廃材天国HP

2009年10月04日

八十主神社大祭

毎年書いてるけど、この季節のお決まり。
瀬戸内の農村集落の典型のここ、丸亀の金倉町の氏神さまの奉納祭。
八十主と書いてヤソスカと読む。

朝、5時半集合で6時に神社へ。
この祭の朝の引き締まった空気は最高に気持ちいい。
宮司さんに祝詞を奏上してもらって、お神酒を飲む。
うちの祭は氏子の各家々を獅子が回るスタイル。

うちの部落は47軒の氏子の全家の座敷に獅子が上がって奉納する。
どの家がリフォームしたとか薄型テレビ買うたとか、みんなが全部分かる所がいい。
新たに産まれた子どもの名前も聞けるし(多すぎて忘れるけど、、、)。
とにかく子どもが多いんよね。
太鼓は小学生の野遊が2年連続で担当。
小学生も多いけど、小学生未満の太鼓打ち予備軍も9月の毎土日の夜習いの時には熱心に練習してる。
2つや3つからこうして祭のリズムと練習の終わった後のお菓子につられて祭が刷り込まれる。
大方の家が農家やし、農作業と祭が平行してるのがアットホーム。
春に田植え、秋の稲刈り、祭がある。
正月やお盆。
四季があって、食材の彩りも様々。

「この国はスピリチュアルなものに満ち溢れてる」(映画「ラスト・サムライ」)
って、しみじみかみ締めるね

何も娯楽の無かった昔は日常(ケ)の農作業と年に一度の祭(ハレ)のメリハリが凄かったんやろね。
うどん、寿司、天ぷらなどもほんとにこの日にしか食べられない。
だって菜種栽培して絞って油にしたり、石臼で小麦挽くところから考えたらこういうメニューはほんと、年に数回が妥当かも。
特にお酒に関しては呑み放題なんかこの日ぐらいやろしね。
祭が終わった後は若い衆は夜這いにいったとか。
いろいろ面白い話を年寄りから聞けるのも後何年か。

秋山家本宅は座敷と庭に親父が作ったピザ窯のスペースで。
廃材天国では高い天井の母屋で。
それぞれ獅子を奉納してもらった。
というか僕も全力で獅子に入る。
今年のキーポイントは何と言うても「あまら獅子」。
実は僕ら30代半ばになると獅子の姿勢や運動量的にキツイ。
10代後半から20代の若手がメイン。
でも僕や弟の源などは神事ごとに手抜きはしたくないんで思いっきりやる。

で、先日マッサージ師のあまらさんに獅子の身体の使い方なんかを話すると、いろいろ目からウロコのアドバイスをしてもらった事を思い出す。
気のこと。
グランディング。
足の裏で息をする。
力を入れるんじゃなく、出す。
もちろんこれは獅子に限った事じゃない。
日常生活からあらゆる仕事に応用できる。
究極的には古武術などに集約されてるような事に行き着く。

いや、ほんまに良かったよ。
もちろん獅子には、こうせないかん的なきまりはあるけど、ある程度はその人流のアレンジがある。
今年デビューのあまら獅子はまだ完成された訳じゃないんで、これからもっと進化させていくと40代、50代まで現役で獅子が使えるかも!?

八十主神社大祭

八十主神社大祭

八十主神社大祭

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タグ :神社獅子

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