廃材天国HP

2012年02月22日

廃材革命

高知のまーくんがコノワタの塩辛と猪の肉を物々交換しに来てくれた。

まーくんは猪や鹿を獲る猟師。
彼の新しいアイデアは超面白い。
高知の山は杉やヒノキの針葉樹の植林だらけ。
ブナの深い森は全国にはまだまだたくさんある。

山奥の道もロクにないような土地は超安い。
そういう山で、水の確保できる所を買う。
で、ユンボをリースして、チョイチョイッと小さな平面を造成する。
船舶コンテナ(10万円台)を買ってきて置く。
多少の断熱工事や窓なんかを付ける。

そういう所を何カ所か作って、ジプシーのように渡り歩くんだと。
何しろ、猟師は獲物を追って移動する。
そこにそういう拠点があると便利なんだと。
元々の仕事が土建屋だけに考える事が違う。

何回かこの日記にも書いてる、僕が備前焼の伝統社会から「こんなんもアリなんかー!」と脱線した原因の牛窓の小向さんもこのコンテナハウス。
4つのコンテナを間隔を開けて置いてる。
その間にスレートで屋根をつけて繋いでる。
そういう部分は廊下や物置き、風呂やトイレにしてる。
非常によく出来てる。

この国では家に金をかけるのが当たり前。
家族で住むなら家賃払うより、買って月に10万返す方がいいということになってる。
それで、30年とかいう途方もない年月支払うんやからねー。
もちろん、それが悪い訳ではない。
好きで素晴らしい仕事をしながら、喜んで払えるなら何の問題もない。
「ローンがあるから辞めるに辞めれんし。」という負のサイクルが大問題。

そこが選択だ。
その選択肢はみんなに平等に与えられてる。
金がないから、時間がないから、能力がないから、、、、というのは事実ではない。
自由な選択が出来にくいのもまた事実。

ほんとはどうか?

事実はそうじゃない。
でも、常識のある現代人であればある程出来ない。
衣食住が足りるのが当たり前になると、他のどうでもええような仕事をして時間がなくなる。
で、時間がなくなって衣食住は金で買うものという本末転倒が起きる。
何でやろー?
その生きていくのに全く関係のない、どうでもええような仕事が出来るのは何故か?
一言で言うと教育やろね。
家庭での。
教育と言えば学校を連想するけどそうじゃない。
家庭での方針。
親の生き方。
要するに親が無意識かもしれんけど毎日やってる選択。
これを子どもは毎日見てる。
良くも悪くも子どもって親の真似をしてる。

コンテナハウスでも廃材ハウスでも、雨漏りのするボロイ民家でも生きていける。
って事を大人がやってないと子どもは分かりっこない。
ムロン子どものためにやってる訳じゃあない。
自分が違和感のあること、「嫌やなー。」とチラッとでも思うことはできない。
それはまたその人によって違うから面白い。

昨日偉大な方の葬儀に参列した。
自然食品店の草分けで、30年前からされてた。
「オカシイことにオカシイと言う。」
「嫌な事は絶対にしない。」
そういう権化のような方だった。
僕はここ3、4年の付き合いしかなかったけど、生きる姿勢として多大な影響を受けた。

僕もまた、若い世代や子どもたちに「これでいいのだ!」と影響を与えつつある。
自分の選択には絶対的な自信と責任を持つ。
自給自足とか、エコなんてものは後から付いてくるオマケ。

自画自賛改め、自画ズサン。

一人で廃材で遊んでるだけ。
活動でも運動でもない。
でもこのママゴトのような生活こそが革命なのだ!





タグ :革命

この記事へのコメント
確かに自由に選択、出来るとわかってていても不自由を感じることがありますね。
Posted by 人脈★吉田けい at 2012年07月28日 03:59
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    コメント(1)