廃材天国HP

2010年05月27日

水上アート屋台完成

昨日でピザ屋台ができた。
午後から夕方までの作業で3日間も費やした。

角材を地面に置いて、どんどん上にビス留めして組み立てるだけ。
屋根の形も何も考えずに、直感で。
30日の「アートで田んぼ」の一日だけしか使わないから、長持ちさせるための強度や、腐らないための処置とかは一切無視。
それでも、このぐらいの時間を費やせばかなりの迫力にはなったね。

河野さんの提唱するアートとは?
「生産-アート=生活」
難しいやろーーー。
いや、実は簡単。

人間の生産活動の向上や欲望は留まるところを知らない。
化石燃料からバイオ燃料へ、科学農法から有機農法へ、という世の中の動きはいいことか?
否。
何故か?
脱石油のバイオエタノールの需要で穀物高騰で、途上国で食糧不足が加速。
国に高い金払って有機JAS認証マークもらったり、外国の農産物でこのマークの付いたのもあるぐらい。

要するに。
エコだ、ロハスだ、環境だというビジネスが生まれてるだけ。
ビジネスとしてジャンジャン儲かる事自体、不自然なことやし、無理がある。
有機農法やからどんどん生産して、どんどん人を増やして、どんどん儲けたらいい訳ではない。
石油を辞めても、代替燃料でどんどん車を走らせること自体がナンセンス。

そういう、どんどん成長しようという方向自体を辞めようとさせるのがアートだと、河野さんは言う。
人間が田んぼを耕すという行為は、生産→効率化→富の蓄積→国家の誕生→お互いの侵略。
福岡正信さんの言う「耕し始めたことが人間の原悪だ」ということ。
でも、先人たちはその生産行為という自然を冒涜する不自然な行為を「祭り」で踊ったり、壁画を描いたり、笛を作って吹くことで、人間が自然から遊離する事を防いだんだと。
そう、縄文時代は狩猟採集じゃなく、既に農耕が始まっていた。
だからこそ、あんなにファンキーな土器が生まれてる。
その時代にはアートという言葉もない。
有名な作家も居ない。
アートが特別なもので、有名なアーティストはとんでもないセンスがあって、とてつもなく高価だという、価値感が間違いだ。

だからこそ今、農耕現場で踊りまくる。
そういう意味では渋さ知らズのようなカオスな舞台は田んぼに打ってつけという訳。

水上アート屋台完成

水上アート屋台完成
窯2台体制

水上アート屋台完成

水上アート屋台完成


タグ :アート

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