廃材天国HP

2010年12月28日

廃材電気工事

ちょっとした労力で済むし、やった方が断然暮らしやすくなるのに、出来てない仕事ってよくあるもの。
今回の電気工事もそう。

廃材天国の玄関(?)のアルミサッシの脇につけてた外灯。
正面の深い軒の工事の際、太い丸太の柱を立てた時に邪魔になって外した。
その後、「付けた方がええなー。」と思いながらほったらかしにしてた。
夜、外の壁沿いに積み込んである薪を取りにいく時なんかは暗くて見えづらい。
なので、やっと取り掛かった。

廃材電気工事
この左の柱の裏に元々付けてた。

廃材電気工事
壁に残ってる切断された電線をアルミ製の「リングスリーブ」で圧着して延長する。
このグレーのVVFという線はホームセンターで安く売ってる。
1、6mmなら100mで5000円しない。
でも。
最初の新規の電気工事ならいざしらず、最近のこういうちょこっと工事の時には廃材の電線を使ってる。
それは解体屋から4tのダンプに積まれた角材の山の中に付属してる。
室内の配線用の線やからね。
ジャンジャン廃材を持って来てもらってた建築中は、このグレーの線ばかりを集めて売りに行ったもの。
鉄屑が㌔数十円に対して銅線は数百円もするからね。
相場は激しく動くけど。

廃材電気工事
後はこうして絶縁テープを巻けばおしまい。

廃材電気工事
廃材の線だろうが、絶縁のグレーの部分が多少硬化してようが、電気が通ればいい。
もちろん、あんまし劣化してるものや亀裂の入った線は使わない。
その辺りの判断がミソ。
プロなら絶対に使わないこういう廃材も、自分の判断で大丈夫と思えば何ら問題ない。
それに、屋内用の線なんで、日光にも風雨にもさらされてなくて、大半は傷んでない。

廃材電気工事
薪の為と、石畳のアプローチを照らす為に右側の丸太につけた。

廃材電気工事
一番左の線を裸にする工具はなくてもええけど、断然作業効率がアップする。
一番右の線を圧着する道具は必需品。
真ん中のリングスリーブというアルミの小さな管に両方から銅線を差し込んで、これでカシメる。
グレーの線の固定は「ステップル」という絶縁の股釘。
こんだけあれば、家庭の電気工事はまず大体できる。
後は増やしたいコンセントやスイッチをホームセンターで買ってくるだけ。
ウチならそういうものも解体現場から取ってきてストックされてる。

いっつも言うてるけど、作業を思いついて、ホームセンターに行かずにすぐにその場で完成までもっていけるようになったら廃材建築家として合格。
そうなるまでに僕も10年かかってる。
カナディアンファームのハセヤンは20数年。
廃材建築なり、廃材で実現する自画自賛生活は深いからね。
若者よ!
どんどんパクッて自由に生きろよ!

廃材電気工事
弟子が居なくなり、ちびっ子たちが「何かやろかー。」と色々手伝ってくれる。
これはユウコちゃんとアンコちゃんが完成させてくれた軒の屋根に使ったパレットの廃材。
余ったので、投げてもらってた。
これは薪ストーブの焚きつけやな。

廃材電気工事
薪ストーブの断熱を断熱レンガに替えて、余った耐火レンガを二人でリレーで運んでくれる。



タグ :電気工事

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この記事へのコメント
いちばんの跡継ぎ、
たのもしいな
Posted by あまら at 2010年12月28日 11:58
あまらさん
ほんとに頼もしい限りです。
おそらく、ちびっ子たちも電気工事覚えるのに、そう時間はかからないと思われます。
Posted by at 2010年12月28日 19:51
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    コメント(2)