2012年04月30日
ピザ窯完成
香南町の「ひなの村」でのピザ窯作り、2日目。
1日目に完成した石と瓦の土台の上に、粘土でピザ窯本体を作る。
2日目はメキシコでの土の家作りに1ヶ月半も参加してきた「わあい」のマサも合流したり、人数も増えた。
まずは固まってる粘土をスコップで砕いて、砂とワラを混ぜる。
長靴でフミフミしてよく練る。
丁度いい固さになったら、地面でトントンして10㎝角のサイコロ状にする。
みんなが土の作業に慣れた頃、僕が竹を割って窯の枠を作る。
竹は真竹に限る。
土壁の中の竹小舞も真竹。
孟宗竹では厚みがありすぎてキレイな形に曲がらないからダメ。
同時進行で、土台の上の窯の底を作る。
これは若干奥に傾斜をとる。
火は高い方へと走るので、傾斜があると効率よく燃える。
そうこうしてる間に竹の枠完成。
今回は窯の内径110㎝、外径130㎝。
内径は最低1mあればいい。
作る場所との兼ね合いで、大きさを決める。
高さは50㎝。
こういうのは今までの経験でアバウトに決めてる。
フラットにならした底面の上に枠を乗せる。
いよいよ粘土ブロックを並べていく。
中学生の女の子たちもサイコロ作りに参加。
かなりの量の粘土のサイコロが必要。
ひとまず外周に並べていく。
窯を壁のコーナーに作ったので、奥が入りづらい。
二段目まで積むと入口のアーチを作る。
ここには比較的固めのサイコロを変形させながら組む。
かなり形になってきた。
ステンレスの煙突を取り付ける。
ここはトタン屋根なので、穴を開けてストレートに出す。
煙突はストレートに限る。
90℃横方向に曲げると引きも悪いし、煤も溜まって掃除が大変。
ま、ピザ窯なんかは毎日焚くんじゃないから、何年も経たないと煤掃除する程は溜まらないけどね。
トタンの継ぎ目は「耐火コーキング」でシールする。
耐熱と防水を兼ね備えたコーキング剤はなかなかない。
「ルトランド社」というアメリカのメーカーのもの。
最後に一番上の粘土を詰め込む。
時々離れて全体像を見ながら表面の凸凹をならしていく。
夕方うまく完成した。
やっぱり人数は要るねー。
2日目は10人ぐらいおったけど、丁度よかった。
そりゃ、2日間で土台から窯本体まで全部完成させよう言うたら、人海戦術でいかなね。
その要所要所のポイントを的確に指示しながらサクサク進めていくと上手くいく。
一人でコツコツやっても2、3週間あったら十分。
何しろ、僕のピザ窯の原点は全長7mの陶芸の穴窯のスケールダウン版。
使った粘土は8t。
ボロの波トタンをズラーッと並べて2tダンプで4車分を次々と降ろした。
それを毎日毎日、延々と鍬で練って、窯の枠の上に盛り付ける作業。
毎日やってりゃ必ず出来る。
特別な技術とか、スペシャルなものはない。
毎日単純な土木作業を繰り返すだけ。
余計な事を考えずに毎日繰り返す。
コレがポイント。
作業に入り、身体を動かせば、「次はどうしよっかなー?」と嫌でも進んでいくもの。
その流れを自ら作るんだ。
急いで、いついつまでに出来ないといけないとか決めるとダメ。
出来るか出来ないかと悩むのなんて、もってのホカ。
決めるのは、「出来るまでやる。」という意思だけで十分。
ひなの村から三つ葉の株を掘って帰って、廃材天国内に移植した。
前にも姫さんが持って来てくれたけど、定着しなかった。
半日蔭のような場所がないからねー。
ひなの村の家の横には竹藪、その下にはフキ、三つ葉が自生してる。
そういう場所なら椎茸の原木を置いておくにも最高の環境。
大きなクリの木やナラもいっぱい生えてる。
そういう天然のロケーションは心底うらやましい。
日本中にある価値のない山村の空き家。
家も土地も金にならんとほっとかれてるけど、僕の眼から見れば宝の山。
丸亀市郊外の開発地帯で廃材ごっこもええけど、こういう環境こそが豊かな暮らしの礎。
たまにこういう環境に行くと余計にそう思うね。
でも!
そういう山が手に入ったら、、、。
という、タラ、レバはNGだ。
ヨソをうらやましがるのは別に害はない。
それでも自分のホームグラウンドでの作業をやりきらないで、妄想にふけってるウチに短い一生は終わりましたとさ、、、ではねー。
それすら人の「好み」。
人の数だけ好みも違う。
人間は自分の好みの選択をしてでしか生きられないようになってる。
それに反する行為は出来ないのだ!
1日目に完成した石と瓦の土台の上に、粘土でピザ窯本体を作る。
2日目はメキシコでの土の家作りに1ヶ月半も参加してきた「わあい」のマサも合流したり、人数も増えた。
まずは固まってる粘土をスコップで砕いて、砂とワラを混ぜる。
長靴でフミフミしてよく練る。
丁度いい固さになったら、地面でトントンして10㎝角のサイコロ状にする。
みんなが土の作業に慣れた頃、僕が竹を割って窯の枠を作る。
竹は真竹に限る。
土壁の中の竹小舞も真竹。
孟宗竹では厚みがありすぎてキレイな形に曲がらないからダメ。
同時進行で、土台の上の窯の底を作る。
これは若干奥に傾斜をとる。
火は高い方へと走るので、傾斜があると効率よく燃える。
そうこうしてる間に竹の枠完成。
今回は窯の内径110㎝、外径130㎝。
内径は最低1mあればいい。
作る場所との兼ね合いで、大きさを決める。
高さは50㎝。
こういうのは今までの経験でアバウトに決めてる。
フラットにならした底面の上に枠を乗せる。
いよいよ粘土ブロックを並べていく。
中学生の女の子たちもサイコロ作りに参加。
かなりの量の粘土のサイコロが必要。
ひとまず外周に並べていく。
窯を壁のコーナーに作ったので、奥が入りづらい。
二段目まで積むと入口のアーチを作る。
ここには比較的固めのサイコロを変形させながら組む。
かなり形になってきた。
ステンレスの煙突を取り付ける。
ここはトタン屋根なので、穴を開けてストレートに出す。
煙突はストレートに限る。
90℃横方向に曲げると引きも悪いし、煤も溜まって掃除が大変。
ま、ピザ窯なんかは毎日焚くんじゃないから、何年も経たないと煤掃除する程は溜まらないけどね。
トタンの継ぎ目は「耐火コーキング」でシールする。
耐熱と防水を兼ね備えたコーキング剤はなかなかない。
「ルトランド社」というアメリカのメーカーのもの。
最後に一番上の粘土を詰め込む。
時々離れて全体像を見ながら表面の凸凹をならしていく。
夕方うまく完成した。
やっぱり人数は要るねー。
2日目は10人ぐらいおったけど、丁度よかった。
そりゃ、2日間で土台から窯本体まで全部完成させよう言うたら、人海戦術でいかなね。
その要所要所のポイントを的確に指示しながらサクサク進めていくと上手くいく。
一人でコツコツやっても2、3週間あったら十分。
何しろ、僕のピザ窯の原点は全長7mの陶芸の穴窯のスケールダウン版。
使った粘土は8t。
ボロの波トタンをズラーッと並べて2tダンプで4車分を次々と降ろした。
それを毎日毎日、延々と鍬で練って、窯の枠の上に盛り付ける作業。
毎日やってりゃ必ず出来る。
特別な技術とか、スペシャルなものはない。
毎日単純な土木作業を繰り返すだけ。
余計な事を考えずに毎日繰り返す。
コレがポイント。
作業に入り、身体を動かせば、「次はどうしよっかなー?」と嫌でも進んでいくもの。
その流れを自ら作るんだ。
急いで、いついつまでに出来ないといけないとか決めるとダメ。
出来るか出来ないかと悩むのなんて、もってのホカ。
決めるのは、「出来るまでやる。」という意思だけで十分。
ひなの村から三つ葉の株を掘って帰って、廃材天国内に移植した。
前にも姫さんが持って来てくれたけど、定着しなかった。
半日蔭のような場所がないからねー。
ひなの村の家の横には竹藪、その下にはフキ、三つ葉が自生してる。
そういう場所なら椎茸の原木を置いておくにも最高の環境。
大きなクリの木やナラもいっぱい生えてる。
そういう天然のロケーションは心底うらやましい。
日本中にある価値のない山村の空き家。
家も土地も金にならんとほっとかれてるけど、僕の眼から見れば宝の山。
丸亀市郊外の開発地帯で廃材ごっこもええけど、こういう環境こそが豊かな暮らしの礎。
たまにこういう環境に行くと余計にそう思うね。
でも!
そういう山が手に入ったら、、、。
という、タラ、レバはNGだ。
ヨソをうらやましがるのは別に害はない。
それでも自分のホームグラウンドでの作業をやりきらないで、妄想にふけってるウチに短い一生は終わりましたとさ、、、ではねー。
それすら人の「好み」。
人の数だけ好みも違う。
人間は自分の好みの選択をしてでしか生きられないようになってる。
それに反する行為は出来ないのだ!
Posted by 陣 at 08:03│Comments(2)
│窯作り
この記事へのコメント
いつの日か、すみれのお宿にもピザ窯を!!!
陣君ちでやったピザ窯作り、楽しかった^0^
陣君ちでやったピザ窯作り、楽しかった^0^
Posted by すみれ at 2012年04月30日 09:14
すみれさん
すみれのお宿御一行のみんなと作ったピザ窯の出来は最高でした。
あの窯が火事で焼失したのは惜しまれますが、そのハプニングがあったからこそ、今の移動式のピザ窯が生まれたのです。
まさに「災い転じて福となす」でした!
すみれのお宿のピザ窯作りには呼んで下さればいつでも作りに行きますよー!
参加するメンバーはたくさんいらしゃるでしょうし。
すみれのお宿御一行のみんなと作ったピザ窯の出来は最高でした。
あの窯が火事で焼失したのは惜しまれますが、そのハプニングがあったからこそ、今の移動式のピザ窯が生まれたのです。
まさに「災い転じて福となす」でした!
すみれのお宿のピザ窯作りには呼んで下さればいつでも作りに行きますよー!
参加するメンバーはたくさんいらしゃるでしょうし。
Posted by 陣 at 2012年04月30日 16:45