2012年06月24日
廃ビニールに廃瓦の屋根
久しぶりに屋根の作業。
合間、合間で中々進んでない。
一応、この農業用ビニールで雨漏りは一滴もしない。
でも、ピーカンの日はそろそろ室内が暑くなってきた。
いわばビニールハウスやもんね。
二階の工房では顕著にそれが分かる。
まだ、窓を開けてれば何とかなってるけど、梅雨明けの本格的な夏を迎える前には何とかしたいもの。
廃材天国に住み始めた08年頃はこんな屋根。
ビニール(ブルーシート)の上に板葺きの屋根。
石は板が飛んでいかないための重石。
ブルーシートではウチの屋根の横の長さに足りずに継いでた。
それが雨漏りの理由。
コーキングで留めてたけど、ブルーシート(塩ビ)とシリコンコークでは完全にくっついていなかった。
それは素材の問題。
塩ビを留めるには塩ビ専用のボンドじゃないといけない。
この辺りは色々経験して分かってきた。
素材とボンドの相関性は深いよ。
ポリエチレンなんか、完全にくっつくボンドはないからね。
ビニールハウスの素材でも、塩ビとポリエチレンがある。
商品によって「タフ二ール」(塩ビ)とか「ポリエース」(ポリエチレン)とか、こういう流れで聞けば分かるけど、当時は分からなかった。
こんなのも最初はピンと来てなかったもん。
事実、ピザ窯を置いてある軒の屋根の防水は農業用ポリエチレンだった。
何でブルーシートを使ってたかと言うと、岡山にブルーシートのハトメを加工してる工場があって、B品が出る。
備前焼の弟子時代に薪の覆いに使ってた。
軽トラに山盛りで3000円なので、瀬戸大橋を渡って買いに行った。
それもホームセンターの最安のペラペラのじゃなく、厚みのあるいい品物。
廃材天国の全ての屋根にこのブルーシートが使われてる。
ところが、その工場は移転して事務所に電話しても「そういうものはお分け出来ません。」で取り合ってくれない。
当時から直接現場のおっちゃんに3000円渡して分けてもらってたから、会社は通してなかったんやろう。
どっちにしてもブルーシート採用案は廃材としての入手ルートが断たれたので、ボツ。
それで農業用のビニールハウスの廃材に照準を合わせた。
何年かに一度張り替えて棄てるとはいえ、結構みんな再利用して使ったりしてる。
「廃棄にお金がかかるからもらえる。」
廃材の入手はそういう簡単な論理ではない。
どの廃材にも必ず「引き受け手」があって、需要がある。
自分が欲しいものは必ず他にも欲しい人がいるってこと。
それを踏まえて交渉しないといけない。
場合によっては現場に毎日入り、徹底的に労働を手伝ってもらうこともしばしば。
知り合いの紹介とか、ビール持って行くとか。
そういう「何が何でもこの廃材が欲しい。」という姿勢を行動で示す。
「廃材はタダではもらえん。」
これが廃材で12年生活してきた経験者の結論。
今の農業用の廃ビニールなら一つが100mとかあるんで、横方向には継ぎ目がない。
それが雨漏り解決の理由。
それと塩ビ専用のボンドでバッチリ留めてるし。
今使ってるのは大野原(香川の西部のレタスの有名な所)のレタスのトンネル用のもの。
幅が2mぐらいで長さが100mもあるのを何十本と頂けた。
それを何重にも張った。
この農業用ビニールの上はバラバラの廃瓦を置くというのが今回のアイデア。
でも、ビニールが破れてはいけないのでこのトラック用の廃シートを敷く。
これは近所の大きな工場に勤める知り合いの紹介で頂いた貴重な廃材。
これこそ中々もらえんよー。
これが廃瓦。
以前からこのために解体屋からもらって廃材天国内に置いてあった。
やっと出番がキタ!
昼からの半日だけでも随分と上げた。
ちょこっと子どもたちも手伝ってくれたし。
どうせバラバラの廃瓦なので、ラフに手箕にガチャガチャ入れて運んではドサッと捨てるように置く。
この作業性がいい。
きちんと瓦を葺くのなんでタダでイイ瓦が手に入ってもやりたくない。
そう。
やりたくないのだ。
このラフでテキトーでグチャグチャの廃材仕事がイイ。
大工さんの仕口も継ぎ手も憧れもしなければ絶対にやりたくない仕事。
チェーンソーでぶつ切りにした丸太に長いキリをブッ刺して穴を開け、4分のボルトで繋ぐだけでイイ。
プロ顔負けの美しいセルフビルドは僕の好みに合わない。
廃材天国では僕の好みのラフでカオスな仕事しか出来ない。
でもそれを金がないから仕方なくやってる訳でもない。
廃材という目の前に大量にある素材から閃くアイデアと動き出すと止まらない作業中毒で進む。
これは創造なのだ。
クリエイトする。
これは人間の本能やと思う。
それを目一杯やりきる。
そこに歓喜が湧き起る。
これが生きることの根源だ!!!
合間、合間で中々進んでない。
一応、この農業用ビニールで雨漏りは一滴もしない。
でも、ピーカンの日はそろそろ室内が暑くなってきた。
いわばビニールハウスやもんね。
二階の工房では顕著にそれが分かる。
まだ、窓を開けてれば何とかなってるけど、梅雨明けの本格的な夏を迎える前には何とかしたいもの。
廃材天国に住み始めた08年頃はこんな屋根。
ビニール(ブルーシート)の上に板葺きの屋根。
石は板が飛んでいかないための重石。
ブルーシートではウチの屋根の横の長さに足りずに継いでた。
それが雨漏りの理由。
コーキングで留めてたけど、ブルーシート(塩ビ)とシリコンコークでは完全にくっついていなかった。
それは素材の問題。
塩ビを留めるには塩ビ専用のボンドじゃないといけない。
この辺りは色々経験して分かってきた。
素材とボンドの相関性は深いよ。
ポリエチレンなんか、完全にくっつくボンドはないからね。
ビニールハウスの素材でも、塩ビとポリエチレンがある。
商品によって「タフ二ール」(塩ビ)とか「ポリエース」(ポリエチレン)とか、こういう流れで聞けば分かるけど、当時は分からなかった。
こんなのも最初はピンと来てなかったもん。
事実、ピザ窯を置いてある軒の屋根の防水は農業用ポリエチレンだった。
何でブルーシートを使ってたかと言うと、岡山にブルーシートのハトメを加工してる工場があって、B品が出る。
備前焼の弟子時代に薪の覆いに使ってた。
軽トラに山盛りで3000円なので、瀬戸大橋を渡って買いに行った。
それもホームセンターの最安のペラペラのじゃなく、厚みのあるいい品物。
廃材天国の全ての屋根にこのブルーシートが使われてる。
ところが、その工場は移転して事務所に電話しても「そういうものはお分け出来ません。」で取り合ってくれない。
当時から直接現場のおっちゃんに3000円渡して分けてもらってたから、会社は通してなかったんやろう。
どっちにしてもブルーシート採用案は廃材としての入手ルートが断たれたので、ボツ。
それで農業用のビニールハウスの廃材に照準を合わせた。
何年かに一度張り替えて棄てるとはいえ、結構みんな再利用して使ったりしてる。
「廃棄にお金がかかるからもらえる。」
廃材の入手はそういう簡単な論理ではない。
どの廃材にも必ず「引き受け手」があって、需要がある。
自分が欲しいものは必ず他にも欲しい人がいるってこと。
それを踏まえて交渉しないといけない。
場合によっては現場に毎日入り、徹底的に労働を手伝ってもらうこともしばしば。
知り合いの紹介とか、ビール持って行くとか。
そういう「何が何でもこの廃材が欲しい。」という姿勢を行動で示す。
「廃材はタダではもらえん。」
これが廃材で12年生活してきた経験者の結論。
今の農業用の廃ビニールなら一つが100mとかあるんで、横方向には継ぎ目がない。
それが雨漏り解決の理由。
それと塩ビ専用のボンドでバッチリ留めてるし。
今使ってるのは大野原(香川の西部のレタスの有名な所)のレタスのトンネル用のもの。
幅が2mぐらいで長さが100mもあるのを何十本と頂けた。
それを何重にも張った。
この農業用ビニールの上はバラバラの廃瓦を置くというのが今回のアイデア。
でも、ビニールが破れてはいけないのでこのトラック用の廃シートを敷く。
これは近所の大きな工場に勤める知り合いの紹介で頂いた貴重な廃材。
これこそ中々もらえんよー。
これが廃瓦。
以前からこのために解体屋からもらって廃材天国内に置いてあった。
やっと出番がキタ!
昼からの半日だけでも随分と上げた。
ちょこっと子どもたちも手伝ってくれたし。
どうせバラバラの廃瓦なので、ラフに手箕にガチャガチャ入れて運んではドサッと捨てるように置く。
この作業性がいい。
きちんと瓦を葺くのなんでタダでイイ瓦が手に入ってもやりたくない。
そう。
やりたくないのだ。
このラフでテキトーでグチャグチャの廃材仕事がイイ。
大工さんの仕口も継ぎ手も憧れもしなければ絶対にやりたくない仕事。
チェーンソーでぶつ切りにした丸太に長いキリをブッ刺して穴を開け、4分のボルトで繋ぐだけでイイ。
プロ顔負けの美しいセルフビルドは僕の好みに合わない。
廃材天国では僕の好みのラフでカオスな仕事しか出来ない。
でもそれを金がないから仕方なくやってる訳でもない。
廃材という目の前に大量にある素材から閃くアイデアと動き出すと止まらない作業中毒で進む。
これは創造なのだ。
クリエイトする。
これは人間の本能やと思う。
それを目一杯やりきる。
そこに歓喜が湧き起る。
これが生きることの根源だ!!!
Posted by 陣 at 08:25│Comments(2)
│廃材ハウス
この記事へのコメント
チェーンソー使うのも電気がいる。ブログに書き込む電気がいる。所詮は意味のないムダな事をしいるだけ。文明に背をむけるのなら無人島で暮らすべきですね。
Posted by アンチ廃材天国 at 2012年06月24日 11:00
アンチ廃材天国さん
いいねー。
無人島も!
ブイブイ行くぜーーー!!!
いいねー。
無人島も!
ブイブイ行くぜーーー!!!
Posted by 陣 at 2012年06月24日 14:03