廃材天国HP

2011年12月16日

「お好み くうたま」試食会

高松の中央インターから北にちょっと。
ミニストップの裏に瀬戸内スイミングがある。
その2、3軒奥。

「お好み くうたま」試食会
ここはこれから友達の山下さんがオープンさせるお好み焼き屋。
まだ看板がないけど、「お好みくうたま」というお店。

「お好み くうたま」試食会
納屋をリフォームして作ったとは思えないクオリティー。
ご主人が軽天の職人で、こういうリフォームは本業の延長でされたとか。
入口のペアガラスのサッシも現場で出た使えない廃材だと!?
数十年前のスリガラスの古めかしいサッシを使ってるウチとは大違い。
壊す家の廃材じゃなく、建ててる現場から出る新品の廃材を多用して、完全にプロの仕事。
僕とは全く路線が違うだけに、尊敬するやら感動するやら、、、。
無垢材のフロアに靴脱ぎかけたし、、、。

「お好み くうたま」試食会
この15㎜の鉄板は特注だそう。
ウチの薪ストーブに6㎜の鉄板使って満足してたけど、お好み焼きには厚いほどいいんだそう。

「お好み くうたま」試食会
焼きそばの麺は製麺所に特注して北海道産小麦100%。
トッピングに入れるキムチは一から手作りの逸品。

「お好み くうたま」試食会
客席にも鉄板があって、メインの鉄板で焼いてくれたのを熱々で食べられるようにしてる。

「お好み くうたま」試食会
あっこちゃんは「季節の野菜焼き」のレンコンに感動してたけど、僕が感動したのはコレ。
玉ヒモ。

「お好み くうたま」試食会
ソースはもちろん自家製で、化学調味料フリー。
醤油もチョイスできて、何と小豆島の山久の醤油。
マヨネーズは有名な「松田のマヨネーズ」。
お好みの粉は焼きそばとは違って香川県産の「さぬきの夢2000」。

ウチの焼き物を店で使ってくれるし、昨日は販売してくれる器を納めるために行った。
それに合わせて試食会を開いてくれて、源ファミリーも便乗した。

正式なオープンは来年の一月だとか。

最近、県内にもチェーン店のお好み焼き屋の進出が激しい。
いわゆる粉モノは原価がかからない事で有名やけど、ここまで原材料にこだわったお好み焼き屋はないやろねー。
さぬきうどんが有名になって、800店舗とか言うたって100%国産小麦で発酵促進剤フリーの店はほとんどないそうな。
ましてや、昆布、いりこ、干し椎茸、鰹節だけで出汁を引いた店もほとんどない。
のように、お好み焼きも国産小麦どころか、アルミ由来のべーキングパウダーなり、ミョウバンは当たり前。

一から手作りで自分の家族のために作るものと、ビジネスとしてお店で出すものでは立脚点が違う。
ウチのイベント出店なんかはたまにやからええけど、こういう店を構えるというのと、正真正銘にこだわって作るというのとは相反する。
一日一客とか、完全予約制ならいざしらず、こだわった材料だろうが仕込み量が多すぎれば余って捨てることにもなりかねないやろし。
もちろん山下さんも分かってて、「ウチの内容なり味が気に入る人が来てくれればいい。」と。
いわゆるチェーンの外食産業が、万人受けを狙うのと反対の構図。

政治や芸術が権威と金に依存するのと同じく、食べ物ビジネスの問題も儲かってなんぼの世界。
大きくなればなるほど、更に銀行から借り入れて事業を拡大しないといけないという病気産業。
そこから脱却して、小さくても自分の仕事に納得のいく商売がこれから必須。
商売や仕事と自分の送りたい毎日の暮らしを分けては考えられない。
仕事なんてのは自分のライフスタイルの中の一部でしかないんやし。

何がしたいのか?

一体全体、毎日何をして日々過ごしたいのか?
そこにぼんやりとしか答えられないのならそれは実現不能。
明確なビジョンが要る。

みんな違う。
ウチなら毎日薪焚いて何でも手作りする暮らし。
そのおまけで廃材建築や陶芸や移動式のピザなんかがある。

半農半X言うても、人の数だけ好みが違う。
好みが何より大事!

タグ :お好み焼き

同じカテゴリー(同士)の記事画像
お地蔵さまのひとりごと展
「あ~す農場」が居候募集中!
「あ~す農場」からの便り
魚の大空
同じカテゴリー(同士)の記事
 お地蔵さまのひとりごと展 (2013-02-11 09:44)
 「あ~す農場」が居候募集中! (2013-01-23 08:14)
 「あ~す農場」からの便り (2011-12-23 06:39)
 魚の大空 (2010-06-09 06:57)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
削除
「お好み くうたま」試食会
    コメント(0)