廃材天国HP

2012年02月17日

海鼠腸(このわた)

超大量のコノワタ!!!

海鼠腸(このわた)
ピントが合ってないけど、、、。
こんな大量のコノワタだけって生まれて初めて見た。
「魚の大空」がナマコを大量に仕入れて一日かけて売ったのの内蔵。
「いりますかー?」と聞かれ、「いるいるいるーーー!!!」と三つ返事で頂いた。

海鼠腸(このわた)
ホントは3㌔箱に2杯もあったこの生ワカメを持ってきてもらったオマケ。

昨日も工房でロクロしてた。
大空くんが来たのは昼過ぎ。
その時点で陶芸の作業から、コノワタの処理に作業が切り替わった。

海鼠腸(このわた)
この、腸(?)の中に詰まった泥を出す。

海鼠腸(このわた)
シゴくとウニウニウニッとキレイに出る。
早速味見すると、一瞬で海に飛ばされるーーっ!
美味しいとか旨いとかを超えて、とにかく飛ぶ。

海鼠腸(このわた)
こんなヒラヒラの部分もある。

海鼠腸(このわた)
こんなモワモワのも。

海鼠腸(このわた)
洗ったコノワタは生の塩辛状のビン詰めと乾燥の二種類に加工する。
やりたがりの土歩が干す係。

海鼠腸(このわた)
吊るして乾燥させる。
この乾燥品はコノコといって超高級珍味。
別に高級とかどうでもええけど、初めて作る。

海鼠腸(このわた)
ビン詰め。
こんなのは絶対に流通しない。
超高値で流通させなくていい。
市販のイカの塩辛や塩ウニなんか、ほんっとに残念な味付けばかりでガッカリするもんねー。
流通させる時点で保存料や発色剤、アミノ酸調味料を入れるという自殺行為に走らざるを得ないんやろね。

海鼠腸(このわた)
ナマコ本体もあった。

海鼠腸(このわた)
これが一匹のナマコのコノワタ。

海鼠腸(このわた)
本体は酢漬けにする。

海鼠腸(このわた)
コノワタの処理が終わったのは夜になって。
ワカメを干すのは更にその後になった。

海鼠腸(このわた)
一部はサッと湯通しして、冷蔵と冷凍に。
これをポン酢で食べると最高!
海洋民族バンザーーーイ!!!

海鼠腸(このわた)
洗ってないコノワタはほんのり海水の利いた上品な味。
どっしりとした辛口の酒が合う。
つくづく、日本人に生まれてよかったー。
お母さんありがとう!

いやねーーー。
半日かけても余りある程の価値のある作業。
またこれが、常にコノワタの香りに包まれながらの作業なので超いい気分。
夏にトマトの芽欠きの作業するのとかも最高やもんね。
気分のいい作業こそが、「いい仕事」だ。

そして、陶芸の作業(既に本業とは呼べないレベルやけど)をほっといて、掛かりきりになれるのも嬉しい。
こういう選択をしてよかったと感慨深いね。
僕なんか20代から定年退職してるようなもん。
こういう贅沢を味わうのに「時間がない。」という負の感覚は大敵。
みんな時間は均等に与えられてる。
その大切な時間を何に使うのか?
そこが問われてる。
各々、自分自身に。

僕のような自画ズサンな生き方をやってしまうと、時間泥棒の「灰色の男」は近寄れない。
来ても構わないでー。
どうせ僕には勝てっこないからね(余裕)。







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