廃材天国HP

2009年07月16日

親父のピザ窯完成

ぶんぶん通信上映後、散々呑んで喋った割にはそれなりに早起きして日記もつけて、親父の方のピザ窯作り2日目。
石の土台と窯の床にあたる平面は完成してる。

僕は真竹を割り、窯本体の枠となるアーチ作りに入る。
みんなにはいつもの粘土、砂、ワラに水を入れながら長靴でフミフミ。

枠作りは補助してもらった方がいいので、親父に竹を割ったりしてもらってた。
当たり前やjけど、竹は元が肉厚で先に行くほど薄くなってる。
何もせずにぐっと曲げると、薄い方がよく曲がり、厚い方はテンションが強く、あまり曲がらない扁平なカーブになる。
今まで、厚い方をナタで削ったりして調整してた。
もちろんそこまできれいな形にならないし、それでよしとしてた。
今回!
親父がスゴイ発見をした。
というか、盆栽したり窯作ったり、いろいろ経験のある中では感覚的に知ってのかもしれない。
竹は節の部分が特に厚くて硬い。
その部分をぐっと強く曲げることで全体の曲がりを均一化させることが出来た。 
これによってものすごくキレイな形のアーチが可能になった。
14基目にして「知っとけよ!」って感じの考えたら当たり前の発見をしてしまった。

窯の焚き口の部分もいつもは土でアーチ状にして仕上げるんやけど、親父は知り合いの鉄工所に頼み、立派な開閉式の鉄の蓋を作ってもらってた。
これは焚く時に非常に便利やけど、今までは長い耐火煉瓦でやったり、土のアーチにこだわったりとこの案は採用してなかった。
先日の廃材天国のも土のアーチが美しい。

まんがら農園のいくちゃんの三河本味醂に勤めてた時の話で盛り上がった。
味の母でも福来純でもない、僕にとってはフェイバリットな調味料だけに興味深い。
まず、米焼酎を作る。
ここにもち米と麹を入れて醗酵させて絞って熟成。
1~3年ものを調整の為にブレンドして完成。
自分で作れるよ、といくちゃんは言うが、玄米焼酎の文蔵あたりを買って仕込むと三河本味醂よりも高くついてしまう。

夕方の5時には完成して、片付けまでみんなでやってキレイになった。
みんなが2日間よく手伝ってくれたお陰で完成した。
よく手伝ってくれて「こんな貴重な経験できて最高。」と喜んでくれる。
西条のまんがら農園と内子の秋山家にも何か恩返ししたいな。

秋山まーくんはこれから左官の弟子に入る決心をしている。
親方は年やし、仕事がないからと快諾はしてくれないそう。
心配ないよ。
これから大手はじゃんじゃん潰れていく。
この国の建築に左官の仕事は絶対に必要やからね。
不景気やからこそ手仕事の職人は耐えないといけない。
ジリ貧の大手と今の政府の方針に惑わされてはいけない。

僕もいろいろ勉強したいこと山盛りやー。

      

タグ :味醂左官

同じカテゴリー(手作り、無添加)の記事画像
バジル穂の醤油漬け
ナスペースト
梅干し完成
流しそうめん大会
ドライトマト
消費から生産へ
同じカテゴリー(手作り、無添加)の記事
 バジル穂の醤油漬け (2013-08-03 08:01)
 ナスペースト (2013-07-30 09:00)
 梅干し完成 (2013-07-29 09:07)
 流しそうめん大会 (2013-07-22 08:03)
 ドライトマト (2013-07-19 08:23)
 消費から生産へ (2013-07-02 07:57)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
削除
親父のピザ窯完成
    コメント(0)