡田佳織さんの料理教室

岡田佳織さんの料理教室@廃材天国
盛況でしたー!

佳織さんは三重県の亀山で「月の庭」という玄米菜食のレストランを経営されてた。
今は県内外で料理教室を展開されてる。
ウチでは去年に続き、第二回目の開催。

まずは佳織さんの「未来の食と私たち」というお話。
・海の塩の大切さ
・手塩にかける
・人口爆発、異常気象ー私たちの食べるもの
・タンパク、脂肪、ビタミンB2などが豊富なヒエ

ナゼ穀物菜食を基本としてるのか?
佳織さんのスタンスはウチと似てる。
アレルギーや喘息、ガン治療のためではない。
宗教上の理由や戒律でベジタリアンな訳ではない。
動物愛護の精神からでもない。

出されたものはありがたく頂く。
コレが基本。
近所や親戚の集まり、祭りの時、冠婚葬祭、、、社会的な場で「玄米と野菜しか食べないんで!」とその場の食事を断ったりはしない。

でも、自分が料理する、自分の選択肢で買いものをする、食べるという時にどうするのか?
その時の自分の身体が求めるもの。
心の底から「おいしい!」と思える滋味溢れるもの。
毎日食べて、体調も精神も健康そのものであれるもの。
それを食べる事で、他の環境や他の国にマイナスの影響がでないもの。

それらを一言で言うと「身土不二」や「一物全体食」に現れるマクロビオティック理論に辿り着く。
入口はそれぞれでいい。

子どものアトピーや旦那や親の病気の事を考えて。
農薬や放射能から自分や子どもを守るために。
グローバリゼーションの影響で他の国のものを安く買えることに疑問を持って。
カカオ農園で小さな子どもが奴隷同様に働かされてるのを知って。
肉にするために、どんなエサや飼い方で動物が飼われてるのかと考えて。

毎日の食事をしない人はいない。
かつて「不食」という本を読み、著者の山田鷹男さんに会って実践を試みた。
朝は味噌汁だけ、昼抜き、夜にご飯を軽く一膳だけという生活。
で、真夏の廃材建築の現場でフラフラになって、ちゃんとご飯を食べることの大切さを痛感した。


佳織さんが用意してくれた調味料や素材。


天草の「小さな海」の松本さんの弟子の、平戸の弥彦くんの「海の子」。
弥彦くんはかつて月の庭で居候してた事もあって、佳織さんのいつもの塩になってるそう。

昨日のメニューは
◎大根葉の菜飯
◎車麩とトロロのオーブン焼き
◎春雨と小松菜の梅ナムル
◎ヒエと南京のパンケーキ


まずは野遊が薪のキッチンに点火する所から。


薪ストーブの方でも並行して料理する。


お昼には完成してみんなでご飯。


菜飯は京都の吉兆の板前の徳岡流の炊き方で炊いた5分搗きのご飯に大根葉の塩漬けを混ぜる。
一粒、一粒がくっきりと炊きあがる目からウロコの炊き方。
ヒエはカボチャと一緒に焚き、最低限の地粉でまとめて焼く。
半分はオカズとして食べて、後の半分はウチの米飴カラメルソースでデザートとして頂いた。


春雨と小松菜の梅ナムル。
春雨を戻さずに水から調味料と一緒に炒め煮にするのが斬新かつ、新しい美味しさ。


車麩とトロロのオーブン焼き。
これも至ってシンプル。
味噌で煮た車麩に舞茸とトロロを乗せるだけ。
最後に振り掛ける塩とコショウがポイント。
トロロに混ぜずに後で振り掛けることで、一口目の塩のインパクトとトロロのメリハリが楽しい。

さすが、料理教室のベテランの佳織さん。
工程も手順も簡単シンプルにしてる。
折角料理教室に来ても、家に帰って作れないような複雑で難解なものでは意味がないと。
それでいて、「なるほど、ソコがポイントかー!」という勉強になるスポット満載。


3時からの二部も5時には完成して、お喋りしながらの食事。
ウチら夫婦は2回も受けられて、超ラッキー。

さあ、お次は久しぶりのあっこスイーツ教室。
今回はたくさんのリクエストに応える、クリスマスケーキ作り!
砂糖、卵、乳製品ナシのマクロビスイーツでの今年のクリスマスケーキは如何に?

12/15(土)10:00~お昼
参加費2500円、小学生1000円、3歳以上500円
あっこちゃんの手作りお昼ご飯を食べる人は+500円(子どもは無料&お弁当持参もOK)

申し込みはhaizaitengoku@gmail.comまで。
件名を「料理教室申し込み」にして下さい。

おっと、その前に、12/9(日)は月に一度の「さぬきオーガニックマルシェ」。
玄米モノや手作りの無添加惣菜、砂糖ナシのスイーツ、手作りコスメ、オーガニック農産物、手作りの雑貨と盛りだくさん。
場所は「蔵カフェ こうらく」綾歌郡宇多津町3643-1
ナビの無い人は090-5141-0535(荻田)まで。


  
タグ :料理教室

Posted by 陣 at 07:42Comments(0)料理教室

2012年12月06日

選挙が近づいてから慌てるな


しょうたくんは新しい車にパンパンに荷物を詰めて旅立った。
何しろ、スバルのサンバーから三菱のミニカになったからね。

12月は山口でしょうたくんが主催で安部芳裕さんの講演会をするそうな。
安部さんは反原発、反TPP、反増税の「プロジェクト99%」を立ち上げてる。
要するに1%の利権を握る連中に99%の一般の人が牛耳られてるのを解放しようというプロジェクト。
http://project99.jp/

こちらは書籍としても有名な安部さんの「日本人が知らない恐るべき真実」のサイト。
http://d.hatena.ne.jp/rainbowring-abe/
「反ロスチャイルド同盟」という、経済、金融、貨幣という現代人を翻弄するしくみの根本を揺るがす活動が安部さんの立脚点。

その講演会の準備もあるし、急遽山口の県知事に立候補した飯田哲也さんが「日本未来の党」の代表代行に就任したというニュースもあった。
もちろん、県知事選を応援してきたしょうたくんたちの若者のネットワークで今回の選挙でもムーブメントを起こしたいそう。

ウチの香川3区では自民党の前職の息子と社民系の米田さん、そして共産党という構図。
米田さんに頑張って欲しい所やけど、田舎の年寄りしがらみ社会では未だに自民党の風は弱くない。
別にみんなが投票に行った結果、自民党が受かるのならまだしかたがない。
若者が選挙権を放棄するという情けない事態の結果、しがらみや利権の恩恵を受ける年寄りたちの票で受かるだけ。

じゃあ、どうするんだ!
丸亀の駅前でジャンべ叩いたってどうなるもんでもないし。
選挙が近づいたとたん、慌てふためいたってダメダメ。
そんなん、選挙前にだけ握手を求める候補者と同じレベル。

だからこそ!
だからこその革命生活なのだ。
廃材の家で薪で生活する。
「そんなんで、今の原発止められるか!」と道のりは程遠いようにも思える。
それは各自の捉え方。

僕は自分のやってる事に揺るぎない信念がある。
自分が納得するための生活を送ること自体が活動であり、革命なのだ。
自分自身が納得できれば誰に何と言われようとも全く問題ない。

それはもちろん各自が別々の行動で。
講演会や政治活動、革命生活と様々な角度でのアプローチがある。
その中には無関心を装って、日常に忙殺されるという選択肢だってある。
それはその人の嗜好性で決めたらええ。

ただ、、、。
何ごとにも無関心で人生面白いわけないぞ!!!
思いっ切り生きろ!
自分の納得する生き方を全うせよ。
  

という訳で、工務店の廃材の薪の選別。


家の中では干し柿作り。


黄色くなったスダチを絞る。


僕はあっこちゃんの実家からもらってきた梅の移植。
甲州小梅と南高梅の二種類。


土歩は早々に飽きて、ほとんど野遊一人でやりきった。


大根が調子よく大きくなってきた。
ニンニク、ちりめんじゃこ、エリンギ、シメジを炒めて、大量の大根葉を塩で炒める。
最後にちょっとだけ醤油で仕上げる。


人参と人参葉のゴマ和え。


春菊の白和え。


ノビルの味噌マヨで豆腐を炒め煮。

この廃材で左ウチワの自画杜撰ライフで攻撃だ!!!  
タグ :選挙

Posted by 陣 at 10:02Comments(0)社会

2012年12月05日

車を買わずに手に入れる法

しょうたくんが香川→兵庫→京都→香川のルートで帰って来た。
兵庫の友達が保存してた車をもらい、車検を受けて、名義変更。
で、ウチで置いてある荷物を取って山口に帰るという予定。


8万㌔しか走ってない、軽の乗用車で状態は最高なんだとか。
4ナンバーの貨物なので税金も最安。

こういう下取り価格はないけど、まだまだ走れるという車を知り合い同士で融通するというスタイルは理想的。
手放す時に価値はなくとも、こういう車が中古車として販売されると、10~20万円とかになる。
ウチのように置いておけるスペースがあるなら、知り合いが手放す時にもらっておくといい。
まず、自分の名義に変更して軽の検査協会で廃車手続きをする。
で、今乗ってる車が壊れた時に即再登録する。

このサイクルを確立すると車を中古車屋で買うという行為がなくなる。
更に大切なのは車が今日壊れたから明日には代わりの車がないといけないという生活からの脱却だ。
声かけて出てくるまで待てる生活にシフトするのが一番。

田舎暮らしに車は必需品。
特に軽トラや軽バンは作業道具の一つ。
それにいかに金をかけないかが大事。

廃材と一口に言っても、家の材料の材木から、日用品、衣類、家具、電化製品、道具、車、、、と何でも手に入る。
どうすれば?
まずは情報発信だ。
いかに自分が欲しいのかをアピールする。
それには電話&直接行動しかない。
「〇〇ってあるかなー。」から全てが始まる。
今ならSNSとかもいいかも。
不景気と言えども、この国は世界一級の経済大国。
金で買えるものにもらえないものはない。
反対に言えば、もらえるのにわざわざ買うこたあない。


ペンペン草の根っこのキンピラ。
この風味は食べないと表現できない。
これは姫さんの野草料理教室であっこちゃんが持って帰ってきたもの。
今回の野草パーティーも40品を超えるソウソウたるレパートリーだったそう。
彼女は写真を撮らないので残念、、、。


カブの葉と揚げの煮浸し。
カニや牡蠣もたまにはええけど、普段のこういう料理が一番落ち着く。


紫キャベツのマリネに火を入れた残り物料理。
カブと青トマトのサブジ(インド風炒め物)。
青トマトはあっこちゃんの実家からもらってきた。
彼女の実家のお父さんはせっせと菜園の世話をするも、老夫婦二人でほとんど消費しない。
今、全国でこういう現象が起きてるんやと思う。
もったいないねー。
何とか活かせたらええのに。


夜、親父が来て囲碁。
野遊は最近親父と碁を打つのにハマってる。  
タグ :もらいもの

Posted by 陣 at 10:08Comments(0)もらいもん

2012年12月04日

ワタリガニの感動は凄まじい

にこちゃん5歳の誕生日。

じ「にこちゃんの誕生日パーティー何しよう?」
 「ワタリガニにしよう!」
 「カニの鍋にしようなっ。」

に「うん!!!」


と、大人の希望を素直に喜んでくれて大型のワタリガニを仕入れた。
今年は天敵のタコが少なくてカニが増えてるそうな。

あっこちゃんは姫さんの野総料理教室から帰ってきて、次の佳織さんの料理教室の準備やら、マクロビスイーツ作りやらで忙しい。
僕がメインで料理すると魚料理になる。


それにコチ!
捌き方が変わってて、縦に3枚に下ろす。
身の間の骨が強烈に食い込んでて、プライヤーでやりたくなるぐらい。


カニは鍋に。
当然全部メス、子持ちで美味しい。
カニの出汁は強烈な濃厚さで野菜や豆腐もめちゃくちゃ美味い。


コチは苦労しながらも薄造りに。
ワサビ醤油も美味しいけど、ポン酢で食べるのも上品でいい。


最後の雑炊が滋味深いしみじみとした美味しさ。


大きなバースディケーキじゃなく、にこちゃんのリクエストでエクレアとカボチャと黒ゴマのプリン。
エクレアは市販のそれとは相当な差があり、「ウチの子はコレをエクレアと思って育つのかー、、、。」と感慨深かった。

普段から手作りの生活に子ども達は「店に行きたいー。」と当然言う。
一回、「ガストに行きたい!」(廃材天国から自転車で5分)と言うので、連れて行ってハンバーグを注文したけど、全部食べ終わらないうちに、「家で作った方が美味しい、、、。」と。

もちろん、旅の途中や何かの時に全く外食しない訳ではない。
でも、大手外食産業のような中身に金や情熱をかけないものに価値を見いだせない。
修行を積んだ職人の技を堪能できる店になら喜んで行きたい。
でも結局そういう店は超高いので、滅多と行けない。
なら自分でそれに近いクオリティーを追及しようという自然な流れ。

誕生日に外食というのもない。
こういう時だからこそ、いつもより手作りに熱が入る。
  
タグ :誕生日

Posted by 陣 at 08:51Comments(1)手作り、無添加

2012年12月03日

一ヶ月ぶりの居候ナシ

いよいよ昨日しょうたくんも旅立ち、あっこちゃんとにこちゃんも帰って来た。
一ヶ月ぶりの居候レス。

こういうメリハリが大事。
今回の解体工事のような大仕事がある時はウェルカムやけど、日常は家族で生活したい。
ウーフのホストなんてまっぴら。
プライベートの時間がなくなるからねー。
「身を粉にして徹底的に学びます!!!」という覚悟のない者はNGだ。

事故で軽バンをスクラップにしたしょうたくんは兵庫の友達の車を譲り受けることができるそう。
乗り換えたけど、まだ走れる乗用車の軽を廃車手続きをして自宅に置いてあるという友人。
名義変更なんか軽の検査協会に行けば自分で数百円で出来るし、車検も自分で行けば3、4万円もあれば出来る。

ウチでも今の車が走れてる間に、次の車をストックしておくというのは常套手段。
ある日車が調子悪くなって、すぐにでも次の車を探すとなると売りに出てる車を買わざるを得ない。
中古車として買えば、15年前の10万㌔超えるのでも軽は20万円とかが普通。
なので、「まだ走れる車やけど、下取りの価値もないみたいやし要る?」という情報が入ったら即もらう。
自分の名義に変更した後、廃車手続きしてナンバーを返しておくと税金もかからない。
もっとも、停めておくスペースがあればやけど。


やっと四国の瀬戸内海沿岸の廃材天国でも、毎日薪ストーブが焚ける温度になってきた。
自分で溶接して作った薪ストーブは供給される薪のサイズに合わせて設計した。
造園屋は伐採の仕事があると、50~60㎝に切って持ってきてくれる。


こんな巨大な薪がドカンと入る。


巨大な薪の脇でうどん屋の割りばしと細い廃材で着火する。


燃焼スペースは奥行き65㎝、幅50㎝、高さ50㎝。
更に下の部屋の高さが30㎝ある。


下の部屋では玄米珈琲の予備煎りをしてる。
キツネ色ぐらいには煎れる。
黒煎りに仕上げるには上にかけて混ぜ続けないといけない。


上は3ヶ所フタが取れるようにしてある。
炒め物や圧力鍋という強火が必要な時に開ける。


圧力鍋で玄米炊きながら、出汁取ったり番茶沸かしたり同時進行できる。
手前の弱火のスペースも広くて便利。

ガンガン焚くと天井4、5m、30坪仕切りなしの母屋を楽々20℃超えて温められる。
これは焼却炉型薪ストーブ。
薪を倹約する必要はない。
ウチの需要を廃材の供給が圧倒的に上回ってる。

世の中の要らないものは手を挙げればいくらでももらえる。
それには徹底的なまでの貪欲さが必須。
これが廃材左ウチワ薪ライフなのだ!!!
  
タグ :薪ストーブ

2012年12月02日

窯料理で晩ご飯

今日、12/2は近所に同級生が立ち上げた工務店「住み心地工房」の事務所開きのイベント。
いつも木端を持って来てくれて世話になってる。
ウチからは移動式ピザ窯出動。


コレが移動式の窯。


前もって生地だけ焼いておく。
さぬきの夢2000(香川産小麦)と北海道産強力粉とを半々にしてる。
自家製酵母にはドブロクの酒粕も入れる。

生地を焼き終わって、晩ご飯を窯料理にしようと閃いた。


土鍋に山東菜と太ネギに塩麹、豆乳、マスタード、玄米粉を混ぜたものをかけて蒸し焼きに。
これはしょうたくんのアイデア。


カボチャは塩とオリーブオイル、ロッジのフライパンの中はサツマイモ。
同時に料理できるのがいい。


めっちゃ上手く焼けた。
上からも火が入る蒸し焼きはピザ窯ならでは。


ホクホクのツル首南京は皮がバリッとして最高。


メインのご飯ピザ。
玄米ご飯の上に太ネギ、椎茸にゴマ油と醤油を絡めたものを敷いてチーズを乗せる。
ドリアのようなソース状のものはなく、あくまでご飯がメイン。
これはめちゃくちゃ美味い。


第二弾、油とご飯を混ぜて、アミエビ、玉ねぎ、シメジにナンプラー、そしてチーズ。


第三弾、山東菜の料理の残ったソースにバジルのジェノベーゼを混ぜてご飯を入れる。
それに豆腐をトッピング。


デザートはロッジのフライパンのサツマイモ。
中はねっとりと甘くて表面はパリパリ。


寒い中、焚火をしながら食べるのがいい。
昨日はあっこちゃんとにこちゃんは岡山の姫さんの所の野草パーティーに出かけて留守。
野遊、土歩、しょうたくんと僕の4人だけで窯料理を楽しんだ。
奥に小さく光ってるのは丸亀のゆめタウン。
市街地のど真ん中で薪の生活という廃材天国。

さすがに、こういう料理に純米酒では全く合わないのでワインにした。
ミディアムボディとフルボディの飲み比べが楽しい。
お酒は調味料の一環。
和食には純米酒やし、洋風の料理にはワインが合う。
タコ焼きや餃子にはビールやし。

そういう相性って超大事。
今日の晩ご飯は何にするか?
酒は何を合わせるか?
その時に採れる季節の野菜から閃く料理。
それを考えるのがまた楽しい。
というどこまで行っても、相乗効果の自画自賛。
もとい、自画杜撰だ!!!


  
タグ :ピザ窯

Posted by 陣 at 06:18Comments(0)手作り、無添加

2012年12月01日

プチ解体

観音寺の大きな解体現場が終わり、今度は高松の小さな解体。
弟子居候たちも旅立ち、一人で向かう。


車一台だけ停められる車庫。
このスペースに小さな美容室を作るそう。


下の波トタンが腐り、上にサンを打って二重に張ってた。


まずはトタンを全部外す。


構造は大きな釘で留ってるだけなので、解体バール一本でサクサク解体できる。


ここまではあっという間。


現場は高松の海沿いだったので、岸壁のテトラに腰掛けて玄米オムスビの昼ごはん。
海を見ながら優雅にご飯を食べてると、水深50㎝ぐらいのところにヒザラガイが見えた。
引き潮だったので、もう2時間もすれば海に入らなくても採れる位置。
現場のお昼ご飯で、持参したオムスビと採れたての貝の刺身が実現すると凄い!!
残念ながら一日で終わる小さな現場だったので、実現しなかったけど、、、。


構造がなくなり、下のコンクリートの撤去。
それまでの楽勝モードと打って変わって、ここからが大変だった。

カレー現象が起こった。
カレーとルーのバランスは比例して減っていかない。
パクパク食べてるとうっかりルーが少なくなって、慌ててご飯を優先して食べる。
今度はルーが余るというアレ。

午前中は昼過ぎに終わるかなとか思ってたので、施主のアケミさんとお喋りしながら作業してた。
角材についた5寸釘などもバールで外しながら丁寧に進めてた。
それが基礎の撤去に入って、「時間配分をミスったー!」と後悔。


写真では分かりにくいけど、塊は以外と大きくて深く、電動のハツリで壊しながら。
アケミさんのお父さんが超デッカイ金テコを出してきてくれて、下からコネて動かしてくれた。
それもスムーズにはいかず、かなり難航した。
木材やコンクリートの廃材の積み込みもあるし、夕方には汗びっしょりで必死の作業。
丸亀まで帰ってリースのダンプを返す時間もあるし、、、。

それでも何とか5時前にはやり終えることが出来た。
廃材天国に帰り、一人残ってるしょうたくんに荷下ろしを手伝ってもらって何とかなってホッとした。

何でも甘く見るといけないという教訓やねー。


  
タグ :解体

Posted by 陣 at 08:45Comments(0)解体