廃材天国HP

2012年06月06日

葦船の冒険家、石川仁ちゃんとの再会

椎茸の作業を終えて、麹屋に麹の引き取りに行って帰る途中、、、。
冒険家、石川仁ちゃんから電話!

7年前の夏、高知の土佐清水、足摺岬での葦船ワークショップに参加した時以来。
その時は2日間かけて、4mの小さな葦船が完成した。

サハラ砂漠を半年かけてラクダと横断、アラスカでイヌイットと一ヶ月生活、葦で作った船で太平洋横断に挑戦、、、。
高知で3、4日一緒に過ごした時に聞いた話はどれもブッ飛んでて、凄過ぎる。
でも仁ちゃん本人に合うと超自然体でとんでもない男という雰囲気じゃない。

葦船の仁ちゃんのプロフィール。
http://kamuna.net/?page_id=53

仁ちゃんのメッセージ。
コレは必読!!!
http://amanakuni.net/Namaenonai-shinbun/Namae132-asibune.html

ネット上で仁ちゃんが太平洋横断した時の30mの葦船が載ってるけど、圧巻!
3か月かけてペルーから南を回ってオーストラリアの方に進んでたそう。
しかもその船は太平洋のど真ん中で真っ二つに折れて、半分になったとか???
千キロ先の小さな島に辿り着いたのは奇跡的!
折れるまでには潜って海中で葦船を修理したり、その時にサメが来たり、最後には船の上に釣り上げて食べたとか、、、どの話もスケールがヤバイ。

電話は「今、多度津港に入ったんだけどー。」と。
そういえば何カ月か前に4月ごろヨットでそっちに行くよー、とメールをもらってた。

葦船の冒険家、石川仁ちゃんとの再会
今はこのヨットで日本一周してる。
その後、日本からサンフランシスコまで太平洋を横断するんだと。
それは葦船での太平洋横断のための下見として。
ヨットも本格的に乗り始めてまだ数カ月という。

電話はおととい。
その日の夜は廃材天国に来てもらって宴会。
「明日笠岡(岡山県)まで行くんだけど、乗る?」と仁ちゃん。
「いいんですかーーー!!!」と二つ返事で行くことに。
夜のうちにヨットまで行って、船中泊。
昨日の朝、4時台には起きて出航。

葦船の冒険家、石川仁ちゃんとの再会
港を出る時だけエンジンを使う。
そのエンジンを切った後は波の音しかしない。
完全に風だけのフリーエネルギーで進むヨット!
実際に乗ったのは初めて!
超気持ちいいーーー。

葦船の冒険家、石川仁ちゃんとの再会
船内は結構広い。
左の机の上で海図に三角定規を当てて、進路を決める。
ワンピースのナミが海図書いててもイマイチピンと来なかったけど、実際に見てやっと分かった。

葦船の冒険家、石川仁ちゃんとの再会
海図の上で決めた進路に従い、コンパスを見ながら進む。

葦船の冒険家、石川仁ちゃんとの再会
穂先から見た所。

葦船の冒険家、石川仁ちゃんとの再会
舵を握ってる所。

葦船の冒険家、石川仁ちゃんとの再会
舵とこの帆の操作で進む。
マストに上がるメインセイルと穂先のジブセイルという二枚の帆の角度の組み合わせと、舵によってどの角度から風を当てるかで進み方を変える。

途中で風が強くて大きく斜めに傾きながら滑るように進むヨットは最高!
最初は舵だけやったけど、ある程度慣れた頃、セイリング(帆を操る操船)させてもらった。
向かい風の時のタッキング。
真横に風を受けた時。
追い風の時。
さすがに一日だけでは覚え切んけど、何日かやってたら出来るなという感覚は掴んだ。

追い風が速いようやけど、横風が一番スピードが出る。
向かい風でも90度ジグザグに進むタッキングも慣れればなんてことはないとか。
ホントにシンプルな乗り物。
葦船の帆はワンピースのような四角の帆なのでこういう微妙な操船は出来なくて全くの風任せなんだそう。

葦船の冒険家、石川仁ちゃんとの再会
無事、笠岡の港に着いて乾杯!

僕はそこから電車で丸亀まで帰って来た。

仁ちゃんはこのヨットでの太平洋横断の後、再度太平洋横断のための葦船作りに入るとか。
場所は東京の港。
で、千葉沖から出発して黒潮に乗ってアメリカまでの旅。

その本格的な葦船作りの時は毎日がアースデーのようなお祭り状態にしたいと。
そんな葦の船を東京で作ってると当然人が一杯見に来るやろしね。
僕も作りに行きたいし、会場でピザ屋を出店するのも面白い。
その場で窯を得意の即席で作ってね。
一日や二日のお祭りのためには大変やけど、葦船は何カ月も作り続けることになる訳やからね。

再来年か、はたまたその先か?
仁ちゃんの今後の動きには要チェックや!!!


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