廃材天国HP

2013年01月06日

ビワの苗木が落ちてた

廃材天国は市街地郊外の開発の進む田園地帯にある。
近くに里山があるでもなし、美しい川が流れてもいない。

でもすぐ近所に、車の通らない昔の道があって、お地蔵さんのある場所がある。
その辺りには休耕畑があって、柿、ビワ、イチジクなどが勝手に成ってる。
果樹の下にはフキ畑が広がり、他の野草も採れる。
畑の持ち主は全く来ないので許可を得て、季節ごとに色々採ってる。

こういう風に持ち主が管理を放棄してる畑って以外とあるもの。
田舎の農家にはもれなく植わってる夏ミカンなども80%は収穫されずにほったらかしにされてる。
「採っていいですか?」と一言声をかければ、「余って困っとるぐらいやからなんぼでも採ってええで。」となる。

まず聞いてみる。
聞くのはタダだ。
聞きもしないうちから「まず無理やろな。」というブレーキを踏むな。

正しいブレーキの使い方。
軽トラ走らせてて、解体現場を見つけたら躊躇なくブレーキを踏む。
勢いよく「こんちはー!」と挨拶する所から。
そこで「アルミサッシが欲しいんですけど。」と交渉する。
「仕事の邪魔にならんようにするんならええぞ。」となればしめたもの。
自分の取りたいサッシの取り外し以外の作業も進んでやる。
そこで現場の職人以上に働いて、一目置かれるまでがポイント。
そうなれば「軽トラしかないんなら、ウチのダンプで運んだらええわ。」とか融通してくれるようになる。

ビワの苗木が落ちてた
にこちゃんと散歩中にその休耕畑でビワの苗木発見。
すぐにスコップを取りに帰り、廃材天国に移植する。

ビワの苗木が落ちてた
3本移植した。
600坪の廃材天国は広いようで廃材がひしめき、果樹をたくさん植えるには手狭になってきた。

ビワの苗木が落ちてた
こちらは備前の実家からもらってきたビワの葉と枝。

葉はホワイトリカーに漬け込み、ビワエキスにする。
これは薪生活では出番の多い、火傷の特効薬。
他にはオリーブオイルに漬け込み、ビワクリームの原料にする。
ビワエキスはアルコール抽出なので3ヶ月もすれば十分。
でも、ビワクリームの方は2年という時間を要する。
その後、蜜蝋を溶かして混ぜて、塗るのに丁度いいクリーム状にする。

ビワの苗木が落ちてた
そしてそして枝は細かく削って草木染めの染料にする。
どんだけ利用するんや!?というトコトンぶり。

こういう事のために3、4年前に植えてたビワが一本あっただけだった。
今回3本植えて計4本になった。
漬け込み系だけじゃなく、葉は頭痛や腹痛、腰痛の湿布としても使えるし。

他にも成り物系を色々増やしていきたいもの。

タグ :採集

同じカテゴリー(採集)の記事画像
何でも自分次第や
カブトにヒラタ
ワカメの採集
サバイバルキャンプ
「姫さんの野草教室」本番
野草の達人、姫さん来廃
同じカテゴリー(採集)の記事
 何でも自分次第や (2013-07-27 09:43)
 カブトにヒラタ (2013-07-08 08:29)
 ワカメの採集 (2013-02-17 08:49)
 サバイバルキャンプ (2012-08-01 08:48)
 「姫さんの野草教室」本番 (2012-03-19 11:04)
 野草の達人、姫さん来廃 (2012-03-18 07:13)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
削除
ビワの苗木が落ちてた
    コメント(0)