廃材天国HP

2010年04月03日

廃材天国の原点

搬入された廃材を切る。
今回、陶芸の窯焚き用なので、3寸角、4寸角、丸太も直径20cm前後の細めのを持ってきてもらった。
そういう注文にも細かく対応してくれるのがありがたい。
角材が少なく、丸太が多いのは相当古い家やな。
とにかく戦前の家なら、角材や板は鋸でギコギコ挽いて作らんとない訳やから、柱以外はほとんど丸太。
こういう丸太はまず松材で、しかも肥えてる。

こういう廃材の山をダンプで降ろしてもらって、使える材をストックして、薪用のは70~80cmに切る。
ウチの陶芸の窯の場合、このぐらいの太さの材なら割る必要はない。
というか、割らなくていいような窯焚きの方法をすればいい。
窯の構造や窯詰めの仕方で、薪の種類や大きさ、焚き方なんかは大幅に変わる。
備前焼の場合は松じゃないと、あのテイストは出せない。
親父の窯も僕の窯もワリとラフな構造なのと、「備前焼のこのテイストを出さないといけない。」という目的で焚いてないんで、薪なんか何でもええ。
基本的な窯の構造さえ悪くなければ、薪は何であろうと1200℃まで温度を上げて焚ける。
全くの切りたての生とかじゃなければね。

それに、こういう細い材はチェーンソーで切るのが容易なのもいい。
親父の大きい方の窯で8~10日焚くけど、後半の温度が上がってからは、今回の4t車で持ってきてもらった量は一昼夜分ぐらいに相当する。
てことは、まだまだ持ってきてもらわんといけない。
もちろん序盤は薪の消費量は少ないんで、これ×8まではいらないにしても、かなりの量を焚くからね。
何tとか、何㎥とか計れないんで、本人もどのぐらいの量を焚いてるのか把握できない。

特に今回は使う為の材を取る為じゃなく、窯焚き用ということで、一割ぐらいのいい角材以外は全部切ってしまった。
親父と二人で作業して、午前中でキレイに終える。
道具がいいからねー。
僕はハスクバーナの42スペシャル、親父は共立エコーの38cc。
メーカーとかよりも大事なのはチェーンソーのメンテナンス。
特に刃がビンビンに研がれてないといけない。
刃の切れ味が悪いと、作業がはかどらないだけじゃなく、道具にも負担をかけたり、本人も疲れたり、危険性も増える。
むしろ、プロの技というのはいかに道具の性能を発揮させるべく手入れを怠らないか。
素人の僕でもこんだけやってりゃそのぐらいの事は肌で理解できる。

廃材天国の原点
4tダンプ一車分の解体現場から来た廃材

廃材天国の原点
この丸太の切り口を壁前面に積み込もうとしたのが、廃材天国の母屋のデザインの思いつき

廃材天国の原点
切って積み込むと、かなりコンパクトに

廃材天国の原点
今が旬のわけぎと、ちょっと、筋の入り始めた葉ゴボウ。
青々として固くなったキャベツや、頭を落としてた大根もまだまだ食べられる。
ウチで毎日食べてる野菜は9割はいわゆる売り物にならない規格外のものばかり。
逆に固くなったのをどう料理すると美味しいかと考えると新しいレシピを閃く。
わけぎは普通に美味しいんで、久保さんの油揚げをから煎りしてぬた和えに。
葉ゴボウはゴマ油で炒めてアクを中和させて、梅干と醤油で圧力をかけて柔らかくする。
これまた滋味溢れる深い味わい!
う~ん、最高!!!






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この記事へのコメント
八尾若ごぼうというものなのかな?
Posted by 空想 at 2010年04月03日 07:47
空想さん
八尾って事は大阪にも「葉ゴボウ」があるんですか?
もちろん、香川にしかないんじゃなく、各地で呼び名が変わる「ご当地野菜」なんでしょうね。
京都の「加茂なす」は香川では「三豊なす」という名でありますし。
高知なんかは見たことないようなのが色々ありますねー。
Posted by 陣 at 2010年04月04日 20:29
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    コメント(2)