廃材天国HP

2008年12月09日

群を抜いた自画自賛

昨日はおとといの続きで土をどんどんステンレスの枠の中に押し込んでゆく。
土、砂、ワラを深型の一輪車に山盛り3杯分。
練って圧縮するんで、以外にたくさん使う。
たかだか120cm×60㎝×25cmの枠の中だけでこれやからね。
内径が一mを超える石窯になると軽トラに軽く一車は使う。

まあ、この粘土も瓦用のを土建屋さんが大量にストックしてて、日本瓦の需要がなくなってきてるんであまってる。
そこの社長が備前焼大好きで、僕の作品と交換で「空いとる4t車で好きなだけ運べや。」と言って下さってる。
ありがたいねー。

とにかく粘土、砂、ワラをテキトーな割合で混ぜて水を入れて長靴で踏む、踏む、踏む。
粘土が多すぎると(収縮率が大きい)ひび割れるリスクが大きい。
砂が多すぎるとパサパサになってしまう。
ワラは繊維が絡んで全体を繋げる役割やけど、やはり多すぎてもダメ。
もちろん水分も大切、多すぎると練るのは楽やけど、収縮が大きくなってひび割れ安い。

一軒目の工房の全長7mの陶芸の穴窯なんかだと、土も8tも使い、練る作業だけでも大変なんでベチャベチャに練って後で叩いて締めていく。
今思い出しても3ヶ月(もっとかな?)も毎日よーやったわ。
当事は「半農半陶」という意識が強く、家作りや畑以外は陶芸にウェイトと置いてた。
いわゆる「仕事」として一生懸命やらな!みたいな。
今回のこのキッチンストーブなんか完全に「遊び」のレベルやから超ワクワクで心底楽しい。
折角、形は原始的な陶芸、土で窯を作り、薪を割り、10日間も窯焚きをする。
こんなに楽しい事を「仕事」と捉えるのは超もったいない。
今は少しずついろんな事をして楽しむ、という感じかな。
来年にはミニの陶芸用の窯を廃材天国にも作ろう。
ピザの石窯も作らな!。

最初の構想からどんどん形になっていくのが楽しい。
何も完成予想図や設計図はいらない。
廃材天国にそれらは存在しないで。
その場その場のインスピレーション(閃き)とインプロビゼーション(即興)。
一つ作業が進むとまた次が見えてくる。
誰よりも自分自身が「えーーー、マジで!?」と感動する。
いやー、廃材天国のキーワードは自画自賛やけど、このキッチンストーブは秀逸やね。

昨日は雑誌の取材。
県の企画で県外(大阪など)に向けた、ちょっと変わった香川の観光案内。
丸亀城や一鶴(鶏の骨付きモモ肉の焼き鳥屋)の横に廃材天国か~、、、(苦)。

後「UDON」の本広監督が新作のロケで善通寺に来てて古い民家の雰囲気を作るのに廃材が欲しい。」と言ってるそう。
隣街の建築屋が入ってて、社長の奥さんがめっちゃ甘い鳴門金時持って、現場監督と廃材を選びに来た。
みんな廃材は出るんやろうけど、なかなかストックする場所を考えるとなかなかねー。
もちろんうちは「どうぞどうぞ!」と二つ返事。

今日は煙突かー。
ワクワク!!!

群を抜いた自画自賛
 枠の中にどんどん土を押し込む。

群を抜いた自画自賛
 いよいよステンの蓋を付けて仕上げ。
 
群を抜いた自画自賛
窯の内部。
かなり大量の土。
土が多い程蓄熱するからね。
薪が燃えるスペースとの兼ね合い。



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